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最後の医者は桜を見上げて君を想う

作品レビュー

[ 2018-05-07 ]

奇跡を信じ、最後まで諦めずいろんな治療をしてでも患者の命を助けようとつとめる医師がいる。
相反して、余命が短いのであれば患者に「死」を受け入れてもらい、残りの日々を大切に生きていくという道を説く医師がいる。

どちらがいいのか。自分だったら、苦しい治療をするより自分らしく最後を全うしたいかな。
でもこれが自分の子供だったらと考えると、どうやってでも生きていて欲しいと願うだろう。

なかなか考えさせられる、いいお話だったと思います。

[ 2019-05-17 ]

初読みの作家さん。
日本に帰ってから良く行く書店で、面陳されていた一冊。

桜の花びらが舞う本の装丁に惹かれ手にしてみると、そのバックはお墓だった。
そして、このタイトル。
一度は買わずに帰ったのだが、やっぱり気になって手にした一冊。
コミックにもなっている。

医療をテーマにした本は数多ある。
決して諦めない医者。
患者に寄り添う医者。
これまで色々な医者を主人公にした本を読んできた。
彼らは確固たる信念を持っていた。

が…
この本の主人公たちは違う。
自分が信じる道を突き進んできたつもりだったのに、揺れる。
悩み、悶え、揺れる。
それがとても自然に思えた。

武蔵野七十字病院の皮膚科医、桐子修司。
患者たちから「死神」と言われる彼は、諦めない、積極的な治療が正しいとは思っていない。
患者には死を選ぶ権利があるとして、主治医でもないのに、患者と面談をする。

福原雅和は七十字病院の天才的外科医であり、副院長。
決して諦めないことが患者のためという信念のもと、技術を磨くことに余念がない。

そんな二人は大学の同期。
そして、もう一人の同期、神経内科の音山晴夫。
二人を理解し、二人の危うさ理解し、手を取り合うことを望む。

本を開いて、目次でもちょっと衝撃。
第1章 とある会社員の死
第2章 とある大学生の死
第3章 とある医者の死

読む前から、この患者が最期を迎えることがわかっている。
何というか、話のスピードよりも、気持ちの方がゆっくりと追いかけていく感じ。
まさに、自分も悩んでいたんだ…

1章、2章では、桐子も福原も自分の考えに全く迷いがない。
正反対の考えを持ち、お互いに受け入れられない。
しかし、第3章の「とある医者の死」では、迷い、悩む。
気持ちは揺れて、揺れて、揺れて。

余命を告げられた時、自分ならどうするか。
何を望むか。
真剣に考えさせられた。

自分と向き合ってくれる医者に望むこと…
色々あるだろう。
自信を持って治療してもらえると、頼もしいことに間違いはない。
だけど…
自分と一緒に考え、悩んでくれること、答えは出なくても、必要かもしれない。
人生の終わり方に”正解”を求めるわけではないと思うから。

「最期の医者は雨上がりの空に君を願う」というタイトルの続編が既刊。
こちらも読んでみよう。

[ 2017-07-14 ]

奇跡が起こる可能性を信じ、最後まで最善を尽くす医師の福原。
病気の進行度、治癒の可能性、どう生きて死ぬのが患者の為なのかを考える医師の桐子。
その同期の医師2人の仲裁役で、どうする事が患者にとって最善なのかを模索する医師の音山。
この3人を中心に物語は進む。

3人の患者を通して、「生きるとは何か?」という命題にぶち当たる。
愛する人が重度の病に冒された時、どんな状態であれ生きていて欲しいと願ってしまうかもしれない。
でも、その患者にとっての「生きる」ということは、他人が願う形とは異なるかもしれない。
「どう生きるか?」=「どういう最期を迎えたいか?」ということかもしれない。

福原医師と桐子医師の、
患者の生きる長さや生きる価値という考え方は真逆だ。
でも、親友の死に直面した時に、
今まで医師として客観的に捉えていた「死」がぐっと身近な物になった。

対極ながらも誰しの心にも内在する、「どう生きるか」という命題への葛藤を、
福原と桐子が代弁しているようだった。

[ 2017-05-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-02-22 ]

文庫書き下ろし

 日本では、一日でも延命するのが正しい医療だとされる。
 医学部の同期生で同じ病院に勤めた3人の医師がそれに対して三様の考え方をする。

 若くして副院長になった福原は、患者の意向を曲げてでも情熱を傾けて治療に全力を尽くす。第1章の白血病になった会社員は、これから生まれてくる子供のために生きようとしてわずかな望みにかけて、病と闘い壮絶な死を迎える。

 「死神」と陰口をきかれる桐子は、死期を迎える患者に対して、無理な延命治療より死を受け入れて、最後を自分らしく生きるよう勧める。

 迷う音山は、第2章で医学に入ったばかりでALSを発症した女子学生を担当し、時間を割いて在宅診療を続け、迷っていることを率直に告げるが、女子学生はかえって延命を望まず「医者になれなかった自分が死んでいくことをみんながつらく感じて、ALSを克服する治療を進めて欲しい」と思う。

 第3章は、音山にステージ3の喉頭癌が見つかり遠隔転移も認められて、手術による全摘手術ができなくなる。音山は育ててくれた余命わずかな祖母と電話し続けるために声を失う延命治療を拒み、声を出すための手術を福原と桐子に頼む。

 重い問題提起だった。自分ならQOLを大切にして延命血用はしたくないが、自分の子供だったら生き延びられる可能性を求めるだろう。桐子が音山の死を前に悩んだように。

[ 2017-03-06 ]

