この気持ちは永遠！おすすめ青春漫画10選！
目標に向かって突っ走っていくこと、誰かを想って眠れぬ夜を過ごすこと、仲間とバカ騒ぎすること……。大人になると忘れてしまいがちな気持ちを思い出させてくれる青春漫画を10作品厳選して紹介します。
眩しい青春時代を追体験おすすめ青春漫画10選！
若者の日常や成長を描く青春漫画。主人公たちは様々な困難や葛藤に立ち向かいながら、自身の成長を遂げていきます。読み始めたら止まらない青春漫画を10作品厳選しました。
不良だけど正義の味方！？
ＷＩＮＤＢＲＥＡＫＥＲ（１）
あらすじ・作品情報
まこち町の入り口には、とある看板がある。書かれているのは、「人を傷つける者、物を壊す者、悪意を持ち込む者」は「ボウフウリンが粛清する」という文言だ。試し読み・購入はこちら
そんな街にある日、左右で異なる色の髪と瞳を持った青年・桜遥(さくらはるか)が現れる。強い人間を探し歩く中でさっそく、女性に絡むガラの悪そうな男5人組をボコボコにする桜。男たちに自分の顔を覚えておくよう伝えるとさっさとその場を去ろうとするが、助けた女性に引き留められる。見た目や言動から怖がられることの多かった彼は、お礼を言われてびっくり。その女性・橘ことはに誘われるがまま、彼女が営む喫茶店について行き、オムライスをご馳走になる。少し前まで喧嘩や抗争が頻発していたこの街に自分から来るなんて珍しいと言うことは。桜の目的は街の不良高校・風鈴高校らしい。しかしそれを聞いたことはは、桜が風鈴高校でてっぺんを取るのは絶対に無理だと宣言して……？
2021年からWebコミック配信サイト『マガジンポケット』で連載中の本作。「誰かを守るために喧嘩をする」ことをモットーとする風鈴高校で、桜が頂点目指して駆け上がっていく青春不良漫画です。『全国書店員が選んだおすすめコミック2022』では第3位を獲得しました。ぜひ不器用で優しい不良たちの青春をお楽しみください。
等身大の姿が描かれる恋愛模様
アオのハコ 1
あらすじ・作品情報
猪股大喜(いのまたたいき)は、中高一貫のスポーツ強豪校でバドミントン部に所属する中学3年生。中学の部活を引退し、現在は高校の練習に参加中だ。中でも自主練形式の朝練では毎日誰よりも早く来ることを目標にしている。というのも大喜は、いつも一番に体育館へ来て練習をしている女子バスケットボール部の先輩・鹿野千夏(かのちなつ)に恋をしているのだ。しかしバスケの実力はもちろん、人柄もスター性も兼ね備えた時期エースの千夏と、まだまだ発展途上な大喜とでは月とすっぽん。しかし「挑戦しないと絶対勝てない」という考えを持つ大喜は大して気にしていないようだ。とりあえずは名前を覚えてもらい、連絡先を教えてもらえるようチャンスを狙うことに決める。試し読み・購入はこちら
そんなある日、いつものように朝練に訪れた大喜は、体育館前に座る千夏の姿を見つける。どうやら体育館がまだ開いていないらしい。大喜は話しかける絶好の機会だと考えて……？
2021年から『週刊少年ジャンプ』で連載中の本作。スポーツ強豪校を舞台に、部活に情熱を燃やす大喜と千夏の恋愛模様を描きます。『次にくるマンガ大賞2021』ではコミックス部門8位、Global特別賞を受賞しました。部活漫画としても恋愛漫画としても楽しめる本作で、ぜひ青春の一コマをご体感ください。
【完結】出会ったことで変わっていく正反対の主人公二人
ルックバック
あらすじ・作品情報
小学4年生の藤野は学年新聞で4コマ漫画を描いている。ストーリーも絵も面白いと毎週評判で、クラスメイトからは将来の漫画家だともてはやされることもしばしばだ。試し読み・購入はこちら
