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邪魔(下)

(1340)
価格:550(税抜)

作品レビュー

[ 2018-04-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-09-28 ]

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[ 2013-07-31 ]

上巻からの続き。
下巻は放火の容疑のかかった夫のために変貌していく主婦・恭子を中心に話が進んでいく。恭子の心の変容、これが本性なのかと思える変わりっぷりは読んでいて引き込まれる一方、怖さも感じた。
次の展開が気になり、上巻同様ページが進むのが早かった。

[ 2017-10-01 ]

え、え、どうなるの?とページを繰る手が止まらない。
そして、読後は爽快さと不快さが込み上げてくる。
本書の帯に「面白すぎて、終わりたくない‼︎」とあるが、本当にその通り。面白かった〜。

[ 2015-06-10 ]

可愛そうではあったけれど、救いのない結末というわけではなかったので、私としてはいいラストだったと思います。
上巻の途中からやめられなくて、眠らず朝まで一気に読んでしまいました。

[ 2009-06-06 ]

なんかこう、じれったい。
なにか他にやりようはないのか。
しかしイライラはしない。

寝不足にご注意を。

[ 2012-06-16 ]

「サウスバウンド」の上原一郎が再び登場したかのような展開!
ラストまで疾走していくスリルとスピード、意外に現実的なのかもと納得してしまいそうな結末、読みごたえのあるエンターテインメント作品。

[ 2011-09-10 ]

夫がいて郊外に持ち家があって子供もいてパートに出ての平凡な主婦・恭子。妻に先立たれ、不眠と時たまの感情の制御に苦しむ刑事・九野。ともに壊れてゆく二人を軸にくりひろげられる、ひりひりしてくるようなストーリー。

[ 2018-10-01 ]

「最悪」「無理」「邪魔」の三部作の中で、これが一番好き。 主な主人公二人。 警官久野は男らしくも痛々しく、主婦恭子も普通の奥さんだったのがどんどん良くも悪くも変わっていくのが辛い。 二人とも可哀そうなのだが、ページをめくる手が止まらなかった。 (上下巻ともに読んだ感想)

[ 2016-12-14 ]

恭子のラストに衝撃。久野の義母に驚きの真実。
最後が絶望ではなかったことが救いだった。
自分にとって邪魔だと感じる他人。恭子ならば、夫、上司、警察、メディア、最後には自分の全てだった子供すら捨ててしまう。久野には、花村の存在が不幸の始まりであった。最後までタイトル通りの展開。

[ 2018-07-22 ]

奥田英朗 著「邪魔」(下)、2004.3(文庫)発行。
上下巻、長編小説です。上巻は下準備か? 下巻になって上巻のすべての伏線がテンポよくつながってきます。生きて行くことに邪魔なプライド、見栄、やせ我慢などを振り切って懸命に生きるスーパーのパート主婦、及川恭子34歳、妊娠中の若妻を交通事故で亡くしたくそまじめで心優しい警部補、九野薫36歳、この二人の生き様、ページをめくる毎に心に迫ってきます。読み応えがありました。義母を心底慕う薫ですが、義母は本当に生きていなかったのでしょうか・・・。

[ 2014-10-25 ]

主人公たちの転がり落ちる展開に一気に読んだ。非常に面白かったが、主人公の一人である主婦があれだけ守ろうとした子供達から離れる決断をした事が腹落ちできない。

[ 2014-06-23 ]

【123945678910】

邪魔。
思い通りにはすべてまわらなくて、足の引っ張り合いに夢中になっていく。

みな、誰かにとって邪魔で、みな、誰かに必要とされている。

君は邪魔なものに対してどう対処するのか。

歪な石を転がしながら読みたい作品。

[ 2018-04-12 ]

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[ 2013-03-02 ]

物語が進めば進むほど色々な事、他者にかぎらず、自らの行動や性格が邪魔になっていく。読みながらため息が出た。ほんっと邪魔だな……と。

[ 2013-06-22 ]

著者のインザプールシリーズや短編は読みましたが、シリアスなのは本書が初めてでした。かなり楽しめました。
物語はある放火から事件が始まる。
一般企業、暴力団、警察それぞれが自分の利益のために情報をもみ消そうとし、その結果事件はややこしくなり捜査が進まず。
社会の汚い部分が良く描かれています。
こんな大人にはなりたくないです。

[ 2016-10-06 ]

2016.10.6-61
妻を亡くして以来7年不眠状態のまま放火犯及川を追う久野と子供を守るつもりで日常から逸していく及川の妻の姿が痛ましい。

[ 2014-09-15 ]

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[ 2015-11-25 ]

警察で働く九野と、放火犯の容疑者の及川、その奥さんが事件以後にそれぞれ追い込まれていく。特に奥さんの変わり方に目を引かれた。守られる立場の主婦から、自分が子どもたちを守らねばという守る側に廻ったとき、自分でも気づいていなかった一面が出てくる。追い込まれたとき、どうやって立ち向かうか、またはどうやって逃げるか、人の本性がでてくるのかな。それぞれが少しずつおかしくなっていくのが、読んでて切なくなった。

[ 2013-12-19 ]

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[ 2012-12-07 ]

最後にどんでん返しがあるのではっ?!
と期待大で読んでしまったためか、ラストはやや期待ハズレに
終わってしまった…
東野圭吾作品によくある、明確なラストの大どんでん返しは
なかったな。

でも、ある意味現実感がある話であるとも言えると思います。
ごくごく普通の一般人達が、あるひとつの歯車が
崩れただけでどんどん望ましくない深みにはまっていく過程。
案外、現実ってこんなモノかもしれない。

[ 2012-08-27 ]

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[ 2012-12-29 ]

上巻を読んでいる時は、なかなか読み進めなくて、読破できるか不安だった。いやしかし、下巻に入ったら、読まずにはいられない、とまらない感じになった。「そうくるかー!」という展開の積み重ね。人物のキャラ設定がもう少し魅力的だといいのになぁと思いつつ、突飛じゃないからこそ、人生紙一重な感じが出ていいのかもと思ったり。

[ 2018-09-15 ]

上巻の時点で気になった点は主に2点。
①誰も幸せになれない方向に進んでいるが・・・その後どうなる?
②「邪魔」というタイトルの意味は?

そして下巻を読み終えて気になった点は主に2点。
①誰も幸せになれない方向にさらに進んだが・・・その後どうなる?
②「邪魔」というタイトルの意味は?

