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月の裏側

(1738)
価格:616(税抜)

作品レビュー

[ 2013-02-17 ]

九州の水郷都市で起こった複数の失踪事件。
失踪した人たちは数日後、何事もなかったかのように戻ってくる。
ただし記憶を失って…。
その事件に興味を持ち、調べ始める元大学教授・その教え子・元教授の娘・新聞記者。


主人公の一人である多聞が印象的だ。
「僕は愛される男なんだ」
こんなセリフをさらっと自分で言っちゃうような人。
だからといってナルシストなのではなく、淡々としていて周りにも自分にも執着がなさそうな人。いろんな意味でマイペース。

決意の夜の多聞の長靴は藍子が履かせたのかと思ったけれど、最終章の藍子の独白を読んだ感じでは藍子ではなさそう。

このタイミングのこの状況下で多聞に再会した藍子はなんだか不憫だなぁ。


まだ恩田作品を少ししか読んでいない身で「いつもの通り」というのも気がひけるけれど、いつもの通り大きな謎の解決・解明はなし。
お話の風呂敷がだんだん広がっていくのを読みながら「コレちゃんとたためるのかしら」と心配してしまったのだけど、たたむどころか、広げる余地があるままラスト。

登場人物の一人の言葉
―この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかな

この物語の謎もそれでいいような気がする。

[ 2017-02-22 ]

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[ 2013-09-04 ]

怖かった。怖かったけど再読したくなる。この終わり方やから怖いんやろなぁ。スッキリせん気もするけど好きな作品。

[ 2017-07-21 ]

最初は理解出来ない内容が多かったが、図書館の一件で唐突に面白くなった。
そこからは最後の一文まで文句無し。
ユージニアのような柔らかな文面に、有川浩の自衛隊三部作のようなSF感を融合させた印象。
あまりにも面白かったので読み終えたその場で同僚に貸しました。
恩田陸作品はいくつか読んでいるけれど、読むたびに印象がまったく違う。
個人的にはこれが一番好きです。

[ 2014-11-05 ]

あらすじをほぼ読まず読み、どういう方向へ行くのだと不安になりながら読み進み、あぁ、こういった小説は初めてだなと思った。ホラーやオカルト映画はたくさん観るが、小説は初めて。
じんわり、じわじわが続き、映画では描かれない、恐怖の中で冗談言ったり、緊張感が途切れてなんかどうでもよくなる感覚などが描かれている。いつのまにか盗まれているという感覚も怖い。ただ、原因がわかってからは失速。というより僕の興味が失われてしまった。
文章表現が魅力的で、じめじめとした雰囲気作りやニュアンスに膝を打つ。しかし丁寧すぎて不気味さがいまいち伝わってこない。例えば夢野久作のような不安定感が文章にあると、本当に怖くなるのではないか。まぁそんなん恩田さんに求めてないんなけど。

[ 2013-02-21 ]

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[ 2012-05-11 ]

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[ 2013-10-08 ]

表紙の印象から何故かずっと時代ものだと思い込み敬遠していたけど、全然違った。

水路が張り巡らされた街、素敵だ。不気味さもあり美しさもありで夢中で読んでしまった。

白雨みたいな猫が欲しい。

[ 2012-05-26 ]

恩田陸は凄く好きな作家で、既刊は半分くらい手に持っている。でも、いつも思うのはオチが残念だという事。途中まで凄くわくわくするのに肩透かしを食らう事も少なくない。それでも読んでしまうのは、文章力とキャラの魅力だと思っている。
今作も途中から「どこに着地したいのだろう…」と登場人物と共に不安になったが、多門と一緒ならどこでも良いかと思ってしまった。単に私がミーハーなのか、それを本の面白さとして評価しても良いかは分からないが少なくとも私は満足だった。
何より恩田陸の魅力である“恐怖”と“不安”が遺憾なく発揮されていて地下の描写部分は本当に鳥肌が立った。相変わらずラストの気抜け感はあるがそれも一種のカタルシスという事で。

[ 2010-06-11 ]

女性らしい文体で言葉の使い方がとても綺麗。
何度『あぁ。この表現良いなぁ∼』と思った事か。
雨の匂いとか草の匂いとかしてきそう。
でもぶっちゃけ、面白いか?と聞かれたら、うぅん?って感じ。
モヤモヤする。

[ 2015-07-18 ]

なんという重厚な読み応え。
面白かった。

細かく分けられた章(チャプター)と、
章の冒頭で語られる正体不明(少しずつ特定可能になってくる)のモノローグが印象的。

最初は馴染みのない堀の街と多聞と協一郎という捉えどころのない不思議なキャラクターに警戒心がなかなか解けず、世界に入り込むのに時間がかかったけれど、
4割を超えたあたりから、少し怖いくらい箭納倉の街に入り込んでしまった。
そのあたりから面白さとともに、ゾクリと背筋が寒くなる緊張感がぐっと増し、却って休み休み現実の乾いた温かな空気を確認せずにはいられなくなった。
この時期に読んだのもある意味当たりだったのかもしれない。私の住む街には梅雨はないが、やはりこの時期雨が多く、読んでいる間に天気の悪い日が続くと現実感が時々わからなくなる。
最近久しぶりに恩田陸作品を読んでいる。
今作は初読。
けれど、この『月の裏側』を読んでやっと恩田さんの作風を思い出した、というか読んでいる時に受ける印象を思い出した。
そうだ、この感覚だ、と。
恩田作品は私の好きな他のどの作家とも全然違っていて、独自の不思議な世界観を持っている。
謎が多く、少し怖いホラー的な要素を持っていることも多い。
謎が謎のままで終わることもままあるが、
ほどんどの場合はそれでも良いような気がするから不思議だ。
”なんて言うのかな。この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかなって。”
そういうことなのだろう。
もちろん、その手法が”逃げ”のために使われてはいけないけれど、物語の深みを出すために利用されるのならば、アリということか。

先日再読した『Q&A』も、もう少しだけ全体像の輪郭がはっきりしていれば、もやもやを残すこともなかったかもしれないな。私見ではありますが。

[ 2009-06-12 ]

本編のあらすじとは離れてしまうけれど、
「盗まれていく」心境は自分がクリスチャンになろうと決心した過程にとても似ている。
正体不明の巨大な意志に飲み込まれ、作り変えられてしまうことに抵抗はあるけれど、
作り変えられてしまった後はとくに何か悪いことがあるわけでもなく、むしろ穏やかになるような。

自分が自分でなくなってしまう恐怖と戦う、
だけど戦うことに意味はあるのか?
どうして自分が自分の意志をもっていなければならないと思ってしまうのか?
そもそも自分とは何なのか?

ざんざんぶりの雨の中読むにはぴったりすぎて、ちょっとだけ怖いような、
そんな物語でした。

[ 2012-04-21 ]

あたりの方の恩田陸。終盤、誰が長靴を履かせたのかとか、何故履かせたのかとか色々考えちゃう。あと、男性と女性でも受け取り方の違いが、出産に絡めて出てくるところも(女性側が)リアルに感じる。私は絶対長靴脱がない派。

[ 2019-08-02 ]

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[ 2019-07-04 ]

本の裏のあらすじを見て思わず読み始めた。
恩田陸の作品は以前にネバーランドを読んだことがあるが、あの作品も今回と同じくあらすじをみて読み始めたのだった。
はじめは文章がすんなりとは頭に入ってこなかったが、それも途中から慣れ、物語にどんどんひきこまれていった。
終盤に差し掛かり、残りのページ数でどうやって話を終結させるのだろうかと思っていたが、結局独白で終わり。
読み終わったあとなんだかモヤモヤしたものが残る作品であったが、これがいいのだろうか。うーん。
ただ、文章を読んでいて場面場面の緊迫感というか、緊張感はとても伝わってきた。

[ 2019-01-04 ]

先が気になって、ぐいぐい読めてしまう。結末、細かな設定はひっかかるところもあるけれど、終わりの一歩手前は、読むことを止められなくなるほど、引き込まれる。

[ 2018-10-15 ]

◆ネタバレがありますので未読の方はご注意ください


設定としては「向こう側」の存在が出てきてしまったが、ストーリー事態は相変わらずギリギリのところでこちら側に収まっていてうまい。自分達が「盗まれ」ないのはすでに「盗まれて」いるから、という逆説はよかった。

[ 2018-09-17 ]

ミステリー?SF?ホラー?
どんよりしたずっと灰色な世界観。
静かな深夜に1人では怖くて読めなかった。
ゾクゾクするという表現がぴったりな物語。
人に話したくなるけど話してるうちに混乱してうまく話せない。咀嚼するのに時間がかかる。

[ 2018-06-15 ]

じっとりとどこかで水を感じさせる文章がじわじわと怖くなる。違和感、恐怖が積み上がりそれが効果的に表されている、大変魅力的な作品だ。追い詰められていくキャラクターの一人称にどきりとさせられた。不気味で心地悪さを感じるが心地よい作品でした。

[ 2018-05-20 ]

姉の友人が貸してくれた。
夜のピクニックが期待外れだったのでそれ以来読んでなかったけど、これは面白かった。
ラストがモヤっとするのは好き嫌いが分かれそうですが、私は好き。

[ 2018-03-21 ]

タイトルだけで選んで、前情報なしで読んだ。途中からすごい勢いで世界に引き込まれた。
読み終わってから、自己解決に時間がかかる。

[ 2018-06-25 ]

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[ 2019-04-16 ]

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[ 2018-02-02 ]

こっわ!文中に出てきたけれど、ハリウッド映画なら原因を突き止めて退治!ハッピーエンドでやったね!世界は平和になった!なんだろうけれど、そこは日本の作品読んでいて劇的なピンチやら何やらは無いけど、寝るのが怖くなる。そんな作品。雨の日に1人で読むのはお勧めしない笑

[ 2017-11-16 ]

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[ 2016-04-04 ]

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[ 2015-03-02 ]

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[ 2014-06-26 ]

文章が好み

良かった
人がタタミイワシになっているところが特に

静かに怪奇が侵食してくる話そして何事も無くすべてが怪奇に覆われる

[ 2015-12-25 ]

【月の裏側】

美しい花を花瓶に挿して火の当たるところへ飾る。華やかな雰囲気のある窓辺に心を揺らす。いつまででも美しくあって欲しいと思っても、動きのない水はぬるりと腐ってゆく。

仮説とは月の裏側のようなもの。確かにあるのに確かめるすべがない。ドビュッシーの月の光、ただ水面に映る月を触るようなもの。水面が揺れたらそこには何も映らない。

[ 2014-09-14 ]

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[ 2015-01-28 ]

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[ 2014-12-14 ]

とんでもなく恐ろしい事でも、受け入れてしまえば、もうどうってこともないわけで。疑問に思えば気になって仕方なく。

[ 2013-03-05 ]

独特の恐怖感をあおる文章。
なんだか分からない物への恐怖感?ハラハラ感が強くて先へ先へと読んでしまうが、オチはイマイチはっきりしなかったような。
なんだか分からない物はわからないままだったような・・

[ 2013-01-23 ]

SF?ホラー?

