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現代語訳 論語と算盤

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作品情報

あらすじ

日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。

作品詳細情報

タイトル:
現代語訳 論語と算盤
ジャンル:
心理・思想・歴史哲学・思想
著者:
渋沢栄一守屋淳
出版社:
筑摩書房
掲載誌:
ファイルサイズ:
1.2MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2012-8-8 ]

  「人間の弱点として、どうしてもモノのほうに目が行きやすいため、精神面を忘れてモノ偏重になる弊害が出てくる・・・・・、金銭を万能のものとして考えてモノの奴隷となっている・・・。」
  幕末から大正にかけて生きた事業家、渋沢栄一が残した言葉を編集したとされる「論語と算盤」。岩崎弥太郎や三井、住友などの財閥とは一線を画し、事業は利益のためだけにするのにあらず、国のため民のために行うべし、道徳をもって遂行すべし、との言葉が響く。かっての日本にはこんな人物もいたのか、と驚かされると云えようか。
  しかし、この渋沢をして嘆かせるのが、維新後に導入された資本主義によってもたらされる数々の弊害。とりわけ人々が利に走り、モノやカネが第一となって道徳がおろそかになってきた風潮に深く憂慮する。これが維新から僅か40年しか経っていない頃の話というから、いかに日本が急激に西洋経済に毒されてきたかが伺えるというものだ。さらに云う「考え方が幼稚で道徳心を持っていない者ほど、この傾向が強い」のだとも。
  この平成の現在、まさにこのことが大きな問題だと指摘されているが、既に明治の末において萌芽していたことがわかる。そしてこの問題の背景は、やはり教育の後退だという。100年も前にこうして指摘されていながら、ますますスパイラル的に落ちてきている現代のこの国はいったい・・・・・。
  我が子のことしか考えないモンスターペアレントや自己保身に汲々とする教師や学校。今回の中学生自殺問題を見るまでもなく、日本に蔓延する害毒は計り知れない。道徳教育が即軍国主義に繋がるとばかりに、ヒステリックに日教組やエセ平和主義者たちによってないがしろにされた教育だが、そのツケは限りなく大きい。

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