生きるとはどういうことなのかを考えさせられた。その人にとっての生のあり方が治療方針を決定するのであり、延命処置を行わないことは必ずしも敗北ではない。医者は一つの固定観念に縛られるのではなく、柔軟性を持つことが大事なのだと思った。
生と死に関して相反する考えを持つ医者と自分の考えを持てず悩む医者、彼らの考え方が患者や友の病気を通して変わっていく。とても感動した。涙なしには読めない。医師という立場で読んだら何を思うのだろうか。再読したい本。

[ 2019-01-13 ]

久しぶりに何度涙したか分からない作品です。助ける事に最後の最後まで諦めずに全力を傾け、正義感や情熱に溢れる福原、一方、絶対助からないと分かっている患者に最後の命との向き合い方を冷静に勧める桐子、時が流れ、かつて友であった者同士が、相反するアプローチにより仲違いしている。そんな二人の大切な友である音山の病気により、二人は悩み始める。

この作品は、命は長さではなく、どう過ごせるかと言った事について、究極の死を前にした状態で考えさせられる、とても深い深いテーマだったと思います。自分もいつか死にます。明日かも知れない、だから時間を大切に過ごす、それがいま自分に出来る事。でも死を直前にして、そんな綺麗事言えるだろうか、いや自信はない、、
それでも毎日時間は過ぎていく。やはり今はやれる事をやろう。

素晴らしい作品でした。著者の作品は初めてでしたが、是非とも他の作品も精読させて頂こうと思います。

[ 2016-12-21 ]

文句なしの星5作品。

なんとなく日々を生きてる私たちに死ぬという現実を強烈に伝えてきます。
もしあと1ヶ月しか生きれなかったら?もし不治の病にかかって弱るだけだったら?そんなこと考えてみてもわからないけど、本当にそうなったときの人間の苦悩がありありと描かれてます。

生きるも良し死ぬも良し、それは個人の選択だけどこの作品の中では生死に関して対極の意見を持った医者がなにかと衝突します。

3部構成でそれぞれ1人ずつの話ですが、最後には苦しくて苦しくてそれでもやっぱり感動して、涙が止まりませんでした。
私は各人の話でもたくさん泣いてしまいましたが笑

なんとなく毎日生活をしてる人はこれを読んで生きる!って強く感じれるようになってほしいです。

[ 2017-02-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-01-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-06-05 ]

「生きる」ということについて、対照的な考えを持つ医師2人の姿を通して描かれている。
2人の医師の考えは一見対極しているように見えるが、患者が「最期までその人らしく生きる」ように望んでいる点は同じ。
ただ、「その人らしく生きる」ということは10人いれば10通りの生き方があるように、今までの人生・価値観などの背景によって大きく影響される。病に蝕まれながらも、最期まで可能性を信じて闘い抜くことも1つのその人らしい生き方。一方、残された余命の中で、闘病ではなく私生活を優先させることもまた1つの生き方である。どちらも間違いではない。「生きる」ということの核心に触れたメッセージ性の強い作品。
また、患者の余命受容までの感情の変化や、病に蝕まれていく身体状態の描写がリアルで、イメージがつかみやすく、臨場感があった。
なかなか題名からは予想しがたい、重く深いテーマの作品。

[ 2017-09-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-07-17 ]

【図書館】つらい治療をして奇跡を信じて最後まであきらめずいくのがいいのか、死を受け入れたうえで残りの人生を生きるか。二人の医師は正反対の考えも持っていた。私は家族もいないからこんな考えかもしれないけど、どうしようもない病なら死を受け入れて延命治療はせずに残りの時間を生きたい。

[ 2017-03-04 ]

あなたは死の瀬戸際でどちらを選びますか?

わたしたち人間にとって、生と死とは一体何か
生きるか死ぬかの瀬戸際で気づく自分の本当の生き方とは

生きることを諦めない医者と、死ぬことを進める医者

その2つの考え方が交わった時患者は何を選ぶのか



この本を読んで、死ぬというのはどういうことか、生きるということがどういうことなのか。改めて見つめ直されました

ただ、薬と治療で生かされているだけの状態。ベッドの上から動くこともできず外を眺めるだけの毎日。それをあなたは生きていると言えますか?

回復することを願っている愛する人。これから生まれてくる自分が守らなければいけない小さな命。今まで自分をたくさんの愛情で育ててくれた両親。その人たちをあなたは捨てて死ねますか?

自分の生き方とは一体何か

その選択肢を与えてくれる医者たちは一体何を想うのか

あなたは死の瀬戸際でどちらを選びますか?

[ 2017-04-01 ]

痛みや睡眠副作用に耐え1日でも長生きすることは患者本人のためではなく、医者と残される家族の自己満足だ、というのは響いた

「医者が奇跡を諦めなかったら誰が一緒に諦めてやれるんだ…」
桐子先生の考え方に共感できる いざとなったらわからないけれど

[ 2017-04-23 ]

どの治療が正しいとか正しくないとか決まってない。
命が長く続けばいいのか
自分の人生をどう生きるかが人それぞれだから
色んな人が関わって最後に自分で決めたらいい

[ 2017-04-02 ]

「生きる」ってなんだろう?と真剣に考えさせられる。読みながら辛くて涙しながら読んだ本は久しぶり。サブタイトルを見て気づくけど、この本の中では3つの「死」が描かれていて、奇跡なんかない。

自分だったらどうするだろう?
家族だったら受け入れられるだろうか?
医者にどうしてほしいだろう?

生と死を考えさせられる一冊。

[ 2017-08-13 ]

「後で死ぬ人は、みんなの死を見届けるのが仕事。先に死ぬ人は、みんなに死を見せつけるのが仕事。」このフレーズが刺さりました。

[ 2017-11-02 ]

末期患者がいかに死に向き合うか,また医者とはどうあるべきかを考えさせられる物語3編.いろんなタイプの違う医者がいて死に臨むありようも色々なのは当たり前だが,自分の身に置き換えると悩んで答えが出ないと思う.その葛藤の中での一つの答えを提示して,とても潔い,美しいといってもいい最期だった.

