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君に友だちはいらない

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作品情報

あらすじ

「人間のコモディティ化」「ブラック企業」……時代を読み解くキーワードを生んだ前著『僕は君たちに武器を配りたい』(2012年ビジネス書大賞受賞)から2年……ジュンク堂池袋本店で漫画『ワンピース』を抑えて年間1位、東大生協でいちばん売れる気鋭の学者でエンジェル投資家の瀧本氏の書き下ろし新刊。テーマは、グローバル資本主義を生き抜くための「武器としてのチーム」だ。

作品詳細情報

タイトル:
君に友だちはいらない
ジャンル:
ライトノベルラノベその他
著者:
瀧本哲史
出版社:
講談社
掲載誌:
ファイルサイズ:
29MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2018-3-31 ]

著者の思考というか人となりがわかるエピソードを一つ。
学生時代、著者が部のOBとして顔を出してくれたことがあった。
弁論大会を前にした特別指導といった趣だったと記憶している。
場所を移し懇親会となった。店に入ったときの人の流れで、私は彼の前か横の席になりそうになったのだが、彼が「君と話してもメリットないなあ。」とつぶやいたことで、私は彼とは離れた席に座ることになった。
誤解のないように言うと、当時はまだ、彼は本を書くような人でもコンサルタントとして名が売れていた人でも無い。
単に、大会の出場メンバーに稽古をつけるために来たのだから彼らを自分の近くに配置してくれないか、という程度の意味だったと思う。
部の懇親会のようなものでも目的意識をもって参加していて、「友だち飲み」「部活飲み」をしたくて来たわけではないのだ、と。
そういったものは無意味だとこの本でも強調されていて、言わんとしていることは当時からまったく変わっていない。
ええ、「君に友だちはいらない」のだと。
とはいえ、初対面の人にわざわざ口に出して排除される経験というのも珍しく、彼をテレビで見かけたとき、すぐに思い出した。
自分はと言えば、その部のもつエリート臭が好きになれず、席を置きながらもほとんど活動には参加しない幽霊部員として四年間を過ごした。
唯一熱心に参加したのは、その部のOBが選挙に出馬するというので運動員として選挙事務所に入り浸ったことくらい。それだってほとんどはバイト代とウグイス嬢の女の子が目的で(もう時効だろうが結構なバイト代が出たのだ)、純粋な部活動とは言えまい。
そんな自分が、四半世紀ほどを経て、全く異なるレベルとはいえ、投資家という同じ職業を名乗っているのも不思議な感じがする。
無理やり総括すると、学生時代もその後も、核とした目的を持たず興味の赴くまま、それから時には会社に求められるまま、無駄なことばかりしてきたようだけれども、その無駄の中のいくばくかが自身の投資判断には役立っていて、ただどれが無駄だったかそうでなかったかを先見的に知ることが出来ない以上、投資家稼業を進めるにあたって、無駄なことなんてなかったなー、と。
だから、同じ世界で生きるものの端くれとして、彼のようにメリット・デメリットだけで物事を判断する生き方とは正反対の意思表明をしてみたくなったり。
そんなことを考えさせられた一冊。

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