作品レビュー
[ 2022-11-26 ]
ボールペン軸の入れ替えからノートカバーの改良、レザークラフトによるペンケース、スマホケース作成など改造の域にとどまらない。改造の方向性に同意しかねる部分もそれなりにあるが、手を動かすことを拒否する人が増える中、「ないものは自分で作る」という考え方には全面的に同意できる。気に入らない延々と文句を言うだけで何もせず、挙句、文句を言うどころか、言わなくても直してもらえて当然という態度では何も解決しない。やはり自分で手を動かしてこそ得られる物がある。
[ 2019-05-26 ]
ないものは、あるものをつかってつくればいい。
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僕は、ほとんどのものを自作することができない。メーカーさんが生み出したものをありがたく使っている。
これはこれでありがたいのだけど、帯に短し襷に長し、ということも多々ある。
だから、製品は完成品より半製品がいい、というのが持論だが、文房具に関しては、そういうことを考えたことがなかった。
ところが、こんな本に出会ってしまった。
いろんな改造が出ているが、メインは、モンブランなどの高級ペンに、好きなリフィルを仕込む、という行為だ。
僕は近年は、ボールペンはジェットストリームとフリクションボールしか使わない、と決めているので、使えるものが限られてくる。
あんまりカッチョわるいペンはいやなので、畢竟ビジネス用みたいな、高級安物的ペンになってしまう。
そうか、こいつら、改造すればいいのか。
リフィルの太さ、長さを調整するような簡単なものから、手作り御朱印帳、革のスマホケースなど様々なことが掲載されている。
やっぱりペンの改造が一番楽しい。
モンブランのマイスターシュテュックに蛍光ペン。
モンブランの筆ペン化。
ボールペンに万年筆インク。
モンブランのシャーペン化。
実際にやってみよう、という改造は多くはない(そもそも、うまくいかなかった、なんてのも載っている)。
しかし、文房具という完成品を、半製品の座にひっぱりこんできてくれた功績は大きい。
[ 2019-04-07 ]
文房具好きにとってのカスタマイズは永遠の課題かも。自分の好きな文房具を、自分の使いやすいようにカスタマイズするなんて、気になってしょうがない。すぐにできるもの、ちょっと手間のかかるもの、ちょっとやそっとじゃできないものなど、いろいろと紹介されている。やるかやらないかではなく、こういうやり方もあるんだっていうことを知るだけでも面白い。
[ 2019-03-04 ]
20年くらい使っている、お気に入りのティファニーのボールペンがあるのがですが、油性ボールペンなので、勉強にも使い辛くて、ハイテックとか、フリクションの芯が入ればなーと、いつも妄想していたのですが、それをやってのけるのがこの本。
革でオリジナル文房具も作れます。
[ 2019-02-19 ]
[墨田区図書館]
図書館の新書本コーナーで目をひいた本。私自身、"改造"とまではいかなくても、三色ボールペンの1色が切れた際には、他の単色ボールペンの芯を適当に切ったりはったりして代芯として活用したりと、色々"いじくりまくる"派なので、この発想、作業には共感と興味を持てた。唯一違うとしたら、この人のように、"洗練された"、"高価な"文具に対しての思い入れかな?ただざっと見、嵩張るものとか革に対してそれほど興味がないので、実質的に使ってみようという具体例はさほどナシ。しいて言えば、チョコ菓子ケースを鉛筆削りに改造するやつかな?でもケースの蓋が外れやすいなら別のもので改造したいけど。