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坂の上の雲(三)

(1706)
価格:648(税抜)

作品レビュー

[ 2015-09-24 ]

これを言ってしまうと元も子もないのかもしれないけど、そもそも秋山兄弟と正岡子規を、敢えて一つの作品にまとめる必然性って、果たして何なのでしょう。そんなに交流が深かったようにも思えないし、同時代を生きた同郷の人物っていう以上の意味合いが、正直見出せないのです。そうこうしているうちに、まだ物語の序盤だというのに、子規は早々と退場してしまったし。もっと言うと、日清戦争の描写にしても、ところどころ件の兄弟の話題も交えつつ、総合的には色んな人物を登場させながら進めざるを得ない訳で、いっそ主人公なしでも良かった気がしなくもないのです。もちろん、筆者の中でも名作の誉れ高いだけはあって、物語そのものは面白いと思うのですが。これから先の展開についても、そこまでワクワクしない自分がいるのも、これまた事実なのであります。

[ 2012-05-31 ]

とうとう日露戦争に突入。
ロシアという超大国に戦争を挑まなくてはならなくなった日本人の気持ち、恐怖や決意、様々な感情が、現在を生きる僕の胸にもつき刺さります。
 
この時の日本人の感情は、真之と同期で、生涯の友人だった森山慶三郎の言葉にあらわれています。
 
「私はただうつむいてだまっていた。涙がこぼれて仕方がなかった。この時脳裏を去来したのは、ロシアに負けるかもしれぬということであった。
二年前に公用で渡欧し、そのときポーランドを過ぎてその亡国の状を見た。戦勝者のロシア人が、どの町でもその町の主人のような態度でポーランド人を追いつかっているのを見たが、その光景が思い出されてならず、日本もあのようになるのではないかと思うと、感情の整理がつかなくなり、涙がとめどもなくなった。」 
 
この戦争に負けたら、日本がなくなるかもしれない。
そんな覚悟を持った当時の日本人の姿からは、多くの勇気や教訓を与えてくれます。
決して戦争を肯定する訳ではありませんが、このような覚悟をもった人々がいたことによって今の日本があることは、日本人として知っておくべきだと思います。

[ 2016-07-17 ]

日露戦争が始まる。

戦争の細かな描写があり、だれだが何した何された、あの船がどうしたこうした。
自分的にはそこまで細かな描写は興味ないため、斜め読み。

そんな中で、絶対に勝てそうもない状況です。
歴史の教科書で、日露戦争を勝ったとした学んでなかった為、ここまで力の差があったのかと愕然をした。

長引けば負ける。
そりゃそうだ。物の量が違うのだよ。太平洋戦争でもそうだったけど。そりゃそうだよ。

戦争の基本は、倍以上の兵力で臨む。
ナポレオンも信長もそうだったと。
それが、日露戦争で勝てちゃったから、また勝てるんじゃないって太平洋戦争へ。奇跡は二回も三回も続きません。
信長は、桶狭間は少人数で買ったけど、その後は、兵力を大量に投入したそうな。

さてさて、どうしたら日露戦争を勝っちゃうのか。
続きを読みましょう。

[ 2013-02-09 ]

正岡子規の死と日露戦争開戦の第三巻。日露両国様々な登場人物を描くことで、戦争の様々な側面が見えてきます。外交、財政、国民の士気まで、近代戦争というものが国家の総力戦であることがよく分かります。

[ 2011-08-15 ]

最終章の旅順港外の戦いは非常にスピーディな展開でスリルがあった。沈めた爆弾のくだりで感じたのは、勝敗を決するのは戦略の巧拙だけでなくいずれ来るチャンスに向けた周到な準備、そして一方で悲観的な予測の元行動するということ。

[ 2011-09-27 ]

三冊目。
いよいよ日露戦争である。
個人的に日露戦争は思い入れが深いので、一気に読んでしまった。
続きが楽しみ。

[ 2011-03-20 ]

残念ながら本巻において3人の主人公のうちの一人、正岡子規が34歳でこの世を去った。他二人の主人公である秋山兄弟は軍人であるが、子規は文化人であり、私にとっては本作品における一種の清涼剤的な存在で、味のある性格には楽しませて貰っていただけに残念である。本巻はいよいよ日露戦争が幕開けとなる。「坂の上の雲」は全8巻という大作ではあるが、半分にも満たないこの第三巻で、日露戦争が始まってしまうのに驚きである。戦争における描写が非常に精緻であり、軍事に疎い私はなかなかイメージができず辛いのだが、これがこの巻を含み6巻にも及ぶのだろうか。日露戦争などたかだか1年半ほどであるのに…。結局、軍事の描写と人物相関関係を理解するために、2巻と同様二度読み通した。
以下に、琴線に触れた記述を紹介したい。
・秋山の天才は、物事を帰納する力だ。あらゆる雑多なものを並べてそこから純粋原理を引き出してくることは真之の得意芸であった。
→秋山真之に関する著者の評である。確かに、私の周りの人を見ても出来る人というのは目の前で起こる現象に一定の法則を見出すなど純粋原理を引き出すのに長けている。私もこうした力を養わなければと思う。

・薩摩的将帥というのは、同じ方法を用いる。まず自分の実務の一切を任せる優れた実務家を探す。出来るだけ自分の感情と利害を抑えて選択する。あとはその実務家のやりいいように、広い場を作ってやり、何もかも任せきってしまう。ただ場を作る政略だけを担当し、もし実務家が失敗すればさっさと腹を切るという覚悟を決め込む。
→西郷従道や大山巌を評したものだが、組織においてトップに立つ者が、こうした姿勢でいてくれるとやりやすいだろう。いちいち細かいことに口出しするトップや、失敗した際に部下にその責任を押し付けるトップとは正反対である。

・「功労者には勲章をやればいいのです。実務につけると百害を生じます」
→海軍大佐の山本権兵衛が海軍大臣である西郷従道に対して進言した言葉である。旧薩摩藩志士が明治維新の功労者として新政府において政府及び軍部の主要ポストを占めていたのだが、能力のない者が相応しくないポストに就いていることに危機感を持った山本はリストラを行おうと決意する。その際の海軍省トップへの進言である。これも企業経営において参考になる概念だろう。企業創業時に功労者がいれば、それなりのポストが用意されて然るべきと考えるが、そのポストにおいて適任とは限らない。それに気付いた時は、惰性でそのポストに置き続けるのではなく、勲章なり金銭的報償などを与えてやり、早急にポストは適材を持ってくるべきなのである。それが出来ないと、組織崩壊の序曲が聞こえてくる。

・英国外交は、つねに自己の存立にとって危険のある事態を、いちいち芽のうちに摘み取ってゆくのが基本的態度であった。が、摘み方は老獪である。出来るだけ戦争という直接手段を避け、避けられぬ時も外交操作をもって他国にやらせ、ついに切羽詰まって自国軍を出さねばならぬ時も出来るだけ共通利害の国に働き掛けて連合してあたるというところがある。
→英国は、ロシアの極東における暴状をみかねたが、ロシアと戦争は起こさず、日英同盟を締結し、日本にその処理をやらせた(日露戦争)のだろうか。直接にはそのような記述はないが、英国外交の基本指針からは疑わしいものだ。

・現実を見ての転換の上手さが伊藤博文の政治的特徴であった。
→日露同盟を進めるべく動いていた伊藤博文だが、林薫駐英公使より日英同盟の進捗状況を聞くや否や「対露交渉はやめた」と言い放つ。散々ロシアを恐れ、日露同盟論者であったのに関わらず、である。自身の主義主張に固執し過ぎることなく、状況に応じて臨機応変に頭を切り替えるという代表例である。

・好古の観察には、昭和期の日本軍人が好んでいった精神力や忠誠心といった抽象的なことは一切語っていない。全て客観的事実をとらえ、軍隊の物理性のみを論じている。これは好古だけでなく、明治の日本人の共通性であり、昭和期の軍人が敵国と自国の軍隊力を計る上で、秤にもかけられぬ忠誠心や精神力を、最初から日本が絶大であるとして大きな計算要素にしたということとまるで違っている。
→好古が日露戦争開戦前にロシア騎兵を観察した後の記述である。もし好古のような軍人が第二次世界大戦時にいれば日本の運命は変わっていたのだろう。

・好古も真之も結婚観は素朴で、結婚して家庭を作ることは男児の志を弱らせるものだという不思議な信念を持っており、「若い者の敵は家庭である。家庭を持てば研究心が衰える」と言う。
→さすが国家を背負って立つ者の信念である。しかし面白いのは、秋山兄弟が二人とも遅い時期ながら結婚をしていることである。このへんの矛盾は御愛嬌といったところか。

・「常に最初の戦いが大事であり、ここで負ければ日本の騎兵の士気に影響し、負け癖がついてしまうかもしれない。ここで退却すればロシア騎兵に自信をつけさせ、今度の戦闘で彼らはいよいよ強くなるだろう」
→陸軍騎兵団における日露戦争開戦で苦戦中の秋山好古のおもいである。勝負において緒戦が大切というのはこのことである。