そんなある日、担任教師に呼び出された藤野は、隣のクラスの京本に学年新聞の4コマ漫画枠を一つ譲ってもいいかと尋ねられる。不登校の京本は学校には来られないが、漫画に興味があるらしい。「ちゃんとした絵を描くのってシロウトには難しいですよ？」と薄ら笑いを浮かべつつも了承する藤野。しかし、翌週配られた学年新聞には、圧倒的な画力で描かれた京本の漫画が掲載されていた。「京本の絵と並ぶと藤野の絵ってフツーだな」隣の席の男子が発した何気ない言葉に藤野の心は深く傷つく。「4年生で私より絵ウマい奴がいるなんてっ絶っっ対に許せない！」涙を流しながら帰宅したその日から、藤野は遊びも勉強もそっちのけで絵の特訓を始めて……？
2021年、Webコミック配信サイト『少年ジャンプ＋』で掲載された読み切り作品です。正反対の性格でありながら「漫画」を通して心を通わせた二人の少女の姿を描きます。『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』で知られる藤本タツキによる作品です。『このマンガがすごい！2022』ではオトコ編の第1位を獲得しました。公開されるや否や一躍話題になった本作をぜひ一度ご覧ください。
【完結】漫画家として働くことの楽しくも苦しいリアルな描写
バクマン。 モノクロ版 1
あらすじ・作品情報
真城最高(ましろもりたか)＝サイコーは絵が得意な中学3年生。小学生の頃は絵のコンクールで何度も賞状をもらっていたが、14歳になった今、彼が目指すのは良い高校・良い大学に進み、普通に生きること。大人の言う「良い子」として生きてきたサイコーは気づけば人生に楽しみを見いだせなくなっていた。試し読み・購入はこちら
そんな彼は人知れずクラスメイトの亜豆美保(あずきみほ)に想いを寄せている。授業中もノートに彼女の横顔を描くほど夢中だが、冷めた考えを持つサイコーに、亜豆との関係を発展させようという勇気はなかった。放課後も友だち付き合いより勉強を優先するサイコー。しかし帰宅して通学カバンを開くと亜豆の似顔絵が描かれているノートがない。どうやら学校に置き忘れてしまったらしい。すぐに取りに戻ると、教室には学年トップの高木秋人(たかぎあきと)＝シュージンが。彼はなぜかサイコーのノートを手にしていて……？
2008年から2012年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された本作。絵が得意なサイコーと物語を考える才能があるシュージンの二人が、バディを組んでプロの漫画家を目指します。『DEATHNOTE』や『プラチナエンド』を生み出した大場つぐみ(原作)と小畑健(作画)による作品です。2010年にTVアニメ化、2015年には実写映画化、2021年には2.5次元舞台化されました。厳しい現実の中で必死にもがく二人のまぶしい姿をぜひご刮目ください。
自分と向き合わなくては前に進めない芸術の世界
ブルーピリオド（１）
あらすじ・作品情報
高校2年生の矢口八虎(やぐちやとら)はいわゆる不良。友人と朝まで飲み明かすのは日常茶飯事で、今日もスポーツバーで一晩過ごし、ラーメン屋で朝を迎えた。しかし家で飲み直そうとする友人たちとは異なり、八虎は学校へ行くらしい。彼は金髪にピアスという見た目に反し、学年でもトップレベルの成績を誇る優等生なのだ。愛想のよさも相まって、彼のことを慕うクラスメイトは多かった。しかし、テストで高得点を取ることも円滑に人付き合いを進めることも、八虎にとってはノルマをクリアする感覚に近い。決して天才なのではなく、相応の努力に対して結果が出ているだけなのだが、それを理解してくれる友人が少ないことに八虎は少しの虚しさを感じていた。試し読み・購入はこちら
そんなある日、八虎は選択美術の授業で「私の好きな風景」というテーマの絵を描くことになる。効率の良い単位取得のため、無難にやり過ごそうと考えるが……？