福岡の柳川をモデルにした水郷で起きた不思議な事件。
途中までは、何が起きているのかドキドキしたんだけど・・・。





結局、その原因や物体がわからないまま終わってしまう曖昧さが、気持ち悪い。
私としては、もっと詳細にその謎の物体について記載して欲しかった。

見えないものに怯える恐怖があるわけでもなく、
物語が淡々と進むのにも違和感が。

[ 2013-01-27 ]

九州の水郷都市である箭納倉で相次ぐ失踪事件。いずれも堀に面した場所に住む老女が失踪の後、記憶を失っているが何事もなかったのように帰ってくる。そして、この事件に興味を持った元大学教授・三隅協一郎らが真相究明に乗り出したところ驚愕の事実が判明する。

ミステリ、ホラーというよりはSFという感じ。
序盤は少々寝ぼけながら読んでいたこともあり、なかなか作品に入り込むことができなかったが、中盤、物語の核心に迫っていく部分は圧倒的なマイノリティの中でどのように解決していくのだろうページがどんどん進んだ。
一方で終わり方について、いっそのこと「盗まれ」てしまうという逆転の発想はなるほどと思ったものの、話の締め方はこれで終わりなのと肩透かしを食らったような気がする。果たして真実を知った四人はどのような心境で日常に戻っていったのか。

[ 2013-09-10 ]

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[ 2014-06-14 ]

リアルタイムで梅雨時に読むのは怖かった('_')数年ぶりの再読だったけど、細かいことは覚えてなかった。いくつか疑問が残ってるけど、今度読むときは天気のいい季節にしよう笑

[ 2013-06-27 ]

福岡柳川がモデル。水にかこまれた町で起こった行方不明事件。帰ってきた行方不明者は本人であり、本人でなかった。水が鍵になっているホラー。

[ 2012-09-23 ]

高校生の時に偶然本屋で遭遇した中学の担任だった先生にすすめられた本。
話が好きすぎて1冊の本を何回も読んだのは初めてでした。

[ 2013-11-27 ]

九州の箭納倉で続いた失踪事件。
愛され男・多聞らがその謎に挑む。


幻想的ホラーだった。
日常に潜む異常性。ぞくっとします。
そして雰囲気の描写が上手い。
誰もいない街の描写が大変秀逸。
通勤途中に読んでいたので、
「この朝の風景のなかで、無機物しか動いてなかったら」
と想像するとものすごく恐かった。

しかし如何せんホラー作品。
真実がわからない。
そして多聞が恐い。
なんなんだあの男は。

読後感はじめじめしてます。
雨の日に読めば良かったなー。

[ 2012-09-17 ]

途中までのドキドキ感はすごくいいのに、ラストがなんとも…。
恩田さんは最後まで考えずに書き出すタイプなのかな、と思ってしまう…

[ 2013-08-08 ]

古典ホラーとも言えそうなほど、
じっとりとした雰囲気をかもしだした
文章が続く。
これは私たちの身近に起こりえる出来事であることがより恐怖をかきたてる。そういう話です。
古典、ホラー物、どちらが好きな人にも
おすすめできます。

また、蛇足ですが、
純文学作品に詳しい人なら、さらに楽しめるかもしれません。
あまり物語の中心と関係ない部分ですが。

[ 2013-07-27 ]

面白い。
けど、本当にこんなことがあったら怖い。。
多聞、何者なんだろう。
最後まで不思議な人だったなぁ。

[ 2012-08-28 ]

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[ 2013-06-03 ]

再読5回目。
読んでる間は後ろを向くのが怖くなる。水が怖くなる。この感覚は、完璧にホラー。でも、ラストはめっちゃ爽快で清々しい。怖い思いしてたはずやのに、読後感の良さったら。

[ 2013-05-04 ]

ミステリーの部類に入る作品だとは思われるが、結局最後のオチに当たる部分は釈然としないまま終わってしまう点が少し残念。

途中から物語が加速度的に進み、グイグイと引き込まれていく点はさすがです。
色々とイメージを掻き立てられる描写で若干のホラー要素もあり。

[ 2015-04-20 ]

柳川には一度しか行ったことがないのに、柳川でホントに起きたことのように感じてとても楽しめました。水郷沿いを歩いた記憶がありありと蘇り、なんだか自分も小説の中に紛れ込んでしまったような感覚に陥りました。そんな状態でクライマックス近くを読んでる時に、柳川の白柳荘というその当時泊まった宿からのメールが唐突に届いて、マジでビビりました。

[ 2012-08-05 ]

途中から、あらあらSFホラーなのか…と皿に残してごちそうさま。しそうになったが、文章力が素晴らしくぐいぐい先に進まされた。先入観無く読んで良かった。『光る眼』的な…?映画を観ているような構成と描写。

[ 2012-12-18 ]

九州の水郷都市・箭納倉で三件の失踪事件が。
消えたのは掘割に面した日本家屋に住む老女だが、
不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたが、記憶がない。
事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づくが…。

[ 2013-07-22 ]

九州の水郷都市で、一年に三件の老女失踪事件が 起こった。彼女たちは失踪中の記憶を喪失したま ま、じきにひょっこり戻ってきた。事件に興味を 持った元大学教授とその娘、それに教え子は、 「人間もどき」の存在に気づいた。

ーーーーーーーーーー

[ 2012-07-16 ]

九州の柳川水郷をモチーフに展開する、SF。
「仄暗い水の底から」みたいな水と闇の不気味さを、ふんだんに散りばめた良作。

多聞先生、初登場。

[ 2013-07-30 ]

個人的恩田陸傑作SF

行方不明になった人が数日経つと帰ってくる……
記憶はない。
ありがちではあるが
恩田陸の表現で描かれる水の街は重く陰気で読者を引きずり込む。

[ 2019-03-17 ]

ジャンル分けが難しい本だけど、怖い。本能的な恐怖に働きかけてくる。
水というものの不気味さ、怖さを感じる本。でも途中あんなに気味が悪いのに、結末を知ると「まあいっか!」と思えるのが不思議。

[ 2012-02-26 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。

予想のつかない展開に引きずり込まれた、
という感じです。
ストーリーを読んで思うことは
人それぞれ違うだろうけど、
私は事件そのものより、
人間関係のもろさについて、考えてしまった。

強い立場にいる人と、弱い立場にいる人。
その差は、「個人」の問題ではなくて、
それらを囲む環境の問題。

人が人に対して持つイメージとは、
本人も気付かぬうちに、
周りの誰かの意思によって作り上げられている。

でも、それがどんなに儚くもろいものか。
ある出来事がキッカケとなって、
一夜で塗り替えられてしまうことだってある。
昨日まで頂点に立っていた人が、
今日には皆から押し出されることだって、
実際ある。

コワイ世の中だ・・・
なんてケチな小言を言ったところで何も変わらない。
いつの時代にも起こっていることなのだから。
周りの環境やら時代の流れに文句を言う暇があったら、
まずは自分で自分の力を信じてあげよう。

そう思った。

[ 2012-03-21 ]

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[ 2012-06-12 ]

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[ 2012-03-10 ]

恩田陸らしい、繊細で女性的な風景や心理の描写。ミステリアスストーリーでどんなクライマックスが待ち受けているかと途中期待したが ラストのカタストロフィがイマイチ。結局 「それ」ってナニ?

[ 2012-09-30 ]

恩田陸さんの作品は好きで沢山読んでるけど、内容作りまでが良い意味で曖昧で好き。そこからは作品箇々で割と違った見せ方をしてくるイメージ。

[ 2019-01-23 ]

恩田陸、
この書き方するってわかってて!
わかってたのに!
また読んでしまったー!!!!
またなにも解決してない!


雰囲気の書き方がすごく上手よね
じめじめ、じとじとした空気感が伝わってくるお話でした

それ以外はちょっと、、、グロテスク。こわい。
ハッピーエンドにならないのがわかってたから、途中で何度も読むのやめようかと思ったくらい。きつかった

[ 2011-11-22 ]

水郷都市で発生した不思議な失踪事件。
記憶をなくして、ひょっこり戻ってくる失踪者たち。
大手レコード会社のプロデューサー塚崎多門が巻き込まれる不思議な世界。
「なんて言うのかな。この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかなって。」
果たして、ミステリなのか、オカルトなのか、SFなのか、不思議な展開が待ち受けています。

[ 2012-11-28 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。
まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。

恩田さんのミステリーホラー。
箭納倉の街並みが目に浮かぶ。ちょっとホラーでちょっとSFかな。
好きです。

[ 2016-01-12 ]

恩田陸だと思って油断してたらとんだホラーじゃねえか!消えて戻ってきた住人、なくなった記憶、じわじわと沸いてくる恐ろしさ。

[ 2011-11-30 ]

「この世の中には説明できないこと、説明しなくもいいことがある」

月の裏側に想いを寄せるように。知りたいと思う欲求は、人間の宝物。とんでもないことが起こり、それを知りたいと思うそんな物語。

「オセロ・ゲームってなんだか声がしますよねー」

うんうん。声がするよね。

**********

最近はまってます。恩田陸。

柳川が舞台のこの物語。どうしてこのような物語が思いつくのだろう。一生を彼女と同じような境遇・環境で生きたとしても、きっと彼女に追いつくことなどできないのだろう。嫉妬にも近いようなこの想いが、彼女に惹かれる根となっていることは間違いないでしょう。

彼女が触れた文学にも興味を持っています。読んでみよう!

[ 2015-09-09 ]

月並みの感想しか出てこないけれど、非常に怖かった。
最初はSFのような設定と事件への仮説に、いやいやそんな馬鹿な事が、と思っていたが失踪し戻ってきた人たちの言葉や、精巧に作られた指や耳といった部分の拾い物。
半分が餅のように伸び、形をなしていない人間もどきの登場にもしかして、という予感だけでなく背筋が冷えてきた。
さらに恐怖は加速していきチャプターXIIの会話のみで読者を煽ってくる書き方は恐怖心だけでなく、六番目の小夜子の劇のシーンを思い出させた。この物語の真骨頂であり、もっとも緊張と登場人物の疲弊を感じさせてくる。

[ 2012-06-29 ]

水路のある街でおこる不可解な失踪事件。調べていくうちに謎の生命体の存在に気づきはじめる。

盗まれてしまった藍子はこれからどうやって息子と接触していくのだろう。自分ならどんな顔をして子供と対するのだろうか。

[ 2015-04-16 ]

ひさびさの恩田陸。ジャンルを言うとすればSFホラーになるのか?日常の中に異質な謎が紛れ込んでくるわけですが、日常空間が巧みに描かれているので、謎も(いわゆるSF的なものであるのに)するっと日常に侵入してくる感じが味わえました。これこそ恩田陸の魅力?楽しめました。

[ 2014-11-07 ]

少し前に読んだ「昨日の・・・」と同じようなテイスト。水路のある街と堀のある街。どちらも水が大きく関係していて、うっすら怖い。幻冬舎から出ているものは、この手の話が多いかな?面白いけど読み応えには欠ける。

[ 2011-10-19 ]

#dokusyo 前評判が良かった読んでみたが?失踪事件からの展開は他に無い展開だが、話が飲み込めない。色々な物語があるなかで、異世界の話、現実離れしている話あ幾つもあるが、どこか共感できたり、ルールがあったり謎解きが面白かったりするものだが、話に入っていけない、共感できない。なにその設定?に対する答えもない。また、主人公たちが魅力的でない。どこが面白いのだろうか?