・戦場での司令官はあまり鋭敏であってもいけない。反応が鋭敏過ぎると、かえってことを誤る。こういう極所には、わざと鈍感になるしかなかった。
→日露戦争開戦において戦況不利にも拘わらず、秋山好古は退却を指示しない。それどころか、最前線地でブランデーを呑んで不貞寝している。常識では考えられない行動であるが、「じたばたしても仕方がない、なるようになる」という主張か。神経の図太さは見習うべきである。

・「なぜ艦隊は外洋に出られないか」を前任者のスタルクは水兵にまで教えなかった。しかし名将マカロフは「バルチック艦隊を待っているためだ」と教えた。そのような方針やら戦略戦術は、ふつう水兵に無関係なものとして知らされることがない。特にロシア軍隊においてはそうであった。ところがマカロフの統率法は、水兵の端々に至るまで自分が何をしているかを知らしめ、何をすべきか悟らしめ、全員に戦略目的を理解させたうえで戦意を盛り上げるというやり方であった。
→戦略などの情報を組織のどこまで公開し周知せしめるべきであるかは難しい問題であるが、私は、組織の末端に至るまで周知させるべきだと考える。組織の末端に位置する者は自らの存在意義や組織全体の中での役割を認識することは少なく、それでは単に命令通りに動いているに過ぎない。彼らにも全体像を理解してもらえれば、士気も自ずと高揚するだろう。

[ 2011-09-08 ]

めちゃくちゃ面白かった。
ついに正岡子規が亡くなる。自らの運命を受け入れ、病身でありながら一人で、何かを成し遂げる気概には惚れるレベル。


時代の流れとしては、ロシアの南下政策が露骨になってきて、日本も戦争を視野に入れるようになる

玩具のような艦隊を、わずか10年で強固な艦隊を作った権兵衛と西郷従道の話から当時の奇跡的発展が如何に凄いことか知れた。

日露戦争が開始し、海と陸で強国の力をまざまざと見せつけられる日本ではあるが、知謀、戦術、戦費、人員の国力全てを注ぎ、各地で闘う姿はカッコイイ

[ 2011-06-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-19 ]

190919 中国大連出張行く前に読んだほうがよい。
歴史がわかるとすごく、その国の文化が興味深く味わえる。

[ 2011-01-10 ]

ついに日露戦争が始まった。
この時期の戦争感と第2次のころでは、精神面で大分違いがあったのか。
まだ列強に肩を並べる前の弱小国が大国ロシアに挑むのは、
悲壮感さえ湧き出す行為だった。

[ 2011-04-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2011-06-18 ]

日清~日露戦争までわずか10年。ロシアに勝てないまでも、負けない陸海体制を築きあげ、初戦必勝-早期講和の戦略で戦いに挑む明治日本の物語。

[ 2011-07-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2010-12-06 ]

坂の上に見える一片の雲が一人ひとりの幸せだと信じて、日本人が、日本という国がしゃにむに駆けた明治という時代、その時代が終わってからまだ100年もたってはいない。明治とはなんだったのか?(2010:熊谷芳郎先生推薦)

[ 2011-07-10 ]

随分前に1巻を読んでから忘れていた「坂の上の雲」。1巻はあまりハマれなかったけど、2巻でどっぷりハマり3巻まで一気読み。日清戦争、日露戦争で、予算も武力も弱小な日本はなぜ勝てたのか?そのあたりの分析的な文章が面白かった。

[ 2010-12-04 ]

日露戦争なんて、今はとうに亡い曾祖母くらいしか体験したことがない。
歴史の教科書で読んでしまうと、覚えることはできてもどこか架空の事のような気がしてしまう。
というか「まあ、そういうことも昔はあったんだね」という程度の感覚しか持ち得なかった。
将校の名前も膨大に覚えたけど個人として認識できてはいなかったし。
こうやってストーリーとして読むと、相変わらず現実感という意味では覚束なくても、関わった人々の性格や当時の風習やものの考え方がしみ込んでくる。
少なくとも『日本史』として覚えていたころよりは身近に感じられる。

[ 2011-09-29 ]

正岡子規の死、そして日露戦争。戦争に至るまでの両国の様子が詳しく書かれており、勉強になる。のみならず、人間的な魅力に溢れた主人公たちの姿は猛烈に格好良い。両面を描ききる司馬の筆の巧さが際立っている。

[ 2011-02-01 ]

正岡子規の死、日英同盟そして日露戦争勃発。日本は勝つ見込みのない闘いへと踏み込まざるを得なかったんですね。横暴な外交戦略を叩きつけられて臥薪嘗胆していく日本。国民も軍人も、そして政治家もすさまじい。ページをめくる手ももどかしい第3巻でした。

[ 2011-04-06 ]

これを読むとやっぱり日露戦争が奇跡のように思えてきます。あれだけの差がありながらそこまで出来たことに感心です。
明治の人と現代の人の差は何でしょう。人は変わらないのに、その時代によって大分左右されているし、意識も全然異なるし。ナショナリズムに支えられた時代でもあったのでしょうね。

[ 2011-01-27 ]

子規の最期、日露・日英外交を経てついにロシアとの開戦にいたり読みどころ満載。当時の政治家や軍人の考えが、昭和の哲学性や神秘性を盛り込んだ不可思議な思念ではなく、簡潔明瞭に理的であった点を著者は再三言及し、それは、当時30代の青年男子の基本的な教養として、合理主義を説く江戸期からの朱子学の影響ではなかったかという指摘は興味深い。明治という時代の持つ明るさはそういった思考の明晰さにもよるのかも知れない。

[ 2011-05-12 ]

5月12日読了。アジアに覇を唱えようとするロシアの圧力に耐えかね、日本は日露開戦を決意する。東郷平八郎率いる連合艦隊の参謀に就いた真之と騎兵隊をもってコサック兵団に当たる好古が戦中に身を投じる中、子規は病に没する・・・。綿密な調査をしたのであろう多くの書簡・記録と地形の描写と、当時の歴史を動かした多くの人物と大国たちの動き、抑えきれない浪漫みたいなものが渾然となって実に面白い。「政治家は現実的なだけでは務まらない」「大将の器と、参謀の器は非なるもの」など(この通りの表現ではないが)、この人の人間観にもウウムとうならされる部分多し。まだ5巻もあるが、「先は長いな」とは感じない、余白が多くて大変うれしいことだ。

[ 2011-05-03 ]

三巻早々で正岡子規死去。ドラマでは人間関係を描いていてかなり面白かったのだが、原作はそのものズバリ「日露戦争」だなー。ちょっとつまらん。
でも勉強にはなる。

[ 2019-02-10 ]

少しも長いと思わせることもなくサクサク読める。作中に出てくる通り話が逸れることもあるが、不要な情報は無いと感じる

[ 2018-11-10 ]

1~2巻と、この巻も途中まではさくさく読めるのだけども、戦闘が始まってから混乱しております。特にロシア側の名前。

[ 2019-10-15 ]

主人公の一人、正岡子規が亡くなりました。
そして、日露戦争開戦。国同士が対立していても、互いの国民同士の間には友情なんかもあった話が意外でした。
それにしても、登場人物が多くて難しい。

[ 2018-11-02 ]

ついに戦端が開かれた日露戦争。
日本としては、避けては通れない超大国ロシアとの戦争。
ロシア側は、完全に日本をみくびっていた。
軍事大国に対して、一進一退の攻防を繰り広げる日本。
秋山兄弟の活躍がクローズアップされる。
この物語の主役の一人である正岡子規が早々と病気で亡くなってしまう。
正岡子規をこの物語に登場させる意味があったのか。

[ 2011-12-19 ]

 子規がもう死んでしまった。ドラマではあんなに引っ張ったのに…

 早くも日露は開戦する。バルチック艦隊の到着を待ち、ひたすら持久戦に終始する旅順艦隊を東郷率いる日本艦隊はなんとか港の外まで誘い出して、少しでも戦力を削ぎたい。しかしバルチック艦隊の到着を待ちさえすれば勝利が確実なロシアは誘いに乗らず、じりじりとした神経戦が続く。そこで真之は米西戦争から学んだ自軍の船を湾の入り口に自沈させ敵艦隊を湾の内部に封じ込める作戦を進言し、東郷はこれを実施する…

 一方陸軍は北進し、ロシア軍との会戦に備えるが、ロシアが急造した野戦要塞の火力にさえ苦戦する有り様だった。旧式の銃と機関銃の戦いで、砲弾量も比較にならないほどお粗末なくらいしか陸軍はもっていなかった。それでも日本軍が敗走しなかったのはロシアは局地的な戦闘は望まず、ある程度奥地に日本軍を誘いこんでから、圧倒的な戦力で壊滅させる気であったからだ。撤退は作戦の内だった。

 折々に挟まれる、ロシアの騎士道精神と日本の武士道精神のエピソードが面白い。

 しかし、どこまで読んでも日本が勝てる要素が無い。
 この時点での正確なデータをもとにシュミレーションしたとして、日本の勝ちを予想するPCがあったら、まずHDが壊れたか、ウイルスに感染した事を疑うと思う。

 

[ 2018-02-24 ]