2017年から『月刊アフタヌーン』で連載中の本作。とあるきっかけで絵画に目覚めた八虎が、東京藝術大学を目指し芸術の世界にのめり込んでいく姿を描いた青春漫画です。「マンガ大賞2020」では堂々の大賞を受賞しました。2021年にTVアニメ化、2022年には2.5次元舞台化された話題作です。ぜひご覧になり、絵を描くことを通して自分と向き合う八虎の苦悩をご体感ください。
読者の心を掴むストーリー展開と、独特の世界観
3月のライオン 1巻
あらすじ・作品情報
桐山零(きりやまれい)はプロ棋士として生きる17歳の高校生。家族も友人もいない彼は、川沿いの小さな町で一人暮らししている。今日も、必要最低限の物しかない、がらんとした部屋で目を覚ました零。制服に着替えた彼が向かったのは千駄ヶ谷にある将棋会館だ。対戦相手は育ての父親である幸田。将棋にのめり込むきっかけともなった彼との対局は、零の圧勝であっさりと幕を閉じる。「強くなったな」優しく声をかけながら、急に家を出て行った零のことを心配する幸田。しかし零はその言葉をまっすぐ信じられずにいた。試し読み・購入はこちら
対局帰り、自宅の最寄り駅にある公園でたそがれる零のもとに、一通のメールが届く。送り主は川本ひなた。零はひなたの姉・あかりに、酔いつぶれていたところを助けてもらって以来、川本家に何かとお世話になっているのだ。しかし対局のことで気分が優れない零は、ひなたからの夕食の誘いを断ろうとするが……？
2007年から『ヤングアニマル』で連載中の本作。若くしてプロ棋士となった零が川本家の3姉妹をはじめ、さまざまな人と交流しながら成長していく姿を描きます。『ハチミツとクローバー』でも知られる羽海野チカによる作品で、2016年にはTVアニメ化、2017年には実写映画化されました。「第35回講談社漫画賞」一般部門、や「第24回文化庁メディア芸術祭賞」マンガ部門大賞など数多くの受賞歴があります。厳しい将棋の世界に挑む零の姿をぜひご覧ください。
【完結】個性豊かな4人の絆と、どこまでも眩しい高校生活
虹色デイズ 1
あらすじ・作品情報
高校生の羽柴夏樹(はしばなつき)は初めての彼女ができて浮かれている。中間テストも終わり、クリスマスに向けてデートプランを考えようと友人たちに声をかけるが、みんなつれない態度。モテ男の松永智也(まつながともや)=まっつんと、愛想のよい見た目とは対照的にドSな趣味を持つ片倉恵一(かたくらけいいち)=恵ちゃんは、それぞれ自分の彼女とのプランを考えるのに忙しいらしい。頼みの綱の直江剛(なおえつよし)=つよぽんも趣味の漫画制作のためにさっさと帰ってしまったようだ。しかし、家でわがままな姉たちに囲まれる夏樹は、清純な雰囲気を持つ今の彼女にゾッコン。なんとしてでも初めて二人で過ごすクリスマスを成功させたいと考えていた。するとそこに彼女から会いたいとの電話が。デートプランを考えるのであれば彼女を見せろというまっつんと恵ちゃんから逃げるように放課後デートへ繰り出すが、二人はついてきて……？試し読み・購入はこちら
2012年から2017年にかけて『別冊マーガレット』で連載された本作。夏樹、まっつん、恵ちゃん、つよぽんの4人の男子高校生が、友情に恋に大忙しの高校生活を駆け抜けていく姿が描かれます。2016年にTVアニメ化、2018年には佐野玲於さん、中川大志さん等フレッシュな実力派キャストで実写映画化されました。馬鹿馬鹿しくもまぶしい青春をぜひお楽しみください。
シビアな世界でお互いを高め合う登場人物たち
ランウェイで笑って（１）
あらすじ・作品情報
藤戸千雪は小4にして身長158cmという抜群のスタイルを持つ女の子。父親が代表を務めるモデル事務所・ミルネージュ所属の雫さんのように、パリコレに参加するのが将来の夢だ。試し読み・購入はこちら
しかし、そのまま1cmも身長が伸びることはなく、千雪は高校3年生を迎える。ショーモデルとしてはありえない低身長。2年前には社長から直々にクビを宣告されたが、彼女はまだミルネージュのモデルとしてパリコレに出ることを諦めていなかった。今日もオーディションに挑み、審査員の雫さんに酷評されてしまう美雪。他の事務所を紹介されるが、美雪にとってはミルネージュでモデルをすることが何より大切なのだ。