[ 2016-11-13 ]

この医療ドラマでは奇跡は起きない。死病を患った患者は、当たり前のように死ぬ。人は死に瀕したとき、どのような選択をしてどのように死ぬべきなのか。そこを問うた作品です。
幸いにして今はほぼ健康ですが、死について考えざるを得ない作品ですね。外で読む場合は要注意です。特に第2話は涙腺崩壊します。

[ 2017-06-01 ]

なんだかやるせない気持ちで一杯になった。
「自分らしい生き方・死に方」って何だろう?福原・桐子の考え方は「正義」なんだと思う。ただ自分の信じる「正義」に真っすぐ過ぎる。周りを見てない感じがした。その間に音山という友人の存在。揺れる桐子。
ふと母・祖母の闘病は本人の為ではなく、家族の為の闘病だったのかも。と思った。苦しんでる姿を見て「頑張れ」なんて言えなかった。でもどんな姿でも良いから生きてて欲しい。と思ったのも事実で。
二人はあの治療に納得してたのか?あぁ、考えれば考える程ドツボに嵌ってしまった。

[ 2017-07-27 ]

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは? 究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか? それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!


「死」が分かっていて読むのはつらかったなぁ。

いつかは自分もその日を迎えるわけで、
でも、今の自分には想像もつかなくて。

死を迎えるその日、
自分はどんな最後を迎えるだろうか。

どんな最後を選択するだろうか。

患者、家族、医師、
色んな人の葛藤が上手に描かれている作品だと思いました。

[ 2019-03-31 ]

余命半年と言われたらどうするか? 考えながら読んだ。
患者の命を救うことに執念を燃やす天才外科医福原、
死神と呼ばれ患者に死を選ばせようとする医師桐子、
迷いながら治療を行う音山医師、
人それぞれと思うが私は桐子医師に共感する。
気になったことは
音山が福原に「戦い方は、一つじゃない」と言う場面。
それから桐子が「病院は、そもそも繁盛すべき施設じゃない」と言う場面。

[ 2018-09-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-10-11 ]



「死を敗北にしてはならない。
死を敗北にしてしまったら、
そこに向かう人があまりに報われないではないか。」

医者桐子の言葉が
じーんと、ずーんと、
心に響きました。

いつでも死と、そして生と
隣り合わせの
医者という職業。
そして病院という場所。

今回は病気と闘う3人の物語を元に
また、「死」について考えていきます。

絶望にたつ患者に諦めることを
すすめる死神こと医者の桐子。

その想いについて迫ります。

誰だっていつ病気になってもおかしくないのに
いざ病気にならないと
患者の気持ちなんてわからない。

その通りだと思いました。

読み終えて表紙の絵の意味がわかった時
ぽろっと涙が出ました。

これでこのシリーズは
読み終えましたが
手放す気はないです。

読みやすくてわかりやすくて、
一文字一文字
心にまっすぐ入ってきました。

仕事で行き詰まった時、
生きるのが辛くなった時、
また読み返したいと思います。

[ 2018-06-23 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-07-04 ]

久しぶりに貪るように読み進め、気がついたら涙ぐんでいた。それほどまでに惹きつける力がある作品。
医療小説は基本的に、医者が患者を救う話だと思う。
この作品は、延命治療の是非を問い、自分がどう生きたいのかを考えさせてくれる。
死が近くなった患者たちの苦しみ、絶望、死にたくないという気持ちがリアルに描かれていて、とても胸を締め付けられる。


何か小説読みたいな〜と思っている人がそばに居たとしたら間違いなく今、オススメする作品。本当に面白かった。

[ 2018-06-01 ]

自分が薬学生なので、医療者側からの視点で物語を追っていました。
どっちの医師の意見も間違ってはいなくて患者を第一に考えた結果なのに、対立しているのは良い意味で面白かったです。
個人的には、一緒に悩んでくれる先生がいいですね

[ 2018-09-28 ]

生を諦める人と、諦めない人のお話でした。

もう助かる見込みのない病気にかかった時…
諦める?諦めない?
その状況に置かれても答えは出せるのでしょうか?
どっちにしても決断するのは自分の我儘ってことかな?

諦めるという言葉が正しいのか分からないけど、自分だったら最後は清々しく諦められる人生でありたいです。

[ 2018-01-17 ]

医療の現場で、「生」と「死」の狭間で闘っている医者たちの物語。

この物語を読んでいると、自分の親父を思い出します。
癌を患いながら治療を拒み、自分らしく生きる道を選び、その人生を終えていった親父を。

物語の中では、そんな癌患者に対し、絶対あきらめないで闘おうと言う医者と、余生を自分らしく生きようと言う医者が対立する。
自分がもしその立場になったとき、どんな決断ができるだろう?
親父のように、はっきりとした決断はできないと思う。
読んでいて、悩まされるし涙が止まらない。

現代社会では、避けられない問題で本当に読むのが辛くなる物語です。
でも、読み終わったときには、感動で胸がいっぱいになりました。

[ 2017-05-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-06-18 ]

お涙頂戴っぽいタイトルと装丁だなぁと冷め気味に読み始めましたが、そんなことはなく、しかも泣かされました。

同じ大病院に勤める医者3人。1人は副医院長で自他共に認める天才外科医。患者の命は助けてなんぼ、絶対に救ってみせると常に息巻く。もう1人は、患者は死を選ぶ権利を持つと主張し、そのせいで副医院長からメスは持たない部署へと追いやられた皮膚科医。そしてこの2人の間に立つ内科医。もとは親しい同期同士だったのに、生死に対する考えのちがいから、副委員長が一方的に皮膚科医を嫌う。

