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東京、はじまる

(62)
価格:1,636(税抜)

作品レビュー

[ 2020-02-17 ]

【この国の首都の顔を決めた、一人の建築家】江戸から東京へ。急速に近代化する街の形を決定づけた建築家・辰野金吾。今日につながる景色を創った男の野心と葛藤を描き出す。

[ 2020-04-23 ]

実在の人物、建築家辰野金吾の生涯。
江戸を東京に変えるという意気込みで、日本人設計の建物を建てる事に拘り、日本銀行、東京駅などを建築する。
生涯自分の信念を貫き、多くの実績を残すが、煉瓦がコンクリートに変わる時代に虚しさも感じる。
明治の味わいある建物の数々を堪能した。

[ 2020-05-06 ]

日本銀行、東京駅をデザインした辰野金吾ってどんな人だったのかしらんと思い、手に取った。明治期のエネルギーあふれる世界、山田風太郎の小説ばりに出てくる著名人、あー面白かった!結末は奇しくも2020年の世界状況が重なることもあり、自粛中にもってこいですぜ。

[ 2020-06-06 ]

日本銀行や東京駅、心を動かされる建築物はこのような人によってつくられたというのが分かり、面白かった。
志を持ち、熱く、信念を持ってことを成し遂げた辰野金吾の生涯が、形を残している。
またゆっくりとその建物をながめてみたいと思う。

[ 2020-03-27 ]

テレビ番組「王様のブランチ」でも紹介された門井慶喜さんの新作。門井さんの過去作「家康、江戸を建てる」では江戸を創った徳川家康を描いた作品だったが、今作は、江戸時代から明治時代に切り替わるタイミングで、江戸を壊して東京へと「既存の都市を別の都市へと作り替える」物語となっている。日本銀行・東京駅・国会議事堂の建設を設計した主人公・辰野金吾視点で物語は進む。東京という都市作りだけではなく、金吾とその周りの家族・師匠・弟子・ライバル間の邂逅・離反・和合といった複雑な人間模様も楽しめる作品となっている。

[ 2020-06-14 ]

不思議な文体。コロナで人のつながり断たれる今、東京を人が集まれば知恵が集まると人間の整理箪笥にしようと奔走した明治の建築家の伝記。何ともタイムリー。最後はスペイン風邪で大往生。

[ 2020-03-01 ]

あの東京駅を手掛けた日本近代建築の祖にして風雲児、辰野金吾の生涯を描いた作品。あぁ、これはドラマになっても面白いんだろうなぁというイメージを持ちながら読んでいた。求む、ドラマ化!

[ 2020-05-21 ]

建築家・辰野金吾の生涯を彼が手掛けた東京駅と日本銀行本店を中心に描かれています。
名前しか存じ上げなかったのですが、読んでみると想像したよりも我が強いといいましょうか、熱心すぎる性格に驚きました。
歴史小説ということで、最初はなかなか言葉や文章が固く難しく、苦戦してしまいました。が、段々と慣れていき、辰野氏の信念を貫く姿、建築物が完成されるまでの度重なる困難、恩師や友人の存在などを知ることができました。
現在でも周りの建物・風景と比較すると異彩を放っているので、当時にしてみたら、それ以上だったと思います。
東京駅を見るのは、何回かありますが、この本を読んで、改めて見ようかなと思いました。

最後は、ウィルスとの戦いということで、この時世と相まって、考えさせられる部分もありました。

[ 2020-07-02 ]

江戸から明治なのに政治家に比べあまり知られてなかった辰野金吾ですが、日本近代建築の父と言われ、人間的で魅力的な人物です。田中角栄みたい。
東京駅や日本銀行を設計した辰野金吾の生き方に
明治人としての辰野の気概を感じました。近代日本、特に東京の風景を形作っていった人々の物語を興味深く読了しました。伊藤博文や高橋是清も出てきます。是非お読みください。おすすめです。

[ 2020-07-02 ]

『家康、江戸を建てる』で、江戸の誕生を描いた門井慶喜が、今度は近代都市、東京の誕生を描く。
東京駅の生みの親、辰野金吾の目線で東京の誕生を見る。
少し、展開が早すぎたような気もする。
上下巻くらいの長丁場で読みたかった。
今まで読んだことがない題材だったので、その部分が少し残念。

