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FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

作品レビュー

[ 2019-04-14 ]

まず著者が強調したいことの一つは、世界は皆が思っているよりもよいものであり、さらにどんどんよくなっている、ということである。そして、その事実をデータによって確認していく。世界がよくなっているということを強調することは正しい活動である。また、それを数値にして認識することは、何かの判断をそこから得るためにとても大事な姿勢である。

所得が増え、子どもの死亡率が下がることで、寿命が伸び、出生率が下がり、社会の年齢構成が大きく変わるのは全世界でほぼ共通に進みつつあることだ。その事実については、ある意味では共通理解でもあり、ベストセラーになったユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』でも、現代は、飢饉、疾病、戦争を克服して、かつてないほど寿命が伸びた、という事実が強調されている。そういえば、自分の母方の兄弟は7人いるが、今それだけの兄弟がいる家庭を探すことは大変難しい。日本でもこの1~2世代の間において大きな変化があったのだ。

この本で著者の言うことはおおむね正しいと言える。ここで大事にするべきことは、著者が使っている質問や数字の意味を、読者であるわれわれ自身が懐疑的に見る姿勢を持つことである。例えば、おそらくは著者が何度も使ったであろう質問1「現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう? A.20%、B.40%、C.60%」(答えはC)である。
この問題の日本人の正答率は7%だということだが、選択肢が、A.40%、B.60%、C.80%だとしたら結果は大きく違うものになるだろう。さらに言うと典型的なナッジングの手法でもあるが、選択肢を A.20%、B.40%、C.60%、D.80%、としても正答率が上がることが期待できる。これは、揚げ足取りだろうか。著者の主張に従うのであれば、こういった印象操作があることについても逆に疑って、より真実に近いものを知るように注意するべきなのである。

さらに加えると、質問2「世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう? A.低所得国、B.中所得国、C.高所得国」(答えはB)という問題に至っては、高所得国/中所得国/低所得国の定義を明確にしないと質問として成立しないし、正解は中国とインドがどのレベルに当てはまるのかによって変わってくる。著者もこの後の議論においては高所得/中所得/低所得という分類ではなく、所得層を独自に複数のレベルに分けている。レベル1は1日1ドルの所得、レベル2は1日4ドル、レベル3は1日16ドル、レベル4は1日32ドル。このレベルの差で大きく生活の質が変わってくるということを具体的な例を引いて説明している。著者は、ここでレベル2とレベル3を中所得国として30億人の人がこの層にいるという。しかし、レベル2は低所得と言っても間違いではないだろうし、実際にレベル2とレベル3は差があるからこそレベルを分けている。これもまた揚げ足取りなのだろうか。

しつこいが、質問4「世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?A.50歳、B.60歳、C.70歳」(答えはC)。これも選択肢をA.60歳、B.70歳、C.80歳にすると正解率が劇的に上がるだろうし、選択肢を増やしてA.50歳、B.60歳、C.70歳、D.80歳、としても、単に知識の問題だとしたらおかしなことだが、正答率はおそらく上がる。

単純な「世界はどのように変化していると思いますか?」という質問についても、その質問をどういう文脈に置くのか、どういう質問と並べて訊くのかによって数字は大きく変わってくるだろう。

ただ、著者も例に取る福島原発事故のその後の被爆被害についての事実分析(福島の原発事故による被曝でなくなった人は、ひとりも見つかっていない - 人々の命が失われた原因は被爆ではなく、被爆を恐れての避難だった)を考えると、悪いニュースはすぐに広がるが、そうでないニュースはそれが事実であろうがなかろうが拡がらない、ということについては著者が指摘する通り十分に意識をしておく必要がある。特に、福島原発事故の前にはチェルノブイリ原発事故という参照にすべき事象もあったにも関わらずだ。もちろん、チェルノブイリの事故こそ、事実が何であったのかを正しく知ることの重要性と難しさを教えてくれるものである。また、原発事故の事例に続いて書かれる環境保護を主としたDDTの禁止についても、トレードオフの関係について十分に考えるために事実を共有することの重要性を認識することができる例である。ワクチンの事故、テロの危険、飛行機事故、そういった滅多に起きないことのリスクを過大視しすぎることのデメリットについても世の中に広く共有されるに越したことはない。
また著者の過去の経験として挙げられたものだが、モザンビーグの病院では、目の前の患者を救うことに全精力を傾けるよりも、地域全体の公衆衛生プログラムを上げることに力を使ったことが正しく効果的だったというのは素晴らしい分析とそれに基づく行動として賞賛されるべきだと思う。

著者の言わんとすることは原則として正しく、著者が伝えようとすることもおそらくはその意図に沿って理解されると世の中はよくなるようなものだろう。そして、準備された質問がその認識を説得的にするために工夫されたものであることも間違いない。だからこそ、いったんは事実の解釈について、著者が書くことであっても懐疑的に見る姿勢を持つことが逆説的に著者の意図に沿うものなのである。

この本を読んで、著者のいうファクトは素晴らしい、皆が気が付いていなかったところだ(自分はわかっていたけど、という態度を取る人も多いが)、目から鱗が落ちた、と単純に言う人は、おそらくはデータやメディアに騙される人だろう。本書の内容は多くのデータを元にしてはいて、多くのものよりも優れているのかもしれないが、この本に書かれていることは他のすべてのことと同じく事実に対するひとつの解釈であることは間違いない。「ファクトフルネス」の重要性を信じるのであれば、著者のいうことを事実として鵜呑みにするのではなく、より事実に近いものに当たって、そこからあなたの解釈を導き出す過程を踏むという姿勢やプロセスが大事だということだ。

ニーチェの、「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」という言葉を侮ってはいけない。

「事実に基づかない「真実」を鵜呑みにしないためには、情報だけでなく、自分自身を批判的に見る力が欠かせません。「この情報源を信頼していいのか?」と問う前に、「自分は自分を信頼していいのか?」と問うべきなのです。...「この情報は真実でない」と決めつける前に、「自分は事実を見る準備ができていない」と考えたいものです」

と、訳者あとがきにある通り、虚心坦懐になることがとても重要だ。常に自分自身に帰ってくる言葉だ。こうやって今書いた私自身の書評の言葉にも。

よい本だと思うが、データの重要性について考えるならば、この本自体を鵜呑みにしないことが重要だろう。この本の内容が間違っているということではない。この本が、内容自体ではなく姿勢を重視するものであるのだから、それに従うとするならば著者の言うことに対しても批判的に読み込む姿勢を身に付けることが著者の意図に適うことでもあるのだから。

[ 2019-01-17 ]

この本を読んで学べる事は、事実に基づいて話そう語ろう考えようと言う事だけではなく、むしろ自分の思想や主張に対して批判的になることだと思う。
1つ疑問に思った事は、この本の中ではたくさんの未来予想があるのだけれど、これらのいくつかはきっと外れることになる。でもそれはファクトフルネスと言えるのだろうか。データも結局は確からしいと言う事しか言えないし、そのデータに基づく推論にも誤謬が入る。僕たちに出来る事は、なるべく客観性の高いデータを根拠とし、論理矛盾のない推論を積み重ねること。そして何よりも自分が抱いている思想や主張を批判的に見続けることである

[ 2019-05-05 ]

これは一早く読むべき本のひとつである。

ビル・ゲイツが卒業生全員に本書を配布したのは,以上の言葉を体現してると言える。

我々ヒトは,10の本能的な思い込みを有していると筆者は述べている。
結果として,現代に生きるヒトの殆どは,如何に高い教養を有していても,世界的な影響力や権力を有していても,世界の事についてはチンパンジーより答えることが出来なかった。

本書を読む前の段階で,私自身も本書の内容に関して心当たりのある場面が幾つかあった。

それは,私の友人の多くが,「飛行機に乗る事が怖い」と言ってくることである。
その理由は,飛行機が墜落したら高確率で生存できないということである。

はたして,この理由を以て,飛行機を怖がる必要があるのであろうか。
電車にしても,自動車にしても,事故の起きる確率は一定数存在する。
それは自分自身の不注意から,外的要因の回避が難しいところまで,幅広い要因がある。

以上の考え方は飛行機に関しても,当然当てはまる。むしろ,飛行機に関しては自身の不注意等の内的要因から事故が生まれる事はほぼ無いし,外的要因と言っても,車の様に対向車がビュンビュン通っているわけでもない。空路は至って快適だ。
本書によると,2016年には約4000万の飛行機が一人の死者も出さずに目的地に到着し,死亡事故が起きたのは10機であった。事故確率はおよそ0.000025%である。
これは,雷が落ちて死ぬ確率と同じくらいである。
そのような低確率にストレスを起こす必要は全くないという事だ。

メディアはドラマチックな事象のみ取り扱う習性がある事から,その数字ひとつで考え込んでしまう。
その裏に隠れている,それを包含した数字をしっかりと理解し,割合として比較するべきであると本書は述べている。

そして,最も大切な訴えは,
”世界は以前より良くなっている”
ということである。

しかし,それを鵜呑みにするのではなく,「良くなっている」事実と,「悪い」事実を両方理解しなければならない。

筆者が造った,「可能主義者」の目線を良しくするべきである。

可能主義者・・・根拠のない希望を持たず,根拠のない不安を持たず,いかなる時も「ドラマチックすぎる世界の見方」を持たない人の事。


また本書を読んで刺激を受けたことは,もはや「途上国」「先進国」の括りでは世界を表すことが出来ない,不適切であるという事である。
もはや途上国と先進国の間のギャップは無くなりつつある,という事実を知らなければならない。

世界はこんなにも前進しているのに,世界に関して我々は何もアップデートできていない。

これからビジネスマンとして生きていく上で,世界を良く知る事は急務である事,そして世界に関してもっと関心を持たなければならないという事を教えてくれた本書に感謝したい。

[ 2019-03-30 ]

ここ近年、世界は平和になってきたのではと感じていた。テロや小規模な戦争はあるが大戦は起こっていないからそう思っていたのだけれど、この本を読んでやはりそうかと確信した。マスコミュニケーションでは悪いニュースばかりが流れているので、どんどん世界は悪くなっているように思わされているが、実際は全体的に裕福になってきているし、人口増加も徐々に収まりつつある。この本に書かれていることは、昔学んだことは時が経つにつれ古い情報になっているので、常に学んでいかなければならないということ。文中に出てくるマカンガの女性のように、偏見や思い込みなく人の話を聞き、きちんと状況を把握することが必要。

[ 2019-05-06 ]

仕事柄、思考の際は「データを基に」「事実ベースで」ということが叩き込まれているが、データをどのように解釈するかは難しいと日々感じている。
本書は私たちが事実を解釈する際につい掛けがちなフィルターを教えてくれる。公衆衛生学の観点から世界の問題を例に挙げられているが、国内でも同様の事例は見受けられると思った(食品添加物、放射線、首相批判etc…)。

データの必要性や、それを自らの思い込みによって捻じ曲げずに解釈するための考え方は本書から知ることができる。しかし私が最も大切だと思ったのは、一度知った事実も変わりゆくものであり、アップデートする必要があると認識することだった。

私はこれまでそれなりの教育から知識を身につけてきたと思っていたが、イントロダクションのクイズは15問中1問しか正解しなかった。
振り返れば、世界の貧困や発展途上国(この言い方が適切かわからないが)について私が持つイメージは、小中学生の頃ちょうど流行っていた「世界がもし100人の村だったら」の本やテレビ番組から得たものが大きい。
本・テレビとも初回が2001年であるため、これらの情報はすでに約20年前のものとなっている。その間に世界は着実に進歩していることに私は気づけなかった。自分がまだ30歳にも関わらず古い考えで物を見てしまっていたことに衝撃を受けた。

さらにこれらの情報は、既にフィルターをかけられたものであることを忘れてはならない。
上記のテレビ番組では、貧困にあえぐ子供たちの様子がドラマチックに描かれていた。このイメージが幼い私の心に深く残ったことが、世界を悪く捉える一因になってしまったと思う。

これを機に「世界がもし100人の村だったら」を読み返したいと思い探すと、2016年のデータで作り直したものを見つけることができた。
https://grapee.jp/180655
ここで示されているデータそのものはファクトといえるだろう(出典が正しければ)。しかし示し方にフィルターがかかっている。「〇〇できる人は何人、できない人は何人」という二項対立の書き方が多く、これは本書で言う「分断本能」を引き起こし得る。また、この文章を読む人は「できる人」であると想定されるため、「できない人がたくさんいる」という衝撃から事実を過大視させるだろう。
この記事の最後には2000年版との比較があり、その点は現状を理解する点で役に立つと思った。

世界はますます複雑化し、情報社会が加速しているが、以下のことを心にとめて生きていきたい
・事実は変わるものと認識し柔軟に考える
・既知の情報のアップデートを行う
・ファクトにかけられたフィルターに気づき適切に捉える

[ 2019-05-02 ]

ゴールデンウィークに外出の予定を上手く作れなかったので、教養を深める週間にしようではないかと考え購入しました。人が常識だと思い込んでいるもののギャップやその原因を知らしめてくれる本です。この本自体から知識を入れ直すというスタンスよりも、凝り固まった頭のマッサージを受けるというスタンスで読むのが相応しいような気がします。

イントロダクションでは世界の統計に関する三択クイズがいくつか出題されます。何の背景知識も無いチンパンジーでも33%程度の確率で答えられる計算ですが、教育を受けてきているはずの人は、それも学歴の高い人やノーベル賞受賞者を含めて、どの質問もチンパンジーを遥かに下回る確率でしか正解出来ません。唯一上回るのは地球温暖化に関する質問だけでした。女性教育の状況を問う質問や貧困を巡る質問に対しては、ほとんどの人が統計に基づく事実と比べて悲観的な回答をしています。教育レベルに問わず、文字通り「あらゆる人」がそのような状況に陥っていることを明るみにしているだけでも、この本には大きな価値があるように思われます。
そこから先、本書は人が事実を歪めてしまう原因となりうる「本能」について解説してくれます。そんな怖いものが10個もあるのですが、それぞれ話の展開が軽妙で納得しながらサクサク読めてしまいます。

そもそも、人の目が偏見に溢れていることを指摘するのはOKだとして、「事実を正しく見る」のための手引書なんて更に胡散臭い、と疑ってかかるのもある意味で健全な見方ではないでしょうか。私は正直かなり恐る恐る読み始めていました。ただ、作者のとても丁寧で慎重で様々なところに配慮の行き届いた語りから、信頼に値するものであることが理解出来ました。
たとえば、作者は「数字が大好き」で、統計的な「事実」を根拠に世間の歪んだ常識を是正しようとします。ただ、そこで是正されるものや「正しさ」自体は狭義だと考えられます。なぜならば、彼の好きな統計にも社会の全ての事実を語ることは難しいはずだからです。どのような調査にもその正しさに疑いの余地があるからです。でも、彼は統計を過信しているわけではなくて、シンプルに、同じ調査方法で実施されているはずの統計調査結果同士を比べて、その範囲の誤解を解いているだけです。その限りにおいて、彼の指摘自体には誤りは無くて、誤解の解消までが彼の本書での仕事であることを分かっておくべきでしょう。提示される統計や解説に違和感をおぼえるのも普通かもしれないけれど、彼の議論の中心からは外れるような気がします。「世界はどんどん悪くなっていると思う」と回答する人が世界的に多いそうですが、その理由と思わしき「貧困率」や「戦争による死者」「災害による死者」などに関するデータをみてみると、どれも昔と比べたらマシになっているのが「事実」です。では「世界はどんどん良くなっていると思う」と考え直しなさい、と主張されているわけではなくて、余計な悲観に労力を使うのではなく、より良くするために労力を使う方が良い、と促されているように感じました。
もう一つ、作者の豊かな人生経験に裏付けされた主張であること、しかも彼の人生における大失敗を曝け出していることが本書の強みだと思います。彼自身も当然ながら神様などではなく、むしろいくらでも誤った判断を犯してきて、その反省から辿り着いた答えが本書です。勇気ある失敗の告白の甲斐もあって、血の通った「正しさ」という感じがします。

最後に、私自身がハッとさせられた「本能」。ネガティブ本能、恐怖本能、過大視本能。世の中の問題に対して鈍感になるのが怖いあまり、「過剰」な問題意識と、隣り合わせのはずの別の問題への無意識に繋がってしまっていることがあることに気付きました。物事を相対的に測ることが必要なときとそうでないときはあるかもしれません。ただ、少なくとも人にはかなり怖い「本能」があって、盲点が生まれてしまっているのは確かなようです。余裕をもって「正しく」物事を見定めるためには、とにかく自分の知識を常にアップデートして「常識」としなければいけません。合点。

追記:
本書の完成を前に作者のハンス・ロスリングは亡くなりました。本書を書くことを決めてから末期がんが見つかったそうです。その経緯があとがきに記されています。病と闘いながら書かれたものとは思えない優しく穏やかな文致で(お子様方の後のお仕事や翻訳による色付けもあってのことかもしれませんが)、失敗談も今になって思えば人生最後の懺悔のようで、心に重いものが乗ったままです。ドラマチックなものを疑え、というのも作者の主張でしたが、TEDトークの名手、という時点で大体人の心を鮮やかに動かす天才なわけです。その上で命を燃やして本を作るなんて、十分すぎるほどドラマチックです。しかしながら、ドラマチックでも正しい場合はある、という、これもまた教訓でしょうか。

[ 2019-10-23 ]

話題になっている本ということは知っていたけれど、
「あんまり自分の興味の範疇ではないかな…」と少し敬遠していた本。
そんな中、(良い意味で)強制的に読まないといけないことになり、
手に取って読んでみました。

最初はそれほど期待していなかったのですが、
いい感じでその期待は裏切られました。

まず、ボリュームの割にとても読みやすく、分かりやすい。
原著の良さというのもあるのでしょうが、
訳者も読みやすく分かりやすい日本語を意識されていることが伺えます。

そして、インパクト大のチンパンジーテスト。
(自分も含めて)多くの人がチンパンジー以下の成績なはずです。
(正確に言うと、「チンパンジー以下」という表現は正しくないのですが、
著者や訳者もそれを分かった上であえて使用しているようです。)

さらに、忘れてはいけないのが、
私たちの世界に対する見方がどれほど間違っているのかを
知らしめてくれる重要な書籍となっている点。
想像以上に、世の中は(多くの人の努力により)改善しているようです。
世の中を正しく認識することが、ビジネスにおいても重要ということについても同意。
言われてみれば、確かに小中高で習った社会の授業で、
自分の世の中に対する理解は止まっていたような気がします。
(しかも、小中高で習ったことの多くは、唯一絶対解がある事象だっただけに、
そこで習ったことを疑うことはほとんどなかったような気が…。
しかし、当たり前ですが、世界は常に変化している。。)

最後に、人間というものは、どういったことに対して、
物事を正しくとらえることができないのかについて、各章でまとめてくれています。
この点については、非常にわかりやすいものの、
他の書籍を見た方がより学びがあるような気がするので、
オマケ的な要素ととらえた方が良いかもしれません。
(例えば、「ファスト&スロー」なんかがとてもお勧めです。)

本の大きさとページ数に圧倒されますが、
読んでみたら世界の見え方が変わる(かもしれない)本。
他のFACT(世の中に関する事実)も思わず調べてみたくなると思います。

[ 2019-01-12 ]

『FACTFULNESS』一気読み。早くも今年のベスト本かもしれない。曇りなくありのままに世界を見つめる技法が具体的にまとまってる。著者が人生の使命を魂とともに一冊にしたのが伝わる。ある意味で『ホモ・デウス』の副読本としても。だから読書はやめられない。

[ 2019-10-17 ]

私たちは世界の現状についてどのくらい理解しているのだろうか?
まず巻頭にある簡単な三択テストに臨んでみました。思いの外間違えてしまいましたが、それは私だけでなく世界の第一線で活躍されている知識人でも同様のようです。
なぜ間違った思い込みをしてしまっているのか?
人間の本能や傾向を分かり易いデータを用いて具体的に説明をしてくれています。
仕事時に役立つのはもちろんのことですが、日常生活全般ににおける事物の見方、判断を省みさせてくれる一冊です。

[ 2019-04-21 ]

この本から、
【事実に基づく「世界の見方」と「自分の見方」】
を教えてもらいました。

この本を読んだ理由は、
世界のことを何も知らない自分が恥ずかしかったからです。
いつも自分の身の周りのことばかり考えていて、
世界に思いを馳せることはほとんどありませんでした。

もっと「自分の身の周りのことだけじゃなく、世界に目を向けたい」と思ったので、この本を読むことにしました。


この本から、
・「先進国」や「途上国」という分類はもはや存在しないこと
・人々の生活は文化や宗教よりも所得が関係していること
・世界は変わり続けていること
などを学びました。


また、わたしたち人間は10の本能に支配されると
勘違いや過ちを犯してしまうことがあって、
本能に負けてしまいそうな自分に気付いて
「ちょっと待てよ」とブレーキをかけることの大切さを教えてくれました。

そうやって本能ではなく事実に基づいて世界と自分を見ることが人生の役に立つし、何より心が穏やかになるとのことです。


10の本能のうち、自分が特に気を付けたいと思ったのは
「犯人捜し本能」です。

物事が上手くいかないときに、ついつい誰かを責めてしまいそうになる。
でも、そんなときはこの「犯人捜し本能」が働いていることを思い出して、「犯人」ではなく「原因」を探す。
なぜなら、犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまい、ほかの原因に目が向かなくなってしまうから。
誰かを責めることに気持ちが向くと、学びが止まってしまい、正しいことに力を注げなくなってしまうから。


本能にブレーキをかけ、謙虚になり、事実に基づいて世界と自分を見ること。
その大切さを、この本から学ぶことができました。



最後に、この本の著者の1人であるハンス・ロスリングさんは、亡くなる前の数ヶ月間をこの本の執筆に注いだそうです。
ほかの仕事を全てキャンセルし、残りの人生をかけて「事実に基づく世界の見方」を広めるためにこの本を書いてくださったということを知りました。

そんな「おわりに」を読んで、ハンス・ロスリングさんの情熱に改めて感動しました。
この本に出会えたこと、ハンス・ロスリングさんの思いに触れられたことに感謝して、この本での学びを今後に活かしていきたいです。

[ 2019-06-10 ]

読むだけなら「へーそうだったんだー」くらいな感覚で、サクッと読めてしまいます。
正直感情的に揺さぶられるものはなかったため、最初は3点をつけました。


しかし、読了後に世界を見るときに認識が変わっていることに気づきました。

たとえば
・日本の観光客が年々増えてるけど、海外のオタクに人気なのかな?
→レベル4の人々が増えるに従い、観光できる人口は増える。つまり日本が何もしなくても今後観光客は増えていく。

・自動翻訳の精度が上がれば、英語は勉強しなくてもなんとかなるだろう。
→しっかり教育を受ける人口が増えていくに従って、労働市場における日本語人口の割合は今後減っていくに違いない。特に雑談における細かいニュアンスは自動翻訳で補えないので、英語力は必須になる。

ニュースや海外滞在中の思考が明らかに変化していました。
そしてその思考に合わせて行動にも良い変化が起きていると実感できたため、人生が変わる良書でした。

[ 2019-10-05 ]

「じゃあ、わたくしの夢を言ってさしあげましょうか。それは、わたくしの孫がヨーロッパに観光に行って、そちらの新幹線に乗ることですよ。スウェーデンの北に氷のホテルがあるっていうじゃありませんか。うちの孫がそこに泊まるようになるんですよ。だいぶ先のことですけど、きっとそうなります。(中略)でも50年もすればアフリカの人たちは観光客としてヨーロッパに歓迎される存在になります。難民として嫌がられるんじゃなくてね。それがビジョンというものよ」
アフリカ連合委員会 ノーサザーナ・ドラミニ・ズマ委員長

(引用)FACTFULNESS 、ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド、日経BPマーケティング、2019年、234-235

本書を読み、レベル4(先進国)に住む私達にとって、世界に対する自分の常識が間違っているということを認識させられた。
その常識とは、例えば、世界中で電気が使える人はまだまだ少ないだろうということなど。
しかし、すでに80%の人がすでに電気を使用しているし、世界の姿は一変している。家族形態も、先進国のように少人数の家族が当たり前になり、普通の暮らしができるようになっているということを理解した。
実は、私も毎月いただく給料の中から、些少ながらユニセフに寄付をさせていただいている。そのユニセフは、製薬会社と長期的な収益を約束する代わりに、1回あたりの予防接種コストを下げる交渉が成立していたことを知った。しかも、ユニセフの薬は、売値のほうが原価より安い。そのユニセフと契約している製薬会社の「世界に貢献しよう」とする思いから、どのように企業を維持させているかというマジック(企業努力)にも感銘を受けた。善意による寄付金などを有効に活用し、多くの子どもたちに予防接種をする努力も実を結び、今では、世界中の1歳児の中で何らかの病気に対して予防接種を受けている子供は80%にものぼるという。

「世界はどんどん悪くなっている?」
いや、この本を読めば、裏付けられた様々なエビデンスによって、良くなってきていることが理解できる。
そう、「私たちの住む世界は、どんどん良くなっている」のだ。
そして、いつの日か、我が国もソサエティ5.0の時代を全世界に先駆けて進展を遂げ、さらに生活が豊かに快適になること。そして、私が生きているときには間に合わないかもしれないが、我が国が多くのアフリカ観光客で溢れかえる日が来ることを楽しみに待っている。

[ 2019-04-14 ]

最近、中島京子の「のろのろ歩け」を読んだ。そこでの北京、上海、台湾はオイラが持つイメージを刷新してくれた。古いものと新しいものが混在しているけど、間違いなく街やそこに住む人たちが進化しようとしている。アメリカやヨーロッパにばかり素敵なものがあると疑わなかったオイラにとってはいい刺激になった。「ファクトフルネス」ではこれからのアジアやアフリカの躍進が取り上げられているけど、納得できる。駅や電車では多くのアジアの人たちを目にするようになった。観光はもちろん働きに来たり勉強をしに来たりしているんだろうけど、オイラなんかより教養や経済力とか豊かな人が大勢いるんだと思う。でも、そんなふうに思うようになったのは最近のことだ。日本は豊かだと疑わなかったし、そこにいるオイラだって世界の中で、いやアジアでは特に豊かだと思っていたけど世界を知らなかっただけみたい。そういえば、最近は台湾のエレファントジムってバンドをよく聴いている。学生の頃だったら考えられないし、興味を持たなかったはず。アジアにロックなんて!と先入観を持っていたけど他にも魅力的なバンドはたくさんある。知らないって怖い、というか勿体ない。謙虚さと好奇心があれば、心を楽にしていつも何か面白いことを発見し続けられる!頭が固くなっているからこそ実践しなくちゃと思う。

