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ある男

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作品情報

あらすじ

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

作品詳細情報

タイトル:
ある男
ジャンル:
文学・詩集日本文学
著者:
平野啓一郎
出版社:
コルク
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.3MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-2-24 ]

いま読み終わりました。「マチネの終わりに」で感動した平野啓一郎さんの最新作、本屋大賞ノミネート作。

この作品は、実に実に深く深く「愛とは何か」を問いかけてきているような気がします。

亡くなってすぐ、自分が愛していた最愛の夫が、実は全く正体不明の別人である事が発覚し、物語は始まっていきます。

読んでいて、主人公のみならず、登場人物一人一人に自分を置き換えて考えさせられました。

この生きにくい世の中を皆んなが懸命に生きてる。でも中には自分の努力だけではどうしようもない、出自、育った環境、、頑張れ!なんて、簡単に言えるものか、、他人事だからこそ、気楽に頑張れ!なんて言えるんじゃないか、、もし自分がその境遇だったらどうする? この想像力がないとほんとの意味での優しさとは言えない。

この物語に出てくる登場人物も実に複雑で辛い過去を背負っています。それが故にこの物語のキーとなる謎が生まれていきます。

死んだ最愛の夫は名前も出自も違う、全くの別人、、戸惑う家族に明かされる衝撃の真実、、それでも愛せるのか、いや愛していたと言えるのか、、

最後に息子が死に向き合うために文学に没頭していった事、そして母親と始めて、真実を前に気持ちを出せることに涙します。そして、なくなった正体不明の夫の事を自分に置き換え、さらに涙が止まらなくなります。

凄く深い愛の物語、おススメします。

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