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作品情報

あらすじ

1959年、皇太子明仁のご成婚パレードの日、一人の少年が皇太子とその妻に石を投げた。三島由紀夫はその行為に「天皇と国民が個人として対話をする」というテロルを見て戦慄し、石原慎太郎はそれを隠蔽しようとした。そして即位した明仁天皇が行ってきたのは、かつて庵野秀明が描いた人類補完計画が成ったかの如き、統合の実践としての感情労働だった。『少女たちの「かわいい」天皇』から一時代を経て書かれた、「終わり」の平成天皇論。

作品詳細情報

タイトル:
感情天皇論
ジャンル:
社会・政治・法律社会社会学
著者:
大塚英志
出版社:
筑摩書房
掲載誌:
ファイルサイズ:
4.8MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-7-26 ]

なんの権力も持ちえない戦後の天皇は
要するに一個の「感情労働者」にすぎなかった
かつて神で今は人間という
ダブスタのようなそうでないような一族の立場にあって
平成の天皇が発した「お気持ち」に対し
時の総理大臣である安倍晋三は、国民を代表して共感を表明
のちに国会を通じて特例法を成立させた
しかしそもそも天皇は「お気持ち」を発したわけではなく
「共感」を望んだわけでもなかった
自らの「意見」として、自らの役割を「機能」と表現することにより
天皇のあり方、受け止められ方に理論的な一石を投じようとしていたのだ
…と、大塚英志は言う
それを無視した特例法は
あくまで天皇の人間性をないがしろにするものだと
そしてまた大塚は
皇后美智子や皇太子妃雅子に向けられたバッシングへと言及し
皇室の「人間」によって行われた意志決定が
国民によってたかって否定されてきた歴史をとりあげ
それらを通じて、天皇とは何か
また「個人」とはなんなのかを考えようとする
方法としては
同時代のサブカルチャーに描かれてきた天皇
あるいは天皇的なるものを参照する
それが「感情天皇論」だ

しかしまあ序章と終章だけ読めばいいような気はします
最後に「少女たちの『かわいい』天皇」を批判したのは良かったが
それならいっそ全て自作批判でまとめるべきだった
「マダラ」「サイコ」「贖いの聖者」など
個人的にいろいろ言いたいことはある

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