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さざなみのよる

(997)
価格:1,400(税抜)

作品レビュー

[ 2018-04-22 ]

身近な人を亡くすということは、ただただ深い悲しみをももたらすことのような気がするけれど、それはもしかするとちょっと違うのかも、と。
誰か大切な人が「生きていた」ことによって、自分とその人の間に大きな変化が生まれる。その変化が今度はその人を亡くす時にまた大きく動く。自分がこの先その人のいない世界で生きていくこと、その意味と進むべき道を自分で見つける。それを見つけること、それこそがその人が生きていて自分と共にあった意味なのだろう。
「よいことも悪いことも受け止めて、最善を尽く」して生きたナスミに私も会いたかった。いや、私もナスミのように生きたい。がはははと大声で笑いながら最善を尽くして、そして逝きたい。
木皿さんの描く人を亡くす哀しみの向こう側。本当に大好きだ。

[ 2020-03-02 ]

昨年末に実父が他界した私にとっては、いろんなことを思い出し、涙を流しながらの読書となった

富士山を背景に、仁王立ちになって
「よいことも悪いことも受けとめて、最善を尽くすッ!」
と言い放ったナスミ。思い通りにならぬこともあったはずなのに、いつも笑いとばして、その言葉通りに43歳の人生を生き抜いたナスミ

自分が亡くなった後、悲しむであろう人のことを考え、いろんなことを画策して亡くなった

柱につけた目玉のダイヤモンド
夫の日出男に遺した自撮りのビデオメッセージ・・・
かっこよすぎる! 悲しすぎる! 自分のことだけ考えていればいいのに・・・

「今は、私がもどれる場所でありたいの。誰かが、私にもどりたいって思ってくれるようなそんな人になりたい」とナスミが言ったように、ナスミが亡くなっても、みんなの心にちゃんとナスミは居て、折につけてみんなナスミに戻っている

これだけたくさんの人の心の中に優しさや勇気や笑いを遺していったナスミ

寺地はるなさんの「夜が暗いとは限らない」の中に
「死んだ人間は天国にもどこにも行かん。死んだら小さいたくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸収される。生きてる人間の一部になってとどまり続ける」
というおじいちゃんの言葉があり、それがずっと心に残っていたが、まさしくこの通りだなと思う

一人の人間の人生が終わっても、それは『完』でも『おわり』でもなく、『続けッ!」なのだ

いつまでもくよくよメソメソしていたら、ナスミに背中をバシッと叩かれ、「ガハハハ」と笑われそうだ
「いつまでメソメソしてんだよッ」と
夜空に点滅する飛行機の光がとても小さくチカッと瞬いたのを見て亡くなった義父がちゃんと生きていると気づいた利恵のように、私も夜空に光る飛行機の点滅灯を見て、父を偲びたい

[ 2020-08-14 ]

43歳で亡くなったナスミ。皆んなが思い出すナスミの姿がなんとも大らかで器が大きくてカッコいい。いつでもガハハと笑っていて、皆んなの背中を押してくれる。微笑む、くらいじゃなく、ガハハと笑って生きていけたらいいなと思う。笑子ばあさんの「笑子」って名前が楽しい一家の血を表してるような気がする。

ナスミが小泉今日子、笑子ばあさんが片桐はいりでやってたドラマのエピソード0的な小説。この配役見ただけでも楽しい一家なのは分かるよね〜。ドラマも最高に面白かった。木皿泉さんのドラマはいつもホロっとさせ過ぎずガハハと笑わせてもらえて大好き。
この小説も何回も読み返したくなるようなすっごくいいお話でした。

[ 2019-04-30 ]

木皿泉さん、「昨夜のカレー、明日のパン」以来の2冊目。

ゆっくり味わおうと大事に読み始めました。ところがどうでしょう、、読む手が止まらない、涙も止めどとなく流れ落ちる。こんな小説だったのか、、正直ここまでとは思っていませんでした。なんと優しさに包まれたストーリーなんでしょう。

この物語は、ナスミさんという一人の女性の早すぎる死と、彼女に関わった人たちの話で構成されれています。このナスミさんという方が、なんという男前な女性だったんだろうと、、読後にまず思いました。そんじゃそこらのみみっちい男には到底できないような、潔さ、気持ちよさ、明るさ、強さ、関わった人の記憶から決して離れない人間性、本当に素敵な女性だったんだと実感します。ナスミさんの親族・関わった人たちがそれぞれの人生を生きていく中で、ナスミさんの死を一生懸命受け止め、前向きに進んでいく姿に涙が止まらなくなりました。

生きていることはそれだけで素晴らしい。だから、いろいろあるけど、前を向いて胸を張って生きていこう。そんなことを思わせてくれました。

人は生ある限り必ず死ぬ。でも死に様というのはやっぱりあるんだなと思いました。死に様というのは、何も死ぬ直前の死に方ではなく、その人が生前どう精いっぱい生きたか、ということなのではないかと解釈しました。

登場人物の一人、光は思う。「ただやってきて、去ってゆく。なすみちゃんがこの家から去って、自分がこの家にやってきたように。誰かが決めたわけではなく、図書館の本を借りて返すような、そんな感じなんじゃないだろうか。本はだれのものでもないはずなのに、読むと、その人だけのものになってしまう。命がやどる、とはそんな感じなのかなぁ。」我々の魂がほんのひと時、人間の体にやどるとき、私たちは図書館の本のようなものだ、と著者は表現しています。有限の命の炎をどのように燃やすのか、返却期限は必ずあるので考えねばと思いました。

[ 2018-06-24 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-06-15 ]

いい本だぁって思った。

ー 死後の世界、ってあの世ってことじゃなくて、この世こそたっくさんの人の死後の世界なんだ!

この本に寄せた片桐はいりさんのコメント。
死してもその人の生きた跡はこの世にたっくさん残る。
それは「亡霊」や「幽霊」と言って時に恐れられるけど、大切に大切に引き継がれてきたからこそ、我々はここにあるのだ、と当たり前のことを改めて感じた。

ナスミの亡くなる場面から始まり、読み進むにつれて、ナスミを取り巻く世界が徐々に広がって見えてくる。
画期的な小説だな、と思った。

生きていく勇気もたくさんもらった。

[ 2018-11-30 ]

 人は誰でもいつかは亡くなる。そんな当たり前のことを改めて気づかされた。
 
 昔、子どもの頃、自分が死んだらどうなるんだろう?と凄く不安になったことを思い出す。それは、死ぬことが怖いということもあるが、それ以上に、自分の魂はどこにいくんだろう?とか、この感情を持った『私』という存在が無くなってしまうとうことに、どうしようもなく不安になり、心の奥底をギュッと握りつぶされるように苦しくなるのだった。
 それも歳を重ねるに従って、そういうことを考えることすら無くなったのだが、この物語を読んで久しぶりにそういった感情が沸いてきたことに戸惑った。

 主人公、ナスミは43歳で亡くなる。ナスミと関りがあった人たちの目を通してナスミを思い出すような形式の連作短編集だ。
 ナスミはあくまでも普通の女性であり、普通の主婦だった。でも、みんなの心を揺さぶり続けた。ただ、ナスミは人よりほんの少し責任感が強く、どんなことに対しても笑い飛ばせる強い人間だった。もしかしたら、ナスミにとって周りの人たちもそういった存在だったのではないだろうか。
 そう考えたら、私も、私の周りにいる人たちもそういう存在なのかもしれないと気づかされた。一期一会という言葉があるが、出会った人たちを大切にできるようになりたいと思った。
 つまらないと感じる日常も、考え方ひとつで少しだけ楽しくなるかもしれない。辛いことがあってもガハハと笑い飛ばせる人間になりたい。

[ 2020-08-19 ]

贋コンビニ[富士ファミリー]の三姉妹の次女ナスミが若くして癌でなくなるところからはじまる。

人がなくなるって、なんだかすごいことだよ。いろんなところで、いろんな影響を受けたりしてて、その人の生きざまはなくなったときに知るんだよね。
さざ波のように生きざまは受け継がれていくのかな。

じんと泣けたり、ププッとなったり、忙しい本でした。でも心はおだやかになる。
そんな優しいお話。

余談
ナスミの好きだった漫画の作者、
樹王光林さんに鷹子さんが最終回を教えてもらいに何度もいったとき、受付で先生のことをリンゴサンと口走ったところにツボってしまい。
バスの中でもこらえるのに必死。
ナスミのようにガハハと笑いたかったぁ➰

[ 2018-07-29 ]

夫婦コンビの作家である木皿泉さんの作品。冗談のような名前のナスミさんは生き方考え方が男前で生前も亡くなったあともずっと縁ある人々と確かに繋がり続けていることが解る話。14話のそれぞれが次々とリレーされて行き共通の縦串がナスミさんになっている。一富士 二鷹 三なすび(なすみ)♪
ナスミさんが如何にも小気味よい!

[ 2018-09-15 ]

前作もよかったけど、本作も本当によかった。
強力にお勧めしたい!!

人が一人いなくなってしまうことが
どんなに周囲の人間に影響をあたえるのか
当然のことなのに改めてはっとさせられる。

どうしたらこんなに肩の力が抜けていて
心情の捉え方が斬新で
胸の奥まで温まるような文章がかけるのか
小説は2作品だけ、もっともっと書いて欲しい。
もっともっと読みたい。

「あの人がいた頃に戻りたい」
誰もがそう思われる人生でありますように。

[ 2019-01-03 ]

ナスミが亡くなる。その死が周りの人にさざなみのように広がり、一人一人の愛情の物語が語られる。一つ一つ暖かい、随所に出てくるナスミの言葉や物語の雰囲気に励まされたり癒されたり。まさしく、読後も心にさざなみがたどり着いたようで緩やかに暖かく。
ナスミの言葉は心に響くなあ。死は誰にでもある。突然やってくる人もいる。それを忘れてはいけない。精一杯行きたくなった、そう思う一冊。

[ 2019-02-24 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-08-22 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-08-16 ]

ナスミは亡くなってしまったが、それぞれの人の心の中でとてもいきいきと生き続ける。
そのナスミがとても魅力的。
亡くなってしまっても、ずっと一緒に生き続けているのだなと心が少し軽くなり暖かくなる物語。

私がとても好きなところ
       ↓
〜にっちもさっちもゆかなくなって、自分はゴミみたいな存在になってしまうのだ、と好江は思っていた。そんな好江にナスミは、あーすればいいとか、こうしろとか一切言わず、絶望するなと言ってくれた。ただそれだけを言い続けてくれた人だった。

[ 2021-01-03 ]

「昨日のカレー、明日のパン」に続き、亡くなった人の話。
生きている限り、悔いのないように生きようと改めて考えさせられた。

[ 2019-03-06 ]

読みながら、生きることについて気持ちがこみ上げてきた。
死ぬことよりも、失うことが悲しいんだと思った。

[ 2018-07-15 ]

読了後「何か沢山のものが詰まっていたのに読みこぼした」という感じがして、そのまま再読するという珍しい体験をしました。

いきなり主人公のなすみが死んでしまいます。
全14話。なすみの姿が見え隠れしながら、彼女をめぐる人々の生き様が描かれて行きます。
身の回りで起こる「よいことも悪いことも受け止めて」、怒ったり、多くは笑い飛ばしながら「最善を尽く」して生き抜いたなすみ。そしてその生き様に少なからず影響を受けた周りの人々の話です。
辻褄が合わない所があったり、オカルトっぽくなったりする所はどうかとも思いますが、どこか丁寧に作られた「余白の多さ」を感じさせます。静かで、穏やかに、そして温かく描かれた物語。
未見のNHKの正月ドラマ『富士ファミリー』の関連作品(木皿さんは夫婦の脚本家です)だそうですが、設定は少し変わっているようです。

[ 2019-04-22 ]

富士山が見える静岡のとある町で、スーパーを営む一家の3姉妹の真ん中として生まれ育ち、東京に出て結婚し、病を得て地元に戻り、43歳で亡くなることになる、ナスミ。
人が生きて、死ぬ。
そのことについて、深刻になりすぎず、笑いも交えながら、色々と感じ、考えさせてくれる一作だった。命のバトンというのは、親から子へだけつながれていくものではなく、1人が1つしか持っていないもの というわけでもないのだと思った。
読み終わって、温かく柔らかい気持になった。

[ 2019-02-12 ]

木皿泉さん、本屋大賞ノミネート作品「さざなみのよる」読了。人生を好きなように生きたナスミと周りの人々による心温まる物語。ナスミは自分の死を見つめ「なんだ、私、けっこういい人生だったじゃん」と思う。そんなナスミの家族、友人、会社の同僚がナスミと一緒に過ごした日々を想い、ナスミからの一言に元気付けられる。その連鎖は子供達にも連鎖していく。。感動しました。ナスミの名言が至るところに。人によって共感出来たり、励まされる言葉は違うと思うけど、温かく見守られている感じがします。何度も読むともっと響く物語だと思った。

[ 2020-05-09 ]

死んでしまって会えなくなるのは悲しいことだけど、ナスミは存在していたし、言葉を交わし笑いあった確かな記憶は消えることがない。と、強く優しく噛み締める登場人物たちに、チカラをもらった。死への恐怖が薄れた気がする。

[ 2020-05-04 ]

