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あらすじ・作品情報
二十七歳になるアンの心の細かな動きを追い、サマセットシャの田舎の秋の自然のなかに、切ない愛の悲しみが奏でられる。作者最後のこの作品を、ヴァージニア・ウルフは最も退屈で最も美しいと評した。「物語の進め方も、主人公アンの人間像とその恋との描出も、落ちついた、深みをもった、淡いものである。一見淡々としているようでありながら、底にはものやわらかな暗愁の気がこもり、さり気ない筆つかいのうちに人生の機微をするどくとらえ、人間心理の屈折を追求している。近代におけるもっともすぐれた心理小説の先駆といっていい」訳者はこう語る。
- タイトル:
- 説きふせられて
- 著者:
- 阿部知二ジェーン・オースティン
- 出版社:
- グーテンベルク21
- 掲載誌:
- ブックパス配信開始日:
- 2016/01/15
- ファイルサイズ:
- 0.3MB
- 配信方式:
- ストリーミング、ダウンロード