ブックパス

ページの移動

キャンセル

OK

キーワード

セーフサーチ

成人向けコンテンツの制限

並べ替え

価格

円 〜

条件追加

カテゴリー

ビジネス

趣味・実用

小説

雑誌

コミック

女性コミック

男性コミック

ラノベ

現代語訳 福澤諭吉幕末・維新論集

ブックコイン・WALLETポイント

0(今月中に0コイン失効 0

作品情報

あらすじ

福澤諭吉の著した数多くの評論の中から、幕末・維新期の社会の様子を鋭く観察し画期的な提言が冴える四編を厳選して平易な現代語訳とした傑作選。旧幕臣の勝海舟・榎本武揚を筆で斬り、賊軍の首魁として散った西郷隆盛を弁護する。過去の封建社会・身分制の実情を浮き彫りにし、官尊民卑の風潮に痛烈な批判を浴びせ、民に用意された無限の可能性を力説する―新しい時代にふさわしい鮮やかな筆致で「この国のかたち」を大きく描き直す過程において何が必要か、我々に大きな示唆を与えてくれる。

作品詳細情報

タイトル:
現代語訳 福澤諭吉幕末・維新論集
ジャンル:
心理・思想・歴史哲学・思想
著者:
山本博文福沢諭吉
出版社:
筑摩書房
掲載誌:
ファイルサイズ:
4MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2012-5-1 ]

 本書は、福沢諭吉の数多くの評論のなかから「旧藩事情」「痩我慢の説」「明治十年丁丑公論」「士人処世論」を現代語に翻訳したものであるが、現在読んでも興味深く面白いと思った。
 「旧藩事情」は、150年も前の日本社会の実情を手にとるようにあらわしている。しかも福沢諭吉は「この冊子は今は陳腐であったとしても、50年の後には逆に珍しく貴重な書物となり、歴史家の一助となるに違いない」と前書きで語っているなど、充分にこの書の価値を自覚しているなど、さすが幕末・明治を代表する知性人と驚嘆する思いがした。
 「痩我慢の説」での勝海舟と榎本武揚への批判の内容は、現在の目からは同意できにくい点もあるかと思ったが、これが当時の武家階級での教育をうけたもの達の価値観であったのだろうと、興味深く読めた。
 福沢諭吉は、明治政府につかえることはなく、在野の教育人として活躍した有名人であるが、くの教え子が「福沢山脈」として明治期の社会の各層で活躍し、強い影響力を誇ったと聞く。しかし、そのキャラは本書ではよくわからないようにも思える。
 本書は、福沢諭吉の知性人としての一面はよくわかったが、福沢諭吉個人の顔があまり見えないようにも思え、ちょっと物足りなく感じた。

同じ著者の作品