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作品レビュー

[ 2018-10-28 ]

この作品を読んで、死ぬ時がさらに怖くなったような、怖くなくなったような、微妙な気持ち。最後の最後に、私は私でよかったんだと思えるような人生を送りたい。

生きたい気持ちと、もういいやと思う気持ちが交互に…その間隔が短くなっていく…辛い。
最後までとてもリアルでした。

本人もリアルだけど、周りもリアル。大切な人を失う時にやる事はいっぱいで、ドラマのようにただただ悲しんではいられない…旦那さんが写真を選ぶところは泣ける。

ナスミが死んでからはナスミの家族や友人、知人へと話が広がっていく。みんなナスミを大事に思い、ナスミの笑顔を忘れない、やっぱりナスミの人生はいい人生だったね。

ナスミの言葉はみんなに響きいつまでも心に残る。カッコいい。
「うまくやんなよ」って言葉が響いて。うまくやるって何?とも思うけど、誰かに言ってあげたい。「頑張れ」よりいいかなって。

「もどりたいと思った瞬間、人はもどれるんだよ」

[ 2018-04-22 ]

身近な人を亡くすということは、ただただ深い悲しみをももたらすことのような気がするけれど、それはもしかするとちょっと違うのかも、と。
誰か大切な人が「生きていた」ことによって、自分とその人の間に大きな変化が生まれる。その変化が今度はその人を亡くす時にまた大きく動く。自分がこの先その人のいない世界で生きていくこと、その意味と進むべき道を自分で見つける。それを見つけること、それこそがその人が生きていて自分と共にあった意味なのだろう。
「よいことも悪いことも受け止めて、最善を尽く」して生きたナスミに私も会いたかった。いや、私もナスミのように生きたい。がはははと大声で笑いながら最善を尽くして、そして逝きたい。
木皿さんの描く人を亡くす哀しみの向こう側。本当に大好きだ。

[ 2018-06-24 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-07-29 ]

夫婦コンビの作家である木皿泉さんの作品。冗談のような名前のナスミさんは生き方考え方が男前で生前も亡くなったあともずっと縁ある人々と確かに繋がり続けていることが解る話。14話のそれぞれが次々とリレーされて行き共通の縦串がナスミさんになっている。一富士 二鷹 三なすび(なすみ)♪
ナスミさんが如何にも小気味よい!

[ 2019-01-03 ]

ナスミが亡くなる。その死が周りの人にさざなみのように広がり、一人一人の愛情の物語が語られる。一つ一つ暖かい、随所に出てくるナスミの言葉や物語の雰囲気に励まされたり癒されたり。まさしく、読後も心にさざなみがたどり着いたようで緩やかに暖かく。
ナスミの言葉は心に響くなあ。死は誰にでもある。突然やってくる人もいる。それを忘れてはいけない。精一杯行きたくなった、そう思う一冊。

[ 2018-09-15 ]

前作もよかったけど、本作も本当によかった。
強力にお勧めしたい!!

人が一人いなくなってしまうことが
どんなに周囲の人間に影響をあたえるのか
当然のことなのに改めてはっとさせられる。

どうしたらこんなに肩の力が抜けていて
心情の捉え方が斬新で
胸の奥まで温まるような文章がかけるのか
小説は2作品だけ、もっともっと書いて欲しい。
もっともっと読みたい。

「あの人がいた頃に戻りたい」
誰もがそう思われる人生でありますように。

[ 2018-08-22 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-30 ]

木皿泉さん、「昨夜のカレー、明日のパン」以来の2冊目。

ゆっくり味わおうと大事に読み始めました。ところがどうでしょう、、読む手が止まらない、涙も止めどとなく流れ落ちる。こんな小説だったのか、、正直ここまでとは思っていませんでした。なんと優しさに包まれたストーリーなんでしょう。

この物語は、ナスミさんという一人の女性の早すぎる死と、彼女に関わった人たちの話で構成されれています。このナスミさんという方が、なんという男前な女性だったんだろうと、、読後にまず思いました。そんじゃそこらのみみっちい男には到底できないような、潔さ、気持ちよさ、明るさ、強さ、関わった人の記憶から決して離れない人間性、本当に素敵な女性だったんだと実感します。ナスミさんの親族・関わった人たちがそれぞれの人生を生きていく中で、ナスミさんの死を一生懸命受け止め、前向きに進んでいく姿に涙が止まらなくなりました。

生きていることはそれだけで素晴らしい。だから、いろいろあるけど、前を向いて胸を張って生きていこう。そんなことを思わせてくれました。

人は生ある限り必ず死ぬ。でも死に様というのはやっぱりあるんだなと思いました。死に様というのは、何も死ぬ直前の死に方ではなく、その人が生前どう精いっぱい生きたか、ということなのではないかと解釈しました。

登場人物の一人、光は思う。「ただやってきて、去ってゆく。なすみちゃんがこの家から去って、自分がこの家にやってきたように。誰かが決めたわけではなく、図書館の本を借りて返すような、そんな感じなんじゃないだろうか。本はだれのものでもないはずなのに、読むと、その人だけのものになってしまう。命がやどる、とはそんな感じなのかなぁ。」我々の魂がほんのひと時、人間の体にやどるとき、私たちは図書館の本のようなものだ、と著者は表現しています。有限の命の炎をどのように燃やすのか、返却期限は必ずあるので考えねばと思いました。

[ 2018-05-28 ]

木皿さんの作品が本当に好き!
ここにはいないあなたを想って。
命ってなんだろう。

大切な人に会いたくなる本!
胸がぎゅってあったかくなる本です。

[ 2019-03-06 ]

読みながら、生きることについて気持ちがこみ上げてきた。
死ぬことよりも、失うことが悲しいんだと思った。

[ 2018-07-15 ]

読了後「何か沢山のものが詰まっていたのに読みこぼした」という感じがして、そのまま再読するという珍しい体験をしました。

いきなり主人公のなすみが死んでしまいます。
全14話。なすみの姿が見え隠れしながら、彼女をめぐる人々の生き様が描かれて行きます。
身の回りで起こる「よいことも悪いことも受け止めて」、怒ったり、多くは笑い飛ばしながら「最善を尽く」して生き抜いたなすみ。そしてその生き様に少なからず影響を受けた周りの人々の話です。
辻褄が合わない所があったり、オカルトっぽくなったりする所はどうかとも思いますが、どこか丁寧に作られた「余白の多さ」を感じさせます。静かで、穏やかに、そして温かく描かれた物語。
未見のNHKの正月ドラマ『富士ファミリー』の関連作品(木皿さんは夫婦の脚本家です)だそうですが、設定は少し変わっているようです。

[ 2019-02-12 ]

木皿泉さん、本屋大賞ノミネート作品「さざなみのよる」読了。人生を好きなように生きたナスミと周りの人々による心温まる物語。ナスミは自分の死を見つめ「なんだ、私、けっこういい人生だったじゃん」と思う。そんなナスミの家族、友人、会社の同僚がナスミと一緒に過ごした日々を想い、ナスミからの一言に元気付けられる。その連鎖は子供達にも連鎖していく。。感動しました。ナスミの名言が至るところに。人によって共感出来たり、励まされる言葉は違うと思うけど、温かく見守られている感じがします。何度も読むともっと響く物語だと思った。

