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反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

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作品情報

あらすじ

悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。

作品詳細情報

タイトル:
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
ジャンル:
心理・思想・歴史哲学・思想
著者:
草薙龍瞬
出版社:
KADOKAWA / 中経出版
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.5MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2018-6-28 ]

生きることには苦しみが伴う
苦しみには原因がある
苦しみは取り除くことができる
苦しみを取り除く方法がある
 サルナートでの5行者への開示
   サンユッタ・ニカーヤ

これを4つの真理 という

001
すべての悩みは、たった一つのことから始まっている
そこさえ分かれば、どんな悩みも解消できる

003
すべての悩みを根本的に解決できる方法
「ムダな反応をしない」こと

怒りや不安や暗い気分が出てきたら、すばやくリセットして解消すること
余計な反応をしてしまうことで、余計に不幸になっているから

004
心のムダな反応を止めることで、苦悩から脱する方法

その内容は
大きく二つ
1.心の反応を見る ヴィパッサナー、マインドフルネス、座禅
2.合理的に考える ムダな反応をしない、悩みを増やさない

実用的で、合理的な、楽しく生きる方法

第1章 反応する前に「まず理解する」

1.悩みがある
2.悩みには理由がある
3.悩みは解決できる
4.悩みを解決する方法がある

036
心の状態を正しく見る

1.心の状態を言葉で確認する
たとえば「私は緊張している」と確認する
インターネットし過ぎたときは
「ダラダラしすぎて心がざわついている」
「疲れを感じているな」
「気力が弱ってるな」
心の状態にぺたりとラベルをはって、客観的に理解する。
「歩いている」
「掃除をしている」
「作業している」
「運転をしている」
「青信号を見てる」
「黄信号で注意してる」
「赤信号で注意してる」
心の状態、からだの動作を、言葉で表して、客観的に認識する習慣を身に付ける。
言葉で確認する作業を通して「反応から抜け出せる」ようになる。

2.からだの感覚を意識する
感覚を意識する。
ストレスや疲れがたまった心をリフレッシュする抜群の効果がある。

からだの感覚を見つめるように心がけていると、感覚を意識する、よく感じとることの意味が分かってくる。
同じ要領で
「お腹が膨らんだ、萎んだ」
「鼻を出入りする空気の感覚」を感じとるようにする。

この2つの方法
1.言葉で確認する
2.感覚を意識する
ブッダの生きていた時代にはsatiと呼ばれていた。
禅の世界では「念じる」
瞑想の世界では「マインドフルネス」と呼ばれている。

心の状態をよく見ること
体の状態をよく意識すること
この2つの作業を通して、ムダな反応は止まり、心は静まり、深い落ち着きと集中が可能になる。

039
3.頭の中を分類する
心の状態を、もう少し観念的に理解する
1)貪欲
2)怒り
3)妄想

042
妄想をリセットする方法
「今妄想している」と言葉で客観的に確認すること。
ラベリング
妄想vs視覚
妄想vs感覚
妄想ではなく視覚、感覚のほうに意識を集中させる練習を積んでいくと、妄想から抜けることが上手になる。

歩きながら心をきれいにする習慣
からだの感覚を意識する発想があれば
スポーツでも、ウォーキングでも、ヨガでも、体を使うことなら何でも活用できる。

歩いているときは、「右、左」と頭の中で確認しながら、足裏の感覚を感じとるようにする。
鼻孔を出入りする空気の感覚や、肺の膨らみや萎みを
「吸っている、吐いている」と、言葉を使って感じとるようにする。

045
悩みはいつも「心の内側」に生じる。
だから、「心の外側」にある体の感覚に意識を向けることが、悩みから抜ける最良の方法。

046
○悩みの原因は心の反応
○心の反応の背後には「求める心」「7つの欲求」がある
○心の状態を理解するには
 1.言葉で確認する
 2.感覚を意識する
 3.貪欲・怒り・妄想の3つに分類する

この理解によって、苦しみを作り出す、心のムダな反応を解消していく。

正しい理解とは

自分の主観や見方を差し引いて
あるものを「ある」とだけ、ありのままに、客観的に、ニュートラルに見ること

正しい理解に、反応はない。ただ見ているだけ。動揺しない。余計なことを考えない。
徹底したクリアな心で、自分を、相手を、世界を、理解すること。

048
正しい理解こそが、苦しみを乗り越えていく道

解脱 パーリ語vimuttiヴィムッティ
   英語 emancipation
自由、解放という意味。

ブッダの教え
正しい理解によって、人間の苦悩から自由になる方法

人は「求める心」によって、苦悩する。
ゆえに、あなたは、「求める心」を、正しい道に立つことで手放せ。
そして再び「求める心」に囚われて、苦しみの人生に戻らないようにせよ。
スッタニパータ「彼岸への道」の章

