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地球200周! ふしぎ植物探検記

山口進
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作品情報

あらすじ

世界一大きく、世界一臭く、七年に一度咲き二日でしおれるショクダイオオコンニャク(インドネシア)。その存在は伝説として知られていたものの、現地での撮影に成功した者は世界でわずかしかいない。その中の一人が、自然写真家として地球200周分の撮影旅行を重ねてきた著者である。本書にはこの花の貴重な写真のほか、土のなかで咲くラン(リザンテラ・ガルドゥネリ)、メスバチそっくりの唇弁を垂れ下げハチと「交尾」するラン(スリッパー・オーキッド)など、進化の極みともいうべき植物を紹介。あまりにも不思議な進化を遂げた理由、巧みな花粉の送粉システムにも迫り、美しくも深遠な世界を満喫する。

作品詳細情報

タイトル:
地球200周! ふしぎ植物探検記
ジャンル:
サイエンス・テクノロジー農業・農学
著者:
山口進
出版社:
PHP研究所
掲載誌:
ピーエイチピーサイエンスワールドシンショ
ファイルサイズ:
14.9MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2015-3-31 ]

ショクダイオオコンニャクやラフレシア、珍しいランなどなどを全12章にわたって、それらを求めて行った探検の様子から送受粉のしくみまでをわかりやすく解説したエッセイ。淡々と、なんでもないように珍しい植物との邂逅を扱っていますが、想像するに、とんでもない探検ではあると思うのです。砂漠で野宿していたり、標高4500メートルの高地で植物を撮影していたりですから。地球200周と銘打ってありますが、著者は空路、海路、陸路、あわせてそれくらいの距離を旅してきたそうです。だからこそ、調査慣れしているから、たんたんと簡単な調子で、苦労を感じさせない強さでもって文章をつづっているのかもしれない。それにしたって、いろんな植物がその繁栄のために、昆虫などとの共生関係を結んでいるのがわかります。うまく相互にWinWinの関係でなりたっているんですよねぇ。共生、共進化というものは深くて興味深いテーマです。えてして、人間は独自に狡猾なその知性によって、自らの手で進化してきたかのように感じる人もいるでしょうけれど、人間だって共生、共進化なしには今のようなカタチにはなっていないでしょう。そこを、「そうかな?」だとかってピンとこないのは、人類の驕りなのだと思います。ぼくもあんまりピンとこないほうなので、まだまだ驕りの人類のひとりであるのでしょうね。

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