ん?何だったんだこれは??
この本の読み方(楽しみ方)が全然わからない。
相性が良くなかったのでしょうね。

佐伯主任は終始ええ人だったな。。。

[ 2013-08-10 ]

根本的に悪い人間はいないのに、迷い傷つけすれ違うことで、ややこしくなっていく状況が、つらい。
やさぐれてる時に、このややこし本を読むと一周まわってスッキリかも。

[ 2016-04-26 ]

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[ 2012-05-20 ]

冒頭から色々伏線を張り巡らせているのかと思いきや、唐突な結末。
解説で「本能に従う作家」めいた記載があったが、賛辞ではなく遠回しな当てつけか?と穿ちさえする。
とにかく惜しいの一言。

[ 2017-02-11 ]

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[ 2012-08-08 ]

登場人物が、色んな形で堕ちていく様の描写は素晴らしいと思う。けれど、読後なんとなく、スッキリしないのは其々の登場人物の行く末が明確ではないので、どうなるんだろうと思い、読み進めていって途中で突然、はい!オシマイって言われたような感じを受けたからか。その後の九野や、恭子やその子供たちや、放火した亭主や、それに個人的には義母の存在はいったい…。ある意味謎の多い物語であった。でも内容的には文章も読みやすく、疾走感があって、物語に引き込まれて言ったのは事実であり、面白かった。

[ 2018-09-11 ]

人間ここまで壊れるか…というぐらい、ある意味潔いい主婦の及川恭子…世間一般の人種は「子供がおるから」って言い訳よくするけど…それ子供のせいにしてるから。結局は自分が一番可愛いんやろ?ほんなら、全て棄てて好きに生きればえぇやん!及川恭子みたいに!…と物語の内容と違う方向にいってしもた…。そしてあの刑事さん…もう吹っ切れてたらえぇんやけど。

[ 2016-08-01 ]

人が少しずつ壊れていく様が描写されるとともに、すでに壊れている人の内面が明らかにされていって、苦しい話だった。
奥田氏はいろんな雰囲気の作品を書くんだなと驚かされた。

[ 2013-04-03 ]

描写がとても丁寧で、話しのテンポが上手いので、上下巻を一気に読んでしまった。
結局、平凡な主婦が、ちょっとした歯車の狂いから、人生の転落に陥ることが主題だったように思う。
それにしても、周りもいろんなところで転落していったな。最後は止まったようだけど。
最後のスッキリとまではいかなかったのが少し心残り。
義母さんは、結局?

[ 2017-12-08 ]

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[ 2013-11-25 ]

その時々の心理描写は見事と思うが、話全体がひっちゃかめっちゃか。
終わり方も強引に感じる。
ただひとつ恭子がチャリで逃走する姿が逞しく、想像すると笑えてくる。

[ 2012-10-18 ]

九野さんには幸せになってほしい。恭子の堕ちっぷりはある意味爽快。どこかで1人で生きていくんだろうか。夫に毒を吐くところは結構好きです。後半の疾走感がよかった!奥田さんはやっぱりすごい。平凡な日常がふとしたことから崩れていくリアリティ。誰にでも起こりうると思う。

[ 2012-02-04 ]

転落。
醜悪。
筆舌尽くしがたいです。
なんといっていいのか、
読んでいて目を背けたくなるような、
吐き気を催すような作品です。
読むのに根気がいるかもしれません。
色々な意味で。
しかし、
読み進めてみれば作品の素晴らしさがわかります。
呆気ない終わりですが、
不思議とモヤモヤは残りません。
些細な切っ掛けで崩壊していく人間たちに、
本当に歯痒く、
やるせない想いになります。
読んでいて気は晴れませんが、
妙なリアルさに引き込まれます。
よく、
ここまで思い切った展開が描けるなぁ、と感心させられてしまいます。
店長の攻撃やパートのおばさんの台詞には思わず笑ってしまいましたが…。
間違いなく奥田さんは天才だなぁ、
なんて思ってしまった一冊でした。
参りました。
読んだあと気分が沈むかもしれません。
感情移入しやすい人は気を付けてくださいね。

[ 2012-07-21 ]

「無理」の感想に「邪魔」の方が面白かった、というのがあったので早速購入して読んだ。正直私は「無理」の方が時間を忘れて読めた。「無理」の方が時代が今に近いので、世相が今の課題を反映していたのでそのまま没入したのかもしれない。
また「邪魔」が警察という組織であるのに対して「無理」が市役所というわかりやすい設定もあるのでしょう。
「犯罪小説の白眉」と背表紙に出ているが、犯罪小説というより時代の世相をうまく反映したホームドラマ(解説には山田太一を引き合いに出してそう書かれている)といった方がより表していると思う。

[ 2013-05-12 ]

他の登場人物のラストが少しふにゃりとしてるのが残念だが、恭子の生命力の強さに降参!一気に読めました。

[ 2011-12-29 ]

地味に怖い。

犯罪って本人だけじゃなくて、
周りまで狂わせちゃうんだなぁ。

4分の3くらいまではよかったけど、
ラストの展開があんま好きじゃない。
上巻が面白かっただけにちょっと残念。

[ 2012-08-31 ]

ひとつひとつの行動に対する感情や描写がいちいち詳しくて、はじめは少し退屈した。
事件の真相に迫るのを焦らされているようで。

でも、ここまで詳細に描写したからこそ彼、彼女らに感情移入でき、よりリアリティ溢れる小説になったのだと思う。

[ 2012-05-09 ]

本棚にあったので、再読と思うが、あまり途中で思い出すことがなく、楽しく読めた。
上巻と下巻では恭子がまるで別人のよう。
平凡な主婦の短期的なその変化ぶりが極端なだけに印象的で恐ろしくもある。
刑事のストーリーもちょっと神秘的で、一方警察組織の理不尽さや暴力団との癒着も描かれていて多面的で飽きない。
終わり方は、どうだろう?
もうちょっと、恭子のその後を見てみたい。

[ 2011-11-01 ]

犯罪者となった夫の奥さんが、壊れていくさまが印象的。ある意味面白かったが、どんでん返しみたいのはなく、淡々と終わっていく。読んでてどんでんがえしを期待したのに当たらなかったので若干悔しい。

[ 2018-01-06 ]

「最悪」を読んで、こちらを読んでみたけど、長くて疲れたー。
感情移入できる人物もなく、辛い話でした。

[ 2011-12-14 ]

一気読みだった。ペースは遅いけど。
奥田英朗と言えば、軽めのユーモア小説という印象だけども、これはシリアスな長編犯罪小説。
ある放火事件をめぐって様々な人間が動き出す。
事件そのものだけでなく、警察暗部、企業と暴力団の癒着、街のチンピラと暴力団、パート主婦と左翼活動家たちの様子がリアルに描き出される。
高村薫の合田雄一郎シリーズに少し似ている。

ぐいぐい読ませる。読み進むにつれてどんどんややこしくなる。普通の主婦があらぬ方向に走りだす。孤高の敏腕刑事が弱さを見せ始める。ろくでなしはろくでなしのままだが。
こんな展開になっちまって、どんな終わり方するんだ!?
そして意外なラストへ。

この作品は切ない。刑事、九野薫が切ない。
義母だけが心の拠り所だったのに。
この切なさ、どうしようもないやるせなさは別の何かでも感じた。
雫井脩介だったか、貫井徳郎だったか、やはり高村薫だったか。
思い出せない。
いや、西原理恵子の「パーマネント野ばら」だ。

九野の幸せを祈らずにいられない。
主婦とその子どもたちの幸せも。

[ 2012-03-06 ]

なんかタイトルと内容がしっくりこなかったが
後半(下)では皆が転がるように悪い方向へ向かっていく様が
邪魔ということなのか?(勝手に解釈)

一つの歯車が狂うことで道がズレていく。
現実を正しく見つめることが出来なければ架空(幻想)の道を
歩み途中で引き返せなくなる。
やり直すことを考えれれば、新たな道が生まれるかも

恭子は、夫が怪しいと思ったときに
久野は、嫁が事故にあったときに
裕輔は、おやじ狩を失敗したときに

[ 2012-03-10 ]

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[ 2011-09-28 ]

上巻が続きがどうなるのか⁉盛り上がっただけに、ラストがややしりすぼみ気味で残念。特に主人公の刑事のストーリーか。準主人公の主婦の墜ちぷりはそこまで落すか‼って程である意味新鮮、痛快。

[ 2010-07-16 ]

下巻。アレヨアレヨという間に、どん底の方に引っ張り込まれていく主人公たち。スピーディーな展開で、思わず一気読みしてしまいました。しかし、終盤の展開がなんだかドタバタとした感じで、やや物足りませんでした。物語のシメかたも、若干中途半端だったかな、という印象。★×3.5あたりかな?