[ 2011-10-30 ]

あらすじを読み返して、タイトルで記憶していた物語と違うような。人間もどき? なんだか切ないような印象が残ってるんだけど、何かと混ざってるのかな。

[ 2011-09-27 ]

一カ所すごい怖いシーンがあった。アイデンティティが揺らぐSFならではの感覚。このワンシーンのみでこの作者の手腕を評価してしまおう。

[ 2011-12-30 ]

《★3つですがホントは3.5ぐらい》
とっても恩田ワールド全開な一冊です。
独特な世界観ですね。
ホラーということでしたが、
ホラー慣れしてる私にはそこまで恐怖はなかったです。
ただ登場人物の一人の高安のボイスメモと思われる
記述がひたすらある12章がリアルに物事が変化していくさまが
ドキドキしました。

また数年して再読したら、また違った印象になるかも。

[ 2011-08-13 ]

友人に勧められて読んでみた。
基本ミステリー読まないので、恩田陸も好き嫌い激しかったのだけれど、読んだ今も、淡々と静かに暗いこの話は苦手だなぁと思う。

それでも、コンビニの「あの」シーンは、読むと背筋が凍って、世界がひっくり返るような感覚に陥った。本の世界が、現実に急に差し迫るあの感覚は、素晴らしいと思う。

[ 2011-09-08 ]

正直いい意味での期待裏切り。
きっと恩田さんは何でも書けるのだろう。
単調にならない工夫が盛りだくさん。
単語のチョイスが好き。

[ 2007-02-18 ]

う〜ん・・・話し自体がとても難しかった。でも読んだあとはゾォーっとした感じが。恩田さんの数少ないホラー作品。ある土地で人が突然失踪し何日か後にその間の記憶を失くして戻って来る。そもそも襲い掛かるあれとはなんなのだろうか・・?多聞は盗まれたのか・・?盗まれる必要がなかったのか?協一郎、藍子、高安は盗まれてしまったが。記憶に残ったシーンはコンビニでみんないっせいに同じ動きをするところがインパクトが強かった。あと下水に積み重なるあれに盗まれた人々の再生状況。また読んで詳しく読み込みたい作品である。

[ 2010-09-06 ]

恩田陸を読むと懐かしい感じがします。それは昔読んだ少女マンガの世界が活字になっているような気になるからです。今回もそんな感じ。最初に『それはそこにあった』とあるけど、結局それが何かわからずじまいで、盗まれたにもかかわらず以前からの意識はそのままあって、と相変わらず中途半端な感じでわかったようなわかんないような、あの『常野物語』を思い出すんですが、まあ、全部おいといて楽しかったからいいです。

[ 2011-06-20 ]

久々のミステリー。
途中、街が無人になるシーンが怖すぎて、読み進められませんでした。
単純に夜が怖くなれる小説。
恩田さんの小説は、アイデアが奇抜だ。

[ 2011-12-10 ]

九州の水郷都市に大学の恩師であり友人の協一郎に呼び寄せられた多聞は、その町で起きた不可思議な老女連続失踪事件の話を聞く。近所の年齢もばらばらの老女たちは夏の夜何の痕跡もなく失踪し、その数週間後いなくなったのと同じくふらりと戻ってくる。そして三人ともその失踪の間の記憶を失っているのだ。はたしてこれは自発的な失踪なのか、人為的な誘拐なのか。それとも…
協一郎の娘藍子、新聞記者の高安も加わり事件は速度を上げて迫ってくる。

終わりまで何とも言えない恐怖が肌にまとわりつく、夏に読みたかった一冊。

[ 2014-12-26 ]

全然面白くなかった。
趣味じゃないんだな。
恩田陸って読みやすいからついつい図書館にあると借りてしまう…

[ 2006-03-03 ]

恩田陸の月の裏側を読みました。ジャンルとしてはSFホラーということになるのだと思いますが、恩田陸らしい描写がちりばめられていて楽しめました。気持ちの悪い設定なのですが、最後の逆転の描き方はフレドリックブラウンのSFを連想しました。登場人物が話す「なんて言うのかな、この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかなって」という言葉に恩田陸のポリシーがあるような気がします。昔のフォークシンガーのやまがたすみこの「本当のことはだれにもわからないし、私にもわかる必要はないの...」という歌と通じるところがあるんじゃないか、と思います。するとこれは女性の感じ方なのかもしれません。(友人にそれは女性差別だ、と指摘されそうですが)

[ 2018-06-01 ]

なんだろう…妖怪?怪談?
想像すると結構気持ちの悪い感じですが、
不思議な話。

梨木香歩さんのぬかみそを思い出した。
「沼地のある森を抜けて」

なんか、苔むした暗〜い空気を感じる
そんなお話でした。ちょっとこわい。

[ 2011-05-03 ]

■恩田ワールド爆裂。(笑) 東京日帰り出張中に読了。って、機内ではかなりうつらうつらしてたんだけどね。やっぱり面白いとぐいぐいと読むスピードも上がっちゃうんだろうね。

■ ストーリーは...なんて表現したらいいんだろう?「そこに存在していることが手に取るように感じることができる非現実」みたいな感じかなぁ。常野シリーズもそうだけど、活字を読むだけでこの曖昧な感覚を体感できる世界に引き込まれてしまうんだよなぁ。曖昧なんだけど(曖昧だから?)居心地がよくってついつい...ね。

[ 2012-09-05 ]

地元が舞台です
湿気た感じとか、よく出てると思う。実際、掘割の水は川と違ってさらさら流れるものでもないし、ドブほど淀んでないので、何かが住み着いて水と風に運ばれてきてもおかしくないかもと思いそうになります。
うん、でも、とりあえず、自分以外のナニカにはなってない。

……なってないよね……?

[ 2011-06-27 ]

マジョリティにたった人間は怖いよね、ってことでいいのかな??
それにしても文学研究者でもないのにこんな高度なしりとりができる人間なんているんだろうか…

[ 2019-09-18 ]

水路が張り巡らされたとある町で連続失踪事件が起こるが、いずれのケースも失踪者はある日ひょっこり戻ってくる。しかし失踪していた期間の記憶はない。
これに興味を持った元教師と新聞記者、偶然里帰りした元教師の娘、なぜか巻き込まれた元教師の教え子がこの謎に挑む。
が、いわゆる証拠集めをして推理をして大立ち回りがあって謎が解ける、みたいなミステリーの定石ではなく、けっこう序盤に謎の核心である不思議な現象を目の当たりにしてしまうので、謎解きがメインな話ではない印象。
失踪して戻ってきた後の状態に対して自分はどんなスタンスをとるべきなのか、という葛藤あたりが作者としては言いたいことなのかな、とも思ったりするがそのへんは最後の方にちょっと書いてあるだけなので、正直よくわからない。みんなが右を向いたら自分も右を向いてしまう風潮、しかもそのことに疑問も持たずに受け入れてしまうということを失踪した町の人たちに重ね合わせて描いているのかもしれないが、モヤモヤ感が残る。

[ 2013-01-27 ]

恩田作品の中でも一番好きなタイプの作品でした。
「常野物語」や「ネバーランド」と同じく日常の中のほんの少しの違和感、気付かない人も多いけどある種の人だけ気付く不思議さ、結局世の中は何も変わらずに続いていく結論など、本当にこんなことがあってもおかしくない微妙なリアリティーの世界にどっぷりと惹き込まれます。
週末だったので一気読みでした。

[ 2011-05-18 ]

WEIRD・・・不思議世界に定評のある恩田さん(自分の中で)ですが、今回は自分の許容範囲を超えました。へーーーーーーん。
堀の水から不思議生物が人間取り込んで、代わりに人形送り込むって・・・恩田さんはこれを書いて何を伝えたかったんだろう。落ちもないし。
いや、別にメッセージ性のある小説しか書いちゃいけないなんてこれっぽっちも思ってないけど、ここまでぶっ飛んだ上にストーリーがしゃんとしない話を読んだら、疑問を抱いてしまいます。
「上と下」の続編っぽいのでそれ読んだら、もう少し意味が出てくるのでしょうか。

恩田さんの青春系以外、最近相性悪い気がする。避けようかな~。でも「Maze」も不思議系なんだよな~。あれ系を見逃すのは惜しい気がする。ジレンマです。

2/7/11

[ 2011-10-20 ]

テンポ良く読めました。
話の構成もメインとなる4人をバランス良く散りばめていて、
それでいて無駄な伏線張りなどをしていない点が高評価。
するりと読めてしまう、それでいて達成感もある。
「何か1冊小説読みたいなー」という人にはオススメです。

[ 2011-02-19 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

[ 2011-02-10 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2011-01-20 ]

ひたひたと迫る、得体の知れない恐怖…。最後まで一気に読まされてしまった。水辺に暮らすのが怖くなりました^_^;

[ 2011-12-23 ]

九州の水郷都市、箭納倉。そこに住んでいる教授である協一郎と、彼に呼ばれた昔の教え子で、ミュージシャンを発掘、プロデュースを行う多聞、そして、協一郎の娘は、ここで起こった失踪事件に興味を持ち調べる。不思議なことに、失踪するのは堀割沿いに住んでいる家で、失踪中の記憶がないまま戻ってくる。調査する間に、真実に気づいた協一郎たちは、対策を取ろうとするが・・・。

街丸ごとを巻き込んだ事件というか事象が、恩田陸独特の語り口で記述されていき、真相が徐々に明らかになる様に引き込まれて読んでしまう。面白い。

[ 2011-05-23 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2010-11-24 ]

夏の蒸し暑い夜に読むのがお勧め。
背筋がぞくぞくする感じでつい足を触ってしまう。
じわじわくる感じと「なになに?」という好奇心がぴたりとはまり面白い。

[ 2012-03-02 ]

SFミステリー。最後のさいごまで、あいつは、なんなんだろう。
世界はひとつ。自分だけが違う人間だなんて、思い上がりなんだと感じさせられた。

[ 2011-06-22 ]

あまり現実感が無かったのでいつもよりは読み進めるのが遅かったが、ラスト付近は大変よかった。
彼女が慕う主人公への気持ち。またあっち側、こっち側の人の違い。
自分は外側だと思うことに対して、 はっとさせられた。

[ 2010-09-21 ]

とある町で人が突然いなくなり、数日後に空白の時間の記憶がなく戻ってくる人たち。川が生活に密着した町で静かに起こっている事件。それに気づいた人たちが目に見えない何かの正体を探っていく物語。
日本独自の風景のなかで少しづつ起こっていく変化に気づいた主人公たちがじわじわと感じる恐怖が感じられる。
ただ全体的に地味な感じです。もう少しわくわく感があればいいですね。

[ 2011-05-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2013-09-03 ]

これは何なんだ?
恩田陸と言えば不思議ワールドというイメージを持っているのだが、ホラーなのかと読んでいたら最後の方になって、これはラブストーリーなのか?これはマイノリティとは何なのか、マジョリティとは何なのかという問題提示なのか?と思ってしまった。

[ 2010-06-07 ]