[ 2020-04-05 ]

時まさに文明開花の明治。
工部大学校・造家学科を首席で卒業し欧州留学から戻った金吾は、完成間近の鹿鳴館の足場から恩師・コンドルと共に東京の街を見下ろし、その浪費ともいうべき空間利用の効率の悪さに怒りを覚え「人が集まる東京を作る」という自分の建築家としての責務を深く心に刻む。

帰国後の所属先・工部省の廃省により民間へと下り日本初の個人の建築事務所を起こした金吾は、日銀の本店建設を巡り、総理大臣・伊藤博文、長州出身の参議院議官・山尾庸三らに友人・片山東熊の伝で直談判し、相手を扱き下ろすという裏切りとも言えるやり方でほぼ受注の決まっていた恩師・コンドルの手からその事業を毟り取るのに成功する。
そして高橋是清らの助力もあり苦労の末なんとか完成させ、その評価により思惑通り日本の建築家の第一人者となる。

数年後、コンドルと共に丸の内のオフィス街建設に携わる曾禰達蔵の計らいで人生最大の建築、中央停車場(東京駅)建設を手掛ける事になるが、その様式から工法・材料に至るまで、迷いと懐疑の中完成させるが、この仕事によって金吾は「鉄筋コンクリートによる高層化」という世界の建築の趨勢に背を向け、腹心の部下を失い、自らの老いを目の当たりにするのだった。

ありし日の鹿鳴館での決意をほぼ実現したにもかかわらず、まるで敗者のような感慨に陥った金吾は、かつて自分が裏切ったコンドルに己が一生の意義を問う。

そして人生最後の大仕事、国会議事堂建設をほぼ手中に納めた春に・・・



あの遠い日、
自らが怒りすら覚えた非効率、様式美、芸術性。
今、まさにその怒りを向けられている自分。
クリエイターという人種の性が哀しい…


◯辰野金吾・・唐津藩下級武士の家に生まれる。
日本初の海外留学生。
日本初の大学教授。
日本初の民間事務所開設者。
スペイン風邪がきっかけで命を落とす。

◯曾禰達蔵・・唐津藩の祐筆で江戸留守居役の子に生まれ、藩の主筋・小笠原長行の小姓を務めるが幕府崩壊と共に生きがいを失い、活路を求めて訪ねた耐恒寮で金吾等と出会う。
工部大学校の首席、欧州留学、教授の座、東京駅舎をはじめとする数々の仕事等、人生の節目に於いて常に金吾に譲って来たが、常に紳士的で人格の完璧を明示。金吾の生涯の心頼み。

◯ジョサイア・コンドル・・工部大学校・造家学科で金吾等を指導、金吾を首席にし留学の道筋をつけてくれた大恩人。しかし、ほぼ決定していた日銀の設計を巡り、金吾の強引な直談判によって横取りされる。作品に鹿鳴館等。

◯東太郎(高橋是清)・・幕府御用絵師の妾腹。頭脳明晰だが酒・博打で身を持ち崩したり、アメリカ留学するも奴隷に売られたり波乱万丈の後、唐津の英学校・耐恒寮の教師となり金吾等を指導。後に、ペルーでの銀山サギで無一文になるが金吾の日銀本店建築の際、事務方として助力、最後は大蔵大臣にまで上り詰める。

◯片山東熊・・長州奇兵隊の一員で会津攻めに加わった後に工部大学校で金吾等と出会う。
作品に東宮御所。

[ 2020-04-02 ]

