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バリウム検査は危ない 1000万人のリスクと600億円利権のカラクリ

(9)
価格:1,080(税抜)

作品レビュー

[ 2015-11-12 ]

毎年、会社の健康診断で受けているバリウム検査。今年は発泡剤を飲んだ後にゲップをしてしまったので、二度飲まされた。そのせいかわからないが、一日お腹が痛かった。来年はやりたくねえな〜と思っていたら、こんな本が目に留まった。

胃ガン患者の9割がピロリ菌に感染しているらしい。だからピロリ菌に感染しているかどうかをまず調べる(感染していたら除菌すればいい) それと簡単な血液検査で胃ガンにかかるリスクは高い確率でわかる。なにも高い放射線を浴びて、気持ち悪い液体を飲み、ひっくりかえりそうになりながら台の上で踏ん張らなくてもいいのだ。


バリウムが腸の中で固まり、腸に穴が開くという重篤な副作用や、アナフィラキシーショックによる死亡例もある検査方法なんて、もうやらなくてもいい。


ショックなのは匿名で取材に応じた医師の誰もが、バリウム検査なんてしませんよ、と平気で言うこと。じゃあ、彼らはどういう検査をしているかというと血液検査でリスクが疑われた場合は内視鏡検査を受けている。バリウム検査で写る画像なんかより、実際に見たほうがはるかに鮮明で病変を発見できるから。なんか鼻で笑っているような感じで、バリウム検査を全否定している。


じゃあ、なんで今もバリウム検査が主流なんだ?と誰もが思う疑問は、日本ではもうお約束となりました利権が絡んでくる。


まずバリウム検査に係る高い設備投資を回収しないといけない。補助金も潤沢だし、この甘い蜜を手放したくないだけ。人の健康より、金の流れを止めたくないだけ。まさか血液検査で胃ガンのリスクがわかるとは口が裂けても言えない。胸部レントゲンの百数十倍の被ばく量なんて公表したくない。様々な団体や会社が金のなる木に群がっている。詳しくは本書でどうぞ。


幸いにも、この利権の構造に否を唱えて、バリウム検査ではなく胃がんリスク検診を推奨する自治体もちらほら出てきている。横須賀市などの大きな都市でも取り入れている。簡単で効果的だし、なにより医療費の抑制につながる。良いことしかない。


よし!来年から拒否する!

[ 2018-10-18 ]

会社の健康診断では毎年バリウム検査が入っているけれど、自身は内視鏡検査をしているのでそこは削除。なぜこんなに時代遅れなバリウム検査が日本に蔓延しているのかが、よくわかった。

[ 2016-02-23 ]

胃がん検診でバリウムを飲み、検診後は下剤による排便もあったが、2日後の早朝に腹痛を訴え民間病院で検査を受けたところ、腸内にバリウムが残留していた。下剤等の投与もし、手術も行ったが未明には搬送先の病院で死亡している。厚労省は、高齢者は消化管運動機能が低下していることが多いため、硫酸バリウムの停留により、消化管穿孔が起こりやすく、重篤な転帰をたどることがあるので、検査後の排泄については、十分に留意することと警告を発している。しかし、翌年再び死亡事故が起きている。10年間で新聞報道があった死亡者だけでも20人。死亡理由について行政に問い合わせても取材は拒否。情報公開請求の手続きを踏んでも大事なところはすべて黒塗り。多くの死亡事故を出しながら真実はすべて闇に葬られている。バリウム検査の見逃し率45%。日本消火器内視鏡学会の専門医は、内視鏡を使えばガンなど一発で分かるし、見逃しの多いバリウム検査は前時代的と一蹴している。バリウムの検診で異常なしといわれた患者に内視鏡検査で、かなり進んだ胃がんが見つかる例は日常茶飯。医師たちが疑問を抱きながらも声をあげられない実態が赤裸に綴られている。恐るべしバリウム検査。

[ 2016-05-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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