いよいよ日露戦争が開戦。
明治後期の軍人たちが活躍している様子が描かれていた。
個人的には山本権兵衛が好き。

[ 2017-01-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2015-02-20 ]

子規が死ぬ。
日露戦争始まる。

閉塞の実施計画のところで、
志願者のなかから、もっとも肉親の係累の少ないものという基準で選ばれた…ってところ。
なんだかせつない。

[ 2015-01-21 ]

子規が死んでしまった(;O;)
本当に若かったんだな、と思った。

日本政府は和平を狙って戦争に臨んだことが分かった。
海戦は、戦艦もろともたくさんの人が死んでしまうもので、とても残酷な戦いなのだと思う。

[ 2014-10-01 ]

ロシアの南下政策に対する脅威に対して日露戦争が始まり、旅順の攻防が始まろうとしている。昔、映画にあった「203高地」の前章に当たるか。
著者の「ついでながら」は相変わらずだけど、案外、重要な事だったりする。」
旅順を巡る大攻防戦が描かれそう。

[ 2019-08-15 ]

”年末から読み始め、徐々にのめりこんできた。物語は、いよいよ日露戦争へ向けて進んでいく…。


---
T:
P:明治人の気概を知る
O:
---

・就寝前フォトリーディング→済(110504夜)

<読書メモ>”

[ 2014-04-12 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2016-04-13 ]

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[ 2014-07-31 ]

宿敵ロシアと遂に開戦。大山巌元帥率いる満洲派遣軍は、まず、鴨緑江を越え、黒木第一軍の敵前渡河作戦で緒戦大勝利。奥第二軍、乃木第三軍、野津第四軍も遼東半島から、大連、金州を攻略。しかし、これは苦戦の序章に過ぎなかった。

[ 2013-10-19 ]

2巻までとはだいぶ毛色の違う雰囲気でした。
日露戦争に突入し、躍動感が出てきたためか、読むスピードも速くなりました。
1・2巻で諦めなくてよかった、と思いました。

[ 2013-07-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2014-01-21 ]

坂の上の雲第3段。 ついに迫る大国との戦い。来るべき舞台を前に、将として着実な力をつけていく秋山兄弟。そして、病床においても戦い続ける子規の運命。 思えばこの時期は、日本という国が数々の奇跡を起こした時期である。日英同盟に、日露戦争。どちらも、途方も無い世界の巨人相手に、常識では考えられない成果を得た史実であった。その裏にあった準備と駆け引き、そして根底の心意気。やはり、このシリーズは良い。 天下取りの三条件。日本の命運は如何に。 「いま日本は天ノ時、地ノ利、人ノ和をもっともよく得た最上の時期にあり」

[ 2015-10-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2018-09-07 ]

日露開戦。戦艦ペトロパブロフスクの触雷沈没と旅順艦隊司令官マカロフの死の描写は、非常に映画的で、この巻で最も印象的なハイライトであろう。

[ 2014-01-05 ]

正岡子規の死から日露戦争の開戦までが書かれています。
日露戦争はみんなが冷静に日露の戦力を分析していることに
驚かされました。
著書内でも触れられていましたが、第二次世界大戦時の戦いと
違い感情的な部分が排除されていたようです。
日本を守るため、日露戦争の開戦までに客観的に分析し、
準備を進めたのがよかったのでしょう。
自分自身の仕事に関してもこのようにやっていかなければいけ
ないと感じました。
古好、真之以外にもとても魅力的な人材がたくさん出てきました。
それぞれが、自分の立場で一生懸命生きている感じがでていて
熱くなってきました。
面白く読ませてもらいました。

[ 2016-12-25 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2014-04-07 ]

3人いるうちの主人公の彼が逝きました。
まだ3巻(全8巻)なのにびっくり。
好きだったから、ショックです。

日露戦争、明治時代、
知らなかったことてんこもりで
でも知らなさすぎて、読んでいても
頭の中で絵として想像するに限界あり。

そういった意味で、NHKのドラマ化はおもしろいです。

日本という国家について、
真剣に考える男がたくさん出てきて
文明開化のおもしろさがわかります。

[ 2017-08-25 ]

日露戦争開戦。

戦争に対する視点の設定として、こう言う表現も有るのか、とちょっと不思議な感じを受けた。

戦争する前に、ロシアの軍人との交流があったり、開戦した戦艦に他国の軍人が観戦していたり。 相手を知った上で戦ったり。

血生臭い表現と言うより、体育祭の騎馬戦とか、サッカーの試合でも見ている様な読後感。

軍人たちの生き方、特に現場の指揮官達にフォーカスしていて、戦争は悲惨という部分が3巻の中では受けにくい。何人死んだとか、機雷によって戦艦が破壊されて血みどろで死んだマカロフの描写もあるけど。
自分達が使った作戦を相手にやられて引っかかるとか、不思議な事が普通に起きたり、、


現場で命を落とした多数の人とその家族の息遣いみたいなものを一切消し去って純粋に戦いの趨勢にフォーカスしているのは、文学作品だからと割り切って読もう。






[ 2019-08-11 ]

日清戦争から10年、南下してくるロシアの脅威に恐れおののく日本。その時代俳諧の世界に数々の偉業を成し遂げた正岡子規が、逝った。

[ 2018-08-17 ]

安部晋三 現 内閣総理大臣が歴史上の人物で部下にしたいと上げていた児玉源太郎。
日清戦争から日露戦争の勝利までの戦略立案・実行を指揮した立役者。

一方、ロシアに目を向けると、ウィッテやクロパトンキンといった名将なども名を連ねる。

正岡子規の死に直面した河東碧梧桐なども描かれている。

意外と伊藤博文 初代内閣総理大臣は臆病な人だと感じた。

[ 2012-04-13 ]

噂に違わず面白い。

正岡子規が亡くなり、日露戦争が始まります。その中で秋山兄弟をはじめとした、各武官が描かれます。

日露戦争が1904年、太平洋戦争が1942年。たった40年後ですね。

どこでどうボタンを掛け違えていったのでしょうか。

[ 2012-09-22 ]

3巻目読了!

日露戦争が遂に開戦!

開戦までは正直、対して面白くなくこの先読んでいけるのかと不安になったが、しかし開戦してからは面白く、各軍の作戦などがうまいこと成功するとこなんかはワクワクした!

これからどう日本とロシアの戦略が展開していくのかとても楽しみ!

[ 2012-02-22 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2014-10-12 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-09-21 ]

120917読了。
日清戦争から十年。。。じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は戦争の足音を聞きつつ燃えつきるようにして、逝った。~裏表紙解説より~

秋山好古が弟真之に送った手紙。遺言のような激励のような文面。その中の、「国家が衰退するのは、つねに上流社会の腐敗によりおこる」という言葉が印象に残った。
今の日本はどうなのか。当てはまらないことを祈る。

[ 2011-12-12 ]

いよいよ日露戦争開戦。まずは海軍の戦いが中心。この先の展開が非常に気になる状態で終了。次巻も楽しみ。

[ 2012-06-17 ]

続き。

正岡子規が死んじゃった。人が死ぬときってあっけない。それまでは非常に苦しむ。いろいろ思い出すな。

海での戦いの作戦作戦が面白かった。続きが気になるけど、図書館に行けなくて保留中。

[ 2012-05-20 ]

ドラマを先に見て、原作を今、やっと読んでいる。
三巻は明治三十年代前半から、三十五年九月の子規の死、日露開戦後、明治三十七年五月のマカロフ提督戦死のあたりまで。

子規の妹、律がどのように描かれているのか、興味を持って読んだ。
ドラマではかなり大きく取り上げられていたが、本書ではほんの僅かしか登場しない。
ドラマであんな大きな扱いになったのは、関川夏央が関わったためか?
日露戦争を揶揄する漱石を、律が嗜めるシーンがあって、本当にそんなことがありえたのか、とびっくりしたけれど・・・もちろん、これは原作にはない。

正直、戦記としての部分に、あまり興味があったわけでないので、読むのが幾分つらいところがあったが・・・
開戦を避けるための外交努力を続けた伊藤博文や、東郷平八郎が日露戦争以前はほとんど公には評価されていなかったことなど、初めて知ったことは多かった。
子規や秋山兄弟はもちろん、山本権兵衛や、児玉源太郎といった人々の風貌やたたずまいが伝わってくるような気がするのが面白かった。

[ 2013-05-06 ]

子規が死に、日露戦争が開戦した。
この時代、「世界の国家や地域は、他国の植民地になるか、それがいやならば産業を興して軍事力をもち、帝国主義の仲間入りするか、その二通りの道しかなかった」という歴史的背景は頭に入れておこう。

[ 2011-12-14 ]

この話を読んでいると猿と呼ばれていた後進国の東洋人であるにもかかわらず、一部の軍人はヨーロッパの社交界などで人気を博していたような描写がたびたびある。秋山好古も敵であるロシア軍人ととても仲良くなるし、広瀬武夫なんて「こんにちにいたるまで、広瀬ほどヨーロッパ婦人のあいだでいわゆるもてた男もいない」ということだから羨ましい。写真も見たけどそこまでハンサムじゃないと思うのは嫉妬だろうね。戦の方はだいぶ白熱してきました。4冊目は如何に?

