ブックパス

ページの移動

キャンセル

OK

キーワード

セーフサーチ

成人向けコンテンツの制限

並べ替え

価格

円 〜

条件追加

カテゴリー

ビジネス

趣味・実用

小説

雑誌

コミック

女性コミック

男性コミック

ラノベ

オオカミは大神 狼像をめぐる旅

ブックコイン・WALLETポイント

0(今月中に0コイン失効 0

作品情報

あらすじ

ニホンオオカミに対する関心が高まる昨今、各地に残る狼像を追ったフォト・ルポルタージュ。オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。各地に遍在する狼像の存在に関心を抱いた「旅する写真家」が、実際に現地を訪ね、徐々に日本人とオオカミ=大神との関わりの深さに目覚めていく体験を、読者は追体験できるだろう。軽妙な文章と、情緒あふれる多様な狼像の写真でめぐる、失われたニホンオオカミの記憶を掘り起こすユニークな旅の記録となっており、読者が狼像を訪ねるガイドブックとしても役立つ。1958年、山形県生まれ。写真家。メコン川流域の少数民族、棚田、犬像など、独自の視点で旅を続け、作品を発表し続ける「旅する写真家」。おもな著書に『メコン河』(NTT出版 1995年)、『メコンを流れる』(NTT出版 1996年)、『日本の棚田 百選』(小学館 2002年)、『アジアの棚田 日本の棚田』(平凡社 2004年)、『棚田を歩けば』(福音館書店 2007年)、『全国の犬像をめぐる 全国の忠犬物語45話』(青弓社 2017年)、『犬像をたずね歩く』(青弓社 2018年)などがある。

作品詳細情報

タイトル:
オオカミは大神 狼像をめぐる旅
ジャンル:
サイエンス・テクノロジー環境・地学
著者:
青柳 健二
出版社:
天夢人
掲載誌:
ファイルサイズ:
79.4MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-7-6 ]

 赤ずきんや三匹の子豚など、西洋の童話のなかでは恐ろしい存在として描かれる狼。牧畜業が盛んな地域では
家畜を襲って食べてしまう害獣だが、農業の盛んな日本では鹿や猪など農作物を荒らす害獣を食べてくれる益獣だった。そのため古くから山の神の遣いとして信仰され、オオカミは「大神」とされた。

 江戸時代には山間地だけでなく、都市部では泥棒除けや火除けの御守りとして信仰され、狼のお札を玄関などの柱に貼った。何故かというと、人間が気づく前にその前兆に気づくからだ。番犬の代わりと言ってもいい。 
 狼は警戒心が強いから山間部でも人間の前には現れないし、都市部ではなおさらその姿を見ることはないから、犬と混同してもしょうがない。

 本の中で紹介されてるお札に描かれたオオカミや狛犬代わりに鎮座しているオオカミ像も、どこがオオカミ?と首を傾げざるを得ないものもある。想像でつくってるのだろう。 
 ニホンオオカミの標本剥製写真も紹介されているが、犬にしか見えない。大陸にいるハイイロオオカミみたいにデカくもないし。一般的には犬の強い奴としか思われてなかったのかもしれない。

 三峯神社の狼信仰で有名な秩父の椋神社では「オイヌゲエ」という行事がある。「おイヌ換え」ののことで、つまりはおイヌ様のお札を換えること。しかし近年ではそれをする家庭も減っているとか。 

 意外にも秩父のように狼を祀っている神社は都内にも多くあって、渋谷の宮益坂や杉並区の荻窪など、近所のひとも気づかないほどひっそりだけどあったりする。シン・ゴジラのタバ作戦の前線基地、多摩川の浅間神社もそうらしい。狛犬じゃなくて狼がいる。今度見てこよう。 

 ちなにみ関東より西では狼は益獣だったけど、それよりは北の馬の産地などでは、大事な馬を食べる害獣扱いだったので狼信仰は広まらなかったとか。