[ 2019-06-20 ]

読了。
固定観念がバイアスとなって、知識レベルが高い人ほど世の中を歪めて認知している、という事実を、多くの実例を挙げて分かり易く解説している(チンパンジーの方が遥かに正答率が高いと…)。
ただ、分かり易いのは良いのだが、Redundantが過ぎると言うか、多分、本書が伝えたい内容は1/10ページくらいで纏めることが出来たのではないか?
あくまで事実の列挙であり、興味深い考察ではあるのだが、著者自身の主義とか主張とかが皆無なので、はーん、、、って感じで終わってしまう。
”Factfulness”だからそれでいいのかもだけど、だとしたら、本書がこれ程称賛されてる理由が良く判らない。

[ 2019-02-15 ]

よく考えようシリーズ。データをもとに、世界を正しく見るための習慣が解説されている。データを紹介するものではなく、正しい見方、情報への接し方、解釈のコツを教えてくれる。理解や解釈が間違っていれば、当然戦略も間違えるわけだが、どういうわけか世の中はこの間違いに満ちていて疑いもしない。ネガティブ、直線、恐怖、過大視、パターン化など、陥りがちで当然と思っているモノの見方を正してくれるのだが、つまりはデータやメディア、統計のせいではなく、それを解釈する自分自身の問題。安易に楽して理解したふりをせず、よく考えようということであり、結果的にポジティブになれる。

[ 2019-03-10 ]

ヘルスケアの医師が自分の経験から生まれた疑問を解決すべくデータに基づいて歩んできた内情を披露している。
マスメディアの偏った報道や嘘で固まった偏見を認識させてくれる。目に見えるものの表面だけをみて全て理解したと思うな。本質を追求せよ。というメッセージ。
話の展開の仕方も受け入れやすい。なぜなら、著者自身も含め的確な失敗談がふんだんに取り入れられているからだ。

個人的には第10章の焦り本能(今すぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み)に興味があってここから読んだところ、興味が湧いて全ての章を読みすすめた。

人間の本質、性質をよく知り、誤りやすいことを認識させてくれる。

[ 2019-11-06 ]

世界を正しく見るために必読の書。
既に世界的なベストセラーですが、未読の方には強くお勧めしたいです。
ただし、次の質問に正当できた方は読まなくてもいいでしょう。
□□□
質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう。
A 20%
B 40%
C 60%
質問2 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?
A 低所得国
B 中所得国
C 高所得国
質問3
世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった
質問4 世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?
A 50歳
B 60歳
C 70歳
質問5 15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?
A 40億人
B 30億人
C 20億人
質問6 国連の予測によると、2100年にはいまより人口が40億人増えるとされています。人口が増える最も大きな理由は何でしょう?
A 子供(15歳未満)が増えるから
B 大人(15歳から74歳)が増えるから
C 後期高齢者(75歳以上)が増えるから
質問7 自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょう?
A 2倍以上になった
B あまり変わっていない
C 半分以下になった
質問8 現在、世界には約70億人の人がいます。下の地図では、人の印がそれぞれ10億人を表しています。世界の人口分布を正しく表しているのは3つのうちどれでしょう?(地図は載せられないので言葉で割合を説明しますね)
A 南北アメリカ大陸1:ヨーロッパ州1:アフリカ州1:アジア州4
B 南北アメリカ大陸1:ヨーロッパ州1:アフリカ州2:アジア州3
C 南北アメリカ大陸2:ヨーロッパ州1:アフリカ州1:アジア州3
質問9 世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?
A 20%
B 50%
C 80%
質問10 世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性は何年間学校教育を受けているでしょう?
A 9年
B 6年
C 3年
質問11 1996年には、トラとジャイアントパンダとクロサイはいずれも絶滅危惧種として指定されていました。この3つのうち、当時よりも絶滅の危機に瀕している動物はいくつでしょう?
A 2つ
B ひとつ
C ゼロ
質問12 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう?
A 20%
B 50%
C 80%
質問13 グローバルな気候の専門家は、これからの100年で、地球の平均気温はどうなると考えているでしょう?
A 暖かくなる
B 変わらない
C 寒くなる
□□□
一番下に、改めて問題と解答を載せています。
告白すると、私は3問しか正解できませんでした。
でも悲観することはありません。
2017年に14か国・1万2000人に行ったオンライン調査では、地球温暖化の質問を除けば、平均正解数は12問中たったの2問。
全問正解者はおらず、全問不正解だった人は、なんと15%もいたそうです。
このクイズは、医学生、教師、大学教授、著名な科学者、投資銀行のエリート、多国籍企業の役員、ジャーナリスト、活動家、そして政界のトップまで、高学歴で国際問題に興味がある人たちにも実施しています。
しかし、このグループでさえ、大多数がほとんどの質問に間違っていたといいます。
一般人の平均スコアを下回り、とんでもなく低い点数を取ったノーベル賞受賞者や医療研究者もいたそう。
安心しました。
みんな世界のことを実はよく知らないのです。
著者いわく、「チンパンジーの正解率は33%近くになる」そう。
意地悪ですね笑。
では、なぜ、私たちはかくも世界のことを知らないのでしょう?
私たちには、世界を正しく見るのを邪魔する「10の本能」があるからだと著者は言います。
①分断本能(「世界は分断されている」という思い込み)
②ネガティブ本能(「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み)
③直線本能(「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み)
④恐怖本能(危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み)
⑤過大視本能(「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み)
⑥パターン化本能(「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み)
⑦宿命本能(「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み)
⑧単純化本能(「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み)
⑨犯人捜し本能(「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み)
⑩焦り本能(「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み)
自分にも覚えのある本能ばかり。
本書を読むまで、直線本能の虜でしたし、ネガティブ本能に支配されてもいました。
社会を見渡しても、たとえば何かひとたび問題が起きると、犯人捜し本能がすぐさま発動するのを厭というほど見てきました。
新聞の社説は、つまるところ「焦り本能」の発露でありましょう(社論に合わない論件については、逆に「焦るな」と主張します)。
でも、これらの本能が自分には備わっていると自覚し、的確に対処できるようになれば、世界を正しく見ることができるようになります。
もちろん、本書はその対処法を丁寧に教えてくれます。
それにしても、世界がこんなに良くなっているとは思いませんでした。
貧困問題の解決は決して夢物語でないことが、本書を読んで分かります。
データが明確に物語っているのです。
ただ、相変わらず極度の貧困に苦しむ人たちがいるのも事実。
著者は「いいことと悪いことは両立する」と言います。
過度に楽観視せず、と言って悲観し過ぎることもありません。
データを読み解き、正しく対処すれば、世界を少しずつ良くすることができる―。
何だか力が湧いてきます。
ちなみに、本書は著者の遺作となりました。
天国の著者に感謝したいと思います。
本書を勧めてくれたMさんにも感謝。
□□□
質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう。
A 20%
B 40%
C 60%
※答えはC
質問2 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?
A 低所得国
B 中所得国
C 高所得国
※答えはB
質問3
世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった
※答えはC
質問4 世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?
A 50歳
B 60歳
C 70歳
※答えはC
質問5 15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?
A 40億人
B 30億人
C 20億人
※答えはC
質問6 国連の予測によると、2100年にはいまより人口が40億人増えるとされています。人口が増える最も大きな理由は何でしょう?
A 子供(15歳未満)が増えるから
B 大人(15歳から74歳)が増えるから
C 後期高齢者(75歳以上)が増えるから
※答えはB
質問7 自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょう?
A 2倍以上になった
B あまり変わっていない
C 半分以下になった
※答えはC
質問8 現在、世界には約70億人の人がいます。下の地図では、人の印がそれぞれ10億人を表しています。世界の人口分布を正しく表しているのは3つのうちどれでしょう?(地図は載せられないので言葉で割合を説明しますね)
A 南北アメリカ大陸1:ヨーロッパ州1:アフリカ州1:アジア州4
B 南北アメリカ大陸1:ヨーロッパ州1:アフリカ州2:アジア州3
C 南北アメリカ大陸2:ヨーロッパ州1:アフリカ州1:アジア州3
※答えはA
質問9 世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?
A 20%
B 50%
C 80%
※答えはC
質問10 世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性は何年間学校教育を受けているでしょう?
A 9年
B 6年
C 3年
※答えはA
質問11 1996年には、トラとジャイアントパンダとクロサイはいずれも絶滅危惧種として指定されていました。この3つのうち、当時よりも絶滅の危機に瀕している動物はいくつでしょう?
A 2つ
B ひとつ
C ゼロ
※答えはC
質問12 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう?
A 20%
B 50%
C 80%
※答えはC
質問13 グローバルな気候の専門家は、これからの100年で、地球の平均気温はどうなると考えているでしょう?
A 暖かくなる
B 変わらない
C 寒くなる
※答えはA

[ 2019-07-17 ]

ここに書かれている本能は当てはまるものがあると感じるのがいくつかある。事実に基づき意思決定、アドバイスができるようになるためにも一次情報に触れるのを忘れずにしたい。

[ 2019-03-04 ]

数学は何年経っても使えるけど、
社会はアップデートしなければならない。
筆者の出した社会に関する質問に自分自身も間違いが多く、
また、多くの人が間違っているということに驚きました。
私たちの頭の中は、中学校時代の社会で止まっているかもしれない。

本能に惑わされず、事実を探ることはとても大切。

[ 2019-02-03 ]

医師として貧困地域の医療や大学での研究に携わるとともに、 WHOやユニセフのアドバイザーとしても活躍してきた著者が、多くの人が実は誤解している世界の様々な真実と、その背景にある人々の思い込み(本能)を明らかにし、「ファクトに基づく世界の見方」を身に着けるための手法を解説した指南書。

人間には狩猟採集社会時代に培った情報の取捨選択のための「本能」がある。それは物事を効率的に判断し、すぐに行動するためのパターン化や単純化であったり、身に迫った危険を避けるためにネガティブなものに注目したり恐怖や焦りを感じたりするもので、人類の生き残りには不可欠であったが、現代においてはそれが「ドラマチックすぎる世界の見方」につながり、実はそれほど重要ではない問題が必要以上に注目される一方、本来評価されるべき小さな進歩の積み重ねや、本当に避けるべき中長期的な危険が放置される要因になっている。

そのような本能を克服するための手法として紹介される「ファクトフルネス」の基になっているのは、著者自身の豊富な経験からの学びであり、中には著者が35年もの間誰にも言えなかった、多くの人の生命にかかる大きな失敗の告白もある。しかし全編にわたって著者の語り口は軽妙かつユーモラスであり、多数の統計データを駆使しつつも最後まで一気に読ませる面白さがある。世界を正しく見るためにまずは自分を変えよう、そのために好奇心と謙虚さを持ち続けよう。本書出版直前に他界した著者渾身のメッセージが心に響く名著。

[ 2019-05-08 ]

世界は、少しずついい方向に変化している。
だから変に悲観的にならなくていい。思い込みを乗り越えて、世界を正しく見て、もっとよくするために自分にできることを考え、実践しよう。
こんなに世界に対して希望を抱ける本を他に知らない。

[ 2019-08-20 ]

10の本能を抑えて世界を正しく認識するファクトフルネスについて著者の経験やデータをもとに解説した一冊。

本書を読んでいかに世界を思い込みで見ているかということを痛感するとともにファクトフルネスを持って世界を見ることの重要性を強く感じることができました。
分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人捜し本能、焦り本能という10個の思い込みを著者の経験や13の質問やデータを通じて解説されており、何度も腑に落ちる箇所があり、納得して勉強することができました。
著者の暮らしているスウェーデンや訪れた途上国の現状からいかに世界が自分たちの認識と違うかを知ることができました。
そして、著者と家族で書き上げた一冊はわかりやすく理解が進み、凄く印象深いと感じました。

世界を4つのレベルに分類することによって、ここ数十年の間に世界が発展していて、自分の認識が古いことを感じました。
そして、自分の見たものを正しいと信じて誰もが陥りやすい本能による先入観を認識して世界を見ることが事実に近づいていくことであると感じました。

本書で学んだファクトフルネスをもって一歩引いた姿勢で世界と向き合うことで世界だけでなく自分の真の姿を知ることに近づくと感じた一冊でした。

[ 2019-10-27 ]

世界の事実に関する13のクイズを解いてみたが、ほとんど間違っていた。世界の今を知っているようで、実は私の知識は完全に過去のまま止まっているんだなと反省。
知識のアップデートが必要なのだと気づく。みじかな事でも、思い込みに基づいて判断していることがあるのではないかと、考えさせられる書。P325のファクトフルネスの大まかなルールは、コピーして手帳にでも挟んで、いつも見れるようにしてもいい。読了後すぐに変われるかといえば、やはりトレーニングが必要。長年の思考の癖があるので。良い書に出会えました!

[ 2019-11-07 ]

世界は確実に良くなっている。このことは自分を含め世界のほとんどの人は知らない。チンパンジーよりも。
私たちは人間が古来より持つ本能によって支配されてしまって情報の本質が見えなくなってしまっている。
難題や様々なニュースに向き合った時に自分がどの本能に支配されているかを認識し、正しい解決方法、ニュースの背景にあるモノを知る。
例えば、テレビのニュースでは悪い事が取り上げられる事が多いがそれは人間のドラマチック本能を揺さぶることで関心を集められるからである。高齢者運転の大きな交通事故があった後にそれに関する他の事故がニュースとして何件も取り上げられるのはその一例かもしれない。

[ 2019-11-05 ]

この本において筆者は「世界は良くなっている」という主題と間違いや思い込みを引き起こす10の本能を通じて、統計学の基礎となる考え方や溢れかえる情報に惑わされずデータや証拠に基づいて考えることの大切さを伝えようとしたのではないかと思う。批判的思考と恐怖本能が組み合わさった時、人は証拠を蔑ろにする傾向があるという話が自分の中でとても腑に落ちるものがあったし、自分で気づくことが難しい分もっとも気をつけなくてはならないものだと思った。またこの本の中で筆者は、多くの実例を通して数字、データ、事実にこだわることを勧めている。1つの数字で物事を判断することの危険さや、平均値の意味の無さ、80•20ルールなど枚挙に暇がない。本書の全ての本能は、私たちの営みの全てのことに通じており、ファクトフルネスを身につけることは実生活の多くの面で効率的に生きることを可能にすると思う。自分が賢いという思い込みを捨てて、謙虚に事実を学んでいく姿勢が重要だと思った。この書はロスリング氏の偉大な遺産であり学ぶ者全てが読むべき名著であると考える。

[ 2019-10-25 ]

本書に出てくる質問にほとんど正解出来なかった。
自分が常識だと思っていたこと、物事に対するイメージ(例えば、世界の人口、教育のレベル、気候の変動など)が、実は、事実と全く異なり、自分の思い込みに過ぎなかったことに気付かされた。
常にデータを新しくしていくこと、データに基づいて判断すること、自分は正しいと思わず多角的に物事を考えるようにすることなど、自分の思い込みを無くすために大切なことは何かを教えてくれた。

[ 2019-06-30 ]

知識のアップデートと、人間に備わる本能を説く一冊。
焦る気持ちをすぐに行動に移さず、落ち着いて冷静に分析することの大切さを教えてくれる。
人を責めるより、俯瞰的に全体像やシステム環境を見直す視点を今後は鍛えようと思う。インフラ面や社会基盤の整備が、途上国の底上げに最も近道。
自分自身を批判的に見ることの大切さを学んだ。

[ 2019-05-31 ]

直線本能についての記述が印象に残った。
思うに直線本能は人と人、人と動物、人と環境、人と歴史などのあらゆる社会相互作用において洞察し抽出できる状況があり、必ずしも事実に沿って喜怒哀楽といった心身のゆらぎが起こるわけではないということを端的に表している。

脳機能の働きと社会における意思決定との関わりにおいて関連性が深い。

[ 2019-10-16 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-05 ]

・気をつけないと陥る10の思考の癖
・古来より本能的にそう考えてしまうので、意識してそう考えている自分に気づき、癖を修正する
・犯人を探したがる
・ドラマティック(極端)に考えたがる
・焦りを生む誘導は恣意的なもの。焦って今すぐ決めなければいけないことは少ない。

[ 2019-05-11 ]

備忘録。分断(分布に注目)ネガティヴ、直線(グラフは直線だけでない)、恐怖、過大視、パターン化、宿命、単純化、犯人探し、焦り本能を抑え正しく見よう。

世の中は良くなっている。極度の貧困が「20年で半分」になったと認識はたったの7%。三択なのに。

ドラマチック過ぎる世界観。危険回避本能。最低レベル10億人は1日2ドルで徒歩移動だが平均寿命62歳。意外に分断されていない。平均には分布が隠れ違いはピークのわずかなズレの場合が多い。10%が41%のブラジルでも大半はそこそこの生活。上から目線で下のレベルは同じに見える。世界の平均寿命は40年で10歳伸び70歳。

悪いと良くなっているは両立するという見方。可能主義者。メディアや活動家がネガティヴ本能に訴えかけ利益を得ようとする。悪いニュースの方が広まり易いと心得るべし。

感染症の世界的流行、金融危機、世界大戦、温暖化、極度の貧困。平和、教育、保険医療、電気、水、トイレ、避妊具、市場経済に参加する為のマイクロクレジット。やるべき事をやる。世界の暗証番号は1114。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの人口。教育と避妊具で人口爆発は抑えられる。

[ 2019-06-20 ]

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[ 2019-03-03 ]

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[ 2019-05-03 ]

世界の貧困(一日1.25ドル未満で暮らす)の人の割合は20年前と比べて半分になり、世界平均寿命も40年前と比べると10歳も伸びているそうです!

ニュースで流れるのはネガティブなものばかりなので、悪くなっていると思い込がち。

思い込みで判断せず、自分の目で確かめることが大切ですね♪

[ 2019-01-26 ]

 人がみな本能的に陥りがちな10の思い込みについて、その原因、対策を具体例をあげながら解説している。
 内容の素晴らしさについては他のレビューで言及されているだろうから、私はあえて著者の人柄について触れたい。著者、ハンス・ロスリング氏は、本書において一貫して謙虚で、現実的で、世界をより良くしたいという思いにあふれている。ロスリング氏は自分を「可能主義者」、すなわち「根拠のない希望を持たず、根拠のない不安を持たず、いかなるときも『ドラマチックすぎる世界の見方』を持たない人」と呼ぶ。
 ただ楽観、ただ悲観するのではなく、目の前の現実を正しく把握し、それに応じた手を一つずつ打っていく。本能的に「10の思い込み」を抱える人類には難しいことだが、ロスリング氏はそれを確かに実行しようとし、実行できていたのだと思う。
 私が特に好きだったのは「第9章 犯人探し本能」だった。「犯人探し」というタイトルだがこれは良い結果についても言えることで、人は常に一人のヒーロー/悪役を求めている。でも物事はもっと複雑で、淡々と回る日常の裏には一人のヒーローではなく、無数の人の絶え間ない努力がある。この章には特に著者の人柄が表れていたように思う。(正確には著者は3人いるとのことなので、その3人の人柄、ということかもしれない)
 私が特に心を打たれた一文を以て、レビューを終えたい。この本の製作にかかわられた方、日本にまで届けてくださった方すべてに心から感謝している。この一冊に出会わせてくださって、ありがとうございました。
 「自分の殻に閉じこもるより、正しくありたいと思う人へ。世界の見方を変える準備ができた人へ。感情的な考え方をやめ、論理的な考え方を身に付けたいと思う人へ。謙虚で好奇心旺盛な人へ。驚きを求めている人へ。
 ぜひとも、ページをめくってみてほしい。」『FACTFULNESS』イントロダクション より

[ 2019-05-16 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-03 ]

筆者(故人)が伝えようとした事実は元より、
それを『わかり易く』に心を砕いたことが素敵だと感じた。

チンパンジーとの比較、
動的なバブルチャート、

これを為になった、で終わらせたくない。

[ 2019-03-09 ]

装丁の仰々しさとは裏腹に、シンプルかつ日常的な問題に触れる本だった。「人間がAIに負ける」みたいなことを言われる裏腹はこういうところにあるのかもしれない

[ 2019-08-18 ]

世界は刻一刻と悪くなってるとか、人口が直線的に増えていくとか、人間の本能の「穴」を指摘する一冊。
アフリカや貧しい国を事実以上に現実よりも過小評価する事で、優越感(あの人たちとは違う)に浸ろうとする先進国の過ちがあるのかなと思った。

[ 2019-10-12 ]

”データを客観的に、正確に見ること”
この一点だけを色々な具体例をあげながらひたすらに論じた本。
ネガティブに考えがちな様々なグローバルの指標(平均寿命など)が紹介されているがどれも好転しているというのが話の大筋。想像ほど世界は悪くないぞ、と。人によってはポジティブになれると思うけど僕はもっと個人的な理由でテンサゲしているので心の処方箋という観点からみれば効果はなかった。
しかし当たり前のことではあるけどデータを正しく見ることの大切さを再認識した。
治療に専念するのではなく公衆衛生の整備のほうが効果がある、という例が印象に残った。マクロ的な視点の大切さを説くための例で紹介されていたのだが、人生におけるマクロ的な視点は今この瞬間から少し離れて自分を俯瞰する力だと思う。つまりは先を見通す力。経済学においてミクロとマクロが補い合うように両方の視点を持っていることがモチベの低下を防ぐ上で大切になって来るのでは?(人生の例でいうと今がむしゃらに頑張るのがミクロ的な視点。)僕はマクロ的な視点が欠如しがちであることをまずは自覚したい。

[ 2019-08-14 ]

話題の本だったので読んでみた。
思い込みや本能的な見方を排除し、データに基づく正しい現実の見方を提供してくれるものであり、非常に参考になる。
著者らがきっちり文献を調べており、仕事にも応用できる調べ方である。
文献調査の素晴らしさもさることながら、ハンスさんの数多の実体験が描かれており、読みやすく理解しやすい。
私も本能に惑わされ事実確認を怠ることが無いようにし、謙虚さと好奇心を持って常に細心の情報をアップデートし続けたい。

この本を読んだあとで今の職場を思い返してみる。
私は現在、石油精製の工場でプラントの運転管理をしているが、やはり必ずしも情報や技術はアップデートされていない。
現場をより良くしていくためにも情報や技術をアップデートし、それをきっちりと平易な言葉で教育し、伝えていくことを実践していきたい。
そして何より事実に基づくデータ整理で過去からの伝説的な管理値の見直し等を図っていき、ファクトフルネスを実践していき、少しずつ現実を変えていきたい。

[ 2019-11-06 ]

思い込みを排除して正しく世界を見ようという趣旨だが、日常にも応用できそうな考え方がたくさん入っていた。これを習慣づけるのはなかなか大変なので時折思い出すようにスマホにメモした。

[ 2019-01-06 ]

いかに誤った思考法で世界を捉えているか、ということにハッとさせられた一冊でした。個人的に、大学時代に「開発途上国支援」に従事したいと公言していたのですが、実際にはその現状も深く正確に理解していなかったな、と反省することばかりでした。誤った思考法を意識して改善し、日常や仕事に活かしていきたいと思いました。

[ 2019-08-31 ]

思い込みというのはたしかに世の中に溢れている。世の中の出来事はテレビや新聞、インターネットで手軽に情報を得ることができる。
だがその反面、簡単に情報操作ができてしまう。本書でも言っている通り、アフリカやフィリピンなどの国は未だに靴も履かず不衛生な環境で生活しているものだと思っていたし、これからも変わらないと思っていた。貧しい国だから、これからずっと貧しいと決めつけていて、そこで思考が停止していた。
世界は変わり続けている。人間だって、100年前と今とでは確実に技術やテクノロジーが進歩しているのだから、自分たちが義務教育で教わったことはどんどんアップデートしていかなくてはならない。
チンパンジーのように思い込みや経験というフィルターを一切なくそうとは思わないが、常に「これって本当?」と問題意識をもつことはこれから先非常に重要になると感じた。

[ 2019-03-16 ]

大絶賛したい。☆6以上。すべての人が必ず読むべき1冊。
世界中の1歳児でなんらかの予防接種をうけているのは何%か? A20% B50% C80%。正解のCを迷わず選べた人は正しく世界を理解して、本書は不要かもしれない。日本での正解率は6%。3択で確率的は33%あるはずなのに。「事実に基づいて考えよう」という当たり前のことができていないことを明確に教えてくれる。わかりやすいデータ事例と、著者の豊富な経験談で読み物としても面白い。さらにネタバレだが、

巻末で、著者がこの本を執筆した直後に亡くなられていることを知ると、この本に人生の最後のすべてを投入したのだと、感動を覚えた。素晴らしい本。

[ 2019-05-07 ]

事実に基づいて正しい判断をしよう。
子供にもそういったスキルを身につけられるような教育を提供しよう。以上

まず、大前提としてある程度統計学やその周辺の本を読んだり学んだりしていて、普段からデータを多角的に分析して事実を元に判断を行えている人は、この本を読む必要はない。読んだとしても、最後らへんのページのファクトフルネスの大まかなルールの1ページにだけざっと目を通して、あーそういうのってあるよねって再確認の作業だけでいいと思う。(自分は途中で超速読モード。余分な内容が多すぎてげんなり。)

内容について、、、まずいくつかの質問があり、正答率がチンパンジーよりも低いのはまずい!ちゃんと物事を知ろう!という流れ。確かに私たちは何年も前に受けた教育の結果、ある程度の偏見のようなものをもっている。それらの情報の更新が必要というのは理解できる。
が、あえていうなら、ここで挙げらてている質問の意味がよくわからない。そもそも一般常識として知っておくべきことなの?知らないと何なの?正答率が高かったら何なの?と作者には問いたい。収入が高い傾向があるの?社会的ステータスが高い傾向があるの?それとも幸福指数が高いの?
とこの意味がわからない質問の正答率が低いことを軸に本全体が進むので、知らなきゃやばいって煽りすぎだろと思ってしまう。

まあ、情報が溢れかえっている今、ある程度情報は自分にとって必要なものを選択することも大切だ。そしてこの本にあるように、事実に基づいて、正しい判断をしていくことも大切だ。
あとは、子供にどう好奇心を持たせて、そういったスキルをみにつけてもらうか、そういうのは親となった今考えてみたい。

[ 2019-05-16 ]

人は思い込みの中で生きている。便利なこともあるけれど、小さな世界から脱せられないし、その世界は、往々にして間違っている。
「ファクトフル」に考えることの大切さに気づかされた。

[ 2019-02-17 ]

本を読むということは何か「気づき」を得るためなのだが、この本で得る「気づき」はかなり多かった。

世界を覆う大きな思い込みが真実を狂わせているという事実。それを徹底的なデータに基づいた分析で解説していく。思ったより読みやすい文章でとても理解しやすい内容だった。