ゴールデンウィークの、朝の8時に、手にとって読み始める本じゃなかったなぁと反省(笑)

涙がじわりじわり出てきてしまって、ティッシュで拭いて、また、じわりと滲んできて、また拭いて。
そんな繰り返しなので、すでに目の周りが腫れてきていて、とても外には出られそうにありません。
(Stay Home週間だからいいのか)

小国ナスミという女性の死と、その彼女と関わった人々のお話で、各章ごとに語りの主人公となる人が移り変わっていきます。
それとともに、物語の中の時間もナスミが死んでから少しずつ進んでいきます。

「死」というものの存在は、私には、ある日グワッと自分に向かって吹き上がってくる時もあれば、すごい遠くにあって冷蔵庫の中の忘れられた食品のようになっている時もあります。

非常に不安定なものだけど、歳を重ねたり、知っている人がなくなるたびに現れる頻度が高くなる気がします。

まだ、両親も妹も生きているし、親しい友達も生きています。数人、向こうの世界にいってしまった友達もいるけれど、それはなんとか受け入れられる範囲で私は生きてきているとは思っています。

しかし、本当に両親や妹の死に直面したら、時間の解決を待つしかないのかもしれないな。その人の思い出をもって、一つずつ昇華していくしかないのかもしれない。

[ 2020-08-03 ]

木皿泉はデビュー作であるドラマ『すいか』で持っていかれた。小説はそんなに出しておられないようだが、今回初めて読んでみて、何とも言えない気持ちにさせてくれるのは相変わらずでうれしくなった。読むたびに様々な感情が入り乱れ、交錯する。ある登場人物の視点や感覚に共感したら、それがとんでもない罠だったり。時間と人間関係が織りなす一枚のタペストリー。何度でも読み返したくなる作品でした。

[ 2020-07-16 ]

ーいのちが終わってもわたしは続く

末期の癌で43歳で人生を終えたナスミ。残りの時間が少なくなってくるにつれて、一瞬の一場面が輝いて、感謝のきもちがわいてくる。全14章、14人の登場人物が、ナスミの死をきっかけに、自分をみつめ、いのちをうやまう。

木皿泉さんの文章ってすごいですよね。
力が抜けるような表現で、本質を表すというか……。この独特の雰囲気、すごく好きです。
夜、街がもう眠っていて、ぽつぽつと灯る明かりをベランダでビール飲みながら眺めている気分になります。(どんな気分)

死んでしまったナスミの記憶や自分だけのナスミの像が段々と消えてしまうのではないかという恐怖を「イメージの集積は、炭酸水のようなもので、放っておくと、泡だけが消えてゆき、ただの水みたいになってしまうのではないか」と表現してあって、分からないようで分かる、この表現が好きだなあと。

死後の世界って、自分が死んだ後の、残された人たちの世界のことらしいです。となると、思い出してくれる人がいて、わたしが存在したことが残っている限り、わたしは続くんだなぁと思ってしまいます。
いい本です、ほんとうに。

[ 2020-09-29 ]

人と人との関わりは
その人が死んでも無にはならない。
人は色んな人に影響を受けて変わっていくんだな、
と改めて感じました。
人だけでなくて本、映画、音楽なんかも
そうだと思います。
なんか1日1日を大切に生きようっていう
気持ちにさせてくれる本です。
そして読み終わって内容とタイトルが
すごくピッタリだと思いました。

[ 2018-07-29 ]

NHKドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」が良かったので、読んで見たい作家だったがたまたま本作を読むことが出来た。若くして亡くなったナスミという一人の女性の人生と彼女と関わった人々の人生が織りなされて行き、途切れ途切れの話が徐々にナスミという一個の人間の全体像を明らかにして行く。人々との不思議な縁が素晴らしかったが同時に人生のあわれも感じさせられた。ドラマを先に見てしまったので積ん読になっている「昨夜のカレー・・・」も読まなきゃ。

[ 2019-03-02 ]

一人の死がさざなみのように広がる。

なるほど、そういうタイトルだったのか。
すてきなタイトルだなあ。

ナスミという人がどういう人なのか、
読み進めるうちにじわじわ分かってくる。

私がもどれる場所でありたいの。
誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、
そんな人になりたいの。

久々に心に沁みた名文句。
私もそんな人になりたいな。

[ 2020-09-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-09-23 ]

本屋大賞ノミネートと評価も高く期待して読みました。
感想としては読みやすかったですが話がポンポン飛びすぎて脈略がないな〜って感じ…
印象もあんまり残らない…
相性が良くないのが分かりました。

[ 2019-10-01 ]

ナスミさんのまっすぐな生き様はとても羨ましい。多くの人に影響を与えて、悲しませて、いつまでも誰かの記憶に残っている彼女。自分も幸せでいつまでも誰かの心に残るような人生を送れればいいなと思った。

[ 2019-09-26 ]

ナスミはありのままの自分を生きてきた。ナスミと交わした一言が、周りの人達の心に残る。そして、この世を去った後も、ナスミは皆の心の中に生きている。
ひとりの人生が、こんなにたくさんの人の人生に影響を与えている…それは当たり前と言われればそれまでなんだけど…改めて、生きるって面白いなぁと思った。

[ 2019-03-18 ]

この本を読んで、元気なうちにやれることをやりたいと思った。また、家族や友人など、お世話になっていたり仲良くしてくれている人たちにはしっかりと感謝の気持ちを伝えておかないと後悔するなと強く感じた。
元気に生きていられるのは当たり前のことではない。若くして命を落とすこともあるし、そうでなくても人はいずれ必ず死ぬ。だからこそ後悔のないように、「けっこういい人生だったじゃん」と思えるような生き方をするべき。そんな忘れがちな当たり前を教えてくれる素晴らしい本だった。

[ 2019-03-06 ]

良かった。
ナスミさんに会いたい。
いや、ナスミさんになりたい、のか。
そう思えば、いつからだってナスミさんみたいになれるのだ。

勇気を与えてくれる本。

[ 2019-05-31 ]

題名からは想像できない内容でした。
小国ナスミが43歳で亡くなる前と後にさざなみのように起こる周りの人達との物語
印象に残った文章
⒈お金にかえられないものを失ったんなら、
お金にかえられないもので返すしかない
⒉私がもどれる場所でありたいの
⒊体育教師のコトバ「世の中にはこういうこともあるんだ。
そのとき、誰も助けてくれないって泣くのか。お前、それでいいのか」

[ 2019-03-31 ]

さざなみのように、私にも優しい光が届いた気がして、なんということはない一文の合間に思わず涙していた。
今いる自分の世界が透明であたたかくて幸せに満ちていることを、いつの間にか教えてくれる。
人生のバトンはパシッと渡すものではなくて、徐々に徐々に、記憶の中での居なくってしまった大切な存在を思い起こすことで、繋がれていくものなのかもしれない。

[ 2020-09-03 ]

2019年本屋大賞6位の作品。初読の作家さんだったが、作者紹介を読んでみると夫婦脚本家らしい。要するに2人で書いているということ?2人で小説書くって、どういう作業分担なのか気になりつつ、小説本体を読む。内容は若くしてガンで亡くなる女性と、それをとりまく人達のその後の人生のお話。13話で構成されていて、1話ごとに語りてが変わって完結するのだが、主人公を通してそれぞれがつながっている、影響しあっている、まさに「さざなみ」のストーリー。最初のお話が、主人公(語りて)が亡くなるところなので、静かなトーンのお話ながら、私にはかなり衝撃的な始まりだった。その後も、淡々と亡くなった女性の周りの人たちのその後が描かれていて、盛り上がる感じはないんだけど、ぐっとくるというか、感動する!といった感じではないけど、インパクトのある作品だった。

[ 2018-09-25 ]

前作「昨夜のカレー、明日のパン」同様人の死というものが根底にはあるのですが、話は前向きでとても温かい。読んでいて泣くと言うよりも自然と涙がこぼれる感じでした。主人公のナスミは1話目で亡くなってしまうのですが、その死がさざなみの様に広がり生前ナスミと関わった人達に色々な感情をもたらし時には行動を起こさせる。どう言う風にとは言えないのですが、死や亡くなった人達に対する考え方が少し変わった気がします。

[ 2019-06-03 ]

最後に亡くなって泣いて終わり、っていう小説ではない。
もっと大きな視点での命の話。それが人の死に怯えてる私にはとてもありがたかった。

「お金にかえられないものを失ったなら、お金にかえられないもので返すしかない」

このセリフは今まで聞いたことがなかった。
そっか、そうやって生きていけばいいんだ。
この本の中の1行1行で心に響いたメッセージは数えきれなく、言葉では難しいけど確実に何か受け取りました。


明日からも馬鹿みたいに笑って生きていこう。

[ 2020-09-04 ]

「さざなみのよる」というタイトルが非常にしっくりくる内容だった。

ナスミの死を通して関わり合う人々が何を思うか、何を乗り越えるか、頭に残るフレーズが随所にあった。
自分の人生も、これだけ周囲の人に良い影響を与えられるものにしたい。

[ 2019-02-12 ]

前作「昨日のカレー、明日のパン」は巻頭の文章と巻末の文章の出来がえらく違っていて、読んでいて違和感がありましたが、今回は全編とても読みやすくなっています。そんな事を前回苦言を呈しつつも☆4だったのですが、今回は前回よりも断然良くなっているので☆4でも意味がちょっと違います。
本作はナスミという女性が亡くなり、その存在によって少しづつ救われていた人々を数珠つなぎにする連作集です。深いかかわりの人、そうでも無い人色々ですが、誰の心にも鋭く刺さってくる存在感のある女性。そんなナスミを色々な人の目を通すことによって読者の中にナスミが立体感を持って立ち上がって来ます。
偶然のつながりではなく、必然性の高いつながりによって紡がれた物語は、こういった本としては珍しいのではないでしょうか。大概は心が冷めるくらい偶然を盛り込まれるので、この辺は「上手い」と思いました。

[ 2019-03-16 ]

ドラマ版富士ファミリーの登場人物なんだけどあの富士ファミリーとはまた違うお話なのでひとつぶで二度美味しいお得感があった。ポロポロと泣いたり、ククッと笑ったりしながら一気に読んでしまった。ナスミのそっけないようで慈愛に満ちたあたたかい人柄そのもののようなお話たち。ゆくなにげない日常がいままで出会って別れてきたひと、またそのひとたちと出会って別れてきたひと、そのまた…という幾千万というゆるやかなつながりの中で成り立っていて、この世には無意味な存在などないんだと気づかされる。自分じゃない誰かになれば、ここじゃないどこかに行けば救われるのではないかとゆらぎ迷う気持ちがすうっと落ち着いていまの自分も悪くないじゃないかと前より好きになれた。失ったものがあたりまえになるまで、嫉妬とか見栄が祝福される場所に辿り着けるようになるまで、私も生きていきたいものです。

[ 2020-09-17 ]

さざなみのよる
木皿泉さん。

富士山のふもとにある
小さな商店の三姉妹と、周りの人達の、
温かいお話。

私の大好きだった
ドラマ。富士ファミリー
の原作本。
小泉今日子さんや、
薬師丸ひろ子さん。
笑子ばあさんは、片桐はいりさん。
お正月の特番ドラマで、
とても温かくて懐かしい
じんわりホッコリして、
笑って泣いて。
2年にわたり、お正月の楽しみだった。
いまでも、
大切に録画してある。

本も良かった。
内容がしっかりわかった。
生きるということ。
死ぬということ。
読んで良かった。

[ 2018-07-29 ]

あの、「富士ファミリー」のナスミをめぐる物語。
幽霊で出てきたナスミが、死の床についているところから、物語は始まる。こんなふうに、穏やかなことばで死までを描かれたらよけいに切ない・・・。
そして、物語はそこから始まる。

木皿さんは表現したいことのために、緻密に現実を構築してゆく。その見事さゆえに、ただもう、物語の中にのめり込んでいく。なんて幸せな読書だろう。こんな繋がり、偶然はあり得ないだろう、なんて、読んでいるときはこれっぽっちも思わない。そうさせる木皿さんの巧みさを、あらためて思う。

ナスミの死は悲しいけれど、人はそうやって通り過ぎていくもの。そして

「そこで生きた人の気持ちもゆるやかに失われていく」

死についての描写なのに、私の心も鎮まってくる。

誰かが見ていてくれる、という安心感は確かにある。それは亡くなった愛しい人であると思えば、なお安心する。ダイヤモンドの目をめぐるエピソードが巡り巡って安住したので、ホッとした。

[ 2020-07-28 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-03-05 ]

自分自身の死を実感する状況になったとき、果たしてどうなってしまうだろう。
悲しみの沼に溺れさせないように、ささやかな何かを託すことで誰かの道を繋げるなら、悔いは少ない、かな。どうかな。わからないけど。

私の記憶には、あのときのあの人、このときのあの子
が生きている。
「私」も誰かの記憶の中で生かされているのかな。

女性版 世之介っぽい、とも思った。作者さん違うけど。

[ 2019-03-21 ]

生きた後には必ずその人の生きた跡が残る。
誰かに投げた言葉は、
投げられた人の中で生きる。
誰かから何かを手渡された時、
その誰かにも何かを手渡している。

「私」側からしか見られないから気付かないが、
そうやってさざなみのように
人はつながってゆくのだな。
誰かから受け取ったものの大きさに驚いたり、それを愛でたりしながら、
生きていく。
悲しいことばかりでもない。
そういうものなんだ。