江戸から明治 東京へ。その時代の変化に翻弄されながら
確実に 日本の建築家の第1人者になっていく 辰野金吾の物語。
高橋是清から、英語を学び、上の身分にある曽禰達蔵と一緒に、
東京に出て、ジョサイアコンドルから、学ぶ。
当初は、曽禰達蔵が勉強ができたが、努力して主席となりロンドンに行く。
ロンドンで、コンドルの師匠、ウィリアム・バージェスから学ぶ。
ロンドンから帰って、コンドルの鹿鳴館を見ながら、
次の日本を日本人の手で作ることを決意する。
その時は、東京を人間の整理ダンスとするという効率性を考えていた。
日本銀行のコンペに、辰野金吾は名乗りをあげ、そして
伊藤博文に直談判して、日本銀行本館の設計建築を勝ち取る。
その際には、恩師である コンドルの鹿鳴館を徹底して批判する。
イギリスの様式ではなく、ドイツのバロック様式が必要だという。
「均整美よりも躍動美」「静的より劇的」「自然よりも超自然」「古典ではなく新興的」なバロックが必要だと強調する。
ふーむ。かなり強引な男ではある。金吾自身はドイツ滞在の経験がないのだ。
日銀を作り始めるが、棟梁たちのいざこざが耐えない。
その事務屋として、高橋是清が加わり、見事 落成式までこぎつける。
そのことで、多くの自信を得て、また、仕事も舞い込むようになる。
三菱の岩崎弥太郎に売り渡された丸の内の開発で、
コンドル、曽禰達蔵は、三菱1号館などから、作り始めるが、
東京駅の設計を、辰野金吾に依頼する。
そのことが、いつまでも気がかりだった。
長方形の大きな駅で、レンガで全部作るという作り方。
あくまでも、イギリスのクイーンアン様式で、作ることにこだわる。
「建築とはすなわち美術でなければならぬ。」
完成した時に、コンドルに謝るのだった。
なぜか、大きな野心を持っていても、小心な男だった。
また、コミュニケーションが意外と苦手なのかもしれない。
金吾の西洋建築の古典主義 様式主義 いわゆる辰野様式の確立の歴史。
ふーむ。辰野金吾の世渡りについては、わかったが、
建築の様式に対して、どういう思いがあったのかという
具体的な建築デザイン設計技術に関しては、
あまり触れられないのは、残念であった。

[ 2020-05-19 ]

敬遠していた歴史小説。読みや用語に多少苦戦したところはあったものの、スラスラ読み進める事ができました。後世に残っている建築物にまつわるエピソードや辰野金吾に関わる人物たちがたいへん興味深く、いろいろと調べたくなりました。ただ、テレビでの紹介され方では「さまざまな困難の中で成功を収めた物語」だと思っていたのですが、読んでみるとそんな印象はありませんでした。

[ 2020-03-20 ]

日銀本店や東京駅をたてた辰野金吾の物語。江戸から東京に生まれ変わらせる。街づくりにかけた辰野。建築道をまっすぐ突き進む。高橋是清とのかかわりは面白い。伊藤博文も登場する。家康、江戸を建てるや、ヴォーリズを描いた屋根をかける人にも通ずる。

[ 2020-06-13 ]

辰野金吾のなり振り構わぬ我が道まっしぐらの物語.建築業界に残した様々な物,特に東京駅舎などはすぐに思い浮かぶが,それ以上に学会を作ったり人を育てたりとても面白い一生だった.長い友情で結ばれたライバルとも言える曾禰達蔵の生き方人格に心惹かれ,建築の師であったコンドルの懐の深さにも感動した.それだけの人々を惹きつける魅力オーラが金吾にもあったということだろう.そしてこういう男たちが明治を駆け抜けて東京,日本を造ったのだとしみじみ感じて本を閉じた.最後に金吾の人生に関わりのあった高橋是清が魅力的で,この人の波乱万丈の物語を門井氏の文章で読んでみたいと思った.

[ 2020-03-05 ]

辰野金吾。
と聞いたら、唐津の人間は読まずにはいられないでしょう。
なんかイメージと違ったなぁ。もっと穏やかな人かと思ってた。
でもすごく面白かった。一気に読みました。

作者さん、もしや佐賀人…!?とか思ったんですが、群馬の方でした。ありがとう。こんな素敵な作品を書いてくれて。これで辰野金吾の知名度ももう少しあがるかなぁ。

[ 2020-06-16 ]

東京駅が大規模改修を終える今、面白かったねぇ~日本銀行・東京駅を設計して建てた辰野金吾は、佐賀の下級武士出身で、英語学校の教師としてやってきた東太郎が東京に帰るのを追って、東京に出て、工学校の一期生となり、同郷の曾禰を差し置いてイギリスに留学し、帰朝して師のコンドルから、日本銀行の建築仕事を奪い、曾禰の紹介で中央停車場の仕事を得た。国会議事堂の仕事に掛かりつつ、スペイン風邪で死去する~久し振りのフィクションで丸一日で読めました。やっぱ、フィクションは盛り上がってイイ。スペイン風邪はアメリカが初源地だったんだね、へえぇ