最初に13問の簡単なクイズがあるのだが、世界のあらゆる場所で行っても、どんな知識人に問うても、チンパンジーの正解より低いという結果にビックリした。

それは人間が持つ10の本能によるものだと本書は説く。著者が経験してきたエピソードや長年のかかって集めたデータにより、説得力がある解説が心地よい。

物事をとらえるのにはこの本能によって思い込みが入ってないか、きちんと疑ってみることも大事だと思った。

この本の完成前に亡くなってしまった著者の思いが詰まった本書。今、読むべき本の筆頭だと思う。まずは読んで。

[ 2019-07-28 ]

「事実に基づいてものを見ること」の重要性、およびそのための10のルールを説明した本。

「事実に基づいてものを見ることの重要性」は当たり前のことだが、当たり前すぎてそれを本書のように真正面から説明したものを目にするのは初めて。
したがって、「至極当たり前のことだ目新しい」、というのが感想である。

ただ、説明がややくどくて、読んでいて若干飽きがくるところもあった。

「事実に基づきたものの見方」を身につけるルールに加えて、「そのために具体的にどのようなデータを見るべきか」について説明を加えたほうがよかったのではないだろうか(巻末として参考データ集としてまとめてはあるが、この巻末部分に対する説明にもう少し紙面を使ってもよいと感じた)。

いずれにしても面白い本であった。

[ 2019-03-31 ]

真実はいつもひとつ!(コナン)

情報に溢れる現代社会では、恣意的なものを除いたとしても、私たちに入ってくるのは、センセーショナルな事ばかり。だから、錯覚を起こすのは致し方ないこと。
私たちは思い込みで事実を見誤ることがあることを知っておきたい。その上で、事実に対して冷静な判断ができるようになったらいいと思う。

著者が生涯の集大成として妻子とともに編んだ一冊は、まさにファクトフルネスのベスト版。

[ 2019-03-20 ]

はじめてTEDトークでバブルチャートを見た時は衝撃とともに知的好奇心を大いに掻き立てられた。
あの時と同じ驚き、そして知的欲求を刺激し続ける体験が凝縮されており、まさに命を賭して編まれた渾身の一冊。

[ 2019-08-18 ]

例えば、世界の平均寿命は、A:50歳、B:60歳、C:70歳のうちどれか?とか自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したか、A:2倍以上になった B:あまり変わっていない C:半分以下になった、というようなクイズが冒頭にあって、それに間違える人がとても多いそうだ。「先進国」に住む我々が当然だと思っていることのうちで、実は間違ってるのとが多い。ということを分かりやすく説明してくれる本。

これは素晴らしかった。

クイズ13問中、なんと私の正解はたったの1問。恥ずかしい。

いかに自分がメディアで報道されることに洗脳されているか、あるいは(メディアのせいではなく)勝手に自分で思い込んでいることが多いのかに驚く。

文章はとても読みやすく、またデータの話だけじゃなく、スェーデン出身の医者である著者のアフリカでのエピソードなど、著者個人の話もかなり面白い。

アフリカのある村で病気が流行したときに、村でただ一人の医者である著者は、村から病気が伝染しないように、バスの運行を停止させた。その結果、別の村へ作物を売りに行く女子どもはバスが動かないので仕方なく船に乗せてもらった。その船が転覆し多くの死者が出てしまった。というエピソードは、色々とかんがえさせられた。

「自分は頭がいい」とか「結構物知りだよ」なんて思ってる人にぜひ勧めたい。また、どうやって物事を考え結論づけるべきなのかなんて思考の枠組みを知りたい人にもオススメ。こんなスゴイ本に出会えて良かった。マジで。

[ 2019-09-18 ]

マスコミは、常に非日常を伝えたいと考えていること、嘘ではないギリギリのところで、過剰な演出をしていることがわかります。
知っていれば、冷静に受け止め、理解できます。

[ 2019-02-19 ]

メディアによる報道はより多くの人々に注目され、記憶に残らないといけないから、我々より10の本能を正確に知っていて本能を刺激するような報道をしてくるってところが印象的。
そんな報道もいつまでも悪いままじゃなくてゆっくりと良くなっていくだろう。宿命の本能に反して。

[ 2019-07-27 ]

取り上げたデータも、その見せ方も、絶妙だと思います。

これまで、公衆衛生学について、とくに意識したことはなかったのですが、この本は、公衆衛生学の社会への貢献を、かなり実感できる本でした。
また、自分の無知を改めて知ることができた点でも、よい本だと思います。

この本で取り上げた数値は、50年後にはどうなるんでしょうね?
その数値も楽しみですし、50年後の、人類の意識や知識も気になります。
とはいえ、50年後だと、自分は死んでいるかもしれないので、20年後か30年後に、続編が出ることを期待。

[ 2019-08-23 ]

本書で出てくる質問に対して、自分の無知がよく分かった。
10の本能を紹介されているが、どれも日常的に陥っているものではないだろうか。
個人的にだが、焦り本能は仕事の場面でよく出てくる。
その状況から逃れたく、焦って判断するが、だいたい間違っている。
何をする時も、一呼吸置いて、本当に間違っていないかわ考えた上で、行動すべきと認識させられた。
評判の本となったのは、読者が自分に当てはまる点が多かったことによる反響だったのだと本書を読んで感じた。
時折、読み返し、思考、行動を振り返るようにしたい。

[ 2019-02-02 ]

我々は、世界はどんどん悪くなっていると思いがちだが、実はそうではない。基本的に、世界はよくなっている。赤ちゃんが死ぬことは減り、女性も教育を受け、誰もが電気を使い、予防接種を受けられるようになっており、自然災害で命を落とすことも少なくなった。
もちろん世界にはまだまだ問題がある。だが、現状で悪いということと、変化として良くなっていることは両立する。

事実に基づき、
思い込みを排してみれば、
世界はよくなっている。
人々は豊かになっている。
本書は希望を与える。

思い込みのあり方を10の「本能」に整理する。

このようなバイアスを持っていることは進化の結果のように思うが、そう進化してきた野生のヒトと、複雑な社会システムを築き、テクノロジーで自然の進化とは違う道を走っている人間との乖離が、思い込みと事実のギャップを生み出しているのであろう。

社会的に影響力のある、なんらかの意思決定に関わる人、そうなるつもりの人は、すべからく本書を読むことを勧めたい。

今すぐ、でなくていいけどね。

[ 2019-04-14 ]

普段生きていると触れる情報によって
自分の色眼鏡が形成されていくのかもしれないが、
ニュートラルな視点でデータを読み解く努力を
しなくてはならないと思った。
統計データ以外でも他国の筆者の経験が
交えられていて、各国を旅をしたようで
それも少し楽しかった。

[ 2019-05-09 ]

話題の本ということで、手に取ってみました。
世界を4レベルに分ける考え方は目から鱗。本当に進歩のない固定観念に囚われているんだなぁと気付かされます。
自分の生きてきた時代でさえ、中国は安い労働力というイメージから世界第2位の経済大国、莫大なマーケット市場という認識に変わっていってるし、世界の状況っていうのは刻々と変化するもんなんだなあと思います。

大切なのは、ファクトフルを念頭に謙虚かつ好奇心を持って学ぶ姿勢なんだと勉強いたしました。

後、日本にいるからかメディアに興味ないからか元々悲観的な考えではないと自認していたけど、おこがましいな。

[ 2019-04-06 ]

‪2019年に入ってから話題沸騰中の一冊。非常にメタな内容なので安易に感想を述べるのも難しい。事実に基づいて世界を見るという一見当たり前のことを実践する難しさ。特に第9章の犯人捜し本能は仕事のトラブル時に陥りがちだ…ネガティブ本能やパターン化本能もネット時代のメディアとの向き合い方として肝に銘じたい。‬

[ 2019-03-30 ]

スウェーデン人医師ハンス・ロスリング氏の著書、事実に基づいた物の見方についてのお話し。

我々は見た目や本能に従って物事を判断しがちだが、冷静にデータを見ると全く異なる結果である事が多い。本作では事実を見誤ってしまう原因となる10個の本能について、とてもシンプルだが非常に興味深いアンケートやチャートと共に紹介している。

自分が特に興味深かったのは恐怖本能と単純化本能だった。ヒトは原始の頃から備わった恐怖本能のおかげで、今日まで生き残り目覚ましい進化を遂げたのは事実だが、複雑な現代を理解するには邪魔な存在なのかもしれない。また欧米的とか日本的など、単純に考えてしまいがちだが、数億人単位の民族が同じ思考をするなんて、実際にはありえない。

地球上でもっとも理性的だと思っていた人間が、チンパンジーよりも世界を知らないという事実はチョット衝撃的だった。データを調べる手間を惜しみ、安易に抽象的な結論を選んでしまっていた過去を反省したい。

[ 2019-06-15 ]

そうそう、そうだよね。と思うことが多かった。
ファクトフルネスの10の大まかなルール。
印象に残った二つのことを記録しておく。

8.一つの視点だけでは世界を理解できない。
自分の専門分野以外のことを知った気にならないこと。
これは、本当にそう思う。
メディアに出てくるゲストコメンテーターは大方、その筋の人ではないし民意でもない。

9.誰かを責めれば、物事は解決する。
犯人捜し本能は、お年寄りの自動車事故が典型例。
その人を責めても根本的な解決にはならない。
なぜそのような事故が多発するのか、原因を分析するためのデータを集め法的な整備をすることこそが急務である。
もちろん事故を起こした人が悪いが、それは刑事処罰規定があるのだから、国民全体(メディアも含めて)が犯人を追及するような報道には辟易している。

日本は、年金問題で老後に不安を抱く人が多いだろうが、医療や住みやすさの点では確実に発展してきている。いろいろな視点から物事を見なくてはいけない。この本はそんな日本の現状に改めて気づかされた一冊だった。

[ 2019-02-10 ]

地球温暖化など解決すべき問題はあるけど、世界はどんどん良くなっている。ただ、それを私たちが知らなかったり、悪いニュースに振り回されていふだけなんだなぁと納得させられた。世界はどんどん豊かになりレベル2や3の人が増えてくる。そのような人達のニーズをきちんととらえることがビジネスで重要だと感じた。

[ 2019-05-29 ]

言われてみればその通り、の当たり前のことが書いてある本で、途中読み飛ばしたくなる^^。でもそこで立ち止まってデータに基づいて冷静に考えようと言われていると思うと何か有るたびに読みなおすべき本かもしれない。世界は良くなっていることと悪いところが両立する、という点は忘れないようにしよう。

[ 2019-06-25 ]

本当にいい本に出会えてよかったと思う。
いまの私の仕事において、世界中の国や団体が公開しているデータを、都合のいいように「分断本能」や「ネガティブ本能」にとらわれ、「犯人探し本能」であいつが悪いとする文章や「過大視本能」で大げさに扱うような文章に機会は多い。
多いし、自分がその文章の発信者に加担している側面も少なからずあるのが今の自分の現状で、これをそのままにしていいとも思っていなかった。
それに改めて気付かせてくれたのが「ファクトフルネス」だった。

心のどこかでぼんやりと思っていた「悪い」状態と、「良くなっている」の変化の方向を具体例を出して理解できたのも、とてもスッキリした。どう考えたって、大規模な戦争が起きでもしない限り、世の中が「悪い」状態であり続けることはないし、少しずつでも「良くなっている」ところは絶対にあると信じてる。

その世界のプラスの変化に自分が関与できるような仕事をしていきたい。

[ 2019-06-12 ]

世界的ベストセラーと話題の本。
多くの人には世界のことにたいして間違った思い込みが多くあり、その原因と思われることを10種類の本能にわけて書かれてあり、そういう意味でこの本は心理学の本だともいえるのだろうなと思った。
本書は最初に3択の世界に関する13のクイズから始まる。普通に考えたらどの問題も3分の1かそれ以上の確率で正解するはずだけど、正答率はほとんど3分の1以下となるらしい。これは、頭のいい学者でもそうらしく、人は世界の物事に関して全然分かっていないという。そういうわけで、著者のハンス・ロスリングはこの本を書いたらしい。てっきりアメリカか、はたまたイギリスかフランスあたりの人かと思ったら、北欧のスウェーデン人の人だった。その時点で、自分も思い込みがあるということが分かった。
どうも多くの人が思っている世界観というのは数十年前のもののようで、今はほとんどの国はある程度の暮らしができており、途上国はほぼ存在しないという。著者は所得の違いで4段階にわけており、一番多いのはレベル2とレベル3の中間層の国だという。ただ、それでも日本人(大抵の人がレベル4)からしてみると貧相な生活だなとは思った。なんだかんだいって、日本で生まれただけでかなり幸せな生活を送れている気はする。
ただ、それでも確かに言われてみるとそんなに大変な生活でもないのかもしれないとは思った。砂漠の国でも携帯電話は持っているときくし、インドは結構なIT立国だそうだし、今後はこのへんの国がもっと発展していくだろうから日本も協調していったほうがいいのだろうなと思う。
ただ、逆にビックリなのがスウェーデンの生活。大学は学費無料でいけて博士毫も無料で取得できたらしい(これは、著者が優秀というのもあったかもしれないけど)。さらにいうと、人生で一度目のがんにかかったときは治療費が無料だったのだとか。その分、税金が高いのだろうけど、日本が消費税高くなってもそんな国になるとは思えない。
第3章の直線本能の話は、10年ぐらい前にみたエグザイルのメンバー数がこの勢いで増え続けると数十年後に日本の人口を超えるという話を思い出した。世界の人口もここ数十年は急激に増えたけど、徐々に落ち着いていくだろうとのことだ(なぜなら、世界的にどの国も収入があがっていて、収入があがると一人の女性が産む子供の数は減るからだそう)。
ガイジン病というコラムの諸外国の名前をつけた病気名の話が面白かった。梅毒という皮膚の病気だそうなのだけど、ロシアではポーランド病、ポーランドではドイツ病、ドイツではフランス病、フランスではイタリア病、イタリアではフランス病と呼んでいるらしい。国名がつく病気と言えば、この本にも何回か登場した「スペイン風邪」があるけど、スペインでもスペイン風邪というのだろうか?
第10章の冒頭での、感染症かもしれないある地域で広まった病気について、そこから離れた市長から「バスを入れないようにするべきか?」と聞かれて「そのほうがいいと思います」と言ってしまったがために、バスが来ないからしかたなく小さなボートに乗って移動しようとした20人の女性と幼い子どもが波にさらわれて亡くなったエピソードは悲しい話だと思った。著者もそのことがトラウマになっていたらしく、35年間誰にも話せなかったらしい(病気自体は感染症ではなく、その町で食べられていた毒物が原因だったという)。

ちなみにこの本、一応著者が3人いるのだけど、ほぼメインのハンス・ロンリングという方の話で、ほとんどの章はこのハンス氏のエピソードから始まるため、ほぼハンス氏一人の著作と考えてもいいのではないかと思った。
そのうち日本にきて、「世界一受けたい授業」にでたりしそうだなと思っていたら、「おわりに」で、ハンス氏がこの本の完成を待たずして亡くなったと書いてあって驚いた。いろいろ世界の勘違いをただそうと真実を書いてあったけど、ここが一番驚いた。余命を宣告されたときは、他のすべての仕事を断ってこの本の執筆に尽力したそう。ある意味、世界中の人へむけた遺言みたいなもんなのかもしれない。

[ 2019-06-16 ]

こんなに世界が良くなってるなんて全く知らなかった。
グラフとデータで見える化された事実に感動しました。

[ 2019-09-03 ]

最大のメッセージは、”悪い”と”良くなっている”は共存しうるということです。解決しなければならない問題は山ほどある、でも世界は良くなっている。それはデータが示している。
人間は、危機感を煽ったり、それっぽく大変そうに言うのが大好きです。そっちの方が分かっている風になるから。それは自分の反省も込めて。
でも、そんな言葉に惑わされずに、事実をしっかりと見て、希望を持ってまた頑張ろうと励ましてくれる本でした。巻末で、著者が亡くなっていることを知り、ますますそのメッセージを強く受け止めました。

[ 2019-09-16 ]

人間が誤認する本能を10に分けて紹介し、
思い込みを無くして世界を正しく見るための本。

貧困や差別はどんどん減っており、
世界は平等になっていることをデータで証明している。

途上国と先進国という分け方をやめて、
レベル1~4の生活水準に分けることを提唱している。

結城浩先生もおすすめしていた本。
世界のことを知るというだけでなく、
実生活でも失敗を防ぐのに役立ちそう。
全ての人に読むことをおすすめしたい。

[ 2019-10-27 ]

最初の12問のクイズで世界の認識が大きく間違っていることに気づかされる。
先進国と呼ばれてきた国に属していることで、先進国と発展途上国に世界が分かれ、発展途上国はいつまで経っても発展途上国のままだと思ってしまっている。
しかし、世界は徐々に、だが確実に良くなっていることを認識する必要がある。
子供の死亡率は、どんなに貧しい国でも劇的に減少し、経済的に豊かになっている。

[ 2019-04-14 ]

賢い人も偉い人も、事実=現在のデータに基づいた世界の認識を持ってない!そんなの意思決定を間違えるだけだから気付いてもらわないといけない!と、わかりやすいチャートを作り、講演をしてきた著者の本なのでとても読みやすいし腑に落ちる。
中学生になったら子どもにも読ませたい。

目次から。
毎朝復唱したい。

分断本能
「世界は分断されている」という思い込み

ネガティブ本能
「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み

直線本能
「世界の人口はひたすら増える」という思い込み

恐怖本能
「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み

過大視本能
「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み

パターン化本能
「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み

宿命本能
「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

単純化本能
「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み

犯人捜し本能
「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み

焦り本能
「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

[ 2019-08-29 ]

久々の衝撃。
思い込みは怖い。
そんなことないと思っているのにそうだった。
データをもとに世界を正しく見る習慣。とても大事。

[ 2019-03-16 ]

問)世界の人口のうち極度の貧困にある人の割合は過去20年間でどう変わったでしょう?
A 約2倍になった
Bあまり変わってない
C 半分になった
三択問題。
世界の有識者が集まる会議に呼ばれて講演をするたびに、作者はこれに似たような三択問題をだす。百匹のチンパンジーが答えても三分の一の33%のチンパンジーが正解できる問題に対して有識者はどの程度か?スウェーデン人が一番正答率が高いが、それでも25%だったそうだ。
ちなみに日本人の正答率は10%。
彼が取り上げる情報は秘密でも何でもなく、殆どが各国政府、国連やWHOなどが公開している情報を元にしていて、調べれば誰でも知る事ができるそうだ。
しかし、生活水準が高く、高等教育も受けている人たちが揃って正解できない。
そこには人の判断や思考を誤らせる10の本能があるからだと作者は言う。そして、その本能と、どうすればそこから抜け出せるかを、自分の経験も交えながら語る。
筆者は医師で世界の貧困地域の医療等にも関わってきた国際派。自分の知見の広さや正しさを訴える訳ではなく、自分の失敗や、自分が目撃した他者の誤りを語りながら、その失敗を避けるために何をするべきかを語る。
そして、もう一つは小さな行動であっても、少しずつその効果は表れているはずということだ。世の中がいつまでたってもよくならないと嘆くのは、事実を調べ、過去と今を比較してからにした方がいい。

もっとも同意できるのは、我々が受けた教育の「賞味期限」だ。我々が学校に通っていたのは30年前。その時の教育はその時に見えていた社会を背景にしている。30年経てばその世界は大きく変わっている。それは自覚しているものの、我々はどこかで、その30年前の知識を元に推定、予断しているものが多い。
古い情報に基づいて下された判断が適当ではないというのは、仕事をしていれば誰でもわかることだが、それが日常の自分の判断にも影響しているというのは、わかっていても、なかなか気づけない。
だからこそ、事実は変わる、それを最新にアップデートしていくことが大切だとこの本は教えてくれる。

[ 2019-05-08 ]

教育レベルの高い人でも事実に基づいて世界を見ることができていない。それは誰もが持っている10の本能による。
世界を正しく認識できなければ社会問題も解決できない。

10の本能に惑わされず、データを基に、データの裏の事実を考えて、正しく認識し判断しよう。

わかりやすくて面白かったです。ご一読をおススメします。必読の書ではないかとも思います。

[ 2019-07-17 ]

新たな発見多く、読む価値あり。世の中に対する誤解を解き、人間が持っている様々なバイアスが確認できる。

[ 2019-06-29 ]

この本は、己を知るための本、そう感じました。

多くの人にとって世界で起こっていることは、決して身近なことではありません。普段の生活の中で得られうる情報からしか他国のことを知ることは出来ないですが、情報を得ても、正しく理解できるかどうかは自分次第で、気をつけないと、本能に邪魔されて誤解してしまう、という話が書かれています。

日々の生活や仕事で起こる身近なことでも、本書に書かれた10の本能のために正しく理解できてないことも多いのではないかと思い、この本は、世界ではなく、己を知るための本だなと、思いました。

[ 2019-10-20 ]

データを基にして世界を正しく見る習慣について書かれている。印象に残ったのは、①4つの所得レベルという考えこそ、事実に基づく世界の見方を支える。②身長が伸び続けるわけはないように、人口も増え続けない。③悪いニュースが広まりやすいと知っておこう。④1つの数字をみるのではなく、ほかの数字と比較したり、割り算をしたりしよう。⑤犯人ではなく、原因を探そう。筆者のハンスの思いは、世界中のすべての人が事実に基づいて世界を見られるようにすること。多くの人に読んで欲しい1冊。

[ 2019-10-17 ]

わかりやすく、時にユーモアを交えて書かれていてあっという間に読めた。自分の知識のなさを痛感させれたがとても勉強になった。

[ 2019-09-25 ]

アップデートされた教養の一端を垣間見ることができる。自分の知識を日々アップデートするにはどうすれば良いか、と問うきっかけになる。

[ 2019-09-26 ]

「FACT FULNESS」
気になってた一冊です。

1.所得分布
知りませんでした。
図柄もあり、理解しやすかったです。

2.事実掌握の10個の視点
印象的内容は、目にみえる、例えばメディアの情報を
裏取りせずに、事実と思い込んでしまうこと。
ありがちです。

3.今の僕の思考で強化すること
①数値同士の比較、思考
②パターン、分類を疑う思考
③単純化→複眼思考
④事象→原因思考

中学、高校生の教科書として出会いたかった一冊です。

[ 2019-08-23 ]

自分の世界に対する常識が良い意味で壊された。
こんなにも世の中のことを知らなかったのだと。

日本でのニュース番組に対する考えも変わった。
ニュースは1週間に一度まとめてみるくらいが丁度いいのかなと思った。

[ 2019-09-07 ]

思い込み、先入観は、物事の判断において
捨てなければいけないものだと
気づかせてくれる本

ニュースやメディアの情報を鵜呑みにせず
自分で調べ裏付けをとる姿勢が
必要になってくるだろうと感じた

[ 2019-11-04 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-25 ]

今までの自分の知識はチンパンジー以下でした(・・;)

【ファクトフルネス】=事実とデータに基づいて世界を見よう

世界は4つの収入の差でステージ捉え方が変わる。

今の日本はステージ4で国民一人あたりの1番収入が多いステージ。

しかし、以前はステージ1に居た時期もあった。どの国にステージは時間と科学の進歩でどんどん上に上がる。

中国やインドもステージ1だった時期を終えて1や3、むしろ4まで上がっている人もいる。

今後、アフリカの貧しい国々もどんどんステージが上がる事は確実。

日頃のニュースに惑わされるな!社会の進歩は確実で、世の中は、世界は確実に暮らしやすい方向に向かっています。

[ 2019-08-27 ]

私も問題を解いたが2問しか会ってなくいかに自分が世界のことを知らないことが思い知らされた。分断本能、過大視本能など人それぞれの思い込みなどを書いておりなるほどっと思う部分も多い。是非読んでいない人は一度問題を解き自分がいかに世界のことを知らないということを認識しておくことが大事であると思った。

[ 2019-09-06 ]

現実の数字をみると、世界はそんなに悪い方向にむかっていない、ということを教えてくれる本。物事を評価する時は、先入観や思い込みを捨てなければならない(と頭ではわかっている)けれど、それがいかに難しいことなのか。事実に忠実に、冷静に、真実を見つめられるようにならなければと感じた。

[ 2019-09-16 ]

マーケティング視点からみても、
正しいデータを常にアップデートする必要性を
改めて痛感した。
思い込みがいかに悲劇や要らぬ心配を招くか。

一個人として。
思い込みを捨ててデータで正しい現実をみる為、
健康診断ついでに、アレルギー検査をしてみた。

20年間、蕎麦アレルギーを公言し続けた私は
何だったのか…。

ちなみに猫アレルギーも違ったよう。
たぶんノミかハウスダストが多いお家だったのだろう。
これからは思う存分もふもふする。

蕎麦はちょっと緊張するので、
まずは人の分を分けてもらうくらいのところから。

[ 2019-06-02 ]

様々な情報をどう見抜き、どういう考え方をしていかないといけないか。情報化社会の中、惑わされることなく、生きていけそうな示唆に溢れた作品です。

[ 2019-07-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-25 ]

曖昧な憶測じゃなくて、しっかりデータや事実に基づいて見つめ直そう!


直感で物事を判断してしまうタイプの僕とは反対の考え方で勉強になりましたー!

[ 2019-09-03 ]

メモ ファクトネスの大まかなルール
1.分断本能を抑えるには
大半の人がどこにいるか探そう
2.ネガティヴ本能を抑えるには
悪いニュースの方が広まりやすい
3.直線本能を抑えるには
直線もいつか曲がる
4.恐怖本能を抑えるには
リスクを計算
5.過大視本能を抑えるには
数字を比較
6.パターン化本能を抑えるには
分類を疑う
7.宿命本能を抑えるには
ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留める
8.単純化本能を抑えるには
一つの知識が全てに応用できない
9.犯人探し本能を抑えるには
誰かを責めても問題は解決しない
10.焦り本能を抑えるには
小さな一歩を重ねる

あくまでも世界を平均化してみると良くなっているとは言えるのだろう。
ただレベル1だろうと4だろうと1人は1人だとしみじみ感じる...