[ 2019-09-12 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-07-30 ]

小国ナスミ、享年43歳

主人公が危篤になって亡くなるところから、始まる。


生きていたときには、気づけなかった
大切な人の死や
こんなにもいろんな人に思われて惜しまれる
ナスミさんの人生に嫉妬した。

曲がったことが嫌いで、自分のためじゃなく
同僚のために上司を殴っちゃうような男前。

こんなに人を愛し、際される人生に憧れます。

[ 2018-06-09 ]

ナスミの死をを元に家族、友人、恋人たちの人生が関わっていく短編集擬きの小説。
ナスミが人柄が死後に周りの人の幸せに影響する。
読み始めは、展開がよく理解できなかったが、構成が理解できるとすんなりと読める。
生と死、読み方によっては深い小説と言える。

[ 2019-06-17 ]

一人の女性ナスミの死を迎え、家族や友達のナスミとの思い出や今思うことが綴られていくお話。

主人公と思われるナスミが、序盤で亡くなるというのは、私がこれまで読んできた話とは全然違う始まり。
ひとつひとつの章で何か得るものがあるような気がするが、さざなみのように、ゆるやかな思いのようで、ぐっとくるというよりも、なんだかポッとあたたかくなるような感じ。
読み終わった今、強烈に残るものはないが、なんだか心の小さな穴は埋めてもらえてもらえたような感覚。

[ 2019-04-04 ]

死にゆく人と、その周囲の人の思いを描く。大切な人が死んでも、自分の日常は続いていく。そんな当たり前の情景が、一人一人の気持ちに寄りそって描かれている。死ぬのは怖くないし、生きるのもそれほど悪くない、そんな気持ちになる。

[ 2019-01-10 ]

数年前のお正月にTVで見たドラマ『富士ファミリー』(大好きなドラマでした)
そのスピンオフ小説です。
ドラマが先にあったので、小説の登場人物たちも
主人公のナスミが小泉今日子さん、夫の日出男は吉岡秀隆さんそのまんまのイメージで読んでみましたが
もうこれが大正解でした。
小泉さん・・・じゃなかったナスミさんの話す言葉一つ一つがカッコよくて胸を揺さぶるのです。

人の死は普段の生活の中でタブーのように扱われるけれど、そんなことはないんだね。
人は亡くなってなお、人の心の中に甦り
今を生きる人たちの支えになりうるのだから。
人が生まれるのが祝福されるべきことならば
死だってそうに違いない。
この物語は私に色々な事を教えてくれました。

[ 2020-10-05 ]

第1話、第2話…と区切られ間隔が空けられているのが読みやすく、またドラマ仕立てのように感じ、タイトルの波紋も広がってゆく。

ふふと笑うところや頷くところも彼に見せるとあったのだけれど、私は流して読んでしまっていた。

[ 2019-08-30 ]

ナツミという人物がいかに、愛しく人間らしい人だったか、静かに胸に沁みてくる作品。1つ1つの出会いが、波紋のように心にひろがる。だから、このタイトルなのか…と途中で気づいた。

[ 2019-02-25 ]

富士山ファミリーのドラマを観たから、キャスティングを当てはめて読んでしまうが…ああ、良かった…いい物語だ。死に向かうナスミと周りの人々…泣いた、すごく泣いた…。

[ 2019-05-27 ]

心があったかくなる話。主人公の名前を何処かで聞いたことがあるような気がする。他の作品に登場したのだろうか。ある人を中心として周りの人達の物語が進んでいく。死んでなお影響を与えられる人はすごい。

[ 2019-09-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-11 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-26 ]

死とはつまり曖昧で、この世にいるものにはまだ体験したことのないものであり、だれも説明がつけられないもの。
しかし、誰もがこの死に向かって今も一日一日向かっている、そして死というゴールを目指して毎日を過ごしている。
ナスミのように、愛子のように、ジタバタ慌てずに”今”やらなければいけないことに集中するんだろう。
死が迫って来た時に後ろを向いて、今までやってきた足跡をみながら、こんなに上がってきたんだ!って胸を張って生きたい。だからこそ、今は前を向いて”今”だけを見なければ。

[ 2018-08-03 ]

物語の主人公は最初にいなくなってしまうので全く謎なまま始まります。
話しが進むにつれて、分かってくることはあるけれど、それは残された人達の物語。
もしかしたら生きるって思っているよりはいいことなのかもしれません。
人が死んだら悲しいのは当たり前です。
でもそこで全てが無くなるわけじゃない。
悲しいだけじゃないよ、と暖かい気持ちになれた気がします。

[ 2019-03-20 ]

いつも思うのだけど、木皿泉は特別だ。
何にも奇をてらっていない。難しい言葉を使うわけでもない。けれど時間や場所のイメージを喚び起こすていねいな言葉遣いとその視点の優しさは、これが作家の力なんだ。
録画したまんまの『富士ファミリー』を見なくちゃ。

[ 2019-12-11 ]

『生きとし生けるものが幸せでありますように』
『まだ生きているんだから』
『良い事も悪い事も受け止めて、最善を尽くす!』

いつも笑顔でありたいと思うけど・・・なかなか難しい。
今おかれている場所から逃げたいなぁって思う事もあるけど、いろいろ心に刺さる言葉があって、この本に出会えてよかった、そして読んでよかった。「まだ生きているんだから」「良い事も悪い事も受け止めて、最善を尽くす!」

[ 2019-02-03 ]

本編の主人公であるナスミ(なんて酷い名前だ!)が、癌により亡くなる。ナスミのそれまでの人生とその後に残された人々との繋がりが書かれた作品。
豪放磊落ともとれるナスミの言動に影響を受ける人々がオムニバス形式で続いていくが、多くの人が投じようしている割には以外と読みやすかった。
関わっていていく人々が前向きに生きていくのはいいね。
だけど、地味なんだよなぁ…

[ 2019-11-22 ]

ナスミの死の間近から始まる。
カラッとしたナスミの語り口から、じわじわと切なくなる。死に直面すると優しくなって、切なくなる。

それから皆の中に宿るナスミが描かれる。
おんばざらだるまきりくそわか(生きとし生けるものが幸せでありますように)、私がもどれる場所でありたい(支える立場へ)、(ナツミを)そっくりそのままあげる、うまくやんなよ。はたから見るとさざなみのような出来事でも本人にとっては越えれるかの瀬戸際。その時に背中を押して、乗り越えさせてくれる言葉。

そして光へ。
いのちがやどる、図書館の本を借りて返すような、の表現では唸った。

リンゴさんのくだりは笑えた。

[ 2019-02-18 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-05-27 ]

人は一人で生きているわけではないんだなぁと思った作品。ナスミが43歳で亡くなり、その周囲の人や子供の頃に出会った人や勤め先の知人など、ナスミの死によって色々な考えが巡る連作短編集。「死」を感じながらも「生きていく」ことに希望を見出しているさり気ないメッセージが登場人物の台詞にちりばめられていて、心にじわりと染み込んでいった。死んでも心の中で生きているってこういうことを言うのかなと思った。作者の味のある良い作品だった。

[ 2018-11-27 ]

ナスミの死から始まる物語。
その後語り手はナスミの周りの人達へと。
亡くなった後も、ナスミの様に人の心の中で生き続けること、とても素敵だと思った。死とは悲しみだけではないと思わせてくれる作品だった。

[ 2018-05-27 ]

どんなに愛おしい人が亡くなっても、残された人は生きていかなくてはならない。
残された人達の思いが切ない。
その人と一緒に生きていた自分がいたという事が支えになって、また生きていく。
死を見つめながらも心が癒される話の数々。

[ 2020-12-12 ]

木皿泉、すごい。
なんだろう、この心が凪ぐ文体は。

有り体に言えば、亡くなった人の回顧録な話なんだけど、
「THEお涙ちょうだい」な小説にならないのは、作家の腕なのだろうな。

13話と14話は秀逸!

[ 2019-08-28 ]

ある女性の死をもとに
周りの人々のエピソードを短編にて綴る。

短い文章の中に深みがあり、心を打たれる

[ 2019-03-25 ]

テレビで放送していたドラマ『富士ファミリー』とゆかりのある物語。
ドラマでは語られなかった生前のナスミさんの生き方がより強く伝わってきて良かった。

[ 2020-10-08 ]

何というか、すごく綺麗な文。すんなり頭に入るというか、描写が見える気がするというか。
自分にとっては、なのかもしれないが、こんなに疲れない文は初めてかも。

最初にいきなり沢山の登場人物が出てきたので、記憶力の弱い自分はメモらないとならなかった。ここだけはすんなり行かなかった、、、

読み進めていくうちに、ナスミを中心に話が一つ一つ繋がっていく。謎解きみたいで面白い。そして、引き込まれ、泣く。

木皿さんの本、他のも読んでみよう。

[ 2020-04-29 ]

自分の知らないところで誰かの人生に影響を与えている。
何かひとつ違っていたら、
こんな時あの人は何て言ってくれるのだろうか。

[ 2019-04-06 ]

主人公がいきなり亡くなってしまうところから始まる物語というのも斬新な気がする。
それでも、ナスミの周りにいた人たちが語るエピソードからナスミの人となりがしっかりと伝わってきて、あったかーい素敵な作品だった。

[ 2018-10-06 ]

とっても好き!全部で14話。第1話は癌になり43歳という若さで亡くなるナスミが主人公。今まさに死にゆくシーンで話は終わり、第2話からは、ナスミに関わった人たちの物語になる。生きることも、死ぬことも、尊いな、と思わされる。何気ない日常に感謝したくなる、大切な人の帰る場所でありたくなる、そんな物語だった。

[ 2018-05-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-25 ]

TSUTAYAで見つけ、何回かタリーズコーヒーに通って読み終えた。
この本、読み終えてから、新聞や雑誌などの紹介欄でたびたび目にした。
評判もすこぶる良い。
著者の「木皿泉」さんは、夫婦二人の名前で、二人で1冊の本を書いているとか。
初めて読んだ著者だ。
ごく普通の、なんということない40代だったかな? 女性が亡くなって、彼女がかかわってきた人々が、かかわりについて回想する。
飛びぬけて大きな事が起こるわけではないが、第三者の目を通して見ると、人間一人の人生って、なんとも劇的だと考えさせられる。

[ 2018-11-25 ]

43歳でナスミは癌で亡くなった。
冒頭、第1話がナスミの亡くなるシーンで、これからどうなるの?と思いながら読み進ると、そこから先はナスミの生前関わってきた人達の今が描かれる。

それぞれのナスミとの思い出は小さなことでも、ナスミが与えた影響は大きく、尊い。

日出男は「と」の愛と再婚し、「ッ」の光の父となる。
好江は編集者となった加藤由香里の元で本を出版する。

ナスミの同級生ナカムラとその妻利恵の話が好き。

木皿泉さんの話は、胸に深く残るのに、その気持ちを言葉にするのがとても難しい。
とても好きな作品でした。

[ 2020-11-30 ]

日常と死。木皿泉さんの本は読むと今を大切にしたくなる。
一生懸命自分なりの素直さで生きていくことが周りの人達の幸せをつくることにも繋がるのだなと思った。亡くなってからも、その生き方が人を幸せにさせる。

[ 2019-12-29 ]

人の命には限りがあるが、命を受け継いで人は生きて行く。終わりなき命のリレーの一瞬に、自分は生きている。
生きる意味や存在理由を考えるより、今を生きるために何を考え、誰を想うかを意識すべきなのかもしれない。
命の営みは、さざなみのごとく…

[ 2019-09-22 ]

もういいやという気持ちと、まだ生きたいという気持ちが陣痛のように行ったり来たりする…という表現がとても印象的。
帯にもある「なんだ、私、けっこういい人生だったじゃん」を追いかけていく物語なのかなと感じた。産まれて、生きて、死んで。出会って、過ごして、別れて。それがずっとくり返されて、世界になるような。優しいと悲しい。うれしいとさみしい。幸せと孤独がさざなみのように押し寄せてくる、不思議な引力のあるお話。

[ 2019-09-07 ]

章ごとに違う人物の視点で書かれていて、物語の時間の流れが一部重なっていたりして面白い。それが世代を超えて、ダイヤモンド

[ 2019-06-29 ]

人の命は繋がってゆく。嫌なことがあってもいいことがあっても、悲しいことがあっても嬉しいことがあっても、流れながら続いていく。いなくなっても、見えなくなっても、続いていく。宿って受け継がれて思われて、次の人に続いていく。

人は、自分で思うよりはるかに多くの人に影響されて影響して、繋がりながら生きているんだと感じた。

遺された日出生さんの心許なささがよくわかる。大事な人を亡くしたら、その人との思い出は自分だけのものになって、自分が忘れたらその思い出はどこに行くんだろう、自分を自分たらしめていたものがなくなるような不安。
でもたぶん、自分が忘れたとしてもそれはなくならない。然るべき時に然るべき場所で、誰かが思い出させてくれるものなんだ。そう信じたくなった。

[ 2019-07-27 ]

大切な人が亡くなっても、何事もなかったように世の中は進んでいく。そんな当たり前の日常が描かれた作品です。
ただ、そんな当たり前の日常は、彼女がいたからこそ描かれた日常なのだと、確かにそこにいたのだと感じ、心が温かくなりました。

