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作品レビュー

[ 2019-04-13 ]

週刊朝日に連載されたものが16年を経ていきなり文庫化されました。
冒頭に「諸般の事情と関係者の圧力で、これまで単行本化ができなかった」と書かれていて、すわ現実の事件ベースかと思いきや、次のページに「という嘘を一度ついてみたかった」とあり、じゃあなんで16年寝かされていたの?とツッコみたくなります。

リストラ部屋に追いやられた主人公達が社内の不正を摘発して・・・・というお話。「ニワトリは一度だけ飛べる」というタイトルでメールを送ってくる謎の人物が『オズの魔法使い』になぞらえて色々な指示や情報を提供してくれます。そのせいかどこかファンタジー染みていて社内抗争物としてはどこか甘く、この領域だけなら池井戸さんの方に軍配が上がりそうです。もっとも「家族の作家」と呼ばれる重松さん、登場人物の鬱屈やその家族の話の領域になると精彩を取り戻すのですが。

元々、多作な割に品質を落とさない作家さんですが、これが連載された2002-2003は『流星ワゴン』や『疾走』など11作品が出版されています。こうした良作に挟まれて、やや凡庸な出来なので出版が遅れたのかな。16年も寝てたせいで、どこか古びた感じもします。それでも読ませるし面白く、一気読みでした。

[ 2019-04-15 ]

会社、組織、上司に同僚、部下もいるかも。誰かの思惑で変わる立場を諦めるか利用するか捨てるか。
自分を無くしたくはないよね。どう動いても真ん中に置いておくのはささやかでも自分でありたい

[ 2019-05-09 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-05 ]

左遷部署に追いやられた3人が企業の闇や不正に立ち向かっていく話。オズの魔法使いになぞらえながら話が進むこともあり、ファンタジー要素多い。企業モノを期待して読むといまいちに感じると思うが、家族との絆を感じる物語としてはよい。平成半ばの作品のため、今の働き方改革が叫ばれる昨今では時代錯誤を感じる部分もあるが、働き方が見直され始めた時期の作品として読むと、またおもしろい。

[ 2019-03-28 ]

左遷部署「イノベーション・ルーム」に送られた裕介とまわりの人々とのお話。
会社というところは、自分で自分のスキルをどう評価するか、に加えて、他人が自分のスキルをどう評価するか、という側面がある。私も会社員人生が長いので、いろいろと身につまされながら読んだ。

[ 2019-04-29 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-05-01 ]

3.8
上層部の政争絡みで、まさに辞表を書かせる為の部署、通称イノ部屋に配属された祐介・羽村・中川の三人は、感情を逆なでするかの様な態度の上司・江崎の元で日毎にストレスを溜め込んで行く。
そんな折、祐介の元に「ニワトリは一度だけ飛べる」という得体の知れないメールが届く。
やがて、その内容は祐介達の境遇を「オズの魔法使い」の登場キャラになぞらえた予言めいたものになって行く。

組織の論理によって踏みにじられる正義。
弱きもの達が闘うには・・

◯酒井祐介・・三杉産業の元営業部係長だが、移動の内示を蹴りイノ部屋送りに。「勇気のないライオンさん」。
◯酒井麻美・・祐介の妻。両親の介護で疲弊。二人の男の子の母。
◯江崎三郎・・イノ部屋・別名ガス室と呼ばれるイノベーションルーム室長。仕事のトロい定年間近の男、鎌田本部長の手先と思われていたが・・
◯羽村史夫・・同社の商品開発部元部次長。祐介の同期社員の出世頭。経営陣の内紛で失脚、イノ部屋へ。無神経な体育会系。
「脳みそのないカカシ」。
◯中川・・大阪支社から志願してイノ部屋へ。
重篤な心臓病の娘を持つ。
「志願」の意味とは・・
「ブリキの木こり」。
◯江崎洋子・・鎌田本部長の秘書。実は江崎の娘。
◯鎌田統括本部長・・就任後半年で、管理職だけで八人もの辞職者を出した男。

[ 2019-04-10 ]

リストラ予備軍の集められる「イノベーションルーム」
そんなところに行かされて、ずっと会社にいる自信は正直有りません。多分すぐ辞めちゃうんだろうと思いますが、10年前ならまだ融通も利きましたが、大事なものが増えすぎてしまった今、そんなことも言っていられません。ローンや老後のことなど考えると・・・。
そんな中から始まる内部告発ドラマという帯ですが、その部分ってそんなに重要ではない要素かなと思いました。きっとこの当時内部告発が結構あったんでしょう。
どこかの財界人なのか誰なのか、この本に圧力を掛けて10年以上本にならなかったようですが、どこが問題になったのかさっぱりわかりません。割合普通の本ですけどね???

