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作品レビュー

[ 2013-02-26 ]

池井戸さんと言えば、勧善懲悪がテーマのばっさばっさと悪役を斬りつけ、最後はめでたしめでたしで終わるのがほとんど。
しかし今回の作品はひと捻りきかせているようで、そうは問屋が卸さない。

舞台は中堅メーカー。出世頭の営業課長がパワハラで更迭されるところから物語は始まる。
その真相はどこにあるのか、本当の正義とはどこにあるのか。
このあたりの話の運び方のうまさはやはり池井戸節。安心して読める。

章ごとに人物の視点が切り替わり、それぞれの人物の背景を丁寧に描いているところはさすが。
それぞれがそれぞれの悩みを抱えており、悪人とも善人とも取れない描き方をしているのがいつもの池井戸作品と違うところか。

決して爽快になれる読後感の良い話ではなかったけれど、やっぱり面白いです。満足。

[ 2013-01-14 ]

中堅メーカー・東京建電でやり手の課長の坂戸が、万年係長の八角からパワハラで社内委員会に訴えられる。
ろくに仕事をしているとは思えない八角の訴えは、取り上げられないだろうとの大半の予想とは異なり、更迭された坂戸。
坂戸のあとを任された原島は、この裁定に納得のいかず八角を問いただす。「知らないでいる権利」もあると言う八角から、その裏に隠された事実を聞き、「知ってしまった責任」を果たすことになる。


子どものとき、父親が会社でどのように働いているかについて、
考えたこともなかった。何の仕事をしているかについて、詳しく訊ねる事もなかった。
ただ社会科の宿題で勤務先の会社について、質問したことはあった。
自分の仕事に対する自負のようなものがあったのか、その後、会社が社員に渡していたダイアリーをくれたのだった。
きれいな写真が添えられたカレンダーやら、国内にある工場や営業所の描かれた地図。会社の沿革。ビジネスに関するページ。
厚めのなめらかな紙を使ったそれは、子供心にとてもきれいで、眺めているのは楽しかった。興味は長続きはしなかったけれど。

「働く」とは、どういうことなんだろう。
「傍を楽」にすることだと、聞いたことがある。
人の役にたつこと、誠実に仕事をすること。
決して会社に目先の利益をもたらすことではないはずだ。
顧客を裏切り、社員を追いつめ、一部の人間だけが得をするようなやり方がまかり通る企業はいつか綻びが現れると信じたい。

「客を大事にせん商売は滅びる」(P296)

顧客が満足し、働く人が少しでも自分の仕事に対して自負を持てるwin-winの関係というのは、誰もが破たんに追い込まれない目指すべき関係なのではと改めて思う。

「ロズジェネ」シリーズのようにヒーローが出てくるわけではないし、オセロで黒が白にひっくりかえるような鮮やかな解決もない。
起死回生のカードが切られて解決するようにと願いながら、息を詰めながら読んだ。

現実の企業では、どうなんだろう。

[ 2013-01-14 ]

『空飛ぶタイヤ』や『鉄の骨』と並んで、
この『七つの会議』においても、

池井戸潤が描く物語のストーリーには、
現代社会において多かれ少なかれ組織に縛られて
働いているかもしれない読者ひとりひとりに対して、

「本当の意味での正義とは何か?」

を心の底から訴えて考えさせる一貫性があって、
それがまた、池井戸潤が描く物語の魅力なんだと私は思います。

それと、
『七つの会議』の第三話以降にちょくちょく出てくる
「ドーナッツ」の話しは、読者にとっては、
ここでちょっとブレイクができて、これがまた良いです。

[ 2019-06-04 ]

映像化されるということで購入。
連続ドラマの前に読んだので、ドラマを見たときには、こんな暗い感じ、シリアスに仕上がるんだなという印象でした。小説で読むと、女子社員の章やエンディングなどでは明るい仕上がりだったなと記憶していました。どっちかというと、映画版の方が自分が読んだ印象に近いなと思いました。ただ、映画版は、よりエンターテイメント性が強い印象でした。
本の話に戻りますが、七つの会議ということもあり、七つの章に分かれていて、短編かなと思いきや、それぞれの話が一つになっていき、読み進めるごとに様々なことがわかっていく様はグイグイ引き込まれ、読みやすく面白かったです。
メディアでは、リコール問題を表面的にしか報じられません。しかし小説では、フィクションなんだけれどもこうして読むことで、リコールまでに至った経緯、背景を知ることができ、人物の行動や心情を読むと、他人事ではないなと実感させられました。臨場感があり、半沢直樹のような痛快とまではいきませんが、リアリティがあって、深みのある作品でした。

[ 2013-01-26 ]

中堅電機メーカーを舞台とした企業不祥事をめぐる物語です。
社会人として組織で働く身としては
本当にありそうな事だったり経験するような事もあり

なんのために働くのか、仕事で何を目指すのか、何をするのが正しいのか
普段考えるのを避けているような事を非常に考えさせられます。
感情移入しておもわず怒ってしまったり、悲しくなってしまったり
物語についつい入り込んでしまいます。

池井戸潤の本領発揮!おもしろすぎます!
これから就職する人、社会人をやっている人、是非読んでみてください!!

[ 2012-12-29 ]

ひとつの出来事をいろんな人の視点から見た話。
テレビのランキングを見て初めてよんでみました。
思った以上におもしろくて一気によみました。
私も会社員をしていていろんな人事異動を見てきました。
裏では大なり小なりの出来事があったんだろうな…
みんなが一生懸命に生きているのに、自分の地位をあげること、認めてもらうことを求めるために悲しい選択をしてしまう…
あってはいけないことだけど、いろんな会社で実際ある出来事なんだろうなと感じました。
同じ会社の中にいても自分が見ているものは一部なんだなと改めて感じました。
でも嫌な気分にもならず、ラストもスッキリして読んでよかったと思えた本でした。

[ 2012-11-12 ]

虚栄の繁栄か、真実の清貧か。謳い文句にあるように、如何に生きるか、どう働くか、を問いかける作者のメッセージに溢れた好作品である。登場人物それぞれの来し方、生い立ちを丁寧に描くことにより、不正を働く人間が即悪人、あるいは不正を追及する側も正義の味方一辺倒ではなく、人物像に厚みを持たせているのが、池井戸潤のなせる技といえようか。ますます、注目していたい作家であるとは、言い過ぎか。

[ 2012-12-09 ]

わかりやすいヒーローは出てこないが、みんなそれぞれ言い分があったり正義があったり(なかったり)。追い詰められた時に人間が出るんだ、というセリフもあった通り、謎解きの娯楽の中でいろいろと考えさせる作品だった。
しかし女性を描くのは苦手と見える(笑)

[ 2016-03-13 ]

八角さんに共感。そして原島さん村西さんが凄く気の毒・・。
上に立つって大変だよね。
八角さんの奥さんがいい人だから出来る選択かも。
新田と梨田と江木は同情の余地なし。
名前からか八角さんは六角さんのイメージ。

[ 2013-02-01 ]

とても読み応えがあって ラストにもホッとするところがあり
結果的には安心出来るのだけれど
そこに至るまでがとにかく辛い。
常にノルマに追い立てられるような企業人達。ノルマ達成したいがためにやってはいけない一線を越えてしまったり
私利私欲のために腹黒い登場人物もたくさんいすぎてムカムカしながら読んだ。
池井戸さんの企業小説を読むといつも弱者が陥れられて
にっちもさっちもいかなくなるという苦しさを感じずにはいられない。
とても痛々しいけれどこれが現実だったりもするなと。
いろいろ考えさせられた。

[ 2019-03-16 ]

これを読んでスッキリしたり、面白いと感じる勤め人たちが多くいるから人気があるのだろうけれど…
それに恐ろしさを感じずにはいられない。
多くの隠蔽や揉み消し、不祥事。
スジを通すための組織との戦い。
それが美徳のように書かれていることが既に恐ろしい。

[ 2016-03-22 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-10 ]

ある大手メーカーの子会社の組織を中心として、複数の登場人物がそれぞれの視点から事件をみていくことで話が進む。組織の中で、何が正しいのかそして何を信じていくのか。立場や育ってきた環境によって形成された価値観、自分と同じではないからこそ歪みが生じてしまう。
どんな仕事も本質を見失ってはいけないと再認識させられる。

[ 2013-06-16 ]

会社にいる人々のそれぞれの想いをそれぞれの視点から描いた作品。「7つの会議」。読んだあと、タイトルについてなるほどと思いました。
ソニックの子会社、東京建電の不正事件(ネジの強度偽装問題)を起こした人、それを隠蔽する人、暴こうとする人を中心に会社という魔物に翻弄された人達にスポットをあてている。いつどこでなぜ、道を違えたのか? 本来、顧客視点のビジネスが、自分のため、会社のため、社会常識を踏み外す。こんなはずではなかったのに…。
人は常に自分、理性を見失わずに生きる事の難しさを考えさせられた作品でした。

[ 2013-01-14 ]

大企業の子会社である東京建電で起きる様々な出来事を、
短編集を積み重ねてひとつの物語になる連作短編という形で描いた物語です。

「トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。(「BOOK」データベースより)」

連作短編という形をとっているため一話毎に主人公が替わり、
内容も一変するため最初は「短編集なのかな?」と思ってしまいました。
パワハラ委員会の話が出てきたと思えばネジを作る中小企業の厳しい経営状況の話になり、
かと思えば退職する前に社内にドーナツ販売の仕組みを入れることに奮闘する女性社員の話になる。

一見すると何のつながりも無い話の連続に見えるそれぞれの短編が、
徐々に関連性を増してきてひとつの大きな流れにまとまってくるという流れになります。
それは、読んでいる者をグイグイと物語の中に引き込んでいくとともに、
東京建電という架空の会社にリアリティを持たせるという役割も果たしています。

また、登場人物が「善玉」「悪玉」というような簡単な描かれ方をされていないのも池井戸作品の特徴。
会社ではうだつの上がらないダメ社員も家では頼りになる父親だったり、
社内でバリバリのエリートサラリーマンが家庭には鬱積したものを抱えていたりと、
登場人物の背景を細かく描くことでリアリティを増しています。

そして何よりも今回の物語の主題は「働くことはどういうことなのか」ということ。
何のために人は働いて企業は何のためにあるべきなのかということを、
全編を通じて読者に問いかけてくる構成になっています。

池井戸さんの作品は「下町ロケット」で初めて読み感動しましたが、
「七つの会議」は「下町ロケット」とは違った"考えさせられる傑作"だなと思いました。
働くうえで大切にしておきたいことが描かれている一冊です。

かなりオススメです。

[ 2012-11-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-10 ]

池井戸潤の新刊、久しぶりの小説。小気味いいテンポでついつい一気に読了してしまった。それぞれの立場、それぞれのバックボーンを抱えながら生きていく企業戦士たち。登場人物はそれぞれ、立ちはばかる組織の壁に苦悩しながらも、組織の一員としてその歯車として立ちふるまうことを求められる。人間の弱さをまざまざと見せつけられた気がする。

[ 2018-11-20 ]

池井戸潤のビジネス小説にハズレ無し。これも一つ一つの小さな話の積み重ねで企業のリコール隠しの真相に迫る。個人的に八角さんはともかく原島さんはちょっと可愛そうかなと。ある意味どうしようもない話なんだけど最後が少し救われる描写なのがよかった。

[ 2013-01-13 ]

池井戸さん、デビュー時の銀行・金融物から、すっかり製造業ものに舵をきった感があるね。ただ、ネジの強度が、安全上重大な問題であるのは解るけど、コスト上、大型案件の受注を左右するほどの問題なのだろうか?とちょっと、疑問。でてくる主要人物の多くが保身や欺瞞に走っていく中で、物語の冒頭でサプライヤと不正を犯した坂戸が、人間的で寧ろ騙されていたという話を挿入したのは、救いでした。八角が活躍するであろうことは誰にでも推測できるので敢えて省略。
さて、本作。ストーリーとしては、中ヒットくらいの出来ではあるけれど、作品中のフレーズに普段忘れていた新鮮さを感じたので、自戒をこめて最後に書き記しておきます。「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。人が喜ぶ顔見るのは楽しいもんじゃけ。そうすりゃあ、金は後からついてくる。」

[ 2014-11-25 ]

どんな仕事でもつらい思うが、やっぱり営業は大変な仕事だとしみじみ感じた。ノルマ、プレッシャー、業績、上司諸々と日々戦っている。
誠実な仕事をしたいと思いつつ、勝ち抜いていくために強引な事もしなきゃならない、不正ギリギリのラインを越えないように踏ん張っているところもある。
だが自分が坂戸のような立場だったらどうだろう?やむにやまれぬ事情を抱えていたら?と自問自答。
坂戸の生き方はつらすぎる。八角のように出世のことを忘れ、正直に生きる方がどれだけ楽か。だが、そんな風に普通のサラリーマンは生きられないから八角をうらやましく思うのだ。
組織に属する者の苦悩や悲哀がよく出てた。池井戸さんらしい、さすがです。

[ 2013-01-10 ]

タイトル通り七つの会議を通した連作短編小説。最初は同じ話になるとは思わないまま話が語られるが、OLの話を除き、他の話は全て企業に課せられたノルマに起因するリコール隠しに繋がる。主人公らしい主人公も無く、また、全ての登場人物が等身大のサラリーマンであるが故に、感情移入するには、わが身に置き換え身にせまされてしまうので、爽快感はない。また、企業倫理やサラリーマンの姿がデフレの時代である以上、現在の話ではあるが、若干、高度成長時代のモーレツ時代の価値観に縛られており、今はもう少し多様化しているだろうにという点と、そもそもの発端たる不正の起因者の動機が余りに稚拙で先行きの読め無さが、その立場の人間の判断としてはあまりに非現実的で、捻った割には違和感が残ったのが残念である。

[ 2012-12-05 ]

久しぶりに池井戸さんの本を読んだけど、「あ~面白かった」って心から思える作品でした。いつもスカッとした気分にさせてくれますが、今回も期待通りの話でした。しかも、最近の池井戸さんの作品(スカッとするところは変わらないのだけど)があまりに勧善懲悪的に物語が進む感じでしたが、この作品は、最初読んでいるときに誰が悪なのか実はよくわからないまま進みます。1話ごとに視点が変わると言うのもうまく利用されています。「下町ロケット」もお奨めですが、池井戸さんの本を読んだことがある人ならこの本はさらにお奨めですね。

[ 2019-05-25 ]

池井戸氏の著書。
最初の章から、この人がキーマンというのがわかるが、面白い一冊。相変わらずのスピード感。

[ 2019-02-17 ]

2019年話題の邦画。つられて読んで一気読み、面白い。八角さんの目的は、なぜ八角さんは今の八角さんになったのか。誰が味方で誰が敵か、日本企業の文化とは。誰のために会社はあるのか、「仕方ない」で終わっていいのか。

[ 2013-08-24 ]

連作物だった。パワハラ告発から始まったこの作品は、会社の根幹を揺るがすような事態に発展する。スピード感があり、登場人物のエピソード、関係性もストーリーにはまり素晴らしい。逼迫した中、ドーナツのエピソードは物語の中でも異色だが、これもまた必要なエッセンス。最後まで一気に読めてしまった。

[ 2013-06-20 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-01-25 ]

第一話+池上彰さんと作者の対談の無料冊子を読んだことがきっかけで購入。
登場人物や職場での葛藤がリアルで仕事をしている親族や友人、仕事を通して出会った職場の先輩後輩などが自然とあてはまり楽しんで読む事ができた。
読み終わってから実生活でもその人の生い立ちや仕事をする上での背景などを妄想するようになったりw
ボーイング787の飛行機事故にもこんな背景があったりするのかな...

[ 2013-03-08 ]

パワハラから会社を揺るがす話になるとは思わなかった。また一つ一つが独立した話としても読めるので少しずつ繋がっていく感じは爽快。誰もがそこに至るまでの過程があり、全てを否定することは出来ない。だけど嘘偽りはどこかで暴かれていくものなのでしょうね。

[ 2012-11-07 ]

人間をバランスよくとらえている作家だと毎回読むたび思います。完璧な人間なんぞいないよということがよくわかってらっしゃる、サラリーマンを経験している人ならではの書き方なのではないかと感じます。

[ 2012-11-28 ]

初めて池井戸潤さんの本を読みました。

最初はバラバラだと思われた話が、だんだん会社の隠蔽工作でまとまっていく、ストーリ展開でどんどん読み進みました。

素直に面白かったです。

[ 2013-02-01 ]

正直言って期待はずれ。ひとつひとつの内容は悪くないが、会議と紐ずける必然は無いと私は思います。空飛ぶタイヤの頃に比べて質が落ちているように感じます。好きな小説家なので、頑張って欲しいです。

[ 2013-08-27 ]

つい先日ドラマになっていたけど見ていない、原作読んだらどんなドラマになっていたのか見たくなった。

白い布の小さな点ほどの黒いシミで終わるはずだったものが、実は少しずつその下にある大きな黒い塊が染み出してくる始まりだった。
最初は小さなはずだった塊を隠そうとすればするほど覆いきれないほど大きくなっていく。
現実にこんな話あったよな…
池井戸さんらしく商売の良心やモノづくりの基本のようなことが描かれている、モノづくりはネジ一本から、商売はお客を大事にするところから。
一気に読めた。

[ 2014-03-08 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2016-02-20 ]

会社って大きくなればなるほど、長いものに巻かれろ精神がみんなに根付く。その中で自分の信念をどれだけ長く持ってられるか、そして正義は正しいんだと、そういう世の中であってほしい。

[ 2012-11-20 ]

さすがに池井戸潤の作品はハズさないですね!
この作品はとある中堅製造会社をメインとした部品の強度偽装問題をテーマとしたものですが、売上至上主義の内向き経営の会社の弊害を鋭くえぐった内容が面白かったです。
それが内部告発によって暴かれ、親会社を巻き込み社会を揺るがす問題になるというビジネスマンにとっては対岸の火事ではない身近で起きてもおかしくないという内容に惹きこまれました。
最後の「虚飾の繁栄か、真実の清貧か」というくだりは深いですね!
池井戸潤の作品はビジネスマンにとって身近に起こりそうな話題を扱った作品が多く、この読者の仕事環境との距離感が絶妙なので、ついつい入り込んでしまいます。

[ 2012-12-11 ]

池井戸潤の最新作!色々な立場での視点が面白く、一気に読んでしまった。
リコールを隠蔽するのか、悪と知りながら仕方が無いのか?会社運営での選択は非常に難しい。リコールを発表すれば、会社倒産は免れない規模。消費者第一と言いながらも、その選択はあまりにも難しい(^^;; こういう隠蔽体質の会社は、幾度も同じ事を繰り返し、やがて倒産の道を歩む事であろう...