[ 2011-09-29 ]

「最悪」のようなカタルシスを最後に期待したが、群像撃がそのまま最後まで集約されなかったきらいがある。もちろんストーリーテリングの巧みさは健在だが。

[ 2014-08-30 ]

「邪魔(下)」
僅かな契機で変貌していく人間達。


九野薫、及川茂則、及川恭子。この3人の中で、最も切なく悲しくなるのが恭子です。何故か。それは、加害者の家族として逃げ場の無い不安と恐怖に叩き込まれ、そこから脱出するには、一人で立ち向かわなければならない、その姿にやり切れなさを感じるからです。


何故夫は犯罪を犯したのか。結局、夫は犯罪の謝罪を恭子にしていません。すまんは言うけど、何がすまんなのか、それを語らないのだ。なんだこいつと。これじゃあ夫を信じ、家族を守ろうとした妻は、なんだったのだろうか。怒り以上に、虚しさと哀しさが、彼女の胸にこみ上げたんじゃないだろうか。普通の幸せが、夫の魔が差した犯罪により一気に壊れ、遂に彼女自身も道を間違えてしまう展開は、同情を禁じ得なく、ちょっと読むのがつらい(夫は、全然反省してないし)。


一方、九野は、茂則に自首をさせようとするなど刑事としてはレアな存在です。彼は、恭子と亡き妻を重ねている為、なんとか事件を早く収束させようとするんですが、これがなかなかうまくいかない。基本は、荒っぽい捜査は嫌いですが、こればっかりはさっさとしょっぴけよと思いました。それしか、恭子を救う術は無かったように感じます。


恭子のその後を知った九野は何を思うのだろうか。今回の事件が、九野の人生において1つの分岐点になるのだろうけど、彼女を助けられなかった事を深く考えないで欲しいと思います。


それにしても、花村は邪魔だなと。何なんだこいつは、邪魔な存在として抜群の存在感を出しているんですよ、確かに。でも、ムカムカしますw


後は、なんとかの会ですね。ああいう輩は本当にいるんでしょうが、全く、、、ね。

[ 2012-06-28 ]

上巻前半で手こずってしまったが、その後は一気読み。

題名ほど「もう!邪魔!」という感じでは無かった。私が鈍いだけとも言える。
三組がそれぞれに追い込まれていく様に頁が止まらない。意外にも精神面の描写が丁寧で、主婦には引きずられた。

最後は割と突飛な落としどころ。
約一名は若干ホラー。

それにしてもこの作品に出てくるおっさん、駄目なのしかいない。

[ 2011-09-20 ]

心が壊れてた刑事が、犯人を追い詰める、平凡な日常が壊れていく、それを守ろうとする、平凡な主婦、守ろうとすればするほど、壊れていく日常、壊れていく自分、息の詰まる展開、いい作品です。

[ 2009-05-22 ]

些細な間違った選択が積み重なり、知らぬ間に、あっという間に人生、転落。どん底へ向かって転げ落ちていく。明日私がそうなったておかしくないな、あり得なくもないな…と、ちょっと怖くなった。とは言え、奥田英朗が描く小説には、人生が良くない方向に落ちていく人がいても、必ずどこかでガハハハっと高笑いをしている人もでてくる。 隣人の不幸、いや、自分の不幸だって一瞬忘れてガハハと笑う。実際人ってそんなもんだろう。 佐伯という人物をこの物語に登場させたところが奥田英朗の上手さなんじゃないかな〜。

[ 2017-08-30 ]

疲れている、久野刑事は疲れている。疲れているとまあいっか、という事項が多すぎて、後から「え!」「あのときはこういうつもり...」といった事態が増えてきて取り返しがつかなくなる。
及川夫妻、こういう夫婦はホントにいそうだ。穏便に過ごしていくのがよいのか、なんでも主張したほうがよいのか。どちらかというもんでもないんだろうが。いずれにしろ考えなしにちょいちょい何事がしでかすと取り返しのつかない事態が訪れる。
『邪魔』はその二人の絡みが、大きくマイナス方向へ倒れていくという展開で、読んでいても辛い。つらいと思わせたら奥田英朗の思い通りであろうか。

[ 2011-08-22 ]

第二の主人公だった主婦の心情がとても興味深かった。
人間はらこんな風に考え、あっさりと犯罪に手を染めてゆくのだと言う事が書かれている。
ただ、最後が物凄い中途半端!
これ、こんな終わりで良いの!?と言うのが読後直後の正直な感想。
もう少し、収束させてから終わって欲しかった…。

[ 2011-12-03 ]

買ってまもなくですが本の帯にあるように、"レールのないジェットコースターのような宙吊りの疾走感"のまま読み終えました。
"たが"が外れたという言葉がありますが、たかが外れるままに転がり落ちてゆく、どこにでもいそうな市井の人たち‥ 登場するのは生活費を稼ぐ為にパートに出ている主婦、ちょっと横道に逸れた高校生、妻を亡くした痛手から立ち直れず過去を引きずるばかりに白昼夢に浸る若い刑事‥ ひとりひとりの日常の場面を取り出すと私たちが普段に味わう感情や行動に出くわす。 それなのにどんどん事態は悪化してゆく。どうしてこうなったのだろう?彼らにしても、途中で振り返ってみても疑問ばかりが頭をよぎる。 "普通の生活"や幸せと異なる分かれ目は一体何だったのだろうかと考えるのです。 そこで思いあたるのは衝動的に感情に左右されるがままに周りを見渡さずに突き進む行動!この本のところどころには、本の題名にもなった"邪魔"という台詞をはく場面がさりげなく紛れています。 それにしても、登場人物が抱く感情や行動はデフォルメされているとはいえ、自分だってと密かに思わずにいられないところにこの小説の真髄があるのでしょう。 皆さんも胸に手を当てて読んでみて下さい。

[ 2012-09-25 ]

毎度のことながら一気読みで上下巻あっという間に読み終わってしまいました。寂しい!(笑)これもまた何の落ち度もない普通の人がどん底に突き落とされる話でして(;´▽`A``そう言って友人に勧めたら「えーそんなの読みたくない」て言われましたww

[ 2012-01-28 ]

