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殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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作品情報

あらすじ

5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか? 執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す――。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。

作品詳細情報

タイトル:
殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―
ジャンル:
社会・政治・法律社会社会学
著者:
清水潔
出版社:
新潮社
掲載誌:
ファイルサイズ:
6.4MB
配信方式:
ダウンロード

作品レビュー

[ 2017-3-8 ]

「桶川ストーカー殺人事件・遺言」の著者でもある清水潔さんが書いたノンフィクションである。
清水さんは2007年より「足利事件」の追跡を開始し、確定していた無期懲役囚・菅谷さんは冤罪ではないかとの疑問を持ち、捜査の矛盾点や謎を継続報道。DNA再鑑定をすべきだと提起し続けた。
2009年、日本初のDNA再鑑定により犯人のDNAとの不一致が判明。
菅谷さんは釈放された。
清水さんは文藝春秋において数ヶ月にわたりレポートを掲載。
菅谷さんの釈放時にも迎えのワゴン車に同乗していた。
何故こんな冤罪事件が起きたのか。
清水さんはひとつひとつ丁寧に検証し、自身で取材をしながら真実へと迫っていく。
「ルパン」と呼ばれる真犯人。
実は清水さんによってすでに警察には情報が流されている。
しかし、少しも事件解決に向けた捜査は進展していない。
これは何を意味するのか?
警察の威信とは何だろう?
人間がすることだ。科学捜査における信憑性も時代とともに変化する。それは仕方のないことだろう。
だが、間違いに気付いたときにどう対応するのか。
そこにすべてがかかっている。
腐った組織は隠蔽工作に走り、自浄力のある組織は反省すべき点を反省し二度と同じ過ちを繰り返さないよう努めるだろう。
はたして警察はどちら側の組織なのだろうか?
清水さんを突き動かしているのは「怒り」なのだと思う。
突然奪われた未来、冷酷な犯人によって断ち切られた未来。
残された家族の慟哭など犯人は理解できない。できないからこそ、こんなにも残酷なことができるのだ。
「ルパン」もこの本を手に取って読むのだろうか?
せめてほんの少しでも後悔の念があるのなら、逃げきろうなどということは考えないでほしい。
罪を犯した者は相応の罰を受けるべきなのだから。

清水さんの思いは「あとがき」に詰まっていた。
大抵のことなら取り返しがつく。何とかなる。やり直せる。私はそう信じて生きている。
だが「命」だけは違う。唯一無二。
どれほど嘆こうが取り戻すことなどできない。
一日も早く真犯人が逮捕され、真実が明らかになるよう願っている。
けっして許してはならない悪もこの世にはあるのだから。

【足利事件とは?】
1990年5月12日、足利市にあるパチンコ店の駐車場から女児が行方不明となる。
翌朝、近くの渡良瀬川の河川敷で遺体となって発見された。
犯人として菅谷利和さんが逮捕され、起訴され実刑が確定して服役していた。
しかし、遺留物のDNA型が再鑑定により判明。
再審で無罪が確定した。

【北関東連続幼女誘拐殺人事件とは?】
・1979年8月
足利市の八雲神社境内で遊んでいた近所の5歳女児が行方不明となる。
6日後、渡良瀬川近くで全裸でリュックサック詰めにされた状態で遺体となって発見される。
リュックサックは市内業者の特殊仕様によるもので数十個しか販売されていない。

・1984年11月
足利市パチンコ店より5歳女児が行方不明となる。
1986年3月8日、自宅から1.7km離れた場所で白骨死体として発見される。

・1987年9月
群馬県新田郡尾島町で8歳女児が自宅近くの公園へ遊びに出かけたまま行方不明となる。
1988年11月27日、利根川河川敷で白骨死体の一部が発見される。

・1990年5月(足利事件)
詳細は上記にて記載

・ 1996年7月
群馬県太田市のパチンコ店で4歳女児が行方不明となる。
未だに何も発見されておらず失踪事件となっている。

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