[ 2013-03-20 ]

短編集のように、何人かの人物に焦点を絞った話がいくつか連なり、
それらの話を積み重ねていくと、ある企業のリコール隠しという大きな問題が浮き彫りにされてくる、という面白い手法の作品でした。

厳しい企業社会の中で、ギリギリまで追い詰められ、止むを得なかったと自分に言い訳しながら道を踏み外していく者、不正は不正であると真実を求める者。
善悪・白黒ではっきりと分けることが出来ない、それぞれの苦悩も丁寧に描かれていて、引き込まれました。

[ 2012-12-10 ]

池井戸潤。現在、企業小説を書かせたら彼の右に出る人はいない。

男にとって仕事とは何か。
家庭を守るため、生活のため、いろいろな理由はあるだろうが、その本質に切り込んでいくこの作品。
モラルと自己保身の間で揺れる葛藤。
CSR(企業の社会的責任)などという言葉が言われて久しいが、実際はこんなものかもしれない。
企業の利益優先と自己保身。
だが、そう安易に糾弾することはできない。
自らの、そして愛する家族の生活がかかっているのだから。
正義感を持ち続けて内部告発をする勇気を出すことが如何に厳しいか。
それによって得られるものと失うものを天秤にかければ、ことはそう簡単ではないはずだ。
内部告発すべきなのか。知らぬ存ぜぬを決め込むべきか。
容易く決断はできない。人間は弱いものだから。
そうだとしても、どこぞの経営者が言ったように、クレームを真摯に聞かない会社に未来はない。
嘘を別の嘘で塗り固める。
初期対応を誤れば、最後にどうしようもない袋小路に陥り、企業崩壊を招く。
パワハラは隠れ蓑で、裏にはリコール隠し、会社ぐるみの隠蔽事件が潜んでいるこの小説。
大企業とその下請け会社の関係や社内出世競争などの思惑も絡み、とても面白く読んだ。

池井戸氏の作品は「課長島耕作」の小説版と言っては失礼だろうか。
でも、それほど現実社会に根ざした企業の闇の部分と本音に近いところを書き込んでいると思う。
*逆に島耕作のほうがあまりにも格好が良すぎ、現実はそれほど簡単ではないけれど。

ビジネスの世界における正義とは何か?
虚飾の繁栄か真実の清貧か、どちらを選ぶか?
考えさせられる作品である。

[ 2018-09-05 ]

家電メーカー子会社の営業部からはじまるオムニバスストーリー。パワハラ、左遷降格、社内不倫、下請けいじめ。あげく不正隠蔽。会社員の正義、自分の仕事の意義を考えたくなったときに。

[ 2013-11-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-08-11 ]

2012年出版。割と新し目。一見、固そうで面白いのか?と思っていたが、読み始めたらすぐに興味が沸いて、意外と読みやすさもあり、サクサク進んだ。ネジ業界を取り巻く、不正…誰がいったい悪いのか?色々な人の角度で語りが進むので、一概に、誰が悪とも言いがたい。働く身としては、なんとも共感できる部分もあって、面白かった

[ 2013-01-25 ]

各章が伏線として絡まり合っており、飽きさせない。ストーリーの肝となる第一章を何度も見直してしまった。
池井戸さんの作品は、大企業の悪弊/上司の保身などいわゆる大企業病に対して真っ向から切り込み、劣勢でありながらも、土壇場での大逆転劇という展開が多く、読後感が最高にすっきりする。
サラリーマンの品格とは何か、わが身を振り返らずにはいられない。

[ 2012-11-27 ]

一本のネジを巡る会社の不祥事を巡って、様々な人の視点から核心に近づいて行くストーリー。

会社に不祥事が起きた時に、それを隠ぺいするか、公表するか。
会社は何のために、存在するのかと言う事を考えてしまいました。ドラッカーは会社は世の中のために存在すると言います。株主のためではない。利益を目標にしてしまう会社が多くなったために、常に不祥事が絶えないのか。

そして、この本の中にある様に、損をするのはいつも、下の役回りの人ばかりなんですよね。指示をするのは会社の上層部なのにね。

前作のロスジェネの逆襲に比べらたら、スピード感はないと思いますが、登場人物ひとり、ひとりの人間としての脆弱な部分が良く描けていると思います。

八角さんの「どんな道にも、将来を開く扉はきっとあるはずだ」と言う心の声に、耳を傾けていきたいと思います。

[ 2012-12-29 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-04-06 ]

池井戸さんにしては軽い読み物。クレーム隠しなんだけど全然重たくなくて八つの小編から成り立っている。社内不倫の話あり、パワハラの話あり、バラバラな話が最後に収斂する仕掛け。いつもの爽快感は無いな。八角さんのシリーズ物でも狙ってるのかしらん。

[ 2013-07-22 ]

顧客軽視のビジネスがまかり通っていることを、私たちは知っている。
食も家も家電も身の回りにあるもの全て、消費者が自ら用心し、自衛しなければ安全ではないことを頭では知っている。
でも、実際は日々の細かい事まで用心しきれない。せいぜい、せめて国産の食材か確かめるとか、平均よりかなり廉価な物は一応疑ってみるとか、その程度。まさか、自分が座っている電車の椅子が壊れるとか、そんなことを心配していたら生きにくくてしょうがない。
それも、物造りの基本のパーツのネジの強度不足で…。
会社という組織のモラルが壊れていたら、安心して使える物など何一つないという、実に怖い話だ。

テレビドラマを観ているせいか、北川部長と原島課長と八角係長の役者さんの顔が浮かんでしまう。
原作を読んで、自分ならあの役者さんに…等と思うのもこれまた一興。
池井戸ワールド、まだまだ楽しめそうで愉快!!

[ 2012-12-19 ]

今回はいつものように弱者が強者を倒す、という趣とは少々違っていました。
そればかりではないといった方が正しいですね。
誰が正義で誰が悪なのか、何が正義で何が悪なのか、頭ではわかっていても実際に自分が直面したら果たして?といったところが今回の肝かもしれません。

切り口は違ってもやっぱり面白いですね、池井戸さんは。

[ 2012-12-05 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-01-30 ]

作者の企業ものが大好きなので、新作が読めて嬉しい。
これもおもしろかった!
ドーナツの話が効いてたと思う。

[ 2013-02-21 ]

企業の不祥事を題材にした連作短編集。

企業の良心と言える八角がパワハラで社内倫理委員会に訴えた理由には、部品の強度不足という秘密があった。
各章ごとにメインとなる人がいて、それぞれの立場から社内事情が描かれる。

池井戸作品としては物足りない面もあり★★★かとも思ったが、作者を考えなければ★四つの作品。

[ 2013-01-31 ]

池井戸さんの本は、図書館では中々手に取れないのに新作がこんなにも早く読め、期待を裏切らなくって リアリティがあって面白かったが、考えさせられたストーリだった。
舞台は、大手総合電機の子会社の重大な不祥事。万年係長の居眠り八角始め、エリート課長坂戸、原島他登場人物それぞれが主人公となり一話一話が構成されていて、それぞれの立場や人物描写も感じ取れた。何処にでもありそうな人物像とノルマ必達の為に企業で働く男性には共感できるだろうなと思った。闇の部分が明らかになっていく中で、村西のお父さんの金言に「客を大事にせん商売は滅びる」の言葉だけが心に残ってる。

[ 2016-07-17 ]

下町ロケットで有名な、池井戸潤氏の書かれた作品で、日本経済新聞に2011年から一年間かけて連載された小説が、単行本になったものです。近所の図書館でも人気の様で、リクエストしてから手元に来るまで一年かかりました。

最近、本屋さんには文庫本が並んでいて、手に取ってみたら最初の数ページから面白い内容で、買おうかどうか迷っていたところに、図書館から連絡があって嬉しかったです。

数か月前に読んだ「空飛ぶタイヤ」と同様、会社が起こした不正を隠ぺいしてしまうことになった経緯が、小説として上手に描かれています。この作品の興味深いのは、最初からその点に絞って話が展開するのではなく、一見すると関係ないような話(8章から成っています)が、繋がっていくので読んでいて面白いです。

章ごとに主人公がいて、そこでは主人公の経歴が上手に紹介されています。現在あるのは過去の決断の結果と言われますが、なぜその主人公たちが今、そのような境遇にあるのかも述べられています。よく調査されて書かれた小説だなと改めて面白さを実感しました。

この本を読んでいるときは、テレビドラマを頭の中で見ている気分です。最高ですね!

2016年7月17日作成

[ 2013-01-15 ]

読み応えあり!!
登場人物が様々でその人達の境遇と現実の仕事と生活
それが古い体質の大手子会社の中堅電気会社で
ドラマが巻き起こる。
さすがは池井戸さんとアッパレな反面
いつもよりちょっと熱過ぎる感が抑え目なところが自分は満足できず・・・
企業のクライムストーリーとしても先が気になる
話運びでずんずんはまります。

「客を大事にしない商売は滅びる」という言葉とテーマに乾杯です!

[ 2016-02-14 ]

読書時間 6日

大企業の子会社で起こった「リコール隠蔽」という問題に立ち向かう、万年係長の戦いの物語。

ある日突然、湧いてきた「パワハラによる退社勧告」が告げられるが、その訴えをしたのが「万年係長」の八角である。

その尻拭いで営業第1課長に抜擢されたのが、長年苦渋を舐め続けていた原島であるが、たかがパワハラで、どうしてそこまでされなければならないのか、調べていくうちに、納品されていた椅子に「規格外のネジ」が使われていたことがわかる。

そのことをどうするのかということで、いろいろな会議が開かれていくのだが、会社の社風が「隠蔽」という選択をせざるを得なくなっていて、そのことで八角は愕然とする。自分も20年前に、無理なノルマを達成するために、押し付けた販売をした顧客が自殺をしたことがきっかけに、会社の体質を知ってしまったからである。

とにかく「お客を忘れてしまった商売は滅びる」のである。そのことを最後に八角は示しているのだが...

今作は「会社の組織とは何か」というテーマで描かれていたが、でできた役員はみんな「自分の保身のため」にしか仕事をしないというやつばかりだった。こういう組織では、そりゃ潰れるのは目に見えている。だが、現代では、そういう会社も沢山暗躍しているという事実もあるし、そういったことが言い出せずに、我慢して働いている人たちもいるのが事実でもある。

そこで、一歩踏み込んで「会社のために」筋を通していけるのか?

もし、自分の勤めている会社が、こういった不正に手を染めていたとしたら、どうするか?

考えさせられる一作である。

[ 2013-01-20 ]

とにかく面白い。という言葉しか思いつかない。
それぞれ違う主人公の短編が、ひとつの大事件に繋がっている。

ある話ではとにかく悪人だと描かれているのに、ある話では、違う視点で描かれていて「実は背景に・・・」みたいなのもすごい。

誰もが当事者になってもおかしくない、という社会派ドラマ。
きっとドラマになるなら、またNHKで丁寧に作って欲しい感じ。

[ 2016-03-15 ]

短編の集まりらしいけど、以前ドラマでやってたので流れを感じました。
ひとつ、ひとつ、それぞれ違う人の視点で描かれているのが少し前読んだ「公園で会いましょう」の手法。
ただ、このお話し、、、テレビでは原島(東山紀之)が主人公だったけど、原作の小説版はどう考えても八島が主人公ですよねぇぇ
もともと仕事ができる奴だったけど上司にはむかって窓際に追いやられちゃった人。
いそうな感じ。

大体、舞台になってる会社がどこにでもありげな中堅メーカー
いや~~~臨場感ありあり。
それだけで引き込まれちゃう感あって面白かった。

一気読み!!

[ 2012-12-10 ]

それぞれ立場の異なる人々の七つの会議を通して、
あぶり出される、ある企業の隠蔽事実。
出世、保身、正義、焦燥、怒り・・・
さまざまな想いが事実を隠し、やがて明らかにしていく・・・。
ぐいぐい引き込まれ、一気に読了。
虚飾の繁栄か、真実の清貧か・・・
働くということは、どういうことなのか。
それは、自分はどう生きたいか?
という問いかけにも感じられた。
ドロドロとしたストーリーではあったけれど、
ラストの爽やかさが胸にのこった。

[ 2013-11-17 ]

なるほどねぇ。

ねじ。
内部告発のお話しでした!

アタシは『ドーナツ』女子社員のお話しが大好き。

[ 2015-04-01 ]

初めて読んだ池井戸作品。
読み進めていくうち、本のタイトルの意味がわかってハッとした。

中堅の商社に勤めていた私としては、コストがいかにシビアかわかる…つもりでもわかってないくらい部品、化学業界にとっては深い問題。

[ 2013-02-15 ]

池井戸潤最新作読みました。
登場人物のショートストーリーが散りばめられていていろんな視点で楽しめました。
何のために仕事をするのか?ということを改めて考えさせられました。

たくさんの給料をもらえるように頑張るのも大事。だけど…

『魂を売っちゃった』なんて表現がありますが、自分自身は絶対にそうならないようにと思いつつも、いろんなシーンで我慢をしたり、自分の信念を曲げたりすることもあるなぁ。って自分の信念ってこれだと言えるくらい強いものを持っていないかもしれないとも反省してみたり。

以前呑んだ時に友人と話したことを思い出した。『自分の子供たちに自慢できるような親父でありたい。』なんてこと言ってたな。
と言うよりも、自分で自慢するのでなく、子供たちが私のやってきたことを見て、親父がやってたことは間違っていなかったと言ってもらえるようになれたらいいな。

[ 2014-08-09 ]

けっこうボリュームのある本でしたが「やめられない、止まらない~」で、3日ほどで読破。
面白かった~
八角さん、いいですね~!!

[ 2012-12-11 ]

【七つの会議】 池井戸潤さん

東京健電は電子部門関連と住宅設備部門の電気製品を製造•販売する
ソニックという大手企業の子会社だ。
その営業第一課のエースである板戸が八角というぐうたら社員に
パワハラ委員会に訴えられた。八角と板戸、二人の社内での評価は
両極端で、上司の信頼も厚い板戸には何のお咎めもなしに、この訴えは棄却されるだろうと誰もが思っていた。
しかし大方の予想を反して、板戸は一課長を外れて人事部付けと
なった。その裁定の裏側には東京健電だけではすまない、親会社のソニックをも揺るがす恐るべき理由が隠されていた。



さすが、池井戸さん。。八話の構成からなっていますが、最初の一話目を読んだ時に違和感が、、
いつもの池井戸作品とは少し違うような気が。。一話目の終わり方も中途半端なようだし、、
しかし、二話、三話と読み進む内に、その池井戸さんの仕掛け
(物語の構成)がだんだんと露に。。。そこからはもう読むのを止められない。。この本も一気読みでした。。。。
感服というか、完敗というか、、これ以上よい評価のしようがない
ぐらいに面白かったです。。

[ 2014-06-19 ]

舞台は銀行じゃなく、半沢直樹や花咲舞のようなスーパーマンもいない。中堅電機メーカーの営業課で、若手エリート課長と、彼に仕える出世を諦めた万年ヒラの年配社員。物語はその万年ヒラが年下の課長を社内パワハラ委員会に訴えたところから始まる。

委員会の結論は、パワハラ認定。エリートは課長職を剥奪され、謹慎処分。予期せぬ結果に社内は騒然となり、一部社員はそこに隠された「裏」を暴こうとし、会社から逆襲される。しかし、しだいに明らかになる会社の暗部。日本企業が大好きな社内会議を経て、謎が解けては次なる謎が生じるという流れ。真相は意外に単純なんだけど、ストーリーの盛り上げ方が上手い。この安定感、さすが池井戸潤だ。

上の者も下の者も、ひたすら数字を追いかけるニッポンサラリーマンがなんとも悲しい。この本を読んで、そんなギスギスした世界なんてまっぴらだという若者が増えないことを望む。

[ 2013-02-03 ]

男の世界にも小競り合いというか蹴落としというかそういあった状況が存在するんだなぁ。
女の世界だけかと思っていた。
周りに流されて行動するというよりも、どんな状況でも自分をしっかり持って行動したいものだと痛感。

[ 2013-02-16 ]

会社が大きくなればなるほど、不正は大きくなる。
その秘密を会社ぐるみで隠すようになったらおしまいだ。
池井戸潤得意のテーマで仕上げた短編連作集。

[ 2013-06-05 ]

実際にここまでのことが起きているわけではないけど、
最近の自分の周りで出てくるキーワードがちらほらで、なかなかタイムリーな作品でした。

個人的にはドーナツの話が好き。
その後にも、良い感じでドーナツが効いてて、ストーリーの隠し味になってると思いました。

ドラマ化が決定したそうで、少年隊の東が主人公?の原島役...?
全然違うイメージで読んでたわ。
でも、ドラマも見てみようかな。

[ 2013-07-28 ]

東京建電のネジの強度不足の隠蔽。相変わらず池井戸さんの本は面白い。わくわくしながら次の展開を楽しみにって感じ。

[ 2016-06-18 ]

東京建電という会社の中で起こる小さな問題大きな問題。
ネタバレしたくないのでこれしか言えません。
おもしろかったです。

みゆちゃん幸せになってぇ~

[ 2017-06-22 ]

七つの会議といいながら、8章立てになっていて、各章も必ずしも”会議”で成り立っているわけではない。一応、各章ごとに主人公が変わるんだけど、全ての話は繋がっています。最近流行の連作短編集を意識してこんな形式にアレンジしたのかもしれないが、どんなにあがいても池井戸潤ワールドには変わりありません。同じ”事件”でも、それぞれの人間の立場から描くと違った顔を見せてくる、という点は新鮮だけど、池井戸潤小説はこれまでもそうだった気もする。大企業、中小企業、銀行、不正、偽装、リコール、社内政治、etc。あくまでも、サラリーマン組織の不条理さを描いている池井戸潤小説です。

[ 2013-05-30 ]

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
会議のページを開いても開いても期待を裏切られていく、毎回。
結局人間なんて、会社なんてそういうものなのか?
そんな気持ちにさせられそうになった時に!!
そんな痛快さが池井戸さんのお話にはある。

[ 2019-05-13 ]

内容紹介
この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。
「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。

CDのために航空機シートのネジの強度を落とした坂戸だったが、下請けに話を持ちかけたのは、東京建電社長宮野であった。

8章からなる小説であるが、本筋に関係のない章もある。

[ 2019-03-31 ]

一方的に懲悪するような単純な図式でないのが、リアリティーを感じさせて良いところでもありますが。もやもやとする処もある。それで会社は良くなるのかい?

[ 2018-11-16 ]

大手家電メーカー・ソニックの子会社である東京建電を舞台とした経済エンタメ小説。

第一話 居眠り八角
第二話 ねじ六奮戦記
第三話 コトブキ退社
第四話 経理屋稼業
第五話 社内政治家
第六話 偽ライオン
第七話 御前会議
第八話 最終議案

会社内での不自然なパワハラ処分、コスト高の部材の発注、過去の隠蔽などを緒に、昔気質の会社体質に対し閑職に追いやられた元営業マンや、会社を支えてきたベテランなどが、それぞれの思いで会社を思い、立ち向かう。

東京建電がひた隠しにする秘密とは?
会社は生まれ変われるのか?


池井戸らしさが感じられるストーリーでした。
ドーナツの件は必要ないかも。

[ 2019-02-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-10-12 ]

半年待ってようやく手にできてワクワク。優衣さんがとても素敵♪私にも自分らしい仕事の仕方を考えられるかなと思った。ラストに優衣さんが届けるドーナッツが出てくるあたりも何ともおしゃれ♪また、原島さんと八角さんが何とも素敵♪(八角さんの奥さんも^^)小さくしか登場しない人たちも丁寧に書かれていて、すっごく面白かった。

[ 2018-10-15 ]

斬新な構成(^^)大手総合電機メーカーの子会社を舞台にトップセールスマンだったエリート課長がパワハラで訴えられ、その裁定が役員だけが接触を許された不可解な人事?!
この話を軸に、ここで働く人たちの周りで巻き起こる事件や取引先の台所事情など、各章完結?っと思いきやすべてが繋がっていた(笑)最後は池井戸さんスッキリです(^^)

[ 2018-10-09 ]

不正隠蔽に関する社内外の葛藤を描く.組織の論理と個人の理性をどのように折り合いをつけるか.最終的には個人の理性が大事と言うのが改めてわかる.ただその立場に立った時,どう判断するか.

[ 2018-10-09 ]

大手メーカーの子会社内で起きた、社内出世競争、親会社との事情、プロパーと親会社からの出向者の関係、親の介護問題、下請けを巻き込んだ不正と隠蔽工作、社内不倫等々。皆がそれぞれ問題を抱えながら出来る対応を取る…勧善懲悪でないからこそリアルに感じられる(会社の設定自体はリアリティないものの)。7月からドラマ化だそうで。

[ 2019-02-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-10-06 ]

このようなサラリーマンの悲哀を描くのが、池井戸作品の真骨頂。ひとつひとつの章が独立していつつ、からみあっている。

[ 2019-01-30 ]

七つの会議

原島万二 営業2課 課長 45歳万年二番手

坂戸宣彦 営業1課 課長 38歳エリート
佐伯浩光 営業2課 課長代理 38歳
八角民夫 営業1課 50歳 万年係長 居眠り
木村禄郎 営業4課 課長 ずんぐりの「ロクさん
河上省造 人事部長
日野 営業3課 課長 46歳 課長職は長い

宮野和広 社長 良識派
北川 部長
森野 副部長
梨田元就 ソニック常務取締役 八角元上司
原島江利子 妻
三沢逸郎 『ねじ六 』社長
三沢奈々子 逸郎の妹、専務 シングルマザー
浜本優衣 27歳 木村禄郎の部下
三雲英太 移動パン屋さん
新田雄介 人事部課長代理 優衣不倫 34歳
加茂田 経理部の専制君主
佐野健一郎 カスタマー室 室長 元営業部次長
奈倉 商品企画部 折りたたみ椅子担当
村西京助 副社長 ソニックからの出向
木内信明 ソニック総務部長
田部 ソニック副社長
江木 トーメイテック社長


▪八角民夫:野村萬斎
* 北川誠:香川照之
* 原島万二:及川光博
* 坂戸宣彦:片岡愛之助
* 三沢逸郎:音尾琢真
* 新田雄介 :藤森慎吾
* 浜本優衣:朝倉あき
* 佐野健一郎:岡田浩暉
* 田部:木下ほうか
* 淑子:吉田羊
* 三沢奈々子:土屋太鳳
* 奈倉翔平:小泉孝太郎
* 星野:溝端淳平
* 飯山高実:春風亭昇太
* 江木恒彦 :立川談春
* 加茂田久司:勝村政信
* 村西京助:世良公則
* 梨田元就:鹿賀丈史
* 宮野和広:橋爪功
* 徳山郁夫:北大路欣也

[ 2018-04-04 ]

読むと正直凹む。くそ、俺何やってる!と。
でも、その何倍も「やってやるう〜!」と力をもらえるのは池井戸さんの小説。笑

そして、今回もそんな気持ちにさせられた一冊。サラリーマンは楽じゃないんだぞ!

