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女に生まれてモヤってる!

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作品情報

あらすじ

女の損は見えづらい。

 生き方が多用化し、女性としてのライフスタイルに「正解」や「ゴール」がない今、私たちはどのような道を選択すれば、心地よく生きられるのか。コラムニストのジェーン・スー氏と脳科学者の中野信子氏が、これからの女性の生き方を対談形式で語り合います。

【一章】「女らしさ」は誰のため?
  -「女らしさ」とは自己決定権を手放すこと 
  -メイクや服は女ウケを狙ったほうがコスパがいい 他
【二章】敵と味方とルールを再検証する
  -「女同士はわかり合える」という一枚岩幻想
  -新自由主義の流れでカオス社会が爆誕    他
【三章】恋愛と結婚、私たちの戦略
  -自分よりも能力が高い人を好きになるという通過儀礼 
  -パートナーはまっとうに生きるための漬物石 
【四章】なぜ女は自信を持ちづらいのか? 
  -男は女よりも自信を持ちやすい 
  -依存相手は都合のいいスクリーン   他
【五章】いつか結婚も出産もレジャーになる
    -妊娠・出産をアウトソーシングする未来 
    -私たちが本当に後世に残したほうがいいもの 他
【六章】ジャストフィットな生き方は自分で決める
     -男社会で設定されたゴールがすべてじゃない
     -今の選択が正しかったと思えるように   他

作品詳細情報

タイトル:
女に生まれてモヤってる!
ジャンル:
小説エッセイ・随筆
著者:
ジェーン・スー中野信子
出版社:
小学館
掲載誌:
ファイルサイズ:
1.7MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2019-7-20 ]

『大事なことなのでもう一度言いますが、誰かに「私にふさわしい相手」として選ばれなくてもいいんです』

この本を読んで、救われる思いがした。
この本は背中を押してくれている。女性でも男性でも、性による役割や社会通念に、自分の生き方までもを搾取される必要はないのだ、と。
(部分的に男性ヘイトに感じられる文章もあったが、個人的にはその部分には共感できなかった。そして筆者たちが本当に伝えたい部分もそこではないと感じた。)

女に生まれたというだけで嫌な思いをすることが多々あったように思う。損をしていると、よく感じていた。女らしい女の子をうらやみ、妬んでもいた。そして女らしくいられない自分を責めていた。
でも私だけではなかったのだ。
自分の意見を言う、場を引っ張る、そういった行為は「女らしくない」と言われ、「選ばれない」「お嫁に行けない」などと言われる。
そうしていつしか自分を抑え、周囲の期待を優先し、まわりの機嫌を損ねないように振る舞う。
無意識に、誰かを支える存在として「選ばれる」ために。

これまでの社会規範から、男性の中には女性を「モノ」としか捉えられない人、おしなべて女性のほうが勉強や仕事ができないと本気で思っている人、慎ましやかで自分の意見を言わず、出産し育児をし、男性を支える女性以外は無能だと考える人が残念ながらかなり多いのが現実である。
私自身、肌身で感じている。

人間として、何らかの社会貢献をしても、「結婚は」「子供は」などと仕事や学問、功績とは関係のないことばかりに焦点が当てられる。
女性も社会進出を、と毎日のようにニュースやメディアで言われる一方、(日本の)人口減少・少子高齢化を憂い、子供を産め、それもたくさん産めなどと言う。そう唱える社会の上層にいる男性たちは、既存の「女性らしい女性」「男性より能力が低い女性」感を本気で根底に抱いているというのに。

けれど今、単純に「男女平等」を声高に叫ぶのではなく、人間一人ひとりがもっと「考える」時代が来ているのだと思う。
その上で、「知」は圧倒的な力を持つ。
変わっていく社会の在り方に、魚類の繁殖戦略や46億年の地球史を用いてくるあたりはとても面白かった。
(私自身、シロアリの真社会性の話で知人に励まされた事を思い出した)
置かれた場所で咲きなさい、に苛立ちを感じるという話も共感できてかつ、理由が明確に言語化されていて気持ちがよかった。
もっとマクロな視点をもって、多様化する社会と向き合っていかなくては。

ジェーン・スーさん、中野信子さんは本当に賢くて、この人たちのようにはなれないよ、と思う部分もあるけれど、別になれなくていいのだ。
自分で考えて、迷って、間違えて。それでも選んだ答えを正解にしていけるのだ。誰しもが。
私自身も自分の生き方に迷いや、自責や、劣等感がいつもあるけれど、それでも進んでいこうと思う。自分で選んで、自分の今を正解にしていくために。

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