[ 2019-02-24 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-07-29 ]

NHKドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」が良かったので、読んで見たい作家だったがたまたま本作を読むことが出来た。若くして亡くなったナスミという一人の女性の人生と彼女と関わった人々の人生が織りなされて行き、途切れ途切れの話が徐々にナスミという一個の人間の全体像を明らかにして行く。人々との不思議な縁が素晴らしかったが同時に人生のあわれも感じさせられた。ドラマを先に見てしまったので積ん読になっている「昨夜のカレー・・・」も読まなきゃ。

[ 2019-03-02 ]

一人の死がさざなみのように広がる。

なるほど、そういうタイトルだったのか。
すてきなタイトルだなあ。

ナスミという人がどういう人なのか、
読み進めるうちにじわじわ分かってくる。

私がもどれる場所でありたいの。
誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、
そんな人になりたいの。

久々に心に沁みた名文句。
私もそんな人になりたいな。

[ 2019-03-18 ]

この本を読んで、元気なうちにやれることをやりたいと思った。また、家族や友人など、お世話になっていたり仲良くしてくれている人たちにはしっかりと感謝の気持ちを伝えておかないと後悔するなと強く感じた。
元気に生きていられるのは当たり前のことではない。若くして命を落とすこともあるし、そうでなくても人はいずれ必ず死ぬ。だからこそ後悔のないように、「けっこういい人生だったじゃん」と思えるような生き方をするべき。そんな忘れがちな当たり前を教えてくれる素晴らしい本だった。

[ 2019-03-06 ]

良かった。
ナスミさんに会いたい。
いや、ナスミさんになりたい、のか。
そう思えば、いつからだってナスミさんみたいになれるのだ。

勇気を与えてくれる本。

[ 2019-03-31 ]

さざなみのように、私にも優しい光が届いた気がして、なんということはない一文の合間に思わず涙していた。
今いる自分の世界が透明であたたかくて幸せに満ちていることを、いつの間にか教えてくれる。
人生のバトンはパシッと渡すものではなくて、徐々に徐々に、記憶の中での居なくってしまった大切な存在を思い起こすことで、繋がれていくものなのかもしれない。

[ 2018-09-25 ]

前作「昨夜のカレー、明日のパン」同様人の死というものが根底にはあるのですが、話は前向きでとても温かい。読んでいて泣くと言うよりも自然と涙がこぼれる感じでした。主人公のナスミは1話目で亡くなってしまうのですが、その死がさざなみの様に広がり生前ナスミと関わった人達に色々な感情をもたらし時には行動を起こさせる。どう言う風にとは言えないのですが、死や亡くなった人達に対する考え方が少し変わった気がします。

[ 2019-02-12 ]

前作「昨日のカレー、明日のパン」は巻頭の文章と巻末の文章の出来がえらく違っていて、読んでいて違和感がありましたが、今回は全編とても読みやすくなっています。そんな事を前回苦言を呈しつつも☆4だったのですが、今回は前回よりも断然良くなっているので☆4でも意味がちょっと違います。
本作はナスミという女性が亡くなり、その存在によって少しづつ救われていた人々を数珠つなぎにする連作集です。深いかかわりの人、そうでも無い人色々ですが、誰の心にも鋭く刺さってくる存在感のある女性。そんなナスミを色々な人の目を通すことによって読者の中にナスミが立体感を持って立ち上がって来ます。
偶然のつながりではなく、必然性の高いつながりによって紡がれた物語は、こういった本としては珍しいのではないでしょうか。大概は心が冷めるくらい偶然を盛り込まれるので、この辺は「上手い」と思いました。

[ 2019-03-16 ]

ドラマ版富士ファミリーの登場人物なんだけどあの富士ファミリーとはまた違うお話なのでひとつぶで二度美味しいお得感があった。ポロポロと泣いたり、ククッと笑ったりしながら一気に読んでしまった。ナスミのそっけないようで慈愛に満ちたあたたかい人柄そのもののようなお話たち。ゆくなにげない日常がいままで出会って別れてきたひと、またそのひとたちと出会って別れてきたひと、そのまた…という幾千万というゆるやかなつながりの中で成り立っていて、この世には無意味な存在などないんだと気づかされる。自分じゃない誰かになれば、ここじゃないどこかに行けば救われるのではないかとゆらぎ迷う気持ちがすうっと落ち着いていまの自分も悪くないじゃないかと前より好きになれた。失ったものがあたりまえになるまで、嫉妬とか見栄が祝福される場所に辿り着けるようになるまで、私も生きていきたいものです。

[ 2018-11-30 ]

 人は誰でもいつかは亡くなる。そんな当たり前のことを改めて気づかされた。
 
 昔、子どもの頃、自分が死んだらどうなるんだろう?と凄く不安になったことを思い出す。それは、死ぬことが怖いということもあるが、それ以上に、自分の魂はどこにいくんだろう?とか、この感情を持った『私』という存在が無くなってしまうとうことに、どうしようもなく不安になり、心の奥底をギュッと握りつぶされるように苦しくなるのだった。
 それも歳を重ねるに従って、そういうことを考えることすら無くなったのだが、この物語を読んで久しぶりにそういった感情が沸いてきたことに戸惑った。

 主人公、ナスミは43歳で亡くなる。ナスミと関りがあった人たちの目を通してナスミを思い出すような形式の連作短編集だ。
 ナスミはあくまでも普通の女性であり、普通の主婦だった。でも、みんなの心を揺さぶり続けた。ただ、ナスミは人よりほんの少し責任感が強く、どんなことに対しても笑い飛ばせる強い人間だった。もしかしたら、ナスミにとって周りの人たちもそういった存在だったのではないだろうか。
 そう考えたら、私も、私の周りにいる人たちもそういう存在なのかもしれないと気づかされた。一期一会という言葉があるが、出会った人たちを大切にできるようになりたいと思った。
 つまらないと感じる日常も、考え方ひとつで少しだけ楽しくなるかもしれない。辛いことがあってもガハハと笑い飛ばせる人間になりたい。

[ 2019-03-21 ]

生きた後には必ずその人の生きた跡が残る。
誰かに投げた言葉は、
投げられた人の中で生きる。
誰かから何かを手渡された時、
その誰かにも何かを手渡している。

「私」側からしか見られないから気付かないが、
そうやってさざなみのように
人はつながってゆくのだな。
誰かから受け取ったものの大きさに驚いたり、それを愛でたりしながら、
生きていく。
悲しいことばかりでもない。
そういうものなんだ。

[ 2018-06-09 ]

ナスミの死をを元に家族、友人、恋人たちの人生が関わっていく短編集擬きの小説。
ナスミが人柄が死後に周りの人の幸せに影響する。
読み始めは、展開がよく理解できなかったが、構成が理解できるとすんなりと読める。
生と死、読み方によっては深い小説と言える。

