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リルケ詩集

価格:480(税抜)
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作品情報

あらすじ

現代抒情詩の金字塔といわれる「オルフォイスへのソネット」をはじめ、二十世紀ドイツ最大の詩人リルケの独自の詩境を示す作品集。

作品詳細情報

タイトル:
リルケ詩集
ジャンル:
小説海外小説一般
著者:
リルケ富士川英郎
出版社:
新潮社
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.7MB
配信方式:
ダウンロード

作品レビュー

[ 2014-5-5 ]

20世紀初頭に活躍した詩人・リルケの小品集です。よく名前を耳にする詩人なので、教養のあるインテリとして一度は読んでおくべきだ、という実に邪な動機で手に取った本です。

とても読むのに時間がかかる、まさに「詩集」という感じの本です。しかし、まるでわけの分からない言葉が飛び交う前衛的な詩ではなく、素直に読んで素直に感じ入ることのできるストレートな作品という印象があります。

少し頭のおかしいわたしの心情にフィットしたものは「予感」(P.57)でした。

"下のいろいろな事物がまだ身じろぎもしないのに
私は吹き寄せる風を予感し それを生きなければならない"


単純に綺麗だと思ったフレーズ、まずは下記を挙げておきたい。

"あなたの円い枝からは香りが流れ
あなたは私が見張っているかどうかを訊ねはしない
恐れもなく 樹液の中に溶け込んで
あなたの深い生命が静かに私のそばを上ってゆきます"(P.21)


ぞくぞくするような鮮やかさのある「ナルシス」(P.152)も気に入っています。

"こうしてそれは彼女の夢の中で 甘い恐怖にまで
高まったのだろうか? 既に私にも彼女の恐怖がほとんど感じられるのだ
なぜなら 我を忘れて見つめるとき
私には思われるのだから その私の姿が致命的だということが"


訳文は特に気取った感じもなく、とても滑らかな日本語に仕上がっていました。欲を言えばもう少し注を増やして頂けると、より理解が進むと思われます。ギリシャ神話を題材にした詩が多く、あまりそういうものに興味がない方には、詩の背景がわかりにくいかもしれません。

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