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作品情報

あらすじ

「あなたは誰?」
息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。
ふたりにとって忘れることのできない“事件”とは? 現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

大晦日、実家に帰ると母がいなかった。
息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。
それは母が息子を忘れていく日々の始まりだった。

認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。
ふたりで生きてきた親子には、どうしても忘れることができない出来事があった。

母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。あのとき「一度、母を失った」ことを。
泉は封印されていた過去に、手をのばす。

現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』の著者、待望の最新刊!

作品詳細情報

タイトル:
百花
ジャンル:
小説国内小説一般
著者:
川村元気
出版社:
文藝春秋
掲載誌:
ファイルサイズ:
0.3MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-5-25 ]

テレビの特集本で紹介されていたので購入。
序盤から主人公の母が認知症になっていく過程が綴られています。実体験なのかなぁと思うくらい、リアルに描かれている印象でした。もし自分の親も認知症になったらと考えると、読んでいるとその現状に目を背けたくなると思いますが、覚悟しないといけないなと改めて考えさせられました。
主に主人公の視点なのですが、母のことを「母」と書いたり「百合子(母の名前)」と表現したりと何故なのかなと思いながら、読んでいました。
中盤からある物を境に主人公の母に対する印象ががらりと変わりました。それまでは、どこにでもいそうな親子という印象でしたが、後半以降は、複雑な気持ちでした。だからなのか「母」だけでなく「百合子」と書いていたのは、母親である前に一人の女性として描いていたのかなと思いました。ただ、昔の母の赤裸々な実情を読むのは、自分に置き換えると、見たくないような見たいような複雑な印象でした。
また、最後になるにつれて、親についての事実がジグソーパズルのようにピースがはまっていきます。主人公は母の真実を最初から知っていたんだなと思った時、もう一度最初から読んでみたくなりました。2回目読むときは、また別の気持ちが生まれるではと思いました。
感動はするのですが、読むうちにいつの間にか年月が経過していくので、「えっ?もう経っていたの?」と思うところが多数ありました。なので、急に感動の場面が登場するところもあるので、泣くに泣けませんでした。
ですが、母と息子にしかわからない特別な絆を垣間見れて、改めて親という存在を再認識させられました。

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