[ 2019-09-01 ]

人も気持ちもいつかは失われていく。
同じものはひとつとしてない。
だからこそ、今を一所懸命大切にして生きていく。

[ 2020-07-08 ]

もうちょっと、ディープに横の繋がりがあれば、あれ?あれ?って何度もページを行ったり来たりして、本ならではの想像の世界を広げられたのにな、って思いました。
ナスミと言う名前も、名前の由来に特にディープな伏線とかも無く、大して膨らまず。
ナスミの実家も、せっかくなので、もっともっと細かく書き込んでくれたら、もっともっと愛着をもって読者も家族の一員みたいに引き込まれて読めたかな、と。
読み進める内に、なるほど!って少しずつ状況が見えてくる感じがとても面白かったので、あっさり読む事が出てしまったのがもったいなくて。
ナスミさん、素敵な人だったんだろうな、だからもっと知りたいなって思ってしまって。
更に煮詰めたやつがもし出たら、流れは分かっていても、また楽しく読んじゃいます。

[ 2018-06-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-27 ]

とても読みやすい本でした。ナスミの死とそのまわりの人達の話。ナスミがいかに素敵な人だったのかが伝わってきた。一生懸命生きてきた人だと思う。

[ 2018-07-22 ]

これこれ、こんな本が読みたかった。
以前NHKの年末だか年始だかのドラマ「富士ファミリー」の小説版。観たいなと思いながら録画する暇もなくて、再放送ないかなと期待してたんだけどなさそうだしと思ってたんだけど小説になっていた。
小国ナスミ43才が癌で死ぬところから話は始まる。死を目前にしながら悟りを開く様に死を受け入れる。年代的に直面する人が多くてイタタタタと思うこともあるけど、こんなふうに受け入れるとかえって楽になれるのかな。
その後家族、友人、関わりのあった人達がナスミの死を受け入れ消化する(昇華?)、それぞれが前に向かう。
いい話だった、でも細部をもっと味わって読めば良かった。だから再読しようっと‼
NHKもう一度ドラマ放送して

[ 2018-06-15 ]

昨夜のカレーと続けて読んだ。新たな話の主人公が前出の話の脇役であるパターンがあり、それも面白いのだが、けいすけが出てきて、あ、これはタカラの同級生かな?と思ったら、それは昨夜のカレーの方か、とか少し混同したりしながら、楽しく読めました。

小説も終わるまでは評価できないといつも思うけれど、人間もまた然りで。死ぬことで一定の評価ができるのかもしれない。それによって物語が起動しているような。

死ぬまで評価されないのであれば、なんにせよ続けなければいけないのかなーとぼんやりと物思いに耽る。

[ 2018-08-25 ]

ナスミを通して関わった人たちの過去現在そして未来の物語。人は死んでも記憶の中で繋がっていくんだなぁ。人の記憶に残る人生でありたいなぁ、と思います。

[ 2019-02-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-11-01 ]

正直とてもシンドイ本だった。
たった15ページ(第1話)を読むのに、日をまたいでしまった・・・
「タイム」が多すぎて。




ぼちゃん・・

意識が途切れる
最後の最後に
俺のあいつは
何をいったんだろう・・


三姉妹の真ん中、主人公のナスミが自由奔放に生きた後、癌に侵され最後の時を迎えるところから始まる物語。

2話目からは、登場人物「それぞれのナスミ」が短い物語になっている。

◯日出男・・ナスミの夫。
人を文字に例えるナスミ。
「ガ」と「キ」の夫婦。

◯鷹子・・三姉妹の長女。
鉛筆削りを井戸に見立て、どちらの井戸が深いかを争った。
「ぼちゃん」という音が早く聞こえた方が負け・・。
今際の際、なつみの最後の言葉が優しくて、そして切なかった。
自分の貯金を下ろしナスミの東京行きの資金に。

◯月美・・三姉妹の末っ子。夫との生活、義母の嫌がらせに倦んでいる。
「生きとし生けるものもの」の意味・・

◯笑子・・ナスミの父方の叔母でナスミの名付け親。ナスミの最後の頼みで台所の柱の目にダイヤを埋める。

◯和枝・・ナスミの母。ほぼ1カラットのダイヤをナスミに残す。

◯中村清二・・中学時代にナスミと家出を画策するもすっぽかされるが、何故か清二が日時を間違えた事に。床屋の後継ぎ。

◯中村利恵・・清二の妻。高校時代の友人が画家としてデビューしたのを知り、自分の日々繰り返される日常に恐怖を覚え家出を図るが、駅で家出するナスミにバッタリ会う。

◯加藤由香里・・ナスミの東京時代の同僚。上司との不倫の末、騙されて堕胎される。その上司の送別会で我慢出来ずにブン殴ったナスミは歯を折り、治療の為母の指輪の台を売る事に。
現場で上司側についてナスミを裏切った由香里はナスミを避けるように。

◯愛子・・兄がナスミに貸した金の返済を毎月受け取る事になり、次第にナスミを知り惹かれて行く。後に日出男の後妻になり光を生む。

◯好江・・ナスミの職場の仲の良い先輩。暴行現場ではやはり傍観者に。拾った歯をナスミの死後も持ち続ける。後に出版社に勤める由香里が絡み本を出版する。
毎回止まるエレベーターの
「五階です」に・・・

◯樹王光林・・ナスミの愛した漫画「ホドコシ鉄拳」の作者。鷹子がナスミの為に物語の結末を聞きに行くが・・




あら?・・
そういえば、ナスミが愛子の兄に200万もの借金した理由って何だったかな?
書いてあったっけ?



追記
冒頭の、多過ぎた「タイム」とは、涙で文字が読めなくなって、中断するしかなかった・・・
というしょーもない話

[ 2019-01-05 ]

あの「昨日のカレー、明日のパン」の作家さんの5年ぶりの小説。
なんと、主人公が亡くなるところから始まります。
「亡くなって生き返るパターン?」と思いきや、
主人公ナスミが生前にやってきたことが、残された人たちの人生に思いもよらない奇跡を引き起こす、という小説です。
 もう第1章から涙・涙、で、最後まで感動の涙が止まりませんでした。
「死ぬっていいのもいいな、生きるっていいのもいいな」
と思わせる小説です。

よく「他者貢献しなさい」というけれど、なんとなくピンときてなかった。
たとえ目立たない人生でも、ナスミのように本音で「ガ」と生きることが知らないうちに人に「貢献」を与えていくんだなあ、と感じさせる小説です。

木皿泉さん、なんと1人ではなくご夫婦なんです!
ご夫婦で小説を執筆するってどんな感じなのかなーー?

[ 2018-10-17 ]

まだ死んだことがないので、ほんとにナスミのように息を引き取るのかもわからない。どんなことを考えて、何を思い出しているのかも全く分からない。
しかし「ぽちゃん」に、は思わず笑って、泣けた。

 ナスミをめぐる人々の中では、第十話の愛子の段が一番残る。
愛子の、飛び降りろと言われた体育館、湖のように静かだったあの床、「なんだ怖くないじゃん」と思った記憶。
飛び降りろ、ではないが自分にも確かにこんなことがこんな思いがあったなあと感じる。
ナスミの周囲の人々それぞれの経験や想いにはどこか「おんなじ」と共感できるものがあって、木皿泉はそうした情感を掬い上げるのが上手な作家だなあと思う。

 内容は忘れても、読んだ幸せな記憶は残る、そういう作品だ。

ただ、ナスミみたいなやつってもしそばにいたらけっこう嫌かも。
 
ちなみに『すいか』は自分史上最高に好きなドラマだった。

[ 2018-08-03 ]

ドラマの『富士ファミリー』がよかったので読んでみました。ナスミさん素敵です。こんな生き方ができたナスミさんに嫉妬すら覚えますね。

[ 2019-07-31 ]

人が死ぬ話も、色んな登場人物の視点から語られるというストーリーのつくりも、ありきたりなのだけど、でも他とは違う。すごくおもしろかった。もっとゆっくり、静かな場所で、じっくり読めばよかった。こんなふうに死にたい、というか、こんなふうに生きたい。

[ 2019-02-27 ]

途中まではとっても好みで楽しく切なく読みましたが、途中からちょっと違うかな?と思ってしまいました。書きすぎ感がありました。

[ 2018-09-17 ]

死んでしまった本人と、周囲の人の短いお話がちりばめられているけれど 
時間は確実に流れているんだなぁというのが実感。
存在感のあった人であればあるほど喪失感は大きくて悲しみはずっとあるけれど
残された人達は生きていかなきゃいけない。そうやって苦しみながらも紡がれていくのが人生なのかもなぁ。

[ 2019-05-12 ]

登場して割とすぐに死んでしまう主人公なすみ。
残された周囲の人々の視点から彼女の人柄が浮かび上がってくる。
家族は少々不思議な集まりで、普通だったら家族として一緒に生活することはないような間柄だったりする。
その彼らを繋ぐものは何なのだろう?
そんなことを考えながら読んだ。
なすみは、母がなすみにと残したダイヤの指輪をいらないと庭に放り投げたりする。
そして許せない会社の上司を殴りつけたりする。
(自分のためではない)
そういう性格というのは豪放というのかな、
無意識だけど、物よりも保身よりも、まず自分の感情を大切にするというのは何か凄く豊かで強いことなのではないだろうかと思った。
我が身を振り返ると、自分は随分けち臭い人間だ。

[ 2018-04-21 ]

2018.3月。
NHKでやってた新春ドラマ「富士ファミリー」の話なのか!これはもう絶対いい。木皿さんの描く死と生は、悲しいけど優しくあたたかい。救われる。

[ 2018-06-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-28 ]

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[ 2018-06-09 ]

ナスミというひとりの女性を軸にさまざまな人たちの不思議な縁やつながりのお話。普通に暮らしていても辛いこと寂しいこと悩むことがあって、その中で小さな幸せやサトリのようなものをみつける登場人物たち。読んでいるほうもほっこり幸せな気持ちになる。

[ 2019-01-24 ]

ブクログレビューを眺めると、この手のお話が心に沁み入る人と全く受け付けられない人がいるようで興味深いです。初読みの作家さんでしたが、幸い私は前者でしたので「昨夜のカレー〜」の方も読んでみたいと思います。

[ 2018-09-15 ]

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[ 2019-02-12 ]

主人公のナスミとナスミの人生に通りすがったいろいろな人の人生が語られます。その一つ一つがとてもいい話です。そして、さまざまな大切なことを教えてもらいました。繰り返し読みたい小説です。

[ 2019-11-19 ]

しんに、感動した、ってこういうことだな。 
宝物のような言葉や場面が沢山あって、まとめようと思っても収拾がつかない(ので別のメモに残した)。

おんばざらだるまきりくそわか、
生きとし生けるもの全てに感謝を。
人はそもそも一人きりで交わらない、だからこそ、ふと交差した人にも、出逢いに感謝し丁寧に温かく接したい。
それがさざなみのように人の生に影響して、それがまた去っていくのだろう。
本の見出しに添えてあるイラスト。

命がやどること。それは図書館の本と同じで、誰のものでもないのに、読んで、何かを受け取るとその人だけの本になる。
この本買おうかと思ったけど、軽く手に入れちゃダメなような(図書館の予約待ちで9ヶ月待った!)、買わずに頭の中に留めておきたいような、人に渡さななきゃいけないような、不思議な気持ちになる。(作者は購入して欲しいだろう笑)

史上最高に好きな「すいか」の作家、木皿さん。凄すぎる。頭の中で自然に映像化される印象的な場面のなんと多いこと。
生と死を強くイメージさせる作品だったけど、最近そんな経験をされたのかな。。

実写化するならここはやはり小泉今日子にナスミ役をやってほしいと思った。
そして、白いフィルムケース、ウチにもあるから探してみよう!

