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逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録

価格:506(税抜)

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作品情報

あらすじ

警察官を振り切って自宅マンションより逃走した日から逮捕されるまでの二年七ヵ月、どこでどのような生活をし、何を考えていたのか。北は青森まで、そして四国、沖縄、関西、九州の各地を電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。英国人女性殺人事件で逮捕・起訴された市橋達也が「逃げた後、捕まる」までを綴る。拘置所からの、懺悔の手記。

作品詳細情報

タイトル:
逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録
ジャンル:
小説国内小説一般
著者:
市橋達也
出版社:
幻冬舎
掲載誌:
ファイルサイズ:
1.2MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2017-6-28 ]

2017/6/16読了

犯人が主体になると、変に感情を入れ込んでしまうからいけない。
殺人をしたうえで逃亡をし続けた「悪者」だということを
しっかりと認識したうえで読み進めていくべきなのだ。
ただ、逃げる目的は「さらし者になりたくない」
という極めて自分本位のもの。
これだけでよくもまあいばらの道を走り抜けたものだ。全国を駆け巡り、2年7か月も生きてきたものだな。
そのバイタリティは本当に驚愕する。
「執念」すら感じる。


なぜ被害者を殺したかとか、自分のことについてはほぼ触れておらず、逃げる日々、時に働き、時に様々なことを思い、が少しだけ挿入されるだけの逃亡記。
この日本でこれだけ生活できる、というのもすごいというか、受け皿が存在しているというのも、ある意味救いなのだろうか。
彼は冷静で、時に怒り狂うこともあるが、客観的に自分を見ることができる。
ただ、自分で整形や抜糸をしようとしたり
ネコと奇妙な生活をしてみたりと、時折くるっている場面が見受けられる。


どんな人生でどんな過程でこうなってしまったのか
正直言って、手記の中ではわかることはできない。
ましてや、お遍路で被害者が生き返ると本気で思ってしまったりと、正気じゃない言い回しがところどころにある。
よくよく考えてみればとことん狂っているのだ。

逮捕されてから、今、彼は何を思うのかは知らない。
狂気の中で逃げている人はもしや我々の近くに存在しているかもしれない。


「読み物」としては、なかなかに面白いものであった。
ゴールデンスランバーをふと思い出してしまったり。
ただこの手記は許されたものではない。