[ 2019-04-04 ]

死にゆく人と、その周囲の人の思いを描く。大切な人が死んでも、自分の日常は続いていく。そんな当たり前の情景が、一人一人の気持ちに寄りそって描かれている。死ぬのは怖くないし、生きるのもそれほど悪くない、そんな気持ちになる。

[ 2019-01-10 ]

数年前のお正月にTVで見たドラマ『富士ファミリー』(大好きなドラマでした)
そのスピンオフ小説です。
ドラマが先にあったので、小説の登場人物たちも
主人公のナスミが小泉今日子さん、夫の日出男は吉岡秀隆さんそのまんまのイメージで読んでみましたが
もうこれが大正解でした。
小泉さん・・・じゃなかったナスミさんの話す言葉一つ一つがカッコよくて胸を揺さぶるのです。

人の死は普段の生活の中でタブーのように扱われるけれど、そんなことはないんだね。
人は亡くなってなお、人の心の中に甦り
今を生きる人たちの支えになりうるのだから。
人が生まれるのが祝福されるべきことならば
死だってそうに違いない。
この物語は私に色々な事を教えてくれました。

[ 2019-02-25 ]

富士山ファミリーのドラマを観たから、キャスティングを当てはめて読んでしまうが…ああ、良かった…いい物語だ。死に向かうナスミと周りの人々…泣いた、すごく泣いた…。

[ 2019-04-11 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-26 ]

死とはつまり曖昧で、この世にいるものにはまだ体験したことのないものであり、だれも説明がつけられないもの。
しかし、誰もがこの死に向かって今も一日一日向かっている、そして死というゴールを目指して毎日を過ごしている。
ナスミのように、愛子のように、ジタバタ慌てずに”今”やらなければいけないことに集中するんだろう。
死が迫って来た時に後ろを向いて、今までやってきた足跡をみながら、こんなに上がってきたんだ!って胸を張って生きたい。だからこそ、今は前を向いて”今”だけを見なければ。

[ 2018-08-03 ]

物語の主人公は最初にいなくなってしまうので全く謎なまま始まります。
話しが進むにつれて、分かってくることはあるけれど、それは残された人達の物語。
もしかしたら生きるって思っているよりはいいことなのかもしれません。
人が死んだら悲しいのは当たり前です。
でもそこで全てが無くなるわけじゃない。
悲しいだけじゃないよ、と暖かい気持ちになれた気がします。

[ 2018-07-29 ]

あの、「富士ファミリー」のナスミをめぐる物語。
幽霊で出てきたナスミが、死の床についているところから、物語は始まる。こんなふうに、穏やかなことばで死までを描かれたらよけいに切ない・・・。
そして、物語はそこから始まる。

木皿さんは表現したいことのために、緻密に現実を構築してゆく。その見事さゆえに、ただもう、物語の中にのめり込んでいく。なんて幸せな読書だろう。こんな繋がり、偶然はあり得ないだろう、なんて、読んでいるときはこれっぽっちも思わない。そうさせる木皿さんの巧みさを、あらためて思う。

ナスミの死は悲しいけれど、人はそうやって通り過ぎていくもの。そして

「そこで生きた人の気持ちもゆるやかに失われていく」

死についての描写なのに、私の心も鎮まってくる。

誰かが見ていてくれる、という安心感は確かにある。それは亡くなった愛しい人であると思えば、なお安心する。ダイヤモンドの目をめぐるエピソードが巡り巡って安住したので、ホッとした。

[ 2019-03-20 ]

いつも思うのだけど、木皿泉は特別だ。
何にも奇をてらっていない。難しい言葉を使うわけでもない。けれど時間や場所のイメージを喚び起こすていねいな言葉遣いとその視点の優しさは、これが作家の力なんだ。
録画したまんまの『富士ファミリー』を見なくちゃ。

[ 2019-02-03 ]

本編の主人公であるナスミ(なんて酷い名前だ!)が、癌により亡くなる。ナスミのそれまでの人生とその後に残された人々との繋がりが書かれた作品。
豪放磊落ともとれるナスミの言動に影響を受ける人々がオムニバス形式で続いていくが、多くの人が投じようしている割には以外と読みやすかった。
関わっていていく人々が前向きに生きていくのはいいね。
だけど、地味なんだよなぁ…

[ 2019-02-18 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-05-27 ]

人は一人で生きているわけではないんだなぁと思った作品。ナスミが43歳で亡くなり、その周囲の人や子供の頃に出会った人や勤め先の知人など、ナスミの死によって色々な考えが巡る連作短編集。「死」を感じながらも「生きていく」ことに希望を見出しているさり気ないメッセージが登場人物の台詞にちりばめられていて、心にじわりと染み込んでいった。死んでも心の中で生きているってこういうことを言うのかなと思った。作者の味のある良い作品だった。

[ 2018-05-27 ]

どんなに愛おしい人が亡くなっても、残された人は生きていかなくてはならない。
残された人達の思いが切ない。
その人と一緒に生きていた自分がいたという事が支えになって、また生きていく。
死を見つめながらも心が癒される話の数々。

[ 2019-03-25 ]

テレビで放送していたドラマ『富士ファミリー』とゆかりのある物語。
ドラマでは語られなかった生前のナスミさんの生き方がより強く伝わってきて良かった。

[ 2019-04-06 ]

主人公がいきなり亡くなってしまうところから始まる物語というのも斬新な気がする。
それでも、ナスミの周りにいた人たちが語るエピソードからナスミの人となりがしっかりと伝わってきて、あったかーい素敵な作品だった。

[ 2018-10-06 ]

とっても好き!全部で14話。第1話は癌になり43歳という若さで亡くなるナスミが主人公。今まさに死にゆくシーンで話は終わり、第2話からは、ナスミに関わった人たちの物語になる。生きることも、死ぬことも、尊いな、と思わされる。何気ない日常に感謝したくなる、大切な人の帰る場所でありたくなる、そんな物語だった。

[ 2018-05-09 ]

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[ 2019-03-25 ]

TSUTAYAで見つけ、何回かタリーズコーヒーに通って読み終えた。
この本、読み終えてから、新聞や雑誌などの紹介欄でたびたび目にした。
評判もすこぶる良い。
著者の「木皿泉」さんは、夫婦二人の名前で、二人で1冊の本を書いているとか。
初めて読んだ著者だ。
ごく普通の、なんということない40代だったかな? 女性が亡くなって、彼女がかかわってきた人々が、かかわりについて回想する。
飛びぬけて大きな事が起こるわけではないが、第三者の目を通して見ると、人間一人の人生って、なんとも劇的だと考えさせられる。

[ 2018-11-25 ]

43歳でナスミは癌で亡くなった。
冒頭、第1話がナスミの亡くなるシーンで、これからどうなるの?と思いながら読み進ると、そこから先はナスミの生前関わってきた人達の今が描かれる。