治る見込みのない患者を励まし、一日一秒でも長く生きられるようにすべきか、死ぬ覚悟を決めて残された命を生きるよう勧めるべきか。

自分の命の対価として何を差し出せるかという話には、ハッとさせられました。「ただ」生きていたいわけではない、自分らしく生き、自分らしく死ぬということ。

[ 2018-03-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-03-14 ]

「生きる」ということがどういうことなのか。
深く考えさせられます。
わたしの心にはすごく響きました。

[ 2017-09-28 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-07-23 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-11-17 ]

過酷な闘病に耐えた先に、完治というゴールが待っている、とは限らない。
重大な病気にあっては、回復とは「奇跡」。その現実を患者に突きつけ、ときに治療の中断を決心させる医師、桐子は「死神」か?
病気と徹底的に戦う福原、患者の意思に寄り添う桐子の対比を通して、自分の「命」をどう扱うか? という問いを読者に投げかけます。
ライト文芸風の表紙ですが、人生経験豊かな大人ほど考えさせられるかも。

[ 2017-08-17 ]

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[ 2017-04-03 ]

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[ 2017-07-24 ]

かなり多くの医療系の小説を読んできたけど、この本ほど患者の苦しみがはっきりと描写されたものはなかったと思う。読んでるこちらまで息苦しくなるし、生きたいと思う。

全く考えと立場の違う同期同士の医者が、最後の分かり合っていく姿に感動。

病気は辛いし生きることを諦めるなんてなかなかできないけど、人間らしく生き抜くには?考えさせられる小説でした!

[ 2018-04-19 ]

病や死に対する価値観が違う医者たちが、ぶつかりつつも、己が矜恃を胸に患者と向き合うというようなお話。
命を扱う職業というものには絶対に携わりたくないと昔から思っていた自分にとって、医者という存在は、尊敬すると同時に生き物としての種類が違うという認識でもあります。頭の出来はもちろんですが、人の生き死にを左右するという立場に責任を持つメンタルがです。
現実の医者がみんなこの物語のような葛藤を抱えているとはもちろん思いませんが、やっぱりこんな苦しみを生業とするのは恐ろしいと思います。
しかし、冷静に小説として判定すると、どっぷりハマりこんで読める深い物語かというと、いまひとつ。ストーリーやキャラクター設定など、感涙ポイントもあるものの心に突き刺さる決定打に欠ける印象。逆に、中学生から高校生にはうっすら漂うライトノベル感が受け入れやすいかもしれません。

[ 2017-08-21 ]

自分自身が治る見込みのない病気になってしまったときにどんな選択をするか、考えさせられる。
医大で同期だった3人の医者。
僅かでも治る見込みがあるなら最後まで絶対に治療を諦めない福原。ただその姿勢はときに患者を追い詰める。
無駄な延命治療は一切しない、冷徹なまでに合理的な桐子。仇名は死神。
どちらとも決められず、最後まで患者と一緒に悩み寄り添う音山。二人の仲裁役。
どのやり方が一番良いかではない。それぞれの長者短所を補い合えば最高のチームになる。
単なる医療モノにとどまらず、男の友情を描いているのがよい。
結果、音山の願いは叶わないが、確かに二人に受け継がれていくのが伝わった。
2017/08

[ 2017-05-05 ]

深刻な病気になったらどうするか、なんとなくプランができたように思います。つらいことは長引かせたくないな。とても読みやすく、病院で治療を受けることについて考えさせてくれたことに感謝です。

[ 2018-03-21 ]

読了。
100人いれば100通りの生き方があり死に方がある。
完治しない病気を受け入れ残りの時間を自分らしく命の質にこだわる医師、あくまでも延命にこだわり命の長さにこだわる医師、そして命に対し悩みながらも2人を取り持とうとする医師達の話。どちらが正しいというわけではない。考え方は何通りもあっていい。それぞれの考えで患者に向き合っていた相反する2人の医師が、末期癌の友人を前に今までの自分の行なってきたことを考え始める。
生と死を考えさせらる本。途中、何度も涙が止まらなくなる。通勤電車の中で読むのはおすすめしない。

[ 2017-08-14 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2017-09-01 ]

「死」を受け入れて残りの人生を大切にするか、それとも、どんなに過酷な治療だったとしても、奇跡を信じて最後まで「生」を諦めないか、自分がその立場になった時や自分の家族がその状況になった時のことを考えさせられる作品でした。

[ 2017-06-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-07-16 ]

『よく考えてみてください。僕たち医者は患者を救おうとするあまり、時として病気との戦いを強いるのです。最後まで、ありとあらゆる方法を使って死から遠ざけようとする。患者の家族も、それを望む。

だけどそれは、はたして患者が本当に望んでいた生でしょうか?医者や家族の自己満足ではないか?患者が他人の自己満足に巻き込まれ、死に敗北するようなことがあってはなりません。』

号泣必至。ものすごく感動的で死について考えさせられる作品。
圧倒的な描写力で、刻々と死に向かいつつある患者の病状は読んでいて苦しくなる。
読む者の立場が問われる作品。

[ 2017-09-19 ]

装丁に惹かれ、購入。

奇跡を信じ、患者の命を救うことに執念を燃やす副医院長の福原。
死を受け入れ、余命を大切に自分らしく生きることを説く、医師・桐子。
患者と共に悩み、最後の瞬間まで寄り添い悩み続ける、医師・音山。

それぞれ異なるタイプの同期の医師たちが自分の信念のもと、3人の末期の患者と真剣に向き合い、医師・医療のあり方、生と死の意味を問う物語。
医師、患者、その家族の苦悩、葛藤などがうまく描かれ、重く心に響き、涙で頬を濡らしながらも、引き込まれた。
自分の死だけでなく、大切な家族、友人を失いかけた時、どういう選択をし向き合うのか、死生観や尊厳死、終末期医療などについて考えさせられた。
家族の抗がん剤治療の時期と重なり副作用とか目の当たりにし、読み進めるのに苦しい時期があった。正直、読了まで時間がかかった。
しかし、読むべき時期に出合って良かった本だったと思う。

[ 2016-11-13 ]

死を前にしたとき、患者はどうしても医師にすべてを委ねてしまう。でも医師もまた人間なのだ。誰よりも死を見つめ続けるがゆえに、その葛藤は常人のそれとは違うのだと思う。患者もある意味、医師離れが必要なのではないだろうか。重いけどとても面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副医院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは? 究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか? それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!