[ 2018-06-23 ]

最初は、単なるパワハラ問題だった。
だか、それが企業を揺るがす大問題に発展していった...
池井戸潤の短編は、あまり好きではなかった。
でも、連作短編となると話が違ってくる。
今作もそうだ。
徐々に明らかになっていく事実に手に汗握ること間違い無し。

[ 2019-04-14 ]

とっても面白かった。
自分は、こんな職種でもないし、いわゆるビジネスマンでもない。池井戸さんのパターンにも食傷気味だったので、ほんとに入り込めるかな? と思っていたのだが、ぐんぐん読みきった。
専門的な内容や言葉を使っていても、関係のない人にも分かりやすく興味が持てるように書いてあるのだと思う。
映画になったときいたので、読み始めたが、あえて、キャストは見ていない。今、読みきったので、これからホームページで確認するのがちょっとした楽しみです❗️

[ 2017-11-07 ]

プレッシャーを感じない仕事は無いが、正しいことをしないといけない。
今の日本の企業は大丈夫なのか、不安に感じるぐらいリアリティがある話だった。

[ 2013-02-04 ]

池井戸さんシリーズの最新作です。
ビジネス社会においておこりうる金策や裏取引の実態を、ある会社を舞台に赤裸々に描いた作品でした。

詳しいあらすじは、まーちさんが丁寧に書かれておられるので、そちらをご覧いただくとして、私は率直な感想のみを・・・。

まず私が驚いたのは、会議という会社になくてはならないものにかけられる出来事を中心に一話完結のストーリー作りをして、連作風につくりあげたこの作品の構成です。

会議を中心とした短編集かなと思ったのですが、実はもっと深いものがありました。
東京建電という会社でおこなわれる会議にかけられる8つの出来事。
そしてその出来事が徐々に、会社がひた隠しにしている重大な秘密を引き出してくるのです。

会社のために悪魔に魂を売った社員。
それを黙って見逃していた上司。
会社とはなんだと、考えさせられます。

別々の話のようでいて、最後にはちゃんとみんな一つにまとまってきました。
こんなピラミッド型のストーリーって、結構面白い。
会社の組織にもちょっと似ているかもしれません。

ビジネス社会独特の重い雰囲気がありながらもすらすらと一気に読めます。ビジネスマンのバイブルみたいな小説でした。

[ 2017-11-04 ]

企業の不正に関連しての内容。 世間で問題になってるニュースとのタイミングもあり、とても楽しめた。 一部の場面転換が唐突過ぎて一瞬理解できなくなったり、登場人物の存在感が薄く使い捨ての印象があったのは残念だった・・・という感想だったんだけど、これって連作短編なんですか。 読み終わっても気がついてなかった・・・そういうことならありに見えてきた・・・うまいこと繋げてるなぁ。 同じ内容でも長編として見るか連作の短編としてみるかでイメージが違って見えてきた不思議。

[ 2018-03-26 ]

相変わらず池井戸潤さんの本は面白い。2012の作品、いかにもありそうな中堅企業の営業部門を中心にした話が展開していく。企業絡みの強度偽装工作と保身に走る個人の身勝手なエゴが描かれ、最後に仮初めの虚飾より真実の清貧を選んだかたちの 冴えない人物がカッコ良く幕を引いて終わる。
タイトルの「七つの会議」がちょっと解らないけど、開催された会議が7回あるのかな?

[ 2017-08-30 ]

この作品の大きなテーマは「虚飾の繁栄か、真実の清貧か」。「ねじの強度偽装」とかは絶対にしてはいけないけれど、ほとんどの企業は様々な手段を駆使して、“清貧”よりも“繁栄”を求めるのが現実なんだと思う。サラリーマンとして共感できる部分も多かったし、とても面白かったが、例えば「半沢直樹」シリーズにあったような読後の爽快感は薄いかも。

[ 2017-10-18 ]

読んでいて面白かった。会社員はノルマが大変なんだと感じたと同時に、作者がここまで詳しく会社について書くことができるのに感銘を受けた。

[ 2017-05-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-05 ]

・中堅企業の不正を巡る小説
・短編を繋ぎ合わせながら大きなストーリーがすすむ。伏線を回収し切らない印象もなくはないが、分厚さを感じさせる作品

[ 2017-06-01 ]

大手電機メーカーソニックの子会社・東京建電で巻き起こる会社生命を揺るがす不正の隠蔽を、社内外8人の人物の視点から描いた群像劇小説。
ある人物から見たら悪党以外の何者でも無い人物も、その人物の過去の生い立ちや思いの部分が見えてくると、必ずしも悪者では無いと思えてきます。
現実世界で悪党としか思えない人物も、その人なりの正義があって、一人の人間として生活しているのだと思いました。

[ 2016-11-22 ]

池井戸潤作品
3話のドーナツの話がビジネスを作るとは何かを分かりやすく示唆してる
誰が主人公か最後の方まで分からない
流れは池井戸潤作品のいつもの流れ

[ 2016-06-12 ]

(2015.11.29読了)
さすが池井戸潤!
やっぱりこれも面白かった(ฅ'ω'ฅ)♪
同作家原作のテレビドラマ「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」「下町ロケット」などが楽しいと感じる人には大変おすすめです(^_−)−☆

[ 2016-07-21 ]

ソニックの子会社、東京建電を舞台に繰り広げられる池井戸ワールド。突然失脚する同期の坂戸。後を引き継ぐ万年2番手だった原島、不思議な立場の古参八角。キーワードはコスト削減のネジ。

[ 2017-12-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2015-11-19 ]

気になっていた池井戸さんの本。前に読んだ”ロスジェネの逆襲”に比べてスカッと感はないが、7つの会議(短編小説)がそれぞれの人達の会社人生を描き交差させ、面白かった。話の根幹にある顧客第一主義は、改めて商売の基本であることを痛感させられた。

[ 2016-04-14 ]

サラリーマンの宿命が見事に描かれている。社風というか社内の空気のようなもので悪いものがあるのはリアル。
キャラが濃すぎるのは小説なので仕方ないけど、ストーリーが面白いのは池井戸作品らしいなあ。

[ 2018-12-14 ]

映画化されるとのことで、読んでみました
最近の著者の作品のような、すっきりする内容ではありません

七つの会議を通して、会社の不祥事が解き明かされていくという形式です
序盤で話の成り行きは想像できてしまいます

それぞれの立場の人間の生い立ちまでが語られますが、だからといって許される問題ではないでしょうとも思います

[ 2016-10-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-21 ]

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

[ 2017-12-21 ]

主人公を変えて、8本のオムニバス。それぞれの話が少しずつつながっていて、おもしろかった。会社の不正に、正義は立ち向かえるのか?!正義は正義であってほしいけど、実際にはこんなもんなのかな。。。

[ 2015-02-13 ]

2月-9。3.5点。
ある電気製品メーカー、会社で起きた不祥事の
扱いを描いた小説。いろんな会議の場も描く。
ありそうな感が凄い。
最後は、やっぱり正義感だったかな。
序盤の経理マンが哀れ。

[ 2017-05-13 ]

池井戸さんの作品は、親近感があり非常に楽しめるものだ。しかし、今回の作品ふ楽しむ以上に、自身が置かれている組織の在り方について深く考えさせられた。昨今、様々な組織、場面でコンプライアンスが叫ばれている。さらに踏み込みコンプライアンスを当たり前に守れる風土を持った組織しか、残ることが許されない世の中になっている。
だれでも不正や不備、ミスは防止、改善すべきだとの認識だが、意図せず発生した不正や不備が、組織の存続を揺るがすものであった場合。果たして、個々や経営層はどう判断決断するのであろうか。各組織の理念に照らし合わせ判断すべきであろうが、組織の存続、この一言が大いに判断を歪める。歪んでる時点で風土は醸成されていないのであり、醸成されていないため、不正、不備が隠蔽される体制になっているのではないだろうか。
組織存続の判断は、ともすれば末期癌の発見と似ており、完治不可の状態といえよう。そうならないために、普段から健康管理をするのである。
組織のコンプライアンスについても同様のことがいえるのではないだろうか。
経営判断がなされる状態を作らないために、理念からブレない決断を常にトップは体現し、組織に見せ続ける。末端は、組織存続が危ぶまれる不備は、理念に沿って対応判断され、自身は職を失う覚悟をもち、小さな不備や不正も発生させない。しても、初期の段階で組織的にカバーが成される。

上記状態がコンプライアンス遵守風土が徹底された組織のあるべき姿ではないだろうか。

組織存続のための綺麗事を否定はしないが、理念に照らして綺麗事を公表しても、果たして社会は認めてくれるのだろうか?

さまざまなことん考えさせられた。
該当の書籍は、組織の方に強く勧めたい。そして
自身の状況と是非照らし合わせてほしい。

[ 2016-10-13 ]

後味すっきり解決!ではないけど、不祥事を起こしてしまった会社の深い人間関係のドラマ、思惑が交差して面白いです!
淡々とストーリーは進みますが、奥深いストーリー

[ 2014-09-15 ]

池井戸作品を読むのは初めてです。作品のTVは嵌って見ていたにもかかわらず・・・・面白かった。ついつい引き込まれて次を読みたくって読みたくって。。の状態でした。
サラリーマンの世界って 営業の世界ってあんなに厳しいものなのだろうかと考えてしまいました。最後は絡んだ糸がほぐれた様に整理されたようでホッとしました。

[ 2016-07-29 ]

全体的に面白く、リアリティーを感じる。企業の体質、旧態依然にしがみつく部分あり、人間模様、理不尽さもあったり、リコール隠しによる信用の失墜、窓際部署の実情が伝わって来る。会議で自分の意見を述べても、会社の伝統、コストの問題等が生じるなど、通りづらい部分が少なくないが、ある社員が面白そうだと興味を示し、試行錯誤の末、やり始めたドーナツのように柔軟な発想も会社の風通しを良くするのに必要な部分だと感じる。自分の信念を持って仕事に取り組む大切さ、何のために取り組むかを大事にすればやりやすいかなと感じる。

[ 2014-04-20 ]

現代社会が抱える様々な社会問題をとりあげつつ、”最後には正義が勝つ”風のこれぞ池井戸小説といったところ。
社会人となって初めて味わうことになる社会(企業内)のドロドロの描写と、そのなかで暗躍する上司、常にノルマを課せられる部下、それを傍目に見るOLなどなどの描写もさすがといったところ

[ 2014-06-29 ]

リコール隠しが題材ということで「空飛ぶタイヤ」と共通してますが、今作は社内から不正を糾弾していくストーリーでした。
個人的には「空飛ぶタイヤ」には及ばないかなと思いました^_^;
しかし、池井戸先生の他の作品と同様やっぱり面白い!
一日で読んでしまいました(^^)
やっぱり底知れぬパワーのある作家さんですなー。池井戸先生は。
8月発売の半沢シリーズ最新作が本当に楽しみです♬

[ 2014-02-11 ]

会社小説の名作。主要な登場人物の人となりと、組織の中での関係性、動きがストーリー展開と共に提示され、一つ一つの章が積み重なっていくほどに物語全体と組織の意図が明らかになっていく。「神様からひと言」と合わせて読むとまたそれぞれの著者や作品の特徴が表れて面白かった。

[ 2014-05-13 ]

著者の作品を初めて読みましたが、一気に読むほどハマりました。登場人物が色々と出ますが、各章にそれぞれの人物にスポットを当てているところも特徴です。詳細を書くとネタがバレルので割愛しますが、小説をあまり読まない人にもお勧めの一冊です。

[ 2016-01-01 ]

2016年、最初に読破した本。
会社絡みの隠蔽工作とどう対峙していくのかが焦点で、歯車のひとつとして生きていくサラリーマンの悲哀が浮き彫りになっていたように思う。
七つの短編でありながら
徐々に明からになっていく事実との絡みが絶妙。物語全体が丁寧に描かれていたためとても読みやすかったのもとても良かった。

[ 2014-08-06 ]

短編集のようで、全体が1本のストーリーとして仕上がっている。遉としか言いようがない。1章を読んだところでは全く想像が付かなかった。まぁ、そういう意図で書いてあるのだろうけど。

[ 2014-02-28 ]

営業一課エースの失脚から始まる会社存続の事件へ。オムニバス形式で物語は進み、いつの間にか物語は会社の不正隠しにもつながっていく。今までと違うのはどの人にも家族があり、その事件を起こした背景があるということ。それぞれの登場人物が、その事件に対してどのように対処するのか――時系列が少し混乱するところもあるが、一人一人の人物が生きていて面白い。終わった後に、ドーナツが食べたくなった・・・。

[ 2015-08-30 ]

前にNHKのドラマでもやってたね
なんか、一歩間違うとどこででも起こりそうな内容!、相変わらず池井戸ワールドあっと言う間に読破です。

[ 2014-01-04 ]

製造業界の裏側が垣間見える1冊。会社を辞めたくても辞められないサラリーマンの悲哀が感じられた。原作を読んだ後にNHKのドラマを見たが原作とギャップがあって残念だった。

[ 2017-11-05 ]

NHKのドラマは観ていたが、本で読んだ方がしっくりきた。いつものパターンとは違い悪の側からも描かれひと味違っていた。

[ 2013-11-01 ]

過去に何があろうとも今がそれでコンプライアンスとか言いますか?
最後で主人公が誰かわかっただけに余計そう思った。

[ 2015-02-12 ]

タイトルどおり、七つの会議それぞれが、謎の解明までのストーリーを構成していく。この構成がうまい!池井戸さんの作品はどれも企業人の倫理観を問いていて、普段実務に追われて忘れがちな心を呼び覚ましてくれるし、読後スッキリなので大好きです。

[ 2014-07-06 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2015-07-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-08-23 ]

真実を貫けば会社存亡に関わる事態を招く。一人の人間として誠実に生きるか?社会人として清濁合わせ飲むか?
実に考えさせられる一冊です。

[ 2014-04-26 ]

「会社のコンプライアンスを考える上で、読んでおくべき。」と母に言われ、読み始めた1冊。今まで、「コンプライアンス」と聞いても具体的に想像出来なかったけど、この本を読んで少し解った気がする。

[ 2014-03-21 ]

なんかもう、リアル。人間ってのは色々な面があって、また安直にハッピーエンドとなるのでなく不条理が通る様子も。この人の本好きだなー

[ 2013-09-19 ]

「お前は自分が賢いと思っているだろう。泥臭い仕事ぶりをいつも高みから眺めて、ああしろこうしろと偉そうに部下に口出ししてたよな。だけどその間、お前が自分でまとめた商談がどれだけある。利口ぶって椅子に座って手を汚そうともしない。そんなやつの考えることといったら、自分のことばかりだろうな。自分のことしか考えない奴に、会社のために汗水流して働く奴らのことはわかりはしない。だから、何かあればそれは保身だと安直な結論に結びつける。それがお前の限界なんだよ」
隠蔽工作する営業部長・北川が、告発しようとする、かって北川に干された、クレーム処理・佐野に対する怒りの発言。
これも愛車精神なのか⁈守るものは、会社か顧客か⁈自分へも問いかけられる言葉。自分は仕事を隠れ蓑に、真摯な仕事をお客や関係者にして来たのか?不正を前に自分の存在意義をかけて何ができるのか…深い…
北川の今までの仕事にある意味、自負さえ感じた。

[ 2014-09-04 ]

池井戸潤。万年係長の八角から突然パワハラで訴えられた仕事も人間性も優れた営業課長の坂戸。結果、坂戸は営業課長を外され人事部付に。一章ごとに、違う人間からの視点でどんどん話が展開されてゆく。

ただただ、面白かった。

[ 2013-12-15 ]

NHKのドラマを見て、読みたいと思っていた一冊。ドラマでは、原島が主人公だったが、本ではどちらかといえば八角が主人公。やはり原作に軍配が上がる。半沢シリーズやその他銀行もののように爽快な復讐ではなく、モラルの大切さ、自己保身の愚かさがジワジワ伝わった。メーカーに勤める者として心に留めておきたい一冊。

[ 2015-01-04 ]

これは隠れた名作じゃないか? イメージとして、鉄の骨のような苦悩に満ちた物語 主人公が分かりづらいのもいい 池井戸潤のパターンに飽きてたけど、これはすんなり面白かった 仕事をする上でなにを最重要事項に置くかは大事なのか?

[ 2013-06-15 ]

池井戸作品の4作目として読みました。

4作品も読んでいると、“池井戸パターン”が読めるようになってしまっていて、そのどんでん返しみたいのもなく、ちょっと残念でした。個人的なハラハラ感みたいのが薄れてしまったというか・・・。

でもやっぱり面白いス。

だが、池井戸作品はこれで一休み。

[ 2013-07-12 ]

こういう会社小説を読みたい時は池井戸さんではずれなし。
仕事でヤな事あった時のストレス発散用には間違いない作家さんですね。

で、この小説の主題とは離れていくのだけど、ちょっと気になったこと。
リコール隠しとか消費者顧客の安全を侵害するものについて、ウソ隠しは絶対アカン。そこは正直ベースでやってもらわないとそりゃもう絶対困るんだけど。

その「隠し事はアカン」の意識がどんどん飛躍して、「なんでも教えてもらわな困る」という知りたがり根性がいびつに成長してるのは今の日本社会じゃないかと思う。
知るべきことと知っておきたいことは違うし、まして隠しておきたいことってのは誰にでもあるだろう。

大きな企業なんだから、有名人なんだから、我々は消費者で金払ってあんたらの商品買ったったり、テレビや映画観たってるんだから、社外秘の極秘事項であれプライベートであれなんでも教えてもらって当然

それはちょっと違うのとちゃうかなと思うような出来事が最近とても多い。情報の氾濫度合いがひどくて、しまいにとんでもないしっぺ返しを食らいそうな気もするんやなぁ。

…この本に出てくることは当然隠したりしたらアカン話なんやろけど、隠ぺい体質だけを徹底的に叩く論法には、どうもなじまない俺です

[ 2013-11-09 ]

『下町ロケット』や半沢シリーズのような
池井戸さんお得意の痛快感はないので、少々物足りなさは感じますが
だからこそ、よりリアルで、どこの会社で起こってもおかしくない不正隠蔽。
会社員として働く私には、色々考えさせられました。
 
不正を犯すことはもちろん悪い事で
この話に出てくる坂戸課長はもちろん、北川部長、稲垣部長…
全ての人々は「悪い」と解っている。
けれど、大きな会社という組織の中で
その不正を「見なかったことにする」「隠す」という判断をせざるを得なかった。
 
匿名で告発すればいいじゃないかという意見もあるかもしれませんが
その事で、会社自体が無くなれば、職を失ってしまう。
そのせいで、大切な家族を養えなくなってしまう。
それならば…
 
と考えてしまう事は、仕方のない事なのかもしれません
 
実際、私が同じ状況になったとしたら・・・・
 
かと言って、八角さんのように
『期待するから裏切られる。その代り、期待しなけれや裏切られることもない』
と、完全に割り切る事もできず。。
 
今の時代にも、おそらく多発しているであろう状況設定に
考えさせられながらも、結局は明確な答えもでず
読後感はなんだかモヤモヤしてしまいました。
 
ただ、その中でも浜本優衣が選択した行動は
同じ女性として嬉しく感じました。
 
『いったい、会社にとって私ってなんだったんだろう』
 
会社に勤める人なら
必ず一度は考えてしまう事かもしれません。
それでも、行動を起こさず(起こせず)に
ただ業務を繰り返している人が、私を含め大勢いることでしょう。
 
私も優衣のように、少しずつでいいから
未来のために、自分を変える努力をしていきたいなと思います。

[ 2013-05-18 ]

タイトルからして短編かなと思ってた。

確かに短編だが、全てが上手く繋がっている。

自分の会社の闇を知った時、世間に晒す事はできるのか?
それとも黙認してしまうか?