裏表紙のあらすじを読んでみた時は、私の好みじゃないと思ったけど家にあったので読んでみた。ら、続きが気になってガンガン読み進めてしまった。
恭子がどんどんおかしくなっていく様が自然で、九野じゃないけど見てられない感じ。肝心のダンナが、本当に放火をやらかしたのかどうかが後半までわからなくて、これでやってなかったらこの先どんな展開になるのかな……なんて思いながら読んでました。
花村、こわい……。

[ 2013-06-10 ]

悪いことをしてはいけないなーと思った作品だった。
何人もの登場人物が絡み合って。。。

すごくそれぞれの気持ちが分かる感じで身近に感じる。

[ 2011-07-01 ]

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[ 2013-07-31 ]

刑事、不良高校生はまあ予想通りの結果になるが、主婦の人生はかなり波乱万丈なものに。現実問題として実際に起こりそうな事であり、本当に人生には何が起こるか分からないものだなと思った。
内容としてはとても面白く、最後までわくわくしながら読めた。

[ 2012-05-03 ]

放火事件の容疑者である夫のアリバイ工作でどんどん負のスパイラルに落ちていく主婦。
同僚から逆恨みされながら放火事件を追う刑事。
些細なことから一旦挫折してしまうとこんな思考で豹変していくのだろうか。
絶妙な表現で身近に起っていてもおかしくないようなトラブルが絡み合って展開する犯罪小説。

[ 2011-08-08 ]

登録し忘れて今更。


養母はやっぱり、と言った感じ。
最後、意外とみんな生きている事に驚いた。

[ 2016-02-23 ]

九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉

[ 2011-04-08 ]

 下巻にはいってから、一気に読了。普通のどこにでもいる家族がずるずると堕ちる様子はとてもイヤな感じでした。「最悪」よりも最悪なストーリーだった・・・

[ 2014-02-12 ]

特に盛り上がるわけでもなく、淡々と読了。奥田作品が好きなだけにがっかりだった。恭子のような普通の主婦が犯罪に走る様は、本当に些細なことがきっかけで起こるんだなと怖かったけどそれもこれも馬鹿な夫の責任だし。犯行動機もお金のためっていう呆気無さ。子供が可哀想。

[ 2011-03-26 ]

上巻よりも読むスピードがあがってしまった下巻。

人の人生が崩れる瞬間、きっかけって誰にもわからないもの。
自分は大丈夫と思ってても、その自分が分がわからなくなる。
守るべきものがあるとき、守るべきものを失ったとき、
信じてたものが信じられなくなったとき・・・

色んな視点で人生を見つめる一冊でした。

[ 2011-02-19 ]

九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。

[ 2011-04-29 ]

あれ?終わり?
って感じ。
すごい良かったんだけど、義母や夫、子供はどうなったの?
ストーリーがとても良かったので、終わり方だけが残念。
でも全体的な評価は高い。
九野のラストは良かった。

[ 2012-01-14 ]

筆者の「最悪」が面白かったので手にとってみたが……うーん、前作の方が面白かった。日常から踏み外した者が転落していく話。まだ先が続きそうな感じで、ラストに「これで終わり!?」と思った。

[ 2011-09-08 ]

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[ 2011-06-03 ]

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[ 2011-07-15 ]

平穏で平凡な主婦がどんどん変貌を遂げ、警察組織の隠蔽工作は膨らんでいく。
無駄な文章がなく、ただ同じ出来事を登場人物の視点からもう一度繰り返していた2箇所くらいは少し退屈しましたが、他はあきることなく読み進められました。
ラスト100ページはどんどん加速していく状況にわくわくどきどきで、読み終えるのがもったいないと思えるほど。
それだけに、少しあっけないラストに、え、これで終わり?という感じで、もう少し付け加えてくれてればなあと残念でした。
しかし、確かに面白かったです!

[ 2013-06-16 ]

上巻で徐々におかしくなってきた日常が、どんどんとんでもない方向に転がっていた下巻(笑)
そうくるの!?と何回突っ込んだことか…
主人公の1人の結末は、読み終わってしばらく経った今でも、一言いってやりたい。ここまでぐちゃぐちゃで、悪い方向に転がる人がいるのかと。
普通の日常が崩れていくのなんてふとしたキッカケなんだなと思うと、こわい。

[ 2011-02-24 ]

スロースタートの作品だったが、終焉に向けての流れは素晴らしい。
色んな登場人物が一堂に会してわやくちゃになりそうなものなのに、
とても綺麗にまとまって、それでいて刺激的。

作者は男性なのに、ここまで女の孤独を描けるのはすごい。
桐野夏生の『OUT』『柔らかな頬』に通ずる、
あの日本海の薄暗い海のような女の孤独がここにある。

最後のシーンは読んでいてこちらが息切れするほど。
限りなく弱く、そしてその弱さゆえに強い人間という生き物を
ここまでえぐり出している小説は貴重。

[ 2013-03-13 ]

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[ 2011-12-13 ]

上巻で拡散さ話題が一気に収束に進む。テンポがよく読み味がいい。
登場人物のひとりである主婦の最後にびっくりする。

[ 2012-02-08 ]

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[ 2010-11-27 ]

さほどのインパクトはないものの、奥田作品で
『最悪』も好きな方は一読するとよいです。
逆に伊良部シリーズを好む方にはシリアスで
暗めの話なので苦手かも…。

上下巻とも一気に読めましたが、これがオススメ!
というような特筆すべき点はなかった。

[ 2012-03-19 ]

読後感は決してよくはないですが、私は好きです。

少しのきっかけで(この本の場合「少し」でもないかな。。。)人生がガラリと変わってしまう過程が、ものすごく切ないです。
なんでそっちに行っちゃうの?と冷静に考えれば思うのですが、この本では皆冷静な思考を失っていますので、どんどん悪い方へ悪い方へ・・・

主に恭子と久野の話で進んで行くのですが、恭子は自分から破滅に向かっていくような所があり、久野は周囲に巻き込まれてドンドン落ちていく感じがします。

久野さん、始めのうちはあまり興味を惹かれなかったのですが、後半は気になる存在に(笑)。そして最後は切ないよ!!
でもなんだか希望は見えました。久野さんにはいい仲間がいるようなので。

一方、恭子の方は読んでてイライラしてしまって・・・・
上巻まではまだ「この人どうするんだろう?頑張れ!」って感じだったのですが、下巻では「なんでそうなる!!」ってな行動ばかりで見てられない気分になっちゃいました・・・

追いつめられた人って言うのはこんな感じなのでしょうか??
のほほんと生きている私には分からないのか。

子供を守りたい一心なのに、ドンドン孤立していく様が怖いです。1つの事しか見えなくなるっていうのは恐ろしい事ですね・・・・

子供達はどうなってしまうのか、非常に気になりました。

[ 2011-10-20 ]

節約と収納を楽しむ『素敵な奥様』的普通の主婦が…
これでもか、と堕ちていく…

でも、開き直ったこの人は何処かで逞しく生きていくんだろうなぁ

本筋とはあまり関係ないけど、久野さん、大丈夫かしら。

[ 2012-06-28 ]

