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「承認欲求」の呪縛(新潮新書)

太田肇
(7)
価格:780(税抜)
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作品情報

あらすじ

SNSで「いいね!」をもらうことに全身全霊を傾けてしまう人がいる。職場で表彰されたために「もっとがんばらねば」と力んでしまい、心身を蝕(むしば)む人がいる。エリートであるがゆえにプレッシャーを感じて、身を滅ぼした人もいる・・・・・・すべての原因は「承認欲求」の呪縛だった。誰しもがもつ欲求の本質を深く探り、上手にコントロールする画期的な方法を示す。人間関係の向上や組織での成果アップに変換するヒントが詰まった一冊。

作品詳細情報

タイトル:
「承認欲求」の呪縛(新潮新書)
ジャンル:
実用教養ドキュメンタリー
著者:
太田肇
出版社:
新潮社
掲載誌:
ファイルサイズ:
3.6MB
配信方式:
ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-3-3 ]

最近よく考えるテーマ。
自分自身も、承認欲求から逃れられないしんどさを味わっているし、周りを見ても、認めて欲しい怨嗟の声を聞く。この時期は、特に。

もっと認められたい、という積極的な承認欲求よりも、既得権益を奪われたくない、という消極的な承認欲求の方が強いと書かれていたこと。

そして、認められる為に役割を演じている自分と、本来の自分との乖離に、潰れてしまうことがあるということ。

読んで、この二つが印象に残った。
割と自分は「こうでなくては」という思い込みが強い方で、だけどその思い込みは自分自身から来ているものではないな、と思うこともある。

「自分が選手(相手)の感情や態度に依存してしまうことを恐れ、高圧的な態度をとり続ける人もいるようだ。命令ー服従の関係のなかには、はじめから尊敬も感謝も入る余地がないからである。」

指導者の話だが、選手に敢えて(相手)と入れた。
認められたいと思う人は、反面、相手によって左右される自分が気に入らないとか、隠したいと感じて、関係を遮断してしまうのかもしれない。

日本が狭い共同体化していくことへの危惧を筆者は「あとがき」で述べているが、承認欲求の裏にはこうした遮断の感覚があるのかな、という点が興味深い。

承認欲求の呪縛を解くカギとして、職場のダイバーシティやプロ化を挙げている。
多くの価値観と関わりながら、自分自身の専門性を深めていく。なるほどなあ。

認められることで苦しんでいくのではなく、楽観視出来ればいいなと思う。
日本社会には根深い問題ではあるものの、「そういう自分」を知ることも楽になる一つなんだろう。

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