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作品情報

あらすじ

スタンフォードで必須とされるリーダーシップ講義。
心理学者が学生たちに教える「人心の科学」とは


世界最高学府・スタンフォード大学で「必須」とされる
リーダーシップ論の授業。
それを受け持つ心理学者が
「支持が生まれる仕組み」と「最高の求心力が身につく方法」を、
科学的なエビデンスを総動員して分析!

・人は、「優秀な人」が嫌い
・一人の声が「全員の総意」になり、「悪評」が定着する
・リーダーには「努力賞」は存在しない
リーダーが日々対峙するチームメンバーに働く「集団心理」。
集団心理を分析して見えてきた、求心力あるリーダーに必須の資質「アサーティブ」とは?

アサーティブ・リーダーの実態、
そしてアサーティブ・リーダーになるために必要な「4つのリーダーシップ」を
身につける具体的な方法を科学的根拠とともに紐解く。

現職のリーダーも、これからリーダーになる人も、
全組織人が「知っておくべきこと」と「具体策」をこの一冊に凝縮――。

作品詳細情報

タイトル:
スタンフォード式 最高のリーダーシップ
ジャンル:
ビジネス・経済仕事の技術・スキルアップビジネス教養
著者:
スティーヴン・マーフィ重松
出版社:
サンマーク出版
掲載誌:
ファイルサイズ:
1.7MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-5-14 ]

 リーダーシップを学ぶ上では、人間の心と行動の両方を扱う心理学が基盤となる。なぜならば人はシステムやロジックではなく心で動くのであり、まさにリーダーが現実的に向き合う事象である。リーダーという立場にある者だけでなく、一人ひとりが自分のリーダーになる、すなわち皆がリーダーシップを獲得することがこれからの時代には求められており、また組織としても強いのである。
 リーダーが直面する現実として、まず「強いリーダー」はチームとして機能しない。リーダー自らが弱さを認め、優越感や内向き志向に陥らないことが、メンバーからの共感や信頼を生む。加えてリーダーは、チームが持つ「集団としての性質」にも向き合わねばならない。集団心理においては個性が埋没し、合理性や正しさでは評価されず、現状維持バイアスが働きがちである。しかしこれからの不確実な時代においては、一人ひとりがリーダーシップを獲得することが重要となってくる。
 目指すべきリーダー像として、「アサーティブ・リーダー」が挙げられる。その特徴は、エゴと謙虚さ、強さと弱さ、パッシブとアグレッシブ、自分と他者のバランスを取ることである。まずは自分を知り、自分を尊重することで、他者の心を知り、共感する力が身につく。
 リーダーシップの土台となるのが、「オーセンティック・リーダーシップ」である。その方法として、➀弱さを認める、②役割性格を越える、③人と比べない、④生涯の大きな目的を見つめる、⑤集中力を高めて脳の可塑性を高める、の5つが挙げられる。ありのままの自己の姿で、言葉と行動を一致させる習慣が重要である。
 次に、人を育て、奉仕するリーダーシップとして、「サーバント・リーダーシップ」が挙げられる。リーダーが独走したり、成果を独占したりするようでは、部下からは信頼されないし、チームとして破滅してしまう。セーフスペースという環境づくり、ポジティブな方向へ導く質問、部下に主体性を持たせることによって、メンバーの能力を引き出して成長させることができる。また、部下の失敗の責任は必ずリーダーにあり、彼らのセーフティネットになる必要がある。
 次に、才能を開花させ、変容をもたらすリーダーシップとして、「トランスフォーマティブ・リーダーシップ」が挙げられる。まずはリーダー自らが、変われるという成長マインドセットを持つ必要がある。そしてメンバー自らが変わろうとするためには、物語性の目的で感情にアプローチすることでモチベーションを上げ、正論や論破ではなく具体的なフィードバックを細目に与え、結果だけでなくプロセスも評価することで、成長の可能性が高まる。
 最後に、互いの違いを尊重し、持続可能なチームをつくるリーダーシップとして、「クロスボーダー・リーダーシップ」が挙げられる。違いとは、自分らしさを形作る個性であると同時に、人と人の交流を分断する壁にもなる。まずはその壁の存在を認め、かつ想像力を働かせる必要がある。年齢や男女、ステレオタイプの壁などチームを断絶する壁は幾つも存在するが、それらの違いを互いに認め合う「CQ:異文化理解の力」を高めることが、多様性という「個人の壁」を生かすことにつながる。
 以上、4つのリーダーシップを身につけて、「アサーティブ・リーダー」となることが、あなた個人の力を最大限に引き出すことになると同時に、リーダーであるあなたが果たすべき責任でもある。

誰よりも優秀で強いリーダーが、メンバーから信頼され、チームとして機能するかというと、そうではない。リーダー自らが弱さを認め、メンバーを信頼し、尊重し、共感し、支援し、モチベーションを上げることが重要である。なぜなら人は、リーダーの正しさや仕事の力量についていくのではなく、心で動く生き物だからである。

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