それぞれのナスミとの思い出は小さなことでも、ナスミが与えた影響は大きく、尊い。

日出男は「と」の愛と再婚し、「ッ」の光の父となる。
好江は編集者となった加藤由香里の元で本を出版する。

ナスミの同級生ナカムラとその妻利恵の話が好き。

木皿泉さんの話は、胸に深く残るのに、その気持ちを言葉にするのがとても難しい。
とても好きな作品でした。

[ 2018-06-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-27 ]

とても読みやすい本でした。ナスミの死とそのまわりの人達の話。ナスミがいかに素敵な人だったのかが伝わってきた。一生懸命生きてきた人だと思う。

[ 2018-07-22 ]

これこれ、こんな本が読みたかった。
以前NHKの年末だか年始だかのドラマ「富士ファミリー」の小説版。観たいなと思いながら録画する暇もなくて、再放送ないかなと期待してたんだけどなさそうだしと思ってたんだけど小説になっていた。
小国ナスミ43才が癌で死ぬところから話は始まる。死を目前にしながら悟りを開く様に死を受け入れる。年代的に直面する人が多くてイタタタタと思うこともあるけど、こんなふうに受け入れるとかえって楽になれるのかな。
その後家族、友人、関わりのあった人達がナスミの死を受け入れ消化する(昇華?)、それぞれが前に向かう。
いい話だった、でも細部をもっと味わって読めば良かった。だから再読しようっと‼
NHKもう一度ドラマ放送して

[ 2018-06-15 ]

昨夜のカレーと続けて読んだ。新たな話の主人公が前出の話の脇役であるパターンがあり、それも面白いのだが、けいすけが出てきて、あ、これはタカラの同級生かな?と思ったら、それは昨夜のカレーの方か、とか少し混同したりしながら、楽しく読めました。

小説も終わるまでは評価できないといつも思うけれど、人間もまた然りで。死ぬことで一定の評価ができるのかもしれない。それによって物語が起動しているような。

死ぬまで評価されないのであれば、なんにせよ続けなければいけないのかなーとぼんやりと物思いに耽る。

[ 2018-08-25 ]

ナスミを通して関わった人たちの過去現在そして未来の物語。人は死んでも記憶の中で繋がっていくんだなぁ。人の記憶に残る人生でありたいなぁ、と思います。

[ 2019-02-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-11-01 ]

正直とてもシンドイ本だった。
たった15ページ(第1話)を読むのに、日をまたいでしまった・・・
「タイム」が多すぎて。




ぼちゃん・・

意識が途切れる
最後の最後に
俺のあいつは
何をいったんだろう・・


三姉妹の真ん中、主人公のナスミが自由奔放に生きた後、癌に侵され最後の時を迎えるところから始まる物語。

2話目からは、登場人物「それぞれのナスミ」が短い物語になっている。

◯日出男・・ナスミの夫。
人を文字に例えるナスミ。
「ガ」と「キ」の夫婦。

◯鷹子・・三姉妹の長女。
鉛筆削りを井戸に見立て、どちらの井戸が深いかを争った。
「ぼちゃん」という音が早く聞こえた方が負け・・。
今際の際、なつみの最後の言葉が優しくて、そして切なかった。
自分の貯金を下ろしナスミの東京行きの資金に。

◯月美・・三姉妹の末っ子。夫との生活、義母の嫌がらせに倦んでいる。
「生きとし生けるものもの」の意味・・

◯笑子・・ナスミの父方の叔母でナスミの名付け親。ナスミの最後の頼みで台所の柱の目にダイヤを埋める。

◯和枝・・ナスミの母。ほぼ1カラットのダイヤをナスミに残す。

◯中村清二・・中学時代にナスミと家出を画策するもすっぽかされるが、何故か清二が日時を間違えた事に。床屋の後継ぎ。

◯中村利恵・・清二の妻。高校時代の友人が画家としてデビューしたのを知り、自分の日々繰り返される日常に恐怖を覚え家出を図るが、駅で家出するナスミにバッタリ会う。

◯加藤由香里・・ナスミの東京時代の同僚。上司との不倫の末、騙されて堕胎される。その上司の送別会で我慢出来ずにブン殴ったナスミは歯を折り、治療の為母の指輪の台を売る事に。
現場で上司側についてナスミを裏切った由香里はナスミを避けるように。

◯愛子・・兄がナスミに貸した金の返済を毎月受け取る事になり、次第にナスミを知り惹かれて行く。後に日出男の後妻になり光を生む。

◯好江・・ナスミの職場の仲の良い先輩。暴行現場ではやはり傍観者に。拾った歯をナスミの死後も持ち続ける。後に出版社に勤める由香里が絡み本を出版する。
毎回止まるエレベーターの
「五階です」に・・・

◯樹王光林・・ナスミの愛した漫画「ホドコシ鉄拳」の作者。鷹子がナスミの為に物語の結末を聞きに行くが・・




あら?・・
そういえば、ナスミが愛子の兄に200万もの借金した理由って何だったかな?
書いてあったっけ?



追記
冒頭の、多過ぎた「タイム」とは、涙で文字が読めなくなって、中断するしかなかった・・・
というしょーもない話

[ 2019-01-05 ]

あの「昨日のカレー、明日のパン」の作家さんの5年ぶりの小説。
なんと、主人公が亡くなるところから始まります。
「亡くなって生き返るパターン?」と思いきや、
主人公ナスミが生前にやってきたことが、残された人たちの人生に思いもよらない奇跡を引き起こす、という小説です。
 もう第1章から涙・涙、で、最後まで感動の涙が止まりませんでした。
「死ぬっていいのもいいな、生きるっていいのもいいな」
と思わせる小説です。

よく「他者貢献しなさい」というけれど、なんとなくピンときてなかった。
たとえ目立たない人生でも、ナスミのように本音で「ガ」と生きることが知らないうちに人に「貢献」を与えていくんだなあ、と感じさせる小説です。

木皿泉さん、なんと1人ではなくご夫婦なんです!
ご夫婦で小説を執筆するってどんな感じなのかなーー?