選択を問われる話です。

[ 2014-01-12 ]

物語が上手く、それでいて考えさせるところもあり、面白かった。すごく読みやすく他の本も読んでみたいと思った。

[ 2013-11-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2014-01-11 ]

会議を経る度に明らかになる真実。
企業でコンプライアンスを教えるのなら、この本を読ませると効果的だと思う。
偽装を見つけながら是正できないつらさ、罪を告白した時の肩の荷が下りた感じが行間ににじんでいます。
ドーナツの話が面白かったが、やっぱり作り立てがおいしいと思ってしまうのは、食いしん坊だから?
最後の一文で救われる感じがする。

[ 2015-10-12 ]

2015年10月11日
いつもの池井戸潤
隠す隠蔽体質
正義がおいやられていく、弱者が一人で責任を負わされる危険。
どこにもありそうな氷山の一角なのか。

[ 2013-03-15 ]

池井戸さん作品は空飛ぶタイヤからですが、信念の男たちが書かれていて、自分もこうありたいと思いながら読めます。この話も同じくですが、一歩間違えば自分も簡単に嫌な男になってしまう怖さも強く感じました。。

[ 2015-06-21 ]

始まってから真ん中あたりまではすごく面白かった。後半は眠たかった。どれが七つなのかは分からん。八角はタバコ吸い過ぎ。

[ 2013-11-04 ]

間違いなくおもしろい内容だったがストーリーがあまりにも単純だった為若干だるい感じがした。
黒幕的な陰謀が欲しかった。

[ 2013-06-30 ]

この会社でいま、何かが起きている―。

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?
パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。
急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島だった。

空飛ぶタイヤを彷彿とさせる、会社ぐるみのリコール隠し。
こおいう設定を描くのが上手い!

[ 2014-07-09 ]

ある会社で働く人達のそれぞれの視点から描く短編集。それぞれの話は視点は変わるが繋がっている。
何気ない話から、リコール隠しの話まで繋がっていく。

[ 2014-03-30 ]

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[ 2017-03-12 ]

2017.3.12-25
8つの章の主人公が異なり、それぞれ生立ちや心情や立場が語られつつ、それぞれの視点からソニック子会社の不正の真実に近づいていく。

[ 2013-10-08 ]

企業の不正を描いた作品。現代にもよくあるリコール隠しを思い出してしまう。ほんとに企業ではこんなことが起こってるんだろうか?!
まぁ、『どいつもこいつも!!』って感じ。

[ 2013-02-28 ]

読み終えた時、一つの真実が明らかになります。悪を成敗した爽快感ではなく、虚しさ寂しさがこみ上げてきます。閉鎖的な組織の中でのサラリーマンの生き様、真実=正義が成り立たない現実。繰り広げられる人間模様に引き込まれてしまいました。

[ 2016-01-06 ]

組織で働き、過酷なノルマに追われる悲哀を感じさせられた。この内容働き決して他人事ではなく、きを付けないと深みにはまってしまう。たとえ苦しくても魂を売らずに誠実でいることは、とても大切なことだと改めて感じさせられた。2016年最初にこの本を読むことができて、良かったと思う。

[ 2013-02-24 ]

働くということが、どういうことなのかがよく分かる。

何のために働くのか?正しい働き方を教えてくれた。

[ 2013-07-02 ]

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[ 2013-03-26 ]

以前、蔦谷の本のコンシェルジュの人が大絶賛してたとおり。 オムニバス形式だけど、ひとつの会社を軸に人間関係が描かれていて 最後にはすべて繋がるのです。。
あぁ 本当に面白かった。

[ 2013-11-23 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-02-27 ]

サラリーマンって何のために働いているのだろう。
会社のため。家族のため。自分のため。
生きるために働いている。食うために働いている。
一体なにが正しいのかわからないなあ。
そもそも何が正しいかを決めるのは自分なのだ。自分で納得して働き、人生を謳歌する。これが幸せの秘訣なんだろう。

[ 2013-07-24 ]

何この話面白い!!っと思ったらまだ30ページだった。冒頭からぐいぐい引き込まれ最後まで一気に読んだ。
企業戦士として働いている父に勧めたい一冊。

[ 2013-07-26 ]

KRPのTSUTAYAにて。
池井戸潤はやっぱりなんかえぐさが足りないように思うんだよなあ。半澤シリーズ読み返してみようかな。これはわりとえぐめドロドロ現実書いてある系だけど、その一方でなんか明快な最後が書かれているわけではなくどう読んだらいいのこれ感はある。

[ 2013-09-08 ]

中小メーカーの東京建電と親会社のソニック、そして取引先企業まで巻き込んだ組織的な企業不正をテーマにした小説。

全8話からなり、それぞれの章のそれぞれの主人公が闇を抱えながら、「自分たちの仕事」に取り組む。

部門間の確執や、細かい人間関係の設定により、『ロスジェネの逆襲』よりも、深みのある小説。

[ 2019-04-20 ]

最近映画化もされた作品
映画はまだ見ていないですが、誰が誰をやるのか興味がありますね
作品はやはり池井戸先生という感じの作品
登場人物が多く、誰が主人公なのかよく分からないが、最後は意外な人が主人公だったのではないかと思わせる

構成は短編がいくつかみたいな構成ではありつつ、各章の関わりというか、登場人物の関わりはある
そして、全体で一つの作品になるという感じ

各章を線と考えると、線がすぅっと引かれ、次の線がまた別の位置から引かれる
時折、線同士が交錯しつつ、最後はそれらの線が一つの点にキレイに収まるという感じ
たまに見る作風だが、やはり作家さんというのは天才というのか、、、どうやったらこういうストーリーを紡ぎ出せるのだろう

ある会社、、、典型的な昭和の古い体質の会社が舞台
こういうと昭和が悪い時代だったかのようですが、そうではなく昭和の終わりの一つのステレオタイプ
変化を嫌う、社内政治、そのあたりの表現です
その会社は電化製品を作っている会社のようでしたが、椅子なども作るという何の会社かはよく分からない感じだったですね
ただ、関西のソニックという会社の子会社という位置づけで、親会社はパナソニックさんを意識していそうかな

営業の報告会議から始まる
当初、主人公的に描かれるのは営業2課の課長
1課は花形、2課は日陰という感じで、やはり成績もパッとしない
そのため、報告会議はイヤで仕方ない
一方1課の課長はかなり年下だが仕事がよくできる人間
課長補佐は会議でも寝ているような人間だが、そんな事は気にもせずにしっかりと報告
部長からも「この調子で頼む」の一言

しかしこの会議終了後に異変
1課長が補佐に対して「なんで寝てんだよ」とキレる
1課長は補佐をよく思っていなかったのか、会議後も事あるごとに責め始める

他人からしても目に余るような状況だったが、逆に補佐が1課長をパワハラで社内に報告
パワハラ委員会で状況を確認する事になる

目に余る状態ではあったが、これまでの実績から1課長をどうこうするというのは考えられないというのが皆の印象であったが、なんと1課長は処罰、降格対象となり、更になんと2課長が花形の1課長になるという急転直下

2課長はなにかあると見て、1課長になった後1課補佐、パワハラで前1課長を訴えた人物に確認
知らないほうが良いぞ的な事を言われつつも全体を聞いてしまう
ここでは内容は明らかにされないが、ただのパワハラではなかった事だけが伺えた

ネジ工場に舞台が変わる
零細企業で常に汲々としている
前述の会社の下請けとしてネジを受注して作っていたが、これは前1課長のときの話で、急に「別の会社に頼むから」という事で切られてしまう
下請けの悲哀

逼迫状態は変わらないが、社長はなんとか他の会社からの受注を目指して活動
しばらく時間が経過した後、偶然(を装っただけ?)に新1課長に出会う
これは課長交代直後の事と思われる

そこで「ネジを作ってくれ」と言われる
「前に断られたのに?」という思いや、工場をフル操業させないと間に合わないというのもありつつ、仕事が受注できれば会社の状況も一気に改善される
という事で受注する
この章の最後が印象的だったが、新1課長から受け取ったサンプルネジを強度調査の機械にセットしたところ破壊されてしまう
「このサンプルは強度不足だ」と思いつつ、工場社長は無視して自分たちは正しい強度のネジを作れば良いと

読者としてはここで偽装関連だなというのは見えた

また舞台は昭和会社に戻る
この章はある女性社員目線
不倫の恋をしていたが、別れを切り出され、ヤケになってか会社を辞める
辞める前になんかやろうという唐突な流れで社内に無人ドーナツの仕組みを作る
結論、不倫相手は昭和会社の経理のイヤーな感じの若手社員
そしてこの女性は退社後にドーナツ屋さんと結婚してハッピーエンド
ギスギスしがちな展開の中でここはホッコリ

次は不倫の経理社員目線
甘えた考えの若造というような描かれ方の人物
この人物だけでなくキャラにエッジが効いている

新1課長とトラブル気味という事もあり、1課の状況を確認したときに気付いたコスト高の件を調べ始める
例のネジ屋さんに頼んだ事で以前よりもコストが嵩んでいたのだ
だが、彼は真実にはたどり着かず
その前に転勤を言い渡されてしまう
読者的には、偽装は会社として隠蔽しようとしていて、それを調べているので飛ばされたという印象は感じた

次は苦情係の目線
もとは営業職でそれなりの成績を出していたが、上司に嫌われて飛ばされたクチ

多く来る苦情の中からある椅子の強度不足に気づく
あのネジが使われた製品だ
つまり、流れとしては前1課長がネジ屋に発注を決めたが、その後にもっと安い会社が現れそちらに発注変更
それが社内の一部で判明して前1課長は降格
新1課長は強度不足のネジをもとのネジ屋に戻したという流れ

苦情係はこの事実を会社に報告すると言い出すが、部長からは「社長も知っている」というような事や「判明したら会社がなくなる」と言われ放心状態
もう何もできなくなる

が、強度偽装の怪文書が副社長の目にとまる
副社長は親会社のソニックから出向している人物で、この昭和の会社からすると煩型というか、腹を割って話せる相手ではなかったので、この事実を知らなかったのだ

ここから親会社もひっくるめた大騒動に展開していく
当初は親会社も偽装継続でいこうとしたが隠しきれず
処理を行う事になる

このあたりからあのグータラ1課長補佐が主役に
課長補佐も若い頃からグータラだったわけではなく、偽装まがいの事までやって結果を出し昇進していく同期を見て、商品は売っても魂までは売らないと

若い頃に見た偽装まがいが今度は完全な偽装として発生した
若い頃にはそれを見て見ないふり、グータラ社員に堕してしまったが、それは正義感の裏返しというか
ずっと刺さったトゲだったのだと思う

この偽装は正常化しようと
そもそも、怪文書なども明らかにはならないもののおそらくこの課長補佐が流しており、この不正行為を正すために動いていたのだ

この課長補佐が主役なのでしょうね
この問題の後処理をする中でも、偉い人におもねる事もなく、自分だけ得をしてしまうような事には乗らず
多分、この人が野村萬斎さんじゃないかな

やっぱり課題や問題から逃げてはいけない
愚直である事が日本人の美徳なんだと
下町ロケットなどにも通じる池井戸ロジックが感じられて良いですね
映画もみたいすね

[ 2013-01-06 ]

中心になっているネタは、「空飛ぶタイヤ」のそれに近い。ただ、今回の話は専らメーカー側の視点で、社内政治や親会社との微妙な関係を交えながら進んでいく。ストーリー的には一捻り利かせているのだが、連載の都合もあってか、詰めのところでややパンチが弱くなっているのが残念。あと、人物像や登場人物の行動規範にも、やや古さを感じさせる。

ただ、「調査委員会」のあり方については、考えさせられるところもあったけど・・・。

[ 2013-01-14 ]

個々のエピソードはそれなりに面白いんだけど、それが最後に一つに結びついて・・・という部分で、ちょっと消化不良だったかな~。

[ 2013-05-25 ]

7つの異なるタイプの会議でそれぞれ主役となる人物にフォーカスしてストーリーが展開していく。またそれぞれのストーリーがつながり、会社内の人間模様が見事に描かれていて、時に登場人物と同化し、結末の行方に引き込まれ一気に読み切ってしまいました。

[ 2013-05-10 ]

当たり前だけど、企業は色んなバックグラウンドを持った者が集まって
組織されている。それ故に社員がみんな同じ方向を向いて仕事をするのはやはり難しい。
お客様を第一に考えて仕事をするのが理想だけど、
上司や数字にばかり追われて少々やり方が荒くなってしまい、それで
結果を出している人が実直に仕事をしている人よりも会社の中で力を
持っているのが現実だと思う。

企業で働いたことのある人は、これを読むとやるせない気持ちに
なるのでは?
ドーナツ販売の話が前向きだったこと、八角の奥さんが優しかったことが
唯一の救い。

日本を支えているサラリーマンに心から「お疲れ様です」と言いたくなる。

[ 2012-12-16 ]

取り上げたテーマがテーマだけに、人物の詳細をもう少し描いて欲しかった。作者の最近の作品の中では読後の印象が薄く(こういった作品が好みな方もいるとは思いますが…)、プロ野球のピッチャーで例えると「谷間のローテーション」って感じ。但し勝ち星はしっかりついてますが…

[ 2013-09-03 ]

顧客への誠実な対応か!
言うは易く、行うは難し、ですね‼

結末はどうなるかと思ったけど、予想もつかない展開でしたね‼

[ 2013-12-06 ]

『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』のような中小企業VS大企業とは違うシチュエーション。大企業内の内部告発で、黒幕が次々登場。ラスト10ページでも先が見えない、ギリギリまで楽しませてくれるビジネスサスペンス。期待を裏切らないおもしろさでした。
ドラマを見てなかったけど、東山則之は私のイメージじゃなかったかなぁ。

[ 2013-10-26 ]

会社の利益を出す為、色々な策を講じる必要があるが、顧客の不利益、ましてや、人的危険があることを分かっていながら、利益を優先させることは、決してやってはいけないこと。しかし、追い込まれた人間は、果たして、正義だけで判断出来るのか?
そんな組織における人間の本質を、章毎に中心人物を変えながら追求していくストーリーに仕上げているところが非常に面白いと思う。

[ 2013-02-16 ]

とある研修で講師の方が勧めていた本。どんどん引き込まれ、あっという間に読み終わってしまいました。企業の目的は利益追求ではない。殺伐とした企業社会にドーナツ販売のほのぼのした雰囲気が希望を感じさせてくれました。

[ 2013-08-06 ]

いまひとつスッキリ感のない作品。
不正を隠蔽しようとする企業体質を、もっとバッサリ斬って欲しかったなぁ。半沢直樹シリーズのような痛快感がなく、ちょっと物足りないと思いましたf^_^;)

[ 2013-01-18 ]

続きが気になって、あっという間に読み終わった一冊。内容が進むうちに、人事とは思えず『仕事の本質とは?』『人の弱さ』について考えさせられる本でした。反面教師です!!

[ 2012-11-13 ]

企業コンプライアンスについて書かれた本。
短編ひとつひとつがつながっていく、好きなジャンルの本。
それぞれのバックグラウンドを抱える人物が目の前の問題に対してどう向き合うかを中心に描かれており、先を読み進めたくなるような痛快な内容。

[ 2013-02-06 ]

初めて著者の本を読みましたが、最初から最後まで一気でした。ビジネスマンには非常に興味深い内容だと思います。
代表作、下町ロケットも是非読みたい

[ 2013-03-02 ]

いい仕事をするって何だろうかと考えさせられた。組織は人を育てるのか、人間性も変えてしまうのか…自分の仕事ぶりに誇りを持つことの大切さを、登場人物の苦悩する姿から教えられたような気がした。

[ 2013-07-18 ]

20130717
今NHKでドラマ化してて、ちょうど読み終わってよかった。
何度もいうけど、この人のは、
空飛ぶタイヤより面白いのはないなー。
でも、今回もそれなりにちゃんと、楽しめます。

一人一人飛ばされていくのはなんかリアルでした。。

[ 2012-11-06 ]

各章毎に話は独立しているようで、全体として一つの話になっているという構成。東野圭吾氏の新参者のような感じだか、少しブレている感じも否めない。登場人物が多い気がした。
ただ、全体の話としたは面白い。どこの会社や部署にも事の大小はあるにせよ同じように隠していることの一つや二つはあるかと思う。

[ 2014-06-15 ]

腐り切った会社を糾すには、どうしても内部告発しかないのか。
問題が大きくなればなるほど、隠蔽するしかなくなる。健全な企業運営のためには、小さな芽をきちんと処分すること。
他の池井戸作品と違い、心から応援したくなるようなヒーローはなく、等身大の人間によるドラマ。等身大の人間だらけで、多くの人命を危険に晒すかもしれないリスクが放置されることが恐ろしい。

[ 2013-05-05 ]

2013/5読了。
久々に池井戸作品。
パワハラを巡る不可解な人事から、リコール隠しの実態が明らかになっていく。
登場人物の主役が入れ替わりながら、最後にはそれぞれの話が一つにつながる展開は相変わらずさすがです。
最近の池井戸作品の企業ものでは珍しく勧善懲悪のスッキリ系ではありません。極限まで追い詰められた状況で人は正義を貫けるか、考えさせられます。

[ 2012-12-01 ]

後半でいっきに伏線がつながる感じはミステリーのようでした。ただ、いつもの胸のすくような勧善懲悪なところが少なかったかな。

[ 2013-02-25 ]

ネジ強度リコール隠しがメインテーマの短編連作集。変わらず読み応えタップリで面白かった。お得意のヒール的存在の銀行員は出てこなかったなぁ~。

[ 2013-05-16 ]

小説としては意外性があり面白かったです。
内容にい関しては、勝者のいない、サラリーマンの悲哀を感じさせられる、そして、共感できる自分がいることを発見してなんだかやるせない気分にさせられます。

[ 2013-07-22 ]

前に読んだ作品が面白かったので、期待があった分ハードルが、高かったのか?
途中は面白かったのに、失速してしまって、どうもスッキリしない読後感で残念。

[ 2014-03-27 ]

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[ 2016-03-17 ]

それぞれに事情があり、誰が悪いとかでなく、、企業の体質の問題。。
って言っても、顧客に対しては完全に悪だけど。(´-_ゝ-`)
どうなることやらと思ったけど、まぁ、納得の行くラストでした。
新田が飛ばされたとこはスカッとしたー。

[ 2013-01-17 ]

池井戸さんは「空飛ぶタイヤ」から好きでずっと読んでいるので、少しマンネリ感を感じるようになってしまった…

[ 2013-01-26 ]

図書館で借りた本。

思っていた内容と違っていたので、がっかり染ました。

期待値が大きすぎたのかも。

ある会社の、不祥事を巡る物語を、さまざまな立場からの視点で進んでいく。

[ 2014-01-25 ]

ドラマ『半沢直樹』と同時期にNHKで放送される前から図書館で予約し、半年近く待ってやっと順番が回ってきました。原作を見てからと思い、ドラマは見ずに読みました。
初めは東京建電という会社の様々な出来事が描かれた連作短編集なのかと思いましたが、点がだんだん線になり、一つの大きな出来事がその点たちを結んでいたのだと気付きどんどん引き込まれていきました。
東京建電という会社は、ソニックという大会社の子会社の一つ。生き残りのため、営業にプレッシャーをかけ、ノルマをこなすことを課している。そこでコストを削減するため手を染めたのが強度偽装。そしてそれが分かった時は隠ぺいする。どうしてそういうことになったのかの背景が描かかれている。自分たちの保身・利益しか考えない社会。そういう者たちに警鐘をならしている作品だと思った。

[ 2014-02-21 ]

企業内に於ける倫理についての教科書というか、免許更新時の事故ドラマを見ているような気になった。職業柄いろいろな業界を見てきた立場からすると大小はともかくよく有りさげなネタだよなぁ。。。と。読んでいる時には流れるように読めるからあんまり気にしなかったんだけど、ただあまりにも読み易過ぎやしないか?という事は、軽いって事なんだろうな。面白かったけどね。

[ 2017-12-22 ]

企業で働く中で、苦悩は誰もが抱えていることであり、その中で何に希望を見出すべきかということを問いかける内容。ある会社が抱える秘密を軸にしながら、それぞれ事情を抱えた立場の異なる社員たちの葛藤を描いている。逃げ場のない会社という檻の中で、組織の正義、社会の正義、個人の正義が錯綜し、対立する。ここに描かれている苦悩は、会社勤めの人ならばとても他人事とは思えず、読んでいてなんとも重い気持ちになるかもしれないが、最後は希望を見出すことができる最高の作品でした。

[ 2014-09-03 ]

NHKで放映されたドラマでは、多少、脚色されている点がある。
小説の方は、従来の池井戸潤のそのままっていう感じかな。

[ 2013-06-27 ]

これぞ池井戸潤。
下町ロケット、空飛ぶタイヤが面白いと思ったら読んで損なしです。

主人公といったものが存在しない群像劇という観点からいうと、『シャイロックの子供たち』が近い。
様々なピースが纏まっていく様は見事。

一度読み終わったら、すぐもう一度読みたくなる本です。

[ 2013-06-25 ]

あまり期待しないで読み始めたら、面白さにハマった!
最初は営業部の中のいざこざが題材かと思ったら、不正の隠蔽と大きな題材が隠されていて読み応えもあった。とにかくおもしろかった~!

[ 2013-07-19 ]

内容が内容だけに、いつものような勧善懲悪の歯切れ良さがないのが残念。途中である程度の結論は読めてしまうけど、いろいろな仕掛けがあって最後まで楽しめました。

[ 2013-01-06 ]

完全な悪人はいないけど、どこか間違って企業が過ちをおかしていく。組織って怖いなと思いました。なんか、身の回りでもありそうで他人事とは思えない親近感がありました。次回作にも期待したいです。

[ 2013-02-05 ]

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[ 2015-03-11 ]

最近この著者はテレビドラマも半沢直樹であてて人気がありますね。凄く読みやすく理解し易い本ですので、是非どうぞ!!