[ 2011-11-19 ]

正岡子規の死と日露戦争。
秋山兄弟の話しというより、日露戦争の背景の方が多い気がします。
まぁ、そうしないと2人の活躍が伝えにくいと思いますが。
でも、すごく勉強になります。

[ 2013-05-16 ]

3巻は日露戦争の前哨戦

「一撃撤退という戦法はロシア陸軍伝統の戦法であり、敵の補給船が伸びきったところで大反撃に出る。ナポレオン・ヒトラーもこれに屈した。」
戦法とか戦略って民族色が出るものなのかしら

[ 2011-10-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2011-12-03 ]

とうとう昇さん(正岡子規)が亡くなってしまう。生涯健康にすぐれなかった方なんですね。よく国語の教科書で見た写真がよれよれな感じだったのに納得してしまう。

そして、物語は日露戦争へ。秋山兄弟が属する軍隊の話や外交の話などいろいろな角度から日露戦争を知ることができます。まぁ、いつの時代も引退した政治家が余計なことをするんだなぁと思いました。

[ 2015-03-31 ]

名将たちのリーダーシップと、様々な人物の死に様の壮絶さが印象的だった。戦争は何が起こるか分からない。

[ 2014-11-02 ]

日露戦争前後の時代を描くパート。主題の秋山好古、真之の話の合間合間に余談、あるいはさまざまな背景知識が語られています。

いわゆる司馬史観で、太平洋戦争の指導者を愚劣とののしるあまりに明治期の人物を持ち上げるきらいはありますが、それにしても維新を乗り越えた人々の器量の大きさが目立ちます。

のちの海軍大将山本権兵衛を見出した、時の海軍大臣西郷従道の大器量について。老荘的な大人の風があります。これぞ将に将たる器といえましょう。


○薩摩的将帥というのは、右の三人に共通しているように、おなじ方法を用いる。まず、自分の実務いっさいをまかせるすぐれた実務家をさがす。それについては、できるだけ自分の感情と利害をおさえて選択する。あとはその実務家のやりいいようにひろい場をつくってやり、なにもかもまかせきってしまう。ただ場をつくる政略だけを担当し、もし実務家が失敗すればさっさと腹を切るという覚悟をきめこむ。


○山本サン、私が海軍のことがわかるようになると、ミナサン、おこまりになるのではないかな。
私は海軍のことがわからない、ミナサンはわかる。ミナサンがよいと決めたことを、私が内閣で通してくる。それでよいではありませんか。

[ 2012-03-03 ]

日清戦争から日露戦争へ。このとき互いに親睦関係にあったロシアの軍人と日本の軍人が、それぞれ騎士道精神、武士道精神で、開戦前に互いの無事と健闘をたたえあう、あるいは書簡を送るシーンが多々描写されている。かつて世界でこのような精神で戦争をした二国間って他にあるのか?美しき古き良き時代だったのかもしれない。

[ 2011-11-17 ]

子規が死んでしまった。
前半のひとりの重要な人物で、わたしの好きじゃない戦争から離れている唯一の人だったので、さびしい。

日本が日露戦争につっこんでいくところが書かれている。
弱いのに、必死に戦っていく姿。なぜ弱いのに戦争をしなければならなかったのか、そしてなぜ巨大な敵に対して勝つことができたのか、客観的に描かれているように思う。

先日、中国人で今はNYでバリバリ働いている友達が遊びに来た。彼女の上昇志向はすさまじい。今の日本人にはなかなかないエネルギーだ。ふと、話している間に、この小説のことを思った。

国が上に上っている間、その国の人はすさまじい力を発揮する。天才を生み出す。偉人を生み出す。それが良いのか悪いのか、そういう問題ではない。そういう時代なんだろうな。

[ 2014-02-08 ]

いよいよ日露戦争開戦。
大国ロシアとの戦いの中での
陸軍・海軍の見どころ満載。
やっぱりそこは秋山兄弟はすごいなぁーと(個人的ですが特にこの巻は好古さんの印象が強い)
海軍は三笠の出番があって、だいぶ興奮した!
横須賀の三笠行って良かった!
あと、正岡子規の亡くなるとこらへんが悲しい…
儚い。本当に。
日本がここからどんな運命を辿るのか、日本・ロシアから見た
この戦争と人を通して解説しているような
そんな感じ。
だから話が途中で飛ぶのね…と。
とにかく続きが気になります。

[ 2008-12-21 ]

日露戦争に突入するまでの歴史的背景や人物の解説はいよいよという時が近づいていく切迫感に興を添えていいけれど、戦時中までその調子がつづくのはイマイチ。日本が経験した戦争について詳しい知識はもっていなかったけれど、日清、日露両戦争が綱渡り的なものでかつその後の日本の運命を大きく左右させた大事件であったことを感じさせる。

[ 2012-08-25 ]

東郷海軍司令官、マカロフといった司令官の器の大きさが非常にかっこよかった一巻だった。特別に優秀ではないけれども人格のある人、そんな人を目指すのも悪くない。星4つ。

[ 2018-07-28 ]

日露戦争の開戦
ロシア軍部は日本を侮り、国民からも反戦争の雰囲気が醸成されているなか、最初から日本が連戦連勝とはいかない、さすが腐ってもロシア。

・ロシアは他国との同盟をしばしば一方的に破棄している
・国家間の人種問題的課題は、平時にはさほど露出しないが、戦争という政治心理的にぎりぎりの状態になると、自制心がゆるむ
・優れた戦略戦術というのは、素人にも理解できるほどの簡明さを持っている。玄人にしか理解できないような、哲学的で難解なそれは、まれに存在しても敗北側のそれである

[ 2013-01-02 ]

読んでいて思っていたことをツラツラと。

◆過去の事実を研究して、原理原則を抽出する。そうして自らの知の体系を築き上げる。過去を研究する際に必要なのは要所をつかむことである。

◆トップは部下に多くを語るべきか? 士気が高い者には多くを語る必要はないかもしれない。一方で士気に欠ける軍隊には戦略を共有して、一つ一つの戦術や行動に意味を与えてやる必要があるのかもしれない。

◆戦術と戦略は異なる。

◆部下を殺してしまう作戦は作戦ではない。そういう作戦しか立てられないのであれば作戦家はいらない。 同じくリストラ策で首切りしたり従業員の給与を削減したりするのはしか、作戦とはいえないだろう。そんな戦術は高給どりの経営者じゃなくても思いつくものだ。

[ 2013-08-26 ]

明治と言う時代を秋山兄弟と正岡子規の三人を通して描く。
この時代の人々の豪快さ、潔さ、必死さがひしひしと伝わってくる。

[ 2016-08-16 ]

正岡子規の死。それと同時に緊張が高まる、ロシアのアジアへの南侵攻。艦隊勤務となる真之。
日露戦争前のロシア、ヨーロッパ、日本の多角的視点から開戦までを捉えている。
そして開戦。海軍による黄海での制海権の獲得に至る、仁川、旅順開戦。度重なる閉塞作戦。陸軍一軍、二軍の上陸。
太平洋戦争とは違う合理主義的な考え方が、軍部上層部にあり、哲学、精神論は二の次。

個人的には、ヴィッカーズ社から回航してきた戦艦三笠、同型艦朝日。いよいよ6隻の戦艦を主体とした日本海海軍連合艦隊が佐世保が出港していくシーンはとても好きです。

[ 2012-03-04 ]

日清戦争をどうとらえ
日露戦争をどうとらえるか。
あまり深く考えてこなかった自分でも
違和感を拭えない。
もう少し読み進めていきたい・・・。

[ 2014-06-12 ]

ここら辺から日露戦争中の話に入ります。

日露主要軍人の人間模様は面白いけどかなり主観も入っているようだし、

戦術についての記述はあまり興味がないから読み進めるのが結構大変。

[ 2017-02-06 ]

日露戦争に突入。
両国の国民性や軍人たちを個性豊かに描き、且つまるでドキュメンタリーのように戦いの様子が臨場感と緊張感をもって綴られている。
この作品に巡り会ったおかげで遠い過去に起こった日露戦争という出来事が、その背景から経過、結果まで完全に記憶に留まることになりました。学生時代の歴史の勉強が年表と人名の暗記ではなく、こんな内容だったならよかったのに。

[ 2010-10-11 ]

三国干渉以降、いよいよ勢いを増すロシアの強硬的なアジアにおける利権拡大。満州での利権を認める引き換えに、朝鮮での日本の利権を認めるよう外交交渉を探るも、露骨ともいえる帝国主義的姿勢で臨むロシアに対し、国の存続を賭けての戦は止むなしとの声が国内での趨勢となる。日露戦争が本巻でついに開戦となった。

[ 2012-11-06 ]

p216「二人の希世の名将が心血を注いで作戦を練っているという感動的な光景であった」僕はこのような映画のような”光景”を自分の人生にいくつ作れるのか?