[ 2018-10-17 ]

まだ死んだことがないので、ほんとにナスミのように息を引き取るのかもわからない。どんなことを考えて、何を思い出しているのかも全く分からない。
しかし「ぽちゃん」に、は思わず笑って、泣けた。

 ナスミをめぐる人々の中では、第十話の愛子の段が一番残る。
愛子の、飛び降りろと言われた体育館、湖のように静かだったあの床、「なんだ怖くないじゃん」と思った記憶。
飛び降りろ、ではないが自分にも確かにこんなことがこんな思いがあったなあと感じる。
ナスミの周囲の人々それぞれの経験や想いにはどこか「おんなじ」と共感できるものがあって、木皿泉はそうした情感を掬い上げるのが上手な作家だなあと思う。

 内容は忘れても、読んだ幸せな記憶は残る、そういう作品だ。

ただ、ナスミみたいなやつってもしそばにいたらけっこう嫌かも。
 
ちなみに『すいか』は自分史上最高に好きなドラマだった。

[ 2018-08-03 ]

ドラマの『富士ファミリー』がよかったので読んでみました。ナスミさん素敵です。こんな生き方ができたナスミさんに嫉妬すら覚えますね。

[ 2018-09-17 ]

死んでしまった本人と、周囲の人の短いお話がちりばめられているけれど 
時間は確実に流れているんだなぁというのが実感。
存在感のあった人であればあるほど喪失感は大きくて悲しみはずっとあるけれど
残された人達は生きていかなきゃいけない。そうやって苦しみながらも紡がれていくのが人生なのかもなぁ。

[ 2019-05-12 ]

登場して割とすぐに死んでしまう主人公なすみ。
残された周囲の人々の視点から彼女の人柄が浮かび上がってくる。
家族は少々不思議な集まりで、普通だったら家族として一緒に生活することはないような間柄だったりする。
その彼らを繋ぐものは何なのだろう?
そんなことを考えながら読んだ。
なすみは、母がなすみにと残したダイヤの指輪をいらないと庭に放り投げたりする。
そして許せない会社の上司を殴りつけたりする。
(自分のためではない)
そういう性格というのは豪放というのかな、
無意識だけど、物よりも保身よりも、まず自分の感情を大切にするというのは何か凄く豊かで強いことなのではないだろうかと思った。
我が身を振り返ると、自分は随分けち臭い人間だ。

[ 2018-04-21 ]

2018.3月。
.
#さざなみのよる
#木皿泉
#河出書房新社
.
NHKでやってた新春ドラマ「富士ファミリー」の話なのか!
これはもう絶対いい。
木皿さんの描く死と生は、悲しいけど優しくあたたかい。
救われる。
.
#2018年15冊目
#本 #book #読書 #reading #本の記録 #読書日記 #読書感想文 #書店員

[ 2018-06-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-06-09 ]

ナスミというひとりの女性を軸にさまざまな人たちの不思議な縁やつながりのお話。普通に暮らしていても辛いこと寂しいこと悩むことがあって、その中で小さな幸せやサトリのようなものをみつける登場人物たち。読んでいるほうもほっこり幸せな気持ちになる。

[ 2019-01-24 ]

ブクログレビューを眺めると、この手のお話が心に沁み入る人と全く受け付けられない人がいるようで興味深いです。初読みの作家さんでしたが、幸い私は前者でしたので「昨夜のカレー〜」の方も読んでみたいと思います。

[ 2018-09-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-22 ]

富士山が見える静岡のとある町で、スーパーを営む一家の3姉妹の真ん中として生まれ育ち、東京に出て結婚し、病を得て地元に戻り、43歳で亡くなることになる、ナスミ。
人が生きて、死ぬ。
そのことについて、深刻になりすぎず、笑いも交えながら、色々と感じ、考えさせてくれる一作だった。命のバトンというのは、親から子へだけつながれていくものではなく、1人が1つしか持っていないもの というわけでもないのだと思った。
読み終わって、温かく柔らかい気持になった。

[ 2019-02-12 ]

主人公のナスミとナスミの人生に通りすがったいろいろな人の人生が語られます。その一つ一つがとてもいい話です。そして、さまざまな大切なことを教えてもらいました。繰り返し読みたい小説です。

[ 2018-11-27 ]

ナスミの死から始まる物語。
その後語り手はナスミの周りの人達へと。
亡くなった後も、ナスミの様に人の心の中で生き続けること、とても素敵だと思った。死とは悲しみだけではないと思わせてくれる作品だった。

[ 2018-08-14 ]

とっても暖かいお話(*'ー'*)
人がその一生を終えた後の、周りの人達の変化。
故人への想いや故人の想いを丁寧に片付けて思い出にして進んでゆくお話です。
実際は進めない事の方が多いし、受け入れられるものでもないんやけど、旅立つ側も遺る側もこんな風に送られたら、こんな幸せな事はないなぁと思いました。
なく準備をして読んでくださいw

他の方のレビューを見てたら、ドラマもあったそうで。
唐突な事もあったんやけど、ドラマとリンクしてたみたいでw
それで納得できました。

[ 2019-03-09 ]

冒頭にいきなり主人公が亡くなるというこのオハナシ…。
いきなり亡くなる主人公ナスミの最期の記憶と、その後の周りのみんなの暮らしが描かれる。
どこにでもいそうな、ちょっと男前で変な名前の女子の人生をかいつまんだようなストーリー。
多分、全ての人の人生はこんな風にドラマチックにできてる。はず。
それなら全ての人が「私は私で良かったんだな」と思って最期を迎えられるならいいのにな。

ナスミと日出男が病室で人を文字になぞらえて遊ぶシーンが何気なさすぎて、ちょっぴり切なくて大好きだった。

[ 2018-07-13 ]

1話目の最初の主人公はいきなり死んでしまいます。でも2話3話と読み進めるうちに、姉妹や夫、友人知人らの思い出から死んでしまったナスミの輪郭がだんだん見えてきます。その出来事はどれもほっこりして切なくて、でも悲しくはない。ナスミは43で死んだのだけど、ちゃんと近しい人に残せているすてきな生き方だったのです。さざなみのように感動が押し寄せてくる、涙腺ゆるむこと間違いなしです。

[ 2018-05-23 ]

すごくすごくやさしい物語。
身近な人を亡くしたばかりなのですごく救われました。ひととひととのつながりはなんてあたたかくやさしいものなんだろ。

[ 2018-07-12 ]

この人の本は易しい言葉で胸をえぐる
いえあくまでも前向きに
ナスミの死を抱えて身近な人たちが自分の生をそれぞれに生きる
時系列の組み立て方がうまいなあ
なんて優しいのだろう
≪ あの人は 宿り去りまた やって来る ≫

[ 2018-07-11 ]

初出の記載なく書き下ろしか

おんばざらだるまきりくそわか
「生きとし生けるものが幸せでありますように」という千手観音の真言らしい

40代でガンで死んだナスミと、彼女の清々しい生き方に触れた人びとのナスミへの思いが14話になっている。
姉の鷹子、妹の月見、夫の日出男、大叔母の笑子、中学の同級生清二、6歳のナスミを誘拐しかけた佐山、同僚だった由香里と好江、清二の妻利恵、日出男の後妻になる愛子、その子光。
みんな素直に生きていくことを肯定されている。

読んでいると、自分が死ぬ時のことを考えてしまい、目は活字を追っているのにさっぱり頭に入ってこなくなることが何度もあった。こういう優しい物語はいいなあ。

[ 2019-03-28 ]

小国ナスミ,享年43。亡くなってしまった彼女はもう何もできない。でも彼女から何かが広がってゆく―さざなみのように。生きているときには知ることのできなかった目に見えない何かが,家族に,友人たちに伝わってゆくお話。

[ 2018-08-23 ]

2018/08/23
富士ファミリーは見てなかったけどググってキャストをみて想像して読みました。
何回泣いただろう、10回は泣いてしまったかな。

図書館で借りたけど、買って何度も繰り返し読む本の仲間入りになりました。

[ 2018-05-07 ]

NHKで放送されたドラマ「富士ファミリー」の登場人物であるナスミさんの死とナスミさんにまつわるエピソードが描かれています。

「よことも悪いことも受け止めて、最善をつくすッ!」

(もう、戻りたい気持ちはなくなったんですか?)
「今はね、私が戻れる場所でありたいの。誰かが、私に戻りたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの。」

木皿ワールド、大好きです!

