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三島由紀夫 ふたつの謎

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作品情報

あらすじ

近代日本が生み出した最高の知性が、なぜこれ以上ないほど「愚か」な最期を選んだのか? そして、「究極の小説」を目指して執筆した最後の長編『豊饒の海』のラストは、なぜ支離滅裂ともいうべきものになったのか? 1970年11月25日、三島は市ヶ谷駐屯地に向かう前に、編集者へ『豊饒の海』の最後の原稿を渡すよう準備を整えている。つまりこのふたつの謎には何らかの繋がりがあると考えるべきなのだ。だが、これまで誰もそれを「合理的」に説明できていない。あの日、作家の内部でいったい何が起きていたのか? 日本を代表する社会学者が、三島の全作品を徹底的に読み解き、文学史上最大の謎に挑む! 【目次】まえがき/第一章 1970/11/25に結びついた二つの謎/第二章 仮面の無意識/第三章 時代錯誤の決起/第四章 鉄の肉体/第五章 「吃り」の告白/第六章 猫を斬ってもなお残るもの/第七章 美の現れ/第八章 ニヒリズム研究/第九章 白鳥に化す天皇/第十章 不毛の海/終章 真の<豊饒の海>へ

作品詳細情報

タイトル:
三島由紀夫 ふたつの謎
ジャンル:
文学・詩集日本文学
著者:
大澤真幸
出版社:
集英社
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.3MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2018-11-22 ]

48年前の今日(11/25)だった。三島は割腹自殺をした。自殺の仕方がどうこうと書かれているが、確か「豊饒の海」第2巻「奔馬」で驚くほどリアルに腹を切る様子が書かれていた。自衛隊市谷駐屯地バルコニーでの演説を聞いた。だれも聞いてやしない。やじ・怒号ばかりが聞こえる。あれを聴く人間が一人でもいれば結果は違っていたのか。いや、結局はなすべき行動は決まっていたのだろう。だからこそ、11/25に「天人五衰」の筆を置いたことになるのだろう。本書のこと、序盤ワクワクしながら読んだ。知らない事実が次々と現れるからだ。中盤少しついていけなくなった。回りくどく感じた。そんなこねくり回す必要があるのだろうかと思えた。そして終盤、一気に読み通した。今日が日曜日でよかった。「覗き」についての記述が最後の最後に残されていた。これは意図的であるのだろう。が、結局のところ謎ははっきりしない。三島はなぜ死ななければならなかったのか。「豊饒の海」の最後はなぜああなったのか。しかし私は思う。もっと単純に。聡子は自分の中で清顕との記憶を抹殺したのだと。きっと無意識のうちに。それではだめなんだろうか。「夏子の冒険」を読まないと。「羊をめぐる冒険」も、また読み返さないと。

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