[ 2019-09-08 ]

今まで生きてきた中で、「ああ、たしかに思い込みしてる!」って気づかせてくれる事例が多々あった。
例えば第5章の過大視本能。
日々の仕事をしていく中で、1つの数字だけですぐに判断することがよくあったが、「比較」や「割り算」を踏まえ立ち止まって考えることができた。
情報が溢れている今だからこそ、より参考になった。

[ 2019-08-16 ]

巻頭にあるクイズから、自分がとんでもない勘違いをしていたことに気づかされ、引き込まれていった。

「なぜ、世界に対して間違った見方をしてしまうのか、またその対策法」について書かれた、いわばマニュアル本でもある。

筆者の豊かな経験とグラフを交えた説明により、とても興味深く感じられる話がたくさん載っている。温暖化・感染症・教育等等、複雑かつ大きな問題について幅広く触れているにもかかわらず、使われている用語はそんなに難しくない。サラッと読めてしまう。

しかし、ページ数の割に内容が薄いかなとは感じる。同じことを繰り返し説明しているせいか、読み応えがあまり感じられない点は玉に瑕かと。

[ 2019-10-13 ]

知識人でも物事をいろんなバイアスと通して見てしまっているというのを実感させられる本です。
過去に見た情報をいまだに持ち続けていたり、勝手に作り上げてしまったイメージで物事を見てしまうと事実とは違うとらえ方をしてしまうというのがいろんなエピソードを通して書かれています。
そこそこ分厚い本ですが、読んでいて目からうろこがおちるようなデータなどが載っているので、興味深くスラスラ読めました。
世界の見方だけでなく、実生活でも勝手な思い込みなどはしてしまっていると思うので、先入観を持たずに事実をしっかりとみるということが大切だなと思いました。

[ 2019-08-02 ]

事実に基づいて世界を見るべく、FACTFULLNESSの大切さを提唱。人間の本能を10種類に分類し、それらが誤ったものの見方にどのように結びつくか解説。

流行りの本ということで購入。統計的な事例を見ていくことで、実際に世の中がどのように勘違いされているか知ることができた。特に共感できた点は知識の定期的なアップデートが必要な点。例えば、かつて我々が習った地理の知識も今は使えないものが多い可能性がある。また、アフリカについても未だに単一地域として扱う傾向があるが、実際今では北アフリカなど発展している地域もあるため同じものとしてまとめることに無理がある。

惜しかった点としては、やや冗長なこと、著者自身が読者に対して煽っているような描写が散見されたこと、間違えた見方をする原因に対する言及があっさりめだったことなど。

[ 2019-04-27 ]

人間の脳は過去の思い込みや固定概念によって情報をフラットに見れていないことに気づかせてくれる本。
グラフやデータに対して本当にそうなのか、変な思い込みは入っていないかと常に考えるきっかけになった本。

[ 2019-11-04 ]

ファクトフルネス読了

私はこんなにも慈愛に満ちた家族愛と人類愛を知らなかった。

こういう類の本にあまり関心を持たなくなっていたのは事実。でもそれこそパターン化本能に囚われていたのかもしれない。

自己啓発やビジネス書の棚に置かれてるであろう本で涙が出るほど感動したこともなかった。(怒りや無力さに涙したことはあったけど)

世界を正しく理解する方法というノウハウ本や例示されている情報が参考になることは言うまでもなく、どの国、世代、立場の人にも読む機会を持って欲しいと思う数少ない本。

自分と向き合う本とも言えるし、世界と人生に前向きに向き合える本とも言える。

けど何より、その書き方、作り方含めて、本当に受け入れやすい状態を作ってくれていることに驚き、その理由を最後に再度理解することになる。

人の記憶に残るのはストーリーと冒頭に書いてある。この技をこんなにも素敵に駆使して、あとがきと謝辞で感動するなんて本はもうなかなか出会えないのではないだろうか。

この作者の意図に沿わないことを承知で書くとしたら、「最後数ページであなたは涙するかもしれない。」と。

経営者なら肩の荷が降りるかもしれない。学生ならより学び働きたくなるかもしれない。ビジネスパーソンならもっと仲間とこれを読んで仕事の話がしたくなるかもしれない。

とにかく人生で困ったらまた読みたい本だった。

ドルストリートもっとじっくり見たいし、多くの人に見てほしい。

https://www.gapminder.org/dollar-street/matrix

[ 2019-04-12 ]

思い込みや印象に囚われず、客観的事実を観察し世界を俯瞰すれば、ある程度正しいものの見方ができるようになる。

[ 2019-03-31 ]

この本は思い込みを乗り越えファクトをしっかり見据えた上、自分の思い込みを疑い、可能な限り確認すること。犯人探しをしたり誰かを責めても問題は解決しない。世の中をよくするのに簡単な方法はいくらでもある。
ファクトを見ると世界はどんどんよくなっている。
しかし、問題がないという訳ではない。実際に起こっているリスクをちゃんと見据えた上、行動しよう。
自分の視点:こういう本を読むと世界をますます見たくなる。冒険心を掻き立てられました。
ファクト然りエビデンスを見ることでテレビや書籍の捏造、思い込みを調べる習慣をつけよう。
マインドフルネスとの比較も最後に出てきたのは興味深い。
マインドフルネス瞑想は数ヶ月意識して行なっているが、ファクトフルネスも同様に実践するのには訓練が必要かと思うが、意識して行うことが重要。

[ 2019-03-28 ]

テレビのニュースやネットニュースぐらいしか見ていない自分にとって、いかに世界を見ていないのか改めて痛感させられました。
テレビでは、悪いニュースばかり報道させられて、あたかも悪いことが増加しているものとばかり思っていましたが、この本を通して、思考が180度変わった印象でした。
なぜ増加していると誤解を生むのか、この本では10種類の思い込みを紹介しています。
データに基づいた事実を知ることで、いかにテレビに踊らされているのか分かった本でした。

[ 2019-03-26 ]

自分がいかにバイアスをもって世界を見ているかを痛感させられた良著。数字の推移やパーセンテージをもとに、世界の実状をフラットに知るいい機会になりました。
フラットな情報をもとに経営判断をしていくことは非常に重要なので、3ヶ月に1回は読み直して視点の補正をしていきます。

[ 2019-03-17 ]

世界は一貫して良くなり続けている。
読み進める毎に、人類は決して停滞していたわけではないのだと
気持ちがどんどん軽くなっていた。
一方で、古いスキームに囚われ、知識のアップデートを怠っている人間の一人であったと反省した。

少し、世界の行く末が楽しみになった。

[ 2019-04-21 ]

情報が散乱している今の社会を生きていくためには、必須の本だと思う。
世界には悪いこともあるけれど、必ずしも悪いことばかりではないんだよということにこの本を読んで気付かされました。
読んでて面白かったです!

[ 2019-03-16 ]

自分が物事を「どれだけ知らないか」を思い知らされる本。
人がもつ本能で、どれだけ勘違いや間違った認識をしてるかがわかるから、これを読んだあとのニュース、本とかのインプットの質上がりそう。

[ 2019-03-29 ]

自分自身も勘違いしていることが多いことがわかりました。

この本が広まることに意味があると思いました!

ただし読みづらかったです。

[ 2019-03-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-02 ]

物の見方を単なる(それが故に極端になってしまう)二項対立ではなく、まず4つのグループ分けによって、世界の生活に対する、偏見があまりない、かつ、いつでも使える見方を与えてくれる。メディアなどが圧倒的な力を持つ現代で、学者である筆者が「疑ってみる」ということを我々に訴えかけてくる本である。世界は悪い方向にも向かうと同時に、ずっと良い方向にも向かっている。

[ 2019-10-02 ]

知識のアップデート=理解とは限らない。
アップデートはいつも心がけているが、それに基づいて行動することができるか。そこがポイントになってくるだろう。

[ 2019-06-16 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2019-02-22 ]


この本を読んでから世界の見方が変わりました。

いかに僕たちが世間を斜めから見ているか。世間を見ているようで見えていないか。

そしてそれを解消するにはどうすればいいか。

本書では「世界の事実」をまざまざと見せつけられます。
思っているよりも世界は平等に近づいていて、貧困はなくなっているし、どこの国でも電気は使えるし医療が受けられる。学ぶことだって出来る。


先進国⇄発展途上国
という区分をよくしますが、この差は縮まりつつあります。

なのに僕たちはそれを知りません。

なぜか?

バイアスがかかっているからです。
例えば僕たちは「先進国」「発展途上国」というように我々とあの国の人。
というように区別化、グループ化をしたがります。
グループ化すると、自分のグループ以外のことは、受け付けなくなってしまいます。
このように、グループ化してしまうなどのバイアス、思い込みをしてしまい、現実を見れなくなってしまう。

このバイアスは「事実」を見つめることで解消されます。

「事実」を注視し、観察することで、初めて現実を見ることが出来る。

これは世界の現実をみるだけではなく、全てのことに応用の効く思考法だと思います。
また、この思考法が広まることで、世界はより良くなるんじゃないかと考えています。
それは「事実」を見て「思い込み」を減らすことができれば、差別などの精神的被害は減り、事実をみることで作業は効率化すると思うからです。

この本は「世界の現実」と「バイアスの回避法」を多種紹介しています。

見えているようで見ていない。を回避したい。
世界の現実を知りたい。
バイアスを回避し、思い込みの激しい性格を変えたい。

そんな方は是非本書を手に取って見ると良いのではないでしょうか。

[ 2019-02-21 ]

物事の捉え方やデータの捉え方について10の法則を紹介してくれる本。 物事をカテゴライズしたり、単純化するのは本能的に行ってしまうので注意が必要なことや、焦り本能によって思考停止してしまうことには気をつけたいなと思った。 まとめてまた読みたい

[ 2019-03-01 ]

最近読んだ本の中で1番おもしろい!
人間はドラマチックな世の中を求めすぎているけど実際には世界人口の80%が予防接種を受けられていたり、80%が電気を使えてたり、自然災害による死亡率は減り続けていたり。

新聞記者やコメンテーターの統計を見ても実際に世の中を正しく見れてない。

数値などのファクトを通した目を養い、今なにが本当に必要なのか考えなくてはいけない。

[ 2019-02-19 ]

読み終えて、自分の世界の常識は事実と全然違うぞ!ということに気付かされた。わたしも世界をドラマチックにみてしまっている1人なのだと実感させられた。
この本を読んで、世界を知った気にならず、正しいデータをアップデートして、世界の常識を学んでいきたい。

[ 2019-02-25 ]

ポジティブ思考もネガティブ思考も、現実を直視していないという点では近しいと思う。
わたしの尊敬するビジネスマンに共通するのは「前向きな心配性」であることだ。現実に起こりうるリスクを見据えて、然るべき手を講じている。

これがなぜ難しいかと言うと、人には適切な判断を妨げる10の本能があるから。本書は、その本能を制御し、正しいデータに基づいて、真に立ち向かうべき課題を対処するためのメソッドを説いてる。

公衆衛生医師として僻地医療に心血を注ぎ、幾多の死線を超える中で確立したシンプルな世界の見方、理論と実践。軽快な語り口に垣間見える凄みに引き込まれ、夢中で読み進めてしまった。

わたしたちの世界は着実に良くなっている。だからそんなことにリソースを費やしている場合ではない。さあ、着実に差し迫った危機と冷静に向き合おう。世界をより良くするために。

[ 2019-02-18 ]

今現在、インターネットの発展で1日に目にする情報は莫大な量になっている。そして、人々はその情報から自分自身の関心フィルターを通ったものしか見ないようになっている。その情報量のうちの何%が真実なのか、また知らない間に様々なことに対して勘違いをしているということを認識できる本だった。

[ 2019-03-13 ]

自分がいかに偏見を持ち、本能のままに物事を判断しているかを自覚させられた一冊。
事実を的確に理解するには、筆者のように自分の知識に対して謙虚な姿勢で疑う必要があると思った。

[ 2019-07-28 ]

世界は思っている以上に平均化されつつある。一昔前の発展途上国はもういない。世界はもう良くなってきている。

[ 2019-02-16 ]

発売してすぐのこのタイミングでこの本を手に取れた事に感謝しかない。人類必読の一冊。これを読まないでこれからの社会を生きるはあり得ない。人の生き方、知恵からの恩恵の最たる地点にある本。そして何よりこの本に書かれた教えは絶対に忘れず日々実践していきたい

[ 2019-02-15 ]

人にはドラマチックを求める本能が備わっている。
その本能せいで人は目の前の事実を誤認してしまう。

人は二項対立を求めている。
この本能から解放されるには、中間層を意識する。
俯瞰でものを見る。

世界は悪くなっていると感じているだけ。
実際は、「悪い」と「良くなっている」が両立している。


恐怖を感じた場合は、落ち着いてリスクを計算する。
危険=質×量

一つの集団だけを見てパターン化するのは危険だ。
違う集団と比較する。

ゆっくりとした変化でも実は変わっている。

自分の意見に対してのマイナス意見を取り入れる。
深く考えすぎるとそれが答えだと感じてしまう。

誰が責められている時ほど、責任を求めない。

焦りを感じた時、一歩を意識する。

[ 2019-04-28 ]

目からウロコの本でした。

過去の古い情報をアップデートしないまま、古い情報で世界を見ていたのかと気付かされました。

世界の現状を正しく見るというヒントを得た気がします。
レベル4の生活をしていると、レベル1から3の生活を同一に見てしまう、という点に納得しました。私達はメディアから得られる情報によって自然と世界は良くなってないと思いこんでいると、感じます。
一つの情報で判断するのではなく、過去と比較し、良くなっているのかそうでないかを判断する癖を身につける必要があると感じました。

これからは正しく世界を知る為に、この本で得た知識、手法を駆使していこうと強く思います。

[ 2019-03-10 ]

世界中のニュースはネガティブなインパクトに溢れ、SNSを見ればみんな悲観してる。世界がグローバリズムの悪者だらけで、分断され、このまま進めば破綻する、というような世界観を持っている人は多いと思うし、私も持っていた。

でも、それって本当か?

この本は私たちの認識を、ちゃんと今まで上げてくれる。悲観的な世界観が、ひと昔いや、ふた昔前の教科書の知識や、本能的な考え方に依拠しているだけであり、世界はいま[悪い]が、ちゃんと[良くなっている]ことを教えてくれる。

データをもとに、焦りの本能を抑え、ちゃんと見れば世界は良くなっていること、そのことは心に平静を与えてくれるように思う。

ニュースに触れる時、そして自分が発信するとき、これは一方的な偏見を元にしてないか?認知を偏見を元に歪めてないか?その認識は正しいのか?自省したい。

昔、この人の動画をyoutube で見た気がする。美しいバブルチャートが、タイムラインに沿ってグリグリ動いていて、見ていて感動的した覚えがある。ちゃんと認知をアップデートし、資料を作るときに、人に説明するとき、なにかを判断するとき、この本を思い出したい。

売れてるし、売れてる本はやっぱり面白い。

[ 2019-02-11 ]

330ページ(出典や脚注を含めると400ページ)の厚めの本。
世界を知るためにとあると難かしく考えがちですが、所謂「先進国」の人々が「発展途上国」を正しく見ていないか気付かせてくれます。
もちろん世界を正しく見るための指南書ですが、
自分の生活や仕事でも使える視点としても十分使えますので難かしく考えず読んで見て損はしません。ちなみに日本はあまり出てきません。

[ 2019-04-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-03 ]

難解な本かと思いきや、とにもかくにも読みやすい。
普段ビジネス書籍をあまり読まない私でもさらさらと読める。
データデータなのかなと思いきや、筆者のエピソードや心理学の要素も多いからかな。

ともかく目から鱗。
ビジネス界隈や起業界隈の人たちはもちろん読むべきだし、子どもをもつ親も読むべきだし、これから社会に出る学生さんも読むべきだし、私はそのどれにも属さないけどそれでも世界の見方が変わるので、みーんな読んだらいいのにな~

[ 2019-03-28 ]

私もチンパンジーに負けてる。笑
ドラマティックな情報に踊らされず、
正確で重要な事実を捉えること。
自分自身も物事の捉え方にクセがあることを認識して
考えること。

長いけど、読みやすい。数字がなくてははじまらないけど、数字だけでは見失う。その背景にあることを見ること。まさに体現されてる。そうすると、こんなに分かりやすい入ってくるのか!

[ 2019-01-18 ]

世界を正しく見よう。そのために自覚しておくべき人間の10個の本能とそれを抑えるための話。著者の経験に基づきながら読みやすく進められた。
発展途上国はいつまで発展途上国なんだろって思っていたので、序盤からハッとさせられる。自分の常識は常にアップデートを意識していかないといけない。子どもに読ませたい本。

[ 2019-08-18 ]

飛行機が落ちたらニュースになるが、無事に到着してもニュースにはならない。世の中は悲惨なニュースで溢れてるけど、みんなが思っているほど悪くはない!
悲観的な勘違いをデータで正していく希望の書。著者は貧困地帯での医療従事経験もあり、悲惨な状況も目の当たりにした上で、世界は確実に良くなっていると主張する。
メディアは偏ったことしか報道しないのではなく、自分達が偏っていることに気づいていないのだという話に、なるほどな〜と思った。

[ 2019-10-27 ]

ベストセラーというだけあり、人間の思い込みや先入観と事実の違いについて、これでもかというほどの具体例が挙げられていくのは爽快。
最後にある、人間の陥りやすい本能に支配されないためのチェックリストは、ふとした時に思い出せるよう、写真を携帯に納めておいた。

[ 2019-04-29 ]

イントロダクション
人間は物事をドラマチックに見過ぎという話には、とても納得。著者の熱い想いが伝わるものであった。

第1章 分断本能
偏った見方をしたり、2つに分断させて物事を見てしまうことを知らず知らずのうちにしていたなと痛感。モノの見方を改めよ

第2章 ネガティブ本能
ポジティブなことよりネガティブなことに目がいってしまうのは、人間関係にもおいても同じだな。ただ単に楽観視することは違うが「良い」と「悪い」は両立することを念頭に置くべし。

第3章 直線本能
貧乏な人々を助けると人口は減る。なるほど。何でもかんでも憶測で判断するのは危険だな。

第4章 恐怖本能
恐怖本能は諸刃の剣。まさにそうだと思う。事実を正しく認識し、恐怖と危険をを分けて考えるべきだ。

第5章 過大視本能
数字を見るとき、目の前のその数字だけを見るのではなく比較と割り算を行い数字に意味づけをしていく。

第6章 パターン化本能

[ 2019-08-16 ]

やはり数字で見ないと真実は分からない。
テレビでやっている事実が真実とは限らない。
これほどにも感覚は環境によってブラされることがよくわかった。自分で調べて初めて真実となる。

[ 2019-01-14 ]

物心ついたときから経済が成熟した国に暮らしている現代人の必読書
特に政治家、企業の役員、マスコミ、マーケター、投資家、フェイクニュースに騙されたくない人にはおすすめ

[ 2019-07-25 ]

内容は会社で日々口酸っぱく言われることがほとんどだがどれだけの人が実践できているのか。
偏った見方で見られがちなこの世界への作者の愛を感じた。

[ 2019-06-06 ]

話の内容もとてもためになるものだったが、それ以上に翻訳本なのにフランクな言葉遣いで読みやすかった事に驚いた。原著がそうだというのもあるだろうが、訳し方がとてもうまいのだろうと思う。

[ 2019-03-17 ]

号泣。本でこんなに泣いたのは「アルジャーノンに花束を」と「その日の前に」以来か。このオヤジ熱すぎる。そしてその熱が伝わってきてこっちも熱くなってくる。

世界は捨てたもんじゃない。でもやるべきことはある。という事がよくわかる本。ずっと探していた答えをこんなにもわかりやすく整然と見せてくれたことに心から感謝。旧時代に、生き残るために人類が備えた数々の本能。そのうちのいくつかは現代では理性をもって抑え込む必要がある。それによってメディアに踊らされず、事実の一側面のみに捉われず、全体を観て行動できるようになること。FACTFULNESS。いつも出来るかは自信がないけれど実践しますよオヤジさん。

他人とは涙腺スイッチのポイントがズレていることは自分でも認識しているが、泣くかどうかは別にしてとにかく名著。ぜひ手にとってみて頂きたい。もしかしたらこの本から世界は変わり始めるのかもしれない。

ちなみにこのオヤジ、本の完成を待たずに逝ってしまっている。スウェーデンに行く機会にはぜひ墓参りしたい。

[ 2019-06-02 ]

 驚くべき事実、というのは多くの人が知らなかった事実である。知らなくてよかった事実という意味でも、知らないのが当然の事実という意味でもない。
 間違ったことを教えられたわけではなく、知っているつもりになっている事実、大昔は正しかった事実にまだ振り回されて正しい判断ができなくなっている。
 問題解決は現状把握から。現状把握は、事実で構成されなければならない。もう一度、「事実を正しくみる」ことを学ぶことを促す一冊だった。

[ 2019-02-11 ]

自分も間違った認識を持っていることに気付かされた一人です。大量のデータのため全ては入ってこなかったけど部分部分で納得することが多かった。

[ 2019-03-19 ]

自分がいかに偏った思い込みの中で生活しているかがわかる一冊。

世界の実情についてトップ層の人でも結局イメージでしか語ってない(自然とそうなってしまう)ことがありうるということで、しっかりとデータを見る大切さを教えてくれる。

著者の実体験を元に書かれており、人間が陥りやすい錯覚(偏見)10個を分かりやすく伝えている。

悲観的に見やすいというのはかなり頷けたし、世界の貧困を例にとっていたが、自分たちが思っているほど悲観的な状況ではない実態であった。常にデータを根拠に判断するのは骨が折れるが、自分たちが陥りやすい錯覚を分かっておくとちょっとしたブレーキになって、事実をより正しく認識できる気がした。
自分も、一歩止まって考える癖をつけていきたい。

[ 2019-02-09 ]

とても内容のある読み応えがあった本である。
人には10の本能があり、それらを抑えることで世界の真実が見えてくる。最初に問いかけられた問題を初めて考えたときに世界は悪い方向に傾いてる、世界には裕福と貧困の二つに分断されているなど考えていたが、それらが全て自身の本能から起こる勘違いだと気付かされた。

[ 2019-02-20 ]

いい本。正答率3割以下はチンパンジー理論は伝わりやすい煽り文句の発明だと思う。これに限らずわかりやすくまとめられていて読んでいて楽しかった。
日本語訳の言葉選びがたまに時事ネタな感じなのは気になった。その分わかりやすいんだけど、本の賞味期限が短くなってしまう。

[ 2019-07-10 ]

作者が言うようほどの大げさなバイアスは自分には無い。
西洋人はこんなことを考えてるんだ…へぇー…
みたいな新たなバイアスが出来たかも笑

[ 2019-01-26 ]

データに基づいた数字や事実へ目を向けて、世界を正しく見る。当たり前と言えば当たり前なのだけれど、実はこれ、言うは易く行うは難し。
本書の「イントロダクション」にある13の三択問題のうち、ワタシが正解したのはたったの4問。でも、どうやら教養人と言われている人でも同じような正解率で、ランダムに選択肢を選ぶチンパンジーの33%より低い。この要因はズバリ思い込みというバイアスで、TEDでおなじみの著者はこれを人間が持つ10の本能に読み替えて、解説と対策を論じている。「分断本能」の項などは、かの国の大統領にぜひ読んでいただきたいところ。

ニュースもネットだけという人も少なくない中、天国にいる著者の懸念は、ますます深くなっているように思う。著者の論では、世界の雑音から自身を守るために、人間は「関心フィルター」を備えているが、本能を刺激する情報はフィルター上にある穴を通り抜けてくるらしい。これをふまえて考えてみると、情報源などをネットだけに頼ったとき、自分の関心のあるニュースばかり読んで、関心の低い情報はフィルターどころか、かの国の大統領のように壁を作ってシャットダウンしてしまう危険性が生じる。こうなると、視野はますます狭くなって、「世界を正しく見る」ということから離れる一方ではないか、という気がしてくる。

話が本書のことから大きくそれたついでに、もう一つ。
著者の指摘は人間関係にも当てはまることではないかと。噂(特に悪い噂)の多い人というのは、どこにでもいるけれども、実際に会ってみたら実は全然悪い人ではなかった、という経験はままある。確かに噂が立つような要因は過去にあったのかもしれない。でも、そこは著者が指摘するように数字やデータは常に変動するものなのだから、常に知識をアップデートして、無駄で不要な思い込みは消し去る努力をすべきところなんだろう。

[ 2019-03-25 ]


10の視点で事実を見る方法を学ぶことが出来た。
自分自身が今まで、いかに「イメージ」だけで物事を取られてしまっていたのかを、改めて実感させられた。
客観的な事実、数値を元に物事を判断する習慣を意識して心がけたい。

[ 2019-01-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-23 ]

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[ 2019-03-20 ]

時間がかかったがようやく読了。とても勉強になる内容だった。分断本能と単純化本能はすごく自分にも当てはまると思った。

[ 2019-03-20 ]

物事を批判的に考えるべきという声はよく聞くけど、この本はどのように批判的思考をするべきかわかりやすく教えてくれる本だった。情報を取捨選択して自分の頭で考えて事実を導き出すことは口で言うよりもずっと難しいことだと思うけど、ファクトフルネスを習慣にすることでだんだんできるようになれればいいなと思った。

訳者あとがきに従って自分が本能に支配されたエピソードを考えてみる。ありすぎて書ききれない。しかもどれも些細なものばっかり。ファクトフルネスな考え方ができるようになったら日常が大きく変わりそう。

[ 2019-07-19 ]

自分がいかに「思い込み」によって物事を判断しているかがよく分かった。若者にも、頭の固くなった熟年の方にもぜひ読んでほしい良書です。

[ 2019-04-24 ]

370ページの注で本書が影響を受けた著作と著者名が載っています。著者名を引いてみましょう。

ダン・アリエリー、スティーブン・ピンカー、エリオット・アロンソン、キャロル・ダリウス、ダニエル・カーネマン、ウォルター・ミシェル、フィリップ・E・テトロック、ダン・ガードナー、Jonathan Gottschall、ジョナサン・ハイト、トーマス・ギロビッチ

この辺の名前をおさえている人は読む必要はないかもしれません。面白いですけどね。ちなみにJonathan Gottschall先生は『人はなぜ格闘に魅せられるのか』が翻訳されてます。

これらバイアス研究の本を参考にしたわりには、対応が「ひとりひとりがちゃんと考える」的な感じなのは残念なところです。バイアスについての知識は自らのバイアスを減らさない、というのはすでに確かめられていて、これに触れてないと説得力が ないです。

[ 2019-04-02 ]

15:Twitterで評判が良かったので。知っていることもあったし、意外に思えたこともたくさんあった。これは読んで良かったな……

[ 2019-02-14 ]

まずは質問 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう? A.20% B.40% C.60% チンパンジーの正解率は33%で始まるハンス.ロスリングさんのTEDは大人気でした。2017にご逝去されましたが、データー統計問題で揺れる我々に必読かもです。

[ 2019-01-22 ]

データから世界で起こっている出来事を正しく読み取る力、データを正しく扱う力を培うことができる本だと思いました。また、物事の核をついているとも感じました。
例えば世界の絶対的貧困について、なぜ起こっているのか・どうやって解決していくのかが書かれた本は何冊か見たことがありますが、この本ではそのような方法論ではなく、なぜ解決することが大切なのかという本質が読み取ることができます。
本屋で最初の数ページ読んだときは正直あまり興味をそそられませんでしたが、何となく購入して、読み進めるうちになぜこの本がこんなにも話題になっているのかがよく分かりました。

[ 2019-02-22 ]

読みやすく、あっという間に読み終わった。
でも、事実を事実として捉えることの難しさ。
いかに私たちが雰囲気で、ドラマティックに、画一的に、昔の知識で世の中を見がちなのか!
筆者自身の深い後悔の話も、胸に残る。
時に誤った世界の味方のせいで、人の命に影響がある時もあるのだ。
さてさて、この本から何の教訓を得るか。
世の中のポジティブな変化を受け入れることは、問題から目をそらすことではない。
むしろ、問題解決のために必要なのだ。
なぜなら、ポジティブな側面を見ることは、自分もその一助となってコツコツ積み重ねるモチベーションになるから。
あとは、不安になった時焦った時こそ、意識的に目の前をしっかりみた方が良い。
学び続けよう、

[ 2019-08-19 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-10-26 ]

最高の遺書。
私たちがどのような本能(ものの見方・考え方のクセ)を持っているのか、実際のデータをもとに顕わにしてくれる本。
物理的なサイズは大きいものの、図表がふんだんで表現もわかりやすく、サクサクページが進んでいく。
第一線で働くビジネスパーソンはもちろん、主婦やリタイア後の人たちにも読んで欲しい。

[ 2019-03-10 ]

この本で学んだこと
自分が認識していることが世界の事実であるか今一度考えよう。
人間は本能的にドラマティックな情報を欲しがることを知ろう。
与えられた情報が正しいのか考えよう。
自分自身を批判的に観察してみる。

[ 2019-09-16 ]

 ハンス・ロスリング氏(故)の著書です。"factfulness"とは事実に基づいて世界の現状を正しく見ることです。

 例えば、世界はどんどん物騒になっていくという見方(ドラマチックな本能)を持つ人がいるますが、実際は8~9割の人類が人間的な生活を送れています。そこでドラマチックな本能を10の項目に分けて、その抑え方を学び、事実に基づく世界の見方を手に入れます。

 そして最後にfactfulnessの実践として、「謙虚さ」と「好奇心」を持つことが大切だと書かれています。
 「謙虚さ」とはこの本に書かれている10の本能を抑えて事実を正しく見ることの難しさに気づくこと。
 「好奇心」は新しい情報を積極的に探し、素直に受け入れて自分をアップデートすること。
 これらを実践することで、世界を前向きにみることができ、真の問題点を判断することができるようになります。

 感想として、10の項目について実例を交えて記されており、さらに各項目の最後に要約と対処法が端的に書かれているのでとても分かりやすかったです。
 特に「分断本能」と「焦り本能」が重要かなと感じました。、中でも「焦り本能」は場合によっては致命的な間違いを起こしやすい項目なので、今すぐ決めなければならない・相手にせかされていると感じたら、まず深呼吸して自分の焦りに気づくことが大切だと思いました。

[ 2019-02-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-08-29 ]

本田圭佑選手が読んで勉強した書籍がこちら
60億人にアプローチできるようなプロジェクトのため、
本田選手が受けた気付きとは?

