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作品情報

あらすじ

この地球は今、絶滅の危機に瀕している。毎年5万種の生物が姿を消しているとも言われる現在、地球は六度目の「大絶滅」に突入している可能性が高い。その原因を探るために、一見して無関係に思える「核開発」という主題に取り組む本書は、やがて「ニュー・パンゲア(超大陸)」と呼ばれる現代世界の姿に突きあたり、究極の問いに出会う……。前代未聞のテーマに全身全霊を捧げた著者が現実を直視し、真に思考する驚愕の書!

作品詳細情報

タイトル:
絶滅の地球誌
ジャンル:
サイエンス・テクノロジー数学・物理学・化学科学
著者:
澤野雅樹
出版社:
講談社
掲載誌:
ファイルサイズ:
3.3MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2017-1-30 ]

本全体の内容を反映したものではないが、印象に残った部分を。
テロリストとはだれか。「テロリスト」とはあらゆる身分秩序から排除された者である。彼らは法の下にないゆえに、「容疑もなければ、犯罪の要件すら充たすことなく即座に殺してよい者となる」(263)。「テロリスト」と名指された瞬間、この条件は充足され、その素性や詳細は問われることなく殺される。翻って、「殺されたからにはテロリストにちがいない、という倒立した判断すら罷り通る」(263)ことになる。
「一般人」の秩序から排除されたとき、あるいは排除された・されていると感じたとき、「一般人」は「テロリスト」となる。あるいは、誰かからそう名指されたとき、自らそう名指したとき、その瞬間「一般人」は「テロリスト」となる。そして、行為や素性が問われることなく殺されるがままとなる。なぜなら、殺されたからには「テロリスト」であって「一般人」ではなかったからだ。
したがって、「一般人」は「一般人」の秩序やカテゴリーから外れないように常に警戒し、逆に、ただちに誰かを「テロリスト」と名指すことで、自らが「テロリスト」でないことを明かすべく、つねに相互に監視しあい、相手を出し抜こうとするだろう。共謀罪が成立した世界とはこのような世界である。「テロリスト」とは名指しの問題以上でも以下でもない。「一般人は対象外」という答弁のロジックが孕む違和はここにある。

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