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沖縄式風力発言 ふぇーぬしまじま講演集

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作品情報

あらすじ

つなぐものとしての言葉の力が沖縄では生きている。

池澤夏樹が沖縄移住を果たした後、沖縄の島々で語った講演録集。池澤は精力的に島々を周り、実に様々な島人たちと対話をしていた。島の風、社会の風、言葉の風、平和と戦争の風を受けて、時には重く、時には軽妙に、沖縄を語り、世界を見つめる。沖縄の状況について考えるために、今改めて必読の書。

【目次】
平和の素(沖縄島・那覇市)
沖縄の言葉(沖縄島・那覇市)
人と自然の関係(南大東島)
ハワイイについて(渡名喜島)
書物の力(沖縄島・那覇市)
ジャック・マイヨール(粟国島)
北海道の話(渡嘉敷島)
戦争の起源(沖縄島・知念村)
沖縄は日本を救うか?(ヤマト・東京)

【著者】
池澤夏樹
1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。
http://www.impala.jp

作品詳細情報

タイトル:
沖縄式風力発言 ふぇーぬしまじま講演集
ジャンル:
小説エッセイ・随筆
著者:
池澤夏樹
出版社:
ボイジャー
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.6MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2013-9-10 ]

沖縄に関連した講演の記録。わたしは池澤夏樹がとてもすきなので、沖縄の古本屋で見つけて即買いしました。沖縄の出版社から出た本らしい。著者プロフィールつけてくれよ、あと本文のフォント馴染みなくて読みにくいよ、とかおもったけれども、地方出版社は応援していきたいなあとおもいます。
戦争が民主化して、近代化して、人間の枠には収まらなくなった、っていう文明論的説明はおもしろいなあとおもったし、ハワイイのはなしも、ハワイイ紀行読もうっておもった。まあ池澤文学もそれなりに読んできたことだし、こういうことを言っている池澤夏樹はどういうひとだろうなあってことを自分なりに考えながら読みました。池澤夏樹は、地域の共同体や土着の文化にとても関心の高いひとであり、だからこその沖縄への関心の高さがあるのだと思いますが、でも池澤夏樹自身は根無し草のようなひとで、そんな彼が地域性に対し見せるオブセッションのあり方は非常に矛盾をはらんだ、逆説的なものだとおもう。そのあたりに彼は自覚的なのかなあ、彼にとっては大きな問題ではないのだろうか、疑問におもった。あと、自然/文明、田舎/都市、などに対し、意外なまでにステレオタイプな見方をしている。共感できる部分は多々ある一方で非常に一面的ではないかと思わされるところがある。このひとがあんなに求めている多様性というもの。多様性って、それでいいのかなあ。池澤夏樹ほんとうにすきなんだけど、全面的に肯定できるかと言われるとけっこう迷いますわたしは。

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