[ 2019-04-04 ]

自分の思い込みを疑うべき。データに基づいて、正しく理解する方法が記載されている。

今の時代は、宗教や思いこみを信じるより、データを信じる、思いこみを疑う、という流れなんだと思う。

[ 2019-10-08 ]

2019年1月に発行され増刷を続け、世界で100万部超の大ベストセラーで有名な「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」を読了。

ファクトフルネスとは「世界を正しく見るための習慣」
この本では10のファクトフルネスを提唱している。

その中で私自身が重要と感じたのは、

・分断本能
→「途上国」と「先進国」、「貧困層」と「富裕層」、社会に溢れる二項対立の情報を受け入れてしまう
・ネガティブ本能
→世界の大半の人は「世界はどんどん悪くなっている」と考えてしまう。実際は、「世界はどんどん良くなっている」
・直線本能
→「世界の人口はひたすら増え続ける」と思い込んでしまう
・単純化本能
→世界を一つの切り口で考えてしまう。「平等」というシンプルで美しい概念も、「格差」があらゆる問題の元凶だという単純すぎる考えに繋がり、資源の再分配によって何でも解決できると大きな過ちを犯してしまう

世界で溢れる情報をただ受け取るだけでなく、正しいデータに基づき自分で咀嚼していく事が求められる現代社会。日本はすでにレベル4(著者は世界の生活レベルを1〜4に分類)。知識的にも無防備な状態で様々偏った情報にさらされていると、最終的に誤った思考を持ってしまう恐ろしさを感じました。特にメディアやジャーナリストの偏った報道やニュースのように。

[ 2019-03-13 ]

タイトルからデータ分析の新しいアプローチかな程度で手にとったけど、内容はいかに世界の見方、情報、常識が20年前のままで止まっているかということを思い知らされた。すごく刺激的で面白い一冊。

冒頭の13の質問に答えてその回答する形式からスタートし、なぜそのようないわゆる「思い込み」から判断してしまうのかということを10の本能から説明している。

ギャップマインダー自体は知っていて自分では世界の見方をアップデートしているつもりだったけど、冒頭の質問の回答率はチンパンジーを少し上回るくらい笑
情報が溢れている中で「モノの見方」って本当に大事だな、って思うと同時にこの本の内容を色んな人に知ってもらいたいなと思った。

[ 2019-08-18 ]

なにこれめっちゃおもろい。

格差は拡大しているが、新興国の生活水準は確実に向上している。

思い込みを破壊してもらいました。

読みやすいし分かりやすいし本当に面白い。

[ 2019-04-14 ]

数日かけてゆっくりと読んだ。読み進める度に自分の意識に変化を感じ、全部読み終えた今、脳がぱーっと開いたような感覚。普段自分が考えていた悩みにも答えをくれて、そして新しいたくさんの気付きを与えてくれた。日々の生活の中で、何度も読み返しては自分に染み込ませていこうと思います。本当にありがとうございます。

[ 2019-04-12 ]

知らないことを知るのが読書の価値なんだとすればこんなにも1冊の本を読むうちに自分の常識を覆される経験をしたことは他にはない。それだけ自分がいかに自分の頭で考えているつもりになっていたか、いかに情報を鵜呑みにしているかを何度も目の当たりにした。そしてその事実を知ることが出来ただけでも本書を読んだ意味は大きい。「世界は段々と良くなっている。」こう言われて違和感なく受け入れられる人はどのくらいいるのだろう?自分や人間が持つ本能とマスコミが持つ性質を理解し何度も考える、間違ったとしても許すことがこれからの世界を良くする為には必要なのだろう。ファクトフルネスを使えるようになるにはやはり訓練が必要かと思うが好奇心と謙虚さ、まるで生きる教訓のようにも聞こえるシンプルなこの2つを体現することが大切だと思う。もちろんなかなか難しいのだが。まずはこの本を読んだ人から始めるべき、それくらいこの先の人類に必須のものの考え方と言っても過言ではないと思う。また世界の中から見たら自分がどれだけ恵まれた環境に居るのか知ることが出来る。

[ 2019-05-16 ]

世界を正しく見るために欠かせない一冊

人間の本能について考え、正しくデータを見ることの重要性が分かりました

自分の仕事分野を学ぶだけでなく、幅広く知識をつけていきたいと思いました_φ(・_・

★4.0 2019/5/16

[ 2019-02-22 ]

世界の見方が変わった。
決して過度に悲観的になる必要がないことがわかった。

特に分断本能・直線本能・犯人探し本能はピンときた。

[ 2019-01-31 ]

平易だけど、難しい。

ありとあらゆるものは常に変わり続けているけれど、
私たちの思考や視点はともすれば偏った方向に固定化されがち。
この本はその事実にマクロな視点から気づかせてくれます。

大切なのは、情報と同じように、自分を批判的に見ること。

[ 2019-04-18 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-17 ]

思い込みによる偏見を排除し、事実を正しく知り、そこから物事を考える事の大切さに気づかせてくれます。加えて取り上げられているほんの一部の情報で物事を判断しない事も大事なのだという事を肝に銘じておくべきなのだと感じます。

[ 2019-06-14 ]

ベストセラーで話題になっていてどんなもんかと思って読んだけど、まぁ目次と各章のまとめを読めばだいたい理解できる。本文はその具体的な事例でまさにファクトであり、エビデンス。最後のイラストで10の思い込みを1ページに整理してあるものを頭に入れておけば良いと思う。
何事も良い意味で疑って考え(クリティカルシンキング)、物事の因果関係をしっかりと捉える必要がある。

[ 2019-05-22 ]

本能に囚われず、物事の本質を見よう。そのためには10の心構えが必要だ、という具合でした。

本の中で様々な人間の本能について説明されています。確かに思い込みを抑えるのは難しいです。それらを抑え込むためのツールとして受け取りました。

ビジネス書として評価されている理由は、上記のようにツールとしてだけでなく、これからの時代を生きていく上で、知識をアップデートしなくてはいけないと諭してくれているところだと思います。我々が生きている世界はどんどん変化していくため、順応するためには知識のアップデートが必須、そのためには本質をしっかり捉えようというものです。FACTFULNESSというタイトルも良かったですが、UPDATEでも良いのではないかと思える良書でした。

[ 2019-01-19 ]

人間の目はバイアスあり。
それは治すことは難しいので、ファクトに基づく姿勢が大切。

あと常に知識をアップデートすることも必要だ。

[ 2019-11-11 ]

人間は本能的にネガティブなニュース集めが好き。
原始時代はそれで良いが、現代社会では不必要な煽りは弊害をもたらす。何となく分かる。近所のオバちゃんは他人の離婚の話をしたり若者はネットでせっせと反外国人ニュースや反老人ニュースを集める。無駄な遊び。

[ 2019-05-30 ]

今年の読書テーマのひとつに「売れてる本を読む」というのを掲げた。売れてる本には売れてる理由があるからだ。売れてる理由を探るのも楽しそうだし、普段手に取らないジャンルの本も読めそうだし、あとは単純に、売れてる本を選べば「超つまらない本」をうっかり買ってしまうことを避けられる。
この本はもう、いかにも売れてる本だった。帯に「世界100万部超の大ベストセラー」と書いてあるし、「ビル・ゲイツ大絶賛」とまで書いてあるし、こりゃあ1ミリの疑いもなく売れてる。電車で見かけたこの本の広告には、「世界の平均寿命は、現在およそ何歳でしょう?」とか、「世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?」とかの問題文と選択肢が並んでいた。ああ、世界のことをそういうふうに勉強する本なのね。世界情勢にはまったく詳しくないし、そういうことを勉強するのはまだ先でいいかなとのんきに思っていたので、正直そこまで惹かれはしなかった。だけど買った。「売れてる本を読む」というテーマを掲げてしまった以上、こんないかにも! 超売れてます! な本は手に取るしかなかったからだ。
まんまと引っかかった! 全部引っかかった。私は私の思い込みにがっちがちにとらわれて生きていた。頭の中で洗濯機がぶんぶん回って、ダバーッ! と水が抜けて、新しくてきれいな水がドバーッ! となだれ込んでくるみたいな本だった。
世界は私が思うほどドラマチックじゃない。だから、本当に悲しむべきことは何なのかを見極めなければいけないし、実は喜んでもいいことを見つけなければいけない。私は世界のことを何も知らないけど、世界をどうやって見ていけばいいかが少しだけわかったから、そういうのがわかるとやっぱり、知りたくなるよね! 半径数メートルの手が届く範囲にすっぽり引きこもりがちな私が、もう少し広い場所に出てこの目で世界を見てみたいと思えるようになるくらいには、視界をごっそり洗われる一冊だった。

【読んだ目的・理由】売れていそうだったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.7
【一番好きな表現】
謙虚であるということは、本能を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいかに気づくことだ。自分の知識が限られていることを認めることだ。堂々と「知りません」と言えることだ。新しい事実を発見したら、喜んで意見を変えられることだ。謙虚になると、心が楽になる。何もかも知っていなくちゃならないというプレッシャーがなくなるし、いつも自分の意見を弁護しなければと感じなくていい。(本文から引用)

[ 2019-02-24 ]


これまたABDで読んでみました。
具体が何よりしみる本。
自分に見えている世界がいかに自分の解釈で形成されているかを実感できました

[ 2019-03-08 ]

世界を示す統計に関する事実と人の認識との間の大きな隔たりを示しながら,本当の世界の姿と人間の本能が引き起こすバグとその対処(ファクトフルネス,事実に基づいた物事の見方)を教えてくれる.


10の本能:分断,ネガティブ,直線,恐怖,過大視,パターン化,宿命,単純化,犯人探し,焦り

・社会科学には賞味期限がある
・世界を4つの地域・4つの所得レベルで分けてみる.先進国・途上国のような見方では不十分
・所得のレベルだけでみると下から二番目のレベルが最も多い.
・「ドルストリート」
・世界は思ったよりも良くなっている.ほとんどの人がそれなりの医療やインフラ,教育を享受できている.
・中南米が自分の想像よりも発展している.
・ジャーナリストも権威ある学者や政治家も事実に基づいた世界の解釈をしていない.
・これからはアジア,アフリカ(レベル1〜3)

[ 2019-08-03 ]

散々言われてることではあるが、現在の情報を確認することが重要か。
もちろん数値だけではなく感覚も働かせることの重要性も説かれている。

[ 2019-02-15 ]

これからの時代を生きるためにはFactfulnessの姿勢を保つ必要がある。
Factflness実践のための例題集はとても参考にになった。
自分がいかに少数の法則に支配されて生きてきたかを実感した。

[ 2019-09-11 ]

噂に違わず、世界の見え方が変わる書籍だった。
著者のハンス・ロスリングは書籍の完成前に亡くなられましたが、このような素晴らしい作品を残してくれて感謝。

[ 2019-02-12 ]

凄く、為になる本だった。
自分が如何に色眼鏡をつけた状態だったかが、
よくわかった。

最初の知識調査テストでは、まんまと作者の狙い通りの
解をだしてしまった。

世界中の貧困層の人口はけして、広がっていない!
世界の乳幼児の死亡率は劇的に下がってきている!

世界は少しづつ、よくなっているのに、
メディアや識者は、あたかも悪くなっている様に
見せかける。
なぜなら、人は平凡な幸福より、
ドラマチックな悲劇の方が注目してしまうから。

アフリカを自然の王国で、未開の地である。
イスラム教の女性は、みな顔を隠し肌の露出を
極端に避けている

といった、いわゆるステレオタイプの人間は
この本を読むと目からウロコだと思う。

物事の本質を捉える為に、冷静に。
感情的にはならず、データをキチンと比較しよう。

そして、切り取られた一部のデータや
明らかに、誤解させるようなデータが
ある事にも気をつけよう。

この本は、多くの人に読んでもらいたい
素晴らしい本だおもう。

[ 2019-03-27 ]

『木を見て森を見よう!』

人間には10の本能があり、それらが引き起こす思い込みによって、多くの人は世界を正しく見ることができていない、という内容です。

私たちの多くは、様々なメディアを通じて世界でいま何が起きているのかを知ります。インターネットが広く普及し、ひと昔前と比べて格段に多くの情報にアクセスすることが容易になった現代だからこそ、安易にそれを鵜呑みにすることなく、自分の頭で考え正解を導き出す習慣を身につけなければいけません。

チンパンジークイズの中で、自分が如何に頭を使っていないかを自覚させられたのは質問6です。(ネタバレになるので詳細は控えます)

国連の要職にいる人たち、情報の発信源となるメディア関係者でさえ、少なからずバイアスに影響されて間違った認識を持っているとはちょっと驚きでした。

[ 2019-02-01 ]

Amazonで長いこと売れているらしいから読んだ。人の関心フィルターを勝手に通りぬける10の本能がある。通り抜けた情報は、事実に基づく判断を自分でやらなくてはいけない。

[ 2019-01-30 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-03 ]

”ビル・ゲイツ”、”バラク・オバマ”、大絶賛、という帯に惹かれ少し立ち読みしたら面白かったので購入し読んでみました。

保健衛生や地球環境を例に、世界の現状をはじめとするあらゆる事象を「思い込み」で考えることに強い警鐘を鳴らした一冊、私も幾らかハッとしました。
(特に人口増加については、恥ずかしながら完璧に思い込みで”増え続ける”としか考えてなかった。また世界の昨今の急速な変化に慣れ、乗り遅れないようにしないと大変な失敗にハマるので、マジで気を付けないとって思いました。)

(データが正しいものとしたら)、あらゆることを真剣に考える際は、正しいデータを正面において考える。決して今の思い込み考察で物事を語っちゃいけないというシンプルなアドバイスでしょう。(テンパってるときは要注意、データを自体の傾向の思い込みで処理しないよう要注意とあったのでこのあたりも気を付けよう。)

同時に、データ自体の信ぴょう性、真偽性を意識することが重要でしょう!
(都合のいい嘘っぱち統計は山ほどあったりするので。。。)

こういった冷静な知見能力はトレーニングあるのみでしょうか。
なんだか自己啓発書/ビジネス書的な本でもありました。

[ 2019-03-27 ]

最近読んだデータの読み方、グラフの読み方といった「統計に騙されない本」の類書かと思っていたのですが、そういった内容を超えた自分自身の意識、判断のよりどころの振り返りにまで及んでおり、非常に面白く読みごたえがありました。繰り返し読みたいですし、子どもにも読ませようと思っています。

[ 2019-04-05 ]

文字が多い割に情報量や新しい発見が少なかったです。
すべてデータに基づく正しさと、そこの認識との歪みを素通りするのは良くないかなぁと思いました。データではこう!と言えても、へーで終わってしまう。
という一面と、その歪み、そのへー!をどう使うか、視点の変換という発想は使っていきたいと思います。

[ 2019-04-14 ]

FACTFULNESSに書いてあるFACTとされているコトがFACTであると誰が決めるのでしょうか。スウェーデン人の著者が挙げるデータがFACTであると誰が言い切るのか。分かりました。そんな事を言っていても始まらないので、一旦FACTであると信じてみましょう。
読みやすいが故に分かりやすいが、中にも書かれているように、ニュースと同じような危険性を孕んでいる。結局、何をFACTとするか次第だし、それってその人の都合で成り立ちがち。なので目で見たものをFACTと信じるしかない。すると、世界の女性の就学率などFACTになりようがない。
のではないでしょうか。

[ 2019-06-10 ]

分断本能、ネガティヴ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人捜し本能、焦り本能などの思い込みにとらわれることなく、ファクトフルネスと事実に基づく世界の見方ができるようになる術を学べる本ということで、なかなかためになりました。

[ 2019-02-14 ]

世界のことをこんなにも知らなかったのかと思い知らされました。特に「私たち」と「あの人たち」に分断されているのではないということが何より驚きでした。

正しくデータを読み取り、メディアに振り回されないためにも多くの人に読んでほしいと思わされました。

[ 2019-02-17 ]

多くの人が古い知識や思い込みにより世界を誤解している
最貧国の数は減り、平均寿命や教育率は上がっている
事実として世界は徐々によくなっている

同時に世界には貧困に悩む人がまだ何億人もいる
データに基づいて適切に行動することでより良い世界を作れる

[ 2019-03-17 ]

冒頭の質問で、自分がいかに重要なデータを正しく知らないか分かり、本の内容への好奇心が一段と高められた。
他の本などで、世界が昔に比べると格段に安全で暮らしやすくなっていることは知ってはいたが、実際にデータを用いてどれくらい良くなっているかは知らなかった。

限られた時間の中で、実際にデータを自分で調べて正しく判断することには限界があるが、メディアがドラマティックな内容を報道しやすいだとか、ネガティブな情報は拡散しやすいといった人間の本能的な部分は常に気を付けながら情報を捉えるようにしていきたい。

[ 2019-01-24 ]

今までにない視点で物事を考えさせてくれる本

さまざまなバイアスによりわれわれの認識が歪んでいることを知って、きちんと考えようとおもった。

特に、
焦りやネガティブ、直線や単純化というのは陥りやすく、気をつけたい

ゼロベースで、相手も知らないかも、という視点できちんと考え、よく言われる話、が何の当てにもならずきちんと自分で考えることの大事さを実感した

[ 2019-04-30 ]

流行りの本ですがありがちな薄っぺらさはなくこれからの新時代にふさわしい教養を示してくれる本だと思います。

[ 2019-08-11 ]

この本のある程度の内容は事前に知ってはいたけれども、読んでみると思ってた以上に自分が勘違いしているものがたくさんあるんだなと気づいた。

データを見ずになんとなく、
テレビで言ってるからなんとなく、
昔々の学校でこうやって習ったからなんとなく…

みたいなことが実は違っていたことに驚いた。

また、言われている数字なども本当にその通りなのか、違う視点でまた考えてみるということも大事だと思った。

読んでよかった本の一つです。

[ 2019-08-08 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-05 ]

思った以上に 私たちは思い込みに
囚われて 正しい姿を客観的に見ていないんじゃないか
と気が付かせてくれます
自分の頭の古さを再確認しました

[ 2019-02-10 ]

例も多く読みやすい。これを読むと世の中を知りたいと思うと思う。「誰もが嘘をついている」と合わせて読みたい。

[ 2019-04-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-25 ]

「サピエンス全史」でユニークな視点に刺激を受け、「葉桜の季節に君を想うということ」で固定観念が誤った世界を作り出してしまうことを思い知った。
「知ってるつもり―無知の科学」で身近な物事ですらまともに説明できないことを強く自覚させられた。

そして、この本。
昔の常識がそのまま今の常識と勘違いしたままの、真実ではない間違った思い込みを改め、世界の本当の姿の見方を教えてくれる。

社会と経済が進歩すれば文化や価値観が変わる。
日本が変わっているのは体験によって実感しているが、世界の大きな変化に気づくのは遅れがちだ。
なので、世界の中で日本はどうあるべきかの判断を誤るのだ。(多くの先進国も同じだろうが、、)
アフリカの成長具合などは、日本より中国の方がよっぽど見えているのではと感じる。

「正確で重要なデータにこだわろう。」「最新のデータに基づく世界の見方を子供たちに教えるべきだ。」と著者は言う。
そのためには、データそのものの信頼性と、データを計測し発表する人達の信頼性を守ることが効果的な判断をする上でとても大切になる。

ただ、最近の日本の統計データは信用度が低下しており、本当にそうなの?という不安がつきまとうのが残念でならない。

「メディアを信じて世界の姿を決めつけてはいけない。」とも著者は言う。
じゃあ何を頼ったらいい?
日本のメディアだけでは偏るのは間違いない、他国のニュースも時々覗いてみよう。

[ 2019-02-10 ]

世界中の『いま』の事実を正しく捉える上で、自分たちが本能的にどんな過ちに陥るのかについて知る本。種として生き残るために授かったヒトとしての素質だったはずなのに、グローバルで多様化された社会で他者と共生し、共助をしていく上ではデメリットの方が多いというのはなかなか頭が痛い話。
また、メディアがその本能に働きかけているのは自覚があるし、その批判は「ごもっとも」と受け入れるつもりで読んでいたが、ハンスさんは冷静で、情報を受け入れる側に対する批判的な視点も忘れてなかった。ある意味でこれはメディアリテラシーの本だと思った。

訳者のひとことも心に刺さった。「自分は本能に支配されてた、と過ちを認められる社会へ」。私はこれだ、と思った。この種の過ちはかならず起こる。だから、過ちをした人を寛容しない社会ではなく、間違えてしまった人をしなやかに受け止めて、対話し、一緒に同じ道へ歩み戻るような流れを普通にしたいなと改めて思う一文だった。

[ 2019-11-08 ]

話題の本だったので読んでみた。ボクらはしばしば世界を誤解したまま生きている。というか、みんながおんなじ方向に誤解している。これは、人間の本能的な認知の仕方によるものだ。だから、自分の認知の仕方を知り、事実に基づくデータに触れることで、世界を正しく理解する必要がある。間違ってた世界観のせいで、とんでもない決断をする前に。

[ 2019-02-27 ]

データがいつのものなのか、誰が作ったのか、サンプル数はいくつかなど、自分の関わることでは気をつけているのにも関わらず、世界がどうなっているのかについて頭に入っているデータの正確性はあまりにも古く、曖昧だ。
そして、常に偏見に満ちていて、それをベースにアップデートされている。
本書では、正しく世界を見るための妨げになる、10の思い込みが紹介されていて、それに対してどうアクションを取れば良いかが書かれている。
大切なのは、自分の信じている、当たり前と思っていることが本当に正しいことか今一度考え直すこと。
深く根ざした思い込みほど、修正するのは難しい。
ただ、安心するべきことは、そうした思い込みをしているのは自分だけではないことだ。
思い込みに気づいたことをチャンスだと思い、変えていくべきだ。

[ 2019-04-25 ]

よくわからないが自分は最初のテストの点数含め、ほぼ驚きがなかった。おそらく若い時からインターネット使いまくりで価値観が相対化されていながら、その進歩を常に感じて生きてきたからかもしれない。

[ 2019-07-20 ]

タイトルだけを見たときは、マインドフルネスのようなものかと思ったが、内容は全然異なるものであった。
人はついつい思い込みにより自分の都合の良いように事実を捻じ曲げて解釈してしまいがちであるが、事実を正確に把握しようという至極当然な主張である。しかし、それが簡単にできないのが人間である。
本書では、人間が陥ってしまう10の本能を紹介し、世界を正しく認識するように働きかけている。メディアや雑誌などで紹介される一部の情報やデータだけを信じるのではなく、常にこれら10の本能が自分の中で働いていないかを意識して情報に接するようにすれば、正確に世界を把握することが出来るようになるであろう。
分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人探し本能、焦り本能。

[ 2019-02-21 ]

分厚いけど章が細かくわかれているし、翻訳も素晴らしいので読みやすい。
世界の見方だけでなく、自分自身の見方を改めて問題提起してくれた良書。著者も訳者も作品に対しての愛情が深い。ここまで統計的なアプローチで魅せている本に愛情とかそういうことをいうのもどうかと思うが、ロジカルな内容程、想いが溢れている作品はわかりやすく、学びが深まりやすい。きっとこれから何回も読み直すんだろうなと思う一冊。

[ 2019-03-03 ]