この本を読んでいると琉球の季節と似た感覚を覚える。
ゆっくりでのろのろと進む。そしてジワジワと浸食していく。
勢いはないけど
目が離せない。

最後に多聞が女性を訪ねていくシーンが印象に残る。

すべての不可解なものも母はすべてを飲み込むとメッセージされている様で、

ぞっとすると同時に母性の鈍感さ、おおらかさ、逞しさに舌を巻く。
子を生んでいない女性には持ち得ない。
母、すごし。。

[ 2010-06-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-03-07 ]

箭納倉という舞台が日本のどこかにひっそりと存在してるのではないか。
また、日本のどこかで、こういうことが行われてるのではないのかと思ってしまうほど、妙にリアリティがあったなぁ。
盗まれているのは自分なのか、周りなのか…

[ 2010-05-10 ]

2007/03/31 読了。

薄ら寒いものを感じさせるお話・・・。
途中で先が読めてしまったので、若干気抜けしながらも読み進める。

タネ(?)をばらした後、主役格4人の心の葛藤や揺れをもっと突っ込んだら別の意味で傑作になった気がする。
「惜しい」感じ。

[ 2010-04-15 ]

★☆☆ 私でも読めるホラー。笑
 
〝ホラー〟って書いてあって迷ったんだけど、
恩田さんは割と好きだから、おそるおそる読んでみた。
ミステリーとホラーの中間みたいな感じ。
相次ぐ失踪事件の謎を追う中で協一郎たちが気付いてしまった、
掘の水の力と、〝人間もどき〟の存在。

前半の謎への導入部分が特に良かった!
〝怖そう、でも読んでみたい〟っていう気持ちでうずうずした。
〝人間もどき〟は気持ち悪いけれど、ホラーっていうほどでもないかな。
後半では、〝自分〟って何なのかを考えさせられる。
 
(2007.10メモ→2010.04ブクログ)

[ 2010-04-29 ]

ホラーっぽくて、ちょっと怖かったです。
ホラーっぽいと言うより、やっぱりホラーなのかな?
コワイ漫画もテレビもかなり苦手なんですが、これくらいのしかも小説なら
なんとか読めます。

[ 2011-04-20 ]

2011.4.20読了。
ヤナクラと言う水路に囲まれた街で起きる失踪事件とその当人の帰宅。人が一つになる話。

[ 2010-05-15 ]

初めて読んだ時はよくわからないままでしたが、「不連続の世界」を読んだ後だと、多聞のキャラクターがはっきり見えてきて面白かった。
ぞわりとする雰囲気や、とても見事な感覚の表現や、はっとさせられる物事の核心をつく物の見方なんかがとても素晴らしくて、恩田陸の味を満喫できる作品でした。
解説もよかったです。

[ 2015-03-01 ]

再読
なんとなく、恩田先生の長編の中ではうまーくまとまってる…というか、終わり方が自然かな?といつも思います。
ゴリゴリのSF色ですが、違和感なくサクサク読めます。
こんなに恋愛?ていうか男女の執着をガリガリ(ちらっとですが…)書いてるのは恩田先生作品の中でも珍しいのかも……すきです。

[ 2010-02-06 ]

文章がやっぱりうまいなぁ、と言うのが感想。
本書にもその名が登場するがSF古典『盗まれた町』を恩田陸的にアレンジした物語。
もうすぐ映画で『地球が静止する日』が公開されるが、いつも時代も人類は征服されたがっているよう。
本書ではSF的なハラハラドキドキではなく、人が根底に持つ多様化の話など、人類の進化に対する独特の考え方が面白い。
読後もなぜか読み終わった気がしないのは、すべてに明確な結論がでないせいだろうか。
自分が自分であることの証明。
すべてを疑ってかかったならば、誰がこの世界が現実に存在し、この世の中がリアルに動いていることが証明できるだろうか。
しかし、例え現実が現実通りではなくても、実はそんなに大した事ではない。
そんな一見投げやりだが、穏やかな感情にさせられてしまう、一風変わった物語。

余談ですが、ピンクフロイドの名盤に『The dark side of the moon』というアルバムがありますが、つなりはありません。

[ 2011-01-11 ]

なんかホラーって久しぶりに読んだけど怖いなあ。
まず、自分って本当に自分なのかっていう考えはすごく怖いと思う。
鏡に問い続けたら狂うらしいし。
記憶をなくしたら味わう恐怖も同じ種類の恐怖なんだろうな。
もし、この記憶が体が以前に存在していた自分とは違っていたとしても、
それは証明しようがないし、ただただ恐怖を感じるしかない。
その怖さがよく表現されているような気がするいい作品でした。

[ 2010-01-14 ]

水郷で福岡、って出てきたらもうわかるよね!って場所が舞台。
福岡県民として、ちょっとにやにやしてしまいました。

少し不思議なSFテイストで、面白かった。

[ 2010-01-15 ]

凄く怖くて、早く結末を読んで安心したい(笑)という気持ちで読んだのに、最期が腑に落ちませんでした…。
灰色の人間とか、半分潰れているって描写、怖くて好きです。
今回も「堀」というある意味で閉鎖空間でしたが、恩田作品のそういった狭い空間での一部の人のパニックの様なものの書き方が好きです。

[ 2010-09-09 ]

結局、あの得体の知れないものは何だったんだろうか。
4人がなぜ、そんなにそれに興味を持ち
その場所に居続けることになるのか。

闘うつもりだったのか、弟夫婦を助けるつもりだったのか。
「盗まれる」ことの恐怖、「盗まれた」あとの恐怖。

これは途中から恐さが無くなってしまったホラー小説である。
「盗まれた」人たちの共通点は、ある意味怖いが、危険が
あるわけでもない。
結局最後は「盗まれる」ことになるしかないと諦めながらも、
そこには恐怖がない。

[ 2009-11-29 ]

この本はお気に入りで何回も読んでいる。
柳川には旅行で言ったけど、あーこの倉庫があそこか、と思ったり。

[ 2009-11-27 ]

「盗まれる」迄は面白かったが、結末がなんだか腑に落ちなかった。
遺伝子の乗り物としての人間と、個の生命としての人間。
菌のライフサイクルを彷彿とさせる(集合体と個実体)。

[ 2011-11-25 ]

久しぶりの恩田陸。
相変わらず、題材・引き付け方・起承転…までの面白さ(笑)がうまい。そして相変わらず結が…(笑)

今回は失踪事件を元に人の「意識」について書かれている。姿形はそのままでも、心が変わったらもうその人ではなくなるのか。
少し難しかったが、考えさせられる作品。

[ 2009-11-02 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

オチがわからない

[ 2012-09-20 ]

図書館にて。

途中まですごくおもしろくて怖くてどうなるんだろうと思っていたら、はっきりしないまま終わってしまった。
ネクロポリスを読んだときもオチが残念だと思った記憶がある。

[ 2019-08-20 ]

恩田陸らしいホラーとSF要素の絡み合った作品。
『月の裏側』というタイトルとストーリーが結び付かなかったけれど、解説を読んで納得した。
ついつい、人が消えるその事象そのものや、何者かに「盗まれる」ことへの怯えを表面的に捉えてしまうけれど、でも実際、何がマジョリティーで何がマイノリティーなのか、どちらが現実でどちらが夢なのか、そのことは誰にも証明できない事実に気づけば、この作品の深さを感じさせられると思う。

[ 2009-11-12 ]

 九州の水路が張り巡らされた街でおきた、ホラー。
 怖い。こう、ひたひたと足元に迫ってくるような恐怖。
 上手いよねぇ、恩田陸。やっぱり、彼女はこういうファンタジー系が一番上手いと思う。
うん、も、ミステリーは控えた方がいいよ(苦笑)
 完結について、不完全な感じもするのだが、
この未確定さ、曖昧さを保って話として成立させているあたりが、
すごいのだけど…。わかりにくいか(爆)

[ 2010-03-30 ]

「不連続の世界」の塚崎多聞が登場。話の盛り上げ方はすごくうまいけど、まとめがどうも消化不良な感じになってしまう。そんなのが他の作品にも多いので、この人の持ち味といえばそうなのでしょうが。。
終盤にかけて70・80年代のSF小説のような雰囲気になる。ねっとりとまとわりつくような日本的なホラー要素も。舞台のモデルになっているのは福岡県柳川市。

[ 2010-01-27 ]

わくわくしながら読んで、
途中で「なんだ、SFホラーか。ミステリーと思ってたのに。」と思ってがっかりした。

したんだけど。

ただ怖いだけじゃなくて、すーっと入ってくるような、そんなラストでした。
面白かった。がっかりしたとか言ってごめんなさい。


感覚の描写に脱帽。

[ 2010-08-06 ]

人がどんどん人ではなくなっていく。
不気味なんだけど読んでいてどんどん本の世界に入っていくような…
いっきに読んでしまいました。また読み返します^^

[ 2017-05-03 ]

ふと気付いた。「月の裏側」って「The dark side of the moon」だ。Pink Floydを知っててこのタイトルだったら強気だな。

[ 2017-04-29 ]

恩田陸の本は、裏表紙の解説で引かれて読むのだけれど、どうしても私とは相性が悪いらしい。

九州の柳川をモデルにした箭納倉という町で失踪者が続出する。レコード会社プロデューサー多聞と大学教授だった三隅協一郎、里帰りしたその娘藍子、新聞記者の高安がその謎を追っていくのだが、気づくと町はその4人だけになってしまう。そして高安も消えてしまう。
解決策はふたつだけ。その一つにかけてみることに。そしてその結果…。

結局、だれのなんの意思だったのだろう?宇宙人の侵略?箭納倉だけでなく、水郷の町ならば日本全国に広まるのか?

なんだか不完全燃焼な小説だった。

ーーーーーーーーーーーーーーー
九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことにじきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、信教宗教による洗脳か、それとも?事前に興味を持った元大学教授・協一郎らは(人間もどき)の存在に気づく……。(裏表紙より)

[ 2011-12-21 ]

ミステリーだけど、あまり怖いと感じなかった。
もちろんゾッとする所はあるし設定は怖いんだけど、裏表紙のあらすじからある程度話の予想がついちゃった感じ。

途中まではおもしろいと思ったんだけど、最後の方は先が見えちゃったので星みっつ。

[ 2009-07-16 ]

九州のある都市、ヤナクラ(漢字が変換できない。柳川がモデルと思われる)で、3人の老婆が失踪した。しばらくすると皆戻ってくるので、インタビューに行ったところ、どうも記憶がなくなっているらしい。
最初の2人は年だから仕方がないのか?と思いきや、3人めの老婆はとてもしっかりした人で、それでも行方不明の期間の記憶はすっかり抜け落ちている。

「盗まれる」(微妙にネタバレになっちゃうから、どういったことかはあえて書きませぬ)…この感覚についていけるかどうかで、この物語の面白さは変わってくるような気がする。あくまでも個人的見解だけどwww

不気味で静かで、だいぶ非現実的なんだけど、それでいて引き込まれちゃう。文庫で450ページくらいだけど、会話が多いから店舗よく進むし、一気に読み進めちゃったw

多聞・藍子・協一郎・高安の4人が主要な登場人物。最初は多聞の視点から話は進んでいくんだけど、ほかのメンバーからの視点にもうつっていく。


オセロと人間関係のたとえがすごく印象的だった!!全部読み終わったあとに、このエピソードの意味がわかった。

高安が記録をつけたあたりでオチはなんとなくわかったんだけど、でも読み終えてもまだちょっとスッキリしないんだよね。亮太誰
!!!結局「盗んだ」のはどこの誰だ??!