[ 2017-09-30 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2017-05-20 ]

タイトルと装丁に惹かれて手にとりました。読んでからしばらくたってからのレビューになります。
最近、在宅医療が増えてきて、この本をまた手に取ってパラパラとめくっています。
患者さんの描写がリアルで胸が詰まることが多かったですが、残された時間を前向きに生きていく、戦っている姿に、自分の小ささを感じ得ませんでした。
個人的には第2章の話が特に心に残っています。
患者さんとその家族、また関係を持つ人たちとどう対応するか、考えさせられました。QOLについて考えも甘かったかなぁ、と。

[ 2017-07-05 ]

カバーとタイトル見て手が伸びました。もし自分が余命宣告されたら、、、なんて想像した事無いですが、改めて生と死、延命治療について考えさせられました。

僕はキチンと死を受け止められるのか、、、その時までやっぱり少しでも後悔の無いように、毎日を大切に過ごしたいと心の底から思います。

[ 2017-07-28 ]

人を生かすことに執念を燃やす医師。
人の最期に向き合おうとする医師。
患者と共に迷ってくれる医師。

三者三様。
心臓が止まらないことが生きていることなのか、最期を自分で決めて死を選ぶこともまた生きることなのか。

医療系はほぼ泣く。

[ 2017-09-23 ]

この本を読むまで、私は余命を宣告をされたら、延命はしない派でした。守るべき家族もいないので、そのような答えを持っていましたが、この本を読んで、少しでも長く生きるために治療をするのも、余命を受け入れるのもどちらも難しいことを知りました。異なる意見を持っている二人の医者のどちらの意見も納得できます。それくらい生を考える事、終わらせる事は難しい。どちらを選択しても、過酷な道のりが待っている病気なんて無くなればいいのに。人生を終える時くらい明るく逝かせて欲しい。そう思いました。本当に色々考える作品でした。

[ 2017-05-01 ]

地域病院の副院長であり、常に患者の生きる希望のため、生かすための100%の治療とそのための情熱を持つ福原。

同じ病院に勤め、同期ながら死を目前にした患者に対し、最後まで人間として生きるための闘病と死を選択する自由を考える桐子。

その二人と同じ病院に勤め同期の音山。

3人の医師と看護師神宮司を中心に話は進みます。

3つの章から成り立ち、それぞれに死を目前とした患者がおり、そのための闘病と死への向かい合いがあります。
改めて人間は致死率100%の存在であり、それを含めて死への選択と死ぬまで人間としての在り方が描かれています。

ストーリー的にはそれほど秀逸したところはありませんが、
生と死、がんという病気、色考えさせてもらいました。

[ 2017-02-11 ]

なかなかにユニークな視点の物語で感動した

 奇跡を待つことを選ぶ医者、運命を受け入れることを選ぶ医者。医者というより患者と読み替えるべきなんだろう。その時、私自身が選ぶというとても勇気あることができるのかなぁ。心配だ。自己責任って重いなぁ。

 三話のうち、会社員の死に驚き、大学生の死に、その親に涙した。最後の医者の死は、とてもよいテーマなんだけど少し不自然感が先行。一人ではできないこともみんなでならできるってことは、私も肝に銘じないといけないな。

[ 2017-03-15 ]

病気で亡くなっていく人の辛さと苦しさが、読んでてしんどすぎるので途中リタイア。最後に光がある終わり方なのかもしれないけど、限界でした。

[ 2017-07-16 ]

余命わずかな患者の前に立った時。
二人のお医者さんは全く違う行動を取るんだけど、
どっちもお客さんのことを真剣に考えてるのが分かる。

[ 2017-08-10 ]

あんまり医療関係ものは読まないのですが、ラジオでオススメしてるのを聞いて買いました。
主に「生」と「死」に目を向ける医師をメインにしてますが、そこに一緒にもう1人入れて欲しいと思いました。
何度も泣きました。
患者本人以外は、生きて欲しいと願い治療を望み、本人はやはり自分らしく生きたいと思うのだということが、改めて感じ考えました。

私が臓器移植ドナーの話を家族とした時のことを思い出しました。何だかこれからこんな場面に自分がなることがあるなら、家族としっかり話したいとさえ思いました。きっと私は桐子先生を選ぶと思いました。

[ 2017-08-30 ]

これは何が面白いと言われると説明が難しいけど面白かった。
物語を読んでいるというよりもドキュメンタリを読んでいるというか…。
三人の難病の患者の話でそこに主人公の医師が二人絡んでくるけど、主役はその医師というより患者かな。
正直自分が同じ立場だったらどうするだろう?と考えてしまった。
何もできなくただ生きるだけのために延命するのか?
それにしてもこの作家は物凄く調べてるんだなぁっと感心した

[ 2017-07-04 ]

三編から成るストーリーの主人公は、死を迎える3人の患者。

助からない命を何とか救いたい者。苦しまずに最後を迎えさせてやりたい者。様々な意見や可能性の中で病気と闘いながら、自分の最後をどう迎えるかを決めなければいけない者。