何ていうか、一言でいうと、登場人物の行く末が「見ていられない」作品です。心配すぎて。

心が落ち着かなくなること必至ですし、あまりトーンのあかるい作品ではありません。

でも、希望が無い訳ではないです。

最後は、納得がいくような、いかないような…。難しいところですね。

[ 2018-10-20 ]

人は孤独を恐れ、必死でもがく。
平凡だった主婦はパートの権利を勝ち取るために、職場であるスーパーへ団体で立ち向かう。
刑事は既に失っているものへすがり続ける。
とにかく、女性の強さ…いや、ここでは強さに見せかけた怖さかもしれないが、それが際立つ。
最後はやるせなさが残る。

2018.10.20

[ 2011-11-09 ]

奥田色出てますね!登場人物、特に主役2人がファンキーな感じで、普通なら涙涙のエンディングが口ポカンてア然としました。反面教師というか、人間の弱いところ、一歩越えるか越えないかのドラマを目の当たりにして戦慄が走りました。いつ自分の身に起こってもおかしく無い恐怖、それもまた現実、そして人生。

[ 2010-10-23 ]

ごくふつうの主婦が、夫の放火疑惑からどんどんと様々な意味で「邪魔」をして、いや、されて、生活や人間関係、家族が変化していく様を描いた作品。

主婦が主人公なのか、過去に深い痛手を負った刑事がそうなのか、ちょっとわからず。

刑事と義理の母との疑惑は、最後までわからず、
主人公のラストにも、ちょっと疑問かなあ。

奥田作品は、インザプールやサウスバウンドのような
作品しか読んでいなかったので、多才さは窺えました。

もう少し他の作品も読んでみたいですね。

[ 2012-09-17 ]

他人を蔑み始めたら止まらなくなり、我を失ってしまった恭子さんが痛ましい。九野さんは、なんだか可愛らしい警察官。亡くなった義母を慕う夢想は、ページを戻って読み返すと感慨深い。

[ 2010-10-19 ]

先週は、仕事は忙しいは、腰痛はするは、ちょっと風邪っぽいはで、この土日は残った仕事を少しして後は目を休めてゴロゴロしていようと思っていた。
買っているのに読んでない本は奥田英朗と重松清と畠中恵、後、ハリーポッター。目が疲れ、肩こりもひどいのだが、つい手に取ったのが奥田英朗。それが運の尽き。読み始めたら止まらない。上下巻あるのに止まらなくなって結局夜更かし。奥田英朗を読み始めるというもこうなるのはわかっていたのに・・・
眠気を妨げるとんだ「邪魔」が入った、というオチでいかがでしょう。

[ 2011-02-12 ]

後半にかけて、妻の変貌振りは怖かった。久野さんの話し、及川家の話し、ラストはもう少し欲しかったなぁ。でも救われない話しだ・・・。

[ 2012-11-01 ]

自分を見失うように壊れていく主婦、何を目指して生きているのかわからなくなる刑事、結末に向かって転げ落ちる様子は恐ろしくなる。台詞ひとつやちょっとした人の動きにこだわりを感じさせる作者の文章にも引き込まれる。

[ 2010-09-11 ]

警察小説なのかな…あたしは、犯罪者の妻が暴落していく物語に思えた。会社の金を横領し、証拠隠滅のため放火をする会社員。その妻がパート先で市民運動に巻き込まれる様子。事件を追う警察官とその亡くなった妻と亡くなったはずの義母との会話、その他色々な人が関わり合って事件は色んな方向へ流れ、結局また偶然が重なり事件は解決し、今までと変わらない日常に戻る。一人姿を消したことを除いて、という話。色んな要素から書かれていて、ごちゃごちゃしてスマートでなかったので低評価。ラストもなぜそう終わる…というかんじ。

[ 2015-05-26 ]

奥田さんの本はとても読みやすいのであっという間に終わってしまう。
これも上下巻あるが、停滞することなくラストまでどんどん読んでしまった。
とても面白いのでもう少し読んでいたいと思うほど。

恭子の壊れていく様は、見物だ。
九野はもともと、壊れていたんだな。せつない。
あと、関係ないが佐伯は何故九野の事をおぬしと呼ぶのだろう??そういう人って身近にいなかったからものすごい違和感とともに読んだ。
が、ストーリーとは全くかかわりがないので別にいいのだが。

[ 2010-12-15 ]

家庭的、金銭的、精神的にまったく違う3人の主人公が接点を持ちつつ、徐々にその様相を変えていく様が細かく描かれていたところが良かった。
中でも、主婦恭子が逃げ場をひとつひとつ潰されて、精神的に徐々に追い詰められていく感情がすごいリアル。やむを得ずにとっていた行動によって、さらに追い詰められる。結局最後にいろいろ放棄してしまったのが切ない。
同じような話の『最悪』は最後、なんとなく、それぞれの場所に落ち着いた感があったけど、こっちはあまり救いの無い話。

[ 2010-08-13 ]

p258
「この奥さんを見てみろ。生きていくのに必死なんだぞ。おまえらこの奥さんみたいに必死になったことがあるのか」

ストーリーがとっても面白かった。
どんどん進んじゃう。

私は久野さんみたいな人と結婚したいっす。

[ 2010-05-21 ]

普通の2子の主婦が、夫の放火疑惑から平和な日常生活が…刑事と少年も準主役で、それぞれの日常が変化していく。かなり引き込まれいっきに読んでしまったが、ハラハラ・イライラさせられ読後感は---重い。まぁ~平凡だけど何にも巻き込まれず、追われない平和な生活ができる今に感謝!!ってところかな。

[ 2010-07-25 ]

ごく普通の主婦が駄目な旦那と普通の子供達との生活の中で、徐々に暴走していく様にドッキリとする。
スーパーの社長のキャラがなかなか強烈で面白く、ほんとにどこかに実在していそうな感じがする。
他の小説と違い、お笑いの部分がほとんどなくシリアスな内容だが、お笑いからシリアスなものまで幅広く書けるのは、懐の深さを感じ、単純にすごい才能だなと思う。この著者の文章は東野圭吾並に読みやすいとも思った。
文庫で上下2巻のボリュームだが一気に読んでしまった。

[ 2010-04-25 ]

終盤辺りの展開(プロット)は評価できないかもしれないが、圧倒的なディティール量は特筆に値する。700P超の長編だが、ユーモアがあるのでサクサク読める。陰惨な結末のなかにも一筋の光明が差しているので、まだ救いようがある……かもしれない。

[ 2010-05-22 ]

終盤は「ララピポ」を彷彿とさせる荒れっぷり。
おもしろかったけど、この人の本は
やぱり明るく楽しいほうが好き。

[ 2014-06-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2010-07-14 ]

九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。
邪魔って言葉がわりと出てきて意識した。

[ 2016-06-03 ]

1日で上・下一気読み。
義理のお母さんのくだりでひえ〜〜てなった。
みんなに邪魔なものがふりかかってくるのね。

[ 2010-06-06 ]

世の中邪魔な奴ばかり

「あほ・軽い・くだらない・しょーもない」
そんな人ばっかが登場します。

普段は隠してますが、
僕もそんな人間ですから、
とても面白かった。

[ 2012-04-20 ]

転落の一途を辿る主人公達の物語が終わる。

タイトルにある様々な「邪魔」に立ち向かい、
それぞれが何らかの気づきを得たという意味では良い終わり方だった。
生きる上で何に拘るのか?について実に考えさせられた。

しかし、何もここまで・・・と思える内容であるのは間違いなく、
謎が残されエピローグが不十分である点は読了時の気持ちよさはない。
著者の代表作のひとつ「最悪」と似た内容であり、トーンの作品だった。

[ 2012-02-18 ]

刑事の精神、母親の気持ち、不良少年たちの描き方。
全て嘘っぽい。適当。
途中で書くの嫌になったのかと思うぐらい
やっつけ仕事的な展開で終結させた。
タイトルを先につけておいて、どっかでタイトル挟まなきゃね?
みたいに、とってつけたように「邪魔」という単語を使ってたのも白けた。

( ・_ゝ・)<尻すぼみ?ノープラン?