本書の内容や主張には全面的に同意する。データを見るときにどうあるべきか、事実や自分の主観とどう折り合うべきか。全ての人に読んでほしい(この手の情報の常として、読んでほしい人にこそ届かないものであるが)。

その上で、話の進め方が気に食わない。この本では事実(統計)に基づいたクイズが頻出する。たとえば帯には「世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる? A: 20%, B: 50%, C: 90%」といったようなものだ。
このような3択クイズについて、回答者の正答率が33%を下回ることをランダムな回答以下である表現し、それが非常に高度な教育を受けた人の間でも頻繁に起きていると説くのだ。私の意見では、このような事実に基づく質問をされたときにとるべき正しい手段は事実の調査であって、勘で答えるべきことではない。「高度な教育を受けた人に、事実を調査する時間を与えず答えさせた場合」、なんらかのバイアスもかかろうというものではないのか。
事実を調査するべきだとわかっている可能性が高い人に対してそれを封じて印象に基づき答えさせるようなやり口は筆者の嫌う扇情的な報道と何ら変わらないように感じられ、興ざめである。帯や宣伝文句に出てくるくらいならともかく、ほぼ全てのトピックで3択クイズと、いかにその正答率が教養ある人達の間で低かったかが語られる。正直いって閉口してしまった。
さらにこの本では正答率が33%を下回ることをチンパンジーに負けると表現している。サイコロの目とでも言っておけばよいものを、またずいぶん人目の引く例を出してきたものだ。

完全に余談であるが、チンパンジーについては「もちろん実際にはやらないが、想像してみてほしい。チンパンジーの正答率は33%に近くなる」だそうである。ファクトフルネスを説く筆者も生物学的な事実に興味はないとみえる。

[ 2019-09-28 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-16 ]

自分に見えている世界と実際の世界が違うことを認識し事実に基づき判断をする
それを妨げる10の本能とその対策についてかかれている

自分の認識が正しいとは限らないことは分かってはいるつもりだったが、理解できていなかった事に気づかされた
この本では世界レベルの話が主体であるが、身近な日常にも同様の事があるはずだから
事実に基づいて判断できるように努力したい

[ 2019-03-29 ]

事実を正確に知ること、それをもとに物事を判断していくことの重要性を再認識した。

いかに自分が最新の事実を知らないかがよくわかった。

事実を知らないことによる、認識や行動の偏りに気をつけようと思った。

[ 2019-01-19 ]

ファクトフルネスとはまさしく「思い込みを捨てて、データに基づいて世界を正しく見ること」。扇情的なニュースが台頭する現代、全員がもつべき心構えだと思う。
自分の思い込みを戒めるとともに、他の人にもこの本を勧めていきたい。

[ 2019-03-25 ]

本書は非常に興味深い内容でした。題名のfactfullnessとは、「10の自分の思い込みを失くすだけでデータを基に世界を正しく見る習慣」のことで、本書は正しい世界の情報を見るための間違った習慣を理解するための指南書として記されています。本書を読み進めているうちに如何に自分が世界に悲観的な知識しか持っていないことに気づかされました。自分が学校教育で受けた世界の情報は古く、現実の世界は思ったよりも良くなっているのです。

本書で著されている10の陥りやすい10の習慣を実際に実行するのはある程度の訓練が必要なようですが、出来る限り覚えて心がけていきたいものだと思いました。

[ 2019-06-15 ]

人は実際以上に世界をドラマチックに捉える。
世界のどこかに貧しい人達が沢山いて、ワクチンも初等教育も受けず生活に苦しみ早く死ぬと。実際、世界の貧困はこの20年で29%→9%に、子供のワクチン摂取率は88%、初等教育を受けられる女子は90%、低所得国の平均寿命は62歳。世界の75%は中所得者。
世界は着実に良くなっているのに、私達のイメージは50年前のまま。その原因が、知識不足だけでなく大昔生存の為に役立っていた本能によることを知った。10個の本能と、それを抑える習慣は、世界の見方だけでなく仕事にもいえると思った。

知識を得るにはいい本だった。冗長表現が多い感じがして、読み物としてはあまり好みではなかった。

[ 2019-05-20 ]

心配すべき5つのグローバルなリスク
・感染症の世界的な流行
・金融危機
・世界大戦
・地球温暖化
・極度の貧困

[ 2019-04-15 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2019-02-03 ]

Amazonさんの売り上げランキングでも一位になった話題の一冊。
データを基にして世界を正しく見る習慣について書かれているが、世界情勢に限らず、データを基にしてあらゆる事柄に対して先入観(バイアス)に振り回されないように向き合うために必要なことが書かれています。
データリテラシー、統計リテラシーの類は他の本でもいろいろと記されているところですが、本書はそれらが具体的な著者の豊富なエピソードを交えて、的確な日本語訳によって書かれていることで、400ページ近いボリュームであるにもかかわらず読み進めやすかったように感じました。
著者(故人)のTEDトークや、ギャップマインダーと呼ばれるアニメーションを伴ったバルブチャートグラフ等はwebにて実際に目にしていただくことでより一層理解が進むと思います。
本書では、訳者のうちの一名である上杉周作様とはtwitterを通じて本が手に届く前からやり取りをさせていただく機会をいただきました。
本の出版にかかわられた方とSNSにてコミュニケーションを取りつつ本を読むという体験は私にとって大変新鮮なものでした。新しいスタイルの読書を経験することができました。
付箋は、大量の42枚付きました。
なお、本書の内容とは異なりますが、ちょうど本書を読み進めている時に複数の省庁の実施している統計調査に相次いで不適切な調査が行われた旨の報道がありました(現在も調査は継続中のようです)。
「データを基にして」という、その大前提の素材が適切でないのでは、分析もなにもあったものではありません。
その一方で、こういったデータの信憑性といった切り口についても一定の不確実さがありうることすら頭に入れてデータに向き合うということが真のファクトフルネスに通じるのかとも思った次第です。

[ 2019-08-31 ]

データをみて事実を把握することは非常に難しい。データの一部を切り取ったら言葉足らずになり、全体を見ようとすると膨大になりすぎる。でも出来るだけ全体からフォーカスしていく方が良い方向に理解が進むように思う。

[ 2019-09-14 ]

質問を通じて、自分がいかに世界を理解できていないこと、そして偏ったものの見方をしていることが体感できた。世界の常識を知る上で重要な内容と思います。

[ 2019-01-30 ]

あの独特な説得力のある語りとバブルチャートにより世界の見方を教えてくれたハンス・ロスリングの残した最後の著作。
事実に基づいて世界をみる(FACT TACTFULに)、その方法を教えてくれる内容。FUCT FULLNに見ることができない原因を10の「本能」に分析して詳しく教えてくれる。ネガティブ本能、恐怖本能、過大視本能、単純化本能、犯人探し本能など、思い当たることばかり...
ハンス・ロスリングの人柄がこの本にも随所に感じ取れた。
稀に見る好著であること間違いない。

[ 2019-01-25 ]

この本は、データリテラシーを高めることに役立つ本だと思う。簡単なデータ分析を使って、実際の例をを説明していく。あまり難しく書いていないので、読みやすいと思うが、データ分析に精通している人にとっては少し退屈な本かもしれないない。

マクロ的なデータ分析は醍醐味があるが、全体を見失って分析を誤ってしまうことも多い。所得や教育のなど比較的身近なトピックでのデータ分析は説明しやすいと思う。

[ 2019-03-23 ]

できるだけ多くの人にオススメしたい、というのが読後の感想です。ビル・ゲイツが、学生にプレゼントした理由もよく分かる。イントロダクションだけでも、読んでみてほしい。

[ 2019-01-30 ]

読み終わった時、世界がまるで違って見えるのが良い本なら、これは極上の本と言える。

いかにバイアスによって歪んだ世界を見ているのか、何とかして正しく世界を見るにはどうしたらいいのか、教えてくれる。

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・実際には分断がないのに、人は分断があると思い込む。
・対立などないのに、対立があると思い込む。
・違いがないのに、違いがあると思い込む。

・私たちは極端な話に興味を持ちやすいし、極端な話の方が記憶に残りやすい。

 ・シンプルなものの見方に、私たちは惹かれる

・注意すべき本能
 1)分断本能
 2)ネガティブ本能
 3)直線本能
 4)恐怖本能
 5)過大視本能
 6)パターン化本能
 7)宿命本能
 8)単純化本能
 9)犯人捜し本能
 10)焦り本能

[ 2019-07-27 ]

優秀な人にも関わらず何故チンパンジーよりも質問に対する正解率が低くなってしまうのか?を説明している本。人間が持つ10の本能が大きく影響している事を分かりやすい事例に基づき説明している。
自分にとっては目から鱗が落ちるようだった。
10の本能を念頭において、事実に基づいた判断をして問題を解決していきたい。

1.分断本能
2.ネガティブ本能
3.直線本能
4.恐怖本能
5.過大視本能
6.パターン化本能
7.宿命本能
8.単純化本能
9.犯人捜し本能
10.焦り本能

[ 2019-09-27 ]

ハンス・ロスリングと息子夫婦の著書。

・ドラマチックな本能と、ドラマチックすぎる世界の見方
・何かひとつ世界に残せるとしたら、人びとの考えを変え、根拠のない恐怖を退治し、誰もがより生産的なことに情熱を傾けられるようにしたい。

★10種類のドラマチックな本能
・分断本能
・ネガティブ本能 ※
・直線本能 ※
・恐怖本能
・過大視本能
・パターン本能
・宿命本能
・単純化本能
・犯人探し本能 ※
・焦り本能

[ 2019-05-12 ]

これは良書だと思った。

よくある説教本ではなく、著者の実体験、それもよくある感動話(勇敢なアフリカ女性の話は正直、涙腺に来たが)だけではなく、医師として実際に人の命を(著者自身に責任はなく、間接的な結果とはいえ)「奪ってしまった」痛切な体験にもとづいた主張は、重く、それでいて希望を失っていない。

「人類に未来はない。自分さえよければどうでもよい(『今だけ、カネだけ、自分だけ』)」という絶望からの刹那主義に陥ることも、「無知蒙昧な大衆を正しく指導するためにはどんな手段も正当化される」というサヨクの傲慢な行動主義(アル・ゴアの話や福島の話)に走ることもなく、我々ひとりひとりが「立ち止まって」考える、常に「自分自身を」疑うことの大切さが、時にはユーモラスに、時には真摯に語られている。

「良いこと(人類が『長期的には』進歩している『ベクトル』)」と「悪いこと(現実に起きている問題)」が両立すると主張することで、「どちらか一方」に偏りがちな人間のものの見方を相対化し、その上でひとりひとり(本当にひとりひとり)の目を開いていく...著者の素晴らしい「ライフワーク」が子息にバトンタッチされて、本書が出版されたことを喜びたい。

なお、「犯人捜し本能」の話は理解できるが、それでも日本のマスゴミや経済学者、財務省の増税官僚、そしてアレに「善意」があるとはどうしても思えない。
とはいえ、わかりやすい「犯人」を叩くことよりも、「わかりやすさ」に縋っている自分を批判的に検証することの方が重要、という主張には同意できる。データと事実にもとづいて話をすれば、少なくとも議論は成立するのだから。

なお、クイズは4点。チンパンジーと同じ(普通、間違えない温暖化の問題を間違ったのはまさにファクトではなく陰謀論を信用していたから...)

[ 2019-09-08 ]

平均を知ることで、世の中の見方が変わるというが、先進国の平均収入の平均を取ってもあまり参考にはならなかった。

用途に応じた平均という考え方を知れた本

[ 2019-04-13 ]

日本経済新聞社

小中大
記事利用について

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FACTFULNESS ハンス・ロスリングほか著 偏見に満ちた世界に警鐘
2019/2/23付日本経済新聞 朝刊

 事実(ファクト)に基づいて世界を見る習慣をつけること。著者の造語でもある書名は思い込みにとらわれず、数字と事実で真実を見極めようとする態度を表している。裏返せば誤解や偏見に満ちた世の中へ警鐘を鳴らす書だ。







 筆頭の著者はスウェーデン生まれの医師で、公衆衛生の専門家でもある。インドやアフリカで診療や調査をした経験が生々しく、主張に説得力を与える。本人は本の完成を待たずに病で世を去ったが、データの解析や見やすい図のデザインなどを息子夫婦が担当した。


 構成が巧みだ。世界は「分断されている」「どんどん悪くなっている」「ひとつの切り口で理解できる」などの10の見方を豊富なデータや写真、グラフを駆使しつつ丁寧に退けていく。教育、貧困、人口、エネルギーなど扱うテーマは広い。冒頭に挙げた三択で13の質問への正答率は講演などで試した結果、専門家でも3分の1を下回ることが多く、自由に選ぶチンパンジーにかなわないと挑発する。


 事実関係や問題点を認識する段階で共通の基盤ができなければ、わかり合えるわけがない。国や言語、文化によって異なる背景を持つ人々との対話を重ねてきた著者の実感が行間にあふれる。軽い文体で読みやすい。上杉周作・関美和訳。(日経BP社・1800円)


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[ 2019-09-18 ]

まずはここに載せられている「世界の事実に関する質問」の自己採点は、13問中3問の正解で、著者の思惑どおりチンパンジーの正解率に遠く及ばなかった。小学校の何年生の時だったか、世界の人口は36億人だと習った記憶がある。それが今や倍増したわけだ。その間それなりに世界の国々について映像で、あるいは訪ねて学んだつもりだが、最貧国の印象が強烈なのだ。「あの人たち」があふれていると思っていたし、実際、36億人時代はその割合がかなり高かったのだろう。情報化社会になっても、自分たちに有用な情報に敏感であっても、ただでさえ希薄な世界の事実に関する情報をアップデートしなければと反省しきり。突っ込みたい内容もあるが、しょせん言い訳にて胸中にとどめておく。

[ 2019-08-27 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

続きを表示

[ 2019-04-13 ]

『シグナル&ノイズ』や『ファスト&スロー』の実践版。
正直チンパンジークイズに関しては日ごろからアンテナを張っている人にとっては簡単だろう。
重要なのは、著者のわざとらしい挑発に耐えること。
著者が本当に言いたいことを汲み取ること。
この本から教訓を得ること。
そして実践すること。

[ 2019-07-03 ]

早くも2019年の最高の1冊の予感。
訳者の「この本の教えが「世界の姿」だけでなく「自分の姿」をみせてくれる」というあとがきの一節に賛同。
いつでも手元に置いておきたい一冊。
ラストは衝撃の事実が知らされる。

[ 2019-01-29 ]

平明、冷静な観点で意思決定をしなければならない人、そこまでいかずともこの世を事実でキチンと捉えたい人にはとってもオススメの本。膨大なデータ(ファクト)や多量のフェイクニュースや偏向的な情報の時代で的確に事実を捉える為のデータ分析、思考リテラシーが10の法則によって分かりやすく解説されている。マインドフルネスよりかは遥かに実用的な内容かと思う(笑)

我々人類は、狩猟採集時代にできた脳の特性と、そして「たくさん読まれて(見られて)、金に(や票)しなければならない」という宿命を負ったジャーナリズムや政治家あるいは各種団体から発せられる"ドラマチックな情報"によって、相当にバイアスのかかった現状認識を持ちがちである。この本はそういった個々人が持つ認知のバイアスを是正し、「世界は前よりかはよくなっている」、「世界は劇的にではなく静かに時間をかけて大変革を遂げている」という実にすばらしい人類の進歩の成果をこの本で読んだ人は体感できることになると思う。

我々にはどんなバイアスがあるのか?

例えば、著者は、様々な講演で
質問
世界の人口のうち、極度の貧困なる人の割合は、過去の20年間でどのように変わったでしょう?

A:約二倍になった
B:あまり変わっていない
C:半分になった

といった質問をしているが、これの正解率は、どんな講演でも(エサ欲しさに答えをランダムに行う)チンパンジー以下(33%以下)。特に上記のようなバイアス環境におかれた人間であればあるほ正解率は落ちるという(しかも、その中にインテリ層、専門家層が含まれるのが、この世を更に複雑にしているように思える)。例えば、この問題の正解はCで、"先進国"の一般的な国民が感じる「世界は一部の裕福な人々と多数の恵まれない人々」という構図がステレオタイプであり、世界は中央値いま猛烈な勢いで中間層に寄っていっていることをこの本から学ぶことができる。

この本は人類の進歩を賛美する目的で書かれたのではなく、「世界の真実をキチンと把握をしたうえで、考えたり、行動しましょうね。世界を真実を把握する上で我々の認知能力の特性上、様々なバイアスがかかることを予め理解して偏見の防止に努めましょうね」という思考リテラシーの啓発が主目的で書かれた本だと思うので、その応用範囲は広い。世界とまでは言わなくても、自分の会社や地域の"静かなる進歩"あるいは成功神話の裏に隠れた"静かなる破滅"を捉え、その後の意思決定に役立つスキルを、この本を通じて身についけることこそが、著者の宿願なのだと思える。それも生涯をかけた宿願。剋目してみるべき本。

[ 2019-05-01 ]

4/30
多くの人は世界の開発状況を実態よりもネガティブに、かつ、将来も悲観的に捉えている。これは人間が分断的、ネガティブ、直線的、恐怖的、目の前のことを過大視、パターン的、宿命的、単純化、犯人探し、焦りがちに世界を捉える傾向があるためだろう。
公衆衛生を中心に世界の開発プログラムに携わってきた著者が多くの人生経験でのエピソードを交え、最期に残した遺作。

☆心理学的には人間は持っている情報で素早く判断する習性、ヒューリスティクスを持っている。
これが、ネガティブ・恐怖感を煽る内容で、焦らされる(自身の行動につながる)情報は容易に印象と記憶に残る。そして、自分の持っている情報をもとにパターン(物事は直線的に変化する、誰か特定の人物によって世界は変化するなど)に当てはめ判断する、という傾向につながる。
また、人は確証バイアスをもっており一度得た判断を変えたがらない。
ヒューリスティクスは人の認知の特徴であり、克服できるものではなく、これと付き合っていかなければならない。印象ではなく全体像のなかの事実をみて(ファクトベース、フットワーク軽く足で稼ぐ、コールドコール、形容詞を慎重に使う)、いくつものアプローチから仮説を立て(馬鹿の一つ覚え、多くの引き出しを持つ、脳トレに強くなる)、事実に基づき検証を重ねて判断をする(ファクトベース)、そして時の経過によってその判断を素早く更新していく(学び続ける、君子は豹変す)。

[ 2019-04-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-11-09 ]

悲観的でヒステリックな極論に注目してしまう人間の本能と、それがビジネスになっているからこそ、数字の読み方は大事だなぁと思う。世界は思うほど悲惨じゃないし良くなってる、なんていきなり言ったら変な人だと思われそうだけど。

[ 2019-07-27 ]

心に残った表現。

ドラマチック過ぎる世界の見方。
「先進国」と「途上国」ではない。いまやその中間にほとんどの国がいること。分断は存在しないこと。
所得レベルに応じて、4つのグループに分けられること。上のグループにいる人々は、下が皆同じに見える(高層ビルから下を見るのと同じ)。しかし下から見れば違いは歴然。


本文より。

ファクトフルネスとは、「恐ろしいものには、自然と目がいってしまう」ことに気づくこと。リスクを正しく計算すること。
世界は恐ろしいと思う前に現実を見よう。

[ 2019-11-01 ]

我々は、世界について気づかぬうちにドラマチックな見方をしてしまっている。
どのようなバイアスがかかっているのかを具体的に、丁寧に教えてくれる。
それらのバイアスを避けて、事実に基づいて世界を見ることができるために必要なこと。

アフリカ女性の血液採取に対するセリフが感動的だった。

[ 2019-08-04 ]

ー あなたは、次のような先入観を持っていないだろうか。「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはより一層金持ちになり、貧乏人はより一層貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう」

少なくとも西洋諸国においてはそれがメディアでよく聞く話だし、人々に染みついた考え方なのではないか。わたしはこれを「ドラマチックすぎる世界の見方」と呼んでいる。精神衛生上よくないし、そもそも正しくない。

実際、世界の大部分の人は中間所得層に属している。わたしたちがイメージする「中流層」とは違うかもしれないが、極度の貧困状態とはかけ離れている。女の子も学校に行くし、子供はワクチンを接種するし、「女性ひとりあたりの子供の数は2人だ。休みには海外へ行く。もちろん難民としてではなく、観光客として。時を重ねるごとに少しずつ、世界は良くなっている。何もかもが毎年改善するわけではないし、課題は山積みだ。だが、人類が大いなる進歩を遂げたのは間違いない。これが、「事実に基づく世界の見方」だ。 ー

私たちが持つ10の思い込みとそこからの脱却のヒントを教えてくれる作品。

世界の悲劇と真剣に向き合うための素晴らしいガイド。

残念かな。人間にはもう一つ“自己中心本能”というものがあり、人々はそれほど遠くの世界の悲劇には関心を持っていないということだ。所得のレベル4の人々は、言うほど関心を持っていないし、結局行動は起こさないし、ちょっと顔をしかめて悲しんでいる感じを出して満足してそれで終わりの人々だ。

これを読んだだけでは世界は良くならないし、多くの人々の行動は恐らく変わらない。
ただし、世界の見方を少しだけ“正しく見れる方法”を教えてくれることには間違いない。勘違いしてはいけないのは、そうだからと言って“実際に正しく見れる”ようになるのは別の話で、世界を正しく見るためにはそれなりの努力がいる。そして、忙し過ぎる我々は、本を閉じた瞬間から結局はメディアの流す情報の印象を受けて、自然とそれを真実だと受け入れてしまうのだ。

そうであるけれども、「世界の真実は多くの人々が思っているほど悪くはなっていないけれど、そうだからと言って世界の悲劇は無くなってはいないので、正しく手を打っていく必要がある」、という訴えは良く伝わったのではないかと思われる。

[ 2019-03-10 ]

結構衝撃的。いかに間違った知識を当たり前のようにしていてか。著者の熱意も感じられた。思い込みだらけの本能を少しでも正しい方向に軌道修正できる人が少しでも増えますように。これからの情報の取り方を考えながら生きていかねば。

[ 2019-09-03 ]

私たち人間は、世界を事実通りに見ず、バイアスのある歪んだ眼で見ていることを、ストレートに教えてくれます。このバイアスは、普通の人だけではなく、高度の知識人たちを含めたすべての人の傾向であることをデータで明示します。このバイアス(偏見、本能)を10に整理します。その中でも、物事を単純に分けて考える「分断本能」、ともすれば悲観的な見方をする「ネガティブ本能」、世界は同じ方向に向かって進んでいくと思い込む「直線本能」は、最も注意すべき要素です。10の本能は「世界の姿」であるとともに、「私たち自身の姿」です。この本は、本能として人間のもつ悲観的思考を和らげる正しい視点を与えてくれますが、同時に、我々人類は大きな過ちを起こしやすい本能を有している危険な存在であることも教えてくれます。

[ 2019-09-11 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-10 ]

人類の歴史は幸福へと突き進む歴史であるが、この本はデータの見せ方やプレゼンのうまさによってベストセラーとなり、そしてメディアや人のSNS、人の思い込みよりも、ファクトフルネスがいかに大事か?を教えてくれた本。「ファクトフルネす」という言葉を一般化しただけでもその価値は大いにあると思います。

[ 2019-10-14 ]

まず、世界に関する13問のクイズが出題される。なーんだ、こんなの常識じゃん!と馬鹿にして取り組んだら、どうして、どうして、あれ、こんなこと考えたことなーい!となって、答え合わせをすると悲惨な結果に終わった。人の思考には何らかのバイアスがかかり、よほど頻繁に知識・思考をアップデイトしていないと、とんでもない結論を導き出すことになる。それが些細なことであれば特に影響は少ないが、場合によっては甚大な問題につながりかねない。その例は、本書の中に数多取り上げられており、それもあってどんどん読み進められる。万人に有用な書である。本書の最後に、書評をするなら自分の似たような経験を書けとしているので、一つ披露すれば、30年余の外国生活に終止符を打って帰国してから日本語教師養成講座に参加した。ある時そこで、今や世界のどこでもほとんどの国でほぼ誰とでも英語が通じると話したところ、そこの日本語教師は「そんなことは絶対ない」と否定し自説を枉げようとしない。こちらは世界40カ国以上を旅して実地に肌で感じていることなのに・・・。彼女は何十年も前の知識から一歩も進んでいないのだ。
さて、結論として、本書を老若男女誰でもが読むことを薦めたい。

[ 2019-05-31 ]

事実を正しく認識するためのアドバイスの素晴らしさもさることながら、ガンの余命宣告を受けながら、最後の数ヶ月で筆者と家族で取り組んだこの本には今までの経験、世界と家族や友人への溢れる愛がつまっている。

[ 2019-02-09 ]

本書では10の本能が定義されている。1分断本能・2ネガティブ本能・3直線本能・4恐怖本能・5過大視本能・6パターン本能・7宿命本能・8単純化本能・9犯人捜し本能・10焦り本能だ。ある情報を受けて何らかの判断を下したり、行動にでる時に、10の本能が刺激されていないか見つめてみることが大切。私事だが、過去に思い当たることが多々あり、後悔した経験があるだけに大いに役立った。あと世界の未来は、自分が思い込まされている以上に明るいのだと思った。

[ 2019-02-05 ]

あとがきにもあったけど、世界を批評的にみるよりも、自分を批評的にみることができる本でした。
個人的に印象深かったのは、自分の関心がそこにあることの反面でもありますが貧困に対するイメージとデータの乖離でした。
また、なんとなく2000年あたりから世界はそんなに良い方向に動いていない(停滞)という印象があったのですが、ここ20年でも世界は良い方向に動いているということに、言われればそうだけど知識は高校や大学からあんまりアップデートされてないということを意識せざるを得ませんでした。

[ 2019-01-24 ]

ジャック・アタリの『危機とサバイバル』、堤未果の『日本が売られる』、森永卓郎の『なぜ日本だけが成長できないのか 』などを読んでいると、どうしても世界や未来に対して悲観的になってしまうので、この本を手にとってみた。

世界各国の人々の所得、健康、教育などのデータを軸にして、すでに我々が持っている先入観を修正しながら、世界を正しく理解して知識をアップデートしていくための「構え」についての本。

以下の10の「思い込み」・・・つまり人間の本能的なバイアスについて傾向と対策が記されている。私としては①②⑩に強い自覚があるので、これからニュースや情報に触れる時には十分に気をつけたい。

①分断本能
 「世界は分断されている」という思い込み
②ネガティブ本能
 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
③直線本能
 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
④恐怖本能
 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
⑤過大視本能
 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
⑥パターン化本能
 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
⑦宿命本能
 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み⑧単純化本能
 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
⑨犯人捜し本能
 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
⑩焦り本能
 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

