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ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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作品情報

あらすじ

動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

作品詳細情報

タイトル:
ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学
ジャンル:
実用教養選書・双書
著者:
本川達雄
出版社:
中央公論新社
掲載誌:
ファイルサイズ:
6.8MB
配信方式:
ストリーミング、ダウンロード

作品レビュー

[ 2015-5-31 ]

哺乳類の心臓は一生のあいだに約20億回打つ。
それはゾウでもネズミでも同じ。
…ということは、心臓の拍動を時計として考えたら、ゾウもネズミも同じ長さだけ生きて死ぬことになる。

…という冒頭の話から、目からウロコがぽろぽろ落ちていくのがわかりました。
生物のサイズに着目し、エネルギー消費量や体内器官、移動方法などを考察しています。
実際に計測されたデータから導き出された数式を元に説明が進むのですが、それぞれの生物にとって今ある形が理にかなっているものだということがわかりました。
特に昆虫の体の仕組みについての第12章と、ヒトデやウニなどの棘皮動物についての第14章が楽しかったです。
水の中ではやわらかく体をくねらせているのに、手で持ったとたんに固くなるヒトデの仕組み、やっとわかって長年の謎が1つ解けました。
生物って本当によくできているのですね!

そして、残念なことに、苦手な数式が出てくるたびに、ぼんやりと眠気をもよおす私の頭もよくできている…と思わざるを得ませんでした…。

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