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明日の子供たち

有川浩
(80)

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作品情報

あらすじ

三田村慎平は転職先の児童養護施設で働き始めて早々、壁にぶつかる。生活態度も成績も良好、職員との関係もいい〝問題のない子供〟として知られる16歳の谷村奏子が、なぜか慎平にだけ心を固く閉ざしてしまったのだ。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日がやってくる。先輩職員らに囲まれて成長する日々を優しい目線で描くドラマティック長篇。

作品詳細情報

タイトル:
明日の子供たち
ジャンル:
文学・詩集日本文学
著者:
有川浩
出版社:
幻冬舎
掲載誌:
ファイルサイズ:
1.5MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2018-12-4 ]

児童養護施設で働くスタッフと、児童たちとの交流を描いた「ドラマティック長編」。
小説中に、一人の児童が施設の実態をよりよく、世間に知ってもらおうと、作家に手紙を出す場面がある。
解説を読んで、その解説者(当時の児童=書中奏子)が実際に著者に手紙を送って、この小説になったということを知った。
この小説で特に訴えていることのひとつに、親と一緒に暮らせないことより、親と一緒に暮らせないことを欠損と見做す風潮が問題だと。
彼ら彼女らにとって、そこで暮らすことは「かわいそう」と見做されることが、一番傷つくことなのだと。
読み進むにつれ、奏子や久志たち児童の懸命に生きる様に、覚えず愛おしくなってしまうのは、老残の身だからだろうか。
新米スタッフ三田村と彼を指導する和泉とのほんわかムードも、著者の作品の特徴でもあり、楽しめた。
この小説を、より多くの人たちが読み、児童養護施設に関心を持ってもらいたいものだ。
また、児童養護施設は社会の義務であると思われているが、負担などではなく、未来への投資であるはずだと主張されている。こう考えれば、現在問題となっている保育園待機児童問題なども、解決が容易となるのではないか。

書中、施設長が児童に、「みんな、人生は一回だけなのに、ご本を読んだら、本の中にいる人の人生もたくさん見せてもらえるでしょ」と、語る場面がある。
読み手を含め、本を読む者にとって、我が意を得たりと、共感したことだろう。

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