文章はユーモアに富んでいて非常に読みやすく、図表の類が分かりやすくて素晴らしい。そして各章の盛り込まれている著者の世界各地での実体験やエピソードが活き活き語られていて、読み物としてもとても優れた本である。

著者が末期のすい臓がんの闘病中に、わずかな余命の中で執筆していた(実際には未完のまま亡くなられて協働していた家族が完成させた)というエピソードを知るにつけ、「ファクトフルネス」という概念、真実とデータを重んじる事の尊さが再認識される。

我が国の真実とデータの取り扱いが如何に残念な状況かということも含めて、だ。

そして、本書の冒頭にあるように世界の貧困率はここ20年で大きく改善しているという。極度の貧困の中で暮らす人々の割合は、20年前には世界の人口の29%だったが、現在は9%まで下がっている。

地球規模のマクロな視点ではそういった改善が見られるが、足元の日本国内に目を向けると、そんなトレンドに乗っているようには思えない。著者は「旧式な西洋諸国の考え」が時代遅れで間違ったものになっていると警句を繰り返しているが、日本でも増えないパイの再分配がうまくいかず、貧困層の拡大が起きているようで、やっぱり暗い気持ちになってしまった。

エビデンスベースで政策決定をできない国だからと諦めていいものだろうか。

[ 2019-02-10 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-21 ]

この本は読むべきだ。
事例が世界マクロレベルのことで語られているケースが多いので、最初はあまり実践的でないのかなと印象をもった。
読み進めると、マクロでもミクロでも共通することが書かれており、「偏見」を無くし、いかに皆が幸せになるための道筋を考えていくかの指針を示しているかのような内容だった。
文書も極めて平易に書かれており分かりやすい。

[ 2019-08-20 ]

世界のリーダーですら、世界について誤った知識や情報、認識を抱いており、その原因となるのは10の本能があるとのこと。知識や情報は常にアップデートして、事実をありのまま受入する謙虚さが必要。

[ 2019-04-19 ]

ちょっと読みにくい感覚があるけど、重要よね。「10種類の本能」はバーンズ先生の認知の歪みリストに似ている。

[ 2019-01-26 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-08-23 ]

思い込みを止めて最新のデータを基に世界を”正しく”見よう
そのための10の思い込む人の本能を意識して乗り越えていこう

分断本能
ネガティブ本能
直線本能
恐怖本能
過大視本能
パターン化本能
宿命本能
単純化本能
犯人捜し本能
焦り本能

筆者は人がなぜ物事を正しく見れないのかについて10のモノを上げて、こういう事に陥りがちなので気を付けようと訴えている。

個人的にはこの錯覚を引き起こすものに気を付けても「正しい」ものの見方ができる保証はないと思うので、気を付けようという内容に不満はないモノの、これさえ気を付けていたら大丈夫なんて思わないように気を付けたい。

[ 2019-05-13 ]

サブタイトル通りの内容。

10の視点がとてもよくまとまっていて、自分でも無意識のうちに誤った思い込みをしていることに気づいた。

人にも勧めたい。

[ 2019-06-12 ]

世界の人々は、世界の現実をより悪くドラマチックにイメージしている。この50年で大きく変わった世界は、先進国と途上国ではなく、4つの所得レベルで把握すべき。レベル1から4まで、10-35-20-10億人。2040年には、各、5-25-40-15億人になる。生活水準は、国ではなく所得レベルで決まる。

それぞれのルールを説明するなかでの著者の医師としての経験、行動、考え方に感銘を受けました。

[ 2019-04-22 ]

私は本の帯によくある「教養が身につく本」という言い方があまり好きではない。私は本を読むのが面白いから、楽しくて本を読んでいるのであって、得をするから読んでいるのではないと思っているからだ。しかしこの本に関しては本当に面白く、そして「教養が身につく本」であると言わないと失礼だ。確実にその通りの本だから。今年は素晴らしい本にばかり出会い幸せです。この本を読んだらとにかく人に薦めたくなる、まず私は妻に薦め、そしてその後、実家の母にこの本を薦めにいくだろう。素晴らしい本を執筆して頂いて感謝致します。

[ 2019-04-23 ]

本書を通して学べること
・世界は私たちが考えているより良い状態にある。
・「悪い」ことと、「良くなってきている」ことは両立する。
ドラマティックなメディアのストーリーなどに引きずられて、悪いことにばかり注目すると「もうだめだ、問題が大きすぎて為すすべがない」と悲観主義になってしまう。
それを避けるために、冷静にデータを見ること、また人間の陥りやすい心理を知ることで、「まだまだ課題が多いが、過去より今は確実によくなっていて、これからもっとよくできる」と考えられるようになっていく。
〜〜〜
・悲観主義の具体例として、データや人間の陥りやすい心理の例がたくさん載っています。地球温暖化、貧困など、様々な問題について正しい知識を背景とともに知ることができます。

[ 2019-05-18 ]

事実を元に世界を見られるように、自分自身の考え方や行動が10の本能に支配されていないかをチェックできるようにする。

[ 2019-05-07 ]

https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB27506963

[ 2019-08-12 ]

「ファクトフルネス」とはファクトフルな(事実に基づいた)世界の見方を行うことを指す。
冒頭、13の問いが投げかけられる。いずれも三択で、内容は、電気が使える人の割合、予防接種を受けている子どもの割合、世界の平均寿命など。確率論に基づけば4問程度は正解するはずであり、インテリ層であればよりその正解率は上がるはずだが、実際は正解が4問に満たない人が多くを占めるという。それはなぜか? 著者は10の本能が世界についての誤解を生んでいると指摘する。
ここでいう10の本能とは、「分断本能」、「ネガティブ本能」、「直線本能」、「恐怖本能」、「過大視本能」、「パターン化本能」、「宿命本能」、「単純化本能」、「犯人捜し本能」、「焦り本能」を指す。
本書を読んでみて、世の中は決して悲観するほどでないことが理解できた。世の中で取り上げられるニュースは、人々の関心を引くもの(本書で言うところの「ドラマティック」なもの)ばかりであり、我々の10の本能にうまく働きかけるため、我々は事実を見失いがちであるというのだ。
確かに、インターネットの普及などで情報はあふれている。情報リテラシーの必要性が叫ばれつつも、冒頭の問いに対する正答率が示すように、我々の多くは情報に踊らされ、その結果、世界のことをよく知らない。
目や耳にするニュースや数字は1つの事実として受け止める必要があるものの、それが全てではないということを意識しなければならない。この意識は学問や仕事の場でも活かされるだろう。一側面からのみ捉えるのではなく、俯瞰的・懐疑的な視点を持つ重要性を著者は示唆しているように思う。

[ 2019-10-17 ]

全然クイズに正解できなかった。確かに世界について知っていることが少ない。一方で解釈のズレ、貧困の定義を単に知らないだけという気もする。ただ世の中は良くなっているという事実は明るい気分をもたらしてくれる。
40過ぎて仕事というものに適応したことで問題解決のトンカチが固定化されてる感じがする。いつも同じトンカチで問題解決してないかという視点を持ちたい。

[ 2019-09-22 ]

人間の思い込みを捨て、正しいデータで世界を正しく見ましょうという本

自国以外のことは、メディアを通じて知ることが大半だが、そのメディアも
戦争、飢餓、災害、腐敗、難病、テロ、犯罪
など一部のネガティヴなニュースを耳にすることで、偏った思い込みや偏見で世界を見てしまっている。

ウィキペディアでさえも信用性は高くないといっている

本は結構ボリュームあるけど、言いたいのは冒頭のクイズ結果をみての通り、我々が思っている世界より、本来はもっと良い
その証拠を、正確なデータを元に10の視点から述べている。
翻訳も分かりやすい。

年を重ねるにつれ、それまでの経験や知識をもとに偏った判断をしがちだが、身近な生活も本質を見極めて、回りに流されず決断や判断をしていきたい

ドルストリートは世界がどんな暮らしをしているかわかる

[ 2019-10-22 ]

ファクトフルネスは事実に基づくぐらいの意味か

批判的思考のツールを示してくれると同時に全体として世界は良くなっていることを教えてくれる

ときどき項目だけでも読み返すと良いと思う

[ 2019-03-22 ]

奥さんに薦められて読んだのだけど,実に素晴らしい本だった。
流通する情報にかかっているバイアスに気をつけて世界を把握すること。理解しやすい実例を交えながら,そのことの大切さをこんこんと説いてくれる。

情報にバイアスがかかってしまうのは,主に情報を伝えるメディアや社会運動に関わる活動家が,世の中の出来事のうち極端なものを取り上げてしまったり,使命感や危機感から誇張して報じてしまうことに起因する。そしてその裏には,悲観的なニュースは注目されやすいという背景がある。でも誰かが悪いのではなく,人間の特性からくる自然な現象なのだ。

世の中は昔と比べてとても良くなっていて,でもまだそれは十分ではない。「良くなってきた」と「悪い」は両立するんだ。著者はしっかりしたデータに基づいてそう訴える。冷静で誠実な態度でとても好感度高い。
著者は自らを決して「楽観的」ではなく「可能的」であるとしている。世界に問題は山積みだけれど,解決していける。なぜなら我々は多くの問題を目覚ましいスピードで解決してきたから。

メディアや活動家は今までの成功を正しく伝えることで世論が「そろそろ十分だろ」となってしまうことを恐れている。しかしそれは杞憂だ。人類が成し遂げた進歩と,それでもまだ残っている問題を,事実に基づいて把握すること。それは更なる改善を図る上で,希望と意欲に繋がっていくはずだ。

[ 2019-03-14 ]

世界の見方を教えてくれる本。ただ、これって人にも言えるなと思う。
最近見たツイートで「電車の中で悪口を言い合っている女性二人が目の前に老人が立ったときにすぐに席を譲り、立ちながら悪口を続けた」というようなものを見て、そうだよね、と思った。1つの側面が全てじゃない。

[ 2019-04-08 ]

たいへん面白く興味深い内容であった。
これは本とにネタバレで読んでしまうとつまらなすぎるので、ほとんど書けないが、また教育の必要性に対して改めて考えさせられた内容の本。

そうです、僕も大半の方々と同じで、はじめのテストはチンパンジー以下でした。

でも本とにこの本読んでよかった。
すごく勉強になった、また10年後ぐらいに読み返したいかな。 しっかりファクトフルネス、学ばなきゃ。

[ 2019-03-03 ]

我々は考えるときに思い込みをもって考えてしまう。そのために間違って結論をしてしまうことが多い。よって思い込みを無くしてデータを基に事実ベースで世界を正しく見る必要があるとのこと。至極当然である。しかし出来ていない。事実に基づいた思考法、ネガティブなニュースに気付くこと、パターン化本能、過大視本能、焦り本能を抑えて世界を見るようにしてきたい。

[ 2019-07-12 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-31 ]

世界はよくなっている
事実に基づいて判断
→悪くなっているという判断もできる事実もあるかもしれない(本の中には出てきてなかったが)
いずれにしても,ネガティブに考えがちな,心を事実でコントロールしなくては

[ 2019-07-03 ]

データとの向き合いかたの普遍的なルール。おもいこみが判断誤らせる。ルールのうち特に大事と思ったのが8対2で、多数の塊をみつける、分類する、比較する、変化を気にする、一歩ずつ重ねる

[ 2019-03-17 ]

自身の思い込みがどれだけ世界を正しく見ていないかよく理解できた。本書でとりあげてあるのは社会問題だが、ビジネスでも生活でも同様なことが言える。データを基にしっかりと世界を見ることの大切さを改めて痛感した。

[ 2019-11-08 ]

我々が無意識に持っているステレオタイプをFact(数字)によってことごとく否定していく本。冒頭に10問ちょっとの三択クイズがあるのですが、確率論以下の正答率でした。。「知らない」というより「知識が適切にアップデートされていない」ことが問題なのです。2019年度暫定トップ5に入る本でした。
続きはこちら↓
https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/11/factfulness.html
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https://amzn.to/2roVhPS

[ 2019-09-28 ]

私たちが、いかに思い込みにとらわれて世界を見ているかを教えてくれる本。
世界は先進国と新興国に分断されているわけではなく、人々の生活は国ではなく所得で分断されている。原始的な暮らしをしている「あの人たち」はいない。
自省的になって、データを正しく理解することの重要さを説いた名著。データは古くなるけれど、考え方は色褪せない。

[ 2019-02-03 ]

いま話題の。冒頭のクイズ、僕は案の定チンパンジー以下の結果を叩き出しまして、すっかり筆者の術中に嵌ってしまいました。
世界の(本書的には現在のレベル4の国々の)世界全体への見方がいかに思い込みによるものかを平易に語ってくれます。
初読の衝撃度はかつてのマルコム・グラッドウェルには及ばないのではというのが偽らざる感想も、著者の人柄が本書の最大の魅力でしょう。イントロから激しく飛ばしてくれます。
僕のように筆者について何も知らなかった人間にとっては「おわりに」がまさに「衝撃のラスト」であり、アカデミー賞モノのドラマを観おわったような、晴れやかな読後感。

[ 2019-09-26 ]

確かに思い込んでいたことの多くが誤りであることを思い知る。データに裏付けられない説明はあてにしないこと。

[ 2019-11-02 ]

最後ちょっと飽きちゃった。

レベル1,2,3,4の分け方がしっくりこず。
日本人は総じて4にはいると思うけど、ここはみな一括りなことに違和感があり。差分の話で言えばたしかに4以降あったとしても微々たるものなのかもだけど。

2019.11.2
160

[ 2019-01-23 ]

とても面白い本でした。

ファクトフルネスを自分なりに整理すると、データに基づいて真実を見ること、10の本能にとらわれないこと、なのかなと思っています。

人間誰しも完璧な意思決定は出来ないと思いますが、本書ど紹介されている10の本能を意識することが予防に繋がるのでしょう。

大学の教養課程とかで読みたい本でした。(もちろん今でも十分楽しめました)

強いて言うなら、マクロの話とミクロの話がごちゃごちゃしてるような感じはしましたが、まぁ些細なことです。

満足のいく本でしたが、あとがきにもあるとおり、ファクトフルネスの実践には訓練が必要そうです。

[ 2019-01-21 ]

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[ 2019-03-17 ]

世界はそれほど悪くない、むしろずっと良くなっているという事実を様々なデータで表している本
ただ、事実を並べても誰もが10の本能によって誤解していることを説明する
それぞれの解説から気づかされることも多く、周りに流されず普段から本質を見るようにしたいと思った

[ 2019-03-04 ]

人間がもつ10の本能を疑い、事実に基づいて(ファクトフルに)世界を見られるようにするための本。脚注や出典が豊富でファクトフルだった。本能の従うままに世界を眺めていると気付かないが、世界は良くなっているとのことだった。

[ 2019-03-17 ]

この本の初めには13個の質問があります、普段から読書をしていると思っていた私は、答え合わせをして「1つ」しか正解できていない現実にショックを受けました。3拓問題なのですが、正解と最も遠い選択枝を選んでいた事実にも落胆しました。私の知識(思い込み)は、それを学んだ20年一上前のものを忠実に記憶していて、アップデートされていなかったのです。

唯一救われたのは、このような現象は世界のどこでも見られるとのことでした。10の思い込みによって生じることを、この本では詳細に解説しています。自分を見つめなおす良い機会を与えていただいた記憶に残る本となりました。

以下は気になったポイントです。

・世界が分断されていたのは過去の話、世界のほとんどの人は中間にいる、西洋諸国と、そのほかの国々・先進国と途上国、にあった分断はもはや存在しない(p38)

・レベル1(10憶人)とレベル2(30憶人)の所得レベルの境界線は、1日2ドル、レベル3(20憶人)との境界線は8ドル、レベル4(10憶人)との差は32ドルである、レベルアップするたびに一日当たりの所得は倍増する(p45,125)

・分断本能を抑えるには、平均の比較(分布に気を付ける)・極端な数字の比較(分布やその経時変化)・上からの景色、がポイントとる。大半の人がどこにいるか(p51、54、59)

・バブルチャート作成は、無料で使用可能、www.gapminder.org/tools(76)

・頭の中に、悪い・良くなっている、という2つの考え方を同時に持つようにする、良い出来事・ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい(p90、94)

・1800年までは、女性は一人当たり6人産んでいたが、平均4人は若くして亡くなったので人口は増えなかった、現在は2人産んで2人とも大人になるので増えない(p112)

・自然災害で亡くなる人が減った理由は、自然が変わったからではなく、ほとんどの人がレベル1の生活から脱出したから、懐が豊かでないと災害には備えられない(p139)

・2015年のネパール地震では、10日間に9000人が亡くなっているが、同じ10日間に汚染された飲み水による下痢が原因で、同じく9000人の子供が世界中で亡くなっている、巨大地震のほうが下痢よりもニュースになりやすい(p143,152)

・恐ろしいと思うことは、リスクがあるように「見える」だけ、危険なことには確実にリスクがある。恐怖と危険は異なる(p158)

・過大視本能を抑えるには、ひとつの数字だけに注目しないこと、比較できるようなほかの数字を探す、割合(一人当たり)のほうが数字の意味を理解しやすい(p169,180,186)

・宗教と女性一人当たりの子供の数は、それほど関係ない、あるのは所得のほう(p226)

・宿命本能を抑えるには、ゆっくりとした変化(小さな進歩)でも変わっていることに意識する、自分の祖父たちの価値観と自分の違いを知る(p237)

・梅毒の呼び名、ロシアではポーランド病、ポーランドではドイツ病、ドイツではフランス病、フランスではイタリア病、イタリアではフランス病(p275)

・スペイン風邪の流行により、世界の平均寿命は33歳から23歳へと、10年も縮まった(p302)

2019年3月17日作成

[ 2019-10-06 ]

世界経済は拡大しており、世界はより良い方向へ向かっている。一方、解決すべき課題がある。

そんな事をデータで示してくれる本。

[ 2019-03-21 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-09-22 ]

流石ベストセラーだけあって、とても面白い本だった。
人間はどうしてもステレオタイプで物事を判断してしまう習性がある。それは意識して考える癖をつけないと必ず罠にハマってしまう。そのことを10の要因を分析することによって明らかにしている。
この本の優れているところは、事例として本当の世界の姿(ファクト)を見せてくれているが、それだけでなくファクトフルネスになれない我々の姿を鮮やかに浮かび上がらせてくれているところだと思う。
ビジネスマンだけでなく、幅広い層が読むべき本。

[ 2019-04-30 ]

いたってシンプル。シンプルだからこそインパクトのある内容。そして常にユーモアたっぷりだからとても読みやすい。
猜疑心とは言えないが、巷のニュースが眉唾に見えてくる。悪意ではないにしろ、ちょっと残念な人間の性がそこにはあるようだ。かつて読んだユダヤの原則の一つ「原典主義」というのを思い出した。聖徳太子が制定した憲法を、その本物を見ずに丸暗記する日本の教育が例にあがっていたが、世界中で似たような思い込みがあるのだとわかった。読み終わって賢くなったというか、少し俯瞰して情報が見られるような気になってきた。

[ 2019-08-18 ]

世界はよくなってきている。そのことをデータを通して証明している。
マスコミや巷に流れる言説に惑わされずに、データを基に、知識をアップデートし、世界を正しく見る目を養うことの大切さは分かった。

誤解してはならないのは、著者が言うように「世界はよくなってきている」けれども、「世界について心配する必要はない」ということでは決してないということ。

一つしかない数字をニュースで見かけた時に考えるべき事については、参考になった。
・どの数字と比べるべきか。
・1年前や10年前と比べたらどうなっているか。
・似たような国や地域のものと比べたらどうるか。
・どの数字で割るべきか
・合計するとどうなるか。
・ひとりあたりだとどうなるのか。


ただ、著者の言う事にひっかかる部分もある。
東日本大震災に関しての被曝のこと、テロと酔っ払いのところは、かなり違和感が残った。

[ 2019-03-03 ]

【思い込みの眼鏡を外せば、世界は明るく見える】

【文章】
とても読み易い
【ハマり】
 ★★★★・
【共感度】
 ★★★★・
【気付き】
 ★★★・・

人は世の中を悲観的に捉えがちだが、データで見れば世の中は良い方向に進んでいる。

人は幸不幸を相対的に感じるものだとしたら、絶対的な生活レベルが上がっても、周り(上も下も)も同じだけ生活レベルが上がってしまうと、良い方向に変わったとは感じないのかも。

[ 2019-01-20 ]

世の中についての誤った認識がなぜ生じるのか、原因を分析した本です。関係が線形だと思いがち、バイアスがかかってしまう等、気をつけなければいけないポイントが事例と共に上げられているのがとても良いです。

公衆衛生の専門家ではあるのですが、認知心理学の専門家でないのでそこは注意する必要があるかもしれません(却ってわかりやすいというのはあるかもしれませんが)

[ 2019-08-25 ]

いわゆる常識が、自分が最初に得たころからアップデートされていないことに気づかされる。
世の中は着実に改善されており、変化していることを最新のデータを見て判断していくことが大事なことに気づかされる。
一番衝撃だったのは本書の著者の一人が既に亡くなっていたこと。残念。

[ 2019-02-24 ]

間違いなく名著。迫力のある事実と、心揺さぶられる実体験に基づくエピソードにより、読む前と後で物の見方が変わる一冊。

自組織を見るときに10の本能に陥らないように、しばらく携帯の待ち受けにしよう。

[ 2019-02-10 ]

世界を正しく見る習慣、とあるが
自分やその周りを見るにも役立つ、と気づかされた。
読んで終わり、ではもったいない!
実践していこう!(焦らずに)

[ 2019-04-03 ]

世界の子供の人口が20億人で横ばいになっているのは驚いた。これからも人口が増え続けるのは、死亡率が低下して大人が増えることが原因らしい。

それぞれの国やそれぞれの人が不思議な行動をするのにも、その人にとっては合理的な理由があるという前提に立って考えるべき。

発展を続けるアジアやアフリカには投資機会がある。

女性ひとり当たりの子供の数は所得が高いほど少なくなる。そのパターンは宗教別に分けても同じで、イスラム教徒の方が多いということはない。

[ 2019-10-02 ]

自分が持ってる引き出しの中味は、常に最新とは限らない。事実に基づいた認識を持ち続けるには、やはり「更新」が大事。

[ 2019-05-11 ]

 話題の一冊であり、大変興味深く読めました。
 冒頭、著者から13の質問が出されますが、その大半が世界することができず、それどころか世界各国の様々な人びと(専門家も含めて)ですら正解できない、それどころか三択であるのに、解答率が3分の1にも全く達しないという衝撃の内容から始まります。
 この知識不足に陥っている原因を著者は、「ドラマチックすぎる世界の見方」に偏ってしまっており、人間にはそれが本能として残っていることだと言っています。危機感を抱いた著者は、「ファクトフルネス」という習慣を毎日の生活に取り入れ、事実に基づく世界の見方ができるようになる、としています。
 本文では、著者の様々な経験に基づき、人間が持っている本能をその対処法を示しています。
 以前、藻谷浩介氏の講演を聞いた際、『人間は50年前の常識で生きている』といった趣旨の話を聞いたことがありますが、まさしくこの著書と同じことを言っています。
 私たちが将来にわたって、正しい判断ができるよう、思い込みや一時的な感情、一方的な情報に左右されず、事実やデータに基づく判断ができるため、本書は数多くのかたに読んでいただき、実践していただきたいと思える内容でした。


▼グラフの形について
・直線:「所得と健康・学校教育・女性の初婚年齢・趣味への支出」など
・S字カーブ:「所得と識字率・予防接種・冷蔵庫」など
・すべり台:「所得と女性一人当たりの子供の数」など
・コブの形:「所得と虫歯・交通事故による死者数・子供の溺死」など
・倍増していくもの:「所得と旅行距離・交通費・二酸化炭素の排出量」など

▼比較と割り算(ひとつしかない数字を見たときは、こう問いかける)
・この数字は、どの数字と比べるべきか?
・この数字は、1年前や10年前と比べたらどうなっているか?
・この数字は、似たような国や地域のものと比べたらどうなるか?
・この数字は、どの数字で割るべきか?
・この数字は、合計するとどうなるのか?
・この数字は、ひとりあたりだとどうなるのか?