[ 2019-04-14 ]

姿は見えなくても 彼女の気配や思い出は今を生きている 彼女が亡くなってからの物語ではあるが 哀しいより 彼女が一層生き生きと蘇ってくる 不思議と元気が出る本です

[ 2019-04-14 ]

43歳で亡くなった女性の物語。
1章目は自分の視点。2章目からは家族であり、友人でありの視点で書かれている。
とても、とても心温まる物語。

[ 2019-04-05 ]

ナスミの言葉が、いつまでもみんなの中に生きていると思った。
彼女を思い出す人たちの心情は、さざなみの様に穏やかだった。
一番印象的だったのは、愛子。
ナスミみたいに、ではなく、ナスミ自身になりたいと思うほど憧れる姿。不器用な程に自分に素直で、周りに愛されていたナスミの人間像が一気に膨らんだ。

自分も『いい人生だった』と思えるくらい、大きく笑いながら生きたい。
穏やかな気持ちになれる本でした。

[ 2019-02-17 ]

主人公をとりまく人それぞれの目線で語られる、主人公との生前の物語。優しくて温かい思い出の数々。

死の直前、私はこんなにも周りのことを考えて周りのために生きられるだろうか。
死後、私の思い出はどのように語られるのだろうか。
今の苦しみを乗り越えて、「なんだ、私、けっこういい人生だったじゃん」そう思えますように。

[ 2019-03-13 ]

まさか日出夫と愛子が!
それぞれの人たちの心にナスミがいる。
まるで側にみるみたいに。
そうなれるよう生きていきたいと思った。

[ 2018-12-17 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-10-29 ]

少しの出会いでも自分の人生に影響を与えられたり、与えたりするのだなー。
さざなみのようにゆっくりと人から人へ伝わっていくということだろうか。

[ 2018-09-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-09-13 ]

2018.9.13読了
☆3.2

テレビで東出昌大さんがおすすめしていたので図書館で借りてみた。
短編集っぽい構成で読みやすかったが、期待値が高すぎたためか、まずまずだった。

[ 2018-08-08 ]

後からじんわり来る。人によって思うことは少しずつ違ってて、同じ人に対する気持ちも違ってて、死んだ後にただ泣いてもらえたら本望だな(ヽ´ω`) 死ぬのも生きるのもそんなに変わらないよって言われたら、色々怖くなくなるね。

[ 2018-09-08 ]

人はいつか死ぬのだから。なすみみたいに色々な人に影響を残せると生きた証みたいになるけど死んだらどうでもいいかな。

[ 2018-10-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-02 ]

一人の女性が癌で亡くなる。その女性が生きていた時の話や彼女が残していったものなどが短編的に描かれており、彼女がこの世に残していった命のバトンが物語を作りだしていく。
読み進めていくうちに、彼女のこと、そして彼女がこの世に残していったものが明らかになって、小説の世界にどんどん引き込まれていった。

[ 2018-10-02 ]

テレビドラマ『富士ファミリー』のナスミさんの死にまつわるオムニバス小説。
タイトル通り熱量はないけれどじわじわと沁みてくる内容だった。
ドラマ観返したくなったけど録画した円盤を探すのがめんどう……。

[ 2018-05-01 ]

特にドラマティックなこともない普通の人の普通な人生と最期を描く傑作。
これほどまで特別なことがないのにどんどんと惹かれてしまう小説は久々。

[ 2018-05-13 ]

人間を文字で表すナスミと日出男のやりとりが素敵だった。ナスミの願い通り、「っ」と「と」に出会えて良かった。

[ 2018-10-26 ]

生きとし生けるものが、幸せでありますように。
どうか、全ての人が最後の最後まで、幸せでありますように。

[ 2019-02-27 ]

途中まではとっても好みで楽しく切なく読みましたが、途中からちょっと違うかな?と思ってしまいました。書きすぎ感がありました。

[ 2018-08-18 ]

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[ 2018-12-02 ]

小国ナスミと、関わりのある人の物語。

その人を文字で表すところが好き。
わたしは何かなぁ?周りの人は何かなぁ?と思いながら
ダイアモンドの話も好き。
死。。。というものを淡々とでも温かく自然ものとして書いてはるのが好き

[ 2019-02-18 ]

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[ 2019-05-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-09-19 ]

私もナスミのようになりたい。
ナスミを通して関わりある人々が、つながって、想いは巡っていく。難しく考えることなんてないんだ、と思えたら悪くはないな、私の人生。

[ 2018-07-25 ]

ガンで亡くなったナスミさんと周辺の人たちの温かい話し。
私のカミさんもガンで闘病中(治療が合っているためか元気)なので、どうしても重ね合わせて読んでしまう。
でもナスミさんのように心の中で生きてくれなくてもいいから、長生きしてほしいのが本音かな。

[ 2018-09-25 ]

図書館で借りた本。慶子、ナスミ、月美の三姉妹。ナスミが末期ガンで死んでしまう。その死に様も死を受け入れているせいか淡々としているが、ナスミに関わった家族や友人知人たちに及ぼしたナスミの生前の出来事が、小さな事ではあるが他人には生きるきっかけになっていた。重苦しい感じでは無く、むしろ爽やかになる内容です。

[ 2018-10-04 ]

いみじくも今年、実母を亡くした私には読むべくして読む本に値するかと。
生前、その人の生き様が多かれ少なかれ誰かに何か影響を与えているのかな。うちの母はナスミほどのインパクトはないけど、さざなみのように誰かの心にじわっと入り込んでいたと思う。人の死がテーマだけど、温かな気持ちになる作品。

[ 2019-02-20 ]

なんだこのパワーあふれる小説は。
読み進めるうちに抱いた印象はそれだった。

小国ナスミ、享年43。
死の淵に立つ女性のモノローグから始まる本作は、一人の女性の生涯とその後を描いた物語である。
彼女は豪快に笑う女性だった。
生まれ育った田舎を飛び出し、東京の清掃会社で働き、伴侶を見つけ、病気を患い、故郷で息を引き取った。
享年こそ平均年齢よりずいぶん短いが、特別な人生ではない。
けれど彼女の身近にいた人たちにとっては特別な存在だった。
“きっとナスミならこう言うだろう”
思い出とともに彼らの中で生きるナスミは常に彼らを励まし前を向かせる。
人は死んだら終わりじゃない。残された人はそれからも生きていくのだ。