恩田陸の作品全般にいえることだけど、特にこの作品も、ストーリーを追っていく以外にも魅力的な要素がいっぱいある!
すっきりしないけど忘れられない作品って感じかな。まるで想いを告げられなかった恋のほうがあとを引く、そんな感じかな(笑
いろいろ想像できるのがいいよね。余韻に浸れるよね。

[ 2008-05-28 ]

最初は不思議話かな? と思ったのに、読み進めていくとホラー。
ホラーは嫌いです、怖いです(涙)
描写がやけに想像力をかきたててくれるので
想像したら負けだ! と思いながら読み進めてました。
…想像しましたけど。

最後はまた驚きで、あの選択は無理です。
まずそれは提案しませんし、実行する勇気もないです。
怖いあの選択をするほど行き詰っていた、と考えると
どれほどの恐怖があったのでしょう?

[ 2009-10-01 ]

物語りを通じて、今の情報化社会が非常に恐ろしくなった。
物語りの中に入り込みすぎると、自分という物を見失いそうになる。
そういう意味でも恐ろしい一冊。

[ 2011-05-11 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは<人間もどき>の存在に気づく……。
(裏表紙紹介文より)

***

「不連続の世界」が面白そうなので読みたいと思ったのですが、こちらを先に。

マジョリティーに属することの安心感、マイノリティーになってしまうことの不安感。
それをSFホラーチックに描いたお話でした。
常野物語の「エンド・ゲーム」に似ているかな?

パニック映画とかを観ていると、必ずしも“最後まで生き残る”のが良いこととは言えない気がするので、本作の残された4人の気持ちや選択はよくわかります。
でもこれって日本人的考えなのかしら?
この作品がハリウッドものとかだったら、4人の行動や選択は全く違ったものになったのかも。なんて。

私が好きな“恩田作品独特の雰囲気”は端々に感じられたけれど、個人的には「六番目の小夜子」や「麦の海に沈む果実」などに比べるとちょっと物足りない感じ。
でも多聞さんのキャラは興味深いので、「不連続の世界」も読もうと思います。

[ 2009-11-15 ]

恩田先生の作品で一番最初に知っていたもので、やっと読み切ることができました。

ある町で起こる失踪事件をきっかけに展開していくストーリ。
自分がそれに巻き込まれたか否かがわからない。エヴァの「人類補完計画」連想しました。
人の記憶は曖昧であり、それでも明日は訪れ、いつか記憶から消えてなにもなかったように生活する。

「盗まれた」か「これから盗まれる」かは盗まれてみなければわからない。このフレーズがとても不気味であり、すっきりする言葉でもありました。

「月の裏側」。どうなっているかなんて説明しなくてもいいんじゃないかってことなのでしょうか???

[ 2009-10-02 ]

徐々に規模の大きくなる奇妙な異世界への入り口。話がラストに向かうにつれ一番肝となるのがその収束の仕方。
現状世界へ戻すか、はたまた全く異なる別世界を作り上げるか。面白くないのが中途半端。これはちょっと当てはまるかも。
生物の多様性が進化をもたらすのだから今更ひとつになろうとする等はいまいち…?
環境に適応出来なければ種は滅び淘汰されるのが当たり前。生存出来る物が更に進化の道を進むのだ。
やな倉という水郷都市にのみ限定された話であり、辻褄合わせ的な終わり方があまり好きではなかった。

[ 2009-03-30 ]

うーん...難しい小説でした。
内容が自体はグイグイと引き込まれる展開の
ホラー(?)で難しい事なく、グイグイ読めるし
面白いのですが、そのストーリーはあくまでも
小説のしての体裁を保つひとつの素材であって
小説の骨格は別の部分...。ここをどう感じるかが
評価を左右しそうですね。

難しいというのは、やはり特に感受性に乏しい
自分にとってはこういった作品に対する正しい解釈と
語彙がないんでしょうね。
そして読み方が些か乱暴なので...向いてないのでしょう。

[ 2010-03-30 ]

相変わらずスリリングなストーリーテリングと思想の見え方が絶妙。

みんな、ひとつになってしまいたいの?

反グローバリズムかなって思ったのはわたし個人の見方かもしれないけど、かなり皮肉っぽく現代社会を見ているのは確かだと思う。人間の画一化、独自の文化の消滅、それってほんとに望んだことなの?

[ 2009-02-19 ]

昔からの水路が張り巡らされた町の不可解な話に向き合う物語。
恩田陸特有の薄ら暗い世界観と、ひたひたと迫る恐怖で話が彩られている。

[ 2009-05-27 ]

「ひとつになるのよ」というフレーズが脳内に染み込んで、「エヴァ!!」と思いました。
人類補完計画だ…。

ゆるーりぬるーりと始まって、どことなく不穏な空気が漂いはじめ、ゾッとしたところから急速に色々動き出す。

Xファイルみたいだなーと思った。
ゴム長靴をはいて寝るのはごめんなので、私はスッと盗まれたい。

[ 2009-03-01 ]


さいしょはこわいこわい。

にんげんもどきとはなんぞや、
とおもってよみだしたら
かんがえていたよりもおそろしくはなかった。

・ぶんがくしりとり
・はとぶえのおと
・とちゅうからぺたっとつぶれたいきもの?
・みず
・やなまち

[ 2008-10-15 ]

後半が・・・・
惰性で読んだ覚えがある・・・
納得いかない結末だった。
前半は面白かったのだが。

[ 2011-11-22 ]

図書館で借りた本。読書期間2011年11月21~22日。

不思議な失踪事件を扱った作品。
主に夜、静かな環境で読んだこともあり、謎が明かされる前も明かされた後も物語の中に入り込んで恐怖が感じられた。
話が進むにつれ自分の立ち位置、とらえ方によって見えるものが全く違うということを強く感じられ、個であることと一つであることを考えさせられた。

筆者らしいと感じられる結末だったが、どこか消化不良な感じが残った。

[ 2009-09-13 ]

結構おもしろかった

水郷都市箭納倉でおきた奇妙な事件

人が盗まれて人間もどきになって帰ってくる

飄々とした多聞さんが素敵だった

相変わらずオチはないけど読んでて楽しめた

[ 2008-08-04 ]

恩田さんらしいねじまがったホラー。
ホラー……なんですが、黒と茶の幻想に近いものを感じました。
ただよう雰囲気がすごくいい。

[ 2009-05-13 ]

すごく恩田さんらしい雰囲気の漂っている。
迫ってくるような不気味さが読んでて怖いのに、おもしろくてページをめくる手がとまらなかった。
日常にある中の特異な出来事がもしかしたら…と思えてしまうのがさらに怖い。
ただ、最終章はなんだか物足りない。
重い雰囲気で進む中、最終章だけはなんとなくあっさりとした感じがしてちょっと不服。
なんか「ネクロポリス」に雰囲気にてる。あ、逆か…こっちのが先だわ。
まぁ、同じ作者なので当然ではあるんだけど。
でも、不思議と読後感が悪くないからさすがだなぁとは思う。

[ 2010-10-23 ]

九州の水郷都市・箭納倉。そこで起きる失踪事件。恩田さんらしいといえば恩田さんらしい作品で最後まで惹きつけられるところはあるんたけど、ホラーがかっているところとかが苦手でちょっと辛口評価。

[ 2008-07-07 ]

「ボディスナッチャー」という古いハリウッド映画をモチーフにしているのか、他の恩田作品に比べるとホラー度は若干高めに感じる。でも、やっぱり曖昧なまま物語が終わってしまうところはいつもの恩田作品だなと。

[ 2013-01-30 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2011-12-06 ]

恩田陸のホラーはジメッと怖い。拭っても拭いきれない何かが残る感じが、実に厭だ。それは全てを説明せずに終わる展開から感じるものでもあるのだろう。
相次ぐ失踪事件、しかし失踪者はひょっこり戻って来る、記憶を喪失したまま。自分が自分でなくなるとは、どういう感覚なのだろうと考えさせられる。スケールの大きい話のはずなのに、主人公たち周辺でのみ話が展開されるので、こぢんまりとした印象も。ラスト主人公がいうように、ここで終わりになるのだろうという場面を超えて、もう1章あるのだけど、このラストの1章があることによって、余計に怖さを感じた。物語が終わっても、物語の中の人たちは「物語の終わりの後」を生き進まなければならないんだという、物語の奥を見せられてそれが怖かった。

[ 2007-09-24 ]

舞台は九州の水郷、箭納倉市となれば、柳川がモデルと一目瞭然。白秋の名前が出てきて周辺の都市名はそのままじゃ、何で柳川と書かないかと疑問を持てば〜、読み続けて判りました。柳川市から苦情が来ますがな(笑)
推理物と思って読んでいましたら、SF系ホラーでしたね〜。4人の人物設定はいいんですけど、流れが荒すぎる。架空の街じゃないだけに、説明不足というか矛盾を無視している部分が多く目に付く。失踪事件解明のゲームで始まってますが、作者にとって遊びの作品でしょうね。

[ 2011-09-26 ]

前回、『ライオンハート』に続いて「前に購入してた恩田陸作品」ということで、『月の裏側』に手をつけました(笑)。『常野物語』の続編は、例の(もやしもん4限定版を客注したら入っちゃった)本屋さんに、ちゃっかりしっかりありまして購入済みではあるのですねぇ(笑)。
でも、これまた悪癖である所の「すぐ読むのはもったいないなぁ」病が発症してしまって、ただいま回り道中です。
でも、「回り道」なんて書いちゃったけど、そういう言い方はこの『月の裏側』に申し訳ない!と、読了した今は思う次第です。
もちろん感想は◎!!

ああ、でも時間がない…詳しい感想はのちほど〜(またか!)

