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世界で一番かわいそうな私たち 第三幕

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作品情報

あらすじ

フリースクール〈静鈴荘〉に通う岩瀬知香は、中学校への復学を強要する母親との問題に悩んでいた。彼女が学校に行けない「本当の理由」を告げられた新米教師の佐伯道成は、先輩教師の舞原杏と救済の道を探す。そして明らかになる杏に隠された「世界で一番かわいそうな夫婦」の秘密。戦後最大の未解決事件が起きた十年前に時計の針は巻き戻され、すべての罪は白日の下にさらされる。シリーズ完結巻!

作品詳細情報

タイトル:
世界で一番かわいそうな私たち 第三幕
ジャンル:
小説国内小説一般
著者:
綾崎隼
出版社:
講談社
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.8MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-5-30 ]

「小さな恋のショートケーキ」
初恋に気付いた少女。
彼を好きになるのはいいが、彼と今後どうなりたいかによってはとても辛い思い出になるだろうな。
彼が隠している秘密が彼女に知れた時、彼女はどんな思いで彼を見るのだろうか。

「千切れた羽で蝶はそれでも」
半分の真実と隠れたもう半分。
親心としては少し噂を耳に挟んだ程度で自分の子を護る事に全力になるだろうが、この年頃の子供には親には知られていない事など数え切れないくらいあるのにな。
彼女が本当に隠したくて逃げたい理由を話した時、両親まで敵になったらと思うと怖くて話せないだろうな。

「杏と詩季と瑠伽」
始まっていない恋。
彼女は何を思い彼と居るのか分からないが、彼はそれを理解したうえで一緒に居るのだろうな。
二人の関係は知れば知るほど歪でおかしな夫婦だが、二人が終わりを決めない限り続くのだろうな。

「たとえば私が枯れた薔薇なら」
彼が最後にしたい事。
彼女の母親の想いはとても共感出来るが、ただただ真実は彼女の知るものよりも残酷で生々しい物語であるからこそ本人の思いを優先させるべきだろうな。
彼が決めた事に迷いはないのだろうけれど、二度も傷付けられる少女を見ているのは辛いな。

「今はもういない二人の物語」
幸せを夢見た若者。
どれだけ無理な要求だったとしても二人共夢があり目指したいものがあったから、許婚などという要望にも応えたのに片割れが亡くなった途端扱いが酷すぎる。
子供を道具以外に見ることが出来ないのは自分たちも同じ目にあってきたからだろうが、それをまた子供たちに押し付けるのは間違ってのではと思うが名家ならではなのかもしれないな。

「彼女が噛み砕いた愛について」
彼が伝えたい言葉。
何年も一人で罪を背負い時効まじかにこの場に来たからこそ、彼はこれだけの言葉を伝えようと思ったのだろう。
二人の未来には誰も干渉出来なかったが、全ての元凶になり得た彼からの言葉だからこそ届いたのかもしれないな。

「杏と詩季」
長年の蟠りを経て。
四年も共にすごしてきたのに本音で話したのが初めてとは、どれだけ互いに互いの本当を見なかったのか分かる台詞だな。
彼には彼の想いが彼女には彼女の想いが、当たり前の事だが二人にとっては格段に大切な事を少しずつでも互いに知るべきなんだろうな。

「優しい贈りもの」
本当に最後の大仕事。
子供たちに自ら過ちを話、その場に当事者として傷ついた者を再び傷付けると分かっていても正直に話した彼は凄いな。
全てお見通しのような彼女でも、人である限りこんな事のその後なんて分かりもしないが帰れる場所を与えてくれるだけでも彼女は壊れてなんかいない優しい人に思えるな。

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