[ 2010-01-09 ]

え?こんな展開とこんな結末??
精神科医伊良部一郎から奥田さんにはまったからこそ読んだものの・・重かった。
でも、読み応えあり。逆から行ってますが、次は最悪を読みます。
それにしても奥田さんを変えたのは何?

[ 2009-11-07 ]

こうやって読み進んでくると、
この人独特の物語の勧め方、作り方のようなものを思い出してきました。
とても平凡な内容を描いているようでいて面白い。
平凡の味わいみたいなものを感じます。

[ 2009-08-19 ]

〜2009.8.18.


最後がおもしろすぎてもう。
ある意味救われたんだと思う。
というか九野さんと結婚したい。


奥さんにはがっかりなんだけど、でも自分がこうならないという自信はない。
でもやっぱり一番の被害者は最初から九野さんだよなあ。

[ 2012-07-01 ]

ひとつの放火事件があらゆる方向とつながっていて、誰も死んでいないのに十分なミステリーさ。
個人的には、九野刑事のその後や、容疑者が逮捕されたときのことや、その子どもたちのことなど、気になることはたくさんあるけど、野暮ってものよね。
九野刑事が幸せになってくれていることを祈っています。

[ 2010-05-22 ]

「そんなのは小さな問題だ。人間は、将来があるうちは無条件にしあわせなんだよ。それから先は条件付だ。家族があるとか、住む家があるとか、仕事があるとか、金があるとか、そういうものを土台にして乗っかかってるだけのことだ」

[ 2009-10-08 ]

久野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくて以来、義母を心の支えとしている。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。(裏表紙から一部引用)

下巻も読みました!
あっという間に読み終えました。面白かったー。
パートの及川恭子のますますの変貌っぷりが凄かったです。
最初は頑張れ~!って気持ちで見ていましたが途中から「あれれ?これでいいの?」と言う感じになり・・・
最初とは別人のようになってしまい、若干引き気味に読んでいました。
箱根で茂則に話す恭子なんて別人・・・いやこれが彼女の本性なのか。

あくまで小説ですけど、警察やらやくざやらこわーー
本当に犯罪は犯しちゃいけないですね!(笑)これからも誠実に生きていきたいです。(笑)
色々な問題が複雑に絡み合っていて、憔悴しきったまま居場所もなく生きている及川茂則の立場は本当に嫌だー。

最後はちょっと残念でしたが、まぁ・・・こんな終わり方もアリなんだなーと思いました。
久野が止められていたらよかったのにな~
フィクションですがこの先の久野の幸福を願わざるを得ません。
面白かったです!上下巻合わせて★5つ。

[ 2009-07-12 ]

九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。
7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。
同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。
わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。


普通の主婦だったのにどんどん転げ落ちて最後は犯罪者か・・・・
。゜(つω`)゜。
そうそうもうどこにも逃げ場はないんですよ

[ 2011-07-01 ]

奥田作品は3冊目ですが、この方は本当にいろんなジャンルの物語を書けるんだなぁと感心します。

この作品はとてもシリアスなミステリー。特に平凡な主婦だった恭子の転落ぶりは半端なく、ゾッとしました。犯罪って怖い。

[ 2010-10-26 ]

●夫の放火で追い詰められていたからといって、及川恭子の支離滅裂で場当たり的な行動はやり過ぎ。とてもついていけなかった。
→しかし、そういうところを含めてリアリティのある小説なのだろうか。小説での登場人物の一貫性のある思想や行動は、現実的ではないのかもしれない。
●登場人物がそれなりにいたのに、すらすら頭に入ってきたのには驚いた。キャラクターの書き分けが上手なのだと思う。


読了日:2010/10/25

[ 2009-11-07 ]

う~ん・・後半の主婦の求める爽快感が
"OUT"を彷彿させる。
そんなに主婦は窮屈な生活で、
枠を超えるのは犯罪に走ることを指すのだろうか。

[ 2009-12-31 ]

上下巻あわせて一週間くらいで読んだ。
長いので細かい描写がいいとか、臨場感があるとかっていうより、続きが読みたくなって疲れず読み続けられるところがいちばんよかったと思う。

[ 2009-02-13 ]

九野薫、36歳。
本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。
7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。
不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。
放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。
わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。

[ 2008-10-22 ]

読んだあとしばらくは後を引く作品だと思う。

自分の知らない世界,しかしどこにでもある世界を知ってしまった感じ。

[ 2013-12-14 ]

本作はついに多摩地区!を舞台にした、どーしようもない人達の群像劇。素晴らしい疾走感で最後まで飽きさせず、そしてあまりカタルシスを感じさせることもなくポッと終わる奥田節。最悪、無理、と同様どんどんどーしようもなくなっていく状況を固唾を飲んで見守っていたら終わってた、って感じだった。面白かった。

[ 2009-05-10 ]

張られた伏線、スピーディーな展開、かと思えば丁寧な心理描写

総ページ数700ページを超えているだけあっていろんな要素が詰まっている

人間が思い思いに動くとこんなにも互いの邪魔になるものか。

徐々に明らかになる九野の本当の姿と、変貌する主婦荻原がある放火事件を契機にクロスオーバーしてラストを迎える下巻。

幸せっていう小さな理想より喪失や変貌といった現実を描いた作品。


この小説では誰も死なないのがいい。ちらし寿司を作りたい けいた

[ 2009-07-31 ]

刑事物だけど、ミステリーというよりは人間ドラマ。
精神不安定な刑事九野がなかなか魅力的。
一方放火犯の妻の卑小さに幻滅。

奥田英朗の作品は軽いタッチのしか読んだことなかったので、新鮮だった。

[ 2008-12-09 ]

今の生活を邪魔するものはゆるさない!という信念で動き始めた主婦。
結局、それが自分本位で空回り。
もっと素直に普通に動いていたらこんなことにはならなかったかも。
どんどん読み進めることができて面白かったけれど、ちょっと後味が悪い。

[ 2008-06-28 ]

本書p380より。

「人間、将来があるうちは無条件に幸せなんだよ。それから先は全部条件付きだ。家族があるとか、住む家があるとか、仕事があるとか、金があるとか、そういうものを土台にして乗っかってるだけのことだ」

条件付きの幸せを持っていたはずの家族が、欲に邪魔され崩壊していく。

オチが思ったよりあっさりだった事と、様々な気になる点を残した事がちょっとなぁ・・・。

ただ、話の内容はリアル!