[ 2008-07-28 ]

こういうの好きです。
『盗まれる』とはつまりどういうことなのか?
未だにしっくりきているわけではありませんが。

それでも生活は流れていくのだと。
『月の裏側』の意味もきちんと把握できていませんが。
プログレッシブ・ミステリーなんでしょう。

[ 2009-05-04 ]

ミステリのような、ホラーのような。ずーっと曇天の空のような灰色で、ひたひたと重く湿った世界に時折神々しいまでの、攻撃的なほどの光が差すような光景が目に浮かびます。日常のなかの異空間をイメージさせる力は凄まじいといつも感じる作家さん。天気の悪い日や、夜更けの読書に選びたいですね。『球形の季節』に似ている気がしますが、こちらのほうが落ちとしてはソフトランディングというか受け入れやすいものかもしれない。私なら絶対に長靴を脱いで寝ます。

[ 2010-08-04 ]

「そう簡単に世界は終わらない」

地元がモデルなので勧められて読んでみました
雰囲気がよく出ているます。その分、余計に怖いです
謎と主役・多聞が最後まで引っ張っていきます
最後まで手を抜かない恩田陸ホラーです
「世界は二人のために」のシーンが印象的です

[ 2008-04-20 ]

おもしろうございました。
恩田さんはこういう薄気味の悪いホラー小説書くのに向いてます。じっとりと周りを囲まれるような恐怖。
箭納倉で失踪して戻ってきた人々は『ひとつ』の意識化に置かれている、という異変に気付いた四人が謎を追っていく物語。
ラストにかけてがだいぶSF的解決だったのが残念。とはいってもそれ以外に収束しようがなかったかも。
繰り返し使われる情景イメージ(暗闇の水の中に浮かぶ合歓の花、白い手)などは相変わらず効果的。

[ 2009-03-15 ]

箭納倉という架空の水郷都市に移住したかつての恩師に呼ばれ、レコード会社でディレクターをしている塚崎多聞は出張を兼ねてやってきます。そこで聞かされたのは謎の失踪事件が連続して起こっていること。失踪から数日経つと忽然と無傷で帰ってくるが失踪時の記憶を失っていること。それには水郷都市の堀の水が関係しているのでは、と疑う恩師と、恩師の娘、土地の新聞記者と協力して謎を探るのですが、、、。とても恩田さんらしい作品。まさかと思いつつ、でももしかしたら本当かもしれないと思ってしまうようなうすら寒いお話。でも読後感はすっきりさわやかなのがさすがです。面白かったです。

[ 2008-06-22 ]


ホラー。
水の町で、人が居なくなって、しかし、また戻ってくる。
そんな追い込まれホラー。

ラストがいまいち。



[ 2013-10-21 ]

前半は主人公が箭納倉という町でこれまでに起きた
失踪事件の詳細を知っていく展開。

中盤からは謎を追求をしていこうとした矢先、
状況が一変して急展開を迎える。
三人称だったのがchapterⅫから一人称に切り替わり、
緊張感が高まっていくのが良かった。

後半、そしてクライマックスは
流石恩田陸というべきか、全くすっきりしない。

登場人物みんな結局受身というか、
調査は一通りするんだけど
最後まで何も打破することなく終わる感じ。

[ 2008-06-12 ]

タイトルに惹かれました.......
梅雨時の蒸し暑い夜、一人で読むのにぴったりなホラーです。
恐怖があとからじわじわとこみ上げてきました。
九州の水郷・柳川をモデルにした箭納倉が舞台。

ブックカバーイラストは藤田新策さん

[ 2008-06-22 ]

なんだかこわーいです^^;
でも結構、表と裏では違う方いっぱいいますしね。
わたしもその一人^^;

[ 2008-01-19 ]

いつに間にか、周囲の人間が何かベツモノと入れ替わったのだろうか。

人が行方不明になり、数日して『帰ってくる』・・・

いったいこの街で何がおこっているのだろうか。誘拐?洗脳?それとも…

ってお話。『盗まれた街』とかを想像した。

ジメジメした夏の夜に、近くで水の流れが聞こえる部屋で、読んでみては如何かな?

[ 2008-01-08 ]

★あらすじ★水郷都市・箭納倉では、老人が失踪し数日後ふいに戻ってくるという不思議な事件が連発していた。恩師である三隅協一郎のもとを訪れた塚崎多聞は、協一郎の娘・藍子らとともにこの事件を調べはじめるうち、住人達が何者かに「盗まれて」いるのでは?という疑問を抱きはじめる…
★感想★主人公・多聞の寡黙でおっとりした性格も相俟って、全体的に淡々とした語り口で書かれています。自分の周囲の不人が(あるいは自分自身さえも)すでに「盗まれて」しまっていたとしたら…まさに、水が沁みこんでくるように、ジワジワと恐怖を感じました。

[ 2008-03-08 ]

2008/03/07
地雷踏んでしまった…
恩田さんのは本当に当たりはずれが大きい。これは私が苦手なSFでしかもなんかちょっと不条理で着地点がはっきりしないのでぜんぜん面白くなかった。猫の白雨だけが可愛かったよ。

[ 2008-04-30 ]

コレも引越しに際して再読。
なんていうか・・・すっきりしない。
追い詰められ系ホラーとでも言うのかなぁ、得体のしれないモノにじわじわ追い詰められていく人たちの話ですけど・・・・なんか・・・ねぇ・・・・。
一種の母体回帰願望だとか、古来の伝承に垣間見える警告だとか、出てくる小道具は嫌いじゃないんだけど。
まあコレできっちり終わってしまったら、パターンだなぁって思っちゃうんだろうけど、でもなー・・・・・・なんか落ち着きが悪いんだよなー・・・

[ 2007-09-26 ]

う〜んもうやばいくらいにトロトロしてくる。惚れてしまう。あっけにとられる。月の裏側の世界を覗いてみたい人はどうぞ。

[ 2007-09-09 ]

豊かな水源に育まれた九州の水郷都市・箭納倉で起こる連続失踪事件。事件に興味を持った元大学教授らがたどり着いた真相、そして彼らの決断とは?
和風SFホラーといったところです。名作SF「盗まれた街」のオマージュとの事。いわゆる入れ替わり系ホラーの演出に加えて、日本の怪談で度々多用される湿気と水の表現が恐怖感を煽ります。ラストに関しては何から何まで説明してくれる作りじゃないので、人によって大分評価が分かれるかと。

[ 2007-11-12 ]

幻想的で少し怖い。地元が割と近いのでにや、とする場面もありつつ主人公よりも教授にときめき相変わらず食事のシーン(むしろ日本酒シーン?笑)が美味しそうで美味しそうで。
作中で「地図にない町」について触れられていることから作者だディック著の作品を読んでいることは明らか。内容も似たようなところが目につくあたりこれを元にしているのかも。

[ 2015-10-15 ]

じわじわくる話だなぁー。
本当に水に包まれている様な、湿気をたっぷり含んだ物語。
それでいて風景描写はキレイで何だか白昼夢を見てる気分。

九州の水郷都市で次々と失踪事件が続きます。
数日後に皆んな戻ってくるのだけれど。

隣にいる人が実は『盗まれた』あとの人だったら
どうしよう…と想像するとゾクゾクします。

後、多聞は実にやっかいな男だと私は思う!
こういうタイプの人を好きになったら大変なのだろうなぁーと。

[ 2007-09-03 ]

初読:2007年11月29日

一見のどかな、時の流れの滞った水の郷で起こる常識を覆す事件。読み進めるうちに背筋が冷たくなってくる。最後にたどり着くのがそんな場所とは、予想だにしなかった。

[ 2007-09-17 ]

わりと読むのに時間がかかってしまいました。
ちゃんと、今回も、言葉の端々にリアルを感じることができました。
ストーリーはそんなに好きではないけれど。
まだわからないのかもしれないです。

[ 2008-08-29 ]

なんとも、後味の悪い系統の超自然系小説。

と言っても、決して俺的には嫌いなわけでもなんでもなく、
S・キングを筆頭にこういう小説は大好きです。

このラストを面白いと思えるか、なんじゃこりゃと思ってしまうかの
違いってのが、俺には想像力の有無の違いに感じられるわ。

[ 2008-09-30 ]

高校時代に一度読んだっきりだったこの作品。この作品の登場人物が、恩田さんの新作に出てると知って居ても立ってもいられなくなって再読用に購入。
昔、恩田さんにはまりだした頃に読んだ時の印象はぼんやりと怖かったことしか残っていない。今回読み直して、とりあえずその印象は変更。勿論、内容としてぞっとする部分はあるのだけど、それ以上に思考に働きかけてくる。『ひとつ』になる無意識。自分が自分であることの証拠。
チャプター毎に視点が替わるのかと思いきや、時々神の視点になってる。これを初期の作品として未熟と捉えるか、もしくはそういう書き方として作者の特徴・挑戦と捉えるのか、そういうことを考えてしまうのが、実は自分でも好きじゃない。そんなの作者の意識の下での行動であって、周りでどーたらこーたら言うことではないように思う。本当の事情を知っているのは作者だけで、周りでどれだけ考えても結局その事情が現実なのだし。そういう意識があるせいか、文体とかでの読解ができない私。ま、知識もないしどうでもいいんだけど。
解説にもあったように、舞台となった柳川だって行ったことはないのに何故か懐かしさを感じる作品だと思った。堀が郷愁だとかそういう解釈もありなのかもしれない(実際生命の全ての源は水なワケだし?)けど、単に恩田さんが詳細に表現するだけでなく、言葉にならないようなそういう雰囲気までも描くのが上手いということで、それでいいと思うのはファンだから?
『どうして男っていつもそうなの。なぜ男どうしで話をつけてしまうの。いつもあたしの知らないところで話をするの。』っていう部分にものすごく共感してしまって笑えた。これは私が大学に入ってから幾度と知れず思ったことでもある。恩田さん、さすがです。

[ 2008-01-07 ]

九州の水郷都市・箭納倉で起こった失踪事件のお話。SF&ミステリー&ホラー合体作。
農協倉庫のマンホール下…恐ろしすぎる。最後は少しモヤっと感が残った。
07.07.11読了

[ 2007-11-02 ]

箭納倉という堀に囲まれた町で起きている連続失踪事件のなぞに迫る男女4人。箭納倉には人間とは別の「何か」がいるらしい。それは人間を「盗んで」いってはしばらくして元の場所に戻すようだ。盗まれる前と後ではどっちかが本当の自分なのか?盗まれた人がそうでない人の数を圧倒、盗まれていない自分が少数派になったとき、自分ではない何かになるとしても、盗まれ多数派になることを選択するのか?それによって昨日までの自分が別のなんだかわからない何かに成り代わっているとしたら?これはホラーだな。どうしようもなく怖くなった。
『一度、別の世界を知ったらもとには戻れない。』戻れないくらい楽しい世界?いや、『戻りたいのに戻れない』ってこと?その世界に踏み入れなければわからない何か…でも踏み入れたらそこが快でも不快でもそれを知ってしまったっていう事実、それからはもう抜け出せない。元には戻れないって怖い。どっちの世界が本物かなんて関係ない。自分は生きている世界の多数派のなかで生きていかなきゃ「異物」と判断されるならどっちを選ぶんだろう?ホラーじゃない現実で、そういう選択肢にいつも悩まされてるんじゃないかな?俺たち。(ま)

[ 2007-07-29 ]

最初にこの本を読んだとき、なぜか腹立たしくなりました。が、しばらくたってから読み直してみると意外と面白い。藍子の気持ちの変化が手に取るように理解でき、自分だったらどう思うだろう…?と、怖くなりました。(ある種、ホラーです)
…ですが、やっぱり少し納得出来ない、すっきりしない、もやっとしたものが残ります。何なんでしょう…。これが味なのかも…?