[ 2015-07-11 ]

第3巻。日清戦争に勝利したものの、三国干渉などロシアの南下の脅威が高まり、ついに日露戦争に至る。この間、敵の敵である英国との同盟を成功させたり、膨大な費用をかけて海軍の船を増やしたり、と日本は国力増強に力を注ぐ。一方で窮乏生活を強いられた国民が、それでも開戦を強烈に支持していたというのは、日本人の国民性のあらわれかもしれない。

[ 2013-03-08 ]

正岡子規が死んだ三巻。秋山真之の鬼才さは学ぶところも多数。海戦は面白いんやけどな、陸軍の血みどろの戦いの様子はきついところもあるんよな…戦争を指揮する人間の模様とか、その視点が新鮮。人の命の重みうんぬんと語るのがアホらしくなるような、途方もない数の死傷者を出している。たまに反吐が出そうな表現もある。この時代だからこその、国のために死んでいく兵士たちの生き様が泣けてくる。

[ 2012-02-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-12-11 ]

「子規が死んでからがね、辛いよ。一回つまんなくなってやめた。でもドラマが始まって、もう一回読むかってなって、そこからが面白いね。日露戦争の様子を初めて細かく再現したんだって。面白い時は、電車から降りてもベンチに座って読んだりした」。
私が司馬遼太郎好きと知った先輩に、坂の上の雲を読んでると言ったらこう語ってくれました。
確かに、子規が死んでからが長かったです。
三巻はマカロフの章が面白かったので、私は弟の淳さん向きかしら。
東郷平八郎はまだターンしません。信さんの騎馬は少ししか出てこない。多くは振り返らず、すぐに四巻に突っ込んでしまいました。

[ 2010-10-22 ]

オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。
http://books-officehiguchi.com/archives/3927704.html

日露戦争が始まった。戦争直前では、戦費調達で苦労する政府、戦争が始まると旅順港の閉塞作戦を行ったが失敗に終わり、広瀬武夫が戦死するまでのあらすじである。

この本を読んで、戦費調達、国力の面でかなり不利な日本がなぜロシアに勝つことができたのかという疑問が出てくる。『坂の上の雲4』以降を読むと同時に、日本の戦史の研究を進めたい。

[ 2015-07-29 ]

【読書その105】気がついたら今年2015年も読書冊数が100冊突破。最近のマイブームは坂の上の雲。本当に恥ずかしながら初めて読む。3巻目の本書では、正岡子規の死去に涙。

[ 2010-11-11 ]

【メモ】
179ページ
太平洋戦争における米国側の対日感情への洞察。
欧米(白人)がアジアの国々(黄色人種)に抱く蔑視が、実験的試みとしての原爆投下の根底にあるという点。

「日本でなく、ヨーロッパのどこかの白人国であったとすれば、その外交政略はたとえおなじでも、嗜虐的なにおいだけはなかったに違いない。文明社会に頭をもたげてきた黄色人種たちの小面憎さというものは、白人国家の側からみなければわからないものであるに違いない。」~のくだり。

【概要】
正岡子規は、高浜虚子および河東碧梧桐ら後進を遺して逝く。ロシアは満州を配下に収め朝鮮半島へと進出。ロシアの南下が進めば、日本を蹂躙し領土の一部を剥奪されることが容易に想像できた。外交上、ロシアとの協議策(伊藤博文の単独行動に近い)と日英路線の二つに分かれるが、後者が実現(英国もまたボーア戦争に手を焼く一方で、極東でのロシアの南下を脅威と見ていた)。同盟成立後、ロシアに満州での既得権と朝鮮への不可侵を約束するよう打診するが無碍に却下され、開戦へ(時の内閣は桂太郎)。ただし、緒戦勝利して講和へ持ち込むことが大前提である。
陸軍の参謀総長は大山巌、次長は児玉源太郎。第一軍(黒木軍)が鴨緑請江付近で勝利し、金州・南山へと進む。
海軍の統裁は山本権兵衛、総司令官は東郷平八郎。東郷の連合艦隊により、ロシアの極東艦隊、本国艦隊を順次殲滅する戦略。
ところが、ロシアの極東艦隊が本国艦隊の到着を旅順港で待機したため膠着。封鎖を試みるも不完全に終わる(広瀬武雄戦死)。魚雷によりロシアのマカロフの旗艦を撃破するが、東郷の艦隊の兵力の3割が魚雷その他のために失われ、戦局は厳しくなる。

[ 2012-03-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2010-09-05 ]

・4/7 忙しいのにかまけてこれも書く時間がなかった.ただ例によって読書だけは進んでいて、もう3巻目も半分が終わってしまった.帰りが遅くてTAXYが多かったから、通常よりも読む時間がなく進み具合も遅い筈だが、面白いせいか結構なペースで読んでいるようだ.特に前巻の日清戦争の部分や、この巻の子規が亡くなる場面、日露戦争へと入っていく件が臨場感を持って実に生々と書かれているところが、登場人物の多さがさほど苦にならないほど面白い.まだ5巻も残して、終わりまでは果たしてどのような話の流れになるのか、楽しみになってきた.

[ 2010-09-02 ]

今の時代思い出さないといけないことが多く感じる。情熱とか必死さとか。非常に驚いたのは真之はその当時の現代戦術だけでなく古代の兵法の勉強をしており、かなりの勉強家だったということ。
また、植民地にされるか、持つかという情勢では、戦争をやってはいけないことではないということを感じさせられた。

[ 2010-08-16 ]

まだ3巻を読み終えたところです。この先どうなってくのか楽しみです。

江戸時代が終わって、明治の新しい社会がすごい勢いで作られていくところ、とても面白かったです。こんな時代はきっとほかにないよね。考えてみればものすごい社会の変化です。そんな中で生きてる好古も真之も子規も、みんな志に燃えて生き生きしています。そして、ものすごく勉強をしています。

3巻では日露戦争が遂に始まりました。この先どうなるんだろう。

この小説、登場人物の9割以上が男性です。この時代の女性たちの話も読みたいなと思うのですが。

[ 2011-09-30 ]

日露戦争への過程と旅順口作戦について知りたくて読書。

ロシアの南下がいかに当時の日本にとって脅威であったかを知ることができる。子規の死去と日露戦争へ向かっていく明治日本。有名な旅順口閉口作戦も登場する。広瀬中尉の壮絶な最期も印象的。

すぐ近くにその小説の舞台である旅順がある。実にソゾクゾクさせてくれる。

読書時間:約1時間15分

本書はお借りました。有り難うございます。

[ 2012-04-08 ]

植民地主義が盛りの時代、日本が江戸から明治に変わり、世界から見て三流国であった日本が、今もこうして存在する背景に、日本に攻め入る圧力を、当時の先人達の危機感、思いと幸運によって、偶然にも排除できたということを、この小説を読むたびに感じ入る。

[ 2016-02-03 ]

日清戦争に勝利したのもつかの間、ロシアの南下政策が日本に影響を及ぼし始める。そんななか、子規が病没。やがて、恐れていたロシアとの戦いの火ぶたが切られ、秋山兄弟は再び戦地に赴く。

主人公のひとりである子規が3巻目にして早くも亡くなってしまった。壮絶な闘病生活の描写が痛々しい。日露戦争、旅順、満州など、おぼろげにしか知らなかった言葉が理解できるようになった。

[ 2015-01-08 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2012-07-19 ]

この3巻では、本格的に日露戦争が始まる。
この内容を見て、初めて、戦争の現実を実感した気がする。
それは悲惨さとかの部分ではなくて、戦争に赴く人々が、普通の生活から、本当にその延長に戦争があるという現実感。
戦争という中にも、普通に人がいて、相手国にも人がいて。
意識を通じあってる。

この内容が、小説ではなく、実在する過去であるところがすごい。

[ 2014-06-15 ]

 いよいよ日露が衝突する第三巻。

 日本、ロシア、それぞれの外交の謀略が交差するのが読みごたえがありました。軍国主義が世界の主流だった時代、そうした外交の読み合いというのが国の命運を左右するもので、登場人物それぞれの知略や状況判断に国家の命運をかけて臨んでいる姿が行間から伝わってきたからだと思います。

 そしてこの小説での日本軍の冷静な戦況の読みには感嘆の想いでした。6:4で日本が勝つ戦況に持っていくだとか、兵士に命を賭すような作戦を立てることは負けを意味している、だとか精神論では戦争はできないだとか、太平洋戦争での無謀さからは考えられないような考え方で動いていたのが意外でした。こういう考え方が後の太平洋戦争でも残っていれば、もっと日本の被害は減らせたいたのかなあ。

 司馬遼太郎の歴史認識が色濃く出ている、ということで、これだけで一概にこのころの日本軍はましだった、ということはできないですが、こういう見方もありだなあ、と思いつつ次巻に進もうと思います。

[ 2010-03-29 ]

正岡子規が死んでから、日露戦争の話一色に。
子規の死以前と以後では小説の印象がだいぶちがう。
以前は若者の人生や、青春の情熱が印象的。以後は戦争小説というかんじ。作戦や戦闘のようすが主。

[ 2010-03-02 ]

明治初期の政治家は、命懸けで日本を守ろうとしていた。
今と違い、私利私欲な人間が少なかったとことと思う。
当時の日本人の美しい姿に感動した。

[ 2010-03-02 ]

