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冥談

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作品情報

あらすじ

庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路。

作品詳細情報

タイトル:
冥談
ジャンル:
小説ホラーホラー(国内)
著者:
京極夏彦
出版社:
KADOKAWA / メディアファクトリー
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.4MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2014-1-19 ]

好みは別れるであろう、この冥談と先日読了した幽談。それを分け隔てるのは実に僅かな違いなのかもしれない。オレは幸いこの冥談を後に読んだのだけども、それは個人的にはとてもよかったように思える。薄ら寒さだとか、怖気といったものは幽談の方が強いが、冥談には幽談になかった「人の死者や冥界に対する畏敬の念」だけでなく、人の生命の儚さや哀しさも内包していて、それを知らず知らずのうちに紐解いているからなのではないかと思っている。
つまり、幽談は「人ではない何か」だからこそ恐ろしいのであり、冥談は登場人物の目線を通して「人の想い」に触れている。それは「人の業」といい換えてもいい。だからこそ、人が人としてイマジネーションの中に立ち現れるのだ。そして、既に現世にはおらず、冥界に逝ってしまっている人は、実に儚げに、そして哀しげに僕に微笑みかけるのだ。
「キミがその現世から居なくならないと、もうぼくたちは会えないのだよ」と。

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