それぞれが必死の思いだからこそ、生きて、迷って、苦しみ抜く様子がリアルで、心を動かされる。

[ 2017-04-17 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2018-01-10 ]

ライトノベルかな
と思って読み始めましたが
ごめんなさい
すごく良かったです。
3編の患者の死についてかかれています
どう死に向かい合うのか
自分の死は受け入れられても子供の死は受け入れられないな…
自分も子供が成人してからにして欲しいし

年始に家で読んでいたので,涙をこらえるのに必死でした
一人で読めばよかった

[ 2017-10-15 ]

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[ 2017-05-23 ]

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[ 2017-11-10 ]

恋愛ものっぽい表紙ですが、尊厳死を題材にした話でした。延命治療をするか、しないか。命の対価にどこまでなら差し出せるのか。ただ苦しいだけの余命を伸ばすことに意味はあるのか。2話目は大学生の女の子がALSになる話で、読むのが辛かったです。

[ 2018-07-16 ]

どこで知った本だったんだだろ。まったく覚えてないから、ラノベのような表紙に騙されてしまった…。

最初から最後まで涙。患者の立場、患者の家族の立場、医者の立場、同じ医者でも何をしてでも生かそうとする医者と、患者の尊厳を守る医者と。難しいね。

[ 2016-12-12 ]

まったくタイプの違う同期の医師、死を前にした患者にとにかくあらゆる治療法で生にこだわり続ける前向きな医師、福原。院内では死神と呼ばれ、無理な治療をせず、残された時間を患者の望みひとつでもかなえて過ごさせようとする桐子。その二人の間で迷い続け、患者に寄り添うやさしい医師、音山。人は何時かは死ぬ。それは当たり前なのに、死はいつも今の生活から遠いところにある。急に病気を宣告され、いきなり死への秒読みに入った患者に福原、桐子、音山が向きあう。本当の医療とは何か、患者の思い、家族の思い、そして担当医の思いが、重く心に響いてくる。遠くにあるはずの死が、今、ここにある。その時自分ならどう思うか、どう行動するかを考えさせられる本。表紙は携帯小説風で軽いが中身は重い本。読んでよかった。

[ 2016-11-20 ]

よく行く書店で平積みになっていて、裏表紙のあらすじを見て購入。
病気を患ってから死までをかなり現実的に描かれているようでほとんど、一気読みでした。
自分が物心ついてから、身内の人間が亡くなる、それも身近に実際にあったことを思い出しました。
自分の身内にも奇跡は起きませんでした。
人はいつかは死ぬ、そんなことを改めて感じて、一生懸命に今を大切にしなければと改めて感じました。
でも、すぐ、忘れてしまうんですよね。
福原副院長と、桐子の関係、読んでいて歯がゆい感じと、そういう考えの人間が、一つのことに集中できればすごい力になると、でもそれはなかなか難しいことだと、仕事は違えど自分の周りのことに置き換えて考えて、納得したりして。
そして、そこにはやはり音山さんのような存在も必要だと。
読んでみてよかったです。

[ 2019-01-30 ]

最近はめっきり少なくなった本屋で出会い、あらすじに惹かれて、読んだ1冊。
「死」の事実を受け止め、ありのままの余生を送ることを後押しする桐子と、最後まで「生」を諦めない福原、二人の対照的な医師の模様を描く医療物。
今作では白血病の会社員、ALSの女子大生、そして、進行性の癌に罹ってしまった二人の同期の医師の3つの命を描く。
「死」を勧めることで、少しでも命を救いたいと思う病院関係者や患者の家族から、「死神」と呼ばれる桐子。
最初の2作では、その異様さが際立っているが、桐子を理解している同期の晴山が癌に侵されたことにより、その人物像の謎が解ける。
一方、桐子と対立し、悪役に見える福原もまた違う角度から、患者のことを大事に考えていることが分かる。
全ての物語が病気発覚から、亡くなるまでが短い。
その間の「死」との向き合い方の描き方が、とてもリアルで、自分が、そして自分の大切な人が命の宣告をされたら…とどうしても考えずにはいられない。
医師もまた人間であること、感動的な作品の割には過酷な現実もきちんと描いていることなど、著者初読みながら、すっかり魅了されてしまった。

[ 2017-07-05 ]

がん患者とその治療に当たる医者の3人の考え方の違い
患者の最後の生き様
涙無くして読めなかった。
人は100%死ぬ
その時までどうやって行きたいのか?
流されていくのか?
辛い治療にも耐えて最後まで望みを捨てなかったと死ぬのか?
どうせなら治療せずに家で好きなことをして死ぬのか?
誰のために生きるのか?
ずっと人間なんだもの
悩み苦しみ考えていくんだと
そういう本でした。

[ 2017-07-15 ]

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[ 2019-03-23 ]

重いテーマを扱っているので、そこを考える分には良いかもね。ただ、読み物としては設定で毛羽立てすぎてて私の好みではないな

[ 2019-02-14 ]

なかなかメンタルに来る作品。
どの立場から見てもつらいものはつらい。
人間は生まれたその日から死に向かって走りつづけているので、最期までどう生きるかを考えてしまう。
最後の話は蛇足だったかな。。

[ 2019-01-20 ]

とても読みやすかった。

どんなに患者が辛くとも医療の手を尽くして治療する福原。

病院内で疎ましく思われながらも緩和ケアを主とする桐子。

2人の治療方針は違うけれど2人だからこそ出来る医療があると信じる音山。

物語の内容は在り来りかも知れないけど、やはり涙を誘う。娘を病に侵され神社で語る夫婦の姿で泣いた。

苦しく辛くてもやるべき治療は全てやるか・・・少ない時間を穏やかに過ごすか。

自分だったら、愛する人だったら・・・思うだけで怖かった。悲しい話だったけど、それだけでは無い物語りで思う事が沢山あった作品でした。

[ 2018-11-28 ]