[ 2007-06-01 ]

ある種のホラーです。昔から水路にめぐらされた城下町で、老人がいなくなる事件が発生。しかし、老人達は何事も無かったかのようにもどってくる――。「盗まれる」という言葉の使い方が面白いですね。何が盗まれるかというと、人間です。

[ 2007-07-09 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは"人間もどき"の存在に気づく…。
こんなことありえない!と思いつつも、話に引き込まれます。水がこんなだったら本気で嫌です!!でもこの世には私たちが知らない世界もたくさんあるような気もします。ちょっとグロい(?)描写もありますが、面白いと思います。

[ 2007-05-07 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。

[ 2007-03-23 ]

周りが自分と同種でないかも・・・誰しも一度くらいは考えると思う。
そういう怖さが面白い。
映像が浮かぶ小説だった。(読了'07.01
)

[ 2007-09-22 ]

九州の水郷都市・箭納倉。
ここで三件の失踪事件が相次いだ。
消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ。
記憶を喪失したまま。
まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?
事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…

独創的で不思議で、そして怖い。
「普通」とは違うものが少数の場合、それは特殊なものだけど、それが逆転した時、「普通」の方が特殊なものになってしまう。少数派に追い込まれていく恐怖と、早く結末が知りたい一心で読み切りました。果たして自分は本当の自分なんだろうか・・・

[ 2007-11-18 ]

いや、こんなにドキドキする話だと思いませんでした。夜中に一人で読んだら普通に怖いです。靴下はいちゃいます。
でも最後は爽やかに、考えさせられました

[ 2009-05-02 ]

この作者はジャンルが多彩ですね。

じんわり怖い。


******** 再読記録 *********

2009.05.01

[ 2007-08-19 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは"人間もどき"の存在に気づく…。

[ 2007-03-07 ]

<内容>
九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。

[ 2011-02-10 ]

2月9日読了。「このミステリーがすごい!」2001年度の第11位の作品。堀と水路に囲まれた街・箭納倉で連続して発生した老女の失踪事件。戻ってきた彼らの違和感に気づいた4人は調査を開始するが・・・。この話にしてこのタイトル、「暗く水に包まれた」「静かにひたひたと忍び寄る」「いつの間にか記憶の底に横たわっている」ような、灰色で陰鬱なムードに引き込まれる。隣人がいつの間にか隣人でなくなり、自分自身も今までどおりの自分であるか分からなくなる・という恐怖を描いた小説は「盗まれた街」はじめ数多いが・・・そのテーマを「素材」として、恐怖小説でもSFでもない、「郷愁・記憶の物語」としかいいようのないこのような小説に仕立てるとは。この作者の視点・着想とセンスに脱帽。

[ 2007-05-01 ]

「裏返す」とか「つままれる」とか今までも色々ありましたが今回は「盗まれる」。他に言いようがないよね!というナイスネーミングに脱帽です。農協倉庫のマンホールの下を恐いもの見たさで覗きたい。

[ 2007-01-11 ]

梅雨時の、澱んだような水郷の町で相次ぐ失踪事件。そしていつの間にかひょっこり戻ってくるのだが、以前の本人とは違う『別の本人に』すりかえられている。
その事実を掴んだ人々は混乱する。
自分は、既に『別の自分』にすりかえられているのか、それともまだオリジナルの自分のままなのか?
心が底冷えするくらいのSFホラーであると思う。

[ 2007-01-08 ]

恩田陸作品は大量に読んだが、コレが1番苦手かも知れない。序盤から妙な雰囲気を出そうとしてるのか、あえて重くしてるのかわからんけど、珍しく読みづらさが印象的。

[ 2008-03-13 ]

水に囲まれた小さな町で、なにかに人間が「盗まれて」から「帰って」くる。「帰って」きた人は自分達にとって確かに異物だが、自分以外が異物になったとき、果たして本当に異物なのはどちらなのか?自分は既に「盗まれて」いるのか?自分も異物になるべきなのか? …そんな話。SFですね。色んなことを考えます。でも、難しくはない。珍しくも、“今すぐもう一度読みたい本”です。

[ 2006-12-16 ]

ミステリーなのかホラーなのか微妙な感じですが、おもしろいです。
藤子不二雄の短編にありそうな感じです。

[ 2006-12-09 ]

九州の水郷都市で、一年に三件の老女失踪事件が起こった。彼女たちは失踪中の記憶を
喪失したまま、じきにひょっこり戻ってきた。事件に興味を持った元大学教授とその娘、
それに教え子は、「人間もどき」の存在に気づいた

[ 2006-11-09 ]

ある街で突然人が突然いなくなり、また突然戻ってくるという怪現象が・・・。大学時代の先輩から謎解きを頼まれ、主人公は久しぶりの休暇を兼ね街へ。そこで見た不思議な現象とは?『盗まれる』とはいったいどういうことなのか?

中盤まではぐいぐい物語に引き込まれて、さすが恩田陸ワールドだと思いましたが、最後がすこし分かりづらい。ちょっとスッキリしないので、★2つ。

[ 2006-11-12 ]

さすが恩田陸、というか。読む前に想像していた以上に背筋がぞっとした。人間が認識している世界、というものはなんてあやふやなものなんだろう。一側面しか見えていないって、なんてお気楽で安心なことなんだろう。ということで、私は自分が認識している世界だけで、いい。

[ 2008-01-08 ]

完全なミステリィだと思い込んで読んでたのが間違いだった…。
これはSF+ホラーです!
そう思って読んでたらこの世界観も楽しめたんじゃ…と思うと少し残念。でも最後の方は先が気になって気になって、一気に読んじゃいました☆

「ね、文学しりとりしましょう」

この人達と文学しりとり…。真っ先に私が負けますw

[ 2006-10-16 ]

ゾクゾク。途中経過が怖い。
その後、ちょっと開き直れて、
達観。
しかしラストが....
やりやがった!!!

[ 2007-02-26 ]

2007.02.堀が貼りめぐっている町の箭納倉.ここで人が「盗まれて」別のものとなって帰ってくる.サスペンスのようなホラーのような怖い話.でもとっても面白い!

[ 2006-09-29 ]

福岡出身の方は読んでください。福岡在住の方も。それか、自分は一度自分じゃなくなったという経験の持ち主も。そのどれかに当てはまらなくても、おもしろい。

[ 2007-01-14 ]

何でこのタイトルなのだろう?

読み終わってふと疑問に思った。
もしかしたら月の裏側に"あれ"はいるのかもしれない。

この作品は色んなものを投げかけている。
しかし答えはどこにもない。
読み手に全てを委ねている。
だから受け取る人によって印象は様々だろう。
読んでいるときは怖かった。
ありえなさそうでありえる世界だという確信がどこかにあったのだ。

[ 2006-09-22 ]

水郷で福岡ていうたらもう舞台わかるやろ!て感じの(笑)
ちょっと不思議なSFテイストでから、うん、面白かったん。

[ 2006-10-28 ]

それなりに読み応えもあり、結構雰囲気も出ていて面白かった。恩田さんのダークなところが上手く出てきていた気がする。

[ 2006-08-04 ]

暑い時期にピッタリの、ひんやりする話。水郷都市で起こる複数の失踪事件。ある日ひょっこり帰ってくる、失踪中の記憶のない人達。しばらく、雨の日は怖くて眠れなかった。

[ 2007-03-27 ]

体の内側をひたひたと冷たい水で満たされていくような感覚。ホラーでありSFなんだけど、そういう次元でなく、文字の隙間から滲み出すような恐怖に包まれる。面白いと思うんだけどどうにも不気味で、再読したいのになかなか読めない一冊。

[ 2007-03-21 ]

不思議な小説。SF的な話なのに古い和風の街、ごく普通の日常の裏側で奇妙なことが起こってる。しかし、だからといって気づかない人には何の変化もない。 面白いけど読み終わってからしばらく頭の中が『?』状態でした。初めての感覚?

[ 2007-08-10 ]

恩田陸は旅行ミステリーものというジャンルを持っている。例えば「まひるの月を追いかけて」や「黒と茶の幻想」など。そしてこの「月の裏側」。
九州の、堀に囲まれた城下町を舞台にSFホラー。

[ 2006-09-08 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく…。

[ 2006-07-12 ]

設定が多少破天荒であろうとも、読んでるあいだの背中のうすら寒さはガチ。はだしで寝るのがこわくなりますよ。ラストなんか違う。

[ 2007-01-31 ]

て言うかホラー小説は苦手なんですよワタシ(号泣)

でも恩田陸なので買ってみた;←そして買ってから1年積んでた(爆笑)


えーと、西日本の某所、昔からの水路が張り巡らされた旧城下町が物語の舞台。幾人かの住人が行方不明になって、また戻ってくるんだけどもその間の記憶が無い… と言う謎を、老学者先生とその娘、娘の昔の同級生の男、学者の知人の新聞記者の4人組みが探るってのがストーリーです。

ホラーとしては、ヒタヒタと忍び寄る怖さです。スプラッタとかグロ関係は殆どありません。

うーん……この本は、ホラーって事を抜きにしてもワタシには全然合いませんでした。正直面白くなかったです(爆)途中までは雰囲気が出てて良かったんだけどなぁ。

個人的な感想ですが、恐怖の元となるモノについての説明や描写が非常に薄いので(もしダマサキだったら後半、ネタがあきらかになった時点でその説明に10〜20枚は割くと思う)読んでいて緊迫感もフィクションとしてのリアリティも感じられず、それに加えて読者が視点を重ねるべき存在がブレまくって、読み進めるにつれて誰にも感情移入が出来なくなるのが、つまらなく感じる原因の一つじゃないかなーと思いました。

[ 2006-06-25 ]

これは、背中がぞわぞわする感覚を味わいながら読みました。町の人が人間じゃなくなっていく…という話で、いつ主人公たちが取り込まれてしまうのか、という恐怖と常に隣りあわせで。むしろ私も本当に人間?それとも・・・と思わずにはいられないホラー??なのかな…;

[ 2006-06-25 ]

何の予備知識もなく読み始めたけど、ホラーでした。
ストーリーは、小野不由美さんの「屍鬼」みたいな感じ。
表紙イラストも藤田新策さんだし。

主役級の4人が、危ない状況でもやたらと外に出るから、危ないよ〜家でおとなくしてなよ〜とドキドキ。
いつ誰が「盗まれ」るのか。
特に夜のシーンは緊張。
夏に読まなくて良かった〜

[ 2006-09-05 ]

不思議なSFホラー。
ミステリでもあるのかなぁ??
小さな町で失踪事件が起きたときは、犯人はどんな人なんだろう、何のために起こしたんだろうってドキドキしました。
でも、それは小さな町の出来事じゃなくて、世界規模、地球規模の問題にもなりかねなかった、
いやもうすでに…??
この裏切り、恐怖感、お見事です。

[ 2007-01-19 ]

段々とゾクゾクしていく展開は凄く面白かったんだけど、その分ラストがあっさりしすぎちゃってその余韻を楽しめなかったのが残念。

[ 2006-11-30 ]

怖かった。「盗まれる」って単語が出てきた途端にゾッとした。読んだ直後は何ともなかったけど、後からジワジワと恐怖が来る感じ。これを読んで暫くした後にねっとりとした水の中に閉じ込められる夢を見ました。皆と同じような考えを持つことが美徳だと思っている私たちを皮肉った作品でもあるのかな。

[ 2006-05-21 ]

恩田さんの本の中でかなり好きな作品。じわじわとした恐怖と、妙に達観した感情が交錯している気がします。終わりとは静かに始まるという言葉がひどく印象的でした。

[ 2006-05-04 ]

今まで読んだ恩田さんの作品の中で、一番怖いと思う。
ところどころグロい。
表現力は、ぴか一ですね。

[ 2006-04-25 ]