残された人たちの記憶の中では常に飄々として達観しているように見えるナスミだが、一方で彼女のモノローグは悩んだり意地になったり弱気になることもあって初めはその差に違和感を覚えた。
しかし考えてみると、人とはそういうものかもしれない。
家族の前、友人の前、職場の同僚の前ではそれぞれ若干違う自分を演じるものだし、他人に見られたい自分を見せるものだろう。
つまりこの作品の主人公は死後も誰かに大きな影響を与える“特別な人”ではなく、読者と同じ“普通の人”なのだ。
ナスミが死んで、彼女の家族が、元同僚が、縁ある人が彼女のことを思い出したように、私が死んだら誰かが私のことを思い出すのだろうか。そのときの記憶の中の私は彼らに何と言うのだろうか。

「できるよ」「見ててやるから、やんな」「バカみたいに笑え」
読み進めるほどにナスミはナスミの周りにいた人を励ました言葉で読者である私の背中も押してくる。
「あげたり、もらったり、そういうのを繰り返しながら、生きてゆくんだ、わたしは」
作中の人物たちがナスミにもらった目に見えないもの、お金にかえられないものを子や孫に伝えていったように、私もそのつながりの一つになって誰かに前を向く力を伝えたい。

[ 2019-02-17 ]

読み始めた時、人が亡くなることによる悲しい物語なのかなと思った。
でもそうではなく、その人が生きた形跡、
死んだ後、関係した人たちがどう生きていくのか、
亡くなった後の関わり。

繋がっていく命についてゆっくり教えてくれる物語。

また、ナスミの言葉が一つ一つ丁寧に紡ぎ出されていてとても素敵だった。

[ 2018-07-09 ]

・「慣れているはずなのに、初めて見たいな感じで扱うんですよね」
・「私さ、そんとき、違う場所に行けば何とかなると思ってたんだよね。もやもやしたものが、この街から出たら晴れるのかなぁって。でも、ばぁちゃんが洗う小豆見てて違うなって思った。私は戻りたかっただけなんだなって。母さんが亡くなる前の自分に戻って、あの小豆みたいに、ていねいにていねいに洗ってもらいたかったんだなって」
・「もう、戻りたい気持ちはなくなったんですか?」
「今はね、私が戻れる場所でありたいの。誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの」

・「人がセックスするのを、こうやって待っているのって、どういうんだろうね」
ナスミはだし巻き卵をきれいに四等分しながらげらげら笑う。
「ヘンタイだよね」
愛子も、そう思う。何か楽しかった。愛子は飲める方ではないのに、ビールを二杯も飲んでしまった。そのせいか、ナスミと同じようにげらげら笑いがこみ上げてくる。それを止める人はおらず、体の中のものがすべて出てゆくようで、愛子は気持ちよかった。

・「それはストップというより、目先のことしか見えてないんじゃないですか」と言った。
「鷹子さんは、自分が歩いている歩道しか見えてないんですよ。怖がると、脳はそんな風になってしまうんです」
「私、怖がってるんですか」
「失うことを怖がってるんじゃないですか」
鷹子はその通りだと思った。自分は怖いのだ。ナスミがいなくなってしまった、その後が。
「でもね、まだ失ってないんですから。ナスミさんは、まだ生きているんですから」

[ 2019-03-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-09-13 ]

よく分からない
表面も分からないし、奥に潜んでいるものも
私に読むとる力と感性が不足しているのかも知れないが・・・

[ 2018-12-27 ]

「昨日のカレー明日のパン」の印象が良かったのでこちらも読んでみました。

主人公のナスミが病死するところから始まる物語で、その後は彼女と関わった人々の視点による連作短編集です。
死を扱う割には重苦しい雰囲気はなく、穏やかで温かい気持ちになれる物語ではあるのですが、昨日のカレー~の二番煎じ的な感じでちょっとガッカリ。
まあ、死は悲しいだけじゃないよというメッセージは受け取りましたし、人とのつながりについてもあらためて考えることが出来たのでいいんですけどね・・・

[ 2018-04-17 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-01-28 ]

小国ナスミ、享年43歳。息をひきとった瞬間から、その死は湖に落ちた雫の波紋のように、家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く著者5年ぶりの感動と祝福の物語!(e-honより)

[ 2019-05-13 ]

生きる、ということ。
死ぬ、ということ。

どちらも特別なことではなくて、日々は続いていって、命は繋がっていくんだなぁっていう話。

癌の末期で病床のナスミからはじまり、姉、妹、ナスミの夫、叔母、中学時代の元カレ…それぞれの一人称の短編が繋がって世界が広がっていく。

じんわりくる。

読みながら、星野源さんの「アイデア」みたいだと思った。

[ 2019-03-04 ]

<宮>本作品の作者わご夫婦で脚本家や作家を遣られているらしいが,そういうのってどうやるの?交代で書くの?気が向いたほうが書くの?確定申告はどうするの? 中身も少し含めて「?」ばかりの本ですわよ。

[ 2018-06-26 ]

冒頭、富士ファミリーの文字を読み、2016.2017とお正月に放送されたドラマ「富士ファミリー」の物語と知り、興奮。あの家族の過去の物語。またドラマも観たくなった。

富士山の麓にあるマーケットストア「富士ファミリー」の小国三姉妹、鷹子、ナスミ、月美。物語は次女ナスミが若くして末期の癌を患い、死へ向かいながら家族のことを思うシーンから始まる。

そこからは、章ごとに鷹子や月美、ナスミの夫の日出男や父親の叔母の笑子ばあちゃん、友人や同僚など、ナスミが関わってきた人々の視点で物語が進む。

ナスミが居ない世界で語られるナスミの生きた物語。
バラバラの場所や時間で起こった出来事が繋がっていき、登場人物たちが静かに互いを支え合う。
奇跡のようなことも、実際にありそうで、祈るような物語だなぁと感じとても好きな作品だった。

読むにつれて、ナスミが皆の心に何かを残し、それぞれの中で生きていることが伝わってきて、温かく切ない気持ちになる。皆、小さな日常のエピソードが盛り込まれていて、とても身近な物語に感じた。

「生きとし生けるものには自分も含まれるんだよ。」
「お金に変えられないような、そんな仕事をするんだよ。」
「誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの。」

ナスミの不器用さ、真っ直ぐさ、その人柄にどんどん惹かれる。芯のある行動や言葉が、登場人物たちを救うたびに、私も救われた気持ちになる。自分のためではなく、人のために生きたい、とナスミを見て思う。

終盤は富士ファミリーの中で最も幼い、光ちゃんのエピソード。小さな頃、人は皆死ぬと知った時の恐ろしさを思い出した。蛾の話が、とても身近だった。生と死は日常にあるものなんだと久しぶりに肌で感じた。全てのことがなくなっていく、ゆるやかに失われていく、でも私は自分で生きていく。日常を続けていく。悲しみや寂しさを感じながらも、だから今がものすごく大切なのだということを読後に感じた。

読み終えてから、しばらく経って、今の幸せを思い、ふと泣けてきて驚いた。本が後から心に響くのは初めてだった。

読みやすくさらさらと読める。再読したい。

[ 2018-11-10 ]