[ 2019-07-28 ]

はじめは、なんじゃこりゃ・・・ってのらなく読んでいたけど。
4話目?5話目??あたりから、ぐいぐいひかれていった。
何がいいかはよくわからないけど。

ただ記憶には残らないかもなあ。

[ 2019-06-30 ]

富士山の見える病院で桜の花が終わる頃、ナツミは癌で死んでしまう。様々な人にさざなみのように、生きていた余韻を残して。
読み終わり、じわじわとナツミが、目の前に現れてくるようです。非常に良いお話だと思います。

[ 2018-08-14 ]

とっても暖かいお話(*'ー'*)
人がその一生を終えた後の、周りの人達の変化。
故人への想いや故人の想いを丁寧に片付けて思い出にして進んでゆくお話です。
実際は進めない事の方が多いし、受け入れられるものでもないんやけど、旅立つ側も遺る側もこんな風に送られたら、こんな幸せな事はないなぁと思いました。
なく準備をして読んでくださいw

他の方のレビューを見てたら、ドラマもあったそうで。
唐突な事もあったんやけど、ドラマとリンクしてたみたいでw
それで納得できました。

[ 2019-09-12 ]

Life goes on. 寄せては返すさざ波のように人生には些細な事(直面している時は大波だが)が色々起こる。情けは人の為ならずだが、自分のためだけでもなさそう。

[ 2019-03-09 ]

冒頭にいきなり主人公が亡くなるというこのオハナシ…。
いきなり亡くなる主人公ナスミの最期の記憶と、その後の周りのみんなの暮らしが描かれる。
どこにでもいそうな、ちょっと男前で変な名前の女子の人生をかいつまんだようなストーリー。
多分、全ての人の人生はこんな風にドラマチックにできてる。はず。
それなら全ての人が「私は私で良かったんだな」と思って最期を迎えられるならいいのにな。

ナスミと日出男が病室で人を文字になぞらえて遊ぶシーンが何気なさすぎて、ちょっぴり切なくて大好きだった。

[ 2018-07-13 ]

1話目の最初の主人公はいきなり死んでしまいます。でも2話3話と読み進めるうちに、姉妹や夫、友人知人らの思い出から死んでしまったナスミの輪郭がだんだん見えてきます。その出来事はどれもほっこりして切なくて、でも悲しくはない。ナスミは43で死んだのだけど、ちゃんと近しい人に残せているすてきな生き方だったのです。さざなみのように感動が押し寄せてくる、涙腺ゆるむこと間違いなしです。

[ 2019-12-20 ]

我が地元が誇る味噌屋さん『株式会社米五』様が会社独自で行なっているのが、社員の読書習慣をつける為にと初めた、本屋大賞ノミネート10作品の中から発表に先駆けて独自に大賞を出す『みそ屋大賞』。これに選ばれたのがこの作品。
この取り組みは非常に良いなあと凄く感心しております。よし、それでは弊社主催の『いんさつ屋大賞』をパクろうと思いましたが、本を読むのは私だけでした。本当にありがとうございます。
で、本作ですが、えーと、まー、何と言うか中身が薄っぺらい。泣かせる本と謳ってますが、違う意味で泣かせられました。即メルカリへ。
43歳と言う若さで癌で亡くなった小国ナスミと言う女性を中心にその周辺のサイドストーリーを14話のオムニバス形式書かれており、ま、読んでみると、これらが全て繋がる訳ですよね。あるある。
そもそもこの小国ナスミと言うキャラ自体が生理的に1番嫌いなタイプで、まずそこでガスター10H2ブロッカー発令。
その周辺もいい人過ぎで胡散臭くて消臭力噴射。
ま、フィクションなんですから嘘でいいんですよ、ただ名作は、嘘で有りながら真実を思わせる筆力と言うかストーリーというか、全く感情移入できないわこれ、本当何と言いますか、ま、軽くて泣かせやろうかな感が半端ない、泣くか!そんなもん!泣くのはみそ屋ぐらいや!
漫画『ウロボロス』の方が泣けるわ!

『みそ屋大賞』は本当に素晴らしい、是非続けて下さい!

[ 2019-06-16 ]

普段は深く死について考える事って少ないけど、死は案外身近にあって、人はあっけなく死んでしまう。確かに悲しい事だけど、死んでも誰かの心の中で生きていられたり、また新しい命に繋がっていくと考えると悪くないのかも。

[ 2019-08-19 ]

「昨夜のカレー、明日のパン」に星5を付けるくらい好印象だったようですが、全く覚えておらず初見の作家さんのつもりで読みました。
出会いの輪がナスミを中心さざなみのようにに広がっていくさまを十分に楽しむことが出来ました

[ 2020-12-02 ]

癌で病床に臥せているナスミが主人公。かと思いきや、連作でナスミの周囲の人々がそれぞれ語り部となって話が進んでいく。
周囲の人がある出来事を乗り越えたり、向き合ったり、影響されたりしながらも、日常を過ごしていく姿が丁寧に描かれている物語です。
号泣はしなかったけれど、ジーンと来ました。

[ 2018-05-23 ]

すごくすごくやさしい物語。
身近な人を亡くしたばかりなのですごく救われました。ひととひととのつながりはなんてあたたかくやさしいものなんだろ。

[ 2018-07-12 ]

この人の本は易しい言葉で胸をえぐる
いえあくまでも前向きに
ナスミの死を抱えて身近な人たちが自分の生をそれぞれに生きる
時系列の組み立て方がうまいなあ
なんて優しいのだろう
≪ あの人は 宿り去りまた やって来る ≫

[ 2018-07-11 ]

初出の記載なく書き下ろしか

おんばざらだるまきりくそわか
「生きとし生けるものが幸せでありますように」という千手観音の真言らしい

40代でガンで死んだナスミと、彼女の清々しい生き方に触れた人びとのナスミへの思いが14話になっている。
姉の鷹子、妹の月見、夫の日出男、大叔母の笑子、中学の同級生清二、6歳のナスミを誘拐しかけた佐山、同僚だった由香里と好江、清二の妻利恵、日出男の後妻になる愛子、その子光。
みんな素直に生きていくことを肯定されている。

読んでいると、自分が死ぬ時のことを考えてしまい、目は活字を追っているのにさっぱり頭に入ってこなくなることが何度もあった。こういう優しい物語はいいなあ。

[ 2019-10-11 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-28 ]

小国ナスミ,享年43。亡くなってしまった彼女はもう何もできない。でも彼女から何かが広がってゆく―さざなみのように。生きているときには知ることのできなかった目に見えない何かが,家族に,友人たちに伝わってゆくお話。

[ 2019-08-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-06-14 ]

誰かの「死」は
怖いもの、寂しいもの、悲しいもの
それも間違ってはいないけれど
もっともっと大きな目で捉えれば
きっととても「大丈夫」なことだと
この本が教えてくれた気がする
忘れないでいたいな

[ 2018-08-23 ]

2018/08/23
富士ファミリーは見てなかったけどググってキャストをみて想像して読みました。
何回泣いただろう、10回は泣いてしまったかな。

図書館で借りたけど、買って何度も繰り返し読む本の仲間入りになりました。

[ 2019-07-19 ]

ひとりの女性が亡くなって周りの人たちのそれぞれの物語の短編集
ひとがなくなったあとも残されて人にはそれぞれの人生があって生命が続いてゆくことを優しい視点で描いている。

死んでしまったナスミがとても魅力的だった。

[ 2018-05-07 ]

NHKで放送されたドラマ「富士ファミリー」の登場人物であるナスミさんの死とナスミさんにまつわるエピソードが描かれています。

「よことも悪いことも受け止めて、最善をつくすッ!」

(もう、戻りたい気持ちはなくなったんですか?)
「今はね、私が戻れる場所でありたいの。誰かが、私に戻りたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの。」

木皿ワールド、大好きです!

[ 2019-05-24 ]

ドラマ「富士ファミリー」の話だとは知らなかった。

ナスミが亡くなるシーンが冒頭で書かれていて、どういうこと?と思いながら、いつの間にか一気読みしていた。ナスミに関わった人々が地味に丁寧に描写されていて、心に沁みた。
「よいことも悪いことも受け止めて、最善をつくすッ!」
木皿さんの他の作品も読んでみたい。

[ 2020-10-15 ]

2020夏の文芸書フェア

所蔵状況の確認はこちらから→
https://libopac.akibi.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2001010705

[ 2020-11-14 ]

誰しもみんないつかはこの世からいなくなる。
そして、少しずつ忘れられていく。
それでもかけがえのない思い出を作りたいし、たくさんの人と関わりながら、楽しい日々も悲しい日々も全てが素晴らしい出来事だと思って、いつ終わるかわからない人生を生きたい。
人と人は繋がっていく。
そういう人生の大切なものを思い出させてくれる優しいお話。

[ 2020-11-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-12-27 ]

すごくすごく、心にすうっと入ってくる作品。独特のセンスに脱帽。片桐はいりの解説も含めてとにかく素晴らしい、2020年ナンバーワン小説。解説読んで、たしかに今生きてるのは誰かの死んだ後の世界で、死んだら私たちは先に死んでいったたくさんのOBの仲間入りをするだけで、私が死んでも私の言葉や血は誰かに刻まれて、そして世界は私が死んでもずっと進み続けて、まあ私が生きていた時間ってもぐらたたきみたいにひょこっと出てきた瞬間から始まって死んだ瞬間にもぐるみたいな感じかもなーなんて。私が生きてもいなくても世界が困ることはないけれど、でも世界にとってちょっとでもプラスになるような、そんなナスミみたいな人間になれたらいいなと思う。

私、冷たい人間なのかな?
そうじゃなくて
そうじゃなくて、本当に大切なものを失ったときって、泣けないんじゃないかな?
じゃあ、いつ泣くのよ?
あれは大切なものだなぁと、後から思った時に泣けるんじゃないの?

なんで私、ナスミさんじゃないんだろう
じゃあ、そうすれば
そんなことできないじゃないですか
できるよ
自分でそう思えばいいじゃん。いいよ、あげるよ。そっくりそのまま、あげる。ほら、落語家とか名前継ぐじゃない。あれと同じだよ。盗めよ。

私になりたいなんて、そんな人がこの世にいたなんて思ってもみなかったよ。私は私でよかったんだね。最後の最後に、そんなふうに思わせてくれて、ありがとう

光は、その後、父に抱かれ、母に抱かれ、もう一度、ばぁちゃんに抱かれた。みんな違う匂いだった。みんな違う柔らかさだった。でも、みんな同じように優しかった。光は、こういうの何っていうんだろうと思った。
しゅくふくだよ
やどったから、しゅくふくしてくれてるんだよ
やどったって、何が?と光は心の中で聞いてみる。
いのちだよ

自分にしかわからないものが、この世にはあるんだと、光は宿題をしながら気づいた。それは、とてもさびしいことのように思えた。さびしいけれど、宝物だな、と思った。

私たちが今しゃべってるこの世界だって、今現在生きてる人より、これまでに生きて死んだ人の数の方があっとうてきにおおいわけじゃないですか。そりゃもう比べものになんないぐらい。この世ってそんな数えきれない、天文学的な数の人たちが生きて死んだ後の世界なんだ、って、この本をぱたと閉じた瞬間ハッてなって、その人たちの吐いた息とか気配が残ってるって思ったらもうたまらなくなって、思わずむしゃぶりついちゃったんですね。

[ 2020-07-14 ]

やさしい物語である以上に、時代背景の勉強になった思う。出産のシステムとか今とはぜんぜん違うみたいだ。

[ 2020-05-20 ]

ドラマチックな展開ではないけれど、いろんな主人公がいて、すべて繋がっている。
わたしも死ぬときに、誰かに思い出してもらえるような、誰かの背中をそっと押せるような、そんな人生を送りたい。
小さなダイヤモンドがきらりと光る、そんなお話。

[ 2020-05-17 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-04-18 ]

「いい人生とは誰かの心に残ること」

いい人生とは何か分からないけど、誰かの心に残るそんな人生を送りたいと思った。
影響を与えるなんてそんな恩着せがましいことは言えないけど。でも生きている意味を残したい。
それすらも無意味なのかもしれないけれど…

死を色々な角度から見た作品。

[ 2020-02-17 ]

ーーぽちゃん

ナスミが癌で亡くなる場面から始まる。

そこからナスミと関わってきた人たちで紡がれる物語。

人は亡くなっても、その周りの人はその人の影響を少なからず受けながら、時に見守られていると感じながら、着実に生きている。
それこそ人と人の関係は、さざなみのように、合わさり、交わり、離れながらも、緩やかに変化していくんだなって思った。

それは寂しいことのようだけど、だからこそ日々が愛おしくも感じる。
そんな当たり前のことを気づかせてくれる、優しい一冊。

[ 2020-06-26 ]

遺された人達の方に視点を向けられているのは中々無いので新鮮で面白いと感じました。遺された方々のお話を通してナスミさんの人間性や魅力がじんわりと伝わってきました。
人は亡くなっても誰かの心の中で永遠に生き続けると、作品全体を通して教えてくれるような、暖かい物語でした。

[ 2019-11-19 ]

内容をみて、悲しいかもしれないカナ?と思ったけど、
前をみた、なんとなく、温かいお話だった。

自分がもし今死んでしまったら、
ナスミのように、
私の事を思い出して、
ふりかえってくれる人はいるのかなと、
ふと考える1冊でした。

[ 2020-05-10 ]

43歳のナスミはもうすぐ死ぬ。ナスミはどんな人で、今までどのように人々の人生に組み込まれてきたのか。ナスミの視点の他、ナスミの家族、夫、友人の視点で語られる。
死はとても悲しいことではあるが、死ぬまでの間に関わってきた人々、そしてその人達にどう影響し、どう覚えられてるのかを振り返ることで、なんていい人生なんだと思わせてくれる温かい物語。どこにでもいるような普通の人で、何もドラマチックなことなんてない人生でも、小さな思い出がたくさんあり、みんなに少しずつ覚えててもらえる。
普段の小さいやりとりを愛おしく大切に思える気持ちになる話。

[ 2019-08-16 ]

人生の終わりは誰にでも訪れるもので、常に自分の近くに漂っているもので、生と死を悲観的にではなく美しい人生として考えさせられる本でした。
作中である女性の死を中心に、その人の人生を出会った人々の目線から描写することで、人生って素晴らしいなと思わせてくれる。
途中、若いときに亡くなってしまった親友を思い出して涙がでてきました。
言葉がその人と重なり、背中を押されているような気持ちになり気がついたら涙が出ていました。

[ 2019-04-14 ]