[ 2019-04-10 ]

最初の方の状況の重さから、相当気持ちのいい結末が欲しくなるところだけど、そんな期待は重松さんの本に求めるのは、お門違いでした。
でもだからといって、何か考えさせるものご残ったかというと、そこもビミョウ。

[ 2019-05-14 ]

異動で自分の希望と全然違う部署に行くことになってしまったらとか、単身赴任 or 家族で引越し とか、、、仕事にまつわる色々なことで考えさせられる部分はあったものの、イマイチ物語の中にしっかり入り込めないなぁと思えるところもあり。。期待し過ぎたかな

[ 2019-05-02 ]

気軽に読める。後半の展開は盛り上がったもののもう少し内容濃くてもよかった。ニワトリメールが来るのと事件が起きる順番が逆だよね。

[ 2019-04-15 ]

オズの魔法使いの登場人物に重ねた和せられたリストラ候補の3人の社員が、いつしか会社の不祥事に立ち向かっていく。

働くということの意味は3人のひとが居たら3通りの意味がある。仕事そのものを人生と捉えたり、生きるための手段と考えるひともいるかもしれない。会社の名前でやってきたひとは、ひとりになって、自分の力を知ることになる。でも、そんな自分を受け入れられるか、そうでないかでそのひとの実力が問われる気がします。

臆病なライオンでも、いつまでも逃げ切ってはいられない。虎穴に入れば、意外な結果が帰ってくるかもしれない。

[ 2019-03-25 ]

会社の中での生き方。
社会的な改ざん事件や、オズの魔法使いなどを題材に、重松氏らしい作品。
自分に勇気を持たなければ解決できない。

[ 2019-04-20 ]

人間はだれだって
生まれたばかりの頃は
ものすごく大きな勇気を
もっている。
信じなきゃ始まらない。

[ 2019-05-06 ]

初出 2002〜03年「週刊朝日」

雪印乳業の牛肉偽装事件(かな?)と内部告発をモデルにしていて、支障があって単行本化ができず、16年たってやっと文庫化された?

突然、リストラのための仕事のない部署に左遷された酒井祐介は、同じく異動になった同期の出世頭の羽村が会社に対して反乱を起こそうとしているので、彼を辞めさせるよう、首切りを主導する営業本部長から協力を求められる。

祐介は、かつて助けてもらったという匿名の人物からメールをもらい、「臆病なライオン」と呼ばれ、「脳みそのないかかし」である羽村や、病気の娘のために希望して大阪支社からきた「心のないブリキのきこり」の中川と拠力し、、ニワトリが一生に一度飛ぶように、この困難を乗り切るよう励まされる。そう、懐かしい『オズの魔法使い』のドロシーの同行者たちだ。

ところが、中川が、会社がやっていた不正な食品添加物の使用を、彼の単独犯行だとする代わりに、娘の治療費を乗せた退職金を受け取る密約があったが、中川がマスコミに告発したことで、大混乱になる。そこで、ドロシー役とオズの魔法使いが現れ、悪い魔法使いである会社とゲリラ戦で戦うことになる。

中川の屈折した思いが痛々しい。
元左翼活動家のオズが語るベトナム独立戦争の指導者の言葉が大時代的で、作者がカモフラージュに使おうとしたことが分かる。

[ 2019-05-02 ]

[このレビューにはネタバレが含まれます]

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[ 2019-03-29 ]

転勤を断った腹いせにリストラ部屋に送り込まれたうだつのあがらない39歳の主人公が、仕事と家庭に向き合おうともがく話。親近感がありすぎてつらい。オズの魔法使いが度々に引用されていて、読んでみたくなった。

[ 2019-05-08 ]

本の帯にあった、”働くとは、人生とは。”を真に考えさせられる本。

組織で働く以上、自身の家庭環境や意志に反した動きをしないといけないと生き残りが難しいという現状がよく描写されている。そこからの反骨運動をオズの魔法使いを例えに使いながら描写されていたのだが、肝心のオズの話を覚えていなかったため、あまり内容が入ってこなかった。


[ 2019-03-12 ]

内容(「BOOK」データベースより)
左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井裕介のもとに「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届くようになる。送り主は酒井らを『オズの魔法使い』の登場人物になぞらえて、何かメッセージを伝えようとしているようなのだが…。

[ 2019-03-17 ]

2019.03.17 #011

とにかく面白い!
さすが重松作品としか言いようがない。

そしてニワトリは飛べるのだ!

[ 2019-05-12 ]

全体的にはムリヤリ感が否めない設定で、ちょっと感情移入できませんでした。
「人間には、みんな事情がある。理屈で言う正義や道徳というのは、背負うものがなにもない、まっさらな赤ちゃんしか、ほんとうは通用しないものなのかもしれません。」
という、部分が印象に残りました。