まぁ、大河ドラマにもなった有名な話。世界の列強と肩をならべる明治日本の近代化の話。なんというのかな、ナショナリズムの発露っちゅうか、清国、露西亜なにするものぞっ、てなる本。個人的には主人公の秋山兄弟の活躍に血湧き肉踊る。途中で時折だりーな、って思っちゃうんだけど、最後のカタルシスっつーのかアレがやっぱスゴい。3巻。

[ 2012-02-14 ]

日英同盟〜日露戦争(@旅順、鴨緑江)

日英同盟:当初は日独英の三国同盟。しかし、ドイツ皇帝カイゼルがロシアの脅威を感じ、脱退。結果、日英同盟になる。英国は極東におけるロシアの拡大に懸念を感じており、日本を駒にその問題を解決しようとした。

日本の対応:軍部や世論は日露開戦に前向きな様子。海軍大臣であった山本権兵衛はロシアとの戦争に向けて軍部のリストラや戦艦の増強などあらゆる海軍の改革を担ってきたが、日露開戦には慎重。陸軍次官の児玉源太郎は戦費調達のため渋沢栄一などのところにかよい、財界の了承を取り付ける。
伊藤博文は最後まで日露同盟にこだわったが、結局破綻した。

日露開戦:海軍は三笠を中心とする戦艦6隻。一方のロシアは本国のバルチック艦隊と、旅順の極東艦隊の二本柱。まず、旅順の要塞を囲い込み戦略により封鎖。その間、陸軍は日本海を渡り、仁川や大連に兵をおくる。それぞれ北上し、満州で合流。遼陽や奉天といった敵の本拠地を狙う。敵の極東司令官はアレクセーエフ。皇帝ニコライ2世と同様、日本をなめていた。
ロシアの作戦の一つは「一撃撤退」仁川以降、ハルビンくらいまで戦線を引下げ、敵の補給経路が長くなりきったところで全力で戦う。ナポレオンや後のヒトラーも敗北したロシアの得意技。

この頃の軍部の基礎思考には、海軍では艦隊の積載トン量ベースでの戦闘の試算、陸軍では兵の数と兵器の質による試算がベースになっており、後のWW2のように精神面を試算に入れることはなかった。その点、合理主義を旨とする朱子学の影響か。しかし騎兵や飛行機といった斥候部隊を使いこなすことは、日本にはついにできなかった。日本の軍部の基本戦略に漸進的な戦術というものはほとんどなく、源義経や楠木正成が得意とした奇襲攻撃が美学としてある。
軍事作戦は本来、素人でもわかるもの。この頃の優れた作戦というものは、軍事に関する素人でも理解できた。後のWW2の際の作戦のように素人に理解できないものは、常に敗者の作戦となる。
東郷平八郎司令長官は鈍感。開戦後に戦艦2隻を失った際にも微動だにしなかったと言われている。それに対して参謀である秋山真之などは敵の一挙手一投足に常に敏感に反応し、作戦をねる。
戦争において緒戦を勝利するということは非常に重要。日露戦争で言えば、外債の売れ行きといった戦費調達の面もあったが、それ以上に兵士の士気や軍部上層部の姿勢にまで影響するため。そのため、陸軍の大連上陸では3000人というこれまででは考えられなかったような犠牲を出しながらも撤退はしなかった。

[ 2010-05-26 ]

歴史の授業とで聞いた日露戦争はロシアは相手にしてなかったけれど、日本が勝った。という何とも漠然とした不完全な印象だったけれど、沢山の人が関わって、ロシア、日本がそれぞれが考え行動した結果なんだということがリアルに見えてくると、急に戦争が恐くなってきた。単純に戦争はよくない、と一言では言えなくなるような。そういう三巻だった。

[ 2010-01-17 ]

3巻では日清戦争が終結してから、日露戦争が始まるまでの時代が描かれる。この辺りでは当時の日本の外交交渉の舞台裏などが描かれているため、小説として非常に読み応えのある部分となっている。そしてこの巻で正岡子規が夭折します。

[ 2015-10-30 ]

子規の死。
そして、日露戦争開戦。

人の心の熱量が伝わってくるストーリーにぐいぐい引き込まれます。
いずれ敵同士になる諸外国の方々との交流の場面も相変わらず興味深いです。

ページを繰る手がとまらなくなる、熱い展開が続きます。

[ 2011-06-04 ]

おすすめ度:90点

NHK大河ドラマ第2部とリンクしている。
大河ドラマでは「日英同盟」「子規、逝く」「日露開戦」「広瀬、死す」に相当する。

[ 2010-03-02 ]

俄然話が面白くなってきました。
全てが真実であるのかどうか全然把握してませんが、脚色があるにしても
日露戦争ってこういうものだったのか。
むしろ、戦争ってこういうものだったのか
と思ってます。
男の子が戦艦や銃に興味をもってしまう気持ちがよく分かる。

これはけして戦争を肯定し、人命を軽視する意味ではないけれども、
とても恰好いい。
広瀬さんの話であるとか、その悲報に接して喪に服した
ロシア人女性であるとか
すごいなと思わず呟くようなことがたくさんあった。

戦争はもちろん嫌だ。一度起きてしまえば人の命もただの駒で
消耗戦ともなれば大量に死なせてなんぼ。
国単位で数えれば、命は急に軽くなってしまう。
しかしながら、そうまでして祖国を守ろうという
戦時下の気持ちまで否定したくは無い。
黄色い猿が大国相手に戦争を起こす。はっきり言って、快挙だ。
物凄いことだと思う。
そんな過去を経て、今がなりたっている。
けして教科書の数行の中だけに存在しているものではないのだ。
あらためて実感した。

[ 2010-08-25 ]

日露戦争の序盤の巻。
この小説を通してのテーマだと思うが、当時の日本人のメンタリティは、現代の日本人が取り戻さなければならないと思う。
登場人物すべてに正しく「危機感」が共有されていると思う。

続きが早く読みたい。

[ 2013-09-29 ]

帝国主義時代、亜細亜に侵略して来た大国ロシアに対抗し、生き残るためには戦うしか選択肢がないような時代。
必死に日本の活路を開くために奔走した男たちの姿が目に浮かんで来る。ロシアとの戦いが始まった第三巻。
歴史上の登場人物が何を思い、どう生きてきたのかこれからが楽しみになってきた。

[ 2015-09-06 ]

うーむ、確かに日露戦争は自衛戦争であったと読めなくもない…のか!?万策尽くしても追い込まれた日露戦争、自ら暴走、孤立していった太平洋戦争、過程の違いを書いているだけで、悲惨で自滅的戦争であったことに違いはないように捉えられると思う、けど。司馬氏の太平洋戦争感のインタビュー見ているので贔屓目すぎるかな?

[ 2009-11-01 ]

全巻通読後のレビューです。

まずは、司馬氏が日露戦争について独自に丹念な調査をし、非常に力がこもっている作品であることを述べておきたい。これについては、作品を読んでもらえば分かるが、戦争当事者の生の声を収録している。これは非常に画期的なことであると思う。

さらに、日本側だけでなく、ロシア側の事情も細かく描写されているので、大変勉強になる。歴史好きにはたまらない作品となっている。

長いので、読後の充実感はあるが、戦略面での話がやや細か過ぎるきらいがある。地図を何度も見返しながら読まねばならないために、分厚い専門書を読んでいるような気分になる。

手軽に読めない点で、星をひとつ減らしたが、十分に楽しむことができるいい小説である。

[ 2009-10-23 ]

明治維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの日本と、その時代を生きた「幸福な楽天家達」の生涯を中心に描かれた、司馬遼太郎の作品を代表する全8巻 総ページ数3000ページ以上の超大作歴史小説。
日露戦争を舞台に、そこに生きる人々すべてが、それぞれの目の前に浮かぶ雲(夢、目標)を見つめながら近代化への坂を上り、その実現に向けて突き進む姿に、老若男女問わず無我夢中に惹き込まれて読破してしまいます。

[ 2009-11-07 ]

日本史選択者はピンと来るのかな、この三巻は日英同盟→仁川沖海戦→遼東半島上陸らへんの話で日露戦争開戦からの4か月あまりが本の3分の2を占めてる。これから満州軍総司令部が設置されようとするくらいです。

[ 2009-10-17 ]

☆あらゆる雑多なものをならべてそこから純粋理論をひきだしてくるというのは、真之の得意芸であった。  ☆運と兵員の大量の死を始めから願って立てるような作戦なら、作戦家は不要である(秋山真之)  ☆一家一家、邦家の実利を挙げ、名利は放棄して速やかに閑居するを要す(秋山好古)

[ 2010-06-23 ]

正岡子規が亡くなってしまいます。

『日清戦争から十年-じりじりと南下する
巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。
「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」
とロシア皇帝ニコライ二世はいった。
しかし、両国の激突はもはや避けえない。」

正岡子規という人物がすごい。
病床でもすごいアグレッシブに生きていて
読み進めていて病気にさえならなければきっといろいろなことを成し得ていたのではないかと思った。
3巻では子規が亡くなってしまいます。