胸にグッとくるようなお話だった。
人が死ぬ話なんだから悲しいのは当たり前なんだけど、それだけじゃなくて。
いろいろな人が出てきて、いろんな繋がりがあって。
人が死ぬのって当たり前なんだなって思う。
最近読んだ他の本でもそう思ったんだけど。なんだったかなぁ。。。


***
小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!

[ 2018-12-09 ]

ナスミの生き様、人との接し方、
享年43歳の人生について考えさせられた。
わたしに帰りたいって思えるような人になりたいんだよねーというナスミ。
ナスミの生き様を通して、死ぬのはそんなに怖くないのかもしれないと思った。
まだ生きてるし…まだ生きてるからこそ、
今出来ることあるはず。
今、自分に正直に、今を大事に一生懸命生きる。
それに限るんだよね、ナスミさん。

[ 2019-04-05 ]

「ナスミ」という1人の女性が亡くなり、その周りの人たちの観点で章が分かれて物語が進んでいきます。

人が亡くなった時、自分もその人との思い出を思い出したりするけどそんな感じなのかなと思いました。
こうやって見ると「ヒト」はいろんな人と繋がっていて関係ないようでいろんな人の人生に係わっているんだなぁと思う。

自分が死んだときも、こんな風に色々と自分の事を思い出してくれる人はいるのだろうか?など思いながら読んでいた。

全体的に温かい作品でした。

[ 2018-08-16 ]

一人の女性、ナスミの病死の直前からその死後、彼女の周りの人々のナスミに対する思い出、感情、彼女の亡き後の生き様を描いている。それぞれが短編としても読める連作集。
ストーリーを追うという小説ではなく、何気ない日常やちょっとした行動、ナスミとの関わりや会話を細かく描きながら、ナスミという人物像を浮かび上がらせる。木皿泉の真骨頂とも言える作風だ。
普通の人間とはこのように普通に生きて、死んでいき、そしてその人は周りの人々の心の中で生き続けるものなのだろう思わせる。読後、不思議な余韻を残す作品だ。

[ 2018-10-15 ]

数年前にもっともっと若くしてがんで亡くなった子がいて、遺された旦那さんのこととか思い出されて、なんだかもうとても苦しく物悲しい気持ちでいっぱいです。
もともとNHKのスペシャルドラマだったらしくて、見ていないことが悔やまれる。
生きていくって、結構いい加減でも不真面目でもそれだけで尊いことだなって気がする。

[ 2018-11-22 ]

ナスミは若くして亡くなったけど、周りの人の中でちゃんと生きてるんだなぁ。
もし私だったら、そんなふうにみんなの心の中にいることが出来るだろうか?
その日まで、精一杯生きることが出来るだろうか?
いろいろ考えちゃったよね。

[ 2018-11-03 ]

『野ブタをプロデュース』の人が書かれたと聞いて納得。

人間の魅力は、肩書や年収などでは決まらないということ。
生きていくということ、死んでいくということ。

人として大切なことを思い出させてくれる、1冊。

[ 2019-04-13 ]

誰にでもいつか死が訪れる。
もちろん自分にも。

そのとき、この本の主人公のように、多くの人が思い出し、懐かしんでくれるような人生を送りたい。

[ 2018-09-20 ]

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[ 2019-01-13 ]

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[ 2018-06-28 ]

なすみの死を巡って様々な思いがふわふわと浮かんでくる様なお話.お気に入りの漫画だった「ホドコシ鉄拳」のラストが「続けっ!」だったのにはものすごく納得でした.命が受け継がれて続いて行く,とても嬉しいことだと素直に喜べるお話でした.

[ 2018-10-02 ]

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[ 2019-01-20 ]

一気に読めてしまう。引き込まれました。
一人の女性が、ガンで亡くなる。なくなっていく人の気持ちも何か解る。その周囲の人が、それぞれの受け取りにも寄り添える。何より、人が死ぬことを、肯定して受け止めている事に、読み終えた後の気持ち良さを感じた。

[ 2019-04-17 ]

とにかく泣いた。今日の平和の奇跡な。頭では分かってるんやけど毎日それを忘れてしょーもないことにこだわったりしてまうんよなー。
ナスミみたいにええ人になりたいなー。

[ 2019-02-15 ]

全部の話がクライマックス
癌で若くして死んだナスミとその周りの人達とナスミとの関わりを書き出した短編。さらっと読めるのにどの話も胸にくる。自分もナスミの様に在りたいと思ってしまう。涙腺にくるので外で読むには注意が必要…。

[ 2018-09-25 ]

6話まで読んだ、、、、
なんだなんだ、胸が、きゅーっとして、目が水でかすんで
読み進め、続行不能だよ。

******

亡くなった身内のことが脳裏に浮かび
おくった日のことが想いおこされて切なかった。

[ 2018-05-24 ]

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[ 2018-12-28 ]

とても優しい気持ちになれる小説でした。
主人公の病死で始まりますが、続くお話が主人公とつながっていて、温かい、、、。年末の寒くなった時にとても温かな気持ちになれました。

[ 2019-05-09 ]

三人姉妹の次女なすみが病死する。
それまで彼女に関わってきた人々や家族に彼女の存在と死が与えるさざなみの物語。
さざなみはどこまでも静かに伝わっていく。

なすみの大叔母の笑子ばあさんがいい味出している。
なすみが夫の日出男が弁当箱を畳む様に「ありがとう」と思うところとか、そんな細部の描写にも木皿泉らしい温かさが満ちている。

[ 2018-09-09 ]

実は途中でリタイアしそうになったのだけど、最後まで頑張って読んだ。よいお話だった。
章に分かれていたのだけど、この章のお話は好きだな、というのがちらほらあった。全体で、というより、短編とみなして章ごとによかった、という感じかもしれない。

11話が特に好き。
樹王の。

あと、何章か忘れたけれど、上からマットに飛び下りなければいけないとき。とても納得した。
なんでこんなことやらなきゃいけないんだろう?と思ってもやらなきゃいけないとき、あるよね。

[ 2019-05-04 ]

2019年本屋大賞第6位ということで読む。
43歳で癌のため亡くなったナスミ。本人の想い、姉・妹・夫・父の叔母・同級生・同僚・・・とのエピソードと想い出、そして今と未来への想い。
人と人との縁の面白さ、面倒くささ、不思議さを思った。
19-50

[ 2018-08-15 ]

木皿泉さんの新刊だ!と前知識なしで読み始めて驚いた。富士ファミリーのナスミの話ではないか! 正確にはナスミが死ぬ事により波紋のようなさざなみを人々におこす話であった。
一話一話語り手が違うが、どんどん未来へと向かっていく。
一つ一つにじんわり温かくなる言葉が溢れている。
図書館で借りたけど、これは買って手元に置いておくべき本かもと思った。そしてドラマ 富士ファミリーのDVDも改めて見たくなった。

[ 2018-10-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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