こうやって人間は不幸の淵に落とされていくのだろうなということがよく分かる。

[ 2014-03-09 ]

気持ちいいくらいに堕ちていく恭子に対して、憐れみというよりはむしろ畏敬の念を覚える。救いがある分、重過ぎなくて良かった。

[ 2009-03-06 ]

第4回大藪春彦賞受賞作。
道を外れていく主婦と刑事の2つの視点で描かれている話。
間に少し挿入されていた不良高校生の視点。
それらが収束していきそれぞれの結末を迎える。
幸せを追求する主婦と幸せを敬遠する刑事,未来のある少年。
それぞれの生き方が丁寧に描かれる少し切なくもある物語。

[ 2007-10-16 ]

苦しかった。つらかった。なんだかかわいそうだし、身につまされる感じもしちゃうし。負のスパイラルって誰でも落っこちうるんだろうなあと思ったらもう恐くて。

[ 2009-12-23 ]

2009.12
長い、上下巻共に分厚くて本当に長いんだけど、面白い。暗い刑事が主人公の、新しい奥田英朗だった。

[ 2007-08-21 ]

平凡な主婦が夫の小さな罪により、平凡と言う幸せを失っていく、その過程で彼女自身に変化が生じていく。その彼女を見守る妻を交通事故で失った不眠症の刑事。そしてその二人を軸に大きな渦が巻いておりストーリーはまるで台風のように色んな事を巻き込みながら膨れていく。。。

[ 2010-05-31 ]

ノンストップで読みました。登場人物は善人でも悪人でもなく普通に生活してそうな人達…それがちょっとしたきっかけで最悪な運命に巻き込まれていく…面白かったです。
2010年5月31日読了

[ 2007-04-12 ]

人間の弱いところ、汚いところ、表面でしかないところ、
そんな自覚したくないけど理解はできる、
人間の内部に潜り込む作品。
人間って目的達成のためならなんでもして、
目標を追いかけているうちに目標自体見失う怖い生き物だ。

[ 2007-07-24 ]

九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。

[ 2007-07-01 ]

普通のしあわせからどんどん堕ちてゆく…普通にしあわせでいたいだけなのに。最後はなんか悲しくなってしまった。

[ 2007-02-28 ]

ちょっとした嘘や思いつきや行き違いが、どんどん広がって最悪な方向に・・・いろんな人の行く末が絡み合っていくところが面白いんだろうけど、私にはちょっと散漫な印象に終わってしまって残念。でも、恭子の『最悪』への道が一番面白かった!(面白いっと言っていいのか・・・)

[ 2007-02-21 ]

3人の中で一番感情移入できたのは九野薫だった。奥さんを亡くした虚無感に苛まされ続け、警察という組織の犠牲にされようとしている九野さんがかわいそうで、何としてでも九野さんだけは救われてほしいと願いながら読んでいた。及川恭子は共産党系のグループと関わった頃からどんどん変わっていき(もともとこちらが本性だったのかもしれないが)、最後はもうどうにも救いようがなくなる。追い詰められた人間の余裕の無さから来るものであろうが、及川恭子はあまりに状況に流されすぎている気がした。

[ 2007-05-23 ]

<内容>
九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。

[ 2007-11-07 ]

[2007/11/7]
http://d.hatena.ne.jp/kumagoro_morino/20071107/1194415229

[ 2011-06-01 ]

大事にすべきものを次々間違えたまま、どんどん突き進んでいってしまう主婦の姿が怖い。ただひとつ、最初からずっと大事にしてたものを最後いきなり放り出したまま、どうなっちゃったの?と読後はやや消化不良感。。

[ 2012-05-12 ]

2012.05.12

星を3つにするか4つにするかすごく迷った。

この人の本は突然面白くなるが、読み終わるとあっさりした感がある。
しかし、なんというか日常を、少しずれた人を、いや意外とみんなそんな一面を持っているのかもしれないが、そういう「人が持っている一面」をかくのが上手いな、などと思った。


作家ってすごいな、と思う瞬間がある。
それは、紡ぎ出す言葉だったり、流れる空間だったり、何かが隠れている行間だったり、ストーリーそのものに驚愕したりするが、この人すごいな、とある一文を読んでそこから目が離せなくなり、なんと細かい視点で書いているのかとたった一文を何度も読んだ。

何気ないものだが、作家ってすごいな。

 『茂則が葱を食べようとしたら中の身がするりと抜けおち、またみんなで笑った。』

[ 2006-12-09 ]

平凡な夫婦の生活が音を立てて崩れていく。
長い小説だけど、飽きない面白さがある。有り得る世界だけにちょっと怖い。

[ 2015-11-10 ]

すごいおもしろくて下巻は一気に読んだ!上巻半分まではとっつきにくかったけど、そこから先が展開気になりすぎてどんどん進んだ!奥田さんのどシリアスって初めて読んだんだけど、日常がだんだん崩れていくかんじとか、みんながみんな自分の生活を守るために必死になるけどそれが裏目に出て追い詰められていくかんじとかがリアルでこわかったです。久野刑事のお義母さんのところが1番衝撃的だった…あとパートのところはこわいけどわくわくして読みました。

[ 2011-06-15 ]

なんだか、どんどん最悪な方向に進んでいくなぁ。

っていうか、子供があまりにもかわいそう。。
後味が悪い終わり方だった。

[ 2006-12-18 ]

放火事件の真相が明らかになっていく中、警察、企業、ヤクザの思惑のなかで翻弄されていく刑事と主婦…結末に収束していくスリルあふれる犯罪小説の文庫版下巻。

[ 2010-05-11 ]

上下と一気に読みました。最後の部分でその後のことが心配に残ったけど、それを残すところもあえてでさすがだと思います。

[ 2009-05-20 ]

上巻はどちらかというとゆっくりしたテンポでしたが。
役者も揃い、徐々にテンポ良く展開していきます。

日常にいろいろな悪夢が潜んでいて。
やりきれない思いやイライラをどうすることもできず。

各々の邪魔なものが複雑に絡み合って先に進めない。
それでも、何とかしようとしてまた絡まっていきます。

そもそも普通という定義が難しいですが。
普通の人間が普通に暮らすことは本当に難しいです。

いわゆる普通の人間が少しずつずれて壊れていく様が。
冷静に淡々と語られていくのが結構怖いです。

落ちるところまで落ちた人間の開き直りはすごい。
失う怖さが人間をあるところで留まらせているのかも。

細部のリアリティがいい意味で不快さを感じますが。
続きが気になって読み進めてしまいました。

東野圭吾的な大どんでん返しはないものの。
ひっくり返されなかったことに少し驚きました。

ラストは腑に落ちない部分も多々ありましたが。
あえて、それが「最悪」とは違っていて良かったです。

[ 2006-10-03 ]

かなり長い話だったが
飽きさせない面白さ。
ミステリーということになっているが、
人間模様のほうに重きは置かれている。
それが複雑に絡まるからこそ面白い。

[ 2011-04-24 ]

結局花村さんはとことんまでやっちゃたなぁ、というのはザマミロなんですが、お母さんはどうなったんだ!!?