姿は見えなくても 彼女の気配や思い出は今を生きている 彼女が亡くなってからの物語ではあるが 哀しいより 彼女が一層生き生きと蘇ってくる 不思議と元気が出る本です

[ 2019-05-19 ]

短い人生だけど、色濃く生きた主人公。その影響を受けた人々の話。なんか、心にグッと来るものがありました。

[ 2020-07-19 ]

ナスミさんの死から少しずつ派生していく連作集で、号泣ほどではないですが涙がこみ上げてくる場面が多々ありました。

とても不思議な縁を結ぶ方な印象が強かったです。じんわりとくるお話でした。

[ 2019-04-14 ]

43歳で亡くなった女性の物語。
1章目は自分の視点。2章目からは家族であり、友人でありの視点で書かれている。
とても、とても心温まる物語。

[ 2019-04-05 ]

ナスミの言葉が、いつまでもみんなの中に生きていると思った。
彼女を思い出す人たちの心情は、さざなみの様に穏やかだった。
一番印象的だったのは、愛子。
ナスミみたいに、ではなく、ナスミ自身になりたいと思うほど憧れる姿。不器用な程に自分に素直で、周りに愛されていたナスミの人間像が一気に膨らんだ。

自分も『いい人生だった』と思えるくらい、大きく笑いながら生きたい。
穏やかな気持ちになれる本でした。

[ 2019-02-17 ]

主人公をとりまく人それぞれの目線で語られる、主人公との生前の物語。優しくて温かい思い出の数々。

死の直前、私はこんなにも周りのことを考えて周りのために生きられるだろうか。
死後、私の思い出はどのように語られるのだろうか。
今の苦しみを乗り越えて、「なんだ、私、けっこういい人生だったじゃん」そう思えますように。

[ 2019-10-15 ]

めちゃくちゃ素晴らしい連作短編
ひとりの死を軸に 彼女に関わった人たちの人生を描いるけど
ひとつも予定調和がなくて
本当に人生を感じた

大切な人の死に立ちあっている誰かを 救うかもしれない
と思う

BUMP OF CHICKENの唄に似ていると思った

[ 2018-12-17 ]

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[ 2020-05-25 ]

‪さざなみのよる 木皿泉‬
‪一本気で、悪には真っ向から立ち向かうナスミ。
彼女が亡くなったあとも、彼女の行動や言葉が周りの人たちの背中を前向きに温かく押す。‬
‪序盤から悲しくて読めないかなと思ったけど、全然そんなことなくて、温かくて優しい本だった。‬

[ 2019-08-13 ]

主人公が癌で亡くなくなってから、周囲の人物の視点から主人公の人となりが表されている。主人公は自分勝手なようで他人を大事に思う性格

[ 2018-10-29 ]

少しの出会いでも自分の人生に影響を与えられたり、与えたりするのだなー。
さざなみのようにゆっくりと人から人へ伝わっていくということだろうか。

[ 2020-01-16 ]

2019本屋大賞ノミネート 
富士山麓で地元で贋コンビニと呼ばれている商店を営む家族、両親を若くして亡くした三姉妹次女ナスミは43才の若さで癌で亡くなってしまう。夫、姉、妹、叔母、上京していた時の勤務先同僚、高校時代の同級生などがナスミの思い出から彼女から背中を押して貰い前向きになってゆきます。

[ 2019-07-15 ]

失うことで初めて、どれだけ影響を受けていたかに気づく。
その気づきを重ねることが、生きていく意味なんだと思う。
お別れはとても悲しいけれど、だからこそ私たちは生きて、そして死んでいくのかとしれない。

[ 2020-02-14 ]

読み進めるうちはじめは、
ナスミの言葉が胸にささるのは、ナスミが死んだから?
それとも、
ナスミが生きていても、ナスミの言葉が胸にささるのか?って、すこし考えたりしてわからなかったけど、
読みおわって思った。
ナスミは素敵な事を言ってる。うん。

[ 2018-09-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-08-11 ]

後からわかる、その人が何を残したのか
それは見えないものだけど、心の中で大きな支えになるのではないでしょうか

最初に読んだ1話と全部読んでから再度読む1話はきっと感じかたが違うと思い、読み直してしまいました

今どんなに幸せか、1日1日を大切にしていきたいと思わせられる作品でした_φ(・_・

★4.6 2019/8/11 読了

[ 2018-09-13 ]

2018.9.13読了
☆3.2

テレビで東出昌大さんがおすすめしていたので図書館で借りてみた。
短編集っぽい構成で読みやすかったが、期待値が高すぎたためか、まずまずだった。

[ 2018-08-08 ]

後からじんわり来る。人によって思うことは少しずつ違ってて、同じ人に対する気持ちも違ってて、死んだ後にただ泣いてもらえたら本望だな(ヽ´ω`) 死ぬのも生きるのもそんなに変わらないよって言われたら、色々怖くなくなるね。

[ 2020-02-09 ]

図書館で予約していたのが去年の8月だったので、すっかり忘れていました…。
人が死ぬのってめちゃくちゃ怖いし嫌だけど、でもナスミさんはめちゃくちゃかっこいいなぁ。
こんなにも周りの人の心に残れるかっこいいナスミさん。
私が死んだら、どれくらいの人が思ってくれるのだろうか…。
自分自身も後悔しないように生きなきゃいけないし、周りの人にも何かを与えられる人間になりたいと思いました。

[ 2019-05-28 ]

誰かの死が、誰かの生をつくる。コンセプトは、君の膵臓を食べたいと同じ。魅力は、ナスミの方が深いかな。こうやって人は生を紡いできた。自分も誰かの生をつくれるのなら、死ぬのも怖くなくなるかも。

[ 2020-07-06 ]

こういう連鎖は良いね。ただし薄いと言うか何と言うか、心に刺さるものは無かった。個人的には昨夜のカレーのが好み。

[ 2019-11-25 ]

若くして亡くなると、周りの人の人生にいろいろと関わってくるのはわかる。特に、主人公のようないい意味頑張った人だと余計にそうなるよなあ

[ 2020-11-16 ]

「ぽちゃん」

若い人が亡くなる話。それだけでもう、ずるいほど悲しすぎる。
1章目は涙が止まらなかった。

ナスミの死を「水面に投じた小石」、
その情報や思い出・影響が伝播していく様子を「さざなみ」に見立てている。

ナスミに限らずきっと誰でも、「さざなみ」の中で生き、さざなみを立てて死ぬのだ、そう思っただけで怖さ・悲しさが和らいだ。

ラストは、とある人物が山を下っていくシーンで終わる。
山を下り、坂を下り、きっとどこかの水辺で「ぽちゃん」と波を立てるのだろう。

[ 2018-09-08 ]

人はいつか死ぬのだから。なすみみたいに色々な人に影響を残せると生きた証みたいになるけど死んだらどうでもいいかな。

[ 2018-10-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-02 ]

一人の女性が癌で亡くなる。その女性が生きていた時の話や彼女が残していったものなどが短編的に描かれており、彼女がこの世に残していった命のバトンが物語を作りだしていく。
読み進めていくうちに、彼女のこと、そして彼女がこの世に残していったものが明らかになって、小説の世界にどんどん引き込まれていった。

[ 2020-02-25 ]

ナスミが神格化していくのは嫌だなと思ったけどもっとシンプルな連鎖だったのかもしれない。光のとこはぐっとくるなーこどもネタに年々弱くなっている笑

[ 2019-11-09 ]

2019.11.09読了。

死んだあとにこんなにも人に何かを残せるナスミんが、とっても強くて、暖かい人だと思った。

自分が死んでも、代わりはいくらでもいるし、世界は何も変わらない。だけど、それがとても尊いことのように感じられる一冊だった。

[ 2020-01-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-07-01 ]

ナスミの若くして亡くなったことが、周りに波紋を描いていく。人は一人では生きていなくて、誰かが誰かに影響を与えている。死んだら最後ではないことに改めて気づかせてくれる。周りにいる人々に影響を与えられ、影響されながら人生を歩んでいく。波紋の大小はあるかもしれないが、波紋をたてない人生はありえないだろう。

フィルムケースに保管するダイヤモンドと歯が心にぐっとくる。それらが、亡き人の象徴であり、その人が生きた証であり、自分に波紋が到達していることを思い出させる。少し読みにくいところもあるが、後からじわじわと心に残る作品だ。

[ 2020-01-21 ]

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[ 2020-03-17 ]

読んでいて登場人物や設定にあれ?ってなってググったら、いつかのお正月ドラマでやっていたお話でした。
キョンキョンや薬師丸ひろ子、片桐はいりが出ていて良いドラマだったと記憶しています。
小説は小説で、また違った側面から良いお話だなぁと感じました。
ナスミはホントに良い人だなぁ〜、ブレてないなぁーと、尊敬します。

[ 2018-05-01 ]

特にドラマティックなこともない普通の人の普通な人生と最期を描く傑作。
これほどまで特別なことがないのにどんどんと惹かれてしまう小説は久々。

[ 2019-07-25 ]

人が亡くなって、その人の周りの人との思い出を描いた本。
こういうストーリーは話が作りやすいんだろうな、語り部が違うから全体のメリハリもあるし、それによって読者も飽きることなく読み進められるな、なんて思って読んでいました。話がどうのこうのより、なんか構成が気になりました。

[ 2018-05-13 ]

人間を文字で表すナスミと日出男のやりとりが素敵だった。ナスミの願い通り、「っ」と「と」に出会えて良かった。

[ 2018-10-26 ]

生きとし生けるものが、幸せでありますように。
どうか、全ての人が最後の最後まで、幸せでありますように。

[ 2019-06-22 ]

43歳、癌でで亡くなったナスミ。彼女とこれまで出会った人たちが、彼女の死で何を感じ、どんな人生を選ぶのか。そんな作品です。

人の死をきっかけにその人が何を残したか初めて知ることがあります。
そう思ってもらえる人生を過ごそう。

[ 2019-08-12 ]

なんか映像に向いている物語だなあと思った。映画とか?
時間がたっても残ってく物があるんだなあ。
私の今のどす黒いドロドロした気持ちも時間がなんとかしてくれるといいな。

[ 2018-08-18 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-12-02 ]

小国ナスミと、関わりのある人の物語。

その人を文字で表すところが好き。
わたしは何かなぁ?周りの人は何かなぁ?と思いながら
ダイアモンドの話も好き。
死。。。というものを淡々とでも温かく自然ものとして書いてはるのが好き

[ 2019-02-18 ]

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[ 2019-08-17 ]

生と死とか、テーマは私好みのはずなのに、なぜか全体的に私の好みじゃなかった。出てくる登場人物どれもに感情移入できなかったんだと思う。詩的な表現も苦手だし…最後、ちょっと近未来っぽい設定なのはよかったけどw

[ 2020-11-09 ]

https://lib.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=489991

[ 2019-10-14 ]

人か死んでも、いつもの朝が来て、昨日と同じように時間が流れる。でも、その周囲の僅かな人々に小さな波紋が残る。自分もその波紋の幾つかに触れ、またいつかその波を起こすのか。

[ 2019-05-30 ]

人は死んでも、言葉や想いはさざなみのように周りの人に伝播する、ということをナスミの生き様を通して伝えている。全部の章が好きだけど、光をみんなで抱きしめるシーンが素敵だった。

[ 2019-05-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-07-15 ]

おもしろかった‼︎

というよりも………

染みるって感じ‼︎

泣けないけど揺さぶられる感じがずっと続いてく。
まさに”さざなみ”でした。

[ 2018-09-19 ]

私もナスミのようになりたい。
ナスミを通して関わりある人々が、つながって、想いは巡っていく。難しく考えることなんてないんだ、と思えたら悪くはないな、私の人生。

[ 2019-06-03 ]

NHKのドラマになって、そちらを観ているので、けっこう登場人物は、イメージをひきずられたが、外れてはいない。

[ 2018-07-25 ]

ガンで亡くなったナスミさんと周辺の人たちの温かい話し。
私のカミさんもガンで闘病中(治療が合っているためか元気)なので、どうしても重ね合わせて読んでしまう。
でもナスミさんのように心の中で生きてくれなくてもいいから、長生きしてほしいのが本音かな。

[ 2018-09-25 ]

図書館で借りた本。慶子、ナスミ、月美の三姉妹。ナスミが末期ガンで死んでしまう。その死に様も死を受け入れているせいか淡々としているが、ナスミに関わった家族や友人知人たちに及ぼしたナスミの生前の出来事が、小さな事ではあるが他人には生きるきっかけになっていた。重苦しい感じでは無く、むしろ爽やかになる内容です。

[ 2018-10-04 ]

いみじくも今年、実母を亡くした私には読むべくして読む本に値するかと。
生前、その人の生き様が多かれ少なかれ誰かに何か影響を与えているのかな。うちの母はナスミほどのインパクトはないけど、さざなみのように誰かの心にじわっと入り込んでいたと思う。人の死がテーマだけど、温かな気持ちになる作品。

[ 2019-07-20 ]

図書館で借りた本。
43歳でガンで亡くなったナスミを取り巻く人々の話。死というものを柔らかく物語にするのがうまいなと思った。早く亡くなったことの悲壮感よりも、ナスミが残された人たちに残してくれたもの、受け継がれていくものがやわらかく伝わってくる物語でした。

[ 2019-06-09 ]