戦闘が激しくなって後半はたくさん人が戦死していき
ちょっと悲しくなりました。

[ 2009-11-22 ]

本文より「酒を飲んで兵を談ずるというのは、古来下の下だといわれたものだ。戦争という国家存亡の危険事を、酒間であげつらうようなことではどうのもならんぞな」。兵を社員に国家を会社に換えると、社会人として会社の上司として肝に銘じて置かねばならない言葉である。

[ 2009-05-27 ]

いよいよ日露戦争が幕を開けた。このことを歴史の授業で習ったのは小学校の高学年だったろうか。いかにも戦争という言葉が、子供心ながら嫌で、悲しくて、怖くて、あまり好きな時代ではなかった。当時描かれた戦争の風刺画は、私に強烈な印象を与え今でもはっきりと覚えている。
「坂の上の雲」という小説を読み進めていくうち、戦争に対する印象がどんどん変化している。淡々と教科書に書かれている数行の文章とは全く異なる印象を受ける。その感情を簡単に表現すれば「わくわく」するのだ。戦争に対してこのように感じることはこれまであまり経験がなかった。この要因は司馬氏の文章の巧みさもあるが、やはり当時の日本人のもつ、綱渡り的な危うさで国際世界に飛び込み、そして大勝負をしかけてしまうような大胆さに引き付けられてしまわずにはいられないのだろう。
しかし、この「わくわく」をいかに抑えて、これから読み進められるかが重要だと思っている。何故ならば、この日露戦争が、日本が太平洋戦争に突き進んでいった大きな原因となっていると考えるからである。

[ 2018-07-23 ]

まずは正岡子規の死。この人は日露戦争の前で亡くなるのだ。なんでこの人に焦点を当てたの?という疑問は第3巻を読み終えても答えはない。

それはともかく、いよいよ日露戦争開戦。まずは東郷平八郎率いる日本海軍の連合艦隊がロシアの極東艦隊と対決。秋山真之は参謀として作戦の立案を担当。この海戦描写がメチャクチャおもしろい。さすが、司馬遼太郎の戦争群集劇。

海戦を繰り広げる軍艦がまるで人間のように考え、行動し、死んでいく。序盤の海戦でこれだけテンションを上げてしまうと、その後の対バルチック艦隊戦でこれ以上の盛り上がりを期待できるんだろうか。と、要らない心配をしてしまう。

そんな明快で豪快な海戦に比べて、地上戦は地味で日本陸軍の拙さが目立つ。特に弾薬不足は顕著。それを補うため、兵士個人の精神、忠誠に頼ることにした陸軍を著者は思いっきり批判する。

やっぱり、司馬遼太郎は自身が属していた日本陸軍が大嫌いのようだ。これぞ、良くも悪くも「司馬史観」ってやつだ。

[ 2009-12-01 ]

ひっそりと子規は息を引き取り、遂にロシアとの闘いが始まる。
両国の主要人物たちが詳細に描かれていてどちらも応援してしまう。
「気を抜いた方が負け」という司馬の真骨頂が味わえる。

海軍陸軍ともに緒戦までしか語られていないので4巻が早く読みたくなってしまう。

[ 2009-06-19 ]

いよいよ日露戦争に突入。だんだん面白くなってきた。明治時代に活躍した人々の人物像が知れて興味深い。能力主義が復活した時代。こんなすごい人達は今の政治家にどれだけいるのだろうと思った。

[ 2009-05-19 ]

「坂の上の雲」の3巻終了。

日露戦争に突入していくわけですが、垣間見える司馬遼太郎さんの日露戦争と太平洋戦争の戦争観の比較が面白い。また、当時の各国の国民性、思惑などの比較、登場人物のリーダーシップのとり方がとても勉強になります。

また、実際の日露戦争の描写において、相手をなめてかかったほう、油断をしたほう、固定観念にとらわれているほう、冷静さを失っているほうが必ず痛い目にあうということを痛感しました。

まさに、物事を俯瞰して客観的に見ることの重要性を感じました。

そういえば、正岡子規がこの巻で亡くなったんでした。彼の俳句も「写生」することが根っこであったので、それも客観性なんですね。

[ 2010-10-14 ]

かなり丁寧に史実を検証して、書かれているな~
読んでいて、情景がもの凄く想像できて、ぞくぞくした


それにしても秋山兄弟って破天荒だな~

[ 2010-01-11 ]

正岡子規死去。第三巻で主人公の一人が亡くなってしまう。一方ついに日露戦争開戦。あまりにも巨大なロシアに軍事費もままならない日本陸海軍がどのように戦ったのか。局地戦で、少しでも優勢に短期に勝負をつけ、その時を逃さず講和を結ぶというシナリオらしいが、一歩間違えれば敗戦、占領という土壇場での戦い。おごるロシアにその戦術、戦略は。ページをめくる指にも力が入っていしまう。

[ 2009-02-05 ]

「十九世紀からこの時代にかけて、世界の国家や地域は、他国の植民地になるか、それがいやならば産業を興して軍事力をもち、帝国主義国の仲間入りするか、その二通りの道しかなかった」

[ 2008-08-17 ]

日露、開戦。

思ったよりもかなり早い会戦でした。
もっと戦争にいたるまでの道のりをじっくり描写するのかと思ってました。
どっちかというと戦争中の描写がメインなんですね。

[ 2008-11-19 ]

ついに外交決裂、日露開戦。国力では10倍以上の開きがあるロシアに日本は知略と大胆さと勇気を持って立ち向かう。うーん、とても熱い。真之は東郷の参謀として旅順を攻める。
完全になめられていたからこそ勝てる戦になったんだな。仕事に役立つ。

[ 2008-11-27 ]

2008/11/26 読了。

今まで教科書で得たほんの少しの知識しかなかった明治時代の日本の状況が
克明に伝わってきます。
日露戦は結果として勝利を収めることになるが、
いかにギリギリの状況で推移していたか、最前線での指揮官の態度、決断力、
戦士の勇敢さ、そして戦争のむごさなど色々と感じさせられました。

戦況の緊迫感、日露それぞれの戦略の攻防、
将校の人物像などがひしひしと伝わってきて、
ついつい読みふけってしまい寝不足となってしまった。

[ 2010-05-10 ]

<本の紹介>
日清戦争から十年―じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は戦争の足音を聞きつつ燃えつきるようにして、逝った。
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この本で一番「なるほど」と思ったのがこの一節でした。
「敵に対しては見つけしだい、攻撃すべきである。この場合、彼我の兵力を考慮すべきではない。」
確かに、その通りかもしれない。先手必勝、兵力が同程度であれば先に攻撃をしかけた方が良いに決まってる。サッカーだって先取点を取るべきだ。はじめは守って、なんて、それが囮作戦でないなら勝とうと思ってんのかって内部で思う人が出てくる。士気が下がる。
兵力がこっちの方が大きいならなおさらだ。戦うときは、圧倒的な戦力で相手の分散された戦力を叩いて、局地の勝ちを積み上げていくのが正攻法。勝てるときに勝負しないなんてありえない。勝っておくべきだ。相手を殲滅しておくべきだ。
兵力が少なくとも、完全な逃げ一手はその師団、旅団全体の士気を落とす。それ以降の戦闘の結果を左右しかねない。攻撃しながら退却すべきだ。それをしなかったのがこの巻でのロシアだったんだけど。

ちょっとこれを読んで、抑止力としての自衛隊のあり方ってどうなんだろうって思いました。
「専守防衛」って、他国から見たら「攻撃されない」ってわかってる戦艦や戦闘機が近寄ってきても、なめてかかるだけじゃないかな。俺なら、なめる。領空、領海を平気で犯しそうな気がします。そこで砲撃することは、ある意味当然のことだ。自分の権利を侵されているのに、相手の言い分をそのまま聞く必要はない。受け入れる必要はない。お互いの言い分を聞いた上で定めた条約や決められたルールを先に破ってんのはそっちだろって話なだけだ。
第2次世界大戦に負けて、原爆を落とされて、デキレースの東京裁判の判決を受諾して、かつてはあった上みたいな考え方を捨てて、一番安心したのは多分日本の国民じゃない。日本を脅威に思ってた人たち、国たちだ。
よっぽど、この本の時代の日本の方が列強と伍していく強さを持っていたように思います。だから逆に、明治維新からわずか数年でそこまでの進化を遂げた有色人種がいることに、今まで有色人種の国は植民地にするもんだと思ってた欧米列強は脅威を感じたってのが歴史の筋なんだろう。そして、この作品が日本人に支持される理由なんだろう。「いい思い出を反芻する」ってのは、新しいことをする以上に気持ちよくなれるって側面もあるから。
(注:深~い知識があるわけでも有識者なわけでもないんで個人的な感想です。)

自分たちは、過去の日本人が「次代の為に」って考えに考えを重ねて、議論に議論を重ねて、失敗もあったろうけどそこから学んだこともあったはずで、そうやってやってきたその上に今いる。
その中で培ってきたものが、全て受け継がれてるかと言えばそうでもないと思うけど、なるたけ汲み取りながら、自分たちの次の世代に気持ちよく引き継いでいけるような何かを築いていけるといいのかな、とか思います。