[ 2007-02-03 ]

ま、人間追い詰められると何するかわからんし、怖いよ(シミジミ)。
こういう系統の本を読むといつも書く感想だけど、「人の心の悪の部分には触れないで生きて行きたい」と切に願うわたしなのでした……

[ 2006-05-25 ]

主婦、刑事、少年・・・。犯罪が次の犯罪を誘発し、些細な切っ掛けから、道を外れ転がり落ちていく。クライムノベルの傑作▼前作『最悪』も落ちていく人々を描き話題になった奥田英朗。この一作で「巻き込まれ型オチ物」では日本のトップに登り詰めたと言っても過言はないほど。私の我がままを一つ言わさせてもらうと、ラストが今一つ。

[ 2007-01-29 ]

(上巻からの続き)
相変わらず、堕ちていくキャラクターたちに、救いと呼べる救いはない。
もう少し、全体の伏線を綺麗に消化していけるとよかったんだけど。
最後はちょっと物足りない。
中盤までは秀逸なだけに、ラスト近辺でもっと分量を増加させてほしかった。

[ 2006-04-23 ]

下巻に入って、ストーリーに加速がつきました。
邪魔。
やりきれない感情のまま、話が終わりました。

[ 2006-05-03 ]

あれ、上巻どこ行った・・?「最悪」はめちゃくちゃ面白かったけど、こっちはいまいち。上下巻に分けた分、かなりのスローテンポ。途中から堂々巡りになって全く進展がありません。これで大藪晴彦賞取ってるけど、「最悪」の方が良かったね。でも、普通もうちょっと救いがあるもんですが、転がり落ちたら止まらない人間を描いたらさすがです。

[ 2010-02-05 ]

人間、将来があるうちは無条件にしあわせ。それから先は全部条件付き。単なる土台に過ぎない。
その土台こそがしあわせの証だと勘違いしてしまっている人々が、実はそうじゃないんだと気づく話。
邪魔なのはなんなのか。最後まで読むと分かります。

[ 2010-04-22 ]

ノンストップで読み終えた。「最悪」ほどではないが終盤の主人公の破天荒な行動が面白い。爽快とは思えないが。
下巻も善人とは言えない人たちばかりが登場してスカッとしない。桐野夏生の「OUT」を思い出した。
妻を大事にしようと思った。

[ 2013-10-15 ]

奥田英朗的群像劇。いつも通りうまく収束してく安定感。刑事の九野の人物像が結構魅力的で、今まで読んだ群像劇二作よりも感情移入して読んだ。主婦の変化して行く様も哀しくも痛快。しかし750万ももらってたらもっとまともな生活できるだろよ。パートしなくてもさ。

[ 2005-09-19 ]

どんどん転がっていっています。特に奥さんの変貌振りにびっくり!いざとなったら、女の方がたちが悪いのかもしれない……。結末まで、一気に読んでしまえました。

[ 2007-05-03 ]

上巻に続いて最後までどんどん読んでしまった。放火の容疑がかかる夫により子供の将来に影が射さないようとするがついに誤った道へ進む恭子。恭子に妻の面影を感じ、なんとか恭子に道をはずさないように奔走する九野。
主要人物以外にも、本当にこんな人たちが居そうでリアルな描写が多い。しかしなんか後味悪い。

[ 2006-03-02 ]

夫の不正を知った及川恭子はいつの間にかパートを勤めるスーパーを相手に「雇用問題」に関しての要請をある組織とその運動を取り付かれたかのように始めていく中で全く今までの自分とは異なる自分を見つけ出した恭子自身に驚き戸惑う。自分をあらためて知った恭子がしだいに見つけていったものは恐い。一方九野刑事は同僚刑事に逆恨みされながらも事故でなくした妻の義母を心の支えにしながら生きて戦っていくが、その境界は・・・。二人の現実と妄想とが錯誤した日常と非日常を重ね合わせているようだ。

[ 2005-06-24 ]

主婦及川恭子、君はこれでいいのか??
感想はこちら。
http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-16.html

[ 2006-05-18 ]

レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/17958480.html

[ 2009-11-08 ]

上巻よりも読み応えがあった。普通の生活を送っていた妻が、放火事件を切っ掛けに気丈に振舞う姿は頼もしい。夫との関係にしても、スーパーとの戦いにしても。ただ、歯車が少しずつ狂い始めていく姿は痛々しい。それでも、先日読んだ『OUT』同様、女は強いと思った。九野の警察内部における対立も読み応えがあった。それと、亡き妻の母親との意外な事実も。形こそ違えど、誰しも「闇」を抱えているのかもしれない。

[ 2008-06-23 ]

放火事件の第一発見者の妻恭子。その事件を追いかける刑事。警察と暴力団の癒着。恭子の壊れっぷりがすごい。奥田作品は伊良部シリーズばかりだったけど、こういうジャンルのほうが好きかな。2008/6/22

[ 2005-05-26 ]

読了。やっぱり途中声を出して笑う部分がある。登場人物の間違って狂っていく姿は切ないのに。そして読後はやはり爽快。不思議だなあ。「人はしあわせになりたくて生きている。」すっかり奥田さんのファンになりました。

[ 2005-06-27 ]

解説中に「ある種爽快に道を間違えていく主婦と、やむを得ず壊れていく刑事の切ない物語」とありましたが、爽快とは思えんし、やむを得ずとも思えない、なんとも理解の出来ない、こんなのありかよ!というのが正直な感想です。
しかし、これも解説によれば、この作者はプロットを決めないで、ある意味いきあたりばったりの小説作法らしいので、それならこういう展開になってもやむなしかも。また、現実の犯罪のディテールは、こんなものかもしれないという妙な納得感はありました。
2005/6/27

[ 2004-12-05 ]

2002年のこのミス2位と言うことで、興味を持って買った本だけど、この作家の本ははじめてです。その年の1位は「模倣犯」でした。
読み出して、どんどん読めちゃう引き付ける内容でした。小さな町の放火事件をきっかけに落ちぶれていくと言うか、家庭も自分の破滅していく過程を描いています。どこで間違えたのかな?そこまで行かなくてもって思いましたが、、、
ラストは、少しバタバタした感じもありましたが、不良高校生や主婦、警察官、暴力団などの話しを交えて、なかなか読ませる構成で楽しめました。
ただ、ここまで人間は変わるものなのか、なかなか私には理解できないのは、少しさめているのかな。それでも、次作も読みたいと思う作品でした。
2004.5.1

[ 2004-12-05 ]

しがらみとしきたりに、規則と面子。
皆が少しずついらだっている。やり場のない苛立ち。

『邪魔』
排他的で悪意のあるこの言葉を敢えて題名としたミステリー。
なのに全ての登場人物が欲していたのはしあわせ。
でもこのミステリーは結局だれにもそれを許さなかった・・。

[ 2006-12-07 ]

『もしも人生が続けられるのであれば、しあわせに背を向けるのはやめようと思った。しあわせを怖がるのはよそうと思った。人はしあわせになりたくて生きている。そんな当たり前のことに、九野はやっと気づいた。』