死を意識して読むと深いなぁって思いました。

そして亡くなった祖母のこと祖母の作ったおはぎを思い出しました。

死ぬということも怖くないのかもしれない。そんな一冊でした。

[ 2019-02-20 ]

なんだこのパワーあふれる小説は。
読み進めるうちに抱いた印象はそれだった。

小国ナスミ、享年43。
死の淵に立つ女性のモノローグから始まる本作は、一人の女性の生涯とその後を描いた物語である。
彼女は豪快に笑う女性だった。
生まれ育った田舎を飛び出し、東京の清掃会社で働き、伴侶を見つけ、病気を患い、故郷で息を引き取った。
享年こそ平均年齢よりずいぶん短いが、特別な人生ではない。
けれど彼女の身近にいた人たちにとっては特別な存在だった。
“きっとナスミならこう言うだろう”
思い出とともに彼らの中で生きるナスミは常に彼らを励まし前を向かせる。
人は死んだら終わりじゃない。残された人はそれからも生きていくのだ。

残された人たちの記憶の中では常に飄々として達観しているように見えるナスミだが、一方で彼女のモノローグは悩んだり意地になったり弱気になることもあって初めはその差に違和感を覚えた。
しかし考えてみると、人とはそういうものかもしれない。
家族の前、友人の前、職場の同僚の前ではそれぞれ若干違う自分を演じるものだし、他人に見られたい自分を見せるものだろう。
つまりこの作品の主人公は死後も誰かに大きな影響を与える“特別な人”ではなく、読者と同じ“普通の人”なのだ。
ナスミが死んで、彼女の家族が、元同僚が、縁ある人が彼女のことを思い出したように、私が死んだら誰かが私のことを思い出すのだろうか。そのときの記憶の中の私は彼らに何と言うのだろうか。

「できるよ」「見ててやるから、やんな」「バカみたいに笑え」
読み進めるほどにナスミはナスミの周りにいた人を励ました言葉で読者である私の背中も押してくる。
「あげたり、もらったり、そういうのを繰り返しながら、生きてゆくんだ、わたしは」
作中の人物たちがナスミにもらった目に見えないもの、お金にかえられないものを子や孫に伝えていったように、私もそのつながりの一つになって誰かに前を向く力を伝えたい。

[ 2019-08-15 ]

ドラマを先に視た。
ナスミは小泉今日子に似合っている。
小さな身体なのに懐が広い。
マイペースなのに誰よりも人と向き合ってる。
いいなと想う。

荒井良二氏の表紙絵。
夜の色も明るい。好きだ。

[ 2019-02-17 ]

読み始めた時、人が亡くなることによる悲しい物語なのかなと思った。
でもそうではなく、その人が生きた形跡、
死んだ後、関係した人たちがどう生きていくのか、
亡くなった後の関わり。

繋がっていく命についてゆっくり教えてくれる物語。

また、ナスミの言葉が一つ一つ丁寧に紡ぎ出されていてとても素敵だった。

[ 2018-07-09 ]

・「慣れているはずなのに、初めて見たいな感じで扱うんですよね」
・「私さ、そんとき、違う場所に行けば何とかなると思ってたんだよね。もやもやしたものが、この街から出たら晴れるのかなぁって。でも、ばぁちゃんが洗う小豆見てて違うなって思った。私は戻りたかっただけなんだなって。母さんが亡くなる前の自分に戻って、あの小豆みたいに、ていねいにていねいに洗ってもらいたかったんだなって」
・「もう、戻りたい気持ちはなくなったんですか?」
「今はね、私が戻れる場所でありたいの。誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの」

・「人がセックスするのを、こうやって待っているのって、どういうんだろうね」
ナスミはだし巻き卵をきれいに四等分しながらげらげら笑う。
「ヘンタイだよね」
愛子も、そう思う。何か楽しかった。愛子は飲める方ではないのに、ビールを二杯も飲んでしまった。そのせいか、ナスミと同じようにげらげら笑いがこみ上げてくる。それを止める人はおらず、体の中のものがすべて出てゆくようで、愛子は気持ちよかった。

・「それはストップというより、目先のことしか見えてないんじゃないですか」と言った。
「鷹子さんは、自分が歩いている歩道しか見えてないんですよ。怖がると、脳はそんな風になってしまうんです」
「私、怖がってるんですか」
「失うことを怖がってるんじゃないですか」
鷹子はその通りだと思った。自分は怖いのだ。ナスミがいなくなってしまった、その後が。
「でもね、まだ失ってないんですから。ナスミさんは、まだ生きているんですから」

[ 2019-03-15 ]

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[ 2019-12-18 ]

上京後、癌になって実家に戻ったナスミ。死後、周りの人たちそれぞれの想い。姉、夫、叔母、妹、中学生の頃の同級生、もとの職場の同僚たち、マンガ家…そして、年老いた、後妻の娘。

家族、地域だけではなく仕事社会との関わりも持った中堅、中年の死。同時代の人たちだけでなく、過去や未来にも影響が広がっていく、なるほどさざなみだ、と思いました。

[ 2018-09-13 ]

よく分からない
表面も分からないし、奥に潜んでいるものも
私に読むとる力と感性が不足しているのかも知れないが・・・

[ 2018-12-27 ]

「昨日のカレー明日のパン」の印象が良かったのでこちらも読んでみました。

主人公のナスミが病死するところから始まる物語で、その後は彼女と関わった人々の視点による連作短編集です。
死を扱う割には重苦しい雰囲気はなく、穏やかで温かい気持ちになれる物語ではあるのですが、昨日のカレー~の二番煎じ的な感じでちょっとガッカリ。
まあ、死は悲しいだけじゃないよというメッセージは受け取りましたし、人とのつながりについてもあらためて考えることが出来たのでいいんですけどね・・・

[ 2019-07-06 ]

木皿泉さんという作家の本を初めて読みましたが、ご夫婦のペンネームなんですね。
本の内容は、人から人へ、本人が意図したことなのか否かにかかわらず受け渡されるものがあり、人はそれによって生かされている、というやさしいお話でした。
それぞれの短編でナスミの果たした役割が立体的に造形されていますが、もう少しナスミに感情移入できるお話だったらもっと良かったと思います。

[ 2020-10-12 ]

ナスミの死、立派な人物じゃない、フツーの、破天荒なくらいの。
そんなナスミのまわりの人たちの思い。
死は隣にあるもの、生きてるということ、いつか死ぬということ、死んでも生きてるということ。
誰かの思い出として、生きる力として、道標として、お守りみたいに、笑い話として、時に涙したり、消えずに。
どんな人も、自分が誰かの何かであることに気づく、そんな素敵な話。涙。
特に8話が好き。

[ 2019-12-31 ]

正月TV「富士ファミリー」のスピンオフ小説。

2016年17年に放映された正月TVで語られなかった次女ナスミの死に絡む連作集でした。
特にTVでは全くうかがうことができなかった2大事件、「家出未遂事件」「上司殴打事件」に関する新しい登場人物へのナスミの言葉が良かったです。
最期の2話は、ナスミの夫の日出男と後妻の愛子との娘の光の話で、富士ファミリーらしい継承がされていたのがほっこりしました。
残念なのは鷹子、月子の話がほとんど出てこなかったことですが、TVの登場人物たちはTV演者に脳内変換してました。
特にナスミ=キョンキョンで間違いないです。

[ 2020-04-05 ]

言葉って偉大だ。

自分の言葉の影響力。
そんなにあるとは思えないけど
誰かの心にひっかかるかもと思ったら
無責任ではいられないな。

[ 2019-01-28 ]

小国ナスミ、享年43歳。息をひきとった瞬間から、その死は湖に落ちた雫の波紋のように、家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く著者5年ぶりの感動と祝福の物語!(e-honより)

[ 2019-05-15 ]

ナスミ。素敵な女性やなぁと思います。
その周りの人たちはそんなナスミから勇気や優しさをたくさんもらっているんだと思いました。
色々思い出して涙が出ました。

[ 2020-03-16 ]

ガンで若くして亡くなったナスミと、ナスミをとりまく人の話。「まだ生きてるし」って言葉が胸に残った。
それにしても、ナスミはとても魅力的な人なんだなあと思いました。

[ 2019-05-13 ]

生きる、ということ。
死ぬ、ということ。

どちらも特別なことではなくて、日々は続いていって、命は繋がっていくんだなぁっていう話。

癌の末期で病床のナスミからはじまり、姉、妹、ナスミの夫、叔母、中学時代の元カレ…それぞれの一人称の短編が繋がって世界が広がっていく。

じんわりくる。

読みながら、星野源さんの「アイデア」みたいだと思った。

[ 2019-05-27 ]

題名がほんとにしっくりくる内容。木皿泉さんが夫婦脚本家と知りびっくり。30代くらいの女性かなと思ってました。

[ 2018-06-26 ]

冒頭、富士ファミリーの文字を読み、2016.2017とお正月に放送されたドラマ「富士ファミリー」の物語と知り、興奮。あの家族の過去の物語。またドラマも観たくなった。

富士山の麓にあるマーケットストア「富士ファミリー」の小国三姉妹、鷹子、ナスミ、月美。物語は次女ナスミが若くして末期の癌を患い、死へ向かいながら家族のことを思うシーンから始まる。

そこからは、章ごとに鷹子や月美、ナスミの夫の日出男や父親の叔母の笑子ばあちゃん、友人や同僚など、ナスミが関わってきた人々の視点で物語が進む。

ナスミが居ない世界で語られるナスミの生きた物語。
バラバラの場所や時間で起こった出来事が繋がっていき、登場人物たちが静かに互いを支え合う。
奇跡のようなことも、実際にありそうで、祈るような物語だなぁと感じとても好きな作品だった。

読むにつれて、ナスミが皆の心に何かを残し、それぞれの中で生きていることが伝わってきて、温かく切ない気持ちになる。皆、小さな日常のエピソードが盛り込まれていて、とても身近な物語に感じた。

「生きとし生けるものには自分も含まれるんだよ。」
「お金に変えられないような、そんな仕事をするんだよ。」
「誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの。」

ナスミの不器用さ、真っ直ぐさ、その人柄にどんどん惹かれる。芯のある行動や言葉が、登場人物たちを救うたびに、私も救われた気持ちになる。自分のためではなく、人のために生きたい、とナスミを見て思う。

終盤は富士ファミリーの中で最も幼い、光ちゃんのエピソード。小さな頃、人は皆死ぬと知った時の恐ろしさを思い出した。蛾の話が、とても身近だった。生と死は日常にあるものなんだと久しぶりに肌で感じた。全てのことがなくなっていく、ゆるやかに失われていく、でも私は自分で生きていく。日常を続けていく。悲しみや寂しさを感じながらも、だから今がものすごく大切なのだということを読後に感じた。

読み終えてから、しばらく経って、今の幸せを思い、ふと泣けてきて驚いた。本が後から心に響くのは初めてだった。

読みやすくさらさらと読める。再読したい。

[ 2018-11-10 ]

胸にグッとくるようなお話だった。
人が死ぬ話なんだから悲しいのは当たり前なんだけど、それだけじゃなくて。
いろいろな人が出てきて、いろんな繋がりがあって。
人が死ぬのって当たり前なんだなって思う。
最近読んだ他の本でもそう思ったんだけど。なんだったかなぁ。。。


***
小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!

[ 2018-12-09 ]

ナスミの生き様、人との接し方、
享年43歳の人生について考えさせられた。
わたしに帰りたいって思えるような人になりたいんだよねーというナスミ。
ナスミの生き様を通して、死ぬのはそんなに怖くないのかもしれないと思った。
まだ生きてるし…まだ生きてるからこそ、
今出来ることあるはず。
今、自分に正直に、今を大事に一生懸命生きる。
それに限るんだよね、ナスミさん。

[ 2019-04-05 ]

「ナスミ」という1人の女性が亡くなり、その周りの人たちの観点で章が分かれて物語が進んでいきます。

人が亡くなった時、自分もその人との思い出を思い出したりするけどそんな感じなのかなと思いました。
こうやって見ると「ヒト」はいろんな人と繋がっていて関係ないようでいろんな人の人生に係わっているんだなぁと思う。

自分が死んだときも、こんな風に色々と自分の事を思い出してくれる人はいるのだろうか?など思いながら読んでいた。

全体的に温かい作品でした。

[ 2018-08-16 ]

一人の女性、ナスミの病死の直前からその死後、彼女の周りの人々のナスミに対する思い出、感情、彼女の亡き後の生き様を描いている。それぞれが短編としても読める連作集。
ストーリーを追うという小説ではなく、何気ない日常やちょっとした行動、ナスミとの関わりや会話を細かく描きながら、ナスミという人物像を浮かび上がらせる。木皿泉の真骨頂とも言える作風だ。
普通の人間とはこのように普通に生きて、死んでいき、そしてその人は周りの人々の心の中で生き続けるものなのだろう思わせる。読後、不思議な余韻を残す作品だ。

[ 2019-12-10 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-11-10 ]

2019.11.10読了。
今年40冊目。

ガンで亡くなったなすみ。
なすみの家族や友人などがそれぞれの語りで彼女との思い出を振り返り、そして前を向いて生きていく。

なすみ自身も今までの人生や死の間際でのことを語っていて斬新だった。
人が亡くなるというところからスタートしてこんなに前向きな気持ちで読み終えたのははじめてだと思う。

なすみ、いいやつすぎる!
そういう人ほど早く逝ってしまうのかな...
そして良いお話ってだけではなく面白さもあり!

