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ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

三上延
(2080)
読み放題
価格:590(税抜)

【読み放題再生期限】 11/20 0:00まで

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作品情報

あらすじ

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。

作品詳細情報

タイトル:
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
ジャンル:
小説国内小説一般
著者:
三上延
出版社:
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
掲載誌:
ファイルサイズ:
3.8MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2013-2-6 ]

ずいぶん以前から話題になっていたようだけれど、ようやく読了。正直なところ、マンガの原作かな?と思わせる表紙のせいだったのか、今まで手に取ることもなかった。
なんとなく見始めたドラマの方が先行する結果となり、それが思いの外おもしろくて、図書館で借りてきたというわけ。
私の周りの読書仲間さんは、キャストがかなり納得いかない様子で、「とにかく読んでみて!」とのことだった。

北鎌倉で古本屋「ビブリア古書堂」を営む栞子さん。
人見知りが激しく、人と親しくなるにはだい分時間がかかりそうだが、本のこととなると人が変わったように生き生きと語りだす。
事件現場に駆けつける訳でなく、状況や経緯を聴くことで解決への糸口を見つけ、絡まっていた糸をほぐすように、事の次第を明らかにしていく。
最初に事件を持ち込んだ大輔くんも栞子さんの店で働くようになり、大輔くんが仕入れた情報をもとに栞子さんが本にまつわる事件を解決する。


おもしろかった。
もっと早く読めばよかったなと少しばかり、損した気分。
坂木司さんや近藤史恵さんのライトミステリーを彷彿させる。
栞子さんの本に対する愛情が読書好きにはたまらない。
その上、舞台は北鎌倉。
かなり私のツボをついてきますね。


4つの短編からなるが、2つ目の中年のホームレス・志田さんと高校生の奈緒のくだりはとてもいい。志田さんが『落穂ひろい』から引用する、

「なにかの役に立つといふことを抜きにして僕たちがお互ひに必要とし合ふ間柄になれたなら、どんなにいいことだらう」(P154)

は、素直になれず、とがった奈緒が本当は繊細な心を持て余し、自分でもどうふるまったらよいか分からず虚勢を張っているのを緩め、溶かしていくきっかけとなっている。
この先もこの2人が登場してくれたら、いいな。


また、4つ目の話の中で、栞子さんと理解しあえると感じ始めていた大輔くんがふとしたことから、信じることに疑問を感じ離れそうになるけれど、私には栞子さんが大輔くんを信じているからこそのふるまいなんじゃない?、と感じてた。
そう、大輔くんに伝えたかったけれど、ムリなわけで・・。
やきもきしているうちに、結局また2人はもとの状態に戻ってきていて、何やかやと心配したのに・・とまた、おせっかいな気持ちになっていました。
あちこちに見守りたい関係があって、この先も大変気になります!

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