次の日、進路希望票の回収を任された美雪は、同じクラスの都村育人(つむらいくと)から提出した進路票を書き直したいという相談を受ける。しかし放課後になっても再提出される気配がない。千雪は仕方なく彼が所属する手芸部の活動場所へ足を運ぶが……？
2017年から2021年にかけて『週刊少年マガジン』で連載された本作。ショーモデルとしては致命的な低身長の千雪と、服作りの才能はあるが目指すためのお金がない育人が、それぞれ夢の実現に向かって一途に突き進む姿を描きます。「マンガ大賞2018」では人気作がひしめく中6位を獲得。2020年にはTVアニメ化もされました。ぜひ本当にやりたいことを追求する二人の姿をご刮目ください。
箏にかけるそれぞれの想い
この音とまれ！ 1
あらすじ・作品情報
倉田武蔵(くらたたけぞう)は箏曲部に所属する高校2年生。しかし大好きな先輩たちが卒業した今、箏曲部の部員は武蔵一人きりで、廃部の危機を迎えていた。しかし生徒たちはマイナーで地味な箏曲部に関心がなく、「まだあったんだ」と言われてしまう始末。しかも部室は不良たちのたまり場となっており、先輩たちと過ごした場所にかつての面影はなくなっていた。試し読み・購入はこちら
ついに入学式を迎えたある日、新入生の勧誘に勤しむ武蔵は、不良たちに部室から出ていってくれと声をかける。そんな武蔵にいらだった不良たちは、二度と箏をひけなくなるよう彼の腕に向かって足を振り下ろそうとする。あわやというそのとき、不良に向かって飛び蹴りをかましたのは、今日入学したばかりの1年生。なんと昨年、警察沙汰の事件を起こしたという噂がある久遠愛(くどおちか)だった。しかも彼は、不良たちを追い払ったかと思うと、武蔵に手書きの入部届を渡してきて……？
2012年から『ジャンプスクエア』で連載されている本作。武蔵や愛をはじめ、時瀬高校箏曲部に集まる部員たちが切磋琢磨していく姿が描かれます。2019年にTVアニメ化、2.5次元舞台化されました。2017年には登場人物たちの演奏をイメージしたオリジナルCDを発売し、「第72回文化庁芸術祭賞」のレコード部門で優秀賞を受賞。武蔵たちを通して、部活にかける青春のまぶしさ、そして箏の楽しさを知ることができる本作をぜひご覧ください。
スターを目指して練習に励む個性豊かな少女たち
かげきしょうじょ！！ 1巻
あらすじ・作品情報
大正時代に創設された、未婚の女性のみで構成される紅華(こうか)歌劇団。入団するためには、音楽学校で厳しい訓練をこなさなくてはならない。試し読み・購入はこちら
かつて国民的アイドルグループのメンバーとして活動していた奈良田愛は紅華音楽学校の記念すべき100期生。入学してからまだ数ヶ月しか経っていないが、朝から夕方まで厳しいレッスンが続く毎日に、同期たちは飽き始めているようだ。特に安道先生が担当する演劇の授業は座学ばかりでみんなうんざりしていた。しかし話を聞いていた同じく同期の渡辺さらさは「安道先生に言ってみたらどうでしょう」とにこり。彼女はいつも先陣を切って余計な発言をしてしまうキャラクターなのだ。
そんなある日、安道先生の例の授業中、さらさが突然挙手する。どうやら本当に直接、不満を言うつもりらしい。他の先生のモノマネを挟みながら堂々と発言する姿に、愛は思わず感心してしまい……？
2012年から連載中の本作。紅華歌劇団への入団を目指す少女たちの熱い友情や努力が描かれた青春漫画です。2021年にはTVアニメ化もされました。個性豊かな少女たちの中にきっと自分だけのお気に入りキャラクターを見つけられるはずです。夢の舞台に向かってひたむきに努力を重ねる少女たちの毎日をぜひご覧ください。