[ 2020-10-31 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-11-23 ]

小国ナスミを中心として、様々な人が彼女の死とどう向き合うか、どう関わるか、意識的に、あるいは無意識に、彼女の人生に関わっていく。人称が時々あれっと思うようなところが、またこの文章の味でもあるのだろう。

[ 2020-01-09 ]

この本の主人公である小国ナスミのとその周りを取り囲む人達の人生模様。

小国ナスミが人生という水面に落とした小石の破門は、生きている時も死んだあともゆっくりと影響していく。

木皿さんの小説は好きですが、この本もとても感動的で涙腺がゆるみっぱなしでした。

もともと脚本家ということもあってまるで目の前で映画を見ているようなわかりやすい感覚で読めます。

人生につまづいた時は小国ナスミの言葉をつぶやくと良いかもしれません。

「まだ、生きてるし」

とても良かったです。

[ 2019-06-03 ]

主人公の死とその死の前後に主人公と関わった人たちが主人公のとの関わりを通じて感じ取ったものをまとめた手記のような印象を受けました。帯のコメントにあった通り、自分の死についての印象が少し変わった一冊でした。

[ 2019-07-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-10-15 ]

数年前にもっともっと若くしてがんで亡くなった子がいて、遺された旦那さんのこととか思い出されて、なんだかもうとても苦しく物悲しい気持ちでいっぱいです。
もともとNHKのスペシャルドラマだったらしくて、見ていないことが悔やまれる。
生きていくって、結構いい加減でも不真面目でもそれだけで尊いことだなって気がする。

[ 2018-11-22 ]

ナスミは若くして亡くなったけど、周りの人の中でちゃんと生きてるんだなぁ。
もし私だったら、そんなふうにみんなの心の中にいることが出来るだろうか?
その日まで、精一杯生きることが出来るだろうか?
いろいろ考えちゃったよね。

[ 2019-08-06 ]

勤務先にあったから読んでみたけれど、中学生には不要かなぁ?大人のファンタジーでした。若くて亡くなった女性からのたくさんの贈り物が描かれています。

[ 2019-11-27 ]

表紙から「よるのさざなみ」と読んでいた。右から左だった…汗。

ナスミはTVドラマからかキョンでしかなかった。
え、いきなり死んじゃうの?と戸惑いから始まったけれど、だんだん、どんどん、そう、人はその人生で主人公であり、周りにたくさんの脇役がいるんだけれど、その脇役のそれぞれも、それぞれの人生で主人公。思うところがあるはずなのよ。
こんな風に死ねたら幸せ。というのは自分の死に対して、たくさんの人が想いを馳せてくれる、その分、人生の厚みが増すみたい、な。
人と接したら多かれ少なかれ思うところはあるはずだから。それが忘れていてもじわぁと染み出してくるのが、その人が「死んだ」と知らされてから。

「死」も「老い」も「病」もこのところ、すごく身近で、きっとそれが遠ざかることは今後ないんだろうけれど、うまぁく付き合っていけたらナスミのように最期までカッコよくいられそうだなぁ。

[ 2018-11-03 ]

『野ブタをプロデュース』の人が書かれたと聞いて納得。

人間の魅力は、肩書や年収などでは決まらないということ。
生きていくということ、死んでいくということ。

人として大切なことを思い出させてくれる、1冊。

[ 2020-07-26 ]

生と死が受け継がれていく物語
不思議であり 納得させられるというか…
運命の糸的な…
自分の人生での人との出会いは“さざなみのよる“
みたいなのかも知れない

[ 2019-09-27 ]

主人公?のナスミが亡くなってさからの連作短編って言っていいのかな。

「そうだな、人はひとりでは生きていけないのだな、人と関わりながら生きるんだな。良い繋がりだな。感動したな。あたしもナスミが好きだな。良い本だな。」

なんつー浅い感想。

いや、待てよ。

なぜ「さざなみのよる」なのだ?

!!!

ナスミのおしまいの意識が遠のく時の言葉と各章の小さな絵がカッチリ繋がった時、
その小さな波紋がさざなみとなり、ナスミの存在と言動が周りの人たちの心に響き、ナスミはもういないのに彼らの人生の一片はナスミが作ったんだと強く思えて、ふわっと幸せな気持ちになれた。

一粒で3つも4つもおいしい。

いちばん最後まで読んでから気付くって遅いけど。

[ 2019-09-18 ]

ナスミは癌で死んだ。48歳。
ナスミは、ストレートに生きた。
その生き方は、彼女を取り巻く多くの人に、影響を与えた。
ナスミとその周りに生きた人たちの物語は、淡々と興味深い。
面白かった。

[ 2019-04-13 ]

誰にでもいつか死が訪れる。
もちろん自分にも。

そのとき、この本の主人公のように、多くの人が思い出し、懐かしんでくれるような人生を送りたい。

[ 2019-06-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-08-02 ]

さざなみ。そんなに派手な印象はない言葉。でもそれは静かにひっそりと間違いなく広がっていく。やがてその形は目には見えなくなってしまうけど。
生きること。生きていること、生きたこと。
難しいことじゃなくて感じられればいい。それでいい。

きっと何度も読み返す一冊。

[ 2019-06-11 ]

人間が、世界が、生きとし生けるのもすべてが愛おしくなる本。
手練だ。台詞にエスプリが効いてる。人物描写も巧い。

[ 2020-01-03 ]

ナスミが癌で死んでしまう直前から物語が始まる
ナスミが関わった人たちは確実にナスミから何かを受け取っていて
一見破天荒なナスミだけれど、とても情に厚く優しい人なんだなと

おんばざらだるまきりくそわか
生きとし生けるものが幸せでありますように
読んだあと優しい気持ちになれる一冊でした

[ 2018-09-20 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2020-06-21 ]

死というのは必ずやってくる。
普段は意識しないことだけれど、身近な人が亡くなった時に付けつけられる現実・・。
そんな時と同じような感覚になりながら、本書を読みました。

人の一生は儚い・・と感じるとともに、亡くなってからも、その人が関わった人の中で生き続ける想いやバトンを感じ、生きてきた証というか意味って誰しもあるのだなー・・と生きることへの確かさみたいなものも感じました。

第8章の加藤由香里のストーリが一番好きかな。

死ぬと時に思い出したい本。

[ 2019-01-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-06-28 ]

なすみの死を巡って様々な思いがふわふわと浮かんでくる様なお話.お気に入りの漫画だった「ホドコシ鉄拳」のラストが「続けっ!」だったのにはものすごく納得でした.命が受け継がれて続いて行く,とても嬉しいことだと素直に喜べるお話でした.

[ 2020-07-25 ]

病気で亡くなるナスミさんについて

本人を含め
まつわるいろんな人からの視点で描いていく
途中から
もういないだろと思ったら
え!そういう方向から来るか!
という人もいたり
ナスミさんは幸せもんだと思います

私が死んでも
こんなにいろんな人がなにか思ってくれるなら
生きてる甲斐があるなと思います

[ 2019-01-20 ]

一気に読めてしまう。引き込まれました。
一人の女性が、ガンで亡くなる。なくなっていく人の気持ちも何か解る。その周囲の人が、それぞれの受け取りにも寄り添える。何より、人が死ぬことを、肯定して受け止めている事に、読み終えた後の気持ち良さを感じた。

[ 2019-04-17 ]

とにかく泣いた。今日の平和の奇跡な。頭では分かってるんやけど毎日それを忘れてしょーもないことにこだわったりしてまうんよなー。
ナスミみたいにええ人になりたいなー。

[ 2019-02-15 ]

全部の話がクライマックス
癌で若くして死んだナスミとその周りの人達とナスミとの関わりを書き出した短編。さらっと読めるのにどの話も胸にくる。自分もナスミの様に在りたいと思ってしまう。涙腺にくるので外で読むには注意が必要…。

[ 2020-01-02 ]

普通の人の死とその周りの人達の話。ああ、その感覚、気持ちわかる気がすると思いながら読んだ。ごくフツーの人でもこうやって周りの人に優しい跡を残していけるんだとなんだか安心できるような穏やかな気持ちになる。
   

[ 2018-09-25 ]

6話まで読んだ、、、、
なんだなんだ、胸が、きゅーっとして、目が水でかすんで
読み進め、続行不能だよ。

******

亡くなった身内のことが脳裏に浮かび
おくった日のことが想いおこされて切なかった。

[ 2018-05-24 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-12-28 ]

とても優しい気持ちになれる小説でした。
主人公の病死で始まりますが、続くお話が主人公とつながっていて、温かい、、、。年末の寒くなった時にとても温かな気持ちになれました。

[ 2019-05-09 ]

三人姉妹の次女なすみが病死する。
それまで彼女に関わってきた人々や家族に彼女の存在と死が与えるさざなみの物語。
さざなみはどこまでも静かに伝わっていく。

なすみの大叔母の笑子ばあさんがいい味出している。
なすみが夫の日出男が弁当箱を畳む様に「ありがとう」と思うところとか、そんな細部の描写にも木皿泉らしい温かさが満ちている。

[ 2020-01-29 ]

小国三姉妹の次女ナスミが末期ガンでなくなるところから始まる物語
簡単に言うと
生前のナスミが出会い関わった人たちがナスミの死を通して
自分の生き方を見つめ直すっていう感じのストーリー。

ポテトを食べながらコーラを飲んでいる、そんなありきたりな
風景の中にいても泣けないぐらい悲しいことはある。
寂しくて泣きたくて誰かに優しくしてほしくて怒っている。
一人でずっと一人で、ずっと怒っているのに怖くて寂しくて
誰かと一緒にいたかった。
ありきたりな風景の中で立ち止まることしか出来ないこともある。
でも、歩いていかなければならないんだな、人生は。

波乱万丈とまではいかなくても誰の人生にも山や谷が
あって、普通な毎日の中に喜びも涙もあって。
でもそういう生きる日々にもやがて終わりはやってきて。
そしてまた命は続き始まっていく。
生と死は連鎖しているものだ。

読後感が良かった。
決してファンタジーみたいなものばかりでなく
人間ならではドロドロした所や一つ間違えば
死んでいたかも、な話もあるんだけれど
連作短編なのでサラサラと読めてしまう。
光が差し込んでくるような温かさと切なさ
命が宿ることへの祝福。
人は誰かとつながっているし、命も続いていく。

別にドラマ版の富士ファミリーを知らなくても全く問題なく
読める本だと思う。
片桐はいりの笑子ばあちゃんは最高ですが(笑)

[ 2018-09-09 ]

実は途中でリタイアしそうになったのだけど、最後まで頑張って読んだ。よいお話だった。
章に分かれていたのだけど、この章のお話は好きだな、というのがちらほらあった。全体で、というより、短編とみなして章ごとによかった、という感じかもしれない。

11話が特に好き。
樹王の。

あと、何章か忘れたけれど、上からマットに飛び下りなければいけないとき。とても納得した。
なんでこんなことやらなきゃいけないんだろう?と思ってもやらなきゃいけないとき、あるよね。

[ 2019-05-04 ]

2019年本屋大賞第6位ということで読む。
43歳で癌のため亡くなったナスミ。本人の想い、姉・妹・夫・父の叔母・同級生・同僚・・・とのエピソードと想い出、そして今と未来への想い。
人と人との縁の面白さ、面倒くささ、不思議さを思った。
19-50

[ 2018-08-15 ]

木皿泉さんの新刊だ!と前知識なしで読み始めて驚いた。富士ファミリーのナスミの話ではないか! 正確にはナスミが死ぬ事により波紋のようなさざなみを人々におこす話であった。
一話一話語り手が違うが、どんどん未来へと向かっていく。
一つ一つにじんわり温かくなる言葉が溢れている。
図書館で借りたけど、これは買って手元に置いておくべき本かもと思った。そしてドラマ 富士ファミリーのDVDも改めて見たくなった。

[ 2018-10-15 ]

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[ 2018-07-12 ]

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[ 2018-07-01 ]

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[ 2019-09-17 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-08-15 ]

一気読み、、、と言うのも冒頭のナスミが癌で死んでいくシーンからして、本当に1年前を再現させられたようで、なんてうまく描けるんだろうと感心しました。ナスミは小泉今日子かもしれないけど(テレビドラマではそんな配役になっていた)。

小国ナスミ、享年43。癌を患って、息をひきとった瞬間から、「さざなみ」のようにいろんな人に彼女の存在と言葉が広がっていく連作小説。いずれ誰にでも訪れる「終わり」、命だけなく、そこの町の風景も変わっていきます、それだからこそ、「今を生きる」ことの貴重さを教えてくる温かい1冊です。病気になってみて最期の何日間かだけ一生懸命生きて「限りある時間」を大切に過ごしたいと思いがちです。毎日、普通の日だって、死に向かって歩んでいるはずなのに、何気ない日常は何気なく終わってしまって、「限りある時間」を意識するためにも昨年病院で経験した日々を忘れずにいなくっちゃ。

この作品には関連するドラマがあって、2016年と2017年の正月にNHKで放送された「富士ファミリー」です。このドラマを見ていると人物像がよりはっきりすると思います(私は見ていなかったので、NHKオンデマンドで2作とも見ました)。