▼心配すべき5つのグローバルなリスク
 感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、極度の貧困

▼この数十年は歴史の中で比較的平和な時期で、この平和が世界の繁栄につながってきた。極度の貧困から抜け出せない人の割合は、これまでで最も低くなっている。それでもまだ、少なくとも8億人が取り残されている。いまこの世界で8億人が苦しんでいることはわかっている。どうしたらこの8億人を救えるかもわかっている。
 必要なのは、平和、学校教育、全ての人への基本的な保険医療、電気、清潔な水、トイレ、避妊具、そして市場経済に参加するための小口信用(マイクロクレジット)だ。貧困の撲滅にイノベーションは必要ない。ほかの場所で効果のあった対策を、極度の貧困にある人たちに届ければいい。あとは最後の一歩を詰めるだけだ。早く動けばそれだけ、問題が小さいうちに抑えられる。極度の貧困にある限り、大家族は続き、家族の頭数は増え続ける。レベル1にいる10億人が、人間らしく暮らすための必需品を届けることに、いますぐ力を注ぐべきだ。

▼アンナ・ロスリング・ロンランド
 「『ファクトフルネス』を通じて人々に伝えたいのは、情報を批判的に見ることも大事だけれど、自分自身を批判的に見ることも大事だということ」


<この本から得られた気づきとアクション>
・本書から教えられたとおり、昔のイメージを引きずりながら思い込んでいることは多い。これだけ変化の激しい時代にあって、固定的な知識は無意味となる。客観的なデータに関心を持ち、行動することが大事である。



<目次>
イントロダクション
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネスを実践しよう
おわりに
付録
脚注
出典

[ 2019-04-04 ]

世の中を冷静にみるために必読の本、そして、わけもわからず感じる息苦しさや閉塞感から解き放たれ客観的に、そして少し肩の力を抜いて楽に世の中を見ることができるようになる画期的な本。
日本人はここに書いてある10の思い込みに支配されコントロールされがちだと思う。沢山の日本に住んでいる人に読んでもらいたい本でした。自分もたまに立ち返りたい。

[ 2019-03-31 ]

良い本でした。
今年の5本の指に入るのではないかと思う。

データをもとに事実を理解しようというお話で、メディアに流されがちな私達が本当に気をつけないといけないことがよくかんてあると思う。

[ 2019-02-07 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-14 ]

思い込みは数字を見る事で簡単に覆る。
いかに人間は主観的に考えているか、ということがわかる。
教養としても読んでみても良いかと。

[ 2019-03-17 ]

本書を読んでみて、自分の知識のアップデートされていなさに驚いた。著者も書いているように、「レベル4」にいる人はレベル1とレベル2.3の違いが見えない。それ故に、1→2,3に進む国や人々がいることを気にも留めなくなってしまっていることが、根源的な「無知」に繋がっていると感じた。データを扱って仕事をする身として、データの切り取り方やデータの鮮度にはアンテナを高くしないといけないと再認識した。

[ 2019-02-11 ]

我々が知らず知らずにうちに社会に対して思い込んでいる各種の錯覚。それは、「世界ではますます貧富の格差が拡大している」だったり、「テロや自然災害による死者は増加の一途を辿っている」と様々な様相を取る。

本書は徹底した統計データに基づくファクトと、その洗練されたビジュアライゼーションによって、こうした思い込みが錯誤であることを示す。我々はとかく現代社会を悲観的に捉えがちであるが、実は世界は確実に良いものになってきている。世界が良くなってきているという事実認識と、それでもまだ改善のアクションを行うべきであるという未来へのコミットは分割して考えられるべきである。

本書を面白いと思った人には、ぜひビル・ゲイツらも絶賛したスティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』をお勧めしたい。本書の3倍ほどのボリュームがあるが、
・現代が暴力の世紀であるというのは間違っており、確実に人類は暴力の減少を実現している
・先史時代からを含めた歴史の振り返りから、暴力の減少をもたらした要員は何なのか
という点が、見事なまでに展開されている名作である。

[ 2019-02-16 ]

とても面白く、ためになる。多くの人に奨めたい。スウェーデン人の医師が、多くの人が事実に基づいて(ファクトフルに)世界を見ることが出来ないことに気づき、どのようにしたら世界を正しく認識できるか具体的に書いている。「あなた、ビジョンがないわね」の部分では、深く考えさせられた。著者の生き方にも感服した。

[ 2019-08-19 ]

統計やデータを正しく読むことがどれだけ難しいかということをこの本は教えてくれる。
正しい統計やデータの読み方を解説している本だと言える。
最初手に取った時は翻訳本ということもあり、とっつきにくい本、読みにくそうな本かと思ったが、意に反して小難しい文章ではなく、少なくとも中学生くらいの人にもわかりやすく解説してくれている。
ただと「世界、地球がどんどん良い方向へ進んでいる」と力説されると、今の私には「本当にそうだろうか?」と猜疑心を持ってしまう。これは私のデータの読み方が誤っているのだろうか。
これからの世の中、益々データの読み方が大切になってくるだろう。そんな時、まずはこの本を読んでみるのもいいかもしれない。

[ 2019-04-07 ]

人間は思い込みを招く本能(分断、ネガティブ、直線、恐怖、過大視、パターン化、宿命、単純化、犯人探し、焦り)によって事実を誤認してしまうので、データによって事実を直視するように説く、正にデータの時代に相応しい一冊。翻訳もこなれていてとても読みやすく、医者らしい疫学にをベースにしたデータによる判断はとても勉強になります。しかしながら、話の導入に使われている開発途上国を20年前のまま認識しているとする話は、さすがにありえないと中国の発展を目の当たりにしている日本人の私は思うのです。やはり欧米人は自分達を特権階級とでも思っているのでしょうか?

[ 2019-06-01 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-06-09 ]

生涯をかけて培った、経験と考え方が詰まっていた。真実とは。考え方をそして見方を吸収して見えてくるような気がした。

[ 2019-04-28 ]

常識だと勝手に思い込んでいたことがそうではないことがある。正しく判断するには、広い視点で本質を掴む必要があり、そんな習慣を身に着けなければと本書を通じてあらためて思った。

[ 2019-04-14 ]

来た
2019年トップ1決定
見たいもの聞きたいもの以外は閉ざし罵倒する人がSNSに溢れている今
まっとうに世の中を見たい人には必読
よく「全国民必読」って紹介があるけどたいていは特定の分野で必要になるかなどうかなレベルだが本書は必読中の必読だろう
さすがビル・ゲイツがアメリカの大学生に配っただけはある

[ 2019-11-02 ]

自分が何も知らないことはわかっているけどしみじみ実感できる本。
先入観に影響されないように注意したいと思う。

[ 2019-03-03 ]

話題の本。10の本能、どれもあるなと感じる。とくにネガティヴ本能、単純化本能あたり。課題着眼したり、最初からシンプルな解を求めようときたり。本能は理性でコントロールしていかないとな、と思う。

[ 2019-03-24 ]

非常に読みやすく、面白く、役に立つ本だった。誰にでも勧められる珍しく貴重な一冊。

どんな本かは訳者あとがきを引用します。

「(著者)ハンスはある時、人々がとんでもなく世界を誤解していることに気づきます。教育レベルの高い人も、世界中を飛び回っているビジネスマンも、またノーベル賞受賞者でさえ、事実に基づいて(ファクトフルに)世界を見ることができていないのです。なぜでしょう?るその理由は、誰もが持っている「分断本能」「ネガティブ本能」「パターン化本能」「焦り本能」など10の本能にありました。この10の本能を抑えなければ、事実に基づいて正しく世界を見ることができません。いまある世界を正しく認識できなければ、社会問題を解決することも、未来を予測することも、危機に対応することもできないでしょう。
この本は、その10の本能を誰にでもわかるように説明し、どうしたらそれらの本能を抑えることができるのかを具体的に教えてくれます。それを学び、本能が引き起こすとんでもない勘違いに気づくことが、ファクトフルな世界の見方、つまり「ファクトフルネス」につながります。」

[ 2019-03-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-10-10 ]

自分は世界のことを、どれだけ知っているか。
自分の持っているイメージは、実態や統計データと大きく乖離していたことがショッキングだった。

なぜ自分を含め多くの人が勘違いをしているのか。その原因と解決策を提示する。
内容は筆者のエピソードも交えて語られており、非常に読みやすい。
そして、筆者の人間くささ、強い後悔も語られており、親近感すら覚える。

謙虚であることの大切さを改めて学んだ。胸に刻みたい一冊。

[ 2019-06-27 ]

【真実爆発】
もっとたくさんのデータで世の中の真実を暴いていく感じと思いましたが、著者の不満が爆発していたような気もします。

しかし、まず数字で事実を見つめることは第一歩です。

「〇〇さんが△△って言ってた」は大抵当てになりません。
わたしも自分で深く調査していないときなどはそこそこ権威のある人の名前を出して、その人も〇〇って言っていたという保険を掛けます。
自分の意見に重みを持たせるためのワザです。
ほとんどの人にはこのワザが通じるのですが、現物主義で真実を探求するタイプにはこの方法は通じません。

結局、自分の目で数字を分析して真実を見出す力(没頭)が必要となります。これは不思議なもので四六時中考えていれば、何かが見える時がやってきます。
没頭すればするほど突然、ひらめきが落雷します。


グラフの巧妙
グラフなどは見せ方により意図的に調整できますので、作成者の故意(悪意??)が隠れていることを意識するべきです。

数値は入手して、グラフなどのビジュアル面は自分で作成する方がいいのかも。。。

[ 2019-10-13 ]

人は教育され、周りと関わりながら自分の知識を形成していくが、気づけば同質な仲間と集まったり、固定観念がうまれていくものなのだろう。だからこそ気づきが面白い。

[ 2019-03-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-03 ]

自分の常識がひっくり返るような衝撃的な本です。

数十年前の自分の子供の頃と今では世の中は全くと言っていいほど変わっています。

だとしたら世界の貧困、教育、医療、社会の問題などが数十年の間に何も変わっていないと考える方が不自然。

この本では正しい世界の見方を具体的にわかりやすく説明してくれています。

翻訳も素晴らしくとても読みやすいです。

今日の世界は昨日の世界とは違うかもしれない。

そんな風に考えることが大事なんだと思います。

おすすめ、ではなくこれは誰もが読んでおいた方が良い必読書だと思います。

[ 2019-01-20 ]

ウイット溢れる著者による、愛しさと真実と心強さに溢れた一冊。
世界のリアルを出来るだけありのままに受け取るための具体的な思考の補助線と、心の在り方が手に入る。

[ 2019-04-30 ]

 ビル・ゲイツが大卒の希望者全員にプレゼントしたという「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」。
 僕らは、過去の知識のまま生きているということ。そしてそのことが、つまり現状を正しく認識していないことが、政治やビジネスにおいて誤った判断をすることになっているということ。
世界はすごく「進歩」しているにもかかわらず、数十年前に習った知識を僕らは更新せずに、数十年前の知識で世界を認識している。それは、学者やジャーナリスト、ビジネスや政治の指導者も同様であることが明らかにされ、思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣を提唱する。

 世界人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったか?
A: 2倍になった
B: あまり変わっていない
C: 半分になった
 ネットやマスコミの報道だけだと、格差は拡大し、貧困は固定化され、世界の分断は進んでいるように思えてしまうが、実際は国連や世界銀行の取り組みは確実に成果を生んで、極度の貧困者は劇的に減ってきている。
 こんな話がたくさん。

[ 2019-03-29 ]

世界が良くなっていることをデータを用いて解説した書ではなく、良くなっていることをデータを見てもわからないのは何故なのか、を解説した本。
これは、人間がいかに、ドラマチックな表現に飢えていて、世界は暗黒に包まれているかを「望んでいる」のか。その欲望の原因が「人間の本能」(本書では本能と呼んでいるが、本性と言う方が素直に読み取れるかも)を明らかにしてくれる。

自分自身はその本能に惑わされていないか、そして惑わされた人を許しその本能から抜け出すことを助けること。それがこの本です。
日本に住む全ての人が、一度この本を読んでみてほしい。

[ 2019-03-09 ]

今年の出会ってよかった本No.1。
分かりやすいストーリーに流されがちな人間の本能を理解した上で、いかに謙虚に事実(ファクト)と向き合い冷静な判断ができるか。もっと早く出会いたかったが今からでも遅くない。ハンスの教えに従ってファクトフルな見方を習慣づけて行こう。

[ 2019-05-02 ]

世界の状態について各種データと認識のずれを示し、どうしてずれが生じてしまうのかについても論じた本。色々なことを思い込んでいる事かデータで示されるのはかなり楽しい。

単なるデータ集と考察ではなく、なぜそう思っていたのかに焦点があるのが良い。

[ 2019-04-23 ]

本屋さんで,どうやら話題の本らしかったのでパラパラ立ち読みしてから買ってみた。

世界を,所得を基準にレベル1からレベル4までの段階に分類し,極度の貧困であるレベル1の暮らしをしている人は現在10億人程度で,ほかの60億人はすでにレベル2以上にレベルアップしていて,科学的に見ればものすごく改善しているんですよ,ということを分かりやすく説明する。

なるほど!と思うことがたくさんあり,よかった。

[ 2019-10-16 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-10-03 ]

最初のクイズはほとんど間違えた。私も「わたしたち」と「あの人たち」を分けてしまう人だと気付かされた。世界は分断されてなどいないのだ。目からウロコでしかない。本当に自分の世界に対する知識は皆無に等しく、メディアによって作られた偏ったイメージしか持っていないのだと理解した。これは全人類が読むべき本だ!

[ 2019-02-11 ]

世界の「今」について多くの人が誤った見方をしていることに警鐘を鳴らす一冊。冒頭のクイズで自分もそうであることに気付かされた(結果はチンパンジーよりはややマシレベル)。実際は世界は思っていたより良くなっているようだった。

そして誤った見方をしてしまう背景には10の本能があるといろいろな事例を交えて(医師である著者の経験含む)紹介し、事実に基づいて世界を正しく理解することを教えてくれる。ここで知ったこともまた時が経てば変わっているだろうし、知識は常にアップデートしていかなくてはいけない。今後も繰り返し手に取って意識付けていきたい。

翻訳ものではあるけど、訳がとても読みやすいのも良かった。

[ 2019-04-23 ]

45

・世界はどんどん悪くなってるのではなく、良くなっているという事実がある。
・人間には自分を守るための本能がプロットされているから意識しないと正しく物事を判断できない。
・トレーニングによって正しく世界を観れる。

[ 2019-01-20 ]

話題の書。世界に関する我々の悲観的な/古い認識を正す。リドレー「繁栄」を思い起こさせる。冒頭のクイズには目からウロコ。人類のリテラシーの方向性を示してくれるという意味で希望を、そのために数々の「本能」を手放さないといけないという意味で絶望を与えてくれる本。

[ 2019-02-17 ]

事実を正しく認識することが、以外に難しい
ということがわかった。
人の印象とは、いかに曖昧なもので、根拠がないというのも驚きでした。
しっかり、正しい数字を把握できるように
意識したいとしっかり思った。

[ 2019-04-30 ]

とても参考になったし、面白かった。

事実に基づいて世界を理解できれば、今の世の中はそんなに悪いことばかりじゃないと思える。全ての課題が解決したわけではないし、現に悲しむべき出来事が起きていることも1つの事実だが、社会は確実にいい方向に向かおうとしていて、そのために頑張っている人が世界には無数にいる。同じ時代、社会に生まれた者として、そんな人たちと同じように、より良い社会を作る一員となって日々を送りたい、そんな気持ちになる本だった。

正確な事実を掴む方法についても、その解説は合理的で読み物としても面白かった。人が世界を誤解せざるを得ない要因(「本能」)の解説とその解決案を基本構成にして章立てがなされているが、客観的な数値や事実に即した説明が主張に説得力を持たせる一方、著書の世界中で活躍した経験談がその主張にリアリティを加えていて、心を揺さぶられる。

物事に対する正確で冷静な把握と適切な行動が、結局は人を救う、豊かにする、ということを教えられた本だった。

[ 2019-01-26 ]

データ・ドリブンな意思決定するためには統計があることが必須。

昨今の公的統計に対する手薄さを嘆きながら。公的統計部門へ予算と人員配置がされますように。

[ 2019-07-05 ]

データをもとに、現実は、みんなが思っているより改善していることを示す。事実をもとに議論することが大事。

[ 2019-06-29 ]

★2019年6月12日読了 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣  評価B

何でこんな本がベストセラーなのか?分からないなあ。。。

[ 2019-06-04 ]

古い印象や知識のまま考えたり判断するのは間違いのもと。正しい情報にアップデートすることが大切。
「男子、三日会わざれば刮目して見よ」という言葉のように自分の周りも変化しているということを知るべし。回覧しておきます。

[ 2019-11-01 ]

世の中、中でも先進国と呼ばれる国の人たちが抱く10の思い込みに対して、
それが誤りであることを伝え、その誤った見方をしないための習慣を綴った内容。

物事に対する見方に関して改めて考えさせられるとともに、
違う側面や違うソースからその物事を自分なりに考え判断する必要性を感じた。

[ 2019-03-17 ]

知識不足による偏った見方や考え方をしていた事は、間違いない。偏見を無くす、一歩引いてモノの見方をしなければならない

[ 2019-03-03 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-12 ]

あらすじを読んだ時点では認知バイアスに関する本に思えていたが、実際にはそれだけに留まらず、客観的なデータが簡単に収集できる時代、また様々な事実が数年単位で「時代遅れ」に成り得る時代においての知識アップデートが必要であることを説く本でもあった。本書の重要性は、むしろその点にあるのではないか。世界はいつまでも変わらないわけではない。5年前に知った話は、その時点においてすでに「その5年前」の話であり、今からしてみれば10年前の時代遅れな知識かもしれないわけだ。

[ 2019-03-21 ]

温暖化と絶滅危惧種と子供の数の3問しか分らなかった。猿以下とは!そして気づいたことは、知っていることのみ当たったということ。知らないことはまさしく悪い方に予想していた。目から鱗の気づき本であるだけでなく、生き方人格にも関わる素晴らしい本だ。

[ 2019-09-02 ]

思い込みではなく、事実に基づく判断が必要。当たり前のことですが、常に意識してないと難しいことです。
非常に良い気付きを教えてくれた本でした。

[ 2019-05-30 ]

190530*読了
自分が豊かな国に生まれていると思うあまり、世界の国々の現状を全く理解していなかったと実感。
今でも最貧国で生きる人がいることは事実で、そのことに対しては今後も向き合っていかねばならないけれど、思っているほど世界は悪くないし、良くなっているということも知っていなければならない。思い込みで判断しない、焦らない、間違ったパターンに当てはめない、など、世界の見方だけではなく、日々の生活での判断においても気をつけるべき10の本能が分かりやすく書かれていました。
著者のハンスさんはこの本の完成を待たずして亡くなってしまったけれど、ハンスさんの想いは全世界に広がり、多くの人に受け止められ、少しずつでも人々の世界に対する見方は変わっていくんだろうなと思います。彼の偉大な仕事に心からの尊敬を。

[ 2019-02-25 ]

確かに、昔に頭に入ってきた世界の情報が、今も大方そのまんまになっていたかも。知識のアップデートを。世界は常に変化している。
もはや、10個の本能・思い込みがなんだったかあやふやだが笑、出来るだけ、事実に基づいて世界を見れるようにしていきたい。
世界は良くなっている、徐々に平和になっている、ということに気づけ、救われた気分に。未来に希望がもてた。(というのも何かの本能にはまってる?)
あと、自分自身も批判的に見るてのも意識しよう。

[ 2019-02-11 ]

20190210読了。

人の物事の捉え方にバイアスがあり、事実を歪んで認識していることについて語った本。
世界のリーダー層ですらも世界の状況について正しく理解していない。ファクトをベースに語ろうという話。

現実的にはファクトをベースにとらえるのはとても時間がかかるし、メディアやSNSなどで抽象化、選択された情報をもって判断することが多い。また時間の制約上どうしてもそうなってしまう。

課題感としてはわかったけれども、じゃあどうしていくべきかというと難しい。
今後は情報の透明化が進むとよりデータにアクセスしやすいような世の中になっていったりするんだろうか。。。(今はオープンになっていてもアクセスする手間すら惜しんでいる)

[ 2019-03-12 ]

データから事実を正しく観測して、世界の今をちゃんと知ろうという話。

問題を正しく認識すれば、貧困は無くせるし、人口増加も止められるし、そもそも問題とズレたところに時間を使ってしまっていることにも気づけるのに、世界の多くの人がそれをできずにいる。

言ってしまえば簡単なようで、僕たちは本能的に様々な観念や不安にさらされていて、事実を正しく認識することが難しい。
そのことをよーくわからせてくれる。
情報の氾濫の中で、どんどん世界の形がつかみにくくなっていくような昨今にあって、事実の大切さとその掴み方、誤認を回避するための注意点を教えてくれる、今読むべき本。
つって意識高い系の人達は既にみんな読んでるし、ブームに対するカウンターも当たり始めているので焦りますね。

メディアはその構造として恐ろしげなニュースを多く報道するし、今はそれがあっという間に広まるけれど、
世の中が少しずつ変化していることついては何も報道されない。特に「良くなっている」事実にはニュース性がないために僕らの目に触れることはほとんど無い。
しかし、それは起きている。

僕を含め、おじさんたちがかつて学校で習った物事の多くは古くなっているのに、おじさんたちの知識をアップデートさせる構造が社会にないため、いつまでも古いままである。まして世界のリーダーや、学者たちの頭の中にも古い知識が鎮座して動かないのはなぜか。由々しき事態だ。
と、医者として世界の様々な環境で働いた経験からかなり前に気づいた代表著者(ハンス・ロスリング)が息子夫婦(オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロランド)と3人で書き上げた、データなのになんだか心が豊かになる名著。

決して難しい話ではなく、誰にでも分かるようにごく簡単に書かれているのも、著者の思いが伺える。
特にハンスが35年間打ち明けられなかった致命的失敗の告白パートは胸を打つし、彼がどうしてこの本を含め世界から勘違いをなくすための活動に生涯を捧げたかが分かる。

・貧しい妊婦の命を救うのにまず一番に必要なのは、看護師の訓練ではなく、地元の病院への交通手段を整備することだ。
・誰かを責めることに気持ちが向くと、学びが止まる。
・学校で学ぶことは、学校を出て10年か20年もすれば時代遅れになってしまう。だから、大人の知識をアップデートする方法も見つけなければならない。

などなど。金言も多くあるので読んでいて楽しい。

もちろん、だからといって鵜呑みにするものでもない。
この本の趣旨を理解していれば推して知るべしだけど。
東日本大震災周りの、被爆死亡者はいないのに1,600人が慣れない避難生活で亡くなった。という話とか。
※ 2018年に作業員1人の被爆による死亡が認定されている

ともあれ先入観なく事実を把握しようと思えたなら、この本を読んだ価値があるというものです。

もし真偽が気になるなら訳者の上杉周作さんの補足記事が素晴らしいのでご一読あれ。
ほぼ論破されます。
https://jp.chibicode.com/factfulness-notes/

[ 2019-07-20 ]

さらっと読める、読みやすい。
あんまり中身が詰まった本ではないと思う。
本当に重要なことはそんなに多くは無かった。
でも世の中知らないうちにどんどん変わっていくんだな、っていうことに気づけて良かった。

[ 2019-02-14 ]

<目次>
イントロダクション
第1章分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネスを実践しよう
おわりに

2019.02.11 本屋さんで目次を確認。
2019.02.14 本書で批判している思い込み10か条について、そういう思い込みをしている人はよく見かけるし、時に「それはあなたの思い込みでは?」と指摘することもあるが、私自身はほとんどこうした思い込みに陥っていない。たぶんそれは、多様な読書のおかげで、この社会は、世界は、それほど単純ではないと理解しているから。ゆえに読む必要はないと判断。きっと誰かが読書会で紹介してくれるでしょう。

[ 2019-07-15 ]

いかに、自分の頭が固まっているか、世の中の認識がずれているか…。間違ったイメージというのは、なかなか変えられないような仕組みになっている、ということを自覚できれば、明るい未来への正しい方向付けができるというものでしょう。

確かに、この数十年で世界は大きく変わり、全体的にはよくなっていることがたくさんあるのですね。

いつだって、いずれ、人類が滅びると思いたがってる人がたくさんいると思いますが、そこでかなりの思考停止状態ですね。

やっぱり、その時代の世界的ベストセラーというのは、読んでみるモノだと思いました。

[ 2019-04-06 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-02-23 ]

1年間で世界で0歳児が400万人亡くなった。
ひどい、悲しい、何とかしなければ、WHOは何やってるんだ、日本も何かしなければ。。

でも実際は毎年着実にその人数は減っていってる。
目の前の数字だけじゃなく全体見て判断しないと駄目よという話。

[ 2019-01-31 ]

頭でっかちの壁とも言える内容。物事をマクロに見ているつもりが、いかにバイアスに支配されているかを自覚させられる。社会、政治、未来etc...を語る前に、まず読むべし。

あとがきを読んだところ、本書が完成する前に著者は亡くなられていて、息子夫婦が受け継いで世に出せたというエピソードに奮えました。素晴らしき書を届けてくれたこと、厚く感謝申し上げます。

[ 2019-08-01 ]

世界は良い方向に向かっている。

知識はアップデートしないといかん!
古いままの情報を信じ込んでいないか?
情報は、公平で新しい事実に基づいているか?

5つのリスク
感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、極度の貧困

自分も古い情報をだいぶ信じ込んでいたんだなーと思った。
頭のいい人とか影響力の強い人が読んだほうが、この本の価値を正しく(効果的に)享受して活かせる気がした。

[ 2019-04-21 ]

反対に見える2つのことが両立するということを、忘れがちだと気付かされた。冒頭で紹介されるクイズに、ほぼ正解できなかったのは、あちら側の世界に対する無関心で顕れであることは、否定しがたい。

[ 2019-05-11 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-10-02 ]

公衆衛生の本ですが、事実を間違えることなく見るために人が陥りやすい本能について説明されています。
この本を読んだ後にDaiGoさんの本をもう一度読み直すと、心理学でも類似する点が多くありました。
この本を読む前と読んだあとでは明らかに世界の見方が変わります。私はそうでした。そして、あとがきは必読です。

[ 2019-06-09 ]

世界の事実に関する13問の三択クイズ、そのうち12個までもの平均正解率がチンパンジーに負けてしまうのはなぜなのか?
ある種の問いに対する作為に基づく回答が、無作為に回答した三択の正解率33%を大きく下回ってしまう理由を著者は10の本能に基づく思い込みの結果だと指摘する。
分断本能、ネガティブ本能、直線本能、恐怖本能、過大視本能、パターン化本能、宿命本能、単純化本能、犯人探し本能、焦り本能。
そして本能的な思い込みのミスに陥らないためのファクトフルネスに基づく対処方法を示す。
世界は徐々に良くなり、生活や健康レベルも向上していくといった状況認識はビジネスチャンスがどこにあるのかを捉えるうえでも有用なものと感じる。
自分自身もレベル4の高所得で安全な社会の常識や価値観(思い込み)で世界を見ていることに気づかされる。そうした判断で問題のない場面も多いのだとは思うが、ときに自分や周囲の常識、政府の説明やマスコミ報道にもファクトフルネスな態度で事実を確かめてみる余裕を持ちたいと思った。
チンパンジーの正解率=33%自体は、事実の統計データに基づくものではなく、チンパンジーの回答=無作為という思い込みだろう。
19-67

[ 2019-02-21 ]

世界を正しく見るために。
理系の実験系出身なので、ありのままを見ているつもりでしたが、自分の中の思い込みに気付かされます。
この本では、本能による10の思い込みを分かりやすく解説してくれています。
メディアに惑わされずに、しっかりと現実を見ることを教えてくれる本。

[ 2019-05-18 ]

おもに世界の公衆衛生学の領域を紹介しながら、数字を正しく知ること、数字との付き合いかたを知ること、を説いている。
統計数字を取り扱うときの人間の傾向を、10の傾向として章立てで紹介している。

分断本能
ネガティヴ本能
直線本能
恐怖本能
過大視本能
パターン化本能
宿命本能
単純化本能
犯人探し本能
焦り本能

[ 2019-10-27 ]

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著作者:ハンス・ロスリング オーラ
賢い人ほど世界についてとんでもない勘違いをしている。
本書では世界の基本的な事実にまつわる13門のクイズを紹介している。例えばこんな質問
質問1世界の1歳児で何らかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる。
A20%
B50%
C80%
答えは本書にあります。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

[ 2019-02-20 ]

見事に4問/13問のサル未満な結果。普段の知識が悲観的すぎると自覚するも、もう少し自分の感覚に素直に行動してもいいのかな?と、読んで思った。刮目に値するね、確かに。

[ 2019-05-13 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-04-06 ]

まんまとターゲットになる、なんとなく情報を理解して把握してるつもりの人になっていたので勉強になった。
世の中の情報発信や整理の変化につながることに期待