050
ムダな判断をしない
人が悩む理由のひとつは、判断しすぎる心にある。
判断とは
この仕事に意味がある、とか、ない、とか。
人は生きる価値がある、とか、ない、とか。
私と他人を比較して、優れている、とか、劣っている、とか。
「どうせ自分なんて」
「うまくいかないのでは」という不安や心配も、判断。
「あの人は好き、あの人は嫌い」も判断。

こうした判断は、不満、憂鬱、心配事など、たくさんの悩みをつくる。

もしムダな判断をしなくなれば、心はスッキリして軽くなる。

目覚めたものは、人間が語る見解、意見、知識や決まりごとに囚われない。
彼は良し悪しを判断しない。判断によって心を汚さない。心を汚す原因も作らない。
ブッダは、正しい道のみを説く。かくして「わたしが」という自意識から自由でいる。
スッタニパータ「心の清浄について」の節

055
ブッダは人が抱える苦しみ悩みを、そのままに見ます。

人は3つの執着によって苦しむ。
1)求めるものを得たいという執着
2)手にしたものがいつまでも続くようにという執着
3)苦痛をなくしたいという執着
では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。
それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である「執着」が完全に止んだ状態なのだ。
サルナートでの5人の行者への開示 サンユッタ・ニカーヤ


057
人が苦しみを感じるとき、その心には必ず「執着」がある。

かなわなかった過去の願いが、苦しみを生んでいる。
こんなはずではなかった、という判断が、苦しみを生んでいる。
相手はこうあるべきだ、という期待要求が、苦しみを生んでいる。
これらの執着を手放さなければ、自分も相手も、苦しみ続ける。

どんな判断であっても、執着すると、苦しみが生まれる。

「こうあるべき」という人生のこだわりや、他者への期待は、ただの判断。
あたまの中にしか存在しないから、妄想。

本来「ない」ものを「ある」と思ってしまう真理を「顚倒てんどう」と呼ぶ。

060
過去も、判断も、ぜんぶ手放す。そして、楽になる。

061
道を生きる者は、灯火をもって暗室に入るかのごとく、光明をもって人生の闇を抜けるであろう。
道を得るとは、智恵の光ー正しい理解と考え方ーを得ることであるから
42章経

財産や容姿は普遍の宝ではない。求めることは得られぬことが多い。
しかし、道だけは心のままである。
これを実践すれば、心を害するものは何もない。
遊女アンバパリーへの励まし マハーパリニッバーナ・スッタ


人を苦しめる判断のひとつに、自分は偉い、正しい、優れている、という肯定しすぎる思いがある。

慢心は、いっときは心地よいが、高慢、傲慢、プライド、優越感は、結局、不満やうぬぼれ故の失敗を招き、損をします。

自分も他人も判断しない、が一番良いのです。

自分が、あの人が、という思いが「心に刺さった矢」であることに、人は気づかない。正しく見る者に、苦しみを繰り返すこだわり(自意識)は存在しない。
ウダーナヴァルガ「観る」の章

063
私が言葉を語るのは、相手に利益となる場合である。
真実であり、相手に利益をもたらす言葉であれば、ときに相手が好まない言葉であっても、語るべきときに語る。それは相手への憐れみ(慈悲)ゆえである。
アバヤ王子との対話 マッジマ・ニカーヤ

065
自分は正しいという考えから離れてみる

ウダーナ 象のたとえ

人間は、一部しか見ていないにもかかわらず、すべてを理解した気になって、自分は正しいと思い込んでいる。

067
正しく理解するものは「自分が正しい」と思うこと(慢)がない。
だから、苦しみを産み出す「執着の巣窟」(わだかまり)に引き込まれることはない。
スッタニパータ あるバラモンとの対話の節

070
それではチュンダよ、このように考えて、自らを戒めよう。
荒々しい言葉を語る人もいるかもしれないが、私は荒々しい言葉を語らないように動力しよう。
自分の考えに囚われている人もいるかもしれないが、わたしは自分の考えに囚われないように心がけよう。
間違った理解や思考を手放せない人もいるかもしれないが、わたしは正しい理解と思考が身に付くように頑張ろう。
見栄やプライドにこだわる人もいるかもしれないが、わたしは見栄やプライドから自由でいられるように精進しよう。
自分をよく見せたがる人もいるかもしれないが、わたしはありのままの自分で生きていくように努めよう。
チュンダへの諭し スッカレ経 マッジマ・ニカーヤ

わたしは慢心という病にかかっている
と素直に認める。
懺悔さんげ、慎み、という時間をもつ。
074
自分を否定しない。どんな時も。

どんな人にも失敗することはある。
大事なのは、そこで、凹まないこと。
決して、自分を否定しないこと。

人によっては、劣等感や挫折感によって、自己否定してしまう。
現代には、自己否定して苦しんでいる人が多い。

自己否定をやめるエクササイズ
「あ、判断した」に始まる3つの方法

1.一歩、一歩と外を歩く
2.広い世界を見渡す
3.私は私を肯定する、と自分に語りかける

「私は私を肯定する」
この肯定は世間で言われる積極思考とは異なる。

判断を止めれば、人生は流れはじめる

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