[ 2007-10-21 ]

ついに日露戦争はじまったー。
過去は変えれないのに、
日本の戦艦がしずんだりするとショックです。
やっぱり日本人やなぁーと実感します。

にしても、戦争がおきそうってのに
ロシア人と日本人はすごくなかがいい!!
なんかサッカーににてるなー。
国においては敵だけど、
それ以前にみんな仲間であるなーって。
真之とマカロフが
中田ヒデとアドリアーノを思い出させます。

人とのつながりを考えたら
どこの国の人でも仲良くなれる。
国家利害さえなければ・・・。

[ 2010-05-23 ]

情報科教員MTのBlog(『坂の上の雲・3』を読了!!)
http://blog.livedoor.jp/will_pwr/archives/50995943.html

[ 2008-03-22 ]

読みかけだったので、再開しました。
子規の死去から日露戦争勃発までの話。
日本艦隊は旅順港封鎖から始める。
2008/01/07

[ 2015-08-14 ]

日露戦争が始まった
好古は陸軍の騎兵旅団として参戦
真之は海軍の参謀として参戦
正岡子規は東京で病死

窮鼠猫を噛む
日本がロシアに戦争をしかけたのはまさにそんな状況だったらしい。物資の圧倒的な差がよく表現されている

[ 2008-09-20 ]

ついに日露戦争の開戦です。初期段階から日本軍は苦戦します。戦費調達が最優先事項のため、戦場での戦闘だけでなく、宣伝も重要な要素になります。日本軍は欧米のジャーナリストを戦場に呼び込んで、各国の新聞で戦況を伝えることを推し進めていたようです。

[ 2008-04-20 ]

日露開戦。
正岡子規死す。
主人公の一人だと思ってたらか、予想以上に早い死にびっくり。
読んでて近代化に時代が進んでいながらも、どこかまだ牧歌的雰囲気があることに憧れてしまう。
この頃に生まれてれば自分はどう生きたろう、などと夢想する。

[ 2007-07-15 ]

子規没。ロシア帝国常備兵力200万、歳入20億円。日本帝国20万、2億5千万円。圧倒的な差はロシアの慢心と日本の外交、軍の苦心・窮余策で日露開戦へと進んでいく。初戦を勝利し、自軍を鼓舞し、相手を消沈させ、欧米に貧国を認めさせるべく進めるが、当然思うようにはならない。維新後平民により国軍が本格的に外国に立ち向かう戦争である。登場人物の多さ、人物描写、その背景、客観資料による展開は、読者を飽きさせない。以降日露戦争物語である。

[ 2006-11-18 ]

言うまでも無い歴史小説です。
読み返す本ってそんなに無いものなのですが、この本はまた読むことになるでしょう。

[ 2007-02-14 ]

【目次】十七夜、権兵衛のこと、外交、風雲、開戦へ、砲火、旅順口、陸軍、マカロフ。子規、死去。日露戦争へ。

[ 2009-09-05 ]

藤本(2009.9.10返却)
日清戦争が終わり、その後の日露戦争に突入するまでの時代が描かれています。当時の戦争は、もちろん多くの血が流され、犠牲を伴うわけですが、それは軍人同志の間での話であり、また軍人同志の間にも、国籍を超えて「武士道」「騎士道」の精神が存在していたことに、驚きと同時にすがすがしさを感じます。

[ 2007-02-07 ]

関連情報を紹介:3年に渡って放送される
NHK 坂の上の雲 の主演が、本木雅弘に決まった。今春、松山市に「坂の上の雲記念館」ができる。放送に合わせて建設していたものだ。司馬さんは愛媛にもかかわりがふかく、秋山兄弟が松山ということだ。
松山は、今春坂の上と、伊丹十三の二つの記念館のオープンが決まっている。

[ 2006-09-05 ]

歴史ジャンルじゃなくて秋山好古ジャンルかよ!とか怒らないでください。この巻では、正岡子規がとうとう死んでしまいます(これってネタばれ!?)。

[ 2007-04-19 ]

子規逝くや 十七日の 明月に (高浜虚子)正岡子規はついに鬼籍の人となり、秋山真之は東郷のもとで海軍参謀職に就く。そして開戦へ──いままさに始まる怒涛の大戦争…東郷平八郎、大山巌、西郷従道、山本権兵衛…などなど、軍部主要人物が続々登場。圧巻です。個人的に『外交』の章が面白かったかな。それにしてもロシア視察中の秋山好古の傍若無人っぷりが可笑しすぎる。

[ 2010-03-04 ]

戦略と戦術が戦争においていかに大事だったか理解できた。
そして、明治中期の日本人はロジカルな思考力を携えて、
強大なロシアに立ち向かっていったのだが、江戸時代より以前から
続く武士道と連なり、オリジナルな精神性を築いていたことが汲み取れた。

これまで特に興味を持っていなかった時代が、
自分の中で色鮮やかに想像できる実感が心地よい。

[ 2007-09-20 ]

ついに日露戦争が始まる。ロシアの帝国主義の拡大と、朝鮮半島をクッションとしてはさみたい日本の主張が折り合わないことから勃発したものである。この戦争において、東郷と真之が活躍する。洋上における戦いは迫力がある。一方、子規は病の身ながら多くの偉業を遂げてきたが、戦争の気配を感じつつ他界する。

[ 2015-09-11 ]

早くも正岡子規没。主人公の一人なのに。闘病の苦しみと歌の革新にかける情熱の描写が凄まじい。
そして日露戦争突入。ほのぼのとした2巻までとはまるで違う小説。簡単に数百人が死ぬ。真之の友人も敵将もあっさり死ぬ。子規の死の描写とは対照的。
8巻もあるのにまだ3巻。これからずっと戦争か。面白いが辛い読書になるだろう。

[ 2007-08-15 ]

2007/07/15 sun

子規が死んで、日露戦争がいよいよ始まる。

結構子規のファンだった私としては淋しい。
が、代わりにどんどん日露戦争に引き込まれていった。

どうも「死」に弱いらしく、
子規の死はもちろんだが、
広瀬やマカロフの最期にもぐっとやられた。

好古の物怖じしないところが戦場でも見られ、
そういう好古がいいなぁと思った。

[ 2007-04-08 ]

いよいよ日露戦争が勃発し、旅順での攻防が始まりました。
ここまで脇役というのか、話のなかで登場していた正岡子規がなくなりました。
このあとこの物語はどうなるのか?
楽しみです

[ 2006-07-01 ]

日露戦争突入の巻。明治時代の日本人は、合理的かつ客観的であり、その後の太平洋戦争における精神論的戦い方とは一線を画した、との事実に驚き。

[ 2017-12-28 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2010-01-30 ]

1~3巻まで読了。
大河を漸く追い越す。

子規が早々と亡くなられてしまったのが悲しくて星一個マイナスしました(笑)

虚子の「子規逝くや」の句が好きすぎるので、「くるぞくるぞ」と思いながら読んでいました。
いざ、その句のシーンになると、何だか知っていたエピソードなのに泣いてしまった。司馬巨匠さすがです。

それにしてもこの作品を「長いから」と敬遠していないでさっさと読んでおけばよかった……そしたら真之式学習法を学んで少しはテストを楽にこなせたかもしれない……!

[ 2009-11-30 ]

(再読)子規逝く。 早くも主役の一人が消え去り、このあたりからこの物語の主役は明治という時代になっていく観が濃厚に・・・

(詳細はブログにて)

[ 2008-10-09 ]

日清戦争に勝利したが、その後ロシアとの関係が次第に悪化していく日本。
日露戦争の足音が聞こえてき始めた矢先、正岡子規がこの世を去る。
ロシアの皇帝は、「余が戦争を欲しない限り起きない」とたかをくくっていた。
しかし、日本国は大国ロシアに果敢にも挑んでいくのであった。

[ 2006-03-12 ]

幕末に比べて、明治の時代というのは、何か掴みにくいものがあって、幕末の日本の情勢は、いくつかの人物伝を知ることで、おおよその内容を掴むことができるような気がするのですが、維新後の日本国という時代になると、明治初期は、江戸の名残との戦い、時代の変わっていくことへの歪みが、いくつかの戦争を起こしたりしたのですけれども、その後、30年ぐらいがたち、国内の情勢よりも、今度は国外、中国であったり、ロシアであったり、ヨーロッパであったり、物理的スケールが大きくなっていきます。

[ 2005-02-20 ]

子規逝く。ん〜早い!!今も残る彼の偉業は本書の主人公の一人であると言えども十分に書かれているわけではないかもしれない。けれど本当に彼の人間としての魅力は語りつくせないほど美しく、儚く描かれていた。秋山兄弟は本書ではあまり出てこない。助演の役者達が詳しい説明とともに続々と登場・充実し、面白みが増してくる!

[ 2011-11-20 ]

子規の死、日露開戦前の外交、日露開戦、第二回旅順口閉塞、戦艦初瀬触雷沈没までの戦況。NHKドラマで延々と演られて退屈だった広瀬とアリアズナの恋愛は数ページで片付けられている。