友だちに本音を言えないストレスを、ぬいぐるみにぶつけていた少女。ある日、相ついで体調をくずした両親のそばで、ぬいぐるみが動いたような気配を感じ・・・・・・「愛しのぬいぐるみ」。冷蔵庫の奥に黒いシミを見つけた少女。そのシミは、しだいに人の形に変わりはじめて・・・・・・「ごくらくの箱」。ほか、不気味な影につけねらわれた少女たちを描く、最凶の４編を収録。　【目次】75時間目　愛しのぬいぐるみ/76時間目　ノラ猫団地/77時間目　ごくらくの箱/78時間目　赤い妊婦/あとがき