ある日突然いなくなった人が、1週間くらい経つと戻ってくる。どうも向こう側の人間になって帰ってくるらしい。そんなことが続くある町でその謎に挑む4人。しかし、その4人も向こう側に人間になることを自ら希望してしまう。目覚めたとき同じ場所にいたらすでに向こう側の人間だったことがわかる。目覚めたとき、日にちがたっていれば向こう側の人間になったことがわかる。さて、多聞はどちら側にいるのだろう。
この4人、常識では考えられない事態が起きても、さほど驚いていない。ゼリー状のものが人を襲っても、それは夢の続きか見間違いとして自分を納得させているんだろうか。この感覚がちょっと解せない。それと、携帯から市内にかけるとつながらないが市外にかけると圏外の表示が出るとあるが、圏外の表示はかける先には関係ないと思うのだが、この本を書いた頃は携帯に対する知識がそんなになかったんだろうか。しかし、どちら側の人間で居たいかなんてはっきりしていると思ったが、あちら側のほうがいいと思うのは全員があちら側に行ってしまったから?マジョリティを望む日本人の性質を言いたかったのだろうか。2006.4.24読了

[ 2006-03-18 ]

久しぶりに会う知人は、はたして本当に私の知っているその人なのか。けっこう恐怖でした。淡々としたラストも。

[ 2006-05-30 ]

ジャンルに分けると、SFホラーかな?怖くないけど。
いつもながら、読んだ後は一体どんな話だったのか。どこが面白かった
のか表せないけど、読んでる間はヒジョーに夢中にさせてくれる恩田さん。
なんか知らんけど、あなた大好きです。。

でも、これはちょっと精神世界のお話が入っていたり、宗教的な話が盛り
こまれていたりで、難しいかな?って感じはしました。
でもお勉強になるし、自分の内面を見つめる機会を与えてくれる本だから
私は好きだったな〜♪

舞台は箭納倉(ヤナクラ)という架空の「堀に囲まれた街」となっているけど、
これは実は柳川だと思う。思いっきり柳川の描写だったし・・・だからこそ余計に
想像しやすく入り込みやすかったのかな?
そのヤナクラで、失踪事件が起こる。しかし数日後にはみんな帰ってくる。。
「盗られる」という描写をよくつかっていて、本を読みながら他に言い方は
ないものかと考えたけど、「盗られる」が一番適切なんだよね。。
ソコに気付いた時、ホントこの作家さんはすごいなぁ。自分の世界を持って、
それを正確に伝えようとしてる。と思った。

[ 2008-07-13 ]

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。 ジャック・フィニィの「盗まれた街」のオマージュ作品。この作品を読んでいたのが作中と同じく梅雨時期だったこともあり、少しゾクッとしました。恐怖を煽るような描写がうまく、不思議・不気味な雰囲気が良い。

[ 2009-11-09 ]

あんますきじゃない。
元ネタの盗まれた街は好きなんだけど。
結末の差はやっぱり日と米の違いでもあるんだろうけど。

[ 2007-01-16 ]

面白かったです。堪能できました。とてもありそうにない話なんだけど、恩田陸が書くと案外そうなのかも?と思ってしまいます。恩田ワールド全開って感じです。

[ 2006-02-21 ]

特定の土地にまつわる記憶、その断片、その断片がやどった事象の一つ一つの描き方がとても印象深い作家だと思う。水郷が舞台。

[ 2006-10-12 ]

柳川を舞台にしたホラー。ホラー苦手だけど恩田陸のは平気。
怖さがボディブローのようにじわじわ来る。

[ 2006-01-25 ]

 怖い。
 怖いよ……。
 話自体は非常に在り来たりなんですが(ストーリー自体は「屍鬼」を、ネタ自体はタイトルは忘れましたが花村萬月の無人島の小説を思い出しました)雰囲気作りが上手いので怖い。一応SFなのでネタバレはしませんが、怖いです。

[ 2006-07-17 ]

これはミステリーではなく、ホラーです。ミステリーとホラーの違いがこの本読んでて分かったような気がします。これは怖かった。

[ 2005-12-16 ]

おもしろい書き方の作品であった。
表現の仕方が古い感じや新しい感じの表し方を使っている。
個人的には古い表現の方法のほうが好きである。

最後のところはなんか物足りなかった。
もう一声欲しい作品であった。

[ 2006-10-03 ]

あとがきまで読んで発覚。これ、ホラーじゃん!苦手なのに・・・ 夜中に読んでたら、読み終わるまで寝れなくなってしまった。雨降り始めたのに窓閉める勇気すらなくなってしまった(笑)終わり方は微妙

[ 2005-10-25 ]

「結構有名な話みたいよ」と母が古本屋で買ってきてくれた。
有名?なだけあってなかなかおもしろかった。
ある日突然町に人がいなくなってしまうという話。
誰もいない町で主人公達がその原因を探る。
こういう話が大好きなのでかなりよかったと思う。
それにしてもこの本の題名ってシェイクスピアの本の題名にもこんなのあったような…

[ 2005-12-23 ]

 夏休みに読むのに向いているような幻想小説。SFやファンタジーを狙っているわけではないだろうし、ミステリーとも違う。そういうのを超えた心理ものとして読むにはちょっと中途半端かもしれない。

[ 2007-08-14 ]

ああ、世の中の謎は本当はそうかも知れない、と思わせる発想がすごい。
SF的なので、好き嫌いは別れると思うけれど。

[ 2005-10-04 ]

ホラー苦手なんですがこれは最後まで読まずにいられなかったです。
読後1週間くらい、マンホールが怖くて仕方なかった。

[ 2010-04-09 ]

閉鎖された世界で起こる謎。
と、言ってしまえばそれまでなのだが、思いのほか面白いのはSF要素まで盛り込まれているからか。
消えて戻ってくる住民は、同じようで同じじゃない。
変わりないはずなのに、違和感がぬぐえない。
それは、その本人自身でさえ確信が持てないが確かにある違和感。
何かが逆転し続けて、いつしか自分とジブン、世界とセカイの境界線さえ分からなくなってしまった。

[ 2006-06-26 ]

恩田陸さんの作品は、長編じゃないと面白くないけど、長編を読んでると、疑問点が多く生じる。オレならそんなこと思わないなってところが多い。だから、結末に向かうときに、ワクワクするというより、??が浮かんで読んでる気がする。

[ 2005-09-23 ]

ぶっちゃけ本気で怖かったです。夜中に読んだのも災いしたかも。いや、これは怖いって!自分も盗まれてたらどうすれば…!!?怖いよーーー。うぇー…。

[ 2007-03-31 ]

ミステリー?ファンタジー?
4人がそれぞれで正体に近づいていく場面展開は緊迫感があってよかったけど、街全体が盗まれたところあたりからなんかぼんやりしてしまって残念。

[ 2005-09-17 ]

「黄泉かえり」と同じ作品をオマージュしています。でも大分感じは違います。こちらの方がミステリー色が強いかな。

[ 2005-12-15 ]

恩田陸作品で一番「怖い」と思ったのがこれ。一人で読んでたら後ろを振り返れなくなる。背筋が凍った! ラストは恩田節全開な曖昧展開でしたがこれはこれで。いやもう本当怖い。

[ 2005-08-02 ]

自分という存在の危うさに恐怖してしまう。自分は本物?自分というのは相対的に存在するもので、絶対ではない。面白かった。

[ 2005-11-17 ]

人に薦めたくなる面白さではなくて、自分の中でずっと保護をかけておきたくなるような面白さ。人の流れ方が秀逸だと思った。

[ 2005-06-22 ]

前半はかなり意味不明で、だらだら続くため、進むペースは遅かった。私はこういう心理的恐怖のは割りと好き+終わり方もかなり好きなので星五つ。

[ 2005-07-11 ]

先入観なしに読み出したのだが、ちょうど梅雨の話で、季節がぴったりだった。降り続く雨の中で読んだこの本は、なんともじっとりとした後味!?途中からSFっぽくなっていってちょっとついていけなかったカナ。個人的にはあまり惹かれるものがなかったが、最後まで中だれせずに読めました。

[ 2005-05-20 ]

恩田陸さん恐怖ものって言う感じでしょうか?
入り組まれた街並に流れる川。
人々が消えては戻ってくる・・・
戻って来た人は元の人ではないかも知れない・・・
もしかしたら、現実にあり得る話かも?と思わずにはいられません。
私も人生の中で、もう入れ替わっているかも知れない?
そんな気持ちになってしまいます。
恐怖というより、ひんやりとした怖さがありました。

[ 2005-04-23 ]

この本は、何に分類すれば良いのだらうか?
SF、ホラー、ファンタジー・・・
ファンタジーを主として、ホラーの味付、隱し味がSFといつたところか。

九州の水郷いへば柳川だが、ここでは「箭納倉」といふ架空の都市が舞臺となつてゐる。
都市に周らされた水路が作品の謎を産みだしてゐる。
筋書をここで書くわけにはいかないが、私はこの作品を讀んで、かなり怖かつた。

いつのまにか自分以外のすべての人が、人間ではなくなつていたとしたら・・・

2003年11月13日讀了

[ 2005-04-12 ]

ノスタルジックな雰囲気漂うお話。どこか懐かしくて少し不気味。後半の展開には度肝を抜きました。恩田さんのラストのどんでん返しの書き方にはいつも驚かされます。

[ 2005-04-22 ]

「やなくら」という町で起こった失踪事件。しかし数日後には皆戻ってくる。どこへ失踪し何故戻ってくるのか・・・。
とても不思議なお話だけど、人をさらっていったものの実像が分からん・・。ま、フィクションなんだからそこまで追求することもないか。それにしてもありえな〜い。
とかいって実際世の中何が起こってるか分かんないこと多いのかもね。

[ 2006-07-03 ]

この世の中にはいろんな考え方の人がいて、それが再びひとつになろうとしている。登場人物たちは黙ってそれを受け入れるしかないのだ。そんな救いのないホラー。

[ 2004-12-12 ]

日本のホラーというのは海外のものとはどこか違い、じめっとした背筋からくる恐怖が特徴だと思っているのですが、まさにそんな感じでした。話の舞台である町に、たくさんの水路があるという設定もあり、それが助長されていたような気がします。目が悪くなるのを覚悟で、夜ベッドサイドの灯りだけで読むのがお勧め。

[ 2004-11-27 ]

タイトルに惹かれて 手に取った 未体験作家さんの一冊。

読みはじめは なんだか時代がかった話かな という感じだったのが
あるところから急に ホラーに。ちょっと びっくりしてしまった。

【盗られる】ことが 何を意味するのか 私にはあまりよく解らない。
人間が 心の奥底で ほんとうに望んでいることを 目の前に見せようとしたのか?

はじまりはちょっと硬く しばらくして 期待が大きく膨らみ 途中から よくわからなくなってきた。
というのが 正直なところ。

ただ 多聞さんのキャラは 魅力的。

[ 2009-01-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2005-01-11 ]

うーん、はっきり言って、よくわかりません。
ジャンルも、これはホラーなんでしょうかね?
あんまりおどろおどろしい印象はなかったし。
解説が山田正紀さんとあっては、ますますわからなくなりました、
(2005/01/10)

[ 2004-10-24 ]

『ここはグリーンウッド』にもそんな話あったよなと思いながら、軽く読んでいたのだが、だんだんいやーな気分がじわじわとわきおこってきた。
台風の前後に読んだものだから、窓からしたたる雨さえも怖く思えたり。(2002.7.17)

[ 2004-10-15 ]

本格ホラー。ここまで徹底してホラーなのはこれだけかも。読み終わると近くに居る人が違って見えます(笑。お勧めです。