[ 2013-03-20 ]

この人の作品はこれで4冊目だが、どの作品もサラリーマンの悲哀のようなものがよく伝わってくる。作者が実際にサラリーマンを経験していないとここまでの作品はかけないと思う。この作品もやはり共感できる箇所が多かったと思う。不正は不正、いけないことだとわかっているが、会社のため?みんなのため?自分のため?何のためなのかは分からないが、みんな少しずつ目をつぶってしまうところもあるのではないだろうか・・・

[ 2013-05-15 ]

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[ 2013-03-10 ]

短編かと思いきや壮大な長編。単純な勧善懲悪的なつくりこみではなく新鮮な感動があった。人の気持ちの裏表、揺れ、エゴ、言葉で言い表すことのできないもの一つひとつを細やかに描かれている。登場人物は自分と何ら変わらぬ人間なのだということに抗いがたく惹かれた。我がこととしてひきこまれた。複雑に入り組む人間模様に人はそんな単純に割り切れるものでないことに改めて想到。えっ結局この人かよ、この人ってそうだったの、といった小さな驚きが随所に散りばめられており、最後の最後までどんでんは止まらなかった

[ 2012-12-28 ]

収益至上主義の会社が求めるモノ…ノルマ通りの数値実績、規定通りの人間。歪んだ社内風土は、少しでも逸脱する者へは理不尽な左遷や、不相応な責任をなすりつけ、横行する各派閥間の引っ張り合いなどは当たり前なのか?短編の様な各話のキーマンが決定的な不正の隠蔽と過去に辿り着き、最後に彼のメガトン級の爆弾が炸裂する。気づけば、彼女のコトブキ退社は一服の清涼剤!顧客の為という仕事に対して、愚直な姿勢の勧め。

[ 2013-08-17 ]

「空飛ぶタイヤ」と同じ、リコール隠しがテーマ。 大阪京橋が本社の「ソニック」という会社が物語にでてくる。もしや、と、ぐぐってみると、本書のモデルはK製作所の子会社、K工業による旅客機の座席強度偽装らしい。 

中途半端に誤解を招く架空の社名を使うのはやめてくれ~。

[ 2012-11-17 ]

企業倫理やものづくりの原点回帰、組織腐敗を書きながらも上質なサスペンス。前半後半で登場人物への視点が逆転しちゃう構成に感嘆。

池井戸氏の作品は原作映画の『果つる底なき』を観ただけだったんで勉強不足でしたが、なんだか今の気分にぴったりで読み出したら止まりませんでした。

[ 2013-01-22 ]

休日の読書で仕事を連想したくないのですが…
登場人物のいろんな背景や思惑に楽しく読了。
ただただ、真面目に働けば良いと言う時代
ではないのかなぁ。。。八角さんの奥様や、
ドーナツに関る女性達に和み癒され、働く為に
は何が大切かを考えさせられた作品です。
最近ニュースで話題になっている飛行機の
燃料漏れ等の不具合の原因も…こんな感じの
会社組織でのシガラミで無ければ良いが…

[ 2013-05-01 ]

なるほど。
池井戸潤の小説は、いつも考えさせられるなぁ。
特にこんなサラリーマンを描いた作品だと、
自分を振り返ってしまうよ。
でも、最後まで読み通すと、
何か力、希望を得たような気になりますね。

[ 2013-05-20 ]

登場人物のキャラクターがわかりやすく一気に読んでしまった。さて自分ならどうするか?虚飾の繁栄か、真実の清貧か?

[ 2013-10-23 ]

先日、日経PLUSで東山紀之氏と著者の対談を読んだからという訳ではないけど遅ればせながら読了しました
池井戸潤氏の作品はバブル物も含め、男性目線で描かれたビジネス社会の作品が多く自分の感覚と違う目線で楽しんでいます
ラストの落とし所が安心させてくれるのは読者としてホッとします

[ 2012-12-19 ]

やっぱり外さないなぁ~面白かった☆
何のために働くのか、追い詰められた時、人はどうするのか。自分だったら、って考えると、なかなか答えは出ないけど。
ただ自分を守りに入った人が組織の上に立つと、本当にたくさんの人たちが人生棒に振るってしまうよな。
だからこそ、リーダーが、【何を持って働くのか】を持っておくことが大事やなと思う。

[ 2013-03-27 ]

短編が段々本筋につながる方式は読んでいて面白かった。
次はどうなるんだろってどんどん引き込まれます。

[ 2013-02-24 ]

切り口変えてきたのかしら。いつもなら「ねじ六」視点で、不正を暴いて大逆転!ってカンジで行くと思うのに。
みんなそれぞれ綺麗事ばかりじゃ勝ち抜いていけない、って事なのかもしれないけど、ハッキリしたヒーローがいないのはやっぱりスッキリできない。
ドーナツの章の分、ねじをもう少し掘り下げてほしかったかな。
ま、面白かったんだけど。池井戸さんの新作、待ち焦がれてるのでその分どうしても辛口評価になっちゃう。

[ 2013-08-07 ]

会社の隠蔽工作。中小企業や下請け、そこで働く人たちに焦点を当てたのは面白かった。ただ、それだけに物語の勢いはどうしても「オレたち~」シリーズに劣る。ドラマ化に期待したが、ドラマは表面のストーリーを追っただけで、それらが全て省かれていて酷かった。残念。

[ 2013-08-25 ]

NHKドラマ『七つの会議』を見てから原作を読んだ。ドラマは、原島課長が主人公だったが、原作は、八角係長を中心に描かれていた。
登場人物の背景がしっかりしていて、テンポよく物語が展開していくので、とても読みやすかった。

[ 2014-02-09 ]

TVドラマを見ていたが、新鮮に読むことが出来た。一歩間違えると、CSRを守れなくなる際どさを感じた。

[ 2015-03-15 ]

ネジというものに日本の製造業に対する著者の思い入れが象徴されている。半沢直樹物でも出てきていたが、本書ではそれがかなり全面に出てきている。
連作短編としても巧みに構成されていて、捻りもきいて面白いと思う。主人公がややステロタイプで現実味に欠けるように思えるのが残念。

[ 2013-07-05 ]

下町ロケットやロスジェネのような爽快感はないが、コンプライアンス関連の仕事に携わる立場としては、考えさせられた本でした(´・_・`)

[ 2013-02-19 ]

ある企業内での連作短編集。ミステリー小説のような最初の切り口に引っ張られた。ドミノ倒しのような不祥事。興味深く読めた。

[ 2013-02-20 ]

池井戸作品としては、少し物足りなさを感じた。悪役を演じる人たち、正義を貫く人たちの設定が中途半端のような・・・。読後感も、他の作品と比べてスカッとしなかった。最後の方も、尻すぼみな感じがしたし・・・。でも、八角さんの生き方は理解できる。私も、とうの昔に出世街道から外れているが、社内ではデカイ顔をして歩いている。しかし、八角さんのように、正義を貫く信念は、私には、無いようだ。八角さんは、我々、出世街道から外れた者の、憧れと希望だ。

[ 2013-07-21 ]

強度偽装を隠ぺいしようとする企業の中で、正を貫こうとする、1サラリーマンの物語。連作短編集になっていて、誰がなんなのか、最後のほうまでよく分からず、ラストまで一気に読んでしまった。非常に面白い。登場人物の生い立ちがそれぞれ描かれており、内容にリアル感が増す。組織で働くことの辛さを感じる。

[ 2014-09-05 ]

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[ 2013-05-06 ]

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[ 2012-12-14 ]

連作短編かと思ったら長編でした。
相変わらずこの人の作品は面白い。
ちょっと尻切れトンボ気味なのが残念。

[ 2014-08-31 ]

池井戸潤の本は初めて読んだ。とても読みやすい文体。スルスルと読めた。そして面白かった。

有名上場会社の子会社が舞台。なんとしても売り上げ実績を作りたい営業。いくらコストダウンをしても、国内で製造している限りは製造原価の限界がある製造。そして、会社の方向を采配する経営メンバー。どこの会社も同じような構図だろう。売り上げを上げるために製造原価を下げるには、規格を満たさない施工をしたり、品質で商品を作ることだ。耐震規格を満たしていないマンションなどを安く建設・販売した姉歯事件もその一例だ。こういう事件があって、コンプライアンスもとても厳しくなった。商売とは何のために行うのか。嘘をついて客を騙してまで利益を挙げてもいいのか、否か。

事件の真相に迫る八角万年係長がボソリと呟く。「それが人間なんだよなぁ」。この言葉がとても印象的だった。

[ 2013-03-11 ]

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[ 2014-11-14 ]

少し前にNHKで放映されていたのとは少しストーリーが異なる様だ。
一人一人の登場人物の水面下のドラマの様なものがあるのは、やはりテレビではなく小説というメディアならではのものかな。
大人の事情での幕引きで終わるのかと思いきや、最期は逆転。
でも、読後にそれほどスカッとしないのは企業というもののリアルさ故なのかも知れない。
面白可笑しい話じゃないよね、元々。

[ 2013-07-10 ]

最初は社内のいざこざの話かな~と思っていたら、どんどんスケールが大きくなっていく、驚きの展開!

人物描写が丁寧で、こんな人いるいる~って思いながら、その人その人の気持ちに共感しながら読めたのもよかった。悪事に手を染めてしまった人もそうなってしまった事情や背景がよく分かる。

ただ、顧客を大切にしない商売はいつかガタがくるということを学ばせられた。

[ 2016-10-14 ]

久々の池井戸作品です。

勧善懲悪のシンプルな構成がとても読みやすく、登場人物の苦悩を描きながら予定調和的なラストまで、万人受けしそうだなーと思いながら読みました。
とても面白かったです。
さすが売れっ子作家。主力ターゲットと思われるサラリーマンの求めるものが分かってますね。

でもまあこれはフィクションだから大げさだよね、なんて思ったけれど、よく考えたらそうでもない。
読みながら私の頭をよぎったのは三菱自動車。
あの会社の隠ぺい体質は何十年経っても変えられない。まさにこの小説の東京建電とそっくりです。

本当の意味で何のために働くのかを自分でちゃんとわかっていないと会社の倫理が個人の倫理を押しつぶしてしまうことになるのでしょう。
組織ってこわいな、とあらためて思わされました。

[ 2014-12-04 ]

一人の不正から、会社を巻き込んだ隠蔽事件へ発展していく様をさっぱりと読めた。
不正はダメだけど、じゃあどうやって仕事取ってくればいいのか…小説なのにハラハラしてしまう…

[ 2013-01-30 ]

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[ 2014-07-06 ]

仕事観」を書かせたら安定の池井戸小説。今度の舞台は家電メーカー。
題名どおり、一つの事件について関連する7名が行う会議から「仕事」への価値観、考え方を語った小説。
職務、数字、やりがい、意義、、、それぞれ会社/仕事に求めるものへの差異が組織の巨大な論理の中で翻弄されつつも、登場人物の行動に変化を与えて行く。
彼らの価値観がどのような生い立ち、背景から形成されたものなのか、池井戸さんの描き方の丁寧さが印象に残った。
ちなみに読了感はあまりスッキリせず。

[ 2013-04-20 ]

この作家さんの作品はどれもドラマを見ているかのようにリアルにキャラが思い浮かび動き回るので最後までワクワクしたまま読めます。

[ 2013-07-28 ]

オススメを貸してもらった。
ドラマをしている話も聞いているけど、テレビないからどんな感じか、わからない。

原作、おもしろい!
まずに、池井戸潤で女性目線って、あんまりないからドーナツがおもしろかった(不祥事もか?)。
で、それぞれの登場人物の詳細に描かれてるのも入り込みやすかった。
と、ここまで暴かれたら終わりやなって、とこからもう一山って感じも、最後までドキドキでよかった。

ちょっと、ドラマがどんな配役か気になるなぁ。

[ 2013-01-07 ]

大手家電メーカーの子会社で、やり手の部長が社内ニート状態の年上の部下にパワハラで訴えられるところから物語は始まる。

タイトルにある通り、7編それぞれに「会議」が出てくる構成。
全体としてテンポよく、連作短編っぽい形で飽きずに読めたものの、
どの登場人物もイマイチ魅力にかける。
いい人悪い人という点だけでなく、感情移入しづらかった。
ストーリーとしてもパワハラ騒動の裏にある企業の秘密もすぐに察しがつき、少々ひねりはあるものの想像通りの結論。

池井戸さんは真山仁さんと似ているなあと個人的に思っているけど、
ハゲタカシリーズの方が人間ドラマの部分にカタルシスがある、ので一歩抜きん出ている。

ちょっと問題が大きくなりすぎたのかな、と振り返ったら思う。
銀行モノでもう少し個人的事情に焦点を絞った作品の方が面白いなあ、という感想。

http://www.horizon-t.net/2013/09/13/%E6%B1%A0%E4%BA%95%E6%88%B8%E6%BD%A4%E3%80%8E%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%80%8F/

[ 2013-08-11 ]

企業の中にいる人間達の、それぞれの立場からの物の見え方、
感じ方を重層的に描いていて、不祥事への対処を巡る人間ドラマが
面白いですね。
一言でいってしまえば企業風土って事になるんだけど、
自分がその立場になった時に抗えるのかっていう所で考えさせられます。
半沢シリーズみたいな痛快さはないけど、その分切実な話だと思いますね。

[ 2013-08-09 ]

あっさりしてた。
あの倍ページがあれば、もっと面白かったのでは。
中途半端に出てきた人物は、、何なんだ

[ 2014-02-03 ]

池井戸さんらしい本。

群像劇で視点を変えながら少しずつ核心に迫ってくる展開で、先がすごく気になる。

しかし、製造業で人間関係がこんなギスギスした会社ってあるのかな。

[ 2012-11-11 ]

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[ 2014-07-21 ]

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[ 2013-01-22 ]

んーーーーーーー胃が痛い・・・・・重い・・・・・・・・・
だけど最後は晴れ晴れ・・かな?
お金を稼ぐということはたいへんなことです
作り手の真心に卓越した技術
卓越した技術は品質管理に
品質管理にはコストが
そして
コストとモラルを天秤に・・・・・
利益至上主義の企業
起こる悲劇
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-236.htmlより

[ 2012-11-24 ]

俺ならどうする?

ここまでの反社会的な行為は経験ないけど、保身に走ったり、他人のせいに
した事はあったな…

生い立ちと現在の対比がリアルで
なんだか悲しい。

どんな世界でも働くって事は大変だ。

正直に、そして理想高く働きたい。
だが、そうは行かない現実も分かっている。

振り返って、後悔しない働き方を
常に自問自答しながら頑張って
行きたい。

[ 2014-08-07 ]

上場企業の子会社を舞台とした、リコール隠しをめぐる社内の人間を描いた物語。
1章ごとに目線が異なり、一見短編のような完結型にも見える。しかし、それが絡み合い、折り重なり、物語はいつの間にか進んでいる。
リアルで、それぞれの立場の感情がよくあぶり出されている。それを会議という側面で切ったテーマ性も面白い。
圧倒的な見せ場というものはないけれど、あっという間に読み進めてしまう、面白い本だった。
組織に所属する人間として、何か想うことは必ずある作品なのでは…。

[ 2013-05-21 ]

相変わらずの企業内部ものシリーズ、今回はリコール隠しがテーマ。

正義感から出世競争を降りて窓際族と化している人物がキーパーソン、そのキャラクターがとても印象的で引き込まれる。その人が重要な局面で現れ、会社を変えていこうとする。

とても面白い。

[ 2013-09-03 ]

韓国語の勉強仲間に勧められて巷で大人気の『半沢直樹』を見ようとネット検索していたとき同じ池井戸潤著の本作もNHKでドラマ化されていることを知り合わせて見る。活字派の私は先ず原作を読み、映像で余韻を楽しむタイプだが、今回は珍しくドラマを先に見た。国営放送らしくなかなか渋い出来栄え。原作が読みたいとSNSで呟いたら知人が貸してくれた。原島課長の扱いが大きく違うことに驚く。もうひとりの重要人物、居眠り八角はドラマ・小説とも型破りながら肯定的に描かれているがいくら事情が事情でも会社の中で二十年も寝たらアカンやろ!

[ 2013-08-17 ]

原作とNHKドラマ、それぞれ違う作りだけど、どちらも良かった。
小説の書き方的に好きなタイプの作家かな。

[ 2013-04-13 ]

「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」という帯のメッセージが強烈で、読んでみました。
サラリーマン必読!?いったい何のために働くのでしょうか。

[ 2014-08-09 ]

ルーズベルトゲームが不発だったので、ちょっと敬遠…している間にブーム到来してしまった。
この作品は、小出しに事実が明らかになるのがとても面白かったです。正直、私には正義が何かわからないです。
2014/7/20読了

[ 2015-01-02 ]

実際にありそうなリアル感ある企業小説。会社のからくりに正義は勝つのか負けるのか。組織の一部になることは、からくりに上手になることなのか、疑問を捨てることなのか。
微妙な心理が生まれました。

[ 2013-04-19 ]

前半は面白く読めたが、中ほどから先が読めてしまった。
本筋ではないエピソードだが、ドーナツの話が一番面白かった。

[ 2013-01-27 ]

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[ 2015-01-08 ]

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[ 2013-02-11 ]

池井戸潤のビジネス小説短編集。
短編といっても連作になっており、それぞれの主人公が
切り替わりながらも、大きなひとつの事件を扱っていく。

古い体質を持った大手総合電機メーカ(関連会社)を
舞台として、良質のミステリーのように、少しずつ謎が
解かれながら、話が進んでいく。
その事件に翻弄、疾走していく各主人公たち。

大変に面白い作品で、ほぼ一気読みでした。
それぞれのキャラクターがよく立っており、
飽きさせませんでした。事件よりも各主人公の考え方や
動きを丹念に追っているところも、話に厚みがでてグットでした。

舞台が、ちょっと古臭くて極端な企業のような気もしましたが、
企業に勤めている人ならば、少なからず思い当たるところが
あるような場面も多く、身につまされることうけあいです。

[ 2012-12-26 ]

#読了。企業の論理は倫理よりも優先されるのか?ノルマに追われる営業部のエース課長が突如パワハラで訴えられる。その裏に潜むのは。。。短編で様々な角度から労働者の弱い部分を描いたいたのはさすが。「空飛ぶタイヤ」を面白く感じた方にはお勧め。

[ 2019-03-13 ]

組織の一員であること、働くこと、生きていくこと、夢、希望、野望、挫折、家族を守ること、現実の自分、苦しい時に出てくる本当の自分…さすが池井戸さんだなあ。一気に読まされた。空飛ぶタイヤ同様、映画までは多分見られないけど、観たいなあ。それにしてもこの物語、初めは八角さんが主役だと全く気がつきませんでした。

[ 2016-05-27 ]

池井戸さんの作品は泥臭い話が多いが、かなり面白い。この話もコスト競争のゆえの不正、隠蔽にいたり、その流れが赤裸々に描かれている。
とても生々しく、企業で生きるためには仕方ないよなっと思うことも多々ある。
綺麗事だけで商売できるほど世の中うまくできてない。
そんな中わたし(中年サラリーマン)はひたすら奮闘していい環境になるよう頑張るしかないね。

[ 2014-10-27 ]

帯文:”「働くこと」の意味に迫る、クライム・ノベル!” ”僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか―。”

目次:第1話 居眠り八角、第2話 ねじ六奮戦記、第3話 コトブキ退社、第4話 経理屋稼業、第5話 社内政治家、第6話 偽ライオン、第7話 御前会議、第8話 最終議案

[ 2013-06-11 ]

仕事をしてるものとして、身につまされるようなエピソードが多く考えさせられる。皆、良い仕事をしたいと思ってるのに、結果不正の温床になる。
ストーリーは最後まで変化があってスリリングでした。

[ 2012-12-02 ]

それぞれの登場人物の思惑と事態の流れは自分の考え方と向き合いながらじっくり読みました。本当に仕事をする目的、成果、やりがい、そんなことを改めて考えさせられた作品。導入部分もまわりくどくなく個人的にはすぐに話に入り込めたので読みやすかった。

[ 2013-02-11 ]

池井戸さんの企業小説は面白い。
銀行出身の方だけど、メーカの描き方もしっかりしてる。

今回の話は、一見関係なさそうな話が見事に絡み合っていくパターンの話で、よくある描き方ではあるが、見事です。

こう云う話を読むと、自分はいい会社に勤められて良かったと改めて感じてます^_^

[ 2013-02-27 ]

池井戸氏の小説は、社会の縮図的な内容で、とても勉強になります。
高度成長時期のサラリーマンにみられた「モーレツ社員」の悲しすぎる末路が描かれており、みにつまさせれる感じです。六角さんは意外でした。

[ 2013-04-19 ]

終わり方があっさりしているなーとか思ったけど、じわじわと良さが伝わってきました。
これから、がんばっていくって話なんだもんね。

不正をしなければ達成できないような目標や、求められている成長があれば、頑張ってしまう人ほど会社のためにしてしまうかも。
それを変えようとした八角は、仕事は今はしてないけどすごい人です。

仕事…すればいいのに…とか思ってしまうのは私だけ?

仕事の合間に垣間見る夫婦のあり方もかんがえちゃうなー。
八角や村西は夫婦仲も上手くいっている様子。
家での安らぎ、支えがあるから清貧であろうとできるのかな。

一番好きなのは村西さんです。
コツコツ正直に頑張ってきた姿がかっこいいです。
なかなかできないかもー、そういうこと。

[ 2012-11-05 ]

これまで読んだ池井戸作品の中では、少し評価が低いのは、各章ごとに、話が分断されていてのめりこみにくかったから。
 しかし分断されていても、出てくる人物たちはすべてリンクされているので、あとになるほど「なるほどね」と思えるのは面白かった。
 でも、なんだかんだいってやっぱり面白かったな。パワハラの裏に隠された事情に身震いした。

[ 2013-02-12 ]

短篇八話からなる連作の大手メーカー企業内における組織とその組織で生きる個を池井戸潤らしい視点から描いた一作。
やはり池井戸潤は素晴らしい。元行員であったことが作品の中での描写に強く影響を受けたのだろうと感じられる場面がたくさんある。

[ 2013-06-23 ]

東京建電は天下のソニックを親会社にもつ中堅家電メーカー。あるとき、花の一課で敏腕を振るった課長が突如パワハラで外された。あり得ない処遇のうらには、会社の存亡を左右するほどの重大な事実が隠されていた。それぞれのポジションにある社員の視点で、その謎が徐々に明かされていく。

☆☆☆
会社員として非常に興味深く読めた。ノルマや社内の人間関係、他人事として流せないものがあります。そしてキーワードのドーナツ。表面上はうまくいっていても、ルールや思いやりを欠いた人間が作る会社はいつかはガタがくる。今身に染みて感じる部分。皆に読んでほしいわ。

[ 2012-12-31 ]

昔勤めていた会社の状況を想起せざるを得ない。
魂をうってまで、ノルマを達成しなければならないのか。
ノルマとは人の人生(生き死に)を左右するものなのだろうか。
会社とは、仕事とは、人生とは、
それぞれの立場で最善をつくすことが必要不可分な社会。
しかし、そこに介在する誘惑を如何に自制し、
自分だけでなく、周囲に対して誠実に生きることの尊さが
暗に見え隠れしているように思う。

幸之助さんはそれを目指していたんじゃないのかな?
感慨深いものがある。

「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。人が喜ぶ顔見るのは楽しいもんじゃけ。そうすりゃあ、金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる」

[ 2013-08-28 ]

複数の目線で語られ、最後らへんまで誰がどんな思いを持って動いてるのか分からないまま進むのでずっとモヤモヤ、全体像はどうなってるんだろうって思ってました。

でもそれがリアル。

実際の会社でも、大きな組織になればなるほど多くの人の思惑が何重にも重なり合って、結局「体質の問題」「構造の問題」という言葉でしか表せられないうやむやなものになってしまう。だけど、「一人が勇気を持って正しく行動すればその流れが変えられる(こともある)」っていう哲学が池井戸さんの作品には一貫して見られるように思います。

次は「民王」!

[ 2013-02-09 ]

読み応えのある経済小説。
池井戸作品の定番です。スピンオフのようなドーナツの話が、後半では、ほっとする描写に変わるのが良かった。「ねじ六」の行く末が気になります…

[ 2014-06-24 ]

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[ 2012-11-04 ]

んー残念。
7人の社員を1人ずつメインにし、7つの章で構成。例えば、経理部、クレーム室などの人間が、数字や矛盾に気づき、真相に近づいていく。
必死に隠そうとする者、暴こうとする者の攻防が繰り広げられる。
1つの真相に裾野から迫っていくところは読みごたえがあるが、「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」のように、熱い男一直線、みたいなものを求めると物足りない。
結局登場人物が多いとブレるのだ。
これまで著作に飽きたのならお勧めだが、是非既出2作を読んでからにしてほしい。

[ 2014-02-09 ]

NHKのドラマは全部は見なかったけど、原島さんが主人公と思って読み始めたけど、誰がいい人なのか、悪い人なのか?核心がわかりたくて、どんどん先が知りたくなり引き込まれてしまった。
読み終わって、こんな会社ないだろうと思いつつ、八角さんとドーナツの優衣ちゃんのような生き方をしている人は実際に人生を満喫しているんだろうなぁと、この2人に共感。

[ 2015-05-21 ]

1つ1つのエピソードがどう絡まって展開していくのか、面白くてどんどん引き込まれ、最後は一気に読み切った。

[ 2013-06-20 ]

営業会議から始まる、とある会社の物語。読みやすくて、読後感もスッキリ。仕事のあり方も考えさせられる内容でした。

[ 2013-02-03 ]

関係のないような話が繋がっていって、謎が明らかになっていく。企業を舞台にした推理小説のような…。誰がそのことに気づくのか、先が気になって、どんどん読み進んだ。殺人もののミステリーより身近で怖く重いと思った。

[ 2012-12-04 ]

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[ 2013-08-21 ]

「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」が気に入ったのでもう1冊。会社という器の中の人間関係や組織同士の軋轢など、リアルな舞台を扱いながら、読んでいてすっきりするような非凡なドラマを描く作風は今回も共通。各章ごとに様々な立場の人間が登場しながら、事件の背景が徐々に露わになって行く構成も見事。

[ 2013-06-09 ]

「下町ロケット」「ルーズベルトゲーム」ほどの爽快感ではさすがになかったが、力をもらえる本でした。
サラリーマンとしての位置付けと限界、それぞれの両親からの商売の状況、
商売の本質をメッセージされて、また今日からもがんばろうぜ、と思うところ。
個人的に池井戸小説は大好きです。

[ 2013-08-10 ]

池井戸潤の本は、ロスジェネの逆襲に引き続いて読んだ。内容はサラリーマンを舞台にした企業戦士の生き様が描かれており、どちらも展開は似たような感じ。だだ、読み始めると一気読みできる程すんなり読める。読み終えた後はスッキリ感を味わえる。最近、テレビドラマにもなったが、本をお勧めする。

[ 2016-04-04 ]

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[ 2016-06-24 ]

連作小説。
ちょうど読んでいるときに三菱自動車のニュースがあって、なんという偶然、と思いながら。。
おもしろかったですが、空飛ぶタイヤと半沢直樹といろいろミックスされた感じですよね。。

[ 2012-12-29 ]

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[ 2013-04-05 ]

とっても一生懸命な主人公を多く描いてきた池井戸さんだけど、これは少し毛色が違うヒーロー。登場人物それぞれがもつ灰汁の強さは相変わらず。良い緊張感を持続しつつ、またしても一気に読まさせられました。すっかり癖になりました。

[ 2013-05-29 ]

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[ 2013-05-05 ]

最初は短編集かと思って読み進めていくと、全ての話が繋がっていることに気づく。
そして、ひとつのテーマに収斂していく。
虚飾の反映か、真実の清貧か。
究極まで追いつめられたとき、はたしてどちらを選ぶのか?深く問われている気がした。

[ 2014-06-28 ]

連作短編集。
タイトル通り七つの会議で見えてくる人々の思い、本性。
確かに会議って色んな思惑を背負った人達が向かい合う場だ。
少しずつリンクし合う構成も面白いし、後半に進むにつれて大きな問題を扱う会議になっていくのも盛り上がりを作り出しててよかった。

[ 2013-08-03 ]

虚飾の繁栄か真実の清貧か。仕事上究極の場 面に直面したときの選択がテーマ。舞台は大 手家電メーカ関連会社の営業部隊。 日々厳 しいノルマに追われる中、確実にノルマをこ なすスーパー課長。対し先輩だがうだつの上 がらない万年係長の存在。気がつけば衝突を 繰り返し、ある日パワハラで訴えられる事 に。当然課長が保護されると思いきや、結果 は課長が更迭されることに!?物語はこれを 起点に、様々な場面における七つの会議を通 して謎に迫っていく。池井戸節炸裂のあつー きビジネス小説。半沢もいいが本主人公もイ カします。個人的には池井戸作品の中では 「空飛ぶタイヤ」に続く好きな作品かな。

[ 2012-12-04 ]

いつもの池井戸さんかと思いながら読み進めたが・・・・
やっぱりやめられない。

登場人物の一人一人が
決して完璧でない等身大の人々として描かれている。
人となりもその生い立ちから考えれば理解できる。

わが身に置き換えてみても
はたして正義を貫くことができるか?

人生は一瞬の判断の繰り返し。
いつも正しい判断ができるとは限らないが
この道しかないと固執せず
時としては後戻りしても違う道に進むのも有りかも。 
あんがい新しい自分に会えるかもしれない。
この本を読みながらそんなことを考えた。

[ 2016-09-23 ]

誰が一番良いという、圧倒的な主人公のいない物語。池井戸さんにはめずらしい。会社がつぶれるほどの不祥事にどう立ち向かうのか、自分だったらどうするだろうか、と考え込みながら読み終えた。公にはするだろうが、どの方法に擦るだろう、答えはまだ出ていない。

[ 2013-05-18 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-12-15 ]

おもしろいなぁ。企業小説というカテゴリーに嵌めてしまっていいのか分からないけど、ほぼ完成型といっていいと思う。ただ彼の作風だとは思うけど、個人的にはもっと人物の内面を深く抉っていくような作品が好き。

[ 2012-12-01 ]

個人でいれば、正義とか思いやりとか、人はそれぞれ絶対に持っているけれど、大きな組織の一員になったとき、目に見えない大きな渦に、そうしたものが飲み込まれていってしまうのかなぁ。
でも、組織を動かしているのは、「人」なのです。

[ 2014-06-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-08-16 ]

続きが気になり、一気読み。
企業で起きる不正、隠ぺい…。
いつどこで起きても不思議じゃない。
妙にリアルだったなぁ。

[ 2013-07-27 ]

NHKドラマの終了前に何とか読了。TVドラマの展開とはかなり違っており、原作では、まさかの八角が真の主人公だったなんて思いもよらなかった。TVの方も結構面白く、どういう結末に持って行くのか楽しみだ。TVではドーナツ会議が省かれており七つの会議になるのか疑問だ。原作では八角が選んだ道は真実の清貧であったわけだが、今調子のいい企業とは虚飾の繁栄ってわけか?しかし、この物語ってどこかモデルがあるような、ないような。

[ 2013-12-25 ]

東山紀之主演のNHKテレビドラマの原作本。今年、ブームとなった半沢直樹と同じ筆者による。営業成績を上げるために、強度規格を下げたねじを納品させていた前任者から業務を引き継いだ主人公が、サラリーマンの立場と、正義とは何かに葛藤しながら会社再建に精力する物語。

[ 2017-10-26 ]

登場する中小企業のひとつが大阪市西区のネジ屋で、そこの娘は船場の繊維業界に就職という設定にはうなった。事実そのような人が身近にいるので、このディテールにやられた。

[ 2013-03-01 ]

この種の作品は、ビジネスマンとして逸脱していないか意識して読んでしまいます。主人公はいないようでいるのが意外な展開でした。

[ 2013-02-18 ]

リコール隠しを題材として、いろんな人の視点から描かれている物語ですが、さすが安定して面白しろかったです。ただ、個人的には「空飛ぶタイヤ」や「鉄の骨」のほうが緊迫感というか鬼気迫るものがあるように思いました。この作品は、読みやすいぶん、少し緊迫感に欠けていた感じに思います。

[ 2013-05-15 ]

久々の池井戸潤。流石、安定した面白さだった。
丁寧に伏線が張ってあり、話の先はある程度読めるのに、それでも一気に読まずにいられない。

池井戸潤作品の魅力は話の構成だけではなく、登場人物のキャラクターが一番にあると思う。どんな悪役にも、過去があって今があり、きちんと息をしている。
悪役かと思った人が、実は一番人間らしくていいやつだったりしちゃう。そのギャップの演出がさりげなくて、それでいて感動させられるんだから、堪らない。最後はうっかり目が潤んだ。
落とすところはきちんと落とすし、分かりやすい正統派なんだけど、そこが池井戸潤のよさで、好き。

何のために、会社で働くのか。何が正義で、何が悪か。自分らしく生きるってどういうことか。色々と考えさせられた。

曲がったことは大嫌い。それでは世の中を上手く渡りきれないことは分かってる。でも、自分を誤魔化して生きたくはないから、今日も真っ直ぐ前を見据えて生きたいと思う。

☆あらすじ☆
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸 を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の 万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角 の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、 そして役員会が下した不可解な人事。急転する事 態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番 手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでも ありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先 を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だ が、そこには誰も知らない秘密があった。筋書き のない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に 迫る、クライム・ノベル。

[ 2013-02-02 ]

企業戦士の話し。
会社の業績を上げることを第一とし苛酷なノルマを強いられ規格外製品を安く契約する不正に手を染める営業1課長。消費者からの製品に対するクレームを取り合わない部長、社長は隠蔽工作に。やがて内部告発が親会社になされる。次々に不正の真実が暴かれ、関係上層部はその職を罷免され会社は整理される。
組織の中で役職などの嫌らしい力関係を様々と見せつけられた小説だ。力を持てば私欲に走り責任は部下に押し付けるどこの世界も同じか。
重苦しい話しだったがそんな人脈にとらわれることなく出世欲を捨てた万年係長八角に好感が持てた。実は優秀な営業マンでした。

[ 2013-05-11 ]

やり手の若手課長の坂戸をパワハラで訴えた万年係長の通称いねむり八角、誰もの予想を覆して坂戸が課長職を解かれて人事部預かりになる、という第一話、坂戸課長に切り捨てられて苦労する下請けのねじ六の事情を描いた第二話、社内不倫の相手に別れ話をされて思わず上司にコトブキ退社を申し出た浜本優衣が最後の最後に何か意味のある仕事を、と、環境会議で、社内でのドーナツ無人販売の導入を提案する第三話、等々各々の話がうっすら繋がって、最後の大団円に向かう。このまま終わったら切ないなぁ、と思わせといて最後の最後にけじめをつけるオチ。ぐいぐい読ませるのはさすがのストーリーテラー。しかし…サラリーマンの悲哀、ここに極まれり…むなしい。。

[ 2012-12-04 ]

池井戸潤氏の最新作、今や池井戸氏は企業小説の第一人者ではないだろうか?ストーリーの展開方法が今までとはすこし手法が違う書き方で新鮮味があった。コストダウンのために規格外の品質の部品で商品をすくり納品する。ノルマ達成のためにやむを得ず不正に手を染める営業担当。ノルマ達成至上主義の会社体質が、まっとうな人間を冷徹ななりふり構わない人間に変えてしまう。多くの末端の社員が犠牲者となる。筋を通す聞き方は、会社では認められない異端児となる。小説は誇張されてしまうが、現実の企業文化のもありがちなストーリーである。久々に寸暇も惜しんで読みふけってしまった。

[ 2013-01-05 ]

「虚飾の繁栄か、真実の清貧か」皆、真実を求めているが、真実=倒産・破滅の二者択一の状況に追いつめられた時に人はどう動くか、働くことの意味をどうとらえるかという作品。池井戸作品らしい戦う戦士も完全な悪人も登場しない。短編が一つにまとまっていくという形。
エリート課長「坂戸」をパワハラで社内委員会に訴えたのは、歳上万年係長「八角」。事態収束のため役員会が指名したのは、万年二番手「原島」。

池井戸さんの作品を読むといつも感じるのは、銀行時代に余程組織の壁にぶちあたったことと、上昇志向が強い人だったんだろうということ。
「追いつめられた時、ひとが変わる。」
変わらんと思うけどな~。捨てればいいだけのような気がする。

[ 2012-11-25 ]

☆は5つ! このお話は日本経済新聞の電子版に連載されたものらしい。いつごろの連載か?って、たぶん最近なのだろう。ニッケイの電子版なら読んでいたつもりである。月に4000円程も支払う有料会員読者には到底成れないが、登録してログインして記事を読んでいた。でもこういう小説が連載されていたのは全然知らなかった。
そぉしてこれは、たいへんに面白い作品です。池井戸潤は電子新聞への連載でもこういう面白い小説が書けるのだな。名だたる他の有名作家でも可能だろうか。大沢さんところの3人はまづ大丈夫だろうな。でも、いまだにワープロすら使っていないあの人とあの作家には、まあ無理だろうな。別に無理でも単行本になれば読むけど、今まで以上に月刊の小説誌などは、その存在意味が問われる時代がいよいよやってきそうな気がするな。
ちょっとだけ気になったところを書いておきます。なに!営業が自社製品に使う部品の発注先を決めるだぁ?
最初わたしはなにかの間違いだろうと思った。でもその先をしばし読み進めても、そういう設定で間違いない様であった。釈然としないまでも更に読んでいると、とつぜんそのことへの説明(釈明?)が物語の中で行われた。
ふーむ、やはり普通ではなかったのだな。ということはその時点で既に舞台設定に無理と強引さが・・・。
これが唯一のこの作品の、あれ?おや?であろうか。あとはモンク無!!!

[ 2012-12-14 ]

話は相変わらず面白い!けど、池井戸さんの作品にしては爽快感がなかった。出てくる人物がみんなちょっと問題人物で(笑)、素直に感情移入できない。
まあ、人間自体そういう生き物なんだろうけど・・・。

[ 2013-01-21 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-23 ]

下町ロケット、ルーズベルトゲームと読み、池井戸さんにはまっています。
その次に読んだのがこの7つの会議。

前者2冊のような読み終わったあとの爽快感はない所が会社の生々しさをより強調したものとなっているような感じがした。

組織においての個人の立ち振舞いや、思考が他者を巻き込み、1つの企業の中でもすごい混乱が起こっていく様子がとても、面白い。

その中でも、金儲けのためでなく、人助けのために仕事をするという言葉が松下幸之助氏が述べていた言葉と同じだなと感じ、自分もそうしていけたらいいなと感じた。

[ 2013-08-11 ]

これだけを初めて読めば五つ星だが、テレビでも池井戸さんのドラマをやるようになり、内容がかなり被った感じがする。それでもおもしろいことはおもしろい。

[ 2012-12-05 ]

初めて池井戸潤の本を読んだ。
日常周りで発生していそうな人間関係、人の心情が描かれていて、非常に面白かった。ストーリーの作り方としては、オムニバス的。
要は目の前の理を求めるのではなく、長い目で真実を判断して行かなくてはならないということ。
でも、真実をみるということは、本当に影の存在になりやすく、華やかさもない。そういう人をしっかりと見極められる企業はどの位あるのか、本当に微妙だと思った。

[ 2013-07-29 ]

この作家に多いリコールもの。
つまらなくはないが、特別面白いわけではなかった。
盛り上がりにかけるってことかな。
一個数円を切り詰めると後々数億円になって返ってくる。とても怖いと思った。
相見積というものを私も何度もかけられたけれど、安けりゃいい、自分ところだけ良ければいいのでは、やっぱりダメだよなぁ。

[ 2013-12-20 ]

会社内の非常識な論理をリアルに描いている。

登場人物を成り立ちから紹介するが、最終的に社内論理に全員が巻き込まれて、個性が結論を導かない様子がリアルでこわい。

そこに社内地位の上下は関係なく、皆自身の社内アピールのために行動している。

何か、自分の会社の人達が登場しているようで面白い反面コワイ。

[ 2013-09-20 ]

NHKのドラマで見てしまったが、漸く(半年待って)図書館から貸し出し可能の連絡があったので、ドラマでは、描ききれなかった部分があると期待して読み始める。
ちょうど、ドラマの「半沢直樹」もヒットしていて、いま、話題の作家さんです。

原作の方が、やはりドラマとは違いますね。組織悪に対する苛立ちが少なからず、自分の中に現れてきます。また、サラリーマンである自分も、会社のノルマに追われ、同じ状況になったとき、断れるのだろうか・・・と思いました。(今のところ、ノルマ絶対!ではないので、まだマシかも)

印象に残ってるのは、優衣が会社を辞める章が良かったです。優衣の「ルーティーンの仕事ではなく、考える仕事がしたい。自分らしくできる仕事」「ずっと続けられるようなのを探す」ってのに、そうだよなぁって共感が持てました。

最後は、急いで終わらせた感がありましたが会社、組織の黒い部分っていうのが描かれ、それを読み手にも感じさせれるのは、流石です。

[ 2013-07-24 ]

ネジ1本でも世の中に与える影響って大きいことを知った。いつも通りの大逆転は、今回はちょっと控えめなかんじだったかな。

[ 2013-09-16 ]

真実を明かすことがどれほど勇気のいることなのか。企業の名誉、利益を死守しようとするためにどれだけの圧力がかかるのか。組織の中で純粋な気持ちで行動できる人間がどれほど少ないのか。そんなことを言及している作品だった。

[ 2013-03-30 ]

やっぱり池井戸さん、楽しませてくれました。
私は企業小説を読むとき「読むぞ~」と、気合を入れてからでないと読み始められないのですが、池井戸さんの作品はこれまで読後満足していたので、この作品は気合を入れずに読み始められました。そしてやっぱり面白かったです。
半沢シリーズの半沢とは違う、八角さんがいい。八角シリーズもありかな。

[ 2013-03-18 ]

大手電機メーカーの子会社が舞台。ろくに仕事をしない万年係長が“パワハラ"でエリート課長を訴えたことから、ストーリーが進むにつれ見えてくる隠ぺいされていた会社の真実。

組織の論理に押しつぶされて自分を見失ってまで働く人間と、出世をあきらめそれなりにしか働かない人間と・・・それぞれがその働く姿勢にそれなりに背景がある。

実際の世の中でも、働く人の姿勢はひとそれぞれで、思うことはいろいろあるけれど、自分が見ているものはその人のほんの一部なんだろうな。。。としみじみ思いました。

[ 2013-02-11 ]

さくさく読みました。面白かった。面白かったんだけど、最後まですっきりしなかった。。働く意味ってなんだろうなぁ。。

[ 2013-06-30 ]

「追い詰められたとき、ひとが変わる。自分を守るために嘘もつく。それが人間なんだ。」

この言葉につきます。

[ 2019-03-09 ]

オムニバス形式で最後は上手くまとまめましたよって印象。登場人物毎の生い立ちや両親の云々を書いているが、そこが読み疲れするところ

[ 2013-11-27 ]

池井戸先生お得意の銀行色はほとんどない。顧客に信頼されて,お金は後からついてくるものだということは,どの職業にも当てはまることだと思う。信念を貫くことの難しさ,人の弱さがよく描かれている。
当然,ストーリー自体も非常に面白かった。

[ 2013-02-03 ]

営業マンはノルマを達成する為、偽装に手を出してしまう!しかしそれだけではなかった。

短編の様な始まりだが、繋がりを見つけたら一気読み進めたくなった本でした。

[ 2014-05-04 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-08 ]

池井戸潤の新刊を読了。
登場人物に共感したり、自分の醜い面を見せられてるような思いがして目を背けたくなったりであいかわらずリアリティがある。
会社組織に翻弄されて道を踏み外す人を見てると切なくなる。

[ 2013-06-11 ]

断トツの営業成績をあげていた優秀な営業課長がパワハラ問題で異動させられる。実はその裏には違う大きな問題が…。「下町ロケット」のように爽やかではないが、どこか共通するものを感じる。

[ 2012-11-14 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-09-15 ]

ドラマ化された「半沢直樹」で絶好調の著者。銀行や中小企業といったテーマに強いところは本書でもいかんなく発揮されている。パワハラなど、昨今の企業を取り巻く課題だけでなく、上司と部下、数字のプレッシャーといった会社員の苦悩、親会社と子会社の関係、責任のなすりけなど、いつの時代も変わることのないテーマも描かれている。企業人の世界を知りたい学生さんにもオススメ。

[ 2013-01-26 ]

この手の話は流石、池井戸さん。
外れがありませんね。
隠蔽、嫌な言葉ですね。
でもそこまで追い込まれる人がいることも事実。
辛いですね。
時代はパン屋さん?

[ 2013-02-11 ]

隠蔽に傾いていく会社の内情、それが発覚しての玉砕振りなどが興味深かった。
営業利益を上げることはどの会社であっても大変ではあるが、不正が行われ、それを会社ぐるみで隠ぺいするとなると、それに対する良心の呵責はないのか、と思えてくる。
内部告発で隠蔽が露見し、会社崩壊へと繋がる流れはまだ救われる。
色々な人の立場から捉えたそんな会社事情が、面白かった。

[ 2013-11-09 ]

ここまで大きくなってしまった問題に雁字搦めになった時、
たくさんの選択肢の中でどれを選ぶか。

理想や正論が通せるか。だなあ・・・
通せばあきらめないとならないことが出てくるし、それを承知で選ぼうにもたいていは背負ってるものがあるし。

また、育った環境によってこんなにも違うってことを思う。
親がどう育てたか。こわいな。
棚に上げて、この中で大っ嫌いなのは新田。
こんな人、いますよね。
それほど大きな役じゃなかったし
途中でまあ自業自得になるけどね。

[ 2012-12-25 ]

ひとつひとつの章が短編と思って読み進めるにつれ全ての糸が繋がる感じが良かった…企業倫理とは⁈企業利益とは⁈を改めて感じた。

[ 2016-11-17 ]

企業人の大変さを、つくづく感じました。
でも、決して忘れてはならないのは、
「仕事は金儲けではない。人の助けになることだ。
客を大事にしない商売は滅びる。」という、文中の言葉。
淑子さんのような奥さんがいて、幸せだね、八角さん。

[ 2013-08-04 ]

半沢直樹といいこの作品といい、最近サラリーマンものが流行ってますね^^; 中間管理職の皆さんお疲れ様です^^;

[ 2012-12-18 ]

相変わらずの面白さ~。

やなヤツ!って思える社員の描写が上手!

でも、それぞれの社員の生い立ちはいらなかった。
そういう生い立ちがあってこその、それぞれの
言動ってことかもしれないけど、それは、こっちの
想像にまかせてほしかった。

[ 2015-02-11 ]

NHKドラマでは原島課長が目立ってたけど、八角係長が良い味出してる。強度偽装は人命に関わる大問題のはずだけど、現実も作品同様のユーザーと関係ないところですったもんだやってる気がしてならない。しかし、作者の企業モノはホント面白い、丁寧に登場人物の背景を描くとこ、でもって背景が私には自分のように思えるようなエピソードが含まれてるあたり、中年サラリーマンのエンタメ小説の傑作だ。

[ 2013-07-31 ]

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[ 2013-04-12 ]

面白い。3分の1を過ぎたあたりから一気に読めた。自分もサラリーマン、こんな事に巻き込まれる事はないとは思うが、どういう行動をとるだろう・・・。
ラストが結構さらっとしているので、そこがマイナスかな。

[ 2013-01-26 ]

ドラマ化希望。
会社が舞台の小説を書かせたら現代随一じゃなかろうか。
会社に魂を売ったものと、自分を貫こうとしているもの達の物語。
実際にありそうというかあるんだろうなー

まだ今年始まったばかしですが、自分的今年No.1になりそうな作品。

[ 2013-02-12 ]

2012/12/20読了

大企業の中で渦巻く部門内、部門間の力関係が明瞭に描かれながら、各章毎にフューチャーする人物を変えストーリーが構成されている。

無駄な登場人物がいないため最後まで一気に読めた。

一般職の女性にフォーカスを当てるセンスが匠!!

[ 2012-11-28 ]

日本で、喧嘩に勝つことは、勝負に負けること。

人は見かけによらないな。いかにも、って人が、ただ踊らされているだけでその裏に色々な背景や生い立ち、政治がある。大企業も中小企業も言い訳が違うだけで、リコール隠しという同じ結論に達してしまうというのも面白い。

[ 2013-11-15 ]

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[ 2013-07-02 ]

「東京建電のモデルになったは会社は存在しない」ということだがありそうな話であった。企業の不正が露見するのは内部告発によることが多いということを聞くが、よりによって万年係長だったり運転手の証言だったとはね?そういえば、以前勤めていた会社で、ドライバーを「車夫馬蹄の類」とさげすむ役員がいたことを思い出した。
不倫の末に退職してパン屋さんに勉めた浜本優衣さんが一服の清涼感を与えてくれる。

[ 2012-11-08 ]

良かった!
ものすごく良かった!リコール隠しに至るまでの道すじがそれぞれ凄く面白い。


テンポも最高で、なんだかんだでスッキリ着地させてくれてすごい!

[ 2013-03-19 ]

お客様本位の商売を行う。言うは易しだが、企業のモラルと相反するんだな~。「海賊と呼ばれた男」に通じる話。面白かった。

[ 2013-09-23 ]

短編のように、一話一話主となる人物が変わるが、最終的にはすべて繋がっている、「シャイロックの子供たち」と似たような展開。人物をしっかり描いていて、意外な人物が意外な顔を見せるところがとても面白い。

[ 2015-01-20 ]

池井戸作品は若干ワンパターン気味があるのだが、今回は黒幕が最後まで分からなかった。各章のバラバラな物語が段々一つにつながっていく構成力はさすが。池井戸作品は、日本企業の組織論というかそこで生きる人たちの人間模様や、組織のメカニズムについて考えさせられることが多い。

[ 2013-02-12 ]

会社というものが実にリアルに描かれている。自分ならどうする?っていう場面が沢山出てくる。会社の体質って怖い。長年いると最初感じた違和感もなくなる。

[ 2015-03-22 ]

中堅メーカー内で長きに渡って起きた不正隠蔽を軸にした物語。営業マンから経理、事務職から取締役。それぞれの視点が章ごとに描かれているからテンポが良く読みやすい。

コスト削減は製造業において重要視されているが、そのために不正を選ぶ。そういう選択をせざるを得ない状況になりうると考えたら少し怖くなった。

だが、最後は正義を貫く主人公が正しく努める。それが池井戸氏の作品の好きなところだ。

[ 2012-11-11 ]

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[ 2014-01-14 ]

前半から中盤まで展開が面白かったけど、後半は少しペースダウンしたかな。でも、「シャイロック」のような章替わりは、展開がなかなか読めないので、読むのが楽しみになります。

[ 2013-11-09 ]

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[ 2013-10-13 ]

舞台は、大手メーカーソニックの子会社、東京建電。
営業一部課長の坂戸は、ノルマを順調に達成し実績を積み上げ、社内評価も高い男。一方、営業一部係長の八角は、仕事をしない怠慢社員。やがて坂戸は八角を人前で罵るようになる。ある日、八角が坂戸をパワハラで訴え、坂戸は人事部付の左遷人事となった。坂戸の後任に抜擢されたのが、営業二部課長の原島万二。坂戸の左遷人事は、やり過ぎ、何か裏があるのでは?と疑問を八角にぶつけ、会社が必死で隠そうとしている驚愕の事実を知ることになる。
(以下ネタバレ)
会社が隠蔽しようとしているのは、坂戸が受注するために行ったネジの規格外発注。このネジは世界を運行する航空機や列車に使用されているもの。いわゆるリコール隠しである。
秘密裏にネジの交換作業、いわゆるヤミ改修を行う東京建電だったが、内部告発によりやがて親会社ソニックに知られることに。ソニックの内部調査の結果、ソニックはヤミ改修を黙認することとした。だがやがて匿名の内部告発により、マスコミに東京建電のヤミ改修の事実が知られてしまう。以前、同期の不正発注に気付きながら表沙汰にできなかったことを悔やむ八角の仕業であった。
結局、不正を犯した営業一部が残務処理のため東京建電として営業、他部署は新会社へ移行することとなった。そして八角と原島は東京建電に残り、残務処理を進めるのであった。

読後感は、池井戸潤作品としては、
あまりスカッとしない。でも東京建電の裏で何が起きているのか気になり、読み進めた。主人公も、原島万事なのか八角なのか誰なのか、はっきりしない感じ。

oct 2013

[ 2013-08-10 ]

図書館で予約したものの、なかなか回ってこず先にドラマを見てしまいました。

大企業って大変ですね~。
銀行といい、大手企業といい、肩書きのついてる人に会ったら穿った見方してしまいそうです。

[ 2013-03-06 ]

池井戸潤さんらしい本だと思う。
実際に企業で行われてる事なんじゃないでしょうか?
過剰なノルマを課す会社の役員達に読んで欲しい本。

[ 2013-06-02 ]

池井戸さんの本は、大きな悪に小さな正義が勝つ!という、日本人が好きな話だと思う。

私は、好きだ。

ちょっとうだつの上がらない人が、頑張っちゃう。

色んな人の思惑が渦巻いてる。巻き込まれないよう、自分の一本通ってるすじはいつも持っていたいものだ。

[ 2014-03-14 ]

【読書その64】最近はまっている
池井戸氏の小説。東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられるドロドロしたビジネスの現場。ビジネスマンの悲哀を感じる。誰でも代わりのきかない存在になりたいのだと思う。

[ 2013-04-28 ]

不正や捏造ってこうやって起こるんだなって思う。悪人になるかならないかは、自分次第…。
勧善懲悪なんだけど、リコール隠しをを暴いた社員がきちんと苦い水ものんでるお話に、なんか納得^ ^
社会って、めでたしめでたし…では終わらないもんです。

[ 2013-06-19 ]

 おもしろかった。こんな人いるだろうなあと思う人がたくさんいた。特に新田。身近にいるな。自分本位で自分はできると思っているけど、、めっちゃ自分勝手で何もわかってないから家族に疎まれ見捨てらるる。一番大事にしなければならないところをわかってない。 そういう人間をやっつけてくれるから座間亜美路と思えてスッキリした。
 八角みたいな人はいないだろうなあ。ひょうひょうとしていて実は、犠牲があっても筋を通すって。いないなあ。

[ 2016-08-16 ]

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[ 2013-01-05 ]

不正を公にすることで会社が存続できなくなると考えたら、ディスクローズ出来るのだろうか?いつもとは少し違う展開でストーリーが進行した。基本は勧善懲悪だな、この著者は。正義が清貧というのが根本にあるようだが、色んなパターンを期待したい。いずれにしても、読みやすいのはいつも通りだ。

[ 2013-01-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-12-16 ]

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[ 2013-03-17 ]

中堅電機メーカーが舞台の連作短編集。
パワハラを巡る不可解な人事を発端として、その影に隠された企業の闇が徐々に浮かび上がってくる。
それぞれの部署の社員や取引先など、登場人物の多くは容易に共感できるごく普通の人で一生懸命生きている。それだけに組織のために歪められてしまう真実がつらい。
虚飾の繁栄か、真実の清貧か。ラストのこの言葉が心に刺さる。

[ 2013-12-07 ]

ドラマを既に見てたので、登場人物のイメージは少し頭に残っていたが、それ程そのイメージに左右されることはなかったように思う。小説が原島メインで話が進まなかったことも良かったです。ありそうな話だし。色んな視点を変えて語られてて楽しく読めました。ドラマをなぞる感じでなかったのが良かったと思います。

[ 2012-12-02 ]

2012/12/02-12/09
「虚飾の繁栄か真実の清貧か」と著者は最後に迫ってくるが、二者択一できないところに人生の機微がある。
著者の作品は総じて好きだが、今回の万年係長八角の潔さはいただけない。

[ 2013-02-13 ]

ネジの強度偽装、という小さく見える事柄が、大小様々な七つの会議の中で企業の体質や個人の資質まで問うてゆく。
畳み掛けるような筆致に巻き込まれながら、楽しい読み物の時間を過ごしました。

[ 2012-11-27 ]

最初は面白くて、読み続けていくと段々バラバラの出来事が集約してきて興味深々になっていく。ただ最後は終わりを急ぐかのように慌ただしく結末に向ってしまい、いまいち~!

[ 2013-08-31 ]

私なら良識を曲げるコトが求められたら辞めるよ。って思いながらもドロドロ渦巻くサラリーマン世界に引き込まれます。恐るべし、古き悪しき日本企業と人間の虚栄や嫉妬。チラッと見たドラマでリリーフランキーさんが八角を演じていたので、ずっと頭の中で彼が浮かんでいました。あれ?会議は七つでしたっけ?

[ 2013-03-18 ]

リコール隠しを題材とした連作短編集。
他の作品と比べて、読後感がスカッとしなかったので、少々残念。

[ 2013-08-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-12-27 ]

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[ 2013-02-12 ]

企業内幕ものの短編集が集まって、最後につながった話になる
ラストが思ったのとはちょっと違う方向に行ったかな?

[ 2013-10-19 ]

今人気の池井戸潤さんの作品
面白かったけれど後に残らないかな
企業倫理?保身?
リアル感はあるけれどどうなんでしょう?
現実だとちょっとこわいなあ

≪ 利益追い 七つの会議 行く先は?≫

[ 2013-01-29 ]

組織ぐるみの隠蔽工作の、話し。
100%の悪人なんていないし、反対に100%綺麗にいられる人だっていない。
組織の論理だなんてことじゃなくっても。

自分のため、自部署のため、なんてちっちゃい人間ばっかりだなぁって呆れるけど、じゃあ自社のためなら自国のためなら許される?

ドーナツの話が謎。
女の子は女の子らしく頑張るよってこと?そして身の丈にあった幸せを掴むんだよって?
ま、いいんだけど。

フィクションだし、そうじゃなきゃ困るけど、なんともありそうな話で参りますね。
社会人ペーペーの私なんかにそう思わせるとこが池井戸さんの凄いとこです。

[ 2013-12-05 ]

企業の不正をめぐる話。
登場人物の関わりや意思決定されていく様を会議に注目している点は面白い。
内容は比較的ライトで読みやすかった。

[ 2013-05-22 ]

リコール隠しを通じて、複数の人物の人生が描かれる。非常に面白い。

其々の人物に自らを見出しても良いし、身近な人々を見出しても良い。参考になる内容も多いと思います。オススメです。

[ 2013-03-18 ]

この人の作品は基本的によかったよかったで終わり、幸せな気分になれる。導入部からは予想外の展開で話が進み、読み応えがある。八角、面白い

[ 2015-04-14 ]

リコール隠しを扱った作品としては「空飛ぶタイヤ」が面白かったけど、こちらは企業側の視点。半沢のようなヒーローがいるわけではなく、だれがラスボスなのかもよくわからないもやもやした怒りが、リアルだった。

[ 2013-04-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-11 ]

池井戸潤らしい、ノルマに追われた会社が不正に手を染め、登場する人物のそれぞれの人間模様があり、サラリーマンとしては、ガツンと来る本やった。やっぱ面白いな〜

[ 2013-05-11 ]

最初は淡々とサラリーマンあるある話かと思ったが大間違い!本当にいそうな様々なサラリーマンの悲哀を語りつつ本命の事件が徐々に明らかになり、後半は面白さに拍車がかかった。これも「下町ロケット」のハラハラドキドキ感とは違う面白さ満載。ぁ〜、楽しかった♪

[ 2013-09-13 ]

大手総合電機会社の下請け会社の
東京建電でおこる、隠ぺいと内部告発

中小企業という特性
企業の体質
組織で働くサラリーマン
零細企業との取引
パワハラ、不倫、営業成績・・・

どこかありそうな会社で
ほんとうにおこっていそうな不祥事
いったいだれが悪いの!?と
考えたくなるところが
ミステリーっぽい
ビジネスマン小説

結局、会社を辞めればただの人なのに
会社に所属するって環境にしばられてるんだなぁ

[ 2013-01-20 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-01-09 ]

短編と思いきや、それぞれのお話の登場人物が複雑にからみあって
一つのお話になってます。
不正にからむさまざまな人たちや思惑。
個々はまじめな人柄でも、組織の中では
NOと言えないことは多いのかも。

村西の父上の言葉がすべてのサラリーマンの基本の考えであってほしいです。

[ 2013-09-11 ]

関連がなさそうな 各章の登場人達が それぞれ繋がり 1つの物語が完成するこの作品 

部や各々の立場により 見方・考え方は当然違うものの、そこまであり?と思ったり、設定や伏線にちょっと無理を感じた部分はあった。
が、テンポよく面白かったので 一気に読めた。

[ 2013-04-12 ]

下町ロケットと同じ感じなのかと思ってたら現実味のある話でえらくおもろかった( ̄▽ ̄)会社っていろいろあるよなw

[ 2019-01-27 ]

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[ 2012-12-11 ]

池井戸さんらしい作品。
章ごとに視点が切り替わるので飽きないし先が気になって一気読みでした。

でも個人的には不正隠し系はちょっとワンパタな気がして来たかも。。

[ 2012-12-06 ]

空飛ぶタイヤを彷彿とさせる、企業と人間とのドラマ。池井戸潤の真骨頂。
閉じられた世界の中で限られた人達にとっては圧倒的な意味を持つ、「会議」という切り口が秀逸。
個人的には環境会議のスケールの小ささリアルで面白かった。たかがドーナツ、小銭を疎かにする人間は全てにおいて小さいんですよね。

[ 2012-11-11 ]

2012/11/10読了。

リアリティという面で、池井戸潤の他のどの著作よりも高評価。
どの登場人物にも、突き刺すような輝きや華はない。さらに、物語のテーマは後ろ向きで、決してハッピーエンドとは言えない結末。
しかし、サラリーマンが組織や家庭事情で抱える葛藤と、誰しもが持つ心の弱さ、闇を見事なまでに描き出している。ファンタジーのような、熱い気持ちがこみ上げてくる物語ではないが、等身大に近い、確かな共感を得られる一冊である。
そして、このリアルが心に沁みるという事実は、自分自身がサラリーマンに染まってきているという何よりの証拠かもしれない。

[ 2013-03-18 ]

会議が中心となるわけではないので、タイトルは違う方がいいのではないかと思った。
ある会社の内輪を描いたありそうな話。最初の3話めくらいまでは独立して進んでいた話が、徐々に終息していき、ひとつの大きな不正につながっていく。
各話の中心人物を丹念に描いていきつつ、本筋につなげていく。
下町ロケットと同じ雰囲気が漂うが、こちらはネガティブでドロドロな顛末を描く。会社の内部物に強い作者か。

けっきょく、八角が主人公の話だったのだ。筋を通す生き方を選ぶか、成功を選ぶか、どちらがけっきょく幸せか、ということか。

[ 2013-08-27 ]

業務命令のコストカットにより下請け企業の変更。変更後の企業が作った部品が原因となり問題が発生。そこには、あってはならない事が…。

[ 2013-05-16 ]

さすがのおもしろさ。規模の大小はあれど似たようなことはあるのだろう。結局は会社の利益を優先ってことか。

[ 2013-04-05 ]

トップ・ミドル・OL・エース・窓際… それぞれの視点から描かれた、会社でのドラマ。 それぞれの価値観・状況での正論、行動。 その積み上げが正しい道を選ぶとは限らない。 それが現実か。 役割を無難に演じようとも、精一杯果たそうとも、起こる現実は変わらない事もある。

あまりに身近に起こり得るシチュエーションだけに、怖さを感じ得ない企業小説。

[ 2013-07-02 ]

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を「パワハラ」で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった…。「働くこと」の意味に迫るクライム・ノベル。

敵役をことさら悪しく書いて読者をミスリードしておきながら実は…という池井戸潤の手法にはもう慣れっこになってきているのだけれど、それでも巧みな展開に引きずられて一気に読んでしまう。「こんな会社なんてない」とか「あの事件に似ているかも」とか、サラリーマンらしく突っ込みながら読んだ。
(B)

[ 2015-11-20 ]

作者の池井戸潤さんは、ほんと中小企業の内情に精通しているなぁと、いろんな作品を読むことを通してひしひしと痛感させられる。
そこは、私の知知り得ないところなのて、大変新鮮に興味深く読み進めることができるところでもあるなと。

[ 2014-02-03 ]

東京建電を舞台にした8つにわたる連作短編集。
物語は新進気鋭の課長がパワハラで失脚するところから始まる。
その真相の裏に、東京建電に勤める複数の人物達が絡んでいく。

不正を暴く勢力と隠蔽する勢力との鬩ぎあいは、読者をひきつけてやまない。
あきれるばかりの不正、共感できない登場人物達、
パワーゲームやナショナリズムと疲れる内容満載の一方で、
一部の登場人物達にも救われる。

「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」のように、
読了後に気持ち良い感情を抱くことはできないが、
将来に向けて明るい兆しを感じることのできる良作小説。

[ 2012-12-14 ]

七つの会議を通して明かされる企業の裏側は・・・
いつものお仕事モノでバッチリ共感できるし、一見関係が薄そうな、それぞれの会議が一つに収束していく構成も新鮮。
でも、主人公を軸にしたガッツリした長編に比べると物足りない気もした。(ロクヨン読んだばっかりだからかな・・・)

[ 2019-01-02 ]

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[ 2013-08-27 ]

読みはじめると一気に読み上げたくなる。第一話〜第八話まで、ある会社が舞台で主人公が変わる短編としても読める。が、リンクの部分が分厚く幅をきかせている。登場人物がそれぞれにどこかしら印象が薄くて、物足りなさにつながっている。

[ 2013-09-20 ]

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[ 2013-06-03 ]

企業の中の話。
読みやすくサクサク読めた。
だが、ここまで日本の男の性根が腐ってるとは思いたくないな。
あくまで、フィクション、小説だと思って読んだ。
まあまあ。20130603

[ 2013-02-05 ]

サラリーマンの出世競争というか、駆け引きや打診、選択、同僚より優位のポジションに就いたものの感情や、その逆に落ちぶれてしまったものの感情の描写が本当にうまいなぁと思う。

「なんてこった!!」な局面にさしかかったときの幹部らの選択にドキドキしたりがっかりしたり、それでも非常にリアリティのある人間臭さが面白い。

私の好きな章は不倫していた新田くんが上司をどう見返してやろうかと奔走した揚句あの結果になったというところや新田くんが不倫相手とヨリを戻すのに渾身の口説きをいれたのに非常に小さなところからボロが出たこととか。新田くんが意外に好きかもしれない。

そして居眠り八角さんのずんぐりむっくりした顔が浮かんできそうです。八角さんもお気に入りです。

[ 2013-06-24 ]

「あ~、こういう奴いるよなぁ」から、「う~、ここまで酷くない(と信じたい)けど、ニアミスな暗~い感情に支配されていた時期もあった!?かも。」まで、結構自分のこれまでを思いながら読んで行く。もう、結局、「サラリーマンはつらいよ」って事に落ち着いてしまう自分がいるんだけど(笑)、池井戸作品ですから、読了すれば仕事がんばろうってちゃんと思えてます(笑)。

[ 2013-01-15 ]

さらっと読み終わってしまいました。八角さんの変わりっぷり、原島さんの地味っぷり、、色々残念な感想もあります。
想定よりも軽かったのもあって、ちょっとがっかりも。

「コトブキ退社」の章が、ちくっとしつつも清々しくてよかったな。

[ 2013-07-19 ]

子会社の社長も、親会社の社長までも隠蔽を選ぶのね…
最終的に悪事は暴かれ、責任感のある誠実な人たちが新たなスタートを切る、爽快な終わり方は池井戸さんの作品だなって感じるところです

[ 2013-11-10 ]

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[ 2013-08-26 ]

『空飛ぶタイヤ』を読んだ時ほどの衝撃はなかったことと、
いろいろ引っかかる点もあったので、★4にしましたが、
でも、利益追求と、サラリーマン、人としての矜恃の描き方がうまく、
非常に面白かったです。

[ 2013-07-03 ]

エリート課長坂戸をパワハラで訴えたのは、万年係長の八角だった。
中堅企業に起こる会社ぐるみの隠蔽に関わっていたのは誰か、
本当に悪いのは誰か、最後まで一気に読ませる。
ドーナツ屋さんの話が良いアクセントになっている。

[ 2017-08-17 ]

会社内での上司と部下の会話、その組織の雰囲気などリアル。
要所にスカッとさせてくれる話も混ぜてあり読みやすかった。
個性的なキャラを持った登場人物たちが自然と物語の奥へと
引張って行ってくれ一気に読めた。

[ 2015-05-29 ]

大手総合電機ソニックの子会社である東京建電を舞台にした小説で、各話ごとに焦点のあたる人物がおり、それぞれなんらかの会議が取り上げられる。ストーリーもどんでん返しがあって面白く、人物描写も巧みで、池井戸潤らしさが詰まっている。小説ではあるが、人にはそれぞれ人生という物語があり、みんな何かを抱えて生きているんだな、ということを感じさせてくれた。黒幕となる人物の言動に少し不自然な点があったのだけは気になった。

[ 2013-02-04 ]

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[ 2014-08-25 ]

かなり好きなタイプの小説。短編集かと思いきや実は繋がってる。なんでもない日常の出来事に見えたけど、実は不正を必死に隠している。ハラハラドキドキ!

以下のセリフは本当に毎日そう感じていること。結局会社なんて自分のこと必要としていない。自分を守れるのは自分だけ。
「会社にとって必要な人間なんかいません。辞めれば、代わりを務める誰かが出てくる。組織ってそういうもんじゃないですか」

[ 2013-02-10 ]

読めば読むほど反吐が出るような本です、登場人物的に
映画かされたら配役が検討つきますえとりあえす、八角さんは、六角さんでお願いします。

[ 2013-09-15 ]

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[ 2014-10-07 ]

【読了メモ】(140917 22:50) 池井戸潤『七つの会議』/日本経済新聞社/2012 Nov 1st

[ 2013-01-01 ]

企業の論理を倫理で正す時、人は昇進を諦めるか解雇を覚悟の上でしか行えないという現実。
しかし、チョットだけ光明が見えた気がするラスト。
日本の義務教育に「道徳の時間」を復活させる必要を感じるのだが…。

[ 2013-01-14 ]

大手企業の子会社における、営業成果至上主義の体質。
その中にいるさまざまな立場の人たちから見たエピソードの連作短編で、最終的には大きな一つの流れになっているので、読みすすむうちに次々に見えてくる事実が衝撃的で身につまされる。
組織の一員として成果を上げることが何よりとされている中で、個人の考え、良識はどこまで生き残れるのか。あるいは組織の大きさの前には力及ばないものなのか。自分だったらどうするだろう、と考えざるを得ない。
女性社員のドーナツの章が心なごんだ。その後も社員たちがドーナツを手にするたびにふと気持ちが休まるような気がして、読み手にとってもドーナツはバランスがよかった。

[ 2013-01-20 ]

電機メーカーの子会社を想定した、リコール問題の隠ぺい工作を巡る問題を七つの会議を通じて、人間模様からあぶり出してゆく。結局、会社の組織を守ろうとする強い力は、正義を貫こうとする個人を押しつぶそうとする。その中でもがくそれぞれの役職や性別のキャラクターもまた、個人的な何かを守ろうとする。いわば、人間模様と組織の論理をがぶつかった結果、人間的な感性を失ったものすごく怖いものが生まれてくるということだ。平時であれば、自分自身も黒いものは黒いと言える、でもある種の環境下でもそれが貫けるのか、まるで自身の会社で起きているかのような臨場感を、個性的なキャラクターの設定によって作りだした良作。七つの会議と、キャラクターの交錯が生み出すメロディーが、最後まで一気に読ませてくれる。会社に魂まで売りますか?という問いに、正しい事を正しい人達とやることがいかに難しいのか、自分自身の弱さを痛いくらい感じさせてくれる。

[ 2014-02-12 ]

兄の本棚から拝借!
面白かったです。
善と悪が他のよりかはぱっきり明確でもないかな?
他のはけっこう、悪は悪!という感じですが、(それが読後のスカッと感にもつながるのですが)これは割といろいろな立場の色々が描かれていた、ような…

[ 2012-12-24 ]

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[ 2015-02-05 ]

タイトルの七つの会議の意味はわからなかったが、サラリーマンの悲哀を感じる一冊。池井戸さんの小説には、仕事に追い込まれて不正をしてしまう人がよく出てくる。なんともいえない。止められないで読み切ってしまったが、辛さが残る話でした。

[ 2013-01-28 ]

「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。
人の喜ぶ顔見るのは楽しいもんじゃけ。そうすりゃあ、金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる」 【P296】

[ 2013-10-15 ]

各章で登場人物が違うけど、一つの物語にうまく繋がっている。
不正と正義。
残念ながら正義がいつも勝つのが会社ではないという事実を突きつける小説

[ 2014-01-05 ]

こういう勧善懲悪にスッキリするものがあるが、現実的には組織の論理で動くのがほとんどだろうなぁ。
半沢直樹も然り。
憧憬と羨望に尽きるなぁ。

[ 2013-01-02 ]

相変わらずうまいです。勧善懲悪で、起承転結がクリアで、人物造形がきっちりしててするする読める。イイモノとワルモノのバランス、配置もうまいし。

[ 2014-07-30 ]

【No.151】「いつも自分が正しいのだ。そして悪いのは相手の方。世の中は常に自分を中心に回っている」「灰汁の強い部下。気が強く、負けず嫌い。どんな局面でも画を通す頑固さと強靭な意志を感じさせる風貌」「虚栄の繁栄か、真実の清貧か―。強度偽装に気づいたとき、八角が選んだのは後者だった。後悔はしていない。どんな道にも、将来を開く扉はきっとあるはずだ」「中味のないやつほど一丁前のことを言う」「しがないサラリーマンというトロッコに乗って、ときに急カーブに翻弄されつつ、振り落とされないよう、必死でしがみついてきただけだ」「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ」「オレは魂まで売る商売はしたくない」「期待すれば裏切られる。その代わり、期待しなけりゃ裏切られることもない」

[ 2012-12-12 ]

ある会社で行われる七つの会議。
保身、隠蔽、追及、画策、正義、義憤、怨恨…立場や環境、過去の関係などから、様々な思惑や感情が入り乱れる。
人も想いも流れもキッチリ描かれているが
もちょっと爽快感が欲しかった。

【図書館・初読・12/12読了】

[ 2012-11-06 ]

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[ 2014-01-27 ]

嫌な奴でしかなかった人が実は物事の本質を見極めていたり、いい人だと思っていた人が実は虚像を追い求めて物事の本質を見失っていたり。

もしかしたら、大小はあれどどこにでもある話なのかも。と思えて、そう思えてしまう自分もなんだか正義とは近い所にはいないのだろうと感じた。

自分の事しか考えていないから、正しくある事が難しく感じるんだろうな。


【この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。
「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。 】

[ 2014-02-02 ]

ネジの強度偽装を会社ぐるみで隠蔽
内部告発で社会へ明るみに出た

会社の為、自分の為、お客様の為、それぞれの思いがサラリーマンにはある。利益優先に走り規格外の製品を市場に出し、数千億円の補償額に尻込みし、隠蔽に走る。

隠蔽の構造とそういう組織の体質が良く分かった。

[ 2014-02-20 ]

テレビドラマになっていたなぁ、との記憶があって読むことにしました。
どんな小説の中身かわからなかったが、読み進めるとパズルのように組み合わさっていき、
最後は爽快!な感じもあり。
会社の組織に必ずある、立場で物事を進める、とか、
色々面白かったですね。

[ 2013-10-22 ]

半沢直樹で大ブレイク中の池井戸さんの書籍シリーズ。
これもドラマやっていたそうですな。
会社の不正を特集した作品。
自分もサラリーマンだけにね、何か面白いよね。
ただ、ドラマにすると地味になりそうだな…

[ 2013-11-19 ]

昔読んだことを忘れて読んでしまった。ひとりまたひとりと登場人物をスムーズに出していく展開手法に感心した

H25.11読了

[ 2019-06-29 ]

201906/

企画を実現させるために、面倒なことを後回しにするのではなく、最初にしっかりと説明するべきではないか。後で問題に気付くより、最初に問題として認識し、それに対する理解を得ておく。そして必要な対策を話し合っておく。そういうやり方でないと、仮に企画が実現してもすぐにとん挫してしまう気がした/

[ 2014-01-05 ]

【トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―】

2013年 ドラマ化

[ 2013-01-31 ]

またまた池井戸節炸裂です。
今回は古い企業体質のメーカーが隠蔽工作に走るというお話。
池井戸作品に慣れた人なら説明せずともわかる、期待通りの展開。
あまりにも、期待通りすぎ、想像通りすぎて星3つにしましたが、面白いのも一気読みなのもいつも通り。
安心して読めますが、いつまで続くのかなぁ、この路線…。
若干の不安がよぎる。

[ 2014-06-30 ]

中堅メーカー東京建電で起きた事件について綴るストーリー。以下メモ。(1)期待すれば裏切られる。その代わり期待しなきゃ裏切られることも無い。…出世しようとおもったり、会社や上司にいいとこ見せようなんて思うから苦しいんだよ。サラリーマンの生き方は一つじゃない(2)ネジを作る人間に求められるのはひたむきさだ。(3)何もかも剥がれ落ちた後に残るのは真実の欠片だけだ。

[ 2013-05-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-11-29 ]

バラバラのような7つの短編がリンクして1つの流れが作られていく。
それぞれ核となる人物が違うため、どれも中途半端で物足りなさを感じてしまった。

[ 2013-08-15 ]

東京建電という会社に勤めるサラリーマンやOLたち。

やり手の営業第一課長、坂戸の万年係長の八角に対するパワハラ問題から、社をあげての不正・隠ぺい工作が暴かれるまでが主になる人物を変えて描かれています。

登場人物の会社員の誰しもがとことん悪人というわけではなく(策略家だったり実のない自信家だったりはしますが)、組織の中でどう生き残るか、どう生きるべきだったのかといったようなことが登場人物それぞれの立場で書かれています。

池井戸氏らしく、最後はめでたしめでたしで多少の希望を持って終わっていますが、本当に会社員というのはなかなか悲哀に満ちたものです。

[ 2012-12-14 ]

舞台となった企業のある秘密が七つの会議を経て徐々に明らかになっていくという構成が素晴らしい。ちょっと切ないけど清々しい結末もにも文句なし。この人の落とし方って本当に気持ちがいいです。

[ 2014-06-20 ]

8作品による連作短編集。
中堅会社の偽装問題絡みの内容。
事態収束の為、姑息な手に…
中々、興味深い話だけど「第三話 コトブキ退社」は必要だったの?って思った。
会社の組織って、上に立つ人間は優秀な人とは限らない。
皆、自分が可愛いいんだと思う。
'14.06.20読書完了

[ 2013-06-24 ]

☆3.5
特に会社員におすすめだよ!
登場人物が丁寧に描写されていて、どんどん物語に引き込まれるよ。もし自分が彼らの立場だったらどう行動するだろうかと、社長から課長、係長、一般社員、様々な立場で想像しながら楽しめる面白い本だよ。

[ 2013-02-14 ]

ビジネス=男社会の競争の話だろう、面白いかしら?と、やや引き気味で読み始めたのですが、面白いですよこれ!
それぞれの生い立ちを抱えて生きている人が、弱さという一点でつながっていく様子を、その弱さを自分も持っていると感じながら読みました。
しかし、企業戦士の妻たちが、夫に無慈悲に描かれていること。
「かわいい妻子を守るために」競争を勝ち抜こうとする人が書かれてないのが、自然なんだか不自然なんだか??
家族のための自己犠牲で行動を正当化することなく、本当の強さはどんなものかを著者が描こうとした結果かなと思います。

[ 2016-04-07 ]

製造業の苦悩。
営業マンのノルマ達成の苦悩からきた不正。
一応最終的には不正を働いた人ではなく会社の体質が悪い、とうような形で終わっている。
でも、あまりにも綺麗に勧善懲悪でまとまっており、製造業で働いている私から見てみると解せないものがある。
ストーリーは面白いけど。

[ 2013-07-30 ]

ドラマでやってる半澤直樹が面白いから久々に池井戸潤を近くの市民センター図書室で借りた。面白い。ドーナツ屋になった娘のエピソードが一番好き。

[ 2013-01-31 ]

どんどん事態が悪化していく展開に、ドキドキしながら一気に読んだ。
池井戸さんの本やっぱり好きだ。面白かったー。
追い詰められたら、誰だって価値観や良心も見失う危険があるんだなあ。
ちょっとこわいお話でした。

[ 2012-12-29 ]

内容(「BOOK」データベースより)
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

[ 2013-10-13 ]

読み進めないと、何が問題なのかがわからない。
それがリコール隠しなのだと確信が持てるまでは、ずいぶん読み進めないといけない。最初ににおわしておいて、話題がそれる。うまい。
いろいろな会議がある。そういえば、自分もそうだ。
それから、人の二面性。
ダメ社員に見える人が、実は一番の正義漢だったり、イケてると思ったら不誠実の甘ったれ全開男だったり。
池井戸作品はいつも、奥が深い。

[ 2013-09-14 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-01-12 ]

+++
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。
+++

善人と悪人が初めからはっきり判ってしまう水戸黄門的な物語もそれはそれで違う愉しみがあって面白いのだが、本作は、悪い奴と思った人がさらに別の人物の意志で動かされていたり、と会社人間の悲哀と罪とも言うべき、会社と個人の葛藤の様がより面白い物語だったように思う。どこからが間違いだったのか、諸悪の根源は誰なのか、はっきりと突き詰めるのが難しい、そのときどきのちょっとした判断ミスや義理や隙が、積もり積もって大変なことになっていく様は、組織とその中の人の資質が問われているようで空恐ろしくなる。いつもに増してページを繰る手が止まらない一冊だった。

[ 2012-11-11 ]

99%の人間が、八角のような選択は出来ないに違いない。北川は極端だけど、坂戸や原島は誰がやっても同じ行動をとると思う。プロパー社員が一度掴んだポジションを、絶対に出向社員に渡したがらないのも共感できる。
「正当な対価」を無視しての底無しのコスト削減主義と、失敗を許さない風土。
この2つの悪癖が、日本を、サラリーマンを縛り続けている。