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いきどまり鉄道の旅

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作品情報

あらすじ

延々と繋がって来たレールの最終地点“いきどまり”には何がある?水郡線、真岡鐵道、鶴見線、大井川鐵道……選りすぐりの「いきどまり駅」を巡る、鉄道“奇行”エッセイ!小坂俊史氏の解説マンガ付。

作品詳細情報

タイトル:
いきどまり鉄道の旅
ジャンル:
小説旅行・紀行
著者:
北尾トロ
出版社:
河出書房新社
掲載誌:
ファイルサイズ:
14.7MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2017-12-8 ]

箸休め的お気楽読書をしようと手に取ったのだけど、意外にも読みごたえがあって、結構熱心に読みふけってしまった。いやもちろん、北尾トロさんなんだから、まったく肩の凝らない書きぶりで、とぼけ加減が絶妙なんだけど。

どこにもつながっていない「いきどまり鉄道」に乗りに行き、終着駅周辺を見て回る、ただそれだけ。へんにほめたり感傷的になったりせず、感じたままが書かれている。「これが今の日本だ」なんていう決まり文句もない。そこが気持ちいいと思った。何よりいいのは、鉄道旅のルポでありながら、テツ成分が薄いことだ。あとがきに「真摯に『テツ』の道を追求する方々の役にはこれっぽっちも立たないです」とある通り。鉄道の成り立ちとかの説明が、細かい蘊蓄なしのほど良さで、とても読みやすかった。

登場するのは主に関東のいきどまり鉄道で、ほとんど乗ったことのない路線ばかり。地図帳を前に置いて、「ふむふむ、ここか」と確認しながら読む。こことここをつなげるはずだったんだなあとか、この先が廃線になったのかとか、地図を参照するとよくわかり、より楽しめる。まず今後も行くことはなかろうという地名を見ていると、何だか不思議に旅情めいたものを感じてしまう。

一番へぇーっと思ったのが、JR鶴見線の支線の終着「海芝浦駅」。テツでないのでまったく知らなかったが、なんと駅から出られないのだと。東芝社員専用の駅だそうだが、そんなものがあるなんて。ちょっと行ってみたくなった。

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