「命の価値はその『長さ』ではなく『使い方』にある」
生と死のはざまで人はどのような選択をすることができるのか。
自身の生き方を振り返ることのできる一冊。

[ 2018-10-12 ]

?とある会社員の死
?とある大学生の死
?とある医者の死
死を肯定する桐子先生、生に賭ける福原先生
どちらも受け入れつつ患者によりそう優しい先生を中心にALSや骨髄移植、健康だった日々が治癒が見込めない闘病生活に変わる患者たちの壮絶な生き様にも心打たれる。

[ 2018-10-23 ]

命の価値を考えさせられる。
病気進行や手術描画が生々しい、痛々しい。
まるで自分がその病気にかかったかのように思った。

[ 2019-01-05 ]

人として人を尊重するという意味合いでは桐子の方が上。ただ、福原も信念とか陰での努力、想いが強い。生と死と両方の道を照らしてこそ初めて患者は選択できるのだと思う。

[ 2019-07-06 ]

延命治療を行うか、今を生きるか、考えさせられる話で自分なら死を受け入れるか、やりたい事を悔いなくできるか命の重さを感じる小説。

[ 2019-01-25 ]

二人の、異なる信念を持った医師の葛藤を描いた小説でした。
末期がんなど、余命いくばくもない患者に対して、「死」を見つめることを通して残された人生をその人にとって大切なことに使うべき、という「死神」とあだ名される桐子。桐子は副作用の強い治療には慎重で、緩和ケアをしながら患者に「死」を受け入れさせます。一方、「奇跡」を信じて治療行為を行うことを信条とする病院副院長の福原。福原は桐子の「患者を治すことを放棄する」ように見える姿勢を嫌悪し、同期でもある二人はすれ違い続けます。

それぞれの患者にそれぞれの人生や価値観があり、「正解」はないと思いますが、どう生きるか、そして医師として患者をどう生かすか、ということを考え続ける二人のドラマは感動的でした。

医師をめざす中高生にもぜひ読んでもらいたい本でした。

続編もあるようで、機会があれば手に取ってみたいと思います。

[ 2018-08-05 ]

当たり前に健康で、毎日を過ごせることが、とても尊くて素晴らしいことだと感じさせてくれる作品でした。

死生観を問われた時に、たくさんの考え方があるのは当然である。しかし、それに正解がある訳ではなく、当事者を含め、関わる人が残りの時間をどのように命というものに向き合っていくのか、そこがとても大事なのではないかと思う。

友人を死なせたくないと願う、死神と呼ばれた医者・熱意に溢れ奇跡を信じる医者、どちらの気持ちを考えてもとても心が痛かった。

人の生とは、死とはということを考えさせてくれる1冊でした。

[ 2018-04-21 ]

書店に広い面積で平積みになっており、ポップには「医療ドラマ」とあったので読んでみたが、あまり深さもなく非常に読みやすい一作だった。
悪人がはっきりしていて勧善懲悪。

[ 2017-10-30 ]

生と死に関して、死を選ぶ権利はあるということ、少しでも長く生きれるようにできる限り尽くしたいし、一縷の望みに託したい思いの考える医者に対し患者はどのような選択をすればよいのか迷いが生じ、もし自分がそうなったら、どの医者の言葉を信じれば良いのかなど考えさせられる。病気になり、苦しむ中で、一生懸命生きたい思い、家族や友人とどの様に過ごしたら良いかなど前向きな姿が良い。最後に医者が末期ガンとなり、救うためなら一線を超えても仕方がない思いで治療する姿、医者の死後、彼の分まで頑張ろうと決意した二人の医師に感涙。

[ 2018-08-07 ]

三者三様で命と向き合う医師たちに勇ましさを感じる一冊。大切な人の死を前に自分ができることとは…ラストに思わず涙してしまった。

[ 2018-07-24 ]

「武蔵野七十字病院」を舞台に、生と死と向き合う医師と患者の姿を描く小説です。

会社員、女子大生、医師。それぞれを突如として襲う病い。戸惑いながら辛い治療を受け、どう生き、どう死を受け入れるのか。罹ってから分かる健康な生活のありがたみがよく伝わってきます。

医師も患者も、患者になる前の健康な人も、確固たる自分の人生哲学があれば、こんなに迷わず、狼狽えることもないのでしょうけれど、そこで揺れちゃうんだなあ、人間は。

若干描写が青臭いところが鼻につきましたが、題材がよく、いい気付きになりました。余命が1年なら。半年なら。1ヶ月なら。どんな死に方を選びたいか。それまでにどんな生き方をしたいかを考えておきたいと思います。

[ 2018-03-30 ]

死というか、死に向かっていく様を正面から扱った作品。

現代では、死は日常生活から切り離され、病院の中にのみ濃厚に存在していて、その時まで、死を意識することや死について深く考えることは少ない。

3人の医者を通じて、自分はどうありたいか、大切な人に余命がないと知らされた時、どうあるべきかを考えさせられます。また、迷いながら選択すること自体が生きることなのだとも。

患者の病状が進んでいくさまが丁寧に描写され、家族との死別を迎える直前の日々を思い出しました。

[ 2018-10-18 ]

最後まで諦めず患者とともに病と闘おうとする福原と、死を受け入れ自分らしく生きる道もあると説く桐子。正反対の二人の医師と、死が間近に迫った患者たちとの、“死に方”をめぐる物語。

自分の命の期限を知った時、人はどうするのか。奇跡を信じ、家族のために辛い治療に取り組むのか。後に残る人たちに志を託し、延命治療を拒むのか。
人には守りたいものや、譲れないものがある。それは人によって違うし、どれが正解ということでもないのだろう。

