[このレビューにはネタバレが含まれます]
チェック項目9箇所。どちらのやり方が優れていて、どちらが悪いというものではありませんが、脳の構造や心理的な特徴、社会的な風習などから、「男性的」「女性的」なコミュニケーションというものが存在します。結婚披露宴などで初対面の人間だらけの「男テーブル」ができてしまうのも不幸のもと、男性たちは途端にそわそわし始めます、お互いの年齢もわからず、職業もわからず、肩書きもわからない状況だと、不安でどう接していいかわからないのです。「横社会」ならではの辛さもあります、女子の人間関係は「みんな仲良し」で「友達と一緒にトイレに行く」世界なので、その「つるむ」ルールからはみ出すことができません。男性の「成長」に対して女性は「変身」を好みます、お母さん役に変身、お父さん役に変身など、「ままごと」が持つ芝居的な要素も、女性を惹きつける魅力のひとつでしょう。非常に直感的なものなので、「かわいい」にルールはありませんし、女性は男性から「〇〇ちゃんはリボンのデザインが好きなんだね」「君は青い服が好きなんだ」などと言われるのを嫌います、「私の『かわしい』を勝手に決めつけないでよ!」と感じるのです。男性は恋人にとってのいちばんでありたいし、と同時に不特定多数の女性からもたくさんモテたい、これが本音です。いっぽう女性は、不特定多数の男性からモテることにあまり興味がありません、というのも、女性は恋愛において受け身の存在です、そのため、「攻撃」よりは「守備」に重きを置くことになります、結果として、好きでもない男に言い寄られてめんどうなことになるよりは、自分が好きな一人の男性だけに愛されたいと感じるのです。お母さんが普通に行っている作業は、脳が「マルチタスク」だからこそできること、右脳と左脳の連結が弱い「モノタスク」な男性の脳では、とうてい対応できません。多くの女性が仕事に求めるのは「やりがい」、仕事内容そのものが楽しいか、誰かの役に立っていると感じられるか、自分でなければできない仕事なのか、人間関係や風通しといったしょくばの雰囲気や、将来的なことを考えて育休産休制度、福利厚生を気にする人もいます。
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