自分の信念を貫く二人に対し、もう一人の医師 音山は患者とともに悩み迷い続ける。
誰もが桐子や福原のように強い訳ではない。ましてや自分の命が懸かっている時に、迷いなく決断できる人はそうそういない。そんな時、音山のように患者に寄り添う医師に救われる人もいるだろう。
三者三様の医師の在り方がうまく描かれている。

そして、そんな桐子や福原でさえ、友人の病気を知ると動揺してしまう。
友人だからこそ最後まで諦めたくないし、友人だからこそ、その意思を尊重したい。どちらの言い分も理解できる。
最後の最後に少しだけ心を通わせた(というか福原が歩み寄った)桐子と福原に心が温かくなる。
結局音山が考える診療相談科は実現しなかったけれど、音山の死によって、二人の中で何かが変わったはず。続編も出てるらしいので、二人がどんな道を歩むのかに期待したい。

[ 2019-01-16 ]

治療の内容も描写もリアル。
だからこそ、最期の選択を迫られる心情もリアル。
光と陰
正義と死神
それらどちらがいつも正しいことはなく、患者によって選択されるべき、ということを各エピソードで感じる。

泣いた。
続編があるんだってね。

[ 2018-05-23 ]

正反対の考えを持つ2人の医者のお話。
私は福原の考えには共感出来なかったな、最後まで。
でもきっと、医療に携わる人達が常に抱える問題なのかなとも思えた。

[ 2018-08-31 ]

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[ 2018-09-03 ]

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[ 2018-08-12 ]

新聞の書評を見て読みたいと思った作品。

福原の父が営む病院に勤める、3人の同期の医者の物語。
ほんの少しの考えの違いから仲違いになり、桐子は孤立していく。
福原、桐子と違い音山は、自分に自信がもてずにいたが、1人の女子大生を患者に持ち、医者としての生き方に光が見えた。まりえさんとの接し方から、自信を持ったのも束の間、今度は音山自身が癌になる。
自分に絶対の意志を持ち、動揺などするはずがないと思っていた桐子は、大切な友人を前に考えが揺らいでしまう。
死神と呼ばれていた桐子の揺らぐ場面、福原が音山の手術を受け持つシーンは、とても感動した。

この本は、生き方=死に方について、考えさせられた本だった。家族や医師は生かしたいという気持ちは、よくわかる。でも、患者本人はどうなんだろう?
人によっての価値観、まりえさん、音山にとっても生きる意味を思うとき、医師は尊重するべきなのか・・
この本は、いろいろ考えさせられる機会を与えてくれた。

[ 2018-12-02 ]

友達の旦那さんがALSなんです。その彼はどちらかというと福原先生みたいなタイプで、本も出していていろんなチャレンジもされていて、とても魅力的な人なんですが、だからこの作品にあるような辛い部分が見えなくて、だからこそこの作品にハッとさせられました。
きっとこんな部分がたくさんあるんだ、と。

福原先生も桐子先生もどちらも間違ってはなくて、でも両極端で、だから音山先生の言う通り2人とも必要で、本当患者さんによって必要とする医者は違うと思う。
医療って本当正解がないな、って思いました。

私はどっちかってゆーと桐子先生の方がいいなぁ

2018.12.2

[ 2019-06-04 ]

リアリティを追求してしまうとのめり込めないかも。
扱っているテーマは大切
命といのち
たちむかっているのは病気なのかその人なのか。

[ 2019-02-03 ]

二人の対照的な医者と、彼らが関わる患者の死についての話。
生きること生かすことに超ポジティブな病院副院長、死を受け入れることも生の一つだと主張する病院の問題児。
仲違いしたままの学生時代の同期のこの二人の関係が3人の患者の死を通して変化していく。
と書くとありふれた話のようだけど、実際ありふれてはいるものの、感情や人物が丁寧に書かれているのか、引き込まれるところが多かった。

[ 2019-04-20 ]

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[ 2018-10-12 ]

副院長まで上り詰めた福原と、死神と呼ばれて疎まれている桐子。二人の真ん中くらいの度量の音山。かつて親友だった三人がそれぞれのやり方で成長し、人間の生きる意味を考える・・・。
医者ってすごいな、と、改めて感じた。

[ 2019-04-09 ]

重い重いテーマなのに語り口は柔らかくて、読み進めるのをやめられなかった。「泣いた」「感動した」そういう言葉では表現したくない。人にすすめるかどうか迷う。でも、私はこの本と出合えて良かったと思う。

[ 2019-04-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-08 ]

よかった!若くして死んでいく命を読むのは辛いけれども、目をそらすのも違うと思うし。
自分だったらどうかなーって思いながら……、結局答えはでないんだけれども、考えてみることが大事だと思うから。

[ 2018-04-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-01-17 ]

死神と呼ばれる医者と、生を諦めない医者という設定に惹かれて読んだものの、ストーリーはこれでもかというほど急展開で救いがない。それでも、表紙にいない3人目の医者が好きで、途中泣きそうになった。痛々しさに耐えられるなら、一読の価値はあり。

[ 2017-12-05 ]

同期三人の医師の終末医療に対する三者三様の思い。医師と患者各々が、最期の選択とどう向き合うか?三篇の作品で構成されています。
やわらかなイラストの表紙とは異なり、「死」について考えさせられる深いテーマの医療小説です。が、それぞれの心理描写に引き込まれました。とくに三篇目は衝撃的な展開で、一気に読んでしまいました。
                   (まじろ)

[ 2019-02-26 ]

例外なく人は死ぬ。最期をどう迎えるのか、決断するのは自分のことでも難しい。意見の違う人間がぶつかり、そして